JP2001107319A - 橋脚の耐震補強工法および耐震補強構造物 - Google Patents

橋脚の耐震補強工法および耐震補強構造物

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JP2001107319A
JP2001107319A JP28854199A JP28854199A JP2001107319A JP 2001107319 A JP2001107319 A JP 2001107319A JP 28854199 A JP28854199 A JP 28854199A JP 28854199 A JP28854199 A JP 28854199A JP 2001107319 A JP2001107319 A JP 2001107319A
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sheet pile
pier
column
pillar
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Hajime Miki
甫 三木
Makoto Narui
信 成井
Akio Miki
昭男 三木
Ikuyuki Kanzawa
生行 神沢
Shitoki Kanefuji
▲しと▼記 金藤
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Sankyu Inc
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NS ENGINEERING KK
Sankyu Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋脚の耐震補強施工の際の仮締め切りを不要
とし土砂を排出するための資材と費用を少なくし、工期
を短縮する。 【解決手段】 橋脚の柱3に略H形に形成された鋼矢板
12aの上端に継手で鋼矢板12bを連結して、鋼矢板
12aと鋼矢板12bを水中に沈めるとともに鋼矢板1
2bの上端を水面より上に位置させる。次に、鋼矢板1
2bの係合爪に隣りに配置する鋼矢板12aの係合爪を
係合させ、次に鋼矢板12aに鋼矢板12bを連結し、
順次、柱の基端7から水面より高い位置8まで囲った
後、鋼矢板12a、12bと柱3の間の空間を埋める土
砂を排出し、この空間を水中コンクリートで充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中に立設された
橋脚の柱を補強する耐震補強工法および耐震補強構造物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川や湖沼、または海浜など水中
に立設された橋脚の柱を耐震補強する場合、橋脚の周囲
に水深の程度により鋼管矢板またはU形鋼矢板などによ
り大きく、たとえば20〜25m四方を囲って仮締め切
りを行い、切梁、腹起を施工する。この際、仮締め切り
の工事のための仮設作業台や材料置き場などの築造が必
要になる。次に、この仮締め切りの中の土砂を水ととも
に排出した後、橋脚の基礎まで浚渫して柱の周りを水の
ない状態にする。この状態にしてから陸上工事と同様
に、橋脚の柱に溶接などの接合手段により鋼板を巻いて
補強する。その後、仮締め切りの矢板を抜いて元の状態
に戻す。この場合、仮設作業台や材料置き場などの築造
はもちろん、橋脚を矢板で大きく囲った中を浚渫するの
で、多大な資材と費用を要し負担となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、作業者が作業
できる限りの空間を確保できるように橋脚の柱の周りに
大径、たとえば直径5.5m程度の短尺のコルゲートパ
イプを軸方向に接続しながら圧入して橋脚の柱を囲った
後、中の土砂および水を排出して橋脚の柱を露出させ、
上記と同様に柱に鋼板を巻き立てることが知られてい
る。
【0004】この場合は、先に記した橋脚の周りを大き
く囲む場合に比べ資材、費用は少なく、工期も短くな
る。しかし、この場合も橋脚の周囲に作業者が入れるだ
けの作業空間が必要になるし、橋脚の周囲の相当量の土
砂と水を排出する工事が必要になる。また、作業、資材
のための作業足場、置き場も必要になる。さらに、橋脚
の柱を補強した後は圧入したコルゲートパイプを撤去す
ることも必要になる。
【0005】本発明は、土砂を排出するための資材と費
