JP2002088777A - ジャケット構造体の杭との接合方法及び該接合方法に用いられる拡管装置 - Google Patents

ジャケット構造体の杭との接合方法及び該接合方法に用いられる拡管装置

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近藤  誠
Hisashi Sekimoto
恒 関本
Yoshinori Okawa
賢紀 大川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中作業を不要として作業者による労働負荷
の軽減が図れると共に接合部長さも縮小できて施工性の
向上が図れるジャケット構造体の杭との接合方法及び該
接合方法に用いられる拡管装置を提供する。 【解決手段】 ジャケット構造体の各杭ガイド部材13
(14)と各杭19(20)とを接合する際に、前記各
杭ガイド部材13(14)内面の接合部位に予め複数条
形成された横リブ37及び縦リブ38の内側に前記各杭
19(20)を挿入した状態で、前記各杭19(20)
内に拡管装置50を吊設し、該拡管装置50により前記
各杭19(20)を前記リブ形状に沿い塑性変形させて
噛み合い接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋脚などの水上に
立設する構造物を建設する場合に、水底地盤に設置して
用いられる水中基礎におけるジャケット構造体の杭との
接合方法及び該接合方法に用いられる拡管装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、橋梁基礎には、直接基礎、場所
打ち杭基礎、鋼管杭基礎、ケーソン基礎などが従来から
知られている。例えば、杭基礎によって建設された橋脚
では、複数本の杭が海底地盤の軟弱地盤を貫通して支持
地盤まで打ち込まれ、この各杭上に鉄筋コンクリートに
よってフーチングが構築され、このフーチングの上に橋
脚を立設し、この橋脚がフーチング内に予め埋め込まれ
たアンカーフレームにアンカーボルトにより接合されて
いる。また、ケーソン基礎によって建設された橋脚で
は、海底の支持地盤を所定広さ整地し、この地盤整地面
に内部にコンクリートが打設されたケーソンを設置し、
このケーソンの上に橋脚を立設し、この橋脚がケーソン
内に予め埋め込まれたアンカーフレームにアンカーボル
トにより接合されている。
【0003】ところが、このような杭基礎の場合、比較
的水深の大きい海底に橋脚を構築するときに、技術的に
困難性が伴い、高コストとなってしまうという問題があ
る。また、ケーソン基礎の場合、水深数十m程度までの
海底ならば問題ないが、それよりも深い海底にあって
は、地盤整地面を形成するのに大規模な海上工事を必要
とし、高コストで工事期間も長くなり、その間に航路を
制限しなければならず、更に、支持地盤の上層に軟弱地
盤があると、地盤改良工事も必要となってしまうという
問題がある。
【0004】そこで、海底地盤に鉄筋コンクリートによ
るフーチングを構築したり、内部にコンクリートが打設
されたケーソンを設置するのを不要とすることで、建設
工事の容易化や低コスト化を図ったものとしてジャケッ
ト式基礎を用いた技術がある。図9に従来のジャケット
式基礎によって建設された橋脚の概略を示す。
【0005】従来のジャケット式基礎によって建設され
た橋脚において、図9に示すように、海底の支持地盤00
1に対して、多数のガイドパイプ002が連結部材003によ
って連結されて構成されたジャケット構造体004を設置
し、図示しない杭打ち機によって各ガイドパイプ002を
用いて複数本の杭005が支持地盤001に打ち込まれてい
る。そして、このジャケット構造体004上に鉄筋コンク
リートによってフーチング006が構築されている。この
フーチング006内には予めアンカーボルト007とアンカー
フレーム008が埋め込まれており、このフーチング006の
上に橋脚009が立設して接合されている。なお、このよ
うな技術は、例えば、特開昭61−57721号公報に
「マルチパイルジャケット構造の水中基礎施工法」とし
て開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなジャケット式基礎を施工する場合、ガイドパイプ00
2と杭005とを接合する方法として、従来、例えば図10
に示すようなものがある。これは、ガイドパイプ002と
杭005との間にグラウト010又はセメントミルク、コンク
