JPH052139A - 正立フアインダー装置 - Google Patents
正立フアインダー装置Info
- Publication number
- JPH052139A JPH052139A JP3298118A JP29811891A JPH052139A JP H052139 A JPH052139 A JP H052139A JP 3298118 A JP3298118 A JP 3298118A JP 29811891 A JP29811891 A JP 29811891A JP H052139 A JPH052139 A JP H052139A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- optical system
- finder
- erecting
- prism
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B13/00—Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
- G03B13/02—Viewfinders
- G03B13/06—Viewfinders with lenses with or without reflectors
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/14—Viewfinders
Abstract
(57)【要約】
【目的】ファインダー倍率を高くすることができ、さら
にファインダーの全長を短くすることができる正立ファ
インダー装置を提供すること。 【構成】対物光学系による像を接眼光学系および反射面
を有する正立光学系を介して正立実像として観察するフ
ァインダー装置であって、上記正立光学系の第一の反射
面を板状部材で形成したミラーで構成し、他の反射面を
上記ミラーとは別体のプリズムで構成したこと。
にファインダーの全長を短くすることができる正立ファ
インダー装置を提供すること。 【構成】対物光学系による像を接眼光学系および反射面
を有する正立光学系を介して正立実像として観察するフ
ァインダー装置であって、上記正立光学系の第一の反射
面を板状部材で形成したミラーで構成し、他の反射面を
上記ミラーとは別体のプリズムで構成したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正立ファインダー装置
に係り、より詳細には、実像式ファインダー光学系に関
する。
に係り、より詳細には、実像式ファインダー光学系に関
する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ポロプリズムを用いた実
像式正立ファインダーにおいては、ファインダー倍率を
高めるために、該プリズムを2つのプリズムに分割し、
2つの分割プリズムの間に対物レンズの結像面を形成す
ることが知られている。この構成によると、結像面上の
像を観察するための接眼レンズとして焦点距離の短いも
のを使用できるので、ファインダー倍率を高めることが
できる。
像式正立ファインダーにおいては、ファインダー倍率を
高めるために、該プリズムを2つのプリズムに分割し、
2つの分割プリズムの間に対物レンズの結像面を形成す
ることが知られている。この構成によると、結像面上の
像を観察するための接眼レンズとして焦点距離の短いも
のを使用できるので、ファインダー倍率を高めることが
できる。
【0003】この一例として、第1プリズムの入射面に
曲率を持たせた、分割ポロプリズムを用いた実像式ファ
インダー装置が提案されている(例えば特開昭63-22661
6 号)。しかしこのファインダー装置は、倍率をさらに
高めたり、ファインダーの全長(前後方向長さ)を短く
したりすることが困難という問題が残されていた。
曲率を持たせた、分割ポロプリズムを用いた実像式ファ
インダー装置が提案されている(例えば特開昭63-22661
6 号)。しかしこのファインダー装置は、倍率をさらに
高めたり、ファインダーの全長(前後方向長さ)を短く
したりすることが困難という問題が残されていた。
【0004】本発明者の解析によると、その原因は次の
通りである。すなわち上記特開昭63-226616 号の光学系
においては、第1プリズムの射出面と第2プリズムの入
射面が共に平面で形成されているからである。
通りである。すなわち上記特開昭63-226616 号の光学系
においては、第1プリズムの射出面と第2プリズムの入
