JP3048248B2 - 実像式変倍ファインダー光学系 - Google Patents
実像式変倍ファインダー光学系Info
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- JP3048248B2 JP3048248B2 JP3021630A JP2163091A JP3048248B2 JP 3048248 B2 JP3048248 B2 JP 3048248B2 JP 3021630 A JP3021630 A JP 3021630A JP 2163091 A JP2163091 A JP 2163091A JP 3048248 B2 JP3048248 B2 JP 3048248B2
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- Japan
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- lens group
- lens
- refractive power
- positive refractive
- optical system
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真用カメラ又はビデ
オカメラ等に用いられる実像式変倍ファインダー光学系
に関するものである。
オカメラ等に用いられる実像式変倍ファインダー光学系
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮像系とファインダー系が別体になった
ファインダー光学系としては、逆ガリレオ式ファインダ
ー光学系が良く知られている。しかし、このファインダ
ー光学系は、視野枠の見えが不明瞭であったり、視野枠
を形成するためのハーフミラーにて生ずるゴースト,フ
レアーのため視野自体の見えが悪い等の欠点がある。
ファインダー光学系としては、逆ガリレオ式ファインダ
ー光学系が良く知られている。しかし、このファインダ
ー光学系は、視野枠の見えが不明瞭であったり、視野枠
を形成するためのハーフミラーにて生ずるゴースト,フ
レアーのため視野自体の見えが悪い等の欠点がある。
【0003】これに対して、ケプラー式ファインダー光
学系は、対物系にて形成された実像を接眼系で観察する
ので、前記の逆ガリレオ式ファインダー光学系のもつ欠
点はおおむね解消され見えのよいファインダーが得られ
る。
学系は、対物系にて形成された実像を接眼系で観察する
ので、前記の逆ガリレオ式ファインダー光学系のもつ欠
点はおおむね解消され見えのよいファインダーが得られ
る。
【0004】又、ケプラー式ファインダー光学系に変倍
機能を持たせた例として、特開平1−131510号公
報に記載されているように、簡単な3群ズームタイプの
対物系レンズ系を用いることにより2倍以上の変倍比を
達成したものである。
機能を持たせた例として、特開平1−131510号公
報に記載されているように、簡単な3群ズームタイプの
対物系レンズ系を用いることにより2倍以上の変倍比を
達成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平1−
131510号公報に記載されたものは、構成は簡単な
ものの、中間結像面がポロプリズムの第1面にあるた
め、ファインダー部の全長が長くなってしまう。更に、
ポロプリズムは像を成立させるためにの少なくとも4つ
の反射面を有しているので、ポロプリズムの第1面と最
終面との間の硝路長はかなり長くなってしまう。そのた
め、第1面を中間結像面とすると、接眼レンズの焦点距
離を長く設定せざるを得ない。
131510号公報に記載されたものは、構成は簡単な
ものの、中間結像面がポロプリズムの第1面にあるた
め、ファインダー部の全長が長くなってしまう。更に、
ポロプリズムは像を成立させるためにの少なくとも4つ
の反射面を有しているので、ポロプリズムの第1面と最
終面との間の硝路長はかなり長くなってしまう。そのた
め、第1面を中間結像面とすると、接眼レンズの焦点距
離を長く設定せざるを得ない。
【0006】ところが、ファインダー倍率βは対物レン
ズの焦点距離をf0,接眼レンズの焦点距離をfLとする
とβ=F0 /FL で決定されるので、接眼レンズの焦点
距離を長く設定するとファインダー倍率βが低くなって
しまう。又、ファインダーの半画角ωは、中間像の像高
をhとするとtanω=h/f0 で決定されるので、接
眼レンズの焦点距離が長くなると、高いファインダー倍
率と広いファインダー画角を得るためには中間像の像高
を大きく設定しなければならず、ファインダー部が大型
化してしまう。更に、対物レンズのバックフォーカス分
だけ対物レンズの最終面とポロプリズムとの第1面の間
隔が開いてしまうので、その分ファインダー部の全長が
長くなってしまうという問題があった。
ズの焦点距離をf0,接眼レンズの焦点距離をfLとする
とβ=F0 /FL で決定されるので、接眼レンズの焦点
距離を長く設定するとファインダー倍率βが低くなって
しまう。又、ファインダーの半画角ωは、中間像の像高
をhとするとtanω=h/f0 で決定されるので、接
眼レンズの焦点距離が長くなると、高いファインダー倍
率と広いファインダー画角を得るためには中間像の像高
を大きく設定しなければならず、ファインダー部が大型
化してしまう。更に、対物レンズのバックフォーカス分
だけ対物レンズの最終面とポロプリズムとの第1面の間
隔が開いてしまうので、その分ファインダー部の全長が
長くなってしまうという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、低倍端にお
いて高いファインダー倍率と広いファインダー画角が得
られると共に、変倍比も2倍以上であり、且つ収差も良
好に補正され、更に製造コストも安くて済む実像式変倍
ファインダー光学系を提供することを目的としている。
いて高いファインダー倍率と広いファインダー画角が得
られると共に、変倍比も2倍以上であり、且つ収差も良
好に補正され、更に製造コストも安くて済む実像式変倍
ファインダー光学系を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による実像式変倍
ファインダー光学系は、物体側から順に配置された負の
屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と正
の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群と
