JPH05214863A - 自動車のドアのロック装置 - Google Patents

自動車のドアのロック装置

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JPH05214863A
JPH05214863A JP25631292A JP25631292A JPH05214863A JP H05214863 A JPH05214863 A JP H05214863A JP 25631292 A JP25631292 A JP 25631292A JP 25631292 A JP25631292 A JP 25631292A JP H05214863 A JPH05214863 A JP H05214863A
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JP
Japan
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lock
door
motor
locking device
control
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Application number
JP25631292A
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English (en)
Inventor
Eckhard Ursel
ウアゼル エックハルト
Uwe Schaper
シャーパー ウヴェ
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/02Power-actuated vehicle locks characterised by the type of actuators used
    • E05B81/04Electrical
    • E05B81/06Electrical using rotary motors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B77/22Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle
    • E05B77/24Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle preventing use of an inner door handle, sill button, lock knob or the like
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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のドアのロック装置を改良して、構造
が簡単で、正常運転でも非常運転でも必要な開放及び閉
鎖機能が達成されるようにすること。 【構成】 自動車のセントラル錠止装置はすべて正常運
転においても個々のコンポーネントが故障した場合にも
開放及び閉鎖する機能を有する。この装置を備えた自動
車は場合によってはドア錠モータ(60)が機能しない
場合にも開放されかつ錠止できる。外部ドアグリップと
内部ドアグリップは選択的に個々に又は一緒にロックす
ることができる。このためにはモータで駆動された制御
部材(44)が平行に並べて配置された2つの制御円板
(47,48)を有し、2つのロック解除レバー(2
7,28)と協働するようになっている。制御部材はド
ア(11)を開けるために純機械的にドア錠閂部材(5
3)を鍵(54)で離反旋回させることで解放される。
この錠装置は構造が簡単で、負荷なしで働く錠モータ
(60)を用いることができるという利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、独立した請求項の上位
概念部に記載したロック装置に関する。
【0002】
【従来技術】DE3150620A1によれば自動車の
ドアのための、電動モータで駆動されるドア錠であっ
て、回転掛け金がクランク機構とトグルレバー装置とに
より閉鎖位置にもたらされる形式のものが公知である。
このような形式で錠止可能なドアはモータ駆動なしでは
自動車内部からももはや開けることができない。さらに
公知の構造では限られた数の機能のために比較的に多く
の単個構成部材が必要である。
【0003】
【発明の課題】本発明の課題は個々のドア錠の構造形式
を簡単にし、それにも拘らず正常運転と非常運転とにお
