JP2556008B2 - 自動車用盗難防止装置 - Google Patents

自動車用盗難防止装置

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JP2556008B2
JP2556008B2 JP12853186A JP12853186A JP2556008B2 JP 2556008 B2 JP2556008 B2 JP 2556008B2 JP 12853186 A JP12853186 A JP 12853186A JP 12853186 A JP12853186 A JP 12853186A JP 2556008 B2 JP2556008 B2 JP 2556008B2
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甲次 青木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用盗難防止装置に関し、殊に電子式
制御装置を利用してなる盗難防止装置におけるシステム
ダウンの防御に係る。
(発明の目的) 従来この種の自動車用盗難防止装置は、車両ドアの不
正開放を検知すると、電子式制御手段が、例えば、クラ
クシヨンを動作させたり、ヘツドランプ等を点滅動作さ
せて盗難を報知し、盗難を防止するように構成されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、電子式制御装置は、エンジンフード内
に配置されたバツテリにより動作されるものである。
このバツテリが配置されているエンジンフードを開閉
可能に固定するフードラツチ装置には、従来何等ロツク
機構が付与されていない。しかも、車室内に配設された
アンラツチ操作ノブによりアンラツチされるものであ
る。
従つて、不正侵入者は、車室内侵入後直ちにフードラ
ツチ装置をアンラツチ操作し、エンジンフード内のバツ
テリを開放したり電子式制御装置とバツテリと間の配線
を切断できる。これにより、電子式制御装置を動作不能
とし盗難防止装置をシステムダウンさせることができ
る。つまり、従来の盗防止装置では、盗難防止機能が不
充分であつた。
そこで、本発明は上記従来技術に鑑みて、その問題点
を解消することを技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) この課題解決のために本発明では次の手段を講じた。
つまり、 電動式フードロツク装置を車両フードに配設する共
に、 電子式制御装置は、車両状態検知装置が車両所定状態を
検知した時のみ、或いは前記電子式制御装置が駆動装置
を駆動させる時のみには、前記電動式フードロツク装置
を前記車両フードの開放のみを禁止すべく施錠せしめ
る、 自動車用盗難防止装置、としたことにある。
(作用) このように、本発明では、フードに、電動式フードロ
ツク装置を設けフードを電動により施錠可能とする。つ
まり、車室内のフードアンラツチ操作ノブを操作したと
してもフードがアンラツチされないようにする。しか
も、この電動式フードロツク装置を盗難防止装置の電子
式制御装置の動作に連動させて、施錠させる。
しかして、車両が所定の状態(盗難監視モード)にな
つた時、或いは車両が所定の状態である場合にドアが開
放された(盗難防止モード)時には、電子式制御装置が
フードロツク装置を施錠する。つまり、たとえ、ドアが
開放され車室内に不正に侵入され車室内に配置されたア
ンラツチ操作ノブが操作されたとしても、フードまでも
開放されることはない。
よつて、電子式制御装置とバツテリとが容易に電気的
に遮断されず、盗難防止装置を確実に動作させることが
できる。
しかも、車両が所定の状態になると自動的にフードロ
ツク装置が施錠されるので、施錠忘れが無く盗難防止が
確実に達成されることとなる。
(実施例) 以下添付図面に従つて本発明の好ましい一実施例につ
いて所謂4ドア車に適用した場合を説明する。
盗難防止装置10は、第1図に図示したように構成され
ている。
車両の運転席・助手席・左右後部座席の各ドアに設け
られたドアロツク装置Dd・Dp・Dr1・Dr2(第2図参照・
第2図では運転席と後席のドアロツク装置のみを図示)
のロック・アンロックを検知するドアロック検知スイッ