で構成される全系として正の屈折力を有する対物レンズ
系と、像正立のための反射面を複数有する像正立光学系
と、全系として正の屈折力を有する接眼レンズ系とより
成る実像式変倍ファインダー光学系において、前記複数
の反射面のうちの第1の反射面以降の所定位置に前記対
物レンズ系によって中間像が形成され、前記第1レンズ
群及び前記第4レンズ群を固定し且つ前記第2レンズ群
及び前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることによ
り変倍及び視度補正を行い、前記第2レンズ群と前記第
3レンズ群の間隔は低倍端に比べて高倍端で小さくなっ
ていることを特徴とする。 また、本発明による実像式変
倍ファインダー光学系は、物体側から順に配置された負
の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と
正の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群
とで構成される全系として正の屈折力を有する対物レン
ズ系と、全系として正の屈折力を有する接眼レンズ系と
より成る実像式変倍ファインダー光学系において、前記
第1レンズ群及び前記第4レンズ群を固定し且つ前記第
2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸方向に移動させ
ることにより変倍及び視度補正を行うとともに、下記条
件を満足することを特徴とする。 2.0<f 4 /f w 但し、f w は前記対物レンズ系の低倍端における焦点距
離、f 4 は前記第4レンズ群の焦点距離である。 図を用
いると、 本発明による実像式変倍ファインダー光学系
は、第1図に示す概念図のような構成の光学系であっ
て、物体側より順に配置された負の屈折力の第1レンズ
群G1と正の屈折力の第2レンズ群G2と正の屈折力の第
3レンズ群G3と像正立のための少なくとも1つの反射
面を有し且つ正の屈折力を有するプリズム等の第4レン
ズ群G4とから成る全系として正の屈折力を有する対物
レンズ系G1と、像正立のための残りの反射面を有する
プリズムPと接眼レンズEとから成る全系として正の屈
折力を有する接眼レンズ系G11とにより構成され、対物
レンズ系G1により形成される中間像を第4レンズ群G4
の最終面近傍若しくは接眼レンズ系G11の第1面近傍に
結像させ、前記第1レンズ群G1及び第4レンズ群G4を
固定し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3を光軸方
向に移動させて変倍及び視度の補正を行なうことを特徴
としている。尚、Oは物体位置、Iは中間結像面、EP
はアイポイントを示している。
ファインダー光学系は、物体側から順に配置された負の
屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と正
の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群と
で構成される全系として正の屈折力を有する対物レンズ
系と、像正立のための反射面を複数有する像正立光学系
と、全系として正の屈折力を有する接眼レンズ系とより
成る実像式変倍ファインダー光学系において、前記複数
の反射面のうちの第1の反射面以降の所定位置に前記対
物レンズ系によって中間像が形成され、前記第1レンズ
群及び前記第4レンズ群を固定し且つ前記第2レンズ群
及び前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることによ
り変倍及び視度補正を行い、前記第2レンズ群と前記第
3レンズ群の間隔は低倍端に比べて高倍端で小さくなっ
ていることを特徴とする。 また、本発明による実像式変
倍ファインダー光学系は、物体側から順に配置された負
の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と
正の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群
とで構成される全系として正の屈折力を有する対物レン
ズ系と、全系として正の屈折力を有する接眼レンズ系と
より成る実像式変倍ファインダー光学系において、前記
第1レンズ群及び前記第4レンズ群を固定し且つ前記第
2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸方向に移動させ
ることにより変倍及び視度補正を行うとともに、下記条
件を満足することを特徴とする。 2.0<f 4 /f w 但し、f w は前記対物レンズ系の低倍端における焦点距
離、f 4 は前記第4レンズ群の焦点距離である。 図を用
いると、 本発明による実像式変倍ファインダー光学系
は、第1図に示す概念図のような構成の光学系であっ
て、物体側より順に配置された負の屈折力の第1レンズ
群G1と正の屈折力の第2レンズ群G2と正の屈折力の第
3レンズ群G3と像正立のための少なくとも1つの反射
面を有し且つ正の屈折力を有するプリズム等の第4レン
ズ群G4とから成る全系として正の屈折力を有する対物
レンズ系G1と、像正立のための残りの反射面を有する
プリズムPと接眼レンズEとから成る全系として正の屈
折力を有する接眼レンズ系G11とにより構成され、対物
レンズ系G1により形成される中間像を第4レンズ群G4
の最終面近傍若しくは接眼レンズ系G11の第1面近傍に
結像させ、前記第1レンズ群G1及び第4レンズ群G4を
固定し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3を光軸方
向に移動させて変倍及び視度の補正を行なうことを特徴
としている。尚、Oは物体位置、Iは中間結像面、EP
はアイポイントを示している。
【0009】
【作用】図1において、変倍時第2レンズ群G2 と第3
レンズ群G3 の合成倍率β23が|β23|=1の点で中間
結像位置Iが最も物体側即ち第3レンズ群G3 側にずれ
るので、中間結像位置Iをほぼ一定にすべく補正すると
第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の間隔が最も拡が
った状態となる。従って、|β23|≦1の範囲で変倍す
ると、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の間隔は高
倍端で最大となり、|β23|≧1の範囲で変倍すると、
逆に第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の間隔は低倍