射面が共に平面で形成されているからである。
【0005】このため、両プリズムを離すと、第1プリ
ズムからの拡散する射出光をすべて入射させるために第
2プリズムを大きくせざるを得ないので、接眼レンズの
焦点距離が長くなってファインダー倍率を十分高くする
ことができない。また、両プリズムを離すことができな
いので、光路を左右方向にかせぐことができず、ファイ
ンダーの前後方向の長さを短縮するのも不利である。
ズムからの拡散する射出光をすべて入射させるために第
2プリズムを大きくせざるを得ないので、接眼レンズの
焦点距離が長くなってファインダー倍率を十分高くする
ことができない。また、両プリズムを離すことができな
いので、光路を左右方向にかせぐことができず、ファイ
ンダーの前後方向の長さを短縮するのも不利である。
【0006】
【発明の目的】本発明は、ファインダー倍率を高くする
ことができ、さらにファインダーの全長を短くすること
ができる正立ファインダー装置を得ることを目的とす
る。
ことができ、さらにファインダーの全長を短くすること
ができる正立ファインダー装置を得ることを目的とす
る。
【0007】
【発明の概要】本発明は、上記従来例の問題点について
の解析に基づきなされたもので、対物光学系による像を
接眼光学系および反射面を有する正立光学系を介して正
立実像として観察するファインダー装置であって、上記
正立光学系の第一の反射面を板状部材に形成したミラー
で構成し、他の反射面を上記ミラーとは別体のプリズム
で構成したこと、に特徴を有する。
の解析に基づきなされたもので、対物光学系による像を
接眼光学系および反射面を有する正立光学系を介して正
立実像として観察するファインダー装置であって、上記
正立光学系の第一の反射面を板状部材に形成したミラー
で構成し、他の反射面を上記ミラーとは別体のプリズム
で構成したこと、に特徴を有する。
【0008】この構成によれば、ミラーをプリズムから
離すことにより、光路を横方向に稼ぐことができるの
で、ファインダー装置の前後方向の全長を短くすること
ができる。
離すことにより、光路を横方向に稼ぐことができるの
で、ファインダー装置の前後方向の全長を短くすること
ができる。
【0009】また、上記ミラーと上記プリズムとの間に
正のパワーをもつ光学素子を配設すれば、接眼光学系
(プリズム内)を透過する光束の広がりを押えることが
できるため、接眼光学系を小型化することによって光路
を短縮できる。さらに、接眼光学系の焦点距離が短くな
るので、ファインダー倍率をさらに高めることが可能に
なる。
正のパワーをもつ光学素子を配設すれば、接眼光学系
(プリズム内)を透過する光束の広がりを押えることが
できるため、接眼光学系を小型化することによって光路
を短縮できる。さらに、接眼光学系の焦点距離が短くな
るので、ファインダー倍率をさらに高めることが可能に
なる。
【0010】ミラーを光軸を左右方向に屈曲させる方向
に配設すれば、ファインダー光学系の全長を短くし、か
つ高さを低くすることが可能になる。光軸を上下方向に
屈曲させる方向にミラーを配設すれば、ファインダー光
学系の幅を狭くすることが可能になる。
に配設すれば、ファインダー光学系の全長を短くし、か
つ高さを低くすることが可能になる。光軸を上下方向に
屈曲させる方向にミラーを配設すれば、ファインダー光
学系の幅を狭くすることが可能になる。
【0011】第一の反射面の後に固定レンズ群を設けれ
ば、像面湾曲、非点収差等の補正が可能になる。
ば、像面湾曲、非点収差等の補正が可能になる。
【0012】上記正立ファインダー装置をズームレンズ
を備えたレンズシャッターカメラに搭載すれば、カメラ
の小型化、および高ズーム比に対応できる。
を備えたレンズシャッターカメラに搭載すれば、カメラ
の小型化、および高ズーム比に対応できる。
【0013】ミラーをガラス材で形成すれば、ガラスは
吸湿性が低く、温度による変化も少ないので、視度変化
が少なく、安定した光学性能が得られる。さらに、ミラ
ーをファインダー装置の固定部に固定すれば機械的強度
が増し、視度変化等がなくなって安定した性能が得られ
る。
吸湿性が低く、温度による変化も少ないので、視度変化
が少なく、安定した光学性能が得られる。さらに、ミラ
ーをファインダー装置の固定部に固定すれば機械的強度
が増し、視度変化等がなくなって安定した性能が得られ
る。
【0014】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1および図2は、本発明のファインダー装置の実
施例を示している。このファインダー装置は、物体側か
