JPH07110996A - 情報ディスク - Google Patents
情報ディスクInfo
- Publication number
- JPH07110996A JPH07110996A JP5258084A JP25808493A JPH07110996A JP H07110996 A JPH07110996 A JP H07110996A JP 5258084 A JP5258084 A JP 5258084A JP 25808493 A JP25808493 A JP 25808493A JP H07110996 A JPH07110996 A JP H07110996A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- disk
- hub
- spindle
- turntable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ターンテーブルに付設されたディスク吸着用
マグネットの磁力によってターンテーブルにクランプさ
れる情報ディスクにおいて、情報ディスク本体の基体の
情報を記録する面と反対側の面に、ドーナツ状シートで
固着されたマグネットクランプ用のハブを備えたことを
特許とする情報ディスク。 【効果】 ハブ付けの際の情報ディスク本体の基体への
ストレスが原因でおきる複屈折異常などの問題を招来す
ることなく、かつ、防振効果を有する信頼性の高い情報
ディスクが提供される。
マグネットの磁力によってターンテーブルにクランプさ
れる情報ディスクにおいて、情報ディスク本体の基体の
情報を記録する面と反対側の面に、ドーナツ状シートで
固着されたマグネットクランプ用のハブを備えたことを
特許とする情報ディスク。 【効果】 ハブ付けの際の情報ディスク本体の基体への
ストレスが原因でおきる複屈折異常などの問題を招来す
ることなく、かつ、防振効果を有する信頼性の高い情報
ディスクが提供される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は情報の再生、記録又は記
録／再生が行なわれる情報記録ディスクに関し、特にタ
ーンテーブルに付設されたディスク吸着用マグネットの
磁力によって前記ターンテーブルにクランプされる情報
ディスクに関する。
録／再生が行なわれる情報記録ディスクに関し、特にタ
ーンテーブルに付設されたディスク吸着用マグネットの
磁力によって前記ターンテーブルにクランプされる情報
ディスクに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来ターンテーブルに付設されたディス
ク吸着用マグネットの磁力によって、ターンテーブルに
クランプされる情報ディスクには、情報ディスク本体の
基体の情報の記録が行なわれる面と反対の面（以下、た
んに裏面と記す）にマグネットクランプ用のハブが取付
けられている。この取付け方法としては、超音波融着や
インサート成形、ＵＶ接着などが知られている。
ク吸着用マグネットの磁力によって、ターンテーブルに
クランプされる情報ディスクには、情報ディスク本体の
基体の情報の記録が行なわれる面と反対の面（以下、た
んに裏面と記す）にマグネットクランプ用のハブが取付
けられている。この取付け方法としては、超音波融着や
インサート成形、ＵＶ接着などが知られている。
【０００３】超音波融着によりハブが取付けられたディ
スクの従来例を図３によって説明する。情報ディスク本
体の基体１２には、その中央部に、ターンテーブル５の
スピンドル４よりも大きい中心孔１５が設けられ、基体
裏面の中心孔に近い部分に、樹脂等で形成されたスペー
サ１３ｂと強磁性体薄板１３ａから成るハブ１３が超音
波融着によって取付けられている。ハブ１３にはスピン
ドル孔１４が設けられ、ターンテーブルのスピンドル４
に嵌合し、強磁性体薄板１３ｂはターンテーブルに設け
られているディスク吸着用マグネット６により吸着され
る。
スクの従来例を図３によって説明する。情報ディスク本
体の基体１２には、その中央部に、ターンテーブル５の
スピンドル４よりも大きい中心孔１５が設けられ、基体
裏面の中心孔に近い部分に、樹脂等で形成されたスペー
サ１３ｂと強磁性体薄板１３ａから成るハブ１３が超音
波融着によって取付けられている。ハブ１３にはスピン
ドル孔１４が設けられ、ターンテーブルのスピンドル４
に嵌合し、強磁性体薄板１３ｂはターンテーブルに設け
られているディスク吸着用マグネット６により吸着され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例ではハブ付け装置が大掛かりであり、且つ、光ディス
クのように情報ディスク本体の基体の材質がポリカーボ
ネートの場合にはハブ付けの際に局所的に熱あるいは機
械的なストレスが集中するので情報ディスク本体の基体
内の複屈折分布に異常が発生して信号再生に支障をきた
したり、実際にターンテーブルにマグネットクランプし
て使用する際にディスクの基体の面ぶれが大きくなりク
ランプ状態によっては異常振動が発生し、程度によって