リート等を充填してガイドパイプ002と杭005とを接合す
るものである。この例では、水中での作業となるのでグ
ラウト010の充填範囲の上下には流体圧力で膨張するシ
ール011が設けられ、シール011によりガイドパイプ002
と杭005との間の気密を保った状態で配管によりグラウ
ト010を打設するようになっている。
【0007】ところが、上述した接合方法にあっては、
水中でのグラウト打設で作業上困難を伴うと共に、設計
上の安全率を過大に見込まなければならないことから、
設計上合理的でない、定着長さ(接合部長さ)Lが長く
なるという問題点があった。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、水中作業を不要として作業者による労働負荷の
軽減が図れると共に接合部長さも縮小できて施工性の向
上が図れるジャケット構造体の杭との接合方法及び該接
合方法に用いられる拡管装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のジャケット構造体の杭との接合方
法は、ジャケット構造体の杭ガイド部材と杭部材とを接
合する際に、前記杭ガイド部材内面の接合部位に予め複
数条形成されたリブの内側に前記杭部材を挿入した状態
で、前記杭部材内に拡管装置を吊設し、該拡管装置によ
り前記杭部材を前記リブ形状に沿い塑性変形させて噛み
合い接合することを特徴とする。
【0010】また、前記杭ガイド部材の接合部位の外面
に予めリブが複数条形成されることを特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明の拡管装置は、前記
杭部材内に水密状態で挿入可能な筒状本体の外周面に開
口された多数の噴孔から圧力水を噴出するよう構成され
ることを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明の拡管装置は、前記
杭部材内に挿入可能な筒状本体の周壁から油圧ジャッキ
を介して支圧板を放射状にかつ軸方向に多段的に突出す
るように構成されることを特徴とする。
【0013】また、請求項5の発明の拡管装置は、前記
杭部材内に気密状態で挿入可能な遠隔操作の爆発装置で
構成されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るジャケット構
造体の杭との接合方法及び該接合方法に用いられる拡管
装置の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0015】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
に係る水中基礎上に構築された橋脚及び橋桁の概略斜視
図、図2は同じくジャケット構造体の概略斜視図、図3
は同じくジャケット構造体の杭との接合方法の工程図、
図4は同じく拡管装置の構造説明図、図5及び図6は同
じく水中基礎上に橋脚及び橋桁を構築する作業工程図で
ある。
【0016】図1に示すように、本実施例のジャケット
構造体11は、上部の軟弱地盤と下部の支持地盤とから
構成される図示しない水底地盤上に設置して建造物とし
ての橋桁31の橋脚32を建設するためのものである。
即ち、このジャケット構造体11は、連結部材12によ
って連結された複数の杭ガイド部材(レグ)13,14
と、これらの杭ガイド部材13,14の上端集合部に装
着された中空形状のフーチング15とから構成される。
【0017】このジャケット構造体11をさらに詳述す
ると、図2にも示すように、フーチング15は上鋼板1
6と下鋼板(図示略)と4枚の外周鋼板18により矩形
箱型形状に形成されており、中央部寄りに直杭用の4つ
の杭ガイド部材13の上端部が貫入し、外側に斜杭用の
4つの杭ガイド部材14の上端部が貫入している。この
杭ガイド部材13,14は所定長さの円筒管からなり、
杭ガイド部材13に対して杭ガイド部材14は下部が外
方に広がっており、各杭ガイド部材13,14同志が複
数の連結部材12によって一体に連結されている。この
各杭ガイド部材13,14は、ジャケット構造体11が
水底地盤上に設置されたときに、ガイドとして同じく円
筒管からなる直杭19及び斜杭20をこの水底地盤に打
ち込むためのものである。
【0018】各杭ガイド部材13,14の上端部はフー
チング15の上鋼板16及び下鋼板に貫入して上方に開
口しているが、このフーチング15の内部には図示しな
