JPH052048B2 - - Google Patents

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JPH052048B2
JPH052048B2 JP21551587A JP21551587A JPH052048B2 JP H052048 B2 JPH052048 B2 JP H052048B2 JP 21551587 A JP21551587 A JP 21551587A JP 21551587 A JP21551587 A JP 21551587A JP H052048 B2 JPH052048 B2 JP H052048B2
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JP
Japan
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water
dam
shell
shaft
head
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP21551587A
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English (en)
Other versions
JPS6458709A (en
Inventor
Nozomi Shinohara
Juichi Yoshino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
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Publication of JPS6458709A publication Critical patent/JPS6458709A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、既設コンクリートダムの出水口新設
工事の施工法に関する。
[従来技術] 既設コンクリートダムに、ダム内部の堆積土砂
排出用のゲート設備を取付けたり、飲料水用の出
水口を新設したりするため、ダム堰堤中間部にト
ンネルを施工する場合、従来はダム堰堤の上流側
に仮設の止水ゲートを設置したり、鋼管矢板等に
より止水した上でトンネル施工部分をドライと
し、ダム堰堤に横孔を掘り入口に開閉ゲートを取
付ける施工法が採られていた。
しかし、この施工法では仮設が多がかりにな
り、工期、工費が増大する。
[発明の目的] 従つて本発明の目的は、仮設を減らして工期、
工費を低減する既設コンクリートダムの出水口新
設工事の施工法を提供するにある。
[発明の構成] 本発明によれば、出水口を新設する堰堤上流側
の所要位置を清掃し、一側に止水パツキングを備
えた開口部が形成され上部に締め切りフランジが
設けられた殻体を吊り下し、該開口部を前記位置
に1次圧接し、内部の水を排水して2次圧接した
のち殻体の位置を保持し、前記締め切りフランジ
部に水面上に至るシヤフトを連結し、内部の水を
排水したのち締め切りフランジを撤去し、出水口
を掘削して出水ゲートを取付け、前記締め切りフ
ランジをセツトし前記シヤフト内に注水して該シ
ヤフトを撤収し、前記殻体内に注水して該殻体を
撤収したのちゲート開閉装置を取付けて施工を完
了するようにしている。
[発明の作用効果] 従つて、殻体を堰堤に圧接保持し内部をシヤフ
トを介し水面上に連通してドライとし、その殻体
をベースにして出水口を新設施工し、従来の止水
ゲート、鋼管矢板等の仮設をなくし、その結果、
工期、工費を大巾に低減することができる。
[好ましい実施の態様] 本発明の実施に際し、止水パツキングは公知技
術による沈埋函の接続等に使用されるゴムパツキ
ングと同等のものを用いるのが好ましい。
本発明の実施に際し、1次圧接は殻体に設けた
推進器を回転し殻体を堰堤側に移動して行うのが
好ましいが、出水口の位置が湖底に近い場合は、
湖底に設けたコンクリートブロツク等の構造物に
反力をとつたジヤツキで行つてもよく、または、
出水口が水面に近い場合は、台船から水中にビー
ムを張り出して殻体に当て、台船上のウインチで
堰堤に固定したワイヤを巻き込んで行つてもよ
く、または、堰堤の出水口中心位置にシーブブロ
ツクを止着し、堰堤上のウインチのワイヤでシー
ブブロツクを介し殻体を引き寄せて行つてもよ
い。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図および第2図は本発明を実施する殻体す
なわち止水用バルクヘツド(以下ヘツドという)
1を示している。
ヘツド1の水平方向に長く両端部が円弧状に形
成された基部2の一側方は、鏡板部3で閉じら
れ、他側方には開口部4が形成され、概略一側が
開口した圧力容器状に形成されている。
このヘツド1の開口部4の周縁には、詳細を第
3図に示す止水ゴムパツキング5が突設され、ヘ
ツド1の上部に突設された連結管6の側部には注
水バルブ7が設けられ、上方開口部にはフランジ
状のシヤフト取付部8が設けら締め切りフランジ
9で閉じられている。なお止水ゴムパツキング5
には、公知技術による沈埋函の接続等に使用され
るものと同等のものが用いられている。ヘツド1
の内部には、作業床10、揚重設備11が設けら
れ、作業床10の下部に設けられた水中ポンプ1
2,12はヘツド1の上部に突出された排水用配
管13,13に接続されてりおり、ヘツド1の長
手方向の外部両側には、後述する1次圧接用の推
進器14,14が設けられている。なお、図中符
号33は後述するシヤフト取付部8に取付けるシ
ヤフトで、符号34はその注水バルブである。
次に実施の態様について説明する。
第1工順(第6図)ダム堰堤Aの上流側(下流
側をDとする)のヘツド1を取付ける部分すなわ
ち出水口Bの位置付近を堰堤Aの上部より吊り下
した足場20により清掃する。そして、必要によ
り堰堤表面を平滑に仕上げる。
第2工順(第7図)クローラ台船21上のクレ
ーンGによりヘツド1を吊り下げ、ダイバーEと
協働して所定位置に位置決めする。なお、クロー
ラ台船21によらず、堰堤上面に設けた図示しな
いクレーンによつてもよい。
