JP3000656B2 - 情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその製造方法

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JP3000656B2
JP3000656B2 JP2297983A JP29798390A JP3000656B2 JP 3000656 B2 JP3000656 B2 JP 3000656B2 JP 2297983 A JP2297983 A JP 2297983A JP 29798390 A JP29798390 A JP 29798390A JP 3000656 B2 JP3000656 B2 JP 3000656B2
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理恵 児島
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学的に情報を記録再生消去する情報記録
媒体及びその製造方法に関するものである。
従来の技術 今日、大容量、高密度なメモリーとして追記型の情報
記録媒体や書換型の情報記録媒体が、データファイル用
若しくは画像ファイル用として商品化されている。
これらの情報記録媒体の製造は、単板または貼合構造
となっており、大きさもデータファイル用の直径86mmの
小さな媒体から画像ファイル用の直径30cmの大きな媒体
まで数種類ある。貼合構造の情報記録媒体を製造する場
合、基板上に薄膜が形成された後、薄膜を保護するため
有機質材料のオーバーコートをスピンコート等により薄
膜上に施す。情報記録媒体には、記録面が片面のものと
両面のものとがあるが、記録面が両面にある媒体の場
合、薄膜が形成され、オーバーコートが施された2枚の
基板に接着性の樹脂を塗布して互いを貼り合わせる。一
方、記録面が片面である媒体の場合は、薄膜とオーバー
コート層が形成された基板と、形成されていない基板を
接着するという工程で製造される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、記録面が片面の記録媒体では、オーバ
ーコートが施された基板と施されていない基板とを接着
するため、オーバーコート層の応力により記録媒体に反
りが発生し、特に、媒体の大きさが大きい程、この反り
は大きくなり、記録再生装置で媒体を記録再生する際、
信号を記録再生するための光ヘッドの焦点追従信号であ
るフォーカスエラー信号が部分的に大きくなり、再生信
号に振幅ムラが生じるという問題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、反りの
小さい情報記録媒体及びその製造方法を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の情報記録媒体
は、第1の樹脂基板と記録層を含む薄膜からなる第1の
基板と、記録層を含まない第2の基板とを接着した構造
の情報記録媒体であって、第1の基板及び第2の基板の
接着面側にいずれも有機質材料のオーバーコート層を設
けたことを特徴とするものである。
また、本発明の情報記録媒体の製造方法は、第1の樹
脂基板に記録層を含む薄膜を形成する薄膜形成工程、こ
の薄膜形成工程後に第1の樹脂基板に設けた薄膜に有機
質材料のオーバーコート層を積層する第1のオーバーコ
ート形成工程、記録層を含まない第2の基板に有機質材
料のオーバーコート層を形成する第2のオーバーコート
形成工程、第1の基板上のオーバーコート層を硬化する
第1の硬化工程、及び第2の基板上のオーバーコート層
を硬化する第2の硬化工程、第1の硬化工程及び第2の
硬化工程の後にオーバーコート層どうしを貼り合わせる
貼合工程を含むことを特徴とするものである。
作用 本発明の情報記録媒体は上記構成により、第2の基板
にもオーバーコート層を備える工程が増加するが、第1
の基板と第2の基板との内部応力の差を抑制することが
でき、接着面に関し内部応力に起因する変形量の差を是
正した2枚の基板を貼り合わせるため、反りが極めて小
さい情報記録媒体を実現することができる。
一方、本発明の情報記録媒体の製造方法により、第1
の基板と第2の基板とにそれぞれ設けたオーバーコート
層を硬化し、オーバーコート層による両基板の変形量を
調整した後貼り合わせるため、貼合型の情報記録媒体の
反りを抑制できる。
実施例 以下に、本発明の一実施例について説明する。まず、
第1図に示すように、直径30cmの透明な第1の樹脂基板
1上に、誘電体層2をRFスパッタリング法により形成
し、さらに記録層3、反射層4、保護層5の順にDCスパ
ッタリング法により積層し、第1の基板を得る。その
後、保護層5の上に有機質材料のオーバーコート層6を
スピンコートにより設ける。次に、直径30cmのダミー基
板7にオーバーコート層6を設ける。オーバーコート層
6が完全に硬化した後、接着性樹脂8をオーバーコート
層6の上に塗布し、貼り合わせる。このように貼り合わ
せる前に両基板のオーバーコート層6を硬化させる硬化