用を少なくし、工期を短縮することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、水中に立設された橋脚の柱の周方向に柱
の基端から少なくとも水面より高い位置まで、断面形状
が略H形に形成された鋼矢板で囲う。次に、鋼矢板と柱
の間の空間を埋める土砂を排出し、この空間を固化する
材料で充填することを特徴とする。
【0007】鋼矢板は、断面形状が略H形に形成され鋼
矢板自体に剛性があるので、柱の基端から少なくとも水
面より高い位置まで打ち込むことができる。鋼矢板を打
ち込み後、鋼矢板と柱の間の空間を埋める土砂を排出す
る。そして、土砂を排出した空間に固化する材料を充填
することにより、空間内の水は固化する材料によって排
出される。鋼矢板と柱の間の空間が固化する材料で充填
されることにより鋼矢板はこのまま橋脚の柱の補強部材
となり、鋼矢板と橋脚の柱が一体化される。したがっ
て、仮締め切りの枠(鋼管矢板、鋼矢板など)が不要に
なる。
【0008】鋼矢板と柱の間の空間に充填する固化する
材料は、鋼矢板と柱の間で凝固または凝結する材料、最
初は流動性を有し時間が経つと鋼矢板と柱を結合する結
合材、または流動性を有し時間が経つと固化する材料な
どである。具体的には、セメントと骨材の混合物、すな
わち水中コンクリートを使用すると良い。
【0009】さらに、橋脚の柱を鋼矢板で囲うに当り、
水面より高い位置で複数の鋼矢板を鋼矢板の長手方向に
連結して囲うと良い。こうすることにより、橋脚の橋桁
と水面との距離が小さく、橋脚の柱の周りに長い鋼矢板
が打てない場合であっても、水面より上の位置で短い鋼
矢板同士を連結しながら柱に沿って沈め、柱の基端から
水面より高い位置まで柱を囲うことができる。
【0010】この場合、鋼矢板を連結する手段としては
溶接や締結などの手段を用いることができるが、特に鋼
矢板の長手方向の端に予め鋼矢板を長手方向に連結する
継手を接合し、この継手によって鋼矢板を連結すると良
い。こうすることにより、短時間に鋼矢板同士を連結す
ることができる。さらに、鋼矢板の連結の強度的信頼性
を向上させることができる。
【0011】また、本発明は、上記特徴構成を備え、さ
らに、鋼矢板は、巾広フランジと巾狭フランジとを有す
る。そして、巾広フランジ端に設けられた係合爪を互い
に係合させるとともに、巾狭フランジ側を橋脚の柱側に
位置させて橋脚の柱を囲う。このようにすることによ
り、橋脚の柱を囲った鋼矢板の外側壁面は滑らかにな
り、耐震補強を行った橋脚の柱に流れて衝突する水の抵
抗を低減させることができる。
【0012】また、前記鋼矢板の長手方向に連結して囲
う最後の鋼矢板は、最初の鋼矢板と接続するための調整
継手を有すると良い。このようにすることにより、最初
の鋼矢板と最後の鋼矢板との間にずれができ、最初の鋼
矢板の係合爪と最後の鋼矢板の係合爪とが直接係合でき
ない場合でも、調整継手を用いることにより接続でき
る。
【0013】また、本発明は、水中に立設された橋脚の
柱の周方向に該柱の基端から少なくとも水面より高い位
置まで、該水面より高い位置で鋼板と該鋼板の縁に設け
られた継手とを備えた鋼板パネルを組み立て、水中に降
下させることを繰り返すことにより囲った後、前記鋼板
パネルと前記柱の間の空間を埋める土砂を排出し、該空
間を固化する材料で充填することを特徴とする。
【0014】このようにすることにより、水面より高い
位置で、鋼板パネルの継手同士を連結することにより組
み立て、逐次水中へ降下させることにより短期間に橋脚
の柱を囲うことができ、この後、鋼板パネルと柱の間の
空間を埋める土砂を排出する。そして、土砂を排出した
空間に固化する材料を充填することにより、空間内の水
は固化する材料によって排出される。鋼板パネルと柱の
間の空間が固化する材料で充填されることにより鋼板パ
ネルはこのまま橋脚の柱の補強部材となり、鋼板パネル
と橋脚の柱が一体化される。したがって、仮締め切りの
枠(鋼管などの鋼矢板)が不要になる。また、鋼板パネ
ルと柱の間の空間に充填する固化する材料は、先に述べ
た鋼矢板と柱の間に充填した材料と同じであるので、そ
の説明を省略する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る橋脚の耐震補
強工法および耐震補強構造物の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。なお、図1〜8において、同一ま