ら負のパワーを持つ第1レンズ群L1、正のパワーを持
つ第2レンズ群L2(L21、L22)、ミラーM、正のパ
ワーをもつフィールドレンズL3、コンデンサレンズL
4、3個の全反射面を有するプリズムP、および接眼レ
ンズL5を備えている。
る。図1および図2は、本発明のファインダー装置の実
施例を示している。このファインダー装置は、物体側か
ら負のパワーを持つ第1レンズ群L1、正のパワーを持
つ第2レンズ群L2(L21、L22)、ミラーM、正のパ
ワーをもつフィールドレンズL3、コンデンサレンズL
4、3個の全反射面を有するプリズムP、および接眼レ
ンズL5を備えている。
【0015】第2レンズ群L2は、正のパワーをもつレ
ンズL21および負のパワーをもつレンズL22の貼り合わ
せレンズである。そして、第2レンズ群L2が光軸方向
に移動してファインダー倍率を変更(ズーミング)す
る。この移動は、図示しない駆動機構により撮影レンズ
のパワーズーミングに連動して行なわれる。
ンズL21および負のパワーをもつレンズL22の貼り合わ
せレンズである。そして、第2レンズ群L2が光軸方向
に移動してファインダー倍率を変更(ズーミング)す
る。この移動は、図示しない駆動機構により撮影レンズ
のパワーズーミングに連動して行なわれる。
【0016】ミラーMは、光軸を横(図においては左)
方向に屈曲させる反射面11を有し、プリズムPは、入
射面21、互いに直角をなす3個の反射面22、23、
24および射出面25を備えている。ミラーMおよびプ
リズムPにより、正立実像を形成する正立光学系を構成
している。なお、ミラーMの反射面11が第1の反射面
を構成し、プリズムPの反射面22、23、24がそれ
ぞれ、第2、第3および第4の反射面を構成している。
方向に屈曲させる反射面11を有し、プリズムPは、入
射面21、互いに直角をなす3個の反射面22、23、
24および射出面25を備えている。ミラーMおよびプ
リズムPにより、正立実像を形成する正立光学系を構成
している。なお、ミラーMの反射面11が第1の反射面
を構成し、プリズムPの反射面22、23、24がそれ
ぞれ、第2、第3および第4の反射面を構成している。
【0017】ミラーMとプリズムPとの間に配設された
フィールドレンズL3およびコンデンサレンズL4は、
図示しないファインダー固定部材に固定されている。そ
して、フィールドレンズL3とコンデンサレンズL4と
の間に、対物光学系(第1、第2レンズ群L1、L2)
による被写体像が形成される。
フィールドレンズL3およびコンデンサレンズL4は、
図示しないファインダー固定部材に固定されている。そ
して、フィールドレンズL3とコンデンサレンズL4と
の間に、対物光学系(第1、第2レンズ群L1、L2)
による被写体像が形成される。
【0018】上記ファインダー装置の光学系のより詳細
な構成を、図3に示した。このファインダー光学系で
は、第1レンズ群L1の前および接眼レンズL5の後に
平行平面からなるカバーガラスG1、G2を配設してあ
る。この図において、r1、r2、…、r17 は各光学素子
(レンズ、プリズム)の表面、d1、d2、…、d16 は、光
学素子の表面の間隔、または厚さを示している。そし
て、これらの具体値の例を表1に示した。なお、単位は
mmであり、Mはファインダー倍率、nは各光学素子の屈
折率、Vはアッベ数である。
な構成を、図3に示した。このファインダー光学系で
は、第1レンズ群L1の前および接眼レンズL5の後に
平行平面からなるカバーガラスG1、G2を配設してあ
る。この図において、r1、r2、…、r17 は各光学素子
(レンズ、プリズム)の表面、d1、d2、…、d16 は、光
学素子の表面の間隔、または厚さを示している。そし
て、これらの具体値の例を表1に示した。なお、単位は
mmであり、Mはファインダー倍率、nは各光学素子の屈
折率、Vはアッベ数である。
【表1】
【0019】面r3、r5、r8、r14 は非球面であって、各
非球面r3、r5、r8、r14 の係数は、表2に示す通りであ
る。なお非球面係数は式、 X=CY2/[1+{1-(1+K)C2Y2}-1/2]+A4Y4+A6Y6+A8Y8… で表わされる。
非球面r3、r5、r8、r14 の係数は、表2に示す通りであ
る。なお非球面係数は式、 X=CY2/[1+{1-(1+K)C2Y2}-1/2]+A4Y4+A6Y6+A8Y8… で表わされる。
【表2】
【0020】上記ファインダー光学系の諸光学特性につ
いて、図4および図5に示した。この図において、E.