チDSds・DSps・DSrs1・DSrs2と、各ドアの開閉に対応す
る各ドアロック装置Dd・Dp・Dr1・Dr2のラッチ・アンラ
ッチを検知するドアラッチ検知スイッチDLds・DLps・DL
rs1・DLrs2と、運転席・助手席のドアに設けれてドアロ
ック装置Dd・Dpをロック・アンロック操作するキーシリ
ンダAd・Apのロック・アンロックを検知するアンロック
検知スイッチAds・Apsと、更に、車室内に設けられたイ
グニッシッヨンキースイッチI(第3図参照)にキーが
挿入されているかを検知するキー検知スイッチIGと、こ
れら一連のスイッチと入力ポートPI1〜PI9をして電気的
に接続された電子式制御ユニットECUとからなる。
更に、この電子式制御ユニットECUには、エンジンス
タータ16とバッテリBとを電気的に接続する常開型リレ
ーたるスタータリレー11と、ホーンHと、ヘッドランプ
14・テールランプ13と、後述するフードロツク装置C
(第2図参照)とが夫々出力ポートPO1〜PO5をして接続
されている。
尚、電子式制御ユニットECUは、マイクロコンピュー
タから構成されている。
次ぎに、車両状態の検知に使用されると共に車両盗難
の監視に利用される、ドアロック装置Dd・Dp・Dr・Drに
ついて、運転席ドアに配置されたものを代表例として説
明する。
本ドアロツク装置Ddは、車室内外で施錠・解錠操作さ
れると共に、車両が所定速度以上になると自動的に施錠
される。また、解錠状態では、車室内外でアンラツチ操
作されドアを開放する。更に、ドアを閉鎖すると自動的
にラツチ操作される。このドア閉鎖時施錠状態であると
自動的に解錠状態に復帰するようにされている。しか
し、アウトサイドハンドルを操作した状態でドアを閉鎖
すると、施錠状態のままドアが閉鎖される(キーレスロ
ツク機構)。
具体的には、第13図に図示したように、ドアロック装
置Ddは、キーシリンダAdにロッドを介して接続されると
共に、ドアロック本体DLdと夫々ロッドを介して接続さ
れたアウトサイドハンドル46,インサイドハンドル47,ド
アロックノブ48,及びソレノイドアクチュエータDsdを有
する。
ドアロツク本体DLdはその一側において、第6図に図
示したように、ベース54に夫々枢着されたラツチ4とポ
ール5とを有する。ドア閉鎖と共にラツチ4の係合溝に
侵入するストライカー(図示せず)によりラツチ4は回
動され、二点鎖線で図示したアンラツチ位置から移動し
破線で図示したラツチ位置にポール5と係合されること
で保持される。これによりドアが閉鎖される。
また、ドアロツク本体DLdの他側においては、第14図
に図示したように、中間リンク49、オープンレバー51、
キーレバー53、及びロツキングレバー52が夫々ベース54
に枢着される。オープンレバー51はポール5と同軸結合
され連動する。また、キーレバー53とロツキングレバー
52とは同一軸まわりに夫々独立に回動自在とされてい
る。
そして、アウトサイドハンドル46は直接、インサイド
ハンドル47は中間レバー55・中間リンク49を介して夫々
オープンリンク50に接続される。一方、キーシリンダAd
はキーレバー53に、ドアロックノブ48及びソレノイドア
クチュエータDsdはロッキングレバー52に夫々接続され
る。キーレバー53とロッキングレバー52との間には当接
機構が形成されキーシリンダAdによつてもロッキングレ
バー52は動作される。
オープンリンク50とロッキングレバー52とは長穴を介
して連結され、ロッキングレバー52が施錠操作されると
図示の施錠(部位Pにおいてオープンリンク50が下方移
動するとオープンレバー51と当接可能)状態から、施錠
状態(部位Pにおいてオープンリンク50が下方移動して
もオープンレバー51と当接不可能)となる。この施錠状
態では、オープンリンク50とオープンレバー52とが部位
Qにおいて対向するので、ドア閉鎖に伴うポール5の揺
動でオープンレバー51が動作するとオープンリンク50に
当接し、オープンリンク50を図示の解錠状態に復帰する
ようにされている。しかしながら、アウトサイドハンド
ル46を操作しオープンリンク50を下方移動したままドア
を閉鎖すると、オープンレバー51が動作したとしてもオ
ープンリンク50に当接せず施錠状態のままドアが閉じら
れる(キーレスロツク機構)。
