JP2739671B2 - スーパーロック機構付車両ドアロック装置 - Google Patents

スーパーロック機構付車両ドアロック装置

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JP2739671B2
JP2739671B2 JP27665192A JP27665192A JP2739671B2 JP 2739671 B2 JP2739671 B2 JP 2739671B2 JP 27665192 A JP27665192 A JP 27665192A JP 27665192 A JP27665192 A JP 27665192A JP 2739671 B2 JP2739671 B2 JP 2739671B2
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/22Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle
    • E05B77/30Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle allowing opening by means of an inner door handle, even if the door is locked

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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーロック機構付
車両ドアロック装置に係るものである。スーパーロック
機構とは、ロック装置をロック状態とアンロック状態と
に切替えるロックレバーを、機械的に回転(変位)不能
にする機構をいい、防犯効果を期待するものである。
【0002】
【従来技術】従来、車両用ドアロック装置は、周知のと
おり、車外からのキー操作または車内でのシルノブ操作
によりロックレバーをロック位置に切替えると、ドア内
外の開扉ハンドルとロック装置のラッチ機構との間の連
結経路が断たれ、開扉ハンドルを操作しても、ドアを開
けることはできなくなる。しかし、構造上、ロック装置
をロック状態にしても、ドアの隙間から挿入した金属棒
によりロックレバーを引っ掛けて、ロックレバーを不正
にアンロック位置に回転させると、開扉できることにな
る。そこで、金属棒を挿入してもアンロック状態に切替
えることができないようにしたロック装置も提案されて
いる。この具体的構造はロックレバーに係合レバー(ス
ーパーロック部材)を係合させて、この係合を解除しな
い限りロックレバーの回転(変位)を不能とするもの
で、当業者は、この機構をスーパーロック(または、デ
ッドロック)と呼んでいる。
【0003】従来公知の、特開平2−269281号公
報に記載されたものは、スーパーロック機構の一例であ
り、ロックレバーと、該ロックレバーをロック位置とア
ンロック位置とに切替えるアクチュエータと、該アクチ
ュエータを作動不能状態(メカロック状態)と作動可能
状態とに切替えるスーパーロック部材とを有し、スーパ
ーロック部材によりアクチュエータを作動不能状態にす
ることにより、アクチュエータに直結したロックレバー
を作動不能状態にする構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにスーパー
ロックの機構自体は、数種のものが提案されてきたが、
公知のものは、駐車状態のとき必要なスーパーロック装
置が、運転状態でも係ってしまうという不具合があっ
た。運転状態のときスーパーロックされると、車内に閉
じこめられたままになるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、運転
状態のときはスーパーロックされないようにしたもので
あり、ロック位置とアンロック位置とに切替わるシルノ
ブロックレバー17と、該シルノブロックレバー17の
前記切替が出来る状態と前記切替が出来ない状態とにな
しうるスーパーロック部材62と、該スーパーロック部
材62を変位移動させうるスーパーロック用モータ60
とを有し、前記シルノブロックレバー17がアンロック
位置のときキー操作でドアキーシリンダをロック方向に
回転させると自動的に前記スーパーロック用モータ60
に通電して前記スーパーロック部材62をスーパーロッ
ク位置に切替えるようにしたロック装置において、前記