は正常な情報の再生や記録が行なえない場合も起きると
いう欠点があった。
例ではハブ付け装置が大掛かりであり、且つ、光ディス
クのように情報ディスク本体の基体の材質がポリカーボ
ネートの場合にはハブ付けの際に局所的に熱あるいは機
械的なストレスが集中するので情報ディスク本体の基体
内の複屈折分布に異常が発生して信号再生に支障をきた
したり、実際にターンテーブルにマグネットクランプし
て使用する際にディスクの基体の面ぶれが大きくなりク
ランプ状態によっては異常振動が発生し、程度によって
は正常な情報の再生や記録が行なえない場合も起きると
いう欠点があった。
【０００５】この発明の目的は、このような従来の技術
の課題を解決すべくなされたもので、ハブ付けの際の情
報ディスク本体の基体へのストレス印加を従来に比べ飛
躍的に小さくし、且つ、防振効果の大きい信頼性の高い
情報ディスクを提供することである。
の課題を解決すべくなされたもので、ハブ付けの際の情
報ディスク本体の基体へのストレス印加を従来に比べ飛
躍的に小さくし、且つ、防振効果の大きい信頼性の高い
情報ディスクを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は １．ターンテーブルに付設されたディスク吸着用マグネ
ットの磁力によって、該ターンテーブルにクランプされ
る情報ディスクにおいて、該情報ディスクの本体の基体
の情報を記録する面と反対側の面に、ドーナツ状シート
で固着されたマグネットクランプ用のハブを備えたこと
を特徴とする情報ディスク。 ２．情報ディスクの情報を記録する面に、案内トラツク
を有し、且つ、ハブの内径が、情報ディスク本体の基体
の中心に設けられ、ターンテーブルのスピンドルに嵌合
するスピンドル孔より大きいことを特徴とする上記１に
記載の情報ディスク。 ３．ドーナツ状シートの材質が、情報ディスク本体の基
体の材質よりも高い弾性率を有することを特徴とする上
記１又は２に記載の情報ディスク、および ４．ドーナツ状シートが片面粘着性シートであることを
特徴とする上記１又は２に記載の情報ディスクである。
ットの磁力によって、該ターンテーブルにクランプされ
る情報ディスクにおいて、該情報ディスクの本体の基体
の情報を記録する面と反対側の面に、ドーナツ状シート
で固着されたマグネットクランプ用のハブを備えたこと
を特徴とする情報ディスク。 ２．情報ディスクの情報を記録する面に、案内トラツク
を有し、且つ、ハブの内径が、情報ディスク本体の基体
の中心に設けられ、ターンテーブルのスピンドルに嵌合
するスピンドル孔より大きいことを特徴とする上記１に
記載の情報ディスク。 ３．ドーナツ状シートの材質が、情報ディスク本体の基
体の材質よりも高い弾性率を有することを特徴とする上
記１又は２に記載の情報ディスク、および ４．ドーナツ状シートが片面粘着性シートであることを
特徴とする上記１又は２に記載の情報ディスクである。
【０００７】本発明の情報ディスクの本体の基体の材料
は公知のもの例えば、光情報ディスクの場合、ガラス、
透明セラミックスまたはポリカーボネート、ポリメチル
ペンテンもしくはエポキシ樹脂のような樹脂材料が用い
られる。
は公知のもの例えば、光情報ディスクの場合、ガラス、
透明セラミックスまたはポリカーボネート、ポリメチル
ペンテンもしくはエポキシ樹脂のような樹脂材料が用い
られる。
【０００８】本発明のドーナツ状シート材質がポリカー
ボネートやポリスチレンの発泡樹脂などの軟材質で構成
することによって振動抑制効果を高めることができる。
ボネートやポリスチレンの発泡樹脂などの軟材質で構成
することによって振動抑制効果を高めることができる。
【０００９】さらにドーナツ状シートの片面が粘着性の
材質のものを用いることによって粘着性物質が振動抑制
効果をもち、且つ、製造工程を簡略することができる。
シートの厚さは基本的にディスクをターンテーブルにク
ランプしたりはずしたりするのに十分な機械的強度と耐
久性があれば薄くても厚くても良い。
材質のものを用いることによって粘着性物質が振動抑制
効果をもち、且つ、製造工程を簡略することができる。
シートの厚さは基本的にディスクをターンテーブルにク
ランプしたりはずしたりするのに十分な機械的強度と耐
久性があれば薄くても厚くても良い。
【００１０】具体的なシートの固着方法として、 １．ハブと基板を位置合わせしセットした後、片面粘着
性シートの粘着性側を基板の情報を録再する面とは反対
側からかぶせ固着させる。 ２．ハブと基板を位置合わせしセットした後、ドーナツ
状シートの片面に接着材を塗布し塗布した側を基板の情
報を録再する面とは反対側からかぶせ固着させる。 ３．ハブと基板を位置合わせしセットした後、基板の情
報を録再する面とは反対側のハブと基板のシート固着予
定箇所に接着材を塗布し同面にドーナツ状シートをかぶ
せ固着させる。 等の方法が用いられる。
性シートの粘着性側を基板の情報を録再する面とは反対
側からかぶせ固着させる。 ２．ハブと基板を位置合わせしセットした後、ドーナツ
状シートの片面に接着材を塗布し塗布した側を基板の情