いて必要な開放及び閉鎖機能が満たされるようにするこ
とである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明によれば前記課題は、独
立した各請求項の特徴部分に記載した構成により解決さ
れた。ロック装置は自動車が電気的なコンポーネントが
故障した場合にも、セントラル錠止を断念することな
く、機械的な形式で開放しかつ錠止できるように構成さ
れている。ロック装置をコンパクトに構成するためには
各ドア錠に配属されたモータがきわめて小さく構成され
ることも関係する。何故ならばモータはきわめて小さな
力しか生ぜしめる必要がないからである。
【0005】請求項1の構成は錠が容易に任意の形式で
内側又は外側からだけ開けるか又は内側からも外側から
も開けられないか又は内側及び外側から開けるかするこ
とを可能にする。これによって簡単な形式でロック解
除、セントラル錠止、盗難防止及び幼児保護等の目的に
合った運転位置が達成される。最初の独立した請求項に
付随する請求項には、当該ロック装置の有利な実施例と
改良が記載してある。特に有利であるのは対を成してロ
ックする制御セグメントとロックしない制御セグメント
とを有する、互いに無関係に旋回可能な両方の制御部材
が配属されたロック解除部材である。
【0006】さらに特に有利であるのは第2の独立した
請求項である。この場合には制御部材は他のレバーを作
動することなしにモータにより負荷なしでしか回動させ
られない、単に信号発生器として構成されている。この
制御部材には公知技術の場合のように克服されなければ
ならないばね力も作用していない。制御部材はどの運転
位置においても純然たる信号機能を除いて負荷なしであ
るので、すでにきわめて弱い、小型に構成できるモータ
で十分である。有利にはモータは短絡しないように構成
され、ドアを目的なしに作動した場合に障害が発生しな
いようになっている。モータは有利には制御部材も支承
されている旋回フレームに固定されている。制御部材の
位置を検出する装置、例えばホールセンサによって、制
御エレクトロニクスにより制御部材のそのつどの位置を
検出しかつモータが所望の制御位置へもたらすことがで
きる。
【0007】第3の独立した請求項による構成は、前述
の利点の他に、自動車のドアの少なくとも1つが、電流
が完全に欠落した場合、ドア錠モータが故障した場合又
は電子的な制御装置が働かなくなった場合に、鍵で開け
られるという利点を有している。これは有利な形式で制
御部材を作動することなく、制御部材を保持する旋回ア
ームが離反旋回可能であり、その結果としてロック解除
レバーが抵抗なしに移動可能であることで達成される。
【0008】さらに有利であることは、有利にはかくし
て配置したレバー又は引張りボタンでマニアル操作可能
な非常錠閂部材をすべてのドアに取付けることである。
この非常錠閂部材により外部ドアグリップはモータ作動
とは無関係にロックできるので、自動車は電流又はモー
タが欠落した場合にも随時錠止可能である。これはセン
トラル錠止装置のない自動車におけるドアの、従来の機
械的なロック装置においては利用者によって通常行なわ
れることである。非常錠閂部材は鍵なしでは自動車内部
からだけ錠止解除することができる。これは内部ドアグ
リップを引張るか又はかくされて配置されたレバー又は
引張りボタンで行なわれる。別の顕著な利点は外部から
接近可能な錠シリンダで機械的に作動可能なドア錠閂部
材が制御部材を解放する場合に同時に非常錠閂部材をも
ロック解除することである。
【0009】
【実施例】本発明のロック装置には自動車のあらゆるド
アに配属されたドア錠10が所属している。これらのド
ア錠10の内、有利には一部だけしか示されていないフ
ロントドア11における錠は外部から操作できる錠シリ
ンダ12を備えている。その他、トランク蓋及びタンク
カバーも相応の錠を備えていることができる。
【0010】各個々のドア錠10は保持板14を有し、
該保持板14には錠に属する他の部分が配置されてい
る。保持板14は有利には側方で折り曲げられており、
図示されていない蓋で閉鎖されている。各ドア錠には車
体に固定されたドアビームに配置された錠ピン16が属
しており、該錠ピン16はドア11を閉鎖するときに保
持板14のスリット状の切欠き17に導入可能である。
切欠き17の端部にはゴムクッション18が配置され、
該ゴムクッション18には錠ピン16と協働するロック
部材が接触する。ロック部材はフォーク状の、軸19を
中心として回転可能な回転掛け金20として構成されて