スーパーロック用モータ60の電気回路中には、イグニ
ッションキーシリンダにキーを差込むとONになるイグ
ニッションキースイッチ71かまたは塔乗者が居るとO
Nになる塔乗者検出スイッチ72かの少なくともいずれ
かを接続し、前記イグニッションキースイッチ71また
は前記塔乗者検出スイッチ72の少なくともいずれかが
ONのときは、キー操作でドアキーシリンダをロック方
向に回転させても前記スーパーロック用モータ60には
通電されず前記スーパーロック部材62をスーパーロッ
ク位置にはしない回路としたスーパーロック機構付車両
ドアロック装置としたものである。また、本発明は、ロ
ック用モータ59によりロック位置とアンロック位置と
に切替わるシルノブロックレバー17と、スーパーロッ
ク用モータ60により前記シルノブロックレバー17の
前記切替が出来る状態と出来ない状態に切替わるスーパ
ーロック部材62と、リモコン受信部77とを有し、前
記シルノブロックレバー17がアンロック位置のとき前
記リモコン受信部77がリモコン信号を受信すると、前
記ロック用モータ59に通電して前記シルノブロックレ
バー17をロック位置に切替えるとともに前記スーパー
ロック用モータ60に通電して前記スーパーロック部材
62をスーパーロック位置に切替えるようしたロック装
置において、前記スーパーロック用モータ60の電気回
路中には、イグニッションキーシリンダにキーを差込む
とONになるイグニッションキースイッチ71かまたは
塔乗者が居るとONになる塔乗者検出スイッチ72かの
少なくともいずれかを接続し、前記イグニッションキー
スイッチ71または前記塔乗者検出スイッチ72がON
のときには、前記リモコン受信部77がリモコン信号を
受信しても、前記スーパーロック用モータ60には通電
されないように構成したスーパーロック機構付車両ドア
ロック装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1はドアロック装置の合成樹脂製ボディであり、その表
側の凹部2内には、車体に固定したストライカ3と係合
して回転するラッチ4を軸5により、またラッチ4と係
合してラッチ4の逆転を防止するラチェット6を軸7に
よりそれぞれ軸支する。前記ボディ1の表側には前記凹
部2を覆う金属板のカバープレート8を固定する。9は
カバープレート8とボディ1の双方に形成されている前
記ストライカ3が通る案内溝、10は案内溝9の奥に設
けたゴム状ウエッジ、11は前記ラチェット6の裏側に
一体的に形成した係合ピンであり、該係合ピン11は前
記ボディ1に形成した円弧孔12を通って前記ボディ1
の裏側に突出させる。13はロック装置を扉側に止着す
るために前記ボディ1に形成したネジ挿通用孔である。
前記ボディ1の裏側には、左右側に長い膨出部14を一
体的に形成する。該膨出部14はコの字状の縦断形状を
呈し、その内部側が前記案内溝9となる。
【0007】前記ボディ1の下部にはアクチュエータ部
15を取付ける。アクチュエータ部15には、通常ロッ
ク用モータ59と、スーパーロック用モータ60とを設
ける。モータ59の出力は出力軸16から取出され、該
出力軸16にシルノブロックレバー17の軸孔18を挿
通固定し、出力軸16が回転するとロックレバー17も
回転するように構成する。シルノブロックレバー17は
ロック装置をロック状態とアンロック状態とに切替える
周知のレバーであり、図2の位置がアンロック位置で、
図3の位置がロック位置となる。
【0008】前記シルノブロックレバー17には、3本
の脚部を放射状に突出形成させてあり、側方に突出てい
る第1脚部19にはドアの内側ロック操作部材(以下、
シルノブという)に至るロッド(図省略)を連結し、上
方に突出ている第2脚部20には作動リンク21の一端
22を軸23により軸止し(図3、図5)、下方に突出
ている第3脚部24には連結リンク25の一端26を軸
27により軸止する(図3、図5)。なお、図2のアン
ロック状態では、前記軸23の軸心は前記ラチェット6
の軸7の軸心上に重なっている。
【0009】28は前記シルノブロックレバー17の側
方に並設したL型のキーロックレバーである。キーロッ
クレバー28の軸孔29にはシャフト30を挿通して固
定する。キーロックレバー28の側方に伸びる一端脚3
1にはドアのキーシリンダに至るロッド(図示なし)を
ロストモーションなしに連結する。キーロックレバー2
8とキーシリンダとをロストモーションなしに連結する