たは同等部分には同一符号を付けて示す。
【0016】図1は、本発明に係る橋脚の耐震補強工法
によって形成された耐震補強構造物の一実施形態を示す
正面図である。図2は、図1の実施形態の側面図であ
る。本橋脚の耐震補強構造物1は、河川や湖沼または海
浜の水中に立設された橋脚の柱(または脚柱)を補強し
たもので、仮締め切りが不要の、いわば鋼矢板セル方式
の構造物で、河川などの橋脚の耐震補強を鋼管矢板など
による仮締め切りを行わないで耐震補強できる構造物で
ある。本耐震補強構造物は、河川に立設された橋脚の場
合を示し、河床79よりさらに深い地中に埋め込まれた
ケーソン9の基盤面6に立設された橋脚の柱3に近接さ
せて、その周方向に柱の基端7から少なくとも水面77
より高い位置8まで、断面形状が略H形に形成された鋼
矢板12を水中に直接打設(または建て込み)する。
【0017】この際、鋼矢板12の長手方向36の端に
予め鋼矢板12を長手方向36に連結する継手(図1、
2では符号42で示し、この他に後述のように継手4
3、44も使用する)を接合しておく。この継手によっ
て鋼矢板12aと鋼矢板12bとをその長手方向に連結
する。この実施形態では、鋼矢板は柱の垂直方向に2本
連結した場合を示す。
【0018】すなわち、先に打設する鋼矢板12aの上
端を水面より高く位置させて次の鋼矢板12bを鋼矢板
12aの上端に継手(継手42、43、44を含む)に
より連結する。次に、連結した鋼矢板12aと鋼矢板1
2bを水中に沈めるとともに鋼矢板12bの上端を水面
より上に位置させる。連結した鋼矢板を水中に沈める方
法としては、河床に転石がある場合、基盤面まで浚渫を
行い自重で沈めるか、河床が良好な土砂の場合、このま
ま自重で沈めるまたはウォータジェットを取付けて沈め
る。どの方法を選定するかは河床の状態を現場調査して
決める。
【0019】次に、隣りに配置する鋼矢板12aの係合
爪20(図3に図示)を先に打設した鋼矢板12bの係
合爪20に係合させて下方に摺動させ、この上端を水面
より上に位置させる。さらに、この鋼矢板12aに、別
の鋼矢板12bを継手で連結し、かつこの別の鋼矢板1
2bの係合爪20を先に打設した鋼矢板12bに係合さ
せる。
【0020】このようにして、順次、柱3の周方向に柱
の基端7から少なくとも水面より高い位置8まで橋脚の
柱3を囲う。鋼矢板12の長手方向の連結は、隣り同士
互いに千鳥形に連結される。本実施形態においては、橋
脚の柱の垂直方向に短尺の鋼矢板を2本、継手によって
連結したものであるが、連結する鋼矢板の数は、水面7
7と橋桁との間の距離、河床79からケーソン9の基盤
面までの距離、水深などによって左右されるので、補強
される橋脚の条件によって適宜決定する。
【0021】本実施形態の耐震補強構造物において、柱
3の水中側は、鋼矢板12で囲って補強するが、柱3の
水面より上方側は、鋼板を巻き立てる。柱3の表面を縦
と横に適宜区画して仕切り、仕切られた区画を覆うこと
のできる補強鋼板72と、この補強鋼板72の縁に溶接
された継手72を使用して柱3を補強する。
【0022】図3は、図1の I−I 線断面図である。鋼
矢板12に設けられた係合爪20を互いに係合させて柱
3の周囲を囲う。H形鋼23の巾狭フランジ34側を橋
脚の柱3側に位置させて柱3の基端から少なくとも水面
より高い位置まで囲う。橋脚の柱3を囲った後、鋼矢板
12と柱3のRC(Reinforced Concrete)躯体との間
の空間を埋める土砂を浚渫し、この空間を固化する材料
である水中コンクリート41で充填する。
【0023】図4は、鋼矢板を示す断面図である。鋼矢
板12は、断面形状が略H形に形成され、巾広フランジ
18a、18bを形成する直線形鋼矢板16とH形鋼2
3とを溶接によって接合し組み立てられたものである。
この鋼矢板12は、たとえば市販されているもの(新日
本製鉄(株)製 商品名NS−BOX(BH))を好適に
使用できる。H形鋼23の一方のフランジは、直線形鋼
矢板16に溶接され他方のフランジは、巾狭フランジ3
4を形成する。巾広フランジ18a、18bの両端には
係合爪20aまたは係合爪20bが設けられる。隣り同
士の鋼矢板は、互いに上、下関係が反対勝手の直線形鋼
矢板16を有するものである。
【0024】図5は、図1、2の鋼矢板の長手方向連結
部分を示し、(A)は鋼矢板の外側から見た正面図、
(B)は(A)の側面図である。鋼矢板12aと鋼矢板
12bは、継手42〜44で連結される。継手42は、
鋼矢板12aの巾広フランジ18aと鋼矢板12bの巾