R.は射出瞳径、βは射出光束の主光線が光軸Xとなす
角度、Sはサジタル光線、Mはメリジオナル光線であ
る。なお、図4は低倍率時の収差図、図5は高倍率時の
収差図である。
いて、図4および図5に示した。この図において、E.
R.は射出瞳径、βは射出光束の主光線が光軸Xとなす
角度、Sはサジタル光線、Mはメリジオナル光線であ
る。なお、図4は低倍率時の収差図、図5は高倍率時の
収差図である。
【0021】以上の通り本実施例のファインダー装置
は、正立実像を形成するための4回の反射面のうち、第
1の反射面11をミラーMで構成してプリズムPから離
反させるとともに、第1の反射面11を対物光学系中に
含めること、つまり空中像を第1の反射面11の後に形
成することで対物光学系の焦点距離が長くなり、ファイ
ンダー倍率のアップが可能になった。
は、正立実像を形成するための4回の反射面のうち、第
1の反射面11をミラーMで構成してプリズムPから離
反させるとともに、第1の反射面11を対物光学系中に
含めること、つまり空中像を第1の反射面11の後に形
成することで対物光学系の焦点距離が長くなり、ファイ
ンダー倍率のアップが可能になった。
【0022】さらに、プリズムPの直前にコンデンサレ
ンズL4を配設したので、接眼光学系内の光束の広がり
を抑えることが可能になり、接眼光学系、つまりプリズ
ムPを小型化することによって光路を短縮できる。さら
に、接眼光学系の焦点距離が短くなるので、対物光学系
と接眼光学系の焦点距離の比で規定されるファインダー
倍率を高めることができる。このことは、第1、第2レ
ンズ群L1、L2からなる対物光学系によって形成され
る空中像を、プリズムPおよび接眼レンズL5の接眼光
学系により拡大して観察することから、容易に理解され
る。
ンズL4を配設したので、接眼光学系内の光束の広がり
を抑えることが可能になり、接眼光学系、つまりプリズ
ムPを小型化することによって光路を短縮できる。さら
に、接眼光学系の焦点距離が短くなるので、対物光学系
と接眼光学系の焦点距離の比で規定されるファインダー
倍率を高めることができる。このことは、第1、第2レ
ンズ群L1、L2からなる対物光学系によって形成され
る空中像を、プリズムPおよび接眼レンズL5の接眼光
学系により拡大して観察することから、容易に理解され
る。
【0023】本実施例の構成においては、第1の反射面
11が対物光学系の瞳付近にあるので、第1の反射面1
1の面形状の変化による視度の感度が高い。そこで本実
施例では、吸湿性が小さく、温度変化が少ないガラスを
用いて、視度変化の小さい、安定した性能を確保してい
る。さらに、第1の反射面11、つまりミラーMを固定
構造にして機械的強度を高めれば、視度変化等が小さ
く、安定した光学的性能が得られる。
11が対物光学系の瞳付近にあるので、第1の反射面1
1の面形状の変化による視度の感度が高い。そこで本実
施例では、吸湿性が小さく、温度変化が少ないガラスを
用いて、視度変化の小さい、安定した性能を確保してい
る。さらに、第1の反射面11、つまりミラーMを固定
構造にして機械的強度を高めれば、視度変化等が小さ
く、安定した光学的性能が得られる。
【0024】正のパワーを有するフィールドレンズL3
およびコンデンサレンズL4をミラーMと入射面21と
の間に配設したので、ミラーMと入射面21とを離して
も、ミラーMで反射された光線を入射面21に取り込む
ことができる。そしてこのようにミラーMと入射面21
とを離間できるということは、ファインダー光学系の光
路長を左右方向に延長できることを意味するから、同一
の光路長であれば、ファインダー装置の前後方向の長さ
を短くすることができる。
およびコンデンサレンズL4をミラーMと入射面21と
の間に配設したので、ミラーMと入射面21とを離して
も、ミラーMで反射された光線を入射面21に取り込む
ことができる。そしてこのようにミラーMと入射面21
とを離間できるということは、ファインダー光学系の光
路長を左右方向に延長できることを意味するから、同一
の光路長であれば、ファインダー装置の前後方向の長さ
を短くすることができる。
【0025】また、第1の反射面11により光軸を左右