と、キーロックレバー28はキーシリンダと一体構造と
なり、キーロックレバー28を回転させようとしても、
キーシリンダが回転しない限り回転させることはできな
いから、キーロックレバー28を薄い金属片等を使用し
て不正に回転させることは不能となる。キーロックレバ
ー28の下方に伸びる他端脚32には、シャフト30を
中心とする円弧長孔33を形成する。該長孔33には前
記連結リンク25の他端35より表側に突出す突出体3
4を挿通させ、キーロックレバー28とシルノブロック
レバー17とを連結リンク25を介して連結する。な
お、キーロックレバー28とシルノブロックレバー17
との間には長孔33と突出体34とにより形成したロス
トモーションが設けられる。
【0010】図4、6において、37はボディ1の裏側
に固定した金属板のバックプレートであり、バックプレ
ート37には前記ラチェット6の軸7と同一軸心上に位
置する軸36を固定する。軸36には第1オープンレバ
ー38の基端部に設けた軸孔39を回転自在に挿通す
る。第1オープンレバー38の先端部の側部には前記軸
36を中心とする円弧孔40を形成する。円弧孔40に
は扉のアウターハンドルに至るロッド(図示なし)を連
結する。また、第1オープンレバー38の基端部には段
差部41(図5)を形成し、段差部41の先側には軸孔
39の半径方向に伸びる長孔42を形成する。図5の4
3は第1オープンレバー38を図2、3で反時計回転方
向に付勢するバネである。
【0011】前記作動リンク21の他端44には軸孔4
5を形成し(図5、6)、該軸孔45と前記第1オープ
ンレバー38の長孔42とに連結ピン46を挿通する。
作動リンク21は、アウターハンドルの操作で、第1オ
ープンレバー38が図2のa方向に回動すると、連結ピ
ン46を介して同様に軸23を中心にa方向に回動す
る。また、作動リンク21は、前記シルノブロックレバ
ー17がアンロック位置(図2)とロック位置(図3)
との間回転変位すると、連結ピン46が長孔42に案内
されて左右方向に変位する。作動リンク21の他端44
には直角に表側方向に屈曲させた当接片47を形成す
る。
【0012】図2のアンロック状態では、連結ピン46
は長孔42の右端に移動し、この位置では、作動リンク
21の当接片47は前記ラチェット6の係合ピン11と
相対峙している。この状態で、第1オープンレバー38
をアウターハンドルにより時計回転させると、連結ピン
46を介して作動リンク21も軸23を中心に時計回転
し、作動リンク21の当接片47がラチェット6の係合
ピン11と当接して、係合ピン11を下動させて、ラッ
チ4に係合しているラチェット6をラッチ4から離脱さ
せ、ラッチ4を自由にして開扉できる。
【0013】シルノブロックレバー17を図2の位置か
ら反時計回転させた、図3のロック状態では、シルノブ
ロックレバー17の回転にともなって前記作動リンク2
1は左側に移動し、前記当接片47はラチェット6の係
合ピン11から離れる。したがって、第1オープンレバ
ー38を回転させても当接片47は係合ピン11と係合
しないから、ラチェット6は回転せず、開扉しない。
【0014】48は第2オープンレバーで左右に長い形
状であり、その左右中心部に形成した軸孔49を前記軸
36に回転自在に軸止する。第2オープンレバー48の
端部には、係合片56を形成し、該係合片56に図4の
ように前記バックプレート37の屈曲部に軸止したイン
ナーレバー57を係合させる。インナーレバー57に
は、扉のインナーハンドルを連結する。前記第2オープ
ンレバー48には、前記第1オープンレバー38の斜め
の段差部41(図2、3参照)と当接する斜めの当接面
50を形成する。当接面50は、図2、3の状態でイン
ナーレバー57により第2オープンレバー48を時計回
転さると、第1オープンレバー38の段差部41に当接
して第1オープンレバー38を軸36を中心に時計回転
させる。
【0015】前記第2オープンレバー48の当接面50
より先は円弧アーム51に形成し、その先端58を前記
係合ピン11に臨ませる。該先端58は、図6に示した
ように、前記当接片47よりも図において下方に位置
し、第2オープンレバー48を回転させると、直接前記
係合ピン11と当接する。第2オープンレバー48の他
端側には、ワンモーションレバー52を軸ピン53によ
り軸止する。ワンモーションレバー52の下端には爪部
54を形成する。爪部54は、シルノブロックレバー1
7の突起55に係合するもので、シルノブロックレバー
