JPH05210851A - 光ピックアップの光学部品固定装置 - Google Patents

光ピックアップの光学部品固定装置

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JPH05210851A
JPH05210851A JP2402234A JP40223490A JPH05210851A JP H05210851 A JPH05210851 A JP H05210851A JP 2402234 A JP2402234 A JP 2402234A JP 40223490 A JP40223490 A JP 40223490A JP H05210851 A JPH05210851 A JP H05210851A
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
optical
holding member
optical component
fixing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2402234A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Cho
孝行 長
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期にわたって安定した接着特性を維持で
き、光学部品の変位の防止を可能にする。 【構成】 光路中に配設される光学部品1を保持部材2
に接着剤3により固定する光ピックアップの光学部品固
定装置において、光学部品1と保持部材2との間に介在
している接着剤層3の外部に対して露出している部分
を、被覆材4によって被覆し、接着剤3を外部から遮断
して、接着剤3に外部からの悪影響が及ばないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ,
光磁気ディスクドライブに適用される光ピックアップに
おける光学部品固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ピックアップを構成する光学部
品は、平滑な接着面が形成された保持部材に接着剤を使
用して固定されて、記録又は再生用の光ビームの光路中
に配設されている。
【0003】また前記光学部品の設置に当り、−40℃〜
+60℃の環境下において数μm単位の微少変位も許容で
きない位置決め精度が必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の従来技術
において、光学部品を保持部材に固定する接着剤は、空
気中の水分や微細な塵埃の影響を受けたり、あるいは自
体の経時劣化などによって、接着強度の低下や接着剤の
内部応力に変化が生じてしまう。このため固定状態にも
変化が生じ、固定された光学部品に微少な位置ずれを生
じさせていた。
【0005】また接着剤を均一に塗布することは困難で
あり、光学部品と保持部材との間の接着剤層の厚さの不
均一によって接着剤層の内部応力の不均衡が生じ、固定
された光学部品に微少な位置ずれを生じさせる原因とな
っていた。
【0006】実開昭64-24528号公報には、接着部に接着
剤の逃げ部を設け、接着特性を良好にするための装置が
示されているが、この構成では上述した接着剤における
内部応力の分布が不均衡になる可能性がある。
【0007】本発明の目的は、長期にわたって安定した
接着特性を維持でき、光学部品の変位を防止することが
できる光ピックアップの光学部品固定装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の手段は、光路中に配設される光学部
品を保持部材に接着剤により固定する光ピックアップの
光学部品固定装置において、前記光学部品と保持部材と
の間の接着剤層における外部に対する露出部分を被覆材
によって被覆したことを特徴とする。
【0009】また第2の手段は、光路中に配設される光
学部品を保持部材に接着剤により固定する光ピックアッ
プの光学部品固定装置において、前記光学部品が接着さ
れる保持部材の接着面に複数の孔部を形成したことを主
たる特徴とし、また前記孔部を同一径に形成したり、さ
らに均等間隔で形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の第1の手段によれば、接着剤層の外部に
対する露出部分が被覆材によって被覆されるため、接着
剤層と外部とが遮断され、例えば、空気中の水分や微細
な塵埃が接着剤層に浸透することを防止でき、接着強度
や接着剤層における内部応力の均衡の維持が図られ、固
定された光学部品の変位を防止できる。
【0011】また第2の手段によれば、接着面に形成さ
れた複数の孔部に、不要な接着剤や接着剤中の気泡を逃
がすことができ、光学部品と保持部材との間の接着剤層
を均一の厚さで、かつ非常に薄い膜にすることができる
ため、接着剤層は内部応力が均衡のとれた状態となり、
固定された光学部品の変位を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の第1実施例の説明図であ
り、1は光ピックアップを構成する光学部品であるビー
ムスプリッタ、2はビームスプリッタ1を記録又は再生
用の光ビーム(図示せず)の光路中に配設するために、ビ
ームスプリッタ1を保持する保持部材、3はビームスプ
リッタ1を保持部材2に固定している接着剤、4はビー
ムスプリッタ1と保持部材2間に介在している接着剤3
の層の外部に対する露出部分(本実施例では層の外周部)
を被覆している被覆部材である。
【0014】前記接着剤3としては、紫外線硬化型接着
剤,エポキシ系接着剤が使用できる。
【0015】また前記被覆材4としては、フッ素樹脂,
アルキド樹脂,セルロース誘導体,エポキシ樹脂,エポ
キシ変性樹脂,アミノ樹脂,ビニル樹脂,メラミン樹
脂,ポリエチレン樹脂,ブチラール樹脂,ウレタン樹
脂,シリコン樹脂,ポリエステル樹脂,アクリル樹脂な
どの樹脂材料のほか、耐水性や耐候性に優れた樹脂材料
を使用することができる。
【0016】被覆材4の厚さは、接着剤3の層の応力分
布に影響を与えることが少ない薄い膜が好ましく、1μ
m〜50μmの範囲が適当である。
【0017】前記被覆材4により上述のように接着剤3
の層を被覆することにより、接着剤3が外部から遮断さ
れることになる。
【0018】一般に光ディスクドライブに用いられる光
ピックアップを構成する光学部品は−40℃〜+60℃の温
度や多湿度の環境下にあり、接着剤3は、この環境の影
響を受けて変質し易い。
【0019】しかし前記被覆材4を設けたことにより、
空気中の水分や微細な塵埃が接着剤3の層に浸透するこ
とを防ぐことができ、水分や塵埃と接着剤3との反応に
よる接着強度の低下、又は接着剤3内の内部応力の変化