端で最大となる。又、|β23|=1を挟んで変倍する
と、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 はその間隔が
低倍端と高倍端との中間で最大となるように光軸上を移
動する。
レンズ群G3 の合成倍率β23が|β23|=1の点で中間
結像位置Iが最も物体側即ち第3レンズ群G3 側にずれ
るので、中間結像位置Iをほぼ一定にすべく補正すると
第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の間隔が最も拡が
った状態となる。従って、|β23|≦1の範囲で変倍す
ると、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の間隔は高
倍端で最大となり、|β23|≧1の範囲で変倍すると、
逆に第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の間隔は低倍
端で最大となる。又、|β23|=1を挟んで変倍する
と、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 はその間隔が
低倍端と高倍端との中間で最大となるように光軸上を移
動する。
【0010】又、中間結像面をポロプリズム内に設定す
るには対物レンズのバックフォーカスを長くとる必要が
あり、そのためには変倍時低倍端と高倍端で|β23|=
1を挟むか若しくは|β23|≧1の範囲で|β23|を設
定するのが良い。
るには対物レンズのバックフォーカスを長くとる必要が
あり、そのためには変倍時低倍端と高倍端で|β23|=
1を挟むか若しくは|β23|≧1の範囲で|β23|を設
定するのが良い。
【0011】本発明光学系では、第2レンズ群G2 と第
3レンズ群G3 の正の屈折力を第4レンズ群G4 に配分
することにより、対物レンズによって形成される中間像
の収差補正を容易にしている。即ち、負の屈折力の第1
レンズ群G1 から射出する光束は発散するので、第1レ
ンズ群G1 と第2レンズ群G2 との間隔が離れれば離れ
るほど光束が広がり、変倍比を大きくとることが困難に
なるが、第4レンズ群G4 に正の屈折力を配分すると広
がった光束が徐々に収斂するようになるので、大きな変
倍域で低倍端から高倍端まで良好に収差を補正すること
ができる。
3レンズ群G3 の正の屈折力を第4レンズ群G4 に配分
することにより、対物レンズによって形成される中間像
の収差補正を容易にしている。即ち、負の屈折力の第1
レンズ群G1 から射出する光束は発散するので、第1レ
ンズ群G1 と第2レンズ群G2 との間隔が離れれば離れ
るほど光束が広がり、変倍比を大きくとることが困難に
なるが、第4レンズ群G4 に正の屈折力を配分すると広
がった光束が徐々に収斂するようになるので、大きな変
倍域で低倍端から高倍端まで良好に収差を補正すること
ができる。
【0012】又、本発明光学系のように物体側から順に
負の屈折力を有するレンズ群と正の屈折力を有するレン
ズ群とで構成されるレトロフォーカスタイプの対物レン
ズ系では、図2に示したように、対物レンズの全長を長
くしないために負レンズ群GN と正レンズ群GP との間
隔Dを一定とし、中間結像面IABを第1反射面以後に設
定するために必要なバックフォーカスLも一定とした
時、両レンズ群の合成焦点距離を短くする(図中fA →
fB )と両群の屈折力が強くなるため、収差補正上好ま
しくなく、入射画角を広くとることが困難になる。尚、
図2中、OA ,OB は物体位置である。
負の屈折力を有するレンズ群と正の屈折力を有するレン
ズ群とで構成されるレトロフォーカスタイプの対物レン
ズ系では、図2に示したように、対物レンズの全長を長
くしないために負レンズ群GN と正レンズ群GP との間
隔Dを一定とし、中間結像面IABを第1反射面以後に設
定するために必要なバックフォーカスLも一定とした
時、両レンズ群の合成焦点距離を短くする(図中fA →
fB )と両群の屈折力が強くなるため、収差補正上好ま
しくなく、入射画角を広くとることが困難になる。尚、
図2中、OA ,OB は物体位置である。
【0013】そこで、本発明光学系では、第4レンズ群
G4 に正の屈折力を配分して、第1レンズ群G1 で発生
する収差を第2レンズ群G2 ,第3レンズ群G3 ,第4
レンズ群G4 の3つのレンズ群で補正するようにするこ
とにより、低倍端のファインダー画角を広くとっても良
好に収差を補正することができる。又、第1レンズ群G
1 ,第2レンズ群G2 ,第3レンズ群G3 ,第4レンズ
群G4 でそれぞれの少なくとも1面を非球面にすること
は、低倍時及び高倍時の歪曲収差を小さくした上で非点
収差とコマ収差のバランスをとるのに好ましい。
G4 に正の屈折力を配分して、第1レンズ群G1 で発生
する収差を第2レンズ群G2 ,第3レンズ群G3 ,第4
レンズ群G4 の3つのレンズ群で補正するようにするこ
とにより、低倍端のファインダー画角を広くとっても良
好に収差を補正することができる。又、第1レンズ群G
1 ,第2レンズ群G2 ,第3レンズ群G3 ,第4レンズ
群G4 でそれぞれの少なくとも1面を非球面にすること
は、低倍時及び高倍時の歪曲収差を小さくした上で非点
収差とコマ収差のバランスをとるのに好ましい。
【0014】又、本発明光学系では、第4レンズ群G4
の第1面がフィールドレンズとしての作用を持つので、
従来のフィールドレンズが不要となり、その結果コスト
を低減できると共に、従来のフィールドレンズの厚みの
分だけファインダー部の全長を一層短くすることができ
る。
の第1面がフィールドレンズとしての作用を持つので、
従来のフィールドレンズが不要となり、その結果コスト
を低減できると共に、従来のフィールドレンズの厚みの
分だけファインダー部の全長を一層短くすることができ
る。
【0015】又、対物レンズ系GI の第2レンズ群G2
の焦点距離f2 は、次の条件を満足するのが良い。 1.5<f2 /fW (1) 但し、fW は対物レンズ系GI の低倍端における焦点距
離である。この条件を越えて第2レンズ群G2 の屈折力
が強くなると、低倍端から高倍端にかけての非点収差と
コマ収差の変動量が著しく増加し、結像性能が低下す
る。
の焦点距離f2 は、次の条件を満足するのが良い。 1.5<f2 /fW (1) 但し、fW は対物レンズ系GI の低倍端における焦点距
離である。この条件を越えて第2レンズ群G2 の屈折力
が強くなると、低倍端から高倍端にかけての非点収差と
コマ収差の変動量が著しく増加し、結像性能が低下す