図示の解錠状態では、アウトサイドハンドル46・イン
サイドハンドル47を操作すると、オープンリンク50が下
方移動してオープンレバー51即ちポール5をアンラツチ
動作させ得る。しかるに、解錠状態では、オープンリン
ク50が下方移動してもオープンレバー51と当接せず、し
かして何等ポール5が動作せず、ラツチ状態が維持され
る。
施錠・解錠は、キーシリンダAd・ドアロツクノブ48・
ソレノイドアクチユエータDsdにより設定される。キー
シリンダAdはキーの挿入回動により、ドアロツクノブ48
は回動により、そしてソレノイドアクチユエータDsdは
車両が所定の速度になると制御装置(図示せず)により
夫々動作される。
更に、第6図に図示したように、ドアロツク本体DLd
には、ラツチ検知スイツチDLdsが取りつけられている。
そして、そのスイツチノブ8がラツチ4の外周に形成さ
れた突部4aとラツチ状態の時係合し、ドアラツチ検知ス
イツチDLdsは開閉する。
ソレノイドアクチユエータDsdは、第4図・第5図に
図示したように、ソレノイドへ所定方向へ通電すること
で、そのロツド1がロツク位置・アンロツク位置へ可逆
的に移動する。この移動後は通電が停止されても、その
位置を維持する(自己保持型)。このようなソレノイド
アクチユエータDsd内には、固定電極片2と可動電極片
3とから成るドアロック検知スイッチDSdsが配置されて
いる。そして、ロツド1がアンロツク位置に移動する
と、可動電極片3が固定電極片2に押圧され両片2・3
が導通する。
また、盗難防止装置の動作解除手段として利用され
る、キーシリンダAdは、第7図・第8図・第9図に図示
したように、ハウジング24と、ハウジング24内に配置さ
れたロツタ25と、ロツタ25の先端に取りつけられたレバ
ー20とから成る。そして、キー29によりロツタ25を回動
して、ドアロツク本体DLdと連結されたレバー20を回動
させる。このキーシリンダAdの奥部には、ハウジング24
に固定された固定ホルダ28と、ハウジング24内に回動自
在に配置された可動ホルダ27と、固定ホルダ28に取りつ
けられた1対の固定電極片30・32と、可動ホルダ27に取
りつけられた可動電極片31とから成る、アンロック検知
スイッチAdsが配置されている。可動ホルダ27はロツタ2
5に係止されており、ロツタ25に連動して回動する。そ
して、キーシリンダAdがアンロツク操作されると可動電
極片31が両固定電極片30・32間を導通する。
以上のように、ドアロツク装置Ddは構成され、助手席
側のドアロツク装置Dpも同様に構成されている。また、
後席側のドアロツク装置Dr1・Dr2では、キーシリンダー
Adがなく車外からアンロツク操作はできない点でのみ相
違するに過ぎない。
ドアロツク装置Dd〜Dr2と共に、車両状態の検知およ
び車両盗難の監視手段として、イグニツシヨンキーIの
挿入検知スイツチIGは利用される。
次ぎに、盗難防止動作する各機構について説明する。
フードロツク装置Cは、第10図・第11図に図示したよ
うに、車体に取りつけられるベース36と、該ベース36に
軸37aをして枢着されたラツチ37と、軸38aをして枢着さ
れたポール38と、ラツチ37とポール38との間に張設され
たスプリング39とを有する。ボール38とラツチ37は、第
10図のように係合してフードに取りつけられたストライ
カー(図示せず)を保持する。
更に、軸38aをしてポール38と同軸的に、ガイドリン
ク40の一端がベース36に枢着される。ガイドリンク40
は、ポール38のカム部38bに沿つて延在し、その他端に
は長穴40aが形成されている。長穴40aは、カム部38aと
面する領域からカム部38a外にわたつて形成され、該長
穴40aに摺動自在に嵌合された連結ピン44をガイドす
る。連結ピン44が第10図のように長穴40aの上方位置
(アンロツク位置)にあると、ガイドリンク40の軸38a
まわり時計方向の回動により連結ピン44がカム部38bと
当接しポール38が軸38aまわり時計方向に回動する。即
ち、ポール38とラツチ37との係合が解除されアンラツチ
状態(フード開放)となる。これに対し、第11図のよう
に、連結ピン44が長穴40aの下方位置(ロツク位置)に
あると、連結ピン44はカム部38bに当接し得ず、ガイド
リンク40の回動がポール38に伝達されない。即ち、ポー