い複数の縦梁部材が格子状に配設され、各杭ガイド部材
13,14がフーチング15の内面に連結支持されてい
る。また、フーチング15内には橋脚32の下部が貫入
し、図示しない前記縦梁部材に連結支持されている。そ
して、フーチング15から上方に向けて橋脚32が立設
されることとなる。
【0019】また、このジャケット構造体11が水底地
盤に設置されたとき、フーチング15が飛沫帯に位置す
るように構成されており、このフーチング15の外周部
に防食処理が施されており、この防食処理としては、例
えば、表面にチタン合金などの高耐食性金属を固定した
り、被覆コンクリートを介して犠牲鋼板を固定するよう
にしている。
【0020】そして、このジャケット構造体11では、
各杭ガイド部材13(14)を直杭19(及び斜杭2
0)に接合する際には、図3に示すように、拡管装置5
0が用いられる。以下、図3の工程図に沿って説明す
る。
【0021】先ず、図3の(a)に示すように、各杭ガ
イド部材13(14)の外周面には予め横リブ36が複
数段(図中では4段)に亙って付設される。また、各杭
ガイド部材13(14)の内周面には予め横リブ37が
複数段(図中では3段)に亙って付設されると共に縦リ
ブ38が周方向へ4等配されて付設される。
【0022】次に、図3の(b)に示すように、各杭ガ
イド部材13(14)内に各杭19(20)を重合させ
る。この場合、施工法によっては、各杭19(20)が
ジャケット構造体11の施工にに先立って打設される場
合がある。
【0023】次に、図3の(c)に示すように、各杭1
9(20)内に後述する拡管装置50を図示しないクレ
ーン等で吊り下げながら挿入する。
【0024】そして、図3の(d)に示すように、拡管
装置50で各杭19(20)を拡管すると、各杭19
(20)は各杭ガイド部材13(14)の内周面に付設
した横リブ37及び縦リブ38に沿って塑性変形し、特
に横リブ37により軸方向に噛み合い摩擦抵抗が生じる
と共に縦リブ38により周方向に噛み合い摩擦抵抗が生
じて両者19(20),13(14)は堅く接合され
る。この際、各杭ガイド部材13(14)の外周面に付
設した横リブ36により、拡管時の各杭ガイド部材13
(14)の拘束効果が得られる。
【0025】前記拡管装置50は、図4に示すように、
筒状本体51の外周面に開口された多数の噴孔52から
圧力水を噴出するもので、筒状本体51には水圧ポンプ
53からの圧力水がバルブ54及びホース55を介して
供給されるようになっている。尚、図中56は各杭19
(20)の拡管部位の内部を水密にするためのシール材
である。
【0026】ここで、上述したジャケット構造体11を
用いた橋桁31及び橋脚32の建設工法について、図5
及び図6を用いて説明する。
【0027】図5(a)に示すように、ジャケット構造体
11は所定の工場のドック41にて製作されており、製
作が完了するとドック41内に海水を入れてこのジャケ
ット構造体11を浮上させる。この場合、図5(b)に示
すように、ジャケット構造体11は中空形状をなすフー
チング15により浮力を得ると共に、各杭ガイド部材1
3,14内に上端部から圧力空気を供給(圧気)するこ
とで浮力を得て、ジャケット構造体11を海上42に浮
かべて全体のバランスをとっている。そして、前後一対
の曵船43によって海上42に浮かんだジャケット構造
体11を牽引し、設置場所まで運搬する。
【0028】そして、ジャケット構造体11が設置場所
まで曳航されると、図6(a)に示すように、杭ガイド部
材13,14内へ注水を行うことで、ジャケット構造体
11のバランスをとりながら沈めていき、水底地盤Gに
位置決め載置する。このようにジャケット構造体11が
水底地盤Gの所定の位置に位置決めされると、まず、こ
のジャケット構造体11の上部に搭載した杭打ちハンマ
44を用いてジャケット構造体11の杭ガイド部材13
内に直杭19を挿入し、この杭打ちハンマ44により直
杭19を水底地盤Gへ打ち込んでいく。次に、図6(b)
に示すように、杭打ちハンマ44を用いてジャケット構
造体11の杭ガイド部材14内に斜杭20を挿入し、こ
の杭打ちハンマ44により斜杭20を水底地盤G(支持
地盤)へ打ち込んでいく。
【0029】この杭打ち作業により各杭ガイド部材1
3,14を介して直杭19及び斜杭20が水底地盤Gへ
打ち込まれると、杭ガイド部材13,14及び各杭1
9,20内の海水及び土砂を排出してから、杭ガイド部
材13,14と各杭19,20とを前述した拡管装置5