る。
【0016】又、対物レンズ系GI の第4レンズ群G4
の焦点距離f4 は、次の条件を満足するのが良い。 2.0<f4 /fW (2) この条件を越えて第4レンズ群G4 の屈折力が強くなる
と、低倍端付近での非点収差が悪化し、低倍端から高倍
端にかけての歪曲収差の変動量が著しく増加し、結像性
能が低下する。
の焦点距離f4 は、次の条件を満足するのが良い。 2.0<f4 /fW (2) この条件を越えて第4レンズ群G4 の屈折力が強くなる
と、低倍端付近での非点収差が悪化し、低倍端から高倍
端にかけての歪曲収差の変動量が著しく増加し、結像性
能が低下する。
【0017】ファインダー部の全長を短くするには、第
2レンズ群G2 を全体として物体側に凸のメニスカス形
状にしてその主点を第1レンズ群G1 側へ出すのが望ま
しい。何故なら、主点がレンズ群中にある状態で対物レ
ンズ系GI の全長を縮めると、高倍端で隣接するレンズ
群同志特に第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 の干渉
が起きてしまう。そこで、本発明光学系では、第2レン
ズ群G2 の主点を第1レンズ群G1 側へ出すことで第2
レンズ群G2 の位置を接眼レンズ系GII側へシフトさ
せ、第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 との空気間隔
を確保してそれらの干渉を防ぐようにしている。
2レンズ群G2 を全体として物体側に凸のメニスカス形
状にしてその主点を第1レンズ群G1 側へ出すのが望ま
しい。何故なら、主点がレンズ群中にある状態で対物レ
ンズ系GI の全長を縮めると、高倍端で隣接するレンズ
群同志特に第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 の干渉
が起きてしまう。そこで、本発明光学系では、第2レン
ズ群G2 の主点を第1レンズ群G1 側へ出すことで第2
レンズ群G2 の位置を接眼レンズ系GII側へシフトさ
せ、第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 との空気間隔
を確保してそれらの干渉を防ぐようにしている。
【0018】更に、本発明光学系では、第1レンズ群G
1 を固定しているため、低倍端のファインダー画角を広
げても製作上の精度が厳しくなく、且つ光学系内へのゴ
ミの進入を防ぐためのカバーガラスを省くことができ、
その結果コストを一層低減できると共にファインダー部
の全長を一層短くすることができる。
1 を固定しているため、低倍端のファインダー画角を広
げても製作上の精度が厳しくなく、且つ光学系内へのゴ
ミの進入を防ぐためのカバーガラスを省くことができ、
その結果コストを一層低減できると共にファインダー部
の全長を一層短くすることができる。
【0019】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。実施例1 これは、図3に示した如く、一枚の負レンズの第1レン
ズ群1と一枚の正レンズの第2レンズ群2と一枚の正レ
ンズの第3レンズ群3と像正立のための第1反射面
M1 ,第2反射面M2 を有し且つ正の屈折力を有するプ
リズムである第4レンズ群4とから成る対物レンズ系5
と、像正立のための第3反射面M3 ,第4反射面M4 を
有するプリズム6と一枚の正レンズの接眼レンズ7とか
ら成る接眼レンズ系8とから構成され、中間像は第4レ
ンズ群4の射出面に形成されるようになっている。
に説明する。実施例1 これは、図3に示した如く、一枚の負レンズの第1レン
ズ群1と一枚の正レンズの第2レンズ群2と一枚の正レ
ンズの第3レンズ群3と像正立のための第1反射面
M1 ,第2反射面M2 を有し且つ正の屈折力を有するプ
リズムである第4レンズ群4とから成る対物レンズ系5
と、像正立のための第3反射面M3 ,第4反射面M4 を
有するプリズム6と一枚の正レンズの接眼レンズ7とか
ら成る接眼レンズ系8とから構成され、中間像は第4レ
ンズ群4の射出面に形成されるようになっている。
【0020】本実施例のデータは次の通りであり、図
4,図5,図6に夫々本実施例の低倍端,中間,高倍端
での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜0.76,f2 /fW =
4.64 ファインダー画角(2ω)=65.0゜〜32.0゜,
f4 /fW =3.73 |β23|=1.01〜2.11 r1 =54.6124 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =7.3448(非球面) d2 =8.3401(可変) r3 =4.2291(非球面) d3 =1.5000 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =4.9451 d4 =13.8467(可変) r5 =22.3570(非球面) d5 =2.8131 n3 =1.49230 ν3
=57.71 r6 =−15.9292 d6 =0.5000(可変) r7 =13.8872(非球面) d7 =20.5000 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =∞ d8 =1.0000 r9 =∞ d9 =25.0000 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=∞ d10=1.3916 r11=19.0006(非球面) d11=4.8975 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=−20.7486 d12=18.9969 r13 (瞳)
4,図5,図6に夫々本実施例の低倍端,中間,高倍端
での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜0.76,f2 /fW =
4.64 ファインダー画角(2ω)=65.0゜〜32.0゜,
f4 /fW =3.73 |β23|=1.01〜2.11 r1 =54.6124 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =7.3448(非球面) d2 =8.3401(可変) r3 =4.2291(非球面) d3 =1.5000 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =4.9451 d4 =13.8467(可変) r5 =22.3570(非球面) d5 =2.8131 n3 =1.49230 ν3
