JP2730780B2 - 光学式情報記録円板およびその製造方法 - Google Patents

光学式情報記録円板およびその製造方法

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JP2730780B2 JP1313801A JP31380189A JP2730780B2 JP 2730780 B2 JP2730780 B2 JP 2730780B2 JP 1313801 A JP1313801 A JP 1313801A JP 31380189 A JP31380189 A JP 31380189A JP 2730780 B2 JP2730780 B2 JP 2730780B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学式情報記録円板およびその製造方法に
関するものである。
従来の技術 従来より円板状の透明基板から成るディスク基板の一
方の面に記録層を形成し、ディスク基板側よりレーザ光
を照射することにより記録層に微小穴を形成、あるい
は、光学的濃度を変化させたビットを形成して記録再生
を行うディスクが実用化されている。さらに記録層の光
学的濃度を可逆的に変化させて繰り返えし記録、消去が
可能な消去ディスクが実用化されつつある。
そしてこれまで、情報記録再生装置における光ディス
クのクランピング方式はメカニカルチャック方式とマグ
ネットクランプ方式の2種類が提案されている。
しかしながら光ディスクの構造は単板、エアサンドイ
ッチ、全面密着構造の3種類に大別され、各構造によっ
て情報記録担体の厚みが異なる。CDやCDROMに代表され
る単板構造のものは厚みが規格で決まっているため問題
はないが、情報の記録方式が開孔し、ボイド形成などの
物理的形状変化を伴う場合はエアサンドイッチ構造にす
る必要があり片面、両面記録方式に関係なく、厚さが厚
くなる。逆に、光磁気、相変化などのように物理的形状
の変化を伴わない場合は全面密着構造を取ることがで
き、厚さを薄くすることができる。このようにエアサン
ドイッチ構造のディスクと全面密着方式のディスクでは
その厚さが異なる。このため、メカニカル方式では光デ
ィスクの記録再生装置への装置、着脱に互換性が取れな
いという欠点がある。これに対して、マグネットクラン
プ方式ではこのような欠点はないが、光ディスクを情報
記録再生装置に取り付けるためのセンタ金具をディスク
の両面に固定する必要がある。
従来のマグネットクランプ方式の光学式情報記録円板
の構造を第4図を用いて説明する。第4図において、材
質がプラスチックで一方の面に情報を記録するための記
録層1を有した2枚のディスク基板2を接着剤3を介し
て、記録層1を対向させて貼り合わせている。そして、
両ディスク基板2のセンタ穴4と同心状にリング状のセ
ンタ金具5を接着固定した構造になっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の光学式情報記録円板ではセ
ンタ金具5がディスク基板2にほぼ全面接着されて固定
されているため、環境の温湿度の変化により、ディスク
基板2とセンタ金具5との材質の違いから歪が発生す
る。特に、ディスク基板2がポリカーボネートの場合に
は複屈折が増加して、記録再生特性においてノイズが増
え、C/Nが低下したり、センタ金具5とディスク基板2
との間にはがれが発生したりするという問題があった。
本発明は上記従来の問題を解決するもので、環境の温
度変化があっても、複屈折の増加を防止できて、記録再
生特性の信頼性を向上させることができるとともに、セ
ンタ金具とディスク基板との間のはがれのない光学式情
報記録円板およびその製造方法を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の光学式情報記録円
板は、光学式情報記録再生装置にマグネットクランプさ
れる光学式情報記録円板であって、少なくとも一方の面
に信号記録面を有し、中央に設けられたセンタ穴の少な
くとも記録面側に形成された凹部を対向させた第1およ
び第2のディスク基板と、外径部に、前記第1および第
2のディスク基板の凹部に嵌合する軸対称なテーパ状の
フランジを有し、前記フランジのテーパ部により前記凹
部を介して前記第1および第2のディスク基板をセンタ
リングするセンタリング軸と、前記センタリング軸の両
端に圧入固定されるセンタ金具とを備えたものである。
さらに、本発明の光学式情報記録円板の製造方法は、
中央にセンタ穴を有しかつ少なくとも一方の面に記録面
を有するとともに、前記センタ穴部の少なくとも記録面
側に凹部を形成した第1および第2のディスク基板のう
ち、まず、第1のディスク基板の記録面を上にし、前記
第1のディスク基板のセンタ穴に回転円板の軸を貫通さ
せて載置し、外径部にテーパ状のフランジを設けたセン
タリング軸のセンタ穴を前記回転円板の軸に嵌合させ、