いる。回転掛け金20の脚部21では軸22を中心とし
て回転可能なロッキング部材23が係止可能である。図
1には公知の第1の閉鎖段階が示され、図6には第2の
閉鎖段階が示されている。これらの閉鎖段階については
例えばDE4015522A1に記載されている。ロッ
キング部材23は戻しばね24により係止位置へ強制さ
れるので錠爪25は各脚部21の背後に係合する。しか
し、ロッキング部材23はドアを閉鎖する場合に脚部2
1が切欠き17から錠爪25を擦過するとただちに後退
する。ロッキング部材23は軸22を中心として錠爪2
5に向き合った側にアーム26を有し、該アーム26は
軸22の方向に折曲げられかつ延長されている。
【0011】同様に軸22を中心として回転可能である
のはほぼ合同に構成された2つのロック解除レバー2
7,28が並べて配置されている。ロック解除レバー2
7,28はそれぞれ付加部29を有し、該付加部29は
アーム26に当接する。ロック解除レバー27もしくは
28は図1に示された静止位置で引張ばね30によりス
トッパ31に当接した状態に保たれる。ロック解除レバ
ー27,28はそれぞれ1つの作動アーム32を有し、
該作動アームの端部には側方に突出する、外部ドアグリ
ップ34に係合するためのピン33が取付けられてい
る。ロック解除レバー28はピン33の代りにアイ35
を有し、該アイ35内に内部ドアグリップ36へのロー
プが引掛けられている(図5をも参照)。ロック解除レ
バー27はピン33の近くに突起37を有し、該突起3
7には非常閂部材38が係合可能である。内側から作動
するためのロック解除レバー27は同じ個所に斜面39
を有している。この斜面39は非常閂部材38と係合可
能ではない。
【0012】ドアを開放するためにはロッキング部材2
3を掛け外すためにそれぞれロック解除レバー27,2
8の少なくとも一方がストッパ31から離れるように変
位させる必要がある。ロック解除レバー27,28の変
位は錠止された運転位置では阻止される。このためには
ロック解除レバー27,28は双方ともほぼその作動ア
ーム23の中央に、ストッパ31から分岐する突起41
を有している。この突起41は旋回フレーム45に回転
可能に保持された制御部材44に向けられている。制御
部材44は互いに平行に配置された2つの制御円板47
と48とから形成されている。制御円板は軸43と固定
的に結合され、複数の制御セグメント、有利には4つの
1/4円状のセグメントを有している。図1にはそれぞれ
2つの中実の制御セグメント49と2つの切欠かれた制
御セグメント50が向き合って配置されている。しかし
ながら制御円板47,48 1個当り4つ以上又は4つ
以下の制御セグメントを構成することもできる。
【0013】図4と図5には制御セグメント限界が数で
示されている。制御円板47は1と2との間で内実であ
り、2と3との間で切欠かれ、3と4との間で再び内実
で、4と1との間で再び切欠かれている。これに対して
図5の制御円板48は制御セグメント3と4との間だけ
で内実で、他の3つのセグメントにおいては切欠かれて
いる。セグメント限界の番号付けは、同じ番号のセグメ
ント限界を有する制御セグメントがロック解除レバーの
突起41に向き合うように選ばれている。この場合、制
御円板47はレバー27に配属され、制御円板48は常
にレバー28に配属されている。
【0014】旋回フレーム45は軸22に回転可能に支
承されており、弱いばね51で上端でストッパ52に対
して保持されている。ばね51は、ばね24のように、
スパイラルばね22として軸22の上に配置されてい
る。さらに旋回フレームはドア錠閂部材53により保持
板14に固定的にかつ回動不能に固定されている。ドア
錠閂部材53は錠シリンダ12と結合されており、しか
もドア錠閂部材53が所定の最少回転角から鍵54と一
緒に回転するようになっている。図2においては実線で
ドア錠閂部材53の通常位置が示されている。この位置
では錠閂部材53は旋回フレーム45に接触する。破線
では非常錠止解除された位置が示されている。この場合
にはドア錠閂部材53は非常閂部材38を越えて達し、
非常閂部材の乗上げ面55に作用する。非常閂部材が図
6に示された位置にあると、非常閂部材38の係止突起
はロック解除レバー27の突起37から外れる。非常閂
部材38は係止突起56の範囲にロッド又はロープを介
して引張りボタン57又はその他の作動部材が配置され
ている。引張りボタン57又はその他の作動部材は自動
車ドア11の内側に有利にはかくされて配置されてお
り、この引張りボタン57又はその他の作動部材で非常
閂38はマニアル操作で両方の位置へもたらされる。