報を録再する面とは反対側からかぶせ固着させる。 ３．ハブと基板を位置合わせしセットした後、基板の情
報を録再する面とは反対側のハブと基板のシート固着予
定箇所に接着材を塗布し同面にドーナツ状シートをかぶ
せ固着させる。 等の方法が用いられる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
明する。
【００１２】実施例１ 本発明の実施例を図１に示す。図１は本発明の情報ディ
スクの縦断面図であって、１は情報ディスク本体の基体
で中央部には基板中心孔７が設けられている。２は強磁
性体から形成されスピンドル孔１０が設けられたハブ
で、マグネットクランプ方式のディスク駆動装置に適用
するための磁性吸着板として用いられる。３は上記１と
２を固着するためのドーナツ状シートでディスクの防振
シートとしての機能も果たす。
スクの縦断面図であって、１は情報ディスク本体の基体
で中央部には基板中心孔７が設けられている。２は強磁
性体から形成されスピンドル孔１０が設けられたハブ
で、マグネットクランプ方式のディスク駆動装置に適用
するための磁性吸着板として用いられる。３は上記１と
２を固着するためのドーナツ状シートでディスクの防振
シートとしての機能も果たす。
【００１３】破線で示す４〜６はディスク駆動装置のス
ピンドル系の部分を示し４はスピンドル、５はターンテ
ーブル、６はディスク吸着用マグネットである。
ピンドル系の部分を示し４はスピンドル、５はターンテ
ーブル、６はディスク吸着用マグネットである。
【００１４】実施例２ 図２は本発明の第二の実施例を示す縦断面図である。
【００１５】本実施例では１′は情報ディスク本体の基
体である点は前記１と同じであるがトラッキング制御用
の案内トラック８が設けられ、且つ、案内トラック８に
対して同心度が１０〜２０μｍであるようなスピンドル
孔９が設けられている。またスピンドル孔９の近傍に
は、スピンドル孔９よりも大きいハブ中心孔１１が設け
られた強磁性体で形成されハブ２′がドーナツ状シート
３′によって１′に固着されている。
体である点は前記１と同じであるがトラッキング制御用
の案内トラック８が設けられ、且つ、案内トラック８に
対して同心度が１０〜２０μｍであるようなスピンドル
孔９が設けられている。またスピンドル孔９の近傍に
は、スピンドル孔９よりも大きいハブ中心孔１１が設け
られた強磁性体で形成されハブ２′がドーナツ状シート
３′によって１′に固着されている。
【００１６】案内トラック８に対しての同心度は基板成
形時の孔位置加工精度で決定され、ハブ取付け時の位置
合わせはラフでも良いので工程のコストダウンがはから
れることに加えて、ドーナツ状シート３′によってハブ
固着を行なうので防振構造の情報ディスクを得られると
いう二重の効果がある。
形時の孔位置加工精度で決定され、ハブ取付け時の位置
合わせはラフでも良いので工程のコストダウンがはから
れることに加えて、ドーナツ状シート３′によってハブ
固着を行なうので防振構造の情報ディスクを得られると
いう二重の効果がある。
【００１７】なお上記実施例でハブ２又は２′は強磁性
体で構成したが、これはマグネットクランプに使用する
ためであって、マグネットクランプが可能であればハブ
の一部のみが強磁性体で他は非磁性体で構成されていて
もよい。
体で構成したが、これはマグネットクランプに使用する
ためであって、マグネットクランプが可能であればハブ
の一部のみが強磁性体で他は非磁性体で構成されていて
もよい。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように情報ディスク本体の
基体にマグネットクランプ用のハブをドーナツ状シート
を用いて固着することによりハブ付けの際の情報ディス
ク本体の基体へのストレスが原因となっていた複屈折異
常などの問題を起こすことなく、且つ、防振効果を有す
る信頼性の高い情報ディスクを提供することが可能にな
った。
基体にマグネットクランプ用のハブをドーナツ状シート
を用いて固着することによりハブ付けの際の情報ディス
ク本体の基体へのストレスが原因となっていた複屈折異
常などの問題を起こすことなく、且つ、防振効果を有す
る信頼性の高い情報ディスクを提供することが可能にな
った。
【図１】本発明の情報ディスクの一例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の情報ディスクの他の例を示す縦断面図
である。
である。
【図３】従来の情報ディスクの一例を示す縦断面図であ
る。
る。
１，１′ 情報ディスク本体の基体 ２，２′ ハブ（強磁性体） ３，３′ ドーナツ状シート ４ スピンドル ５ ターンテーブル ６ ディスク吸着用マグネット ７ 基板中心孔 ８ 案内トラック ９，１０ スピンドル孔 １１ ハブ中心孔 １２ 情報ディスク本体の基体 １３ ハブ １３ａ 強磁性体薄板 １３ｂ スペーサ １４ スピンドル孔 １５ 基板中心孔
Claims (4)
- 【請求項１】 ターンテーブルに付設されたディスク吸
