JPH0516692Y2 - - Google Patents

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JPH0516692Y2
JPH0516692Y2 JP19577386U JP19577386U JPH0516692Y2 JP H0516692 Y2 JPH0516692 Y2 JP H0516692Y2 JP 19577386 U JP19577386 U JP 19577386U JP 19577386 U JP19577386 U JP 19577386U JP H0516692 Y2 JPH0516692 Y2 JP H0516692Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、所定の情報信号が記録される光デイ
スク、光磁気デイスク等の情報デイスクに関し、
特に、中心部にデイスク回転駆動装置に保持され
るためのデイスクハブを有する情報デイスクに関
する。
<考案の概要> 本考案は、硬化時間特性の異なる少なくとも2
種以上の接着材料により、デイスクハブをデイス
ク本体に接合することにより、その接着強度の向
上を図るとともに、デイスクハブのデイスク体に
対する取付け位置精度の向上を図るものである。
<従来の技術> 従来、情報信号の記録媒体として光デイスクや
光磁気デイスク等の情報デイスクが知られてい
る。
これら、光デイスクや光磁気デイスクを記録媒
体に用いる記録及び/又は再生装置にあつては、
毎分数百回転から千数百回転の極めて高速で上記
情報デイスクを回転操作して記録及び/又は再生
操作を行うようにしている。そして、情報デイス
クの高速回転を保証するため、高速で回転するデ
イスク回転駆動装置に対して上記情報デイスクを
一体的に結合可能となす手段が設けられている。
この情報デイスクをデイスク回転駆動装置に一
体的に結合する手段としては、デイスク回転駆動
装置側にマグネツトを設けるとともに、情報デイ
スク側には金属板を有するデイスクハブを取付け
て、上記マグネツトで上記金属板を磁気吸着して
上記情報デイスクとデイスク回転駆動装置の一体
化を図るいわゆるマグネツトクランプ方式のデイ
スク回転駆動装置が提案されている。
そして、このマグネツトクランプ方式のデイス
ク回転駆動装置に適用される情報デイスクとし
て、第4図に示すようなものが知られている。
この情報デイスクは、ポリカーボネート樹脂等
の合成樹脂板をデイスク基板とするデイスク体1
の信号記録面側の中心部に、磁性を有するステン
レス板等の金属板2が取付けられた合成樹脂から
なるデイスクハブ3を一体的に接合して構成され
る。このデイスクハブ3は、デイスク回転駆動装
置のセンタースピンドルが係合する中心孔4が穿
設された金属板2の外周部に立上がり形成された
フランジ部5にポリカーボネート樹脂等の合成樹
脂を金型成形し、上記金属板2と一体的に構成さ
れている。そして、このデイスクハブ3の金属板
2をデイスク回転駆動装置側のデイスクテーブル
に設けられたマグネツトに吸着保持させることに
よつて、上記情報デイスクがデイスク回転駆動装
置に装着される。
そして、上述のように構成されるデイスクハブ
3をデイスク体1に一体的に取付ける手段として
は、接着剤による手段と、溶着による手段が従来
から用いられている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、溶着による手段においては、例えば超
音波溶着手段は、溶着時に高温雰囲気中におい
て、デイスクハブの溶融部を溶融させてこのデイ
スクハブをデイスク体に固着するものであるた
め、溶着に際して、デイスク体のハブ取付け部近
傍においてデイスク体表面に歪が生じ、このデイ
スク体に入反射されるレーザビームに複屈折を生
じさせ、その光学的特性を劣化させるというおそ
れがある。このようにデイスク体表面の光学的特
性が劣化されると、この情報デイスクへ情報信号
の書込み及び/又は読取り際にして、書込み・読
取りエラーが生ずる原因となる。
そこで、このような問題が生じない接着剤によ
る接合手段が従来から多く用いられている。すな
わち、第4図に示すように上記デイスク体1と対
向する平坦面側に1種類の接着剤6を塗布しデイ
スク体1の表面と突合せ接合されている。
このデイスク体にデイスクハブを接着する接着
剤としては、従来からいわゆる瞬間接着剤やいわ
ゆる常温短時間接着剤が用いられている。
ところで、デイスク体にデイスクハブを取付け
る際しては、次の特性が要求される。先ず、金属
板のセンタースピンドル孔の穴径の中心とデイス
ク体の中心と合致させるため、高精度に位置決め
されて上記デイスクハブがデイスク体に取付けら
れる必要がある。これは上記センタースピンドル
孔は、この情報デイスクを回転駆動するデイスク