ル38とラツチ37の係合が解除(アンラツチ)されず、ラ
ツチ状態が維持される。
ガイドリンク40の他端には、ケーブル43が結合され、
ケーブル43の終端は車室内に配置されたアンラツチ操作
ノブ56に結合されている。また、ガイドリンク40とベー
ス45との間には、スプリングが配設されガイドリンク40
を軸38aまわり反時計方向に付勢する。
連結ピン44は、該連結ピン44を上述したロツク位置あ
るいはアンロツク位置に移動させるロツクレバー41と連
結されている。つまり、ロツクレバー41の円弧状長穴41
bに摺動自在に嵌合されている。円弧状長穴41bは軸38a
まわりに形成され、ロツク位置・アンロツク位置の何れ
においてもガイドリンク40の回動に伴う連結ピン44の回
動に支障がないようにする。ロツクレバー41は、軸41a
をしてベース36に枢着される。また、他端には、丸穴41
cを有する。
ベース36にはモータ17が取りつけられ、モータ17の出
力軸には、ナツト45が螺合されている。ナツト45のピン
45aがロツクレバー41の丸穴41aに遊嵌されている。ナツ
ト45は、モータ17の回動により、その出力軸に沿つて進
退する。これにより、第10図に図示した、アンロツク位
置あるいは第11図に図示したロツク位置に、ロツクレバ
ー41即ち連結ピン44を移動させる。
モータ17は、一対のリレー15a・15bを介して、盗難防
止用電子制御ユニツトECUに接続される。リレー15a・15
bの常閉側接点は夫々接地され、また、常開側接点は夫
々バツテリBに接続される。リレー15a,15bのソレノイ
ドコイルは、一端がバツテリBに接続され、他端は夫々
盗難防止用電子制御ユニツトECUのポートPO4・PO5に接
続される。
ポートPO1〜PO5は、夫々アースへの接続を制御するス
イツチ機構を構成し、ポートPO1は常閉型スイツチ、他
のポートPO2〜PO5は常開型スイツチ機能を果たす。よつ
て、モータ17は通常は停止し、ポートPO4がON動作(盗
難防止モード或いは盗難監視モード)すると、リレー15
aが所定時間作動しモータ17が正転する。これにより、
アンロツク位置からロツク位置に連結ピン44が移動す
る。また、ポートPO5がON動作(盗難防止解除モード)
すると、リレー15bが所定時間作動しモータ17が逆回転
する。連結ピン44はロツク位置からアンロツク位置に移
動する。
エンジンスタータ16とバッテリBとを電気的に接続す
る常開型リレーたるスタータリレー11は、スターターイ
ンタラプト機構を構成する。リレー11は、そのソレノイ
ドコイルの一端が、イグニツシヨンキーIに挿入された
キー29の回動操作により閉じられる常開型のスタータス
イツチ12を介してバツテリBに接続される。また、ソレ
ノイドコイルの他端は、ポートPO1をして電子制御ユニ
ツトECUに接続される。
ポートPO1は、常閉型のスイツチ機構を構成するの
で、スタータスイツチ12が閉じられるとスタータリレー
11が作動しスタータ16が通常駆動される。しかし、ポー
トPO1がOFF動作(盗難防止モード或いは盗難監視モー
ド)すると、たとえスタータスイツチ12が閉じられても
リレー11は動作せずエンジンを始動させることができな
くなる。
ホーンH、及びテールランプ13・ヘツドランプ14も、
バツテリBと接続されると共に、ポートPO2・PO3をして
電子制御ユニツトECUに夫々接続される。尚、ホーンH
・テールランプ13・ヘツドランプ14は、図示しないマニ
ユアルスイツチで独立しても動作するように配線されて
いる。
ポートPO2・PO3は常開型スイツチとして構成されてい
るので、通常はホーンH・テールランプ13・ヘツドラン
プ14は動作しない。しかし、ポートPO2・PO3がON動作
(盗難防止モード或いは盗難監視モード)すると、ホー
ンは鳴り、テールランプ13・ヘツドランプ14が点灯す
る。
次ぎに、電子式制御ユニツトECUの動作を、第12a図・
第12b図に図示したフローチヤートを参照しながら説明
する。
電子式制御ユニツトECUのフローチヤートは以下の構
成から成る。
(1)待機モード: スタートすると初期設定を行う。まずシステムリセツ
ト(盗難防止フラグをOFF)する。そして、イグニツシ
ヨンキースイツチIのキー挿入検知スイツチIGの動作状
