JPH0520572Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520572Y2 JPH0520572Y2 JP1986044918U JP4491886U JPH0520572Y2 JP H0520572 Y2 JPH0520572 Y2 JP H0520572Y2 JP 1986044918 U JP1986044918 U JP 1986044918U JP 4491886 U JP4491886 U JP 4491886U JP H0520572 Y2 JPH0520572 Y2 JP H0520572Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- cushion
- penetrating member
- trim
- waterproof film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 24
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 claims description 3
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 claims description 2
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 claims description 2
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 4
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920006266 Vinyl film Polymers 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
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- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車等のサイドドア、テールゲー
ト、スライドドア等の防水機構に関する。
ト、スライドドア等の防水機構に関する。
(従来の技術)
自動車のサイドドアの1例が第3図及び第4図
に示され、1はアウタパネル、2はインナパネ
ル、3はウインドフレーム、4はウインドガラ
ス、5はトリムである。インナパネル2には大き
な作業穴が多数穿設されており、アウタパネル1
とインナパネル2との間に侵入した水やほこりや
音がこの作業穴を経て車室内に侵入するのを防止
するため、インナパネル2とトリム5との間〓内
にインナパネル2を覆うようにビニールフイルム
等の防水フイルム6が展張されている。この防水
フイルム6にはトリム5の内面に装着されたドア
ロツク、レギユレータハンドル、スイツチ等から
伸びるロツドやハーネス等の貫通部材7が貫通せ
しめされる。
に示され、1はアウタパネル、2はインナパネ
ル、3はウインドフレーム、4はウインドガラ
ス、5はトリムである。インナパネル2には大き
な作業穴が多数穿設されており、アウタパネル1
とインナパネル2との間に侵入した水やほこりや
音がこの作業穴を経て車室内に侵入するのを防止
するため、インナパネル2とトリム5との間〓内
にインナパネル2を覆うようにビニールフイルム
等の防水フイルム6が展張されている。この防水
フイルム6にはトリム5の内面に装着されたドア
ロツク、レギユレータハンドル、スイツチ等から
伸びるロツドやハーネス等の貫通部材7が貫通せ
しめされる。
従来、貫通部材7を防水フイルム6に貫通させ
るため、第5図に示すように防水フイルム6に小
孔8を穿設して、この小孔8を貫通させ、また、
第6図に示すように防水フイルム6にスリツト9
を切り込んで、スリツト9を貫通させた後、スリ
ツト9の両端部に粘着テープ10を接着してい
る。
るため、第5図に示すように防水フイルム6に小
孔8を穿設して、この小孔8を貫通させ、また、
第6図に示すように防水フイルム6にスリツト9
を切り込んで、スリツト9を貫通させた後、スリ
ツト9の両端部に粘着テープ10を接着してい
る。
(考案が解決しようとする問題点)
上記第5図に示すものにおいては、防水フイル
ム6に設けた小孔8に貫通部材7を貫通させるの
が面倒で手数を要する。第6図に示すものにおい
ては貫通部材7をスリツト9に貫通させるのは容
易になるが、貫通部材7のまわりに出来る間〓を
通つて水等が漏洩するのを防ぐため、スリツト9
の両端部に粘着テープ10を接着しているので粘
着テープ10やこれを接着するための費用が嵩む
という問題があつた。
ム6に設けた小孔8に貫通部材7を貫通させるの
が面倒で手数を要する。第6図に示すものにおい
ては貫通部材7をスリツト9に貫通させるのは容
易になるが、貫通部材7のまわりに出来る間〓を
通つて水等が漏洩するのを防ぐため、スリツト9
の両端部に粘着テープ10を接着しているので粘
着テープ10やこれを接着するための費用が嵩む
という問題があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記問題点を解決するために提案され
たものであつて、その要旨とするところは、車両
用ドアのインナパネルとトリムとの間〓内に展張
されたビニール等の防水フイルムにスリツトを設
け、同スリツトにロツドやハーネス等の貫通部材
を貫通させるものにおいて、一側縁が上記スリツ
トの一方側に上記スリツトを沿うように接着され
るとともに、上記スリツトに沿う方向において上
記スリツトの長さとほぼ同じ長さを有する第1ク
ツシヨンと、一側部分が上記スリツトの他方側に
接着されるとともに、他側部分が上記スリツトと
直交する方向において上記スリツトを越えて伸び
上記第1クツシヨンと重合され、かつ、上記スリ