=57.71 r6 =−15.9292 d6 =0.5000(可変) r7 =13.8872(非球面) d7 =20.5000 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =∞ d8 =1.0000 r9 =∞ d9 =25.0000 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=∞ d10=1.3916 r11=19.0006(非球面) d11=4.8975 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=−20.7486 d12=18.9969 r13 (瞳)
【0021】非球面係数 第2面 E=−0.59278×10-3 , F=−0.161
71×10-4 , G=0.69520×10-6 第3面 E=−0.79977×10-3 , F=0.6430
8×10-5 , G=−0.23514×10-5 第5面 E=−0.50483×10-4 , F=−0.235
64×10-5 , G=0.10484×10-6 第7面 E=−0.10553×10-3 , F=0.3989
0×10-5 , G=−0.85819×10-7 第11面 E=−0.66373×10-4 , F=0.1407
2×10-6 , G=−0.59412×10-8
71×10-4 , G=0.69520×10-6 第3面 E=−0.79977×10-3 , F=0.6430
8×10-5 , G=−0.23514×10-5 第5面 E=−0.50483×10-4 , F=−0.235
64×10-5 , G=0.10484×10-6 第7面 E=−0.10553×10-3 , F=0.3989
0×10-5 , G=−0.85819×10-7 第11面 E=−0.66373×10-4 , F=0.1407
2×10-6 , G=−0.59412×10-8
【0022】
【0023】実施例2 これは、図7に示した如く、一枚の負レンズの第1レン
ズ群1と一枚の正レンズの第2レンズ群2と一枚の正レ
ンズの第3レンズ群3と像正立のための第1反射面M1
を有し且つ正の屈折力を有するプリズムである第4レン
ズ群4とから成る対物レンズ系5と、像正立のための第
2反射面M2 ,第3反射面M3 ,第4反射面M4 を有す
るプリズム6と一枚の正レンズの接眼レンズ7とから成
る接眼レンズ系8とから構成され、中間像は第4レンズ
群4の射出面に形成されるようになっている。
ズ群1と一枚の正レンズの第2レンズ群2と一枚の正レ
ンズの第3レンズ群3と像正立のための第1反射面M1
を有し且つ正の屈折力を有するプリズムである第4レン
ズ群4とから成る対物レンズ系5と、像正立のための第
2反射面M2 ,第3反射面M3 ,第4反射面M4 を有す
るプリズム6と一枚の正レンズの接眼レンズ7とから成
る接眼レンズ系8とから構成され、中間像は第4レンズ
群4の射出面に形成されるようになっている。
【0024】本実施例のデータは次の通りであり、図
8,図9,図10に夫々本実施例の低倍端,中間,高倍
端での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜0.81,f2 /fW =
2.33 ファインダー画角(2ω)=63.4゜〜28.4゜,
f4 /fW =2.92 |β23|=1.10〜2.48 r1 =−17.7499 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =8.3198(非球面) d2 =4.8333(可変) r3 =5.6779(非球面) d3 =1.5411 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =15.0310 d4 =10.0475(可変) r5 =15.0642(非球面) d5 =1.6516 n3 =1.49230 ν3
=57.71 r6 =−13.6408 d6 =8.9301(可変) r7 =10.8787 d7 =9.2888 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =∞ d8 =1.0000 r9 =∞ d9 =31.7178 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=−17.4854 d10=1.0000 r11=12.1548(非球面) d11=4.9248 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=18.5321 d12=15.0000 r13 (瞳)
8,図9,図10に夫々本実施例の低倍端,中間,高倍
端での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜0.81,f2 /fW =
2.33 ファインダー画角(2ω)=63.4゜〜28.4゜,
f4 /fW =2.92 |β23|=1.10〜2.48 r1 =−17.7499 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =8.3198(非球面) d2 =4.8333(可変) r3 =5.6779(非球面) d3 =1.5411 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =15.0310 d4 =10.0475(可変) r5 =15.0642(非球面) d5 =1.6516 n3 =1.49230 ν3
=57.71 r6 =−13.6408 d6 =8.9301(可変) r7 =10.8787 d7 =9.2888 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =∞ d8 =1.0000 r9 =∞ d9 =31.7178 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=−17.4854 d10=1.0000 r11=12.1548(非球面) d11=4.9248 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=18.5321 d12=15.0000 r13 (瞳)
【0025】非球面係数 第2面 E=−0.20430×10-2 , F=0.2120