態を参照する。イグニツシヨンキースイツチIにキー29
が挿入されてキー挿入検知スイツチIGがOFFならば(YE
S)、車両運転状態にあるのでキー挿入検知スイツチIG
の動作状態を繰り換えし参照する。
(2)システムセツトモード: キー検知スイツチIGがONになると(NO)、車両運転状
態ではないので盗難防止システムを動作させるか否かを
判断する。本実施例では、車両のドア閉鎖をドアロツク
装置Dd〜Dr2のキーレスロツク操作によりなしたか否か
を、システムセツトの判断基準とする。即ち、運転席
(D席)以外のドアが閉鎖しているかどうかをドアラツ
チ検知スイツチDLds・DLps・DLrsl・DLrs2からの検知信
号に基づいて判断し、且つ全ドアロツクが施錠されたか
どうかを検知スイツチDSds・DSps・DSrs1・DSrs2からの
検知信号に基づいて判断する。
運転席以外の各ドアが閉鎖され、且つ全ドアロツクが
施錠されている時(YES)には、次に運転席ドアに関す
るドアロツクが施錠状態のまま、運転席ドアが閉鎖され
た場合(YES)、システムセツト(盗難防止フラグをO
N)する(運転席ドア側キーレスロツク操作)。運転席
以外の各ドアが閉鎖され、且つ全ドアロツクが施錠され
ていない時(NO)には、助手席(P席)ドアに関するキ
ーレスロツク操作がなされたかどうか同様にして判断す
る。キーレスロツク操作がなされた時には、システムセ
ツト(盗難防止フラグをON)する。
運転席・助手席の何れのドアもキーレスロツク操作さ
れない場合は、車両は運転状態にないが車室内には乗員
がまだ搭乗した状態なので、繰り換えし(待機モードも
含めて)キーレスロツク操作されたか監視続ける。
尚、キーレスロツク操作せずキーシリンダAd・Apによ
る施錠時にも、電子式制御ユニツトECUはキーレスロツ
ク操作されたか監視続け、搭乗者なしの状態でもシステ
ムセツトされない。
(3)盗難監視モード: 不正な車室内への侵入は、ドアロツク本体DLd〜DLr2
のいずれかにおいて、ロツキングレバー52を解錠位置に
移動させ、次いで解錠されたドアロツク本体をアウトサ
イドハンドルでアンラツチ操作しドアを開放することで
なされる。通常、この不正解錠は、キーシリンダAd・Ap
と連接するキーリンク53に工具を引つ掛けロツキングレ
バー52を解錠位置に移動させるものである。この結果、
ロツキングレバー52と連接されたアクチユエータDSd〜D
Sr2のロツドは機械的にアンロツク位置に移動する。つ
まり、ドアロツク検知スイツチDSds〜DSrs2が開閉動作
される。しかし、ロツドを介して連接されたキーシリン
ダAd・Apでは、ロツドが湾曲することで機械的動作が伝
達されない。アンロツク検知スイツチAds・Apsは施錠状
態を維持する。
ところが、キー29により正規にドアロツク装置をキー
シリンダを介して解錠した時には、アンロツク検知スイ
ツチAds・Aps及びドアロツク検知スイツチDSds・DSpsは
何れも開閉動作する。この様な、不正ドアロツク解錠と
正規ドアロツク解錠における、アンロツク検知スイツチ
Ads・Aps及びドアロツク検知スイツチDSds〜DSrs2の開
閉動作の相違に注目して盗難監視モードは構成されてい
る。
まず、アンロツク検知スイツチAds・ApsがON(キー29
によるキーシリンダAd・Apを介した解錠)したか判断す
る。キー29による正規の解錠(YES)ならば、フローチ
ヤートの冒頭に復帰し、システムリセツトし待機モード
となる。
アンロツク検知スイツチAds・ApsがOFF(キー29によ
る解錠がない・NO)であるにも拘わらず、アクチユエー
タDSd〜DSr2に夫々付設されたドアロツク検知スイツチD
Sds〜DSrs2が開閉動作された時や、ドアロツク本体DLd
〜DLr2に夫々付設されたドアラツチ検出スイツチDLds〜
DLrs2が開閉動作された時には、ドアロツク装置が不正
に解錠・ドアが不正に開放されたとして盗難防止作動を
実施する。
不正な解錠等や正規な解錠がないと、繰り換えし盗難
監視を続ける。
(4)盗難防止モード: まず、ポートPO1をOFF状態とする。これにより、スタ
ータスイツチ12が短絡されたとしても、スタータリレー
11がON動作しないようになる。つまり、エンジンが始動
されなくする(スタータインタラプト設定)。
次に、フードロツク装置Cを施錠する。つまり、ポー