かつ前記センタリング軸のフランジを前記第1のディス
ク基板の凹部に嵌合させるとともに、フランジのテーパ
部により位置規制し、前記第1のディスク基板のセンタ
穴近傍の記録面側の表面に前記第1のディスク基板のセ
ンタ穴と同心状に接着剤を塗布し、次に、前記第2のデ
ィスク基板を、そのセンタ穴の凹部を前記第1のディス
ク基板の凹部に対向させ、前記接着剤をはさみ込むよう
に前記第1のディスク基板に重ね合わせて前記第2のデ
ィスク基板の凹部を前記センタリング軸のフランジに嵌
合させるとともに、フランジのテーパ部により位置規制
した後、前記回転円板で前記両ディスク基板およびセン
タリング軸を回転させ、前記接着剤を両ディスク基板の
全面とそのセンタ穴部の凹部で形成される空間に充填さ
せた後硬化させて、前記両ディスク基板とセンタリング
軸を同時に接着固定させ、その後、前記センタリング軸
の両端側にセンタ金具を圧入して固定するものである。
作用 上記構成により、第1および第2のディスク基板のセ
ンタ穴の信号記録面側の凹部とセンタリング軸の外径部
に設けたフランジのテーパ部で第1および第2のディス
ク基板のセンタリングを容易に行い第1および第2のデ
ィスク基板およびセンタリング軸の接着固定後、センタ
金具をセンタリング軸の両端に圧入して固定するため、
センタ金具と第1および第2のディスク基板とは固定す
る必要はなくなり、環境の温湿度の変化に対しても影響
はなくなるものである。したがって、従来のような、セ
ンタ金具とディスク基板とのはがれはなく、しかも、デ
ィスク基板の複屈折の増加が抑制されて記録再生特性の
信頼性が向上する。
さらに、両ディスク基板のセンタ穴の凹部とセンタリ
ング軸のフランジ部を嵌合させたときに、フランジのテ
ーパ部により両ディスク基板のセンタリングが両ディス
ク基板貼り合せ時に容易になされて、この作業性は向上
する。
ここで、センタリング軸の材質はディスク基板と同程
度の線膨張率、線吸湿膨張率を有する高分子材料および
常温での縦弾性率がディスク基板の材料値以下の高分子
材料が適当である。また、センタ金具の材料としては耐
腐食性にすぐれた磁性体であるフェライト系、マルテン
サイト系のステンレス鋼が好適である。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す光学式情報記録円板
の断面図である。第1図において、第1および第2のデ
ィスク基板11,12のセンタ穴13,14の記録層15,16側には
凹部17,18が形成されている。接着剤19は第1および第
2のディスク基板11,12およびセンタリング軸20を接着
固定している。この接着剤19としては紫外線硬化型の接
着剤やシアノアクリレートおよびエポキシなどの反応型
接着剤を用いることができるが、硬化が簡単な紫外線硬
化型の接着剤が好ましい。センタリング軸20はセンタ穴
21を有しており、両端側の外径部にストレート部22a,22
bさらに、中央部に、第1および第2のディスク基板11,
12の凹部17,18に嵌合する軸対称なテーパ状のフランジ2
3を設けている。第1および第2のディスク基板11,12お
よびセンタリング軸20はインジェクション法により精度
よく容易に得ることができる。また、第1および第2の
ディスク基板11,12とセンタリング軸20の材質には光学
的にも良好で吸湿性も小さいポリカーボネートの同一材
質を用い、環境による温湿度の変化に対して歪が小さく
なるようにしている。さらに、第1および第2のディス
ク基板11,12およびセンタリング軸20とのセンタリング
は、第1および第2のディスク基板11,12の凹部17,18の
エッジ24,25とセンタリング軸20におけるフランジ23の
テーパ部23a,23bとの嵌合による接点で行うことができ
る。センタ金具26,27はセンタリング軸20の両端部のス
トレート部22a,22bにそれぞれ圧入して固定する。した
がってセンタ金具26,27と第1および第2のディスク基
板11,12とはそれぞれ接着されておらず互いに拘束され
ない関係にあり、温湿度の変化に伴う歪は発生しない。
次に、この光学式情報記録円板の製造方法について説
明する。
第2図および第3図は光学式情報記録円板の貼り合せ
方法を示す断面図である。第2図において、第1図のデ
ィスク基板11の記録層15を上側にしてセンタ穴13に回転
具31の中央の軸32を貫通させて載置し、さらに、センタ
リング軸20のセンタ穴21を回転具31の軸32に嵌合させる
とともに、第1のディスク基板11のセンタ穴13にセンタ
リング軸20を挿入し、センタリング軸20のテーパ部23b
と第1のディスク基板11のセンタ穴13の凹部17のエッジ
24とを嵌合させてセンタリングした後、溝33、さらに、
連通孔34を通じて真空吸引して第1のディスク基板11を
回転具31に固定する。次に、第1のディスク基板11のセ
ンタ穴13近傍に紫外線硬化型の接着剤19を同心的に塗布