第3工順(第8図)ヘツド1の推進器14を回
転し、ヘツド1を堰堤A側に移動して1次圧接を
行う。すなわち、止水ゴムパツキング5の先端部
5aが第4図に示すように堰堤壁面に圧接して変
形し、外部の水と縁が切れるまで押し付ける。こ
の1次圧接は推進器14によるほか、第18図に
示すように、出水口Bの位置が湖底Eに近い場合
は、湖底Eに設けたコンクリートブロツク22等
に反力をとつたジヤツキ23で行つてもよく、ま
た第19図に示すように、出水口Bが水面Fに近
い場合は、台船21から水中にビーム24を張り
出してヘツド1に当て、台船21上のウインチ2
5で堰堤Aに固定したワイヤ26を巻き込んで行
つてもよく、また第20図に示すように、堰堤A
の出水口Bの中心位置にあらかじめシーブブロツ
ク27を止着しておき、堰堤A上のウインチ28
のワイヤ29でシーブブロツク27を介してヘツ
ド1をき引き寄せて行つてもよい。
次いで2次圧接を行う。すなわち、排水用配管
13に排水ホース30を連結し、水中ポンプ12
を作動してヘツド1内の水を排出し、第5図に示
すように、止水ゴムパツキング5全体を堰堤壁面
に完全に圧接変形させる。
第4工順(第9図)堰堤A上に設けた吊り金具
31によりワイヤロープ32でヘツド1の位置を
保持する。必要に応じてあらかじめ湖底Eに設置
したコンクリートブロツク22によつてもヘツド
1の位置を保持する。
第5工順(第10図)人員昇降、資材搬入用の
シヤフト33,33…をダイバーEによりシヤフ
ト取付部8に連結して水面F上まで継ぎ足す。状
況によつては、ヘツド1にあらかじめシヤフト3
3を連結しておくこともでき、また必要に応じて
シヤフト33の本数を増加することもできる。
第6工順(第11図)シヤフト33内に図示し
ない水中ポンプを入れ、内部の水を排出したの
ち、締め切りフランジ9を撤去してシヤフト33
とヘツド1とを連通させる。
第7工順(第12図)堰堤Aの下流側より横孔
ボーリングマシン35で出水口Bを掘削する。な
お、状況によつては、ヘツド1側から掘削するこ
ともできる。
第8工順(第13図)シヤフト33より堰堤A
上のクレーンHで資材を搬入し、揚重設備11を
用いて出水ゲート36を取付ける。
第9工順(第14図)締め切りフランジ9をセ
ツトし、シヤフト33下部の注水バルブ34(第
2図)を開いてシヤフト33内に注水する。
第10工順(第15図)台船21のクレーンGで
シヤフト33を撤収し、ダイバーEによりヘツド
1の注水バルブ7を開いてヘツド1内部に注水す
る。
第11工順(第16図)台船21のクレーンGで
ヘツド1を撤収する。
第12工順(第17図)堰堤A上にゲート開閉装
置37を据付け、その操作ロツド38の下端をダ
イバーEにより出水ゲート36に連結して施工を
完了する。
[まとめ] 以上説明したように本発明によれば、止水バル
クヘツドを堰堤に圧接保持し、そのヘツドをベー
スにして出水口を新設施工し、従来の止水ゲー
ト、鋼管矢板等の仮設を不要にし、その結果、工
期、工費を大巾に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する止水用バルクヘツド
を示す正面図、第2図は第1図の側断面図、第3
図、第4図および第5図はそれぞれ圧接前、一次
圧接時および2次圧接時の止水ゴムパツキングの
状態を示す側断面図、第6図、第7図、第8図、
第9図、第10図、第11図、第12図、第13
図、第14図、第15図、第16図および第17
図はそれぞれ施工の第1、第2、第3、第4、第
5、第6、第7、第8、第9、第10、第11および
第12工順を示す堰堤付近の垂直断面図、第18
図、第19図および第20図はそれぞれ異なる2
次圧接の態様を示す堰堤付近の垂直断面図であ
る。 A……堰堤、B……出水口、1……止水用バル
クヘツド、4……開口部、5……止水ゴムパツキ
ング、9……締め切りフランジ、33……シヤフ
ト、36……出水ゲート、37……ゲート開閉装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 出水口を新設する堰堤上流側の所要位置を清
    掃し、一側に止水パツキングを備えた開口部が形
    成され上部に締め切りフランジが設けられた殻体
    を吊り下し、該開口部を前記位置に1次圧接し、
    内部の水を排水して2次圧接したのち殻体の位置
    を保持し、前記締め切りフランジ部に水面上に至
    るシヤフトを連結し、内部の水を排水したのち締
    め切りフランジを撤去し、出水口を掘削して出水
    ゲートを取付け、前記締め切りフランジをセツト
    し前記シヤフト内に注水して該シヤフトを撤収
    し、前記殻体内に注水して該殻体を撤収したのち
    ゲート開閉装置を取付けて施工を完了することを
    特徴とする既設コンクリートダムの出水口新設工
    事の施工法。
JP21551587A 1987-08-31 1987-08-31 Construction work of water outlet of existing concrete dam Granted JPS6458709A (en)

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JP21551587A JPS6458709A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Construction work of water outlet of existing concrete dam

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JPH052048B2 true JPH052048B2 (ja) 1993-01-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101449988B1 (ko) * 2010-03-04 2014-10-13 아이신세이끼가부시끼가이샤 차량 시트용 착석 센서 및 설치 구조

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