【0015】旋回アーム45には小さな電気的なモータ
60がケーシングで固定されている。モータ60の出力
軸は回転数を下げるために有利にはウォームを備えてい
る。該ウォームは制御部材44に対して同軸的に支承さ
れたウォーム歯車が係合する。いずれにしてもモータ軸
と制御部材44との間には回転接続的な結合が生じる。
適当な個所、有利には旋回フレーム45と制御部材44
との間には制御部材44の位置を識別する装置が配置さ
れている。これは例えばそれぞれ制御セグメント49,
50に配属されたホールセンサ又はマイクロスイッチで
行なうことができる。
【0016】錠シリンダ12には電気的な接点が配置さ
れ、該接点は鍵54をわずかに、例えば20°回しただ
けで作動させられ、図示されていない制御エレクトロニ
クスにパルスを与える。これによって有利には盗難防止
位置が選択又は選択解除される。他の運転位置は有利に
は計器板におけるスイッチを介して選択される。制御エ
レクトロニクスを介して制御部材44はモータ60によ
りそれぞれもっとも短い距離を所望の位置にもたらされ
る。錠シリンダ12における図示されていない接点はド
ア錠閂部材53が機械的に動かされる前に作動させるこ
とができるように配置されている。これはドア錠閂部材
が所定の回転遊び、例えば45°の回転遊びをもって錠
シリンダ12に固定されていることにより行なわれる。
【0017】図4以下には錠10の種々の運転位置が示
されている。図4と図5はロックされていない、既に開
かれた自動車ドアを示している。図4ではロック解除レ
バー27の突起41は制御円板47の切欠かれた制御セ
グメント50の上に位置している。したがって、ロック
解除レバーが外部ドアグリップ34を引張るだけで制御
部材44に向かって動かされる。この場合、付加部29
はロッキング部材23のアーム26を押し、その錠爪2
5は回転掛け金20の脚部21を解放する。図面におい
ては回転掛け金20はドアが開かれている位置ですでに
示されている。
【0018】外部ドアグリップ34の作動とは無関係に
ドアは内部ドアグリップ36を引張ることで開くことが
できる。この内部ドアグリップ36はロック解除レバー
28に作用し、その突起41は切欠かれた制御セグメン
ト50に当接する。ロッキング部材23は前述の同じ形
式でロック解除されるので回転掛け金20は解放され
る。
【0019】図6と図7とにおいては錠10はセンタ錠
止位置で示されている。制御円板47,48はそれぞれ
1と2との間に置かれた制御セグメントでロック解除レ
バー27,28の突起41に向いている。制御円板47
の場合にはこれは内実の制御セグメント49で、ロッキ
ング部材23が回転掛け金20を解放するほど遠くまで
はロック解除レバー27を右へ旋回させないように突起
41に向き合っている。したがってドアは外から開ける
ことはできない。図7からはロック解除レバー28が妨
げられずに制御部材44に向かって動くことができるこ
とが示されている。ドアを内側から開くことは内部ドア
グリップを引張ることで可能である。
【0020】図8と図9には錠10は盗難防止された位
置で示されている。この場合には回転掛け金20は第1
の閉鎖段階にある。この位置では盗難防止は既に有効で
ある。この場合にはそれぞれ3と4との間の制御セグメ
ント49が突起41に向いている。ドアは鍵54なしで
は内外からも開けることができない。
【0021】図10にはドアは盗難防止されているか非
常錠止されて示されている。錠シリンダ12を鍵54で
有利には約90°回転させることでドア錠閂部材53は
上方に旋回させられ、旋回フレーム45はロック解除レ
バー27,28から離れるように変位させられる。図面
においては構成部分の位置は外部ドアグリップ34が矢
印方向に引張られた場合の位置で示されている。
【0022】制御部材44はモータ60によっては回動
させられないので突起41は引続き内実の制御セグメン
ト49に向かっている。しかしながら制御セグメント4
4は旋回アーム45と共に側方に逃げるので、ドアは通
常の如く外部ドアグリップを引張ることで開放できる。
この場合には単に付加的にばね51のわずかな力が克服
されなければならない。
【0023】運転者がモータ60が働かないときに自動
車に閉じこめられることを阻止するためには鍵54はド
ア錠閂部材53を離反旋回させたあとで簡単に戻し回転
できるのではなく、ほぼ90°回動させられた位置での
み引出すことができるようになっている。これによって
ドア錠閂部材53は離反旋回させられた位置に留まり、
旋回アーム45は外部ドアグリップを作動した場合も、