0を用いて接合・固定し、内部にコンクリートを打設す
ることで、ジャケット構造体11を水底地盤Gに固定す
ることができる。
【0030】そして、このように杭打ち作業が完了して
多数の杭19,20によってジャケット構造体11が水
底地盤Gに設置されると、図6(c)に示すように、ジャ
ケット構造体11の上部に橋脚32を立設して橋桁31
を建設する。
【0031】このように本実施例の水中基礎にあって
は、ジャケット構造体11の杭ガイド部材13,14と
各杭19,20との接合に拡管装置50を用いるので、
当該拡管装置50を各杭19,20内に挿入するだけで
済み、作業者にあっては水中作業が不要となるので、作
業者による労働負荷の軽減が図れる。また、本実施例で
は、水圧により各杭19,20内に均等な圧力負荷がか
かる利点がある。言い換えれば、各杭19,20の各杭
ガイド部材13,14内面のリブ形状に沿った拡管が可
能になる。また、各杭19,20が各杭ガイド部材13
(14)内面の横リブ37及び縦リブ38に沿って塑性
変形し、両者19(20),13(14)は堅く接合さ
れて高い継手効率が得られるので、グラウト継手よりも
短い接合部長さでの設計が可能となる。
【0032】尚、本実施例では、ジャケット構造体11
のフーチング15を矩形箱型形状に形成したが、中空形
状であればその形状に限定されるものではなく、円形箱
型形状でもよい。また、図1に詳細に示すように、2つ
のジャケット構造体11を並設して設置し、門型をなす
橋脚32を支持するようにしたが、1つのジャケット構
造体11を設置し、I型の橋脚を支持するようにしても
よい。
【0033】[第2実施例]図7は本発明の第2実施例
に係る拡管装置の構造説明図である。尚、第1実施例で
説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号
を付して重複する説明は省略する。
【0034】これによれば、拡管装置50は、筒状本体
51の周壁から油圧ジャッキ60を介して支圧板61を
放射状にかつ軸方向に多段的に突出するように構成され
る。
【0035】これによるも、各杭19,20が支圧板6
1により強制的に各杭ガイド部材13(14)内面の横
リブ37及び縦リブ38に沿って塑性変形され、第1実
施例と同様の作用・効果が得られる。また、本実施例で
は、シール材56(図4参照)が不要となる利点があ
る。
【0036】[第3実施例]図8は本発明の第3実施例
に係る拡管装置の構造説明図である。尚、第1実施例で
説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号
を付して重複する説明は省略する。
【0037】これによれば、拡管装置50は、遠隔操作
の爆発装置70で構成される。尚、図中71は各杭19
(20)の拡管部位の内部を気密にするためのシール材
である。
【0038】これによるも、各杭19,20が爆風によ
り各杭ガイド部材13(14)内面の横リブ37及び縦
リブ38に沿って塑性変形され、第1実施例と同様の作
用・効果が得られる。また、本実施例では、急速な施工
が可能となる利点がある。
【0039】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことはいうまでもない。例えば、拡管装置として他の構
造のものを用いても良い。
【0040】
【発明の効果】以上、上述した実施形態によって詳細に
説明したように請求項1の発明のジャケット構造体の杭
との接合方法によれば、ジャケット構造体の杭ガイド部
材と杭部材とを接合する際に、前記杭ガイド部材内面の
接合部位に予め複数条形成されたリブの内側に前記杭部
材を挿入した状態で、前記杭部材内に拡管装置を吊設
し、該拡管装置により前記杭部材を前記リブ形状に沿い
塑性変形させて噛み合い接合するので、水中作業を不要
として作業者による労働負荷の軽減が図れると共に接合
部長さも縮小できて施工性の向上が図れる
【0041】また、請求項2の発明のジャケット構造体
の杭との接合方法によれば、前記杭ガイド部材の接合部
位の外面に予めリブが複数条形成されるので、拡管時の
各杭ガイド部材の拘束効果が得られる。
【0042】また、請求項3の発明の拡管装置によれ
ば、前記杭部材内に水密状態で挿入可能な筒状本体の外
周面に開口された多数の噴孔から圧力水を噴出するよう
構成されるので、請求項1の発明と同様の作用・効果が
得られる。また、水圧により各杭部材内に均等な圧力負
荷がかかる利点がある。