17が図3のロック位置にあるときに、第2オープンレ
バー48を時計回転させると、爪部54が突起55と係
合してシルノブロックレバー17をアンロック位置に回
転させる。前記円弧アーム51およびワンモーションレ
バー52は、ロック状態のときでも、扉のインナーハン
ドルを操作するだけで開扉できるようにした所謂ワンモ
ーション機構を形成するもので、通常運転席用のロック
装置だけに設けられ、他の扉のロック装置には用いられ
ない。
【0016】図2、3、4の61は、前記スーパーロッ
ク用モータ60の出力軸であり、該出力軸61にはスー
パーロック部材62の基部63を固定する。スーパーロ
ック部材62の先端側64には凹部65を形成する。ス
ーパーロック部材62はモータ60の回転により、図7
において、実線で示されたスーパーロック位置と仮想線
で示された解除位置とに変位する。シルノブロックレバ
ー17がロック位置にあるときに、スーパーロック部材
62をスーパーロック位置にすると、凹部65内に前記
長孔33を貫通して伸びた突出体34が臨んで互いに係
合する構成となり、この状態では、突出体34と凹部6
5との係合によりシルノブロックレバー17をアンロッ
ク方向に回転させることができなくなる。
【0017】スーパーロック部材62の左右の略中間位
置には傾斜カム体66を形成し、該傾斜カム体66と当
接する解除突起67を前記キーロックレバー28の他端
脚32の先部に形成する。解除突起67は、キー操作で
キーロックレバー28をアンロック側に回転させると
(図7では左動)、傾斜カム体66に当接して、スーパ
ーロック部材62を出力軸61を中心に回転させて解除
位置に戻すものである。なお、解除突起67によるスー
パーロックの解除は、スーパーロック用モータ60の故
障などに備えた安全機構である。
【0018】前記アクチュエータ部15には、ロック状
態検出スイッチ68と、ロック操作検出スイッチ69と
が設けられる(図8)。ロック状態検出スイッチ68
は、シルノブロックレバー17(出力軸16)の位置を
監視して、ロック装置がロック状態であるかアンロック
状態であるか検出する。ロック操作検出スイッチ69
は、前記キーロックレバー28のシャフト30と連動し
て切替わる構成とし、キーによるロック操作およびアン
ロック操作の有無を検出する。
【0019】図8は、スーパーロック機構のブロック回
路図を示しており、70は制御部、71は運転席のイグ
ニッションキーシリンダにキーが差込まれているとON
になるイグニッションキースイッチ、72は車内に塔乗
者(ドライバー)が居るとONになる塔乗者検出スイッ
チ、73はドアが開いているとONになるドア開閉検出
スイッチ(図においては1個のみ示してあるが、実際に
は全てのドアにそれぞれ1個設ける)、74はトランク
が開いているとONになるトランク開閉検出スイッチ、
75は窓ガラスが開いていりとONになる窓ガラス開閉
検出スイッチ(図においては1個のみ示してあるが、実
際には全ての窓ガラスにそれぞれ1個設ける)、76は
外部のリモコン操作部、77はリモコン操作部76から
の操作信号を受信するリモコン受信部、78は通常ロッ
ク用モータ59用の駆動回路、79はスーパーロック用
モータ60の駆動回路、80は警報音報知部である。イ
グニッションキースイッチ71、塔乗者検出スイッチ7
2、ドア開閉検出スイッチ73、トランク開閉検出スイ
ッチ74および窓ガラス開閉検出スイッチ75は、スー
パーロックの作動条件を設定するもので、本実施例では
これらのうち1つでもONのときには、スーパーロック
にしないようにする。
【0020】
【作用】本発明は以上の構成であり、扉を閉じると、車
体に固定したストライカ3が案内溝9内に進入して、ラ
ッチ4と係合し、ラッチ4をロック位置まで正転させ、
ラッチ4にラチェット6が係合して、ラッチ4の逆転を
防止し、閉扉する(図1、図2参照)。この図2の状態
で、アウターハンドルを開扉操作して第1オープンレバ
ー38を時計回転させると、連結ピン46を介して作動
リンク21も軸23を中心に時計回転し、作動リンク2
1の当接片47により係合ピン11を押して、ラチェッ
ト6を回転させるから、ラチェット6はラッチ4より離
脱して、開扉できる。
【0021】しかして、図2の状態において、扉のキー
シリンダにキーを挿入してロック方向に回転させると、
キーロックレバー28は反時計回転して、連結リンク2
5を介してシルノブロックレバー17を反時計回転さ
せ、シルノブロックレバー17の第2脚部20に軸23