着用マグネットの磁力によって該ターンテーブルにクラ
ンプされる情報ディスクにおいて、該情報ディスク本体
の基体の情報を記録する面と反対側の面に、ドーナツ状
シートで固着されたマグネットクランプ用のハブを備え
たことを特徴とする情報ディスク。 - 【請求項２】 情報ディスクの情報を記録する面に、案
内トラツクを有し、且つ、ハブの内径が、情報ディスク
本体の基体の中心に設けられ、ターンテーブルのスピン
ドルに嵌合するスピンドル孔より大きいことを特徴とす
る請求項１に記載の情報ディスク。 - 【請求項３】 ドーナツ状シートの材質が、情報ディス
ク本体の基体の材質よりも高い弾性率を有することを特
徴とする請求項１又は２に記載の情報ディスク。 - 【請求項４】 ドーナツ状シートが片面粘着性シートで
あることを特徴とする請求項１又は２に記載の情報ディ
スク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5258084A JPH07110996A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 情報ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5258084A JPH07110996A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 情報ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07110996A true JPH07110996A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17315301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5258084A Pending JPH07110996A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 情報ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110996A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6002663A (en) * | 1997-04-17 | 1999-12-14 | Imation Corp. | Hubless optical disc having low radial runout and method of manufacture |
| US6154441A (en) * | 1997-04-17 | 2000-11-28 | Imation Corp. | Method for centering a hub in an optical disc, and an optical storage system using such disc |
| US7512960B2 (en) * | 2003-10-18 | 2009-03-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Hub-mounted optical disk having a reduced height |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP5258084A patent/JPH07110996A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6002663A (en) * | 1997-04-17 | 1999-12-14 | Imation Corp. | Hubless optical disc having low radial runout and method of manufacture |
| US6154441A (en) * | 1997-04-17 | 2000-11-28 | Imation Corp. | Method for centering a hub in an optical disc, and an optical storage system using such disc |
| US6382955B1 (en) | 1997-04-17 | 2002-05-07 | Imation Corp. | Disc molding apparatus for hubless optical disc having low radial runout |
| US7512960B2 (en) * | 2003-10-18 | 2009-03-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Hub-mounted optical disk having a reduced height |
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