内部ドアグリップを作動した場合でも変位可能に保たれ
る。さもないとドアを内部から開くことは不可能である
筈である。
【0024】これを達成するためには鍵54をほぼ 1/4
回動させたあとで図面に示されていない弾性的な係止部
材が錠シリンダ12内に係止させられる。該係止部材は
引続く回動及び戻し回動を阻止する。しかしながらこの
係止部材は意図的な操作、例えば錠シリンダに取付けら
れたピンを作動するか又はかくされて又は引込められて
配置したレリーズ部材を鍵54の端部で押込むことで再
び錠シリンダ12から係止解除される。このようにして
自動車は駐車時に錠止できるようになる。
【0025】フロントドア(図11と図12参照)の場
合には錠10′はドアを内部から開放するための制御円
板48′が他の構成を有し、錠シリンダが省略されるこ
とで前述の構成とは異なっている。さらに制御部材4
4′は保持プレート14と固定的に結合され、旋回可能
ではない。
【0026】図11には外部ドアグリップ34に対する
レバーメカニズムが示されている。図示の運転位置は幼
児保護位置であり、該位置においては、2と3との間の
切欠かれた制御セグメント50が突起41に向き合って
いる。したがってドアは外から通常のように開くことが
できる。しかしながら内部ドアグリップもしくはロック
解除レバー28に配属された制御円板48′は図12に
示すように2と3との間の制御セグメントにおいて内実
に構成されている。したがってロック解除レバー28は
開放方向に旋回することができる。ドアはしたがって内
側から開けることはできない。
【0027】このようにしてすべての自動車ドアにおい
て同じように、制御円板47,48もしくは48′の種
々の制御セグメントによって以下の機能が達成される。
【0028】4と1との間の制御セグメントが突起41
に向き合っていると、すべてのドアはロックされず、外
からも内からも開けることができない。この位置は錠シ
リンダ12における鍵で達成される。
【0029】1と2との間の制御セグメントが突起41
に向き合っていると自動車はセントラル錠止されてい
る。すなわち、すべてのドアは外から錠止され、内側か
ら曲げることができる。この運転位置は有利にはドアの
開放が第3者により外から行なわれることを阻止するた
めに自動車内室のスイッチにより選択される。
【0030】2と3との間に置かれた制御セグメントで
制御円板が突起41に向き合っていると、フロントドア
は両側から開くことができ、フロントドアにおいては幼
児保護が達成されている。すなわち、フロントドアは外
から開くことができても内からは開くことができない。
この運転位置は同様に計器板におけるスイッチで選択さ
れる。
【0031】制御円板の、3と4との間に置かれた制御
セグメントが突起41に向き合っていると、すべてのド
アはロックされている。したがってドアは鍵なしでは外
からも内からも開けることはできない。この運転位置、
すなわち盗難防止位置は外から鍵54で選択される。
【0032】電流の欠落又は電気的なドア錠装置におけ
るその他の欠陥が生じたときに自動車をロックしたい場
合には、これは個々のドアにおける引張りボタン57を
作動することで行なわれる。これによって外部ドアグリ
ップのためのロック解除レバー27は制御部材44の位
置とは無関係な形式で静止位置にロックされ、外部ドア
グリップ34では変位させることができない。非常閂部
材38における係止突起56と係止レバー27における
突起37は相互に係止されている。しかしながらこの非
常錠止された錠は内部からはそれぞれ開けることができ
る。何故ならば内部操作用のロック解除レバー28は突
起でなく、内部ドアグリップ36を引張った場合に各非
常閂部材38をロック解除位置にもたらす斜面39を有
しているからである。
【0033】これによって下車前に誤って作動された非
常閂部材38がロック位置に留まり、自動車の所有者が
自動車を開錠するときに惑わされることが防止される。
モータ60が機能する場合には非常閂部材38をロック
解除するために鍵54を十分に回動させた場合にしか、
ドアは開くことができない。錠装置は1つのドア、例え
ば運転者ドア又は助手ドアだけにドア錠閂部材53を取
付けるように構成することもできる。
【0034】別の処置はセントラル錠装置を作動したあ
とですべてのドアが実際に錠止されていることを運転者
が確信することを可能にする。例えば制御部材44はそ
れぞれドアフレームにおいて見える表示、例えば通常の
突出するピンと結合されていることができる。しかし閉
鎖過程は制御部材の位置表示するための装置を用いて制