ツトに沿う方向において上記スリツトの両端をそ
れぞれ越える長さを有する第2クツシヨンとを備
え、上記第1及び第2クツシヨンは上記トリムの
装着により押圧されて相互に密着して上記スリツ
ト並びに上記第1クツシヨンと上記第2クツシヨ
ンとの間に貫通される貫通部材を挟持することを
特徴とする車両用ドアの防水機構にある。
たものであつて、その要旨とするところは、車両
用ドアのインナパネルとトリムとの間〓内に展張
されたビニール等の防水フイルムにスリツトを設
け、同スリツトにロツドやハーネス等の貫通部材
を貫通させるものにおいて、一側縁が上記スリツ
トの一方側に上記スリツトを沿うように接着され
るとともに、上記スリツトに沿う方向において上
記スリツトの長さとほぼ同じ長さを有する第1ク
ツシヨンと、一側部分が上記スリツトの他方側に
接着されるとともに、他側部分が上記スリツトと
直交する方向において上記スリツトを越えて伸び
上記第1クツシヨンと重合され、かつ、上記スリ
ツトに沿う方向において上記スリツトの両端をそ
れぞれ越える長さを有する第2クツシヨンとを備
え、上記第1及び第2クツシヨンは上記トリムの
装着により押圧されて相互に密着して上記スリツ
ト並びに上記第1クツシヨンと上記第2クツシヨ
ンとの間に貫通される貫通部材を挟持することを
特徴とする車両用ドアの防水機構にある。
(作用)
本考案においては、上記構成を具えているた
め、スリツトに貫通部材を貫通させてトリムを装
着すると、第1クツシヨンと第2クツシヨンは重
合して相互に密着し、貫通部材はこれら第1クツ
シヨンと第2クツシヨンによつて挟持される。
め、スリツトに貫通部材を貫通させてトリムを装
着すると、第1クツシヨンと第2クツシヨンは重
合して相互に密着し、貫通部材はこれら第1クツ
シヨンと第2クツシヨンによつて挟持される。
(実施例)
本考案の1実施例が第1図及び第2図に示され
ている。
ている。
防水フイルム6にスリツト9が切り込まれ、こ
のスリツト9の両側にそれぞれウレタンフオーム
等からなる板状の第1クツシヨン10及び第2ク
ツシヨン11が互に重合するように防水フイルム
6の裏面に接着剤により接着することによつて取
り付けられている。第1クツシヨン10はスリツ
ト9の長さとほぼ同じ上下長さを有し、その1側
縁がスリツト9に沿うように配置され、スリツト
9の片側において第1クツシヨン10の前面の全
面が防水フイルム6の裏面に接着される。
のスリツト9の両側にそれぞれウレタンフオーム
等からなる板状の第1クツシヨン10及び第2ク
ツシヨン11が互に重合するように防水フイルム
6の裏面に接着剤により接着することによつて取
り付けられている。第1クツシヨン10はスリツ
ト9の長さとほぼ同じ上下長さを有し、その1側
縁がスリツト9に沿うように配置され、スリツト
9の片側において第1クツシヨン10の前面の全
面が防水フイルム6の裏面に接着される。
第2クツシヨン11は第1クツシヨン10より
大形で、その一側部分のみがスリツト9の他側に
おいて防水フイルム6の裏面に接着され、その他
側部分がスリツト9と直交する方向においてスリ
ツト9を越えて伸び、かつ、スリツト9に沿う方
向においてスリツト9の上下端を越える長さを有
している。
大形で、その一側部分のみがスリツト9の他側に
おいて防水フイルム6の裏面に接着され、その他
側部分がスリツト9と直交する方向においてスリ
ツト9を越えて伸び、かつ、スリツト9に沿う方
向においてスリツト9の上下端を越える長さを有
している。
他の構成は第3図及び第4図に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材には同じ符号が付さ
れている。
と同様であり、対応する部材には同じ符号が付さ
れている。
しかして、防水フイルム6にはスリツト9が切
り込まれているので、このスリツト9に貫通部材
7を容易に貫通させることができる。そして、ト
リム5を取り付ければ、このトリム5によつて第
1クツシヨン10及び第2クツシヨン11は押圧
されて相互に密着し、スリツト9を貫通した貫通
部材7はその両側から第1クツシヨン10及び第
2クツシヨン11によつて挟み込まれ、従つて、
貫通部材7のまわりに間〓が生じないとともに貫
通部材7は第1及び第2クツシヨン10,11に
握持され、車体の振動によつて遊動することもな
い。
り込まれているので、このスリツト9に貫通部材
7を容易に貫通させることができる。そして、ト
リム5を取り付ければ、このトリム5によつて第
1クツシヨン10及び第2クツシヨン11は押圧
されて相互に密着し、スリツト9を貫通した貫通
部材7はその両側から第1クツシヨン10及び第
2クツシヨン11によつて挟み込まれ、従つて、
貫通部材7のまわりに間〓が生じないとともに貫
通部材7は第1及び第2クツシヨン10,11に
握持され、車体の振動によつて遊動することもな
い。
(考案の効果)
本考案においては、防水フイルムにロツドやハ
ーネス等の貫通部材を貫通させるスリツトを設
け、このスリツトの両側に第1及び第2クツシヨ
ンを互に重合するように予め接着しているため、
貫通部材を防水フイルムに貫通させる作業が容易
になる。
ーネス等の貫通部材を貫通させるスリツトを設
け、このスリツトの両側に第1及び第2クツシヨ
ンを互に重合するように予め接着しているため、
貫通部材を防水フイルムに貫通させる作業が容易
になる。
また、トリムを装着することによつて第1クツ
シヨン及び第2クツシヨンが押圧されて相互に密
着し、貫通部材がこれら第1及び第2クツシヨン
によつて挟み込まれるので、貫通部材は〓間なく
シールされると同時に貫通部材の遊動も阻止され
る。
シヨン及び第2クツシヨンが押圧されて相互に密
着し、貫通部材がこれら第1及び第2クツシヨン
によつて挟み込まれるので、貫通部材は〓間なく
シールされると同時に貫通部材の遊動も阻止され
る。
また、貫通部材とスリツトとの相対位置がずれ