回転駆動装置のセンタースピンドルが挿入される
ものであり、回転時における情報デイスクの偏心
を防止するためである。次に、上記デイスクハブ
は、上記デイスク回転駆動装置に設けられるデイ
スク吸着用のマグネツトによる吸着・離脱の繰り
返しに耐え得るようにデイスク体に強固に固着さ
れる必要がある。
しかし、上述の如き瞬間接着剤を用いてデイス
クハブをデイスク体に接合する手段によつては、
瞬間的に又は多くとも塗布後10分から20分で接合
されるためデイスクハブの位置決めは容易となる
が、その取付け強度に難点がありデイスク回転駆
動装置のマグネツトによる吸着・離脱の繰り返し
によつてデイスクハブがデイスク体から離脱して
しまうという問題がある。
また、常温短時間接着剤を用いた場合には、接
合強度は充分に満足されるが、接着剤が完全に硬
化しデイスクが完全にデイスク体に接合されるま
でに時間的猶予例えば略24時間程度の時間を必要
とするため、デイスクハブの位置決めが容易では
なく接着剤が硬化される前にデイスクハブの取付
け位置がズレてしまい充分にデイスクハブの中心
とデイスク体の中心を合致させて接合することが
できない。そのため、情報デイスクに偏心を生じ
させるという問題がある。
そこで本考案は、硬化時間特性の異なる複数の
接着剤を使用することにより、デイスクハブのデ
イスク体に対する取付け精度の向上を図り、接着
強度の向上を図ることを可能にした情報デイスク
を提供することを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上述したような目的を達成するた
め、デイスク体の中心部にデイスクハブを接着剤
により接合してなる情報デイスクにおいて、上記
デイスクハブの上記デイスク体に対する接合面
に、上記デイスクハブと上記デイスク体とを接着
する第1の接着剤が塗布されたリング状凹部を設
けるとともに、上記デイスクハブの外周部に、上
記第1の接着剤より硬化時間の短い仮止め用の第
2の接着剤が塗布された凹条部とを設けて構成し
たものである。
<作用> 本考案に係る情報デイスクは、デイスクハブの
外周部に設けられた凹条部に塗布された硬化時間
の短い仮止め用の第2の接着剤により上記デイス
クハブのデイスク体への仮止めが行われ、デイス
クハブの上記デイスク体に対する接合面に設けら
れたリング状凹部に塗布された第1の接着剤によ
り上記デイスクハブのデイスク体に対する本接着
が行われる。
<実施例> 以下、本考案の好適な実施例を図面を参照しな
がら説明する。
本考案にかかる情報デイスク10は、前述した
情報デイスクと同様に、第1図に示すようにポリ
カーボネート樹脂等の合成樹脂板をデイスク基板
とするデイスク体11の信号側記録面の中心部
に、磁性を有するステンレス板等の金属板12を
有するデイスクハブ13を接合して構成されてい
る。このデイスクハブ13は、第1図及び第2図
に示すように、デイスク回転駆動装置のセンター
スピンドルが係合する中心孔14を穿設した金属
板12の外周部に立上がり形成したフランジ部1
5にポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を金型成
形し、上記金属板12と一体的に構成されてな
る。このデイスクハブ13の上記デイスク体11
と対向する面側には、このデイスクハブ13をデ
イスク体11に接合せしめる第1の接着剤18が
被着する第1の接着剤被着用の凹状部16がリン
グ状に形成されている。この第1の接着剤被着用
の凹状部16は、デイスクハブ13のデイスク体
11に対する第1の接着剤18の被着面積を大き
くするためのものである。そして、この凹状部1
6の周面に亘つてに第1の接着剤18が塗布され
て上記デイスク体11と突き当てられることによ
り、このデイスクハブ13をデイスク体11上に
接着する。この凹状部16に塗布される第1の接
着剤18は、速硬性は有しないが強固な接合力を
有するいわゆる常温短時間接着剤であつて、この
常温短時間接着剤としては、エポキシ系、変性ア
クリル系、シリコーン系、変性シリコーン系等が
用いられる。この常温短時間接着剤が完全に硬化
し強力な接合力を有するには、使用される接着剤
にもよるが略24時間程を必要とする。
次に、このデイスクハブ13の外周囲には、こ
のデイスクハブ13の厚み方向に亘つて数箇所こ
の例の場合3箇所に第2の接着剤被着用の凹条部
17が設けられている。そして、この凹条部17
に第2の接着剤19が塗布されて、このデイスク
ハブ13をデイスク体11の所定取付け位置に接
着し、デイスクハブ13の取付け位置の仮止めを
図つている。上記凹条部17に塗布される第2の
接着剤19は、速硬性を有するが強固な接合力に
欠けるいわゆる瞬間接着剤であつて、この瞬間接
着剤としては、シアン系、紫外線硬化系等が用い
られる。この瞬間接着剤によれば、瞬間的に又は
