JPH0450568Y2 - - Google Patents

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JPH0450568Y2
JPH0450568Y2 JP1981022555U JP2255581U JPH0450568Y2 JP H0450568 Y2 JPH0450568 Y2 JP H0450568Y2 JP 1981022555 U JP1981022555 U JP 1981022555U JP 2255581 U JP2255581 U JP 2255581U JP H0450568 Y2 JPH0450568 Y2 JP H0450568Y2
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JP
Japan
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adhesive
plastic
information recording
disks
shore hardness
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JPS57138130U (ja
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、映像情報や音声情報等を記録するた
めの情報記録デイスクに関する。
例えば、光学式情報記録デイスクは、片面から
のみ記録情報を読み出し得る2枚のプラスチツク
デイスクをゴム系の接着剤等を用いて貼合せたも
のとなつている場合が多い。かかる光学式情報記
録デイスクにおいて、保管スペースを少なくする
ためにその厚さが薄い方が望ましく2.4〜2.6mm程
度に定められたものが多い。従つて、貼合せる前
の個々のプラスチツクデイスクの厚さを1.2〜1.3
mm程度に極めて薄くする必要があるゆえに反り等
の変形が生じ易いものとなる。このため、プラス
チツクデイスク2枚を貼合せて得られた光学式情
報記録デイスクにおいて反り等の変形が生じるも
のが多く、読出した映像情報等から再生された画
面が不鮮明になつたり或いは画面の飛び等の不具
合が生じることがある。
そこで、本考案は反り等の変形が生じることが
少ない情報記録デイスクを提供することを目的と
する。
本考案による情報記録デイスクは、所定情報に
応じて一主面に形成された複数のピツトを有する
基板を少なくとも一方が含む一対のプラスチツク
デイスクを従来の情報記録デイスクに用いられた
接着剤より固化後において硬くなる接着剤を用い
て互いに接着することにより形成される。
以下、本考案を添付図面を参照して詳細に説明
する。
第1図において、1はエネルギービームを用い
て記録さるべき情報に対応したピツト列が表面に
形成されている原盤におけるピツトを転写したア
クリル板等からなる基板である。この基板1の情
報記録面すなわち転写面上に反射膜2が設けられ
ており、さらにかかる反射膜2を被覆して保護層
3が設けられている。このような3つの層によつ
てプラスチツクデイスクの片面が形成されてお
り、これらの各層を有する2枚のプラスチツクデ
イスクを保護層3を内側にして固化後シヨア硬さ
がHs60以上となる接着剤として例えばエポキシ
系接着剤を用いて互い貼合せることにより図示さ
れた如き両面再生型の情報記録デイスクが形成さ
れている。尚、4はプラスチツクデイスクの中心
孔を示している。考案者は、エポキシ系接着剤、
例えばセメダイン社の型番EP−550−B(固化後
シヨア硬さ62)、型番EP−550−C(固化後シヨア
硬さ84)を用いてプラスチツクデイスク2枚(直
径30cm、厚さ1.2mm)を貼り合わせた試料を、第
2図に示す装置を用いて、その中心周りにて
100rpmで回転せしめ周囲温度55℃で2時間経過
後の試料周縁の下方へ反り変位量δ(mm)を測定
した時、少ない変位量であつたことを知見した。
すなわち、考案者が他のエポキシ系接着剤例え
ば日本ペルノツクス(株)の型番ME−390(固化後シ
ヨア硬さ20)、型番MG−150(固化後シヨア硬さ
35)や、ゴム系接着剤(ホツトメルト接着剤)で
あるセメダイン社の型番HM−406を用いて接着
した試料について、上記同様の変位量測定試験を
行つて、第3図に示すようにその結果をグラフに
プロツトしたところ(Δにて示す)、シヨア硬さ
Hs60を越える硬さを有する型番EP−550−B及
びEP−550−Cのエポキシ系接着を用いた試料の
変位量が他のエポキシ系接着剤及びゴム系接着剤
のそれに比べ著しく低下することが明らかになつ
た。なお、以上の接着剤の型番はすべて商品名で
ある。
このように、プラスチツクデイスクの薄いもの
(1.2〜1.3mm)の貼り合せ型の情報記録デイスク
においては、固化後シヨア硬さHs60以上のエポ
キシ系接着剤がその反り防止上有効となる。
以上の如く形成された情報記録デイスクにおい
て、2つのプラスチツクデイスクの接着に用いら
れたエポキシ系接着剤は固化後において従来用い
られていたゴム系接着剤や粘着剤等の接着剤すな
わち固化後におけるシヨア硬さがHs60より低い
接着剤より硬くなり、形状変化が起こりにくいも
のとなるので、接着された2つのプラスチツクデ
イスクの一体化がより良くなされることになる。
従つて、本考案による情報記録デイスクは2.4〜
2.6mm程度の厚さを有する1枚のプラスチツクデ
イスクと強度がほぼ等しくなつて反り等の変形が
生じることが少なくなるのである。
尚、上記実施例において2つのプラスチツクデ
イスクを接着する接着剤はエポキシ系接着剤であ
るとしたが、接着剤としてはアクリル系接着剤、
ウレタン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等のよう
に固化後におけるシヨア硬さがHs60以上であり
かつプラスチツクデイスク表面を侵さない接着剤
であればどのようなものであつても良い。
以上詳述した如く本考案による情報記録デイス
クは、従来の情報記録デイスクに用いられていた
接着剤に比して固化後における硬度が高い接着剤
を用いた変形しにくいものなので得られる画像が
不鮮明になつたり或いは画面の飛び等の不具合が
少なくなるという利点を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による情報記録デイスクの一
実施例を示す一部断面図、第2図はプラスチツク
デイスク2枚を接着剤で貼り合わせた試料におけ
る回転後の試料周縁の下方反り変位量を測定する
装置の概略図、第3図は下方反り変位量対シヨア
硬さの相関を示すグラフである。 主要部分の符号の説明、1……基板、2……反
射膜、3……保護層、4……中心孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定情報に応じて一主面に形成された複数のピ
    ツトを有する基板を少なくとも一方が含む一対の
    プラスチツクデイスクからなり、前記一対のプラ
    スチツクデイスクの各々の厚さは1.2〜1.3mmであ
    り、前記一対のプラスチツクデイスクは、固化後
    のシヨア硬さがHs60以上であるエポキシ系接着
    剤によつて、夫々の中心軸が一致するように互い
    に接着されていることを特徴とする情報記録デイ
    スク。
JP1981022555U 1981-02-19 1981-02-19 Expired JPH0450568Y2 (ja)

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JP1981022555U JPH0450568Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

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JP1981022555U JPH0450568Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

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Publication Number Publication Date
JPS57138130U JPS57138130U (ja) 1982-08-28
JPH0450568Y2 true JPH0450568Y2 (ja) 1992-11-30

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ID=29820349

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JP1981022555U Expired JPH0450568Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

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Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153205U (ja) * 1978-04-17 1979-10-24

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Publication number Publication date
JPS57138130U (ja) 1982-08-28

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