1×10-4 , G=−0.12153×10-6 第3面 E=−0.25267×10-2 , F=0.7162
5×10-6 , G=−0.16661×10-7 第5面 E=−0.18141×10-3 , F=0.3281
3×10-4 G=−0.27440×10-5 第11面 E=−0.35281×10-4 , F=−0.894
58×10-7 , G=−0.15212×10-8
1×10-4 , G=−0.12153×10-6 第3面 E=−0.25267×10-2 , F=0.7162
5×10-6 , G=−0.16661×10-7 第5面 E=−0.18141×10-3 , F=0.3281
3×10-4 G=−0.27440×10-5 第11面 E=−0.35281×10-4 , F=−0.894
58×10-7 , G=−0.15212×10-8
【0026】
【0027】実施例3 これは、図11に示した如く、一枚の負レンズの第1レ
ンズ群1と一枚の正レンズ2aと一枚の負レンズ2bと
から成り全体として正の屈折力を有する第2レンズ群2
と一枚の正レンズの第3レンズ群3と像正立のための第
1反射面M1を有し且つ正の屈折力を有するプリズムで
ある第4レンズ群4とから成る対物レンズ系5と、像正
立のための第2反射面M2 ,第3反射面M3 ,第4反射
面M4 を有するプリズム6と一枚の正レンズの接眼レン
ズ7とから成る接眼レンズ系8とから構成され、中間像
は第4レンズ群4の射出面に形成されるようになってい
る。
ンズ群1と一枚の正レンズ2aと一枚の負レンズ2bと
から成り全体として正の屈折力を有する第2レンズ群2
と一枚の正レンズの第3レンズ群3と像正立のための第
1反射面M1を有し且つ正の屈折力を有するプリズムで
ある第4レンズ群4とから成る対物レンズ系5と、像正
立のための第2反射面M2 ,第3反射面M3 ,第4反射
面M4 を有するプリズム6と一枚の正レンズの接眼レン
ズ7とから成る接眼レンズ系8とから構成され、中間像
は第4レンズ群4の射出面に形成されるようになってい
る。
【0028】本実施例のデータは次の通りであり、図1
2,図13,図14に夫々本実施例の低倍端,中間,高
倍端での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜0.85,f2 /fW =
1.85 ファインダー画角(2ω)=64.1゜〜28.4゜,
f4 /fW =8.06 |β23|=1.30〜3.07 r1 =−20.3447 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =4.8808(非球面) d2 =8.0692(可変) r3 =5.8196(非球面) d3 =2.7938 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =−24.5888 d4 =0.2000 r5 =12.5101 d5 =1.5000 n3 =1.58362 ν3
=30.37 r6 =5.8819 d6 =14.4028(可変) r7 =13.5810(非球面) d7 =2.0134 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =−20.2297 d8 =9.2309(可変) r9 =30.0000 d9 =11.5000 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=∞ d10=1.5088 r11=24.1137 d11=28.0000 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=∞ d12=0.7000 r13=15.8349(非球面) d13=2.2744 n7 =1.49230 ν7
=57.71 r14=−31.5918 d14=15.0000 r15 (瞳)
2,図13,図14に夫々本実施例の低倍端,中間,高
倍端での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜0.85,f2 /fW =
1.85 ファインダー画角(2ω)=64.1゜〜28.4゜,
f4 /fW =8.06 |β23|=1.30〜3.07 r1 =−20.3447 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =4.8808(非球面) d2 =8.0692(可変) r3 =5.8196(非球面) d3 =2.7938 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =−24.5888 d4 =0.2000 r5 =12.5101 d5 =1.5000 n3 =1.58362 ν3
=30.37 r6 =5.8819 d6 =14.4028(可変) r7 =13.5810(非球面) d7 =2.0134 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =−20.2297 d8 =9.2309(可変) r9 =30.0000 d9 =11.5000 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=∞ d10=1.5088 r11=24.1137 d11=28.0000 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=∞ d12=0.7000 r13=15.8349(非球面) d13=2.2744 n7 =1.49230 ν7
=57.71 r14=−31.5918 d14=15.0000 r15 (瞳)
【0029】非球面係数 第2面 E=−0.18516×10-2 , F=−0.145
19×10-4 , G=−0.17343×10-5 第3面 E=−0.73449×10-3 , F=−0.649
18×10-5 , G=−0.46454×10-6 第7面 E=−0.15786×10-3 , F=−0.814
48×10-6 G=0.41679×10-7 第13面 E=−0.12848×10-3 , F=0.4336
0×10-6 , G=−0.85149×10-8
19×10-4 , G=−0.17343×10-5 第3面 E=−0.73449×10-3 , F=−0.649
18×10-5 , G=−0.46454×10-6 第7面 E=−0.15786×10-3 , F=−0.814
48×10-6 G=0.41679×10-7 第13面 E=−0.12848×10-3 , F=0.4336