長くとも塗布後10分から20分で接着剤19が硬化
し取付け位置の仮止めを図ることができる。
なお、この第2の接着剤19が被着される部分
分のデイスクハブの形状は、第3図に示すよう
に、デイスクハブ13ががデイスク体11と対向
する面側の外周縁の一部に複数の切欠部20を設
けたるようにしたものであつてもよい。
上述のように構成されてなるデイスクハブ13
は、デイスク体11に上記凹状部16内に被着さ
れる第1の接着剤18及び凹条部17内に被着さ
れる第2の接着剤19により接合されて上記デイ
スク体11に取付けられる。
すなわち、上記デイスクハブ13をデイスク体
11に取付けるには、まず、第1図に示すように
上記デイスクハブ13の凹状部16内に第1の接
着剤18である常温短時間接着剤を塗布してお
く。次に、デイスクハブ13とデイスク体11の
中心を一致させ偏心のないようにデイスクハブ1
3を位置決めしてデイスク体11上に突き当て
る。そして、デイスクハブ13がデイスク体11
上に位置合わせされた状態で上記デイスクハブ1
3の凹条部17のデイスク体11と対向する位置
に第2の接着剤19である瞬間接着剤を塗布する
ことによつて行われる。
このように硬化特性の異なる2種の接着剤1
8,19を使用して、デイスクハブ13をデイス
ク体11に接着することとすれば、第1の接着剤
18である常温短時間接着剤が完全に硬化しこの
常温短時間接着剤の接着力によりデイスクハブ1
3がデイスク体11に完全に接着されるまでの
間、上記第2の接着剤19である瞬間接着剤の接
着力によりデイスクハブ13を仮止めすることが
できる。
従つて、常温短時間接着剤が完全に硬化し強固
な接合力を得るまでの間にデイスクハブ13の位
置ズレが生ずることを防止でき、デイスクハブ1
3をデイスク体11に高精度に位置決めして接合
することができる。
また、瞬間接着剤により仮止めされるので、こ
の情報デイスクの管理が容易となり、作業能率も
向上することができる。
<考案の効果> 本考案によれば、硬化時間特性の異なる複数の
接着剤を使用し、速硬性を有しないが強固な接合
力を有する接着剤により上記デイスクハブをデイ
スク体に強固に接合するとともに、この接着剤が
完全に硬化するまでの間は、速硬性を有する接着
剤によりデイスクハブのデイスク体上の取付け位
置を仮止めすることができる。
よつて、デイスクハブをデイスク体に強固に接
合できるとともに、このデイスクハブのデイスク
体に対する取付け位置精度の向上を図ることがで
きる。また、この情報デイスクの管理が容易とな
り、作業能率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる情報デイスクのデイス
クハブ取付け状態を示す要部拡大断面図であり、
第2図は本考案にかかる情報デイスクに用いられ
るデイスクハブの一実施例を示す斜視図であり、
第3図は他の例を示すデイスクハブの斜視図であ
る。第4図は従来の情報デイスクのデイスクハブ
取付け状態を示す要部拡大断面図である。 10……情報デイスク、11……デイスク体、
12……金属板、13……デイスクハブ、16…
…凹状部、17……凹条部、18……第1の接着
剤、19……第2の接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デイスク体の中心部にデイスクハブを接着剤に
    より接合してなる情報デイスクにおいて、 上記デイスクハブの上記デイスク体に対する接
    合面に、上記デイスクハブと上記デイスク体とを
    接着する第1の接着剤が塗布されたリング状凹部
    を設けるとともに、 上記デイスクハブの外周部に、上記第1の接着
    剤より硬化時間の短い仮止め用の第2の接着剤が
    塗布された凹条部とを設けてなる情報デイスク。
JP19577386U 1986-12-19 1986-12-19 Expired - Lifetime JPH0516692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19577386U JPH0516692Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19

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JP19577386U JPH0516692Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19

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JPS63102072U JPS63102072U (ja) 1988-07-02
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