【0043】また、請求項4の発明の拡管装置によれ
ば、前記杭部材内に挿入可能な筒状本体の周壁から油圧
ジャッキを介して支圧板を放射状にかつ軸方向に多段的
に突出するように構成されるので、請求項1の発明と同
様の作用・効果が得られる。また、シール材が不要とな
る利点がある。
【0044】また、請求項5の発明の拡管装置によれ
ば、前記杭部材内に気密状態で挿入可能な遠隔操作の爆
発装置で構成されるので、請求項1の発明と同様の作用
・効果が得られる。また、急速な施工が可能となる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る水中基礎上に構築さ
れた橋脚及び橋桁の概略斜視図である。
【図2】同じくジャケット構造体の概略斜視図である。
【図3】同じくジャケット構造体の杭との接合方法の工
程図である。
【図4】同じく拡管装置の構造説明図である。
【図5】同じく水中基礎上に橋脚及び橋桁を構築する作
業工程図である。
【図6】同じく水中基礎上に橋脚及び橋桁を構築する作
業工程図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る拡管装置の構造説明
図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る拡管装置の構造説明
図である。
【図9】従来のジャケット式基礎によって建設された橋
脚の概略図である。
【図10】同じくプラグ接合法の説明図である。
【符号の説明】
11 ジャケット構造体 12 連結部材 13,14 杭ガイド部材 15 フーチング 19 直杭 20 斜杭 31 橋桁 32 橋脚(構造物) 36 横リブ 37 横リブ 38 縦リブ 41 ドック 42 海上 43 曳船 44 杭打ちハンマ 50 拡管装置 51 筒状本体 52 噴孔 53 水圧ポンプ 54 バルブ 55 ホース 56 シール材 60 油圧ジャッキ 61 支圧板 70 爆発装置 71 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 賢紀 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 2D046 CA07 DA03 DA62

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャケット構造体の杭ガイド部材と杭部
    材とを接合する際に、前記杭ガイド部材内面の接合部位
    に予め複数条形成されたリブの内側に前記杭部材を挿入
    した状態で、前記杭部材内に拡管装置を吊設し、該拡管
    装置により前記杭部材を前記リブ形状に沿い塑性変形さ
    せて噛み合い接合することを特徴とするジャケット構造
    体の杭との接合方法。
  2. 【請求項2】 前記杭ガイド部材の接合部位の外面に予
    めリブが複数条形成されることを特徴とする請求項1記
    載のジャケット構造体の杭との接合方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のジャケット構造体
    の杭との接合方法に用いられる拡管装置であって、前記
    杭部材内に水密状態で挿入可能な筒状本体の外周面に開
    口された多数の噴孔から圧力水を噴出するよう構成され
    ることを特徴とする拡管装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のジャケット構造体
    の杭との接合方法に用いられる拡管装置であって、前記
    杭部材内に挿入可能な筒状本体の周壁から油圧ジャッキ
    を介して支圧板を放射状にかつ軸方向に多段的に突出す
    るように構成されることを特徴とする拡管装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のジャケット構造体
    の杭との接合方法に用いられる拡管装置であって、前記
    杭部材内に気密状態で挿入可能な遠隔操作の爆発装置で
    構成されることを特徴とする拡管装置。
JP2000277718A 2000-09-13 2000-09-13 ジャケット構造体の杭との接合方法及び該接合方法に用いられる拡管装置 Withdrawn JP2002088777A (ja)

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