方向に振っているので、ファインダー装置の高さを低く
押えることができる。したがって、このファインダー装
置をカメラボディの上部に装着すれば、カメラボディの
高さを低く抑えることができる。言い換えれば、このフ
ァインダー装置は、厚さの薄いカメラボディに搭載する
ことができる。なお、光軸を上下方向に振る構成にする
ことも可能であり、このように構成すれば、ファインダ
ー装置の幅を狭くすることが可能になる。
方向に振っているので、ファインダー装置の高さを低く
押えることができる。したがって、このファインダー装
置をカメラボディの上部に装着すれば、カメラボディの
高さを低く抑えることができる。言い換えれば、このフ
ァインダー装置は、厚さの薄いカメラボディに搭載する
ことができる。なお、光軸を上下方向に振る構成にする
ことも可能であり、このように構成すれば、ファインダ
ー装置の幅を狭くすることが可能になる。
【0026】第1の反射面11の後に配設したフィール
ドレンズL3およびコンデンサレンズL4を固定構造と
してので、像面湾曲、非点収差などの補正が容易にでき
る。なお、プリズムPの入射面21に正のパワーを与え
ると、コンデンサレンズL4を配設したのと同等の効果
を得ることができる。
ドレンズL3およびコンデンサレンズL4を固定構造と
してので、像面湾曲、非点収差などの補正が容易にでき
る。なお、プリズムPの入射面21に正のパワーを与え
ると、コンデンサレンズL4を配設したのと同等の効果
を得ることができる。
【0027】また、図示実施例では、プリズムPの射出
面25は平面で構成してあるが、これも適当な球面また
は非球面から構成することにより、接眼レンズL5の負
担を減らしてこれを小型化し、あるいは接眼レンズL5
の収差補正を行なうことが可能である。
面25は平面で構成してあるが、これも適当な球面また
は非球面から構成することにより、接眼レンズL5の負
担を減らしてこれを小型化し、あるいは接眼レンズL5
の収差補正を行なうことが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、正立光学系を備
えた実像式正立ファインダー装置において、第1の反射
面をミラーで構成し、第2以降の反射面をプリズムで構
成し、上記ミラーと上記プリズムの入射面との間に正の
パワーを有する光学素子を配設して上記ミラーと上記プ
リズムの入射面とを離すことを可能にしたので、ファイ
ンダー装置の前後の長さを短くすることができる。さら
に、上記プリズムを接眼光学系に含めることにより、接
眼レンズの焦点距離を短くすることが可能となるので、
ファインダー倍率を高くすることができる。
えた実像式正立ファインダー装置において、第1の反射
面をミラーで構成し、第2以降の反射面をプリズムで構
成し、上記ミラーと上記プリズムの入射面との間に正の
パワーを有する光学素子を配設して上記ミラーと上記プ
リズムの入射面とを離すことを可能にしたので、ファイ
ンダー装置の前後の長さを短くすることができる。さら
に、上記プリズムを接眼光学系に含めることにより、接
眼レンズの焦点距離を短くすることが可能となるので、
ファインダー倍率を高くすることができる。
【図1】本発明による実像式正立ファインダー装置の実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例のファインダー光学系のレンズ構成図
である。
である。
【図4】同実施例の低倍率時の光学的特性を示すグラフ
である。
である。
【図5】同実施例の高倍率時の光学的特性を示すグラフ
である。
である。
11 第1の反射面
21 入射面
22 第2の反射面
23 第3の反射面
24 第4の反射面
25 射出面
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 フィールドレンズ
L4 コンデンサレンズ
L5 接眼レンズ
M ミラー
P プリズム
Claims (11)
- 【請求項1】 対物光学系による像を接眼光学系および
反射面を有する正立光学系を介して正立実像として観察
するファインダー装置であって、上記正立光学系の第一
の反射面を板状部材で形成したミラーで構成し、他の反