御エレクトロニクスで監視することができる。この装置
はドアの1つが正しく錠止されていないと、遮断されて
いない防眩光の場合と同じように警報を発する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントドアのドア錠の正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図。
【図4】錠止されていない運転位置を示した図。
【図5】錠止されていない運転位置を示した図。
【図6】セントラル錠止された運転位置を示した図。
【図7】セントラル錠止された運転位置を示した図。
【図8】盗難防止された運転位置を示した図。
【図9】盗難防止された運転位置を示した図。
【図10】盗難防止されかつ非常錠止された運転位置を
示した図。
【図11】フロントドアを幼児保護された運転位置で示
した図。
【図12】フロントドアを幼児保護された運転位置で示
した図。
【符号の説明】
10 ドア錠、 11 フロントドア、 12 錠シリ
ンダ、 14 保持板、 16 錠ピン、 17 切欠
き、 18 ゴムクッション、 20 回転掛け金、
21 脚部、 22 軸、 23 ロッキング部材、
24 戻しばね、 25 錠爪、 27,28 ロック
解除レバー、 30 引張りばね、 31 ストッパ、
32 作動アーム、 33 ピン、 34 外部ドア
グリップ、 35 アイ、 36 内部ドアグリップ、
37 突起、 38 非常閂部材、 39 斜面、
41 突起、 43 軸、 44 制御部材、 45
旋回アーム、 47,48 制御円板、 49,50
制御セグメント、 51ばね、 53 ドア錠閂部材、
54 鍵、 57 引張りボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウヴェ シャーパー ドイツ連邦共和国 ビュール−ヴィンブー フ アム アイスヴァイアー 4

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア及び場合によってはトラン
    クカバー又はフードのロック装置であって、少なくとも
    ドアに配属された錠(10)を有しており、これらの錠
    の1つ、有利には運転者ドアの錠が鍵(54)で外部か
    ら作動可能な錠シリンダ(12)を有しており、前記錠
    (10)がそれぞれ1つの保持部材と協働するロック部
    材(20)、特に回転掛け金を有し、該ロック部材が閉
    鎖位置においてロッキング部材(23)によりロック可
    能でかつロック解除レバー(27,28)よりロック解
    除可能であり、該ロック解除レバー(27,28)の運
    動性がモータ(60)により調節可能な制御部材(4
    4)により調整される形式のものにおいて、それぞれ2
    つの、互いに無関係に旋回可能なロック解除レバー(2
    7,28)が存在しており、その内の一方が外部ドアグ
    リップ(34)により作動可能でかつ他方が内部ドアグ
    リップ(36)で作動可能であり、両ロック解除レバー
    が有利には各ロック解除レバー(27,28)のために
    互いに異なって構成された制御セグメント(49,5
    0)を備えた制御部材(44)と協働することを特徴と
    する、自動車のドアのロック装置。
  2. 【請求項2】 制御部材(44)がロック解除レバー
    (27,28)に対して対を成して並んで位置する、ロ
    ックする制御セグメント(49)とロックしない制御セ
    グメント(50)とを有し、該制御セグメント(49,
    50)が少なくとも部分的に合同である、請求項1記載
    のロック装置。
  3. 【請求項3】 制御部材(44)が正常運転においては不
    動である旋回フレーム(45)内に回転可能に保持されて
    いる、請求項1又は2記載のロック装置。
  4. 【請求項4】 ロック解除レバー(27,28)が共通
    の軸(22)を中心として旋回可能であり、制御部材
    (44)に向かって旋回可能である、請求項1から3ま
    でのいずれか1項記載のロック装置。
  5. 【請求項5】 ロック解除レバー(27,28)が軸
    (22)とは反対側の端部にドアグリップ(34,36)
    のための連結部材、特にピン(33)又はアイ(35)を
    有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の
    ロック装置。
  6. 【請求項6】 自動車のドア及び場合によってはトラン