で連結された作動リンク21が左動し、当接片47は係
合ピン11より離間し、ロック状態になる(図3)。同
時に、キーロックレバー28のシャフト30のロック方
向の回転により、ロック操作検出スイッチ69がロック
操作を検出し、これにより他の扉のロック装置がアンロ
ック状態であれば、そのロック装置の通常ロック用モー
タに通電してロック状態に切替える。
【0022】ロック状態への切替えが終了したら、イグ
ニッションキースイッチ71、塔乗者検出スイッチ7
2、ドア開閉検出スイッチ73、トランク開閉検出スイ
ッチ74および窓ガラス開閉検出スイッチ75の状態を
検出し、いずれもがOFFのときは、スーパーロックの
条件が満されていると見做し、スーパーロック用モータ
60に通電して出力軸61を回転させ、スーパーロック
部材62をスーパーロック位置に変位させ、他の扉のロ
ック装置も同様にスーパーロック状態に切替える。な
お、1つでもONのスイッチがあるときには、警報音報
知部80により警報音を報知して、窓の締め輪すれなど
の注意を促す。
【0023】しかして、前記のようにロック状態になる
と、アウターハンドルを操作して第1オープンレバー3
8を時計回転させても、当接片47は係合ピン11と係
合しないから、ラチェット6はラッチ4に係合したまま
であり、開扉しない。また、スーパーロック状態になる
と、スーパーロック部材62の凹部65に連結リンク2
5の突出体34が係合しているから、シルノブロックレ
バー17を直接アンロック位置方向には回転させること
は不可能となり、盗難防止となる。
【0024】しかして、スーパーロック状態あるいはロ
ック状態のときに、扉のキーシリンダにキーを挿入して
アンロック方向に回転させると、キーロックレバー28
およびシャフト30は図3の状態から時計回転し、キー
ロックレバー28の解除突起67がスーパーロック部材
62の傾斜カム体66に当接する位置になると、シャフ
ト30の回転変位により、ロック操作検出スイッチ69
がアンロック操作を検出し、この検出により、ロック装
置がスーパーロック状態のときには、スーパーロック用
モータ60に通電して出力軸61を回転させ、スーパー
ロック部材62を図7の仮想線の解除位置に変位させ、
続いて、通常ロック用モータ59に通電して出力軸16
によりシルノブロックレバー17を時計回転させて、図
2のアンロック位置にする。また、他の扉のロック装置
も同様にスーパーロックの解除および通常ロックの解除
を行う。
【0025】つぎに、外部のリモコン操作部76による
各種操作について説明する。リモコン操作部76からの
出力信号(操作信号)は1種類のため、リモコン操作部
76からの出力信号をリモコン受信部77が受信する
と、ロック状態検出スイッチ68によりロック装置がロ
ック状態かアンロック状態かを確認する。アンロック状
態のときは、リモコン操作部76からの出力信号をロッ
ク操作信号として処理し、通常ロック用モータ59に通
電してシルノブロックレバー17をロック位置に変位さ
せ、他の扉のロック装置も同様にロック状態にする。続
いて、イグニッションキースイッチ71、塔乗者検出ス
イッチ72、ドア開閉検出スイッチ73、トランク開閉
検出スイッチ74および窓ガラス開閉検出スイッチ75
の状態を検出し、いずれもがOFFのときは、スーパー
ロックの条件が満されていると見做し、スーパーロック
用モータ60に通電して出力軸61を回転させ、スーパ
ーロック部材62をスーパーロック位置に変位させ、他
の扉のロック装置も同様にスーパーロック状態に切替え
る。なお、1つでもONのスイッチがあるときには、警
報音報知部80により警報音を報知して、窓の締め輪す
れなどの注意を促す。
【0026】反対にロック状態のときには、前記各種ス
イッチによりスーパーロックの条件を確認し、条件が満
されているときには、続いて、スーパーロック状態であ
るか解除状態であるかを確認し、解除状態のときにはリ
モコン操作部76からの出力信号をスーパーロック操作
信号として処理し、スーパーロック用モータ60に通電
してスーパーロック部材62をスーパーロック位置に変
位させる。スーパーロック状態のときにはリモコン操作
部76からの出力信号をスーパーロックおよび通常ロッ
クの解除信号として処理し、スーパーロック用モータ6
0に通電してスーパーロック部材62を解除位置に変位
させた後、通常ロック用モータ59に通電してシルノブ
ロックレバー17をアンロック位置に変位させる。