広フランジ18bとを連結する。継手43は、鋼矢板1
2aのウエブ25aと鋼矢板12bのウエブ25bとを
連結する。継手44は、鋼矢板12aのフランジ27a
と鋼矢板12bのフランジ27bとを連結する。
【0025】図6は、図5(A)の II−II 線断面図で
ある。継手42の断面を示したものである。継手42
a、42bは、重ね合わせ面側に先端から基端に向かっ
て先端側厚肉部46a、46b、薄肉部54a、54
b、基端側厚肉部60a、60bが順次形成される。さ
らに、薄肉部54a、54bの巾は先端側厚肉部46
a、46bの巾より大きく形成され、先端側厚肉部46
a、46bと基端側厚肉部60a、60bの角部63が
丸みを帯びて形成され、先端側厚肉部46a、46bと
薄肉部54a、54bにそれぞれボルト孔52、58が
穿設される。
【0026】また、継手42aと継手42bとをボルト
64とナット65で連結させたときに、先端側厚肉部の
傾斜面47aと先端側厚肉部の傾斜面47bとの間にす
きまgが形成され、また先端側厚肉部46aの先端面
と基端側厚肉部60bの反溶接側傾斜面、先端側厚肉部
46bの先端面と基端側厚肉部60aの反溶接側傾斜面
の間にもすきまgが形成される。さらに、継手42同士
を連結させたときに、巾広フランジ18aの外側面と巾
広フランジ18bの外側面とは、略面一となる。また、
継手42は、継手の断面形状(図6の形状)に略一致す
る溝が設けられる一対のロール間に圧延素材を通すこと
により圧延加工される圧延加工部材を機械加工して形成
される。
【0027】継手42は、先に記したように、鋼矢板1
2aの巾広フランジ18aと鋼矢板12bの巾広フラン
ジ18bとを連結する。これら二つの継手42a、42
b同士を互いに重ね合わせ、かつ締結手段であるボルト
64、ナット65および座金66によって締結すること
によって連結する。
【0028】巾広フランジ18a、18bは、たとえば
厚さT=9.5、12.7mmの鋼板が使用され、巾広
フランジ18aの軸線19aと巾広フランジ18bの軸
線19bとは一致し、かつ継手42a、42bの軸線4
2cとも一致している。しかし、軸線19a、19bおよ
び軸線42cの一致は必ずしも必要ではなく、どれかが
食い違っていても良い。
【0029】継手42aと継手42bとを重ね合わせた
ときに、継手42aの先端側厚肉部46aと継手42b
の基端側厚肉部60bとの間にすきまgが形成される。
もちろん、継手42bの先端側厚肉部46bと継手42
aの基端側厚肉部60aとの間にもすきまgが形成され
る。また、先端側厚肉部46aの傾斜面47aと先端側
厚肉部46bの傾斜面47bとは、接触して互いに押し
合って長手方向(または垂直方向)36の荷重を分担す
ることができる。
【0030】さらに、先端側厚肉部46aの接触面49
aと薄肉部54bの接触面57bおよび先端側厚肉部4
6bの接触面49bと薄肉部54aの接触面57aとは
上記締結手段によって強く接触して摩擦力を発生する。
【0031】継手42aと巾広フランジ18aおよび継
手42bと巾広フランジ18bは、各々基端側厚肉部6
0a、60bの後側で継手42a、42bの表面に巾広
フランジ18a、18bの端部21を重ねて溶接部6
7、68で溶接される。この際、基端側厚肉部60a、
60bは溶接の裏当て金物として利用されているが、本
発明はこれに限定されず、巾広フランジの端面22a、
22bをそれぞれ継手42a、42bの基端面に突き合
わせ溶接しても良い。
【0032】なお、図5(B)における III−III 線断
面形状は、図6と同様であるのでその説明を省略する。
また、継手43、44は、図6に示した形状と同じ形状
である。
【0033】図7は、図1の鋼板補強部分を示し、
(A)は IV−IV 線断面図、(B)は(A)のV 部拡大
図である。柱3の鋼矢板12bで補強した部分より上方
側は、補強鋼板72の縁に継手、たとえば図6に示した
継手42と同形状の断面を有する継手74を溶接した鋼
板パネルを使用して柱3を補強する。この実施形態にお
いては、柱の周方向に6分割し、かつ柱の垂直方向に2
分割し、柱の上部全体を12に分割して鋼板パネルの継
手74同士を締結することにより柱3を囲う。補強鋼板
72と柱3の間の空間または継手74と柱3の間の空間
にはモルタル、コンクリートなどの固化する材料75が
充填される。
【0034】図8は、鋼矢板の別の実施形態を示す断面
図である。この鋼矢板12についても断面形状