てもスリツトの長さ内の何れの位置でも貫通部材
を第1及び第2クツシヨンで挟持することができ
るので、貫通部材を〓間なくシールできる。
てもスリツトの長さ内の何れの位置でも貫通部材
を第1及び第2クツシヨンで挟持することができ
るので、貫通部材を〓間なくシールできる。
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図である。第3図ないし第6図は従来の1
例を示し、第3図はトリムを取り外して示す斜視
図、第4図はドアの縦断面図、第5図及び第6図
はそれぞれ防水フイルムに貫通部材を貫通させる
状態を示す部分的斜視図である。 インナパネル……2、トリム……5、防水フイ
ルム……6、貫通部材……7、スリツト……9、
第1クツシヨン……10、第2クツシヨン……1
1。
第1図は斜視図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図である。第3図ないし第6図は従来の1
例を示し、第3図はトリムを取り外して示す斜視
図、第4図はドアの縦断面図、第5図及び第6図
はそれぞれ防水フイルムに貫通部材を貫通させる
状態を示す部分的斜視図である。 インナパネル……2、トリム……5、防水フイ
ルム……6、貫通部材……7、スリツト……9、
第1クツシヨン……10、第2クツシヨン……1
1。
Claims (1)
- 車両用ドアのインナパネルとトリムとの間〓内
に展張されたビニール等の防水フイルムにスリツ
トを設け、同スリツトにロツドやハーネス等の貫
通部材を貫通させるものにおいて、一側縁が上記
スリツトの一方側に上記スリツトを沿うように接
着されるとともに、上記スリツトに沿う方向にお
いて上記スリツトの長さとほぼ同じ長さを有する
第1クツシヨンと、一側部分が上記スリツトの他
方側に接着されるとともに、他側部分が上記スリ
ツトと直交する方向において上記スリツトを越え
て伸び上記第1クツシヨンと重合され、かつ、上
記スリツトに沿う方向において上記スリツトの両
端をそれぞれ越える長さを有する第2クツシヨン
とを備え、上記第1及び第2クツシヨンは上記ト
リムの装着により押圧されて相互に密着して上記
スリツト並びに上記第1クツシヨンと上記第2ク
ツシヨンとの間に貫通される貫通部材を挟持する
ことを特徴とする車両用ドアの防水機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986044918U JPH0520572Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986044918U JPH0520572Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62156521U JPS62156521U (ja) | 1987-10-05 |
JPH0520572Y2 true JPH0520572Y2 (ja) | 1993-05-27 |
Family
ID=30863181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986044918U Expired - Lifetime JPH0520572Y2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520572Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6191850B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-09-06 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ドア構造 |
JP6349342B2 (ja) * | 2015-07-16 | 2018-06-27 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車のドアホールシール |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5748655U (ja) * | 1980-09-02 | 1982-03-18 | ||
JPS5826629A (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-17 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車ドアのシ−ル装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161615U (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-26 | マツダ株式会社 | 自動車のダスト侵入防止構造 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP1986044918U patent/JPH0520572Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5748655U (ja) * | 1980-09-02 | 1982-03-18 | ||
JPS5826629A (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-17 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車ドアのシ−ル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62156521U (ja) | 1987-10-05 |
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