トPO4を所定時間ON状態としモータ17を正転駆動する。
そして、連結ピン44をロツク位置に移動させる。これに
より、車室内に配置されたアンラツチ操作ノブ56が操作
されたとしても、フードは開放されない。エンジンルー
ム内に収用されたバツテリB及びバツテリBと電子制御
ユニツトECUとの配線を保護できる。
更に、3分間タイマをスタートさせる。ポートPO2をO
N状態としホーンHをして警報音を発する。また、ポー
トPO3を繰り換えしON−OFFさせ、ヘツドランプ14・テー
ルランプ13を点滅させる。この聴覚的・視覚的警報を、
3分間タイマーがカウントアツプするまで、継続させ
る。
3分間タイマがカウントアツプしても、盗難防止状態
が継続する場合には、ポートPO2・PO3をOFF状態とし、
ホーンH・ヘツドランプ14・テールランプ13の動作を停
止する。しかしながら、スタータインタラプト機能とフ
ードロツク機能は継続するので、少なくとも車両自体の
盗難を防止できる。
また、誤つてシステムセツトしたとしても、3分間た
てば警報音・ランプの点灯が完了するので、周囲の環境
を損なうことはない。
(5)第1及び第2システム解錠モード: 3分間タイマの動作中に、アンロツク検知スイツチAd
s・ApsがONした時(YES)には、盗難状態が排除されキ
ー29により正規にドアロツクが解錠可能になつたとし、
盗難防止動作をキヤンセルする。即ち、ポートPO2・PO3
をOFF状態とし、警報音・ランプの点灯を停止する。ポ
ートPO5を所定時間ON動作して、モータ17を逆転動作さ
せ連結ピン44をアンロツク位置に移動させる(フードロ
ツク装置Cの解錠操作)。更に、ポートPO1をON状態と
し、スタータインタラプトを解錠する。そして、フロー
チヤートの冒頭に復帰し、システムリセツトして待機モ
ードとなる。
また、3分間タイマカウントアツプ後において、アン
ロツク検知スイツチAds・ApsがONした時(YES)には、
スタータインタラプトを解錠・フードロツクを解錠し
て、フローチヤートの冒頭に復帰し、システムリセツト
して待機モードとなる。
このように、本盗難防止装置では、電子式制御ユニツ
トECUが、盗難防止モードとなると、フードロツク装置
Cを施錠するので、エンジンルーム内に配置されたバツ
テリB及びその配線が保護される。よつて、電子式制御
ユニツトECUを電源から遮断し、システムダウンするこ
とを防止できる。
また、システム解除モードになると、自動的にフード
ロツク装置Cは解錠されるので、フードの開閉は従来ど
おり車室内のアンラツチ操作ノブ56により円滑に行なえ
る。
本盗難防止装置の変形実施例として、第15a図・第15b
図に図示したように、フードロツク装置Cをシステムリ
セツト・リセツトと連動して施錠・解錠するようにして
も良い。また、図示してないが、システムセツト・リセ
ツトと連動してフードロツク装置C・スタータインタラ
プトを動作させるようにしても良い。この場合には、ド
アを何等開放せず、ドアガラスを破つて車室内に侵入し
たとしても、エンジン始動させたり電子式制御ユニツト
ECUをシステムダウンさせたりできない。
尚、以上は4ドア車に関する盗難防止装置を例として
説明したが、2ドア車・5ドア車等他の形態における車
両にも適用できることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明では、フードに、電動式
フードロツク装置を設けフードを電動により施錠可能と
する。つまり、車室内のフードアンラツチ操作ノブを操
作したとしてもフードがアンラツチされないようにす
る。しかも、この電動式フードロツク装置を盗難防止装
置の電子式制御装置の動作に連動させて、施錠させる。
しかして、車両が所定の状態(盗難監視モード)にな
つた時、或いは車両が所定の状態である場合にドアが開
放された(盗難防止モード)時には、電子式制御装置が
フードロツク装置を施錠する。つまり、たとえ、ドアが
開放され車室内に不正に侵入され車室内に配置されたア
ンラツチ操作ノブが操作されたとしても、フードまでも
開放されることはない。
よつて、電子式制御装置とバツテリとが容易に電気的
に遮断されず、盗難防止装置を確実に動作させることが
できる。
このように、盗難防止装置のシステムダウンを防止す