を防止できるため、保持部材2に固定されたビームスプ
リッタ1の変位を防止できる。
【0020】図2は本発明の第2実施例の説明図、図3
は図2の保持部材の接着面を示す斜視図であり、第2実
施例では保持部材2の接着面2aに、同一径で、かつ均
等間隔の複数の孔部5が形成されている。
【0021】図2において、ビームスプリッタ1を接着
面2aに接着剤3によって接着させる時、接着面2a上に
おいて不要な接着剤3や接着剤3中の気泡を各孔部5に
逃すことができ、ビームスプリッタ1と保持部材2との
間に、均一な厚さで、かつ非常に薄い接着剤3の層が形
成されることになる。
【0022】従って、接着時の収縮が少なく、かつ気泡
の少ない接着面が形成され、接着剤3の層の内部応力が
均衡のとれた分布状態となり、接着特性が良好になる。
このため保持部材2に固定されたビームスプリッタ1の
経時的な位置ずれ(変位)を抑制できる。
【0023】図4は本発明の第3実施例の説明図、図5
は図4の保持部材の接着面を示す平面図であり、第3実
施例では、保持部材2に固定される光学部品が三角プリ
ズム6である場合に対応しており、三角プリズム6の高
い部分から低い部分になるに従って、保持部材2の接着
面2aに形成した複数の孔部7の開口径を小径から大径
にしたものであって、三角プリズム6の質量の大小に対
応させて孔部7の容量を変化させて、接着剤3を逃す量
を各部で調整することにより、接着剤3の層における内
部応力が均衡のとれた応力分布になるようにしている。
【0024】図6は本発明の第4実施例の説明図、図7
は図6の保持部材の接着面を示す平面図であり、第4実
施例では、保持部材2に固定される光学部品が異方プリ
ズム8であって、保持部材2の接着面2aには異方プリ
ズム8の高さに応じて開口面積が異なる長方形状の複数
の孔部9を形成しており、異方プリズム8の質量が大き
い部位に対する孔部9の容量を小さくし、逆に質量が小
さい部位に対する孔部9の容量を大きくして、接着剤3
の層の内部応力が均衡のとれた応力分布になるようにし
ている。
【0025】このように保持部材2に固定される光学部
品の形状に対応させて、保持部材2の接着面2aに形成
される孔部の形状を変化させることで、接着剤3の層の
内部応力を均衡のとれた応力分布にすることができ、保
持部材2に固定された光学部品の経時的な位置ずれをよ
り効果的に防止できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、接着剤層と外部とが被覆材で遮断されるた
め、接着材層が外部の影響を受けなくなり、また第2の
手段によれば、複数の孔部に不要な接着剤や接着剤中の
気泡を逃すことができるため、接着層が均一の厚さで、
かつ非常に薄い膜になり、接着強度や接着剤層の内部応
力の均衡を維持できるので、固定された光学部品の変位
を長期間防止することができる光ピックアップの光学部
品固定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップの光学部品固定装置の
第1実施例の説明図である。
【図2】本発明の第2実施例の説明図である。
【図3】図2の保持部材の接着面を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例の説明図である。
【図5】図4の保持部材の接着面を示す平面図である。
【図6】本発明の第4実施例の説明図である。
【図7】図6の保持部材の接着面を示す平面図である。
【符号の説明】
1,6,8…光学部品、 2…保持部材、 2a…接着
面、 3…接着剤、 4…被覆材、 5,7,9…孔
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路中に配設される光学部品を保持部材
    に接着剤により固定する光ピックアップの光学部品固定
    装置において、前記光学部品と保持部材との間の接着剤
    層における外部に対する露出部分を被覆材によって被覆
    したことを特徴とする光ピックアップの光学部品固定装
    置。
  2. 【請求項2】 光路中に配設される光学部品を保持部材
    に接着剤により固定する光ピックアップの光学部品固定
    装置において、前記光学部品が接着される保持部材の接
    着面に複数の孔部を形成したことを特徴とする光ピック
    アップの光学部品固定装置。
  3. 【請求項3】 同一径の複数の孔部を形成したことを特
    徴とする請求項2の光ピックアップの光学部品固定装
    置。
  4. 【請求項4】 均等間隔にして複数の孔部を形成したこ
    とを特徴とする請求項2の光ピックアップの光学部品固
    定装置。
JP2402234A 1990-12-14 1990-12-14 光ピックアップの光学部品固定装置 Pending JPH05210851A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2402234A JPH05210851A (ja) 1990-12-14 1990-12-14 光ピックアップの光学部品固定装置

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ID=18512062

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JP (1) JPH05210851A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7739703B2 (en) 2006-02-03 2010-06-15 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Optical pickup device and optical disc drive
JP2011018428A (ja) * 2008-08-21 2011-01-27 Sanyo Electric Co Ltd 磁性部材の取付構造、磁性部材および磁気連結部材の接着方法、ピックアップ装置、ならびにディスク装置
JP2011059443A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 光学素子の接着固定構造、光学素子の接着固定方法、光走査装置及び画像形成装置
JP2012146363A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置及び光学部品の接着方法
JP2017097938A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社日立エルジーデータストレージ 光ピックアップ及び光ディスク装置

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