【0027】また、前記各種スイッチによりスーパーロ
ックの条件を確認し、条件が満されていないときには、
警報音報知部80により警報音を報知して、再度リモコ
ン操作部76からの出力待ち状態とし、所定時間内に、
再出力を受信したら、警報を停止させて通常ロック用モ
ータ59に通電してシルノブロックレバー17をアンロ
ック位置に変位させるが、再出力の未受信のときには、
警報を停止させるだけで、その他の処理は行なわない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明は、運転状態のと
きはスーパーロックされないようにしたものであり、ロ
ック位置とアンロック位置とに切替わるシルノブロック
レバー17と、該シルノブロックレバー17の前記切替
が出来る状態と前記切替が出来ない状態とになしうるス
ーパーロック部材62と、該スーパーロック部材62を
変位移動させうるスーパーロック用モータ60とを有
し、前記シルノブロックレバー17がアンロック位置の
ときキー操作でドアキーシリンダをロック方向に回転さ
せると自動的に前記スーパーロック用モータ60に通電
して前記スーパーロック部材62をスーパーロック位置
に切替えるようにしたロック装置において、前記スーパ
ーロック用モータ60の電気回路中には、イグニッショ
ンキーシリンダにキーを差込むとONになるイグニッシ
ョンキースイッチ71かまたは塔乗者が居るとONにな
る塔乗者検出スイッチ72かの少なくともいずれかを接
続し、前記イグニッションキースイッチ71または前記
塔乗者検出スイッチ72の少なくともいずれかがONの
ときは、キー操作でドアキーシリンダをロック方向に回
転させても前記スーパーロック用モータ60には通電さ
れず前記スーパーロック部材62をスーパーロック位置
にはしない回路としたスーパーロック機構付車両ドアロ
ック装置としたものであるから、アンロック状態のとき
にキーによりロック操作を行っても、スーパーロックに
適さない状況のときには、スーパーロックにならず、利
用者の不慣れによる誤操作を未然に防止することができ
る。また、本発明は、ロック用モータ59によりロック
位置とアンロック位置とに切替わるシルノブロックレバ
ー17と、スーパーロック用モータ60により前記シル
ノブロックレバー17の前記切替が出来る状態と出来な
い状態に切替わるスーパーロック部材62と、リモコン
受信部77とを有し、前記シルノブロックレバー17が
アンロック位置のとき前記リモコン受信部77がリモコ
ン信号を受信すると、前記ロック用モータ59に通電し
て前記シルノブロックレバー17をロック位置に切替え
るとともに前記スーパーロック用モータ60に通電して
前記スーパーロック部材62をスーパーロック位置に切
替えるようしたロック装置において、前記スーパーロッ
ク用モータ60の電気回路中には、イグニッションキー
シリンダにキーを差込むとONになるイグニッションキ
ースイッチ71かまたは塔乗者が居るとONになる塔乗
者検出スイッチ72かの少なくともいずれかを接続し、
前記イグニッションキースイッチ71または前記塔乗者
検出スイッチ72がONのときには、前記リモコン受信
部77がリモコン信号を受信しても、前記スーパーロッ
ク用モータ60には通電されないように構成したスーパ
ーロック機構付車両ドアロック装置としたものであるか
ら、アンロック状態のときにリモコン操作を行っても、
スーパーロックに適さない状況のときには、スーパーロ
ックにならず、利用者の不慣れによる誤操作を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロック装置の縦断正面図。
【図2】 アンロック状態のロック装置の背面図。
【図3】 ロック状態のロック装置の背面図。
【図4】 ロック装置の背面図。
【図5】 レバー群の分解斜視図。
【図6】 要部断面図。
【図7】 スーパーロックの作用状態を示す断面図。
【図8】 ブロック回路図。
【図9】 キーをロック操作したときのフローチャート
図。
【図10】 キーをアンロック操作したときのフローチ
ャート図。
【図11】 リモコンによる操作信号を受信したときの
フローチャート図。
【図12】 リモコンによる操作信号を受信したときの
フローチャート図。
【符号の説明】
1…ボディ、2…凹部、3…ストライカ、4…ラッチ、
5…軸、6…ラチェット、7…軸、8…カバープレー
ト、9…案内溝、10…ゴム状ウエッジ、11…係合ピ
ン、12…円弧孔、13…ネジ挿通用孔、14…膨出