る別の手段としては、電子式制御装置専用のサブバツテ
リを設けることが考えられる。しかし、コストアツプが
避けるられず且つ配線の取り回しが極めて複雑となる欠
点がある。また、エンジンルーム内のバツテリと配転を
容易に断線或いは取外しできないようにすることも考え
られるが、組みつけ工数が掛かるようになり、しかも、
車両故障時のサービス性低下を来す欠点がある。
これに対し、本発明ではフードをロツクするのでエン
ジンルーム内の完全な防御ができ、エンジンルーム内の
レイアウトを変更することなく、電子式制御装置の保護
が確実となる。その上、従来使用されたフードラツチ装
置に電動でロツク・アンロツクされるロツク機能を付与
させるだけ、即ちフードラツチ装置を電動式フードロツ
ク装置に変更するだけで良く、コストアツプ・作業性の
低下をさして来さない。また、車両が所定の状態になる
と自動的にフードロツク装置が施錠・解錠されるので、
施錠忘れが無く盗難防止が確実に達成されることとなる
等優れた利点を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の概略を示すシステム図、第2図は
車両外観を示す斜視図、第3図は車室内を示す斜視図、
第4図はソレノイドアクチユエータDSdを示す平面図、
第5図はドアロツク検知スイツチDSdsを示す概略図、第
6図はドアロツク本体DLdのラツチ機構を示す正面図、
第7図はキーシリンダAdを示す側面図、第8図は第7図
のVIII−VIII線に沿う断面を示す断面図、第9図はアン
ロツク検知スイツチAdsを示す分解斜視図、第10図はフ
ードロツク装置Cのアンロツク状態を示す平面図、第11
図はフードロツク装置Cのロツク状態を示す説明図、第
12a図・第12b図は盗難防止用電子式制御ユニツトECUの
動作を示すフローチヤート、第13図はドアロツク装置Dd
の概略を示す説明図、第14図はドアロツク本体DLdのロ
ツク機構を示す背面図、第15a図・第15b図は変形実施例
における盗難防止用電子式制御ユニツトECUの動作を示
すフローチヤートである。 Ad・Ap……キーシリンダ(車両状態検知装置)、 Ads・Aps……アンロツク検知スイツチ、 B……バツテリ、 C……電動式フードロツク装置(盗難防止装置)、 15a・15b……リレー、 17……モータ、 44……連結ピン、 56……フードアンラツチ操作ノブ。 Dd・Dp・Dr1・Dr2……ドアロツク装置(車両状態検知装
置・ドア開放検知装置)、 DLd……ドアロツク本体、 DLds・DLps・DLrs1・DLrs2……ドアラツチ検知スイツ
チ、 DSd……ソレノイドアクチユエータ、 DSds・DSps・DSrs1・DSrs2……ドアロツク検知スイツ
チ、 P……施錠機構部位、 Q……キーレスロツク機構部位、 ECU……盗難防止用電子式制御ユニツト(電子式制御装
置)、 PI1〜PI9……入力ポート、 PO1〜PO5……出力ポート、 H……ホーン(盗難防止装置)、 I……イグニツシヨンキースイツチ(車両状態検知装
置)、 IG……キー挿入検知スイツチ、 11……スタータリレー、 13……テールランプ(盗難防止装置)、 14……ヘツドランプ(盗難防止装置)、 16……スタータ(盗難防止装置)、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の所定状態を検知する車両状態検知装
    置と、 乗降用ドアの開放を検知するドア開放検知装置と、 盗難防止装置を駆動する駆動装置と、 前記車両状態検知装置と前記ドア開放検知装置から車両
    状態検知信号とドア開放検知信号を付与され、車両が所
    定状態の時、ドアが開放された場合には、前記駆動装置
    を動作させる電子式制御装置とからなる、 自動車用盗難防止装置において、 電動式フードロツク装置を車両フードに配設する共に、 前記電子式制御装置は、前記車両状態検知装置が車両所
    定状態を検知した時のみ、或いは前記電子式制御装置が
    前記駆動装置を駆動させる時のみには、前記電動式フー
    ドロツク装置を前記車両フードの開放のみを禁止すべく
    施錠せしめる、 自動車用盗難防止装置。
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