射面を上記ミラーとは別体のプリズムで構成したこと、
を特徴とする正立ファインダー装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記プリズムの入射
面の近傍に、正のパワーをもつ光学素子が配設されてい
ること、を特徴とする正立ファインダー装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、上記ミラー
は、光軸を左右または上下方向に屈曲させる方向に配設
されていること、を特徴とする正立ファインダー装置。 - 【請求項4】 請求項3において、上記第一の反射面の
後に固定のレンズ群が設けられていること、を特徴とす
る正立ファインダー装置。 - 【請求項5】 請求項4において、上記正立ファインダ
ー装置は、レンズシャッターカメラに搭載されること、
を特徴とする正立ファインダー装置。 - 【請求項6】 請求項1において、上記対物光学系は、
変倍光学系により構成されていること、を特徴とする正
立ファインダー装置。 - 【請求項7】 請求項1において、上記ミラーはガラス
材で形成されていること、を特徴とする正立ファインダ
ー装置。 - 【請求項8】 請求項1において、上記ミラーは上記フ
ァインダー装置の固定部に固定されていること、を特徴
とする正立ファインダー装置。 - 【請求項9】 請求項8において、上記ミラーの後に固
定のレンズ群が設けられていること、を特徴とする正立
ファインダー装置。 - 【請求項10】 請求項9において、上記ミラーはガラ
ス材で形成されていること、を特徴とする正立ファイン
ダー装置。 - 【請求項11】 請求項1において、上記対物光学系の
光軸と上記接眼光学系の射出側光軸とがほぼ平行になる
ように形成されていること、を特徴とする正立ファイン
ダー装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298118A JPH052139A (ja) | 1990-11-26 | 1991-10-18 | 正立フアインダー装置 |
GB9124551A GB2251956B (en) | 1990-11-26 | 1991-11-20 | Erect image finder |
US07/795,531 US5235460A (en) | 1990-11-26 | 1991-11-21 | Erect image finder |
DE4138827A DE4138827A1 (de) | 1990-11-26 | 1991-11-26 | Aufrechtbildsucher |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32163190 | 1990-11-26 | ||
JP2-321631 | 1990-11-26 | ||
JP3298118A JPH052139A (ja) | 1990-11-26 | 1991-10-18 | 正立フアインダー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052139A true JPH052139A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=26561387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3298118A Pending JPH052139A (ja) | 1990-11-26 | 1991-10-18 | 正立フアインダー装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5235460A (ja) |
JP (1) | JPH052139A (ja) |
DE (1) | DE4138827A1 (ja) |
GB (1) | GB2251956B (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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