0×10-6 , G=−0.85149×10-8
【0030】
【0031】実施例4 これは、図15に示した如く、一枚の負レンズの第1レ
ンズ群1と一枚の正レンズの第2レンズ群2と一枚の正
レンズの第3レンズ群3と像正立のための第1反射面M
1 を有し且つ正の屈折力を有すると共に像側に凸のメニ
スカス形状のプリズムである第4レンズ群4とから成る
対物レンズ系5と、像正立のための第2反射面M2 ,第
3反射面M3 ,第4反射面M4 を有するプリズム6と一
枚の正レンズの接眼レンズ7とから成る接眼レンズ系8
とから構成され、中間像は第4レンズ群4の射出面に形
成されるようになっている。
ンズ群1と一枚の正レンズの第2レンズ群2と一枚の正
レンズの第3レンズ群3と像正立のための第1反射面M
1 を有し且つ正の屈折力を有すると共に像側に凸のメニ
スカス形状のプリズムである第4レンズ群4とから成る
対物レンズ系5と、像正立のための第2反射面M2 ,第
3反射面M3 ,第4反射面M4 を有するプリズム6と一
枚の正レンズの接眼レンズ7とから成る接眼レンズ系8
とから構成され、中間像は第4レンズ群4の射出面に形
成されるようになっている。
【0032】本実施例のデータは次の通りであり、図1
6,図17,図18に夫々本実施例の低倍端,中間,高
倍端での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜1.10,f2 /fW =
2.10 ファインダー画角(2ω)=63.4゜〜23.6゜,
f4 /fW =11.27 |β23|=0.80〜2.50 r1 =−66.1109 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =5.7868(非球面) d2 =9.1669(可変) r3 =4.5614(非球面) d3 =1.9553 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =9.4144 d4 =8.1194(可変) r5 =10.8110(非球面) d5 =2.0000 n3 =1.49230 ν3
=57.71 r6 =−17.2905 d6 =5.2661(可変) r7 =−68.9557(非球面) d7 =10.6673 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =−27.4038 d8 =2.0000 r9 =13.6488 d9 =32.0000 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=∞ d10=1.1590 r11=7.0180(非球面) d11=4.2547 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=14.8880 d12=15.0000 r13 (瞳)
6,図17,図18に夫々本実施例の低倍端,中間,高
倍端での収差曲線を示す。 ファインダー倍率=0.36〜1.10,f2 /fW =
2.10 ファインダー画角(2ω)=63.4゜〜23.6゜,
f4 /fW =11.27 |β23|=0.80〜2.50 r1 =−66.1109 d1 =1.0000 n1 =1.58362 ν1
=30.37 r2 =5.7868(非球面) d2 =9.1669(可変) r3 =4.5614(非球面) d3 =1.9553 n2 =1.49230 ν2
=57.71 r4 =9.4144 d4 =8.1194(可変) r5 =10.8110(非球面) d5 =2.0000 n3 =1.49230 ν3
=57.71 r6 =−17.2905 d6 =5.2661(可変) r7 =−68.9557(非球面) d7 =10.6673 n4 =1.49230 ν4
=57.71 r8 =−27.4038 d8 =2.0000 r9 =13.6488 d9 =32.0000 n5 =1.49230 ν5
=57.71 r10=∞ d10=1.1590 r11=7.0180(非球面) d11=4.2547 n6 =1.49230 ν6
=57.71 r12=14.8880 d12=15.0000 r13 (瞳)
【0033】非球面係数 第2面 E=−0.20346×10-2 , F=0.1932
8×10-4, G=−0.89468×10-6 第3面 E=−0.25383×10-2 , F=0.4800
5×10-4 , G=−0.56948×10-5 第5面 E=−0.22834×10-3 , F=−0.431
32×10-4 , G=0.36460×10-5 第7面 E=−0.49891×10-3 , F=−0.211
35×10-5 , G=0.76789×10-6 第11面 E=−0.26893×10-3 , F=−0.231
44×10-5 , G=−0.12955×10-6
8×10-4, G=−0.89468×10-6 第3面 E=−0.25383×10-2 , F=0.4800
5×10-4 , G=−0.56948×10-5 第5面 E=−0.22834×10-3 , F=−0.431
32×10-4 , G=0.36460×10-5 第7面 E=−0.49891×10-3 , F=−0.211
35×10-5 , G=0.76789×10-6 第11面 E=−0.26893×10-3 , F=−0.231
44×10-5 , G=−0.12955×10-6
【0034】
【0035】但し、上記各実施例においてr1 ,
r2 ,…は各レンズ面の曲率半径、d1 ,d2 ,…は各
レンズの肉厚及びレンズ間隔、n1 ,n2 ,…は各レン
ズの屈折率、ν1 ,ν2 ,…は各レンズのアッベ数であ
る。
r2 ,…は各レンズ面の曲率半径、d1 ,d2 ,…は各
レンズの肉厚及びレンズ間隔、n1 ,n2 ,…は各レン
ズの屈折率、ν1 ,ν2 ,…は各レンズのアッベ数であ
る。
【0036】又、上記各実施例中の非球面形状は、上記
非球面係数を用いて以下の式で表わされる。但し、光軸
方向の座標はX、光軸と垂直な方向の座標はYとする。 X=CY2 /{1+(1-PC2Y2)1/2}+EY4+FY6+GY8+HY10 ここで、Cは非球面頂点での曲率(=1/r)である。
非球面係数を用いて以下の式で表わされる。但し、光軸
方向の座標はX、光軸と垂直な方向の座標はYとする。 X=CY2 /{1+(1-PC2Y2)1/2}+EY4+FY6+GY8+HY10 ここで、Cは非球面頂点での曲率(=1/r)である。
【0037】又、上記各実施例中の対物レンズの光学要
素はプラスチックを材料としているが、コスト的に見合
うならガラス材料としてもよい。
素はプラスチックを材料としているが、コスト的に見合
うならガラス材料としてもよい。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、本発明による実像式変倍フ
ァインダー光学系は、低倍端において高いファインダー
倍率と広いファインダー画角が得られると共に、変倍比
も2倍以上であり、且つ収差も良好に補正され、更に製
造コストも安くて済むという実用上重要な利点を有して
いる。
ァインダー光学系は、低倍端において高いファインダー
倍率と広いファインダー画角が得られると共に、変倍比
も2倍以上であり、且つ収差も良好に補正され、更に製
造コストも安くて済むという実用上重要な利点を有して
いる。
【図1】本発明による実像式変倍ファインダー光学系の
概念図である。
概念図である。
【図2】レトロフォーカスタイプの対物レンズ系の概念
図である。
図である。
【図3】実施例1の低倍端,中間,高倍端における展開
図である。
図である。
【図4】実施例1の低倍端における収差曲線図である。
【図5】実施例1の中間における収差曲線図である。
【図6】実施例1の高倍端における収差曲線図である。
【図7】実施例2の低倍端,中間,高倍端における展開
図である。
図である。
【図8】実施例2の低倍端における収差曲線図である。
【図9】実施例2の中間における収差曲線図である。
【図10】実施例2の高倍端における収差曲線図であ
る。
る。
【図11】実施例3の低倍端,中間,高倍端における展
開図である。
開図である。
【図12】実施例3の低倍端における収差曲線図であ
る。
る。
【図13】実施例3の中間における収差曲線図である。
【図14】実施例3の高倍端における収差曲線図であ
る。
る。
【図15】実施例4の低倍端,中間,高倍端における展
開図である。
開図である。
【図16】実施例4の低倍端における収差曲線図であ
る。
る。
【図17】実施例4の中間における収差曲線図である。
【図18】実施例4の高倍端における収差曲線図であ
る。
る。
1 第1レンズ群 2 第2レンズ群 3 第3レンズ群 4 第4レンズ群 5 対物レンズ系 6 プリズム 7 接眼レンズ 8 接眼レンズ系
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側から順に配置された負の屈折力の
第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力
の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群とで構成さ
れる全系として正の屈折力を有する対物レンズ系と、像
正立のための反射面を複数有する像正立光学系と、全系
として正の屈折力を有する接眼レンズ系とより成る実像
式変倍ファインダー光学系において、前記複数の反射面
のうちの第1の反射面以降の所定位置に前記対物レンズ
系によって中間像が形成され、前記第1レンズ群及び前
記第4レンズ群を固定し且つ前記第2レンズ群及び前記
第3レンズ群を光軸方向に移動させることにより変倍及
び視度補正を行い、前記第2レンズ群と前記第3レンズ
群の間隔は低倍端に比べて高倍端で小さくなっているこ
とを特徴とする実像式変倍ファインダー光学系。 - 【請求項2】 物体側から順に配置された負の屈折力の
第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力
の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群とで構成さ
れる全系として正の屈折力を有する対物レンズ系と、全
系として正の屈折力を有する接眼レンズ系とより成る実
像式変倍ファインダー光学系において、前記第1レンズ
群及び前記第4レンズ群を固定し且つ前記第2レンズ群
及び前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることによ
り変倍及び視度補正を行うとともに、下記条件を満足す
ることを特徴とする実像式変倍ファインダー光学系。 2.0<f 4 /f w 但し、f w は前記対物レンズ系の低倍端における焦点距
離、f 4 は前記第4レンズ群の焦点距離である。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3021630A JP3048248B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 実像式変倍ファインダー光学系 |
US07/823,472 US5257129A (en) | 1991-01-22 | 1992-01-22 | Real image type variable magnification viewfinder optical system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3021630A JP3048248B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 実像式変倍ファインダー光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04238314A JPH04238314A (ja) | 1992-08-26 |
JP3048248B2 true JP3048248B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12060388
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3021630A Expired - Fee Related JP3048248B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 実像式変倍ファインダー光学系 |
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Country | Link |
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KR100584013B1 (ko) * | 1997-07-11 | 2006-08-01 | 삼성테크윈 주식회사 | 광각렌즈 |
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