工程を経るため、貼り合わせ前の誘電体層2・記録層3
・反射層4・保護層5・オーバーコート層6それぞれの
内部応力に起因する第1の基板の変形量と、オーバーコ
ート層6の内部応力に起因するダミー基板7の変形量と
の調整がとれ、貼り合わせた後の情報記録媒体の反りを
極めて小さくすることができる。また、本実施例で第2
の基板として直径30cmのダミー基板7を用いて説明した
のは、最も反りが大きいためである。
このような工程で作成した直径30cmの12枚の情報記録
媒体の反りを測定した結果を表1に示す。
直径30cmの大きさで、しかも第1及び第2の樹脂基板
を用いた記録媒体でも、表1に示すように、極めて反り
を小さく抑えることができる。表1の平均値は1.16mrad
である。
第2図に従来の記録媒体の断面図を示す。第2の樹脂
基板7にはオーバーコートを施さずに、第1の樹脂基板
1と接着したものである。この構造での反りの測定結果
を表2に示す。平均値7.58mradであり、中には15mradを
越える反りが発生した媒体もあり、従来構造では反りが
発生しやすいことは明らかである。
また、本発明の実施例における情報記録媒体と従来の
情報記録媒体のフォーカスエラー(FE)信号と記録(R
F)信号を第3図(a),(b)に示す。
第1図のように本発明の構造にすると、極めて反りが
小さくなり、第3図(a)に示すようにRF信号振幅及び
FE信号は安定している。第2図の従来構造の場合は、第
3図(b)に示すように、FE信号が部分的に大きくな
り、その部分のRF信号振幅が落ち込んで小さくなる現象
を発生しやすい。
なお、情報記録媒体の種類によっては、第1図の薄膜
構造と異なる(例えば、記録層一層のみ、または記録層
を2層以上)構造の情報記録媒体もあるが、オーバーコ
ート層を両基板に施すことによる反りの低減効果は、何
れの媒体についても同じである。
以上のように、本発明によれば、第1の基板と、第2
の基板との何れの基板にも有機質材料のオーバーコート
層を設け、オーバーコート層どうしを接着するため、極
めて反りが小さく、FE信号及びRF信号が安定する情報記
録媒体が得られるものである。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、接着層を介して密着
する層の両方にオーバーコート層を備える情報記録媒体
及びその製造方法であるため、両基板の内部応力を略等
しくでき、極めて反りの小さい貼合型情報記録媒体を実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における情報記録媒体の部
分断面図、第2図は、従来の情報記録媒体の部分断面
図、第3図(a)は、本発明の一実施例における情報記
録媒体のRF信号とFE信号、第3図(b)は、従来の情報
記録媒体のRF信号とFE信号の例を示す図である。 1……第1の樹脂基板、2……誘電体層、3……記録
層、4……反射層、5……保護層、6……オーバーコー
ト層、7……ダミー基板、8……接着性樹脂。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−45633(JP,A) 特開 昭58−185050(JP,A) 特開 昭61−133064(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24 541 G11B 11/10 531

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の樹脂基板と記録層を含む薄膜からな
    る第1の基板と、記録層を含まない第2の基板とを接着
    した構造の情報記録媒体であって、前記第1の基板及び
    前記第2の基板の接着面側にいずれにも有機質材料のオ
    ーバーコート層を設けたことを特徴とする情報記録媒
    体。
  2. 【請求項2】第1の樹脂基板に記録層を含む薄膜を形成
    する薄膜形成工程、前記薄膜形成工程後に前記第1の樹
    脂基板に設けた前記薄膜に有機質材料のオーバーコート
    層を積層する第1のオーバーコート形成工程、記録層を
    含まない第2の基板に有機質材料のオーバーコート層を
    形成する第2のオーバーコート形成工程、前記第1の基
    板上のオーバーコート層を硬化する第1の硬化工程、及
    び前記第2の基板上のオーバーコート層を硬化する第2
    の硬化工程、前記第1の硬化工程及び前記第2の硬化工
    程の後に接着性樹脂を介して前記オーバーコート層どう
    しを貼り合わせる貼合工程を含むことを特徴とする情報
    記録媒体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101796964B1 (ko) 2016-11-08 2017-11-13 (주)와이브레인 뇌파 측정 착용 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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