    クカバー又はフードのロック装置であって、少なくとも
    ドアに配属された錠(10)を有しており、これらの錠
    の1つ、有利には運転者ドアの錠が鍵(54)で外部か
    ら作動可能な錠シリンダ(12)を有しており、前記錠
    (10)がそれぞれ1つの保持部材と協働するロック部
    材(20)、特に回転掛け金を有し、該ロック部材が閉
    鎖位置においてロッキング部材(23)によりロック可
    能でかつロック解除レバー(27,28)よりロック解
    除可能であり、該ロック解除レバー(27,28)の運
    動性がモータ(60)により調節可能な制御部材(4
    4)により調整される形式のものにおいて、制御部材
    (44)が信号発生器として作用し、該信号発生器がモ
    ータ(60)により負荷なしで回動させられることを特
    徴とする、自動車のドアのロック装置。
  7. 【請求項7】 モータ(60)がそのケーシングで旋回
    フレーム(45)に固定されており、該旋回フレーム
    (45)の出力軸に制御部材(44)が位置している、
    請求項1から6までのいずれか1項記載のロック装置。
  8. 【請求項8】 モータ(60)が短絡しないようになっ
    ており、モータ軸又は制御部材(44)に位置を検出す
    る装置、特にホールセンサが配置されている、請求項1
    から7までのいずれか1項記載のロック装置。
  9. 【請求項9】 自動車のドア及び場合によってはトラン
    クカバー又はフードのロック装置であって、少なくとも
    ドアに配属された錠(10)を有しており、これらの錠
    の1つ、有利には運転者ドアの錠が鍵(54)で外部か
    ら作動可能な錠シリンダ(12)を有しており、前記錠
    (10)がそれぞれ1つの保持部材と協働するロック部
    材(20)、特に回転掛け金を有し、該ロック部材が閉
    鎖位置においてロッキング部材(23)によりロック可
    能でかつロック解除レバー(27,28)よりロック解
    除可能であり、該ロック解除レバー(27,28)の運
    動性がモータ(60)により調節可能な制御部材(4
    4)により調整される形式のものにおいて、制御部材
    (44)がモータ(60)が故障した場合に少なくとも
    外部ドアグリップ(34)のためのロック解除レバー
    (27)を鍵(54)によって閉鎖過程のあとで旋回の
    ために解放することを特徴とする、自動車のドアのロッ
    ク装置。
  10. 【請求項10】 軸(22)に支承された旋回フレーム
    (45)が制御部材(44)で正常運転時における不動の
    位置よりロック解除レバー(27,28)から離反旋回可
    能である、請求項1から9までのいずれか1項記載のロ
    ック装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも錠シリンダ(12)を有す
    るドアにドア錠閂部材(53)が結合されており、該ド
    ア錠閂部材(53)が、モータ(60)が十分に働かな
    い場合に、鍵(54)により機械的に離反旋回可能でかつ
    旋回フレーム(45)を解放する、請求項1から10まで
    のいずれか1項記載のロック装置。
  12. 【請求項12】 外部ドアグリップ(34)のためのロ
    ック解除レバー(27)が有利にはすべてのドアにおい
    て、機械的に作動可能な非常錠閂部材(39)によりロ
    ック位置に固定可能である、請求項1から11までのい
    ずれか1項記載のロック装置。
  13. 【請求項13】 非常錠閂部材(38)が鍵なしではド
    ア内側からだけ、例えば覆われて配置されたレバー又は
    引張りボタン(57)を介して錠止解除可能である、請
    求項1から12までのいずれか1項記載のロック装置。
  14. 【請求項14】 ドア錠閂部材(53)が制御部材(4
    4)を解放する位置において、同時に非常閂部材(3
    8)をロック位置から外へ移動させる、請求項1から1
    3までのいずれか1項記載のロック装置。
  15. 【請求項15】 旋回フレーム(45)を解放したあと
    で錠シリンダ(12)が戻り回転することを係止部材に
    よって阻止する、請求項1から14までのいずれか1項
    記載のロック装置。
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