する。そして、この第2のディスク基板12の記録層16が
第1のディスク基板11の信号記録面と対向するようにし
てセンタ穴14をセンタリング軸20に挿入し、接着剤19と
接触させる。そしてこの第2のディスク基板12の自重に
より接着剤19を押し広げて第3図に示すように、第1お
よび第2のディスク基板11,12の凹部17,18で形成された
空間35に接着剤19が完全に充填された後、回転具31を回
転させ、接着剤19を両ディスク基板11,12間の全面に広
げるとともに余分な接着剤を飛散させる。その後、紫外
線を第3図の矢印Aの方向より照射して接着剤19を固め
る。そして、接着された両ディスク基板11,12およびセ
ンタリング軸20を回転具31からはずして、センタリング
軸20の両端のストレート部22a,22bにセンタ金具26,27を
それぞれ圧入して固定し完成ディスクを得るものであ
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、環境の温湿度の変化時
に発生する寸法変化をセンタ金具が第1および第2のデ
ィスク基板を拘束することがないため、歪が発生せず、
センタ金具のディスク基板とのはがれを防止することが
できるとともに、ディスク基板の複屈折の増加も抑制で
きて記録再生特性の劣化を防止することができるもので
ある。
さらに、両ディスク基板のセンタリングがセンタリン
グ軸のテーパ状のフランジで貼り合わせ時に容易にする
ことができるとともに、両ディスク基板とセンタリング
軸とを同時に接着固定することができその作業性を向上
させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す光学式情報記録円板の
断面図、第2図および第3図はそれぞれ同光学式情報記
録円板の製造方法を説明するための貼り合せ方法を示す
断面図、第4図は従来の光学式情報記録円板の断面図で
ある。 11……第1のディスク基板、12……第2のディスク基
板、13,14……ディスク基板のセンタ穴、15,16……記録
層、17,18……凹部、19……接着剤、20……センタリン
グ軸、21……センタリング軸のセンタ穴、23……フラン
ジ、23a,23b……フランジのテーパ部、26,27……センタ
金具、31……回転具、32……回転具の軸、35……凹部で
形成される空間。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学式情報記録再生装置にマグネットクラ
    ンプされる光学式情報記録円板であって、少なくとも一
    方の面に信号記録面を有し、中央に設けられたセンタ穴
    の少なくとも記録面側に形成された凹部を対向させた第
    1および第2のディスク基板と、外径部に、前記第1お
    よび第2のディスク基板の凹部に嵌合する軸対称なテー
    パ状のフランジを有し、前記フランジのテーパ部により
    前記凹部を介して前記第1および第2のディスク基板を
    センタリングするセンタリング軸と、前記センタリング
    軸の両端に圧入固定されるセンタ金具とを備えた光学式
    情報記録円板。
  2. 【請求項2】中央にセンタ穴を有しかつ少なくとも一方
    の面に信号記録面を有するとともに、前記センタ穴部の
    少なくとも記録面側に凹部を形成した第1および第2の
    ディスク基板のうち、まず、第1のディスク基板の記録
    面を上にし、前記第1のディスク基板のセンタ穴に回転
    円板の軸を貫通させて載置し、外径部にテーパ状のフラ
    ンジを設けたセンタリング軸のセンタ穴を前記回転円板
    の軸に嵌合させ、かつ前記センタリング軸のフランジを
    前記第1のディスク基板の凹部に嵌合させるとともに、
    フランジのテーパ部により位置規制し、前記第1のディ
    スク基板のセンタ穴近傍の記録面側の表面に前記第1の
    ディスク基板のセンタ穴と同心状に接着剤を塗布し、次
    に、前記第2のディスク基板を、そのセンタ穴の凹部を
    前記第1のディスク基板の凹部に対向させ、前記接着剤
    をはさみ込むように前記第1のディスク基板に重ね合わ
    せて前記第2のディスク基板の凹部を前記センタリング
    軸のフランジに嵌合させるとともに、フランジのテーパ
    部により位置規制した後、前記回転円板で前記両ディス
    ク基板およびセンタリング軸を回転させ、前記接着剤を
    両ディスク基板の全面とそのセンタ穴部の凹部で形成さ
    れる空間に充填させた後硬化させて、前記両ディスク基
    板とセンタリング軸を同時に接着固定させ、その後、前
    記センタリング軸の両端側にセンタ金具を圧入して固定
    する光学式情報記録円板の製造方法。
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