部、15…アクチュエータ部、16…出力軸、17…シ
ルノブロックレバー、18…軸孔、19…第1脚部、2
0…第2脚部、21…作動リンク、22…一端、23…
軸、24…第3脚部、25…連結リンク、26…一端、
27…軸、28…キーロックレバー、29…軸孔、30
…シャフト、31…一端脚、32…他端脚、33…長
孔、34…突出体、35…他端、36…軸、37…バッ
クプレート、38…第1オープンレバー、39…軸孔、
40…円弧孔、41…段差部、42…長孔、43…バ
ネ、44…他端、45…軸孔、46…軸、47…当接
片、48…第2オープンレバー、49…軸孔、50…当
接面、51…円弧アーム、52…ワンモーションレバ
ー、53…軸ピン、54…爪部、55…突起、56…係
合片、57…インナーレバー、58…先端、59…通常
ロック用モータ、60…スーパーロック用モータ、61
…出力軸、62…スーパーロック部材、63…基部、6
4…先端側、65…凹部、66…傾斜カム体、67…解
除突起、68…ロック状態検出スイッチ、69…ロック
操作検出スイッチ、70…制御部、71…イグニッショ
ンキースイッチ、72…塔乗者検出スイッチ、73…ド
ア開閉検出スイッチ、74…トランク開閉検出スイッ
チ、75…窓ガラス開閉検出スイッチ、76…リモコン
操作部、77…リモコン受信部、78…通常ロック用モ
ータ用の駆動回路、79…スーパーロック用モータの駆
動回路、80…警報音報知部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック位置とアンロック位置とに切替わ
    るシルノブロックレバー17と、該シルノブロックレバ
    ー17の前記切替が出来る状態と前記切替が出来ない状
    態とになしうるスーパーロック部材62と、該スーパー
    ロック部材62を変位移動させうるスーパーロック用モ
    ータ60とを有し、前記シルノブロックレバー17がア
    ンロック位置のときキー操作でドアキーシリンダをロッ
    ク方向に回転させると自動的に前記スーパーロック用モ
    ータ60に通電して前記スーパーロック部材62をスー
    パーロック位置に切替えるようにしたロック装置におい
    て、前記スーパーロック用モータ60の電気回路中に
    は、イグニッションキーシリンダにキーを差込むとON
    になるイグニッションキースイッチ71かまたは塔乗者
    が居るとONになる塔乗者検出スイッチ72かの少なく
    ともいずれかを接続し、前記イグニッションキースイッ
    チ71または前記塔乗者検出スイッチ72の少なくとも
    いずれかがONのときは、キー操作でドアキーシリンダ
    をロック方向に回転させても前記スーパーロック用モー
    タ60には通電されず前記スーパーロック部材62をス
    ーパーロック位置にはしない回路としたスーパーロック
    機構付車両ドアロック装置。
  2. 【請求項2】 ロック用モータ59によりロック位置と
    アンロック位置とに切替わるシルノブロックレバー17
    と、スーパーロック用モータ60により前記シルノブロ
    ックレバー17の前記切替が出来る状態と出来ない状態
    に切替わるスーパーロック部材62と、リモコン受信部
    77とを有し、前記シルノブロックレバー17がアンロ
    ック位置のとき前記リモコン受信部77がリモコン信号
    を受信すると、前記ロック用モータ59に通電して前記
    シルノブロックレバー17をロック位置に切替えるとと
    もに前記スーパーロック用モータ60に通電して前記ス
    ーパーロック部材62をスーパーロック位置に切替える
    ようしたロック装置において、前記スーパーロック用モ
    ータ60の電気回路中には、イグニッションキーシリン
    ダにキーを差込むとONになるイグニッションキースイ
    ッチ71かまたは塔乗者が居るとONになる塔乗者検出
    スイッチ72かの少なくともいずれかを接続し、前記イ
    グニッションキースイッチ71または前記塔乗者検出ス
    イッチ72がONのときには、前記リモコン受信部77
    がリモコン信号を受信しても、前記スーパーロック用モ
    ータ60には通電されないように構成したスーパーロッ
    ク機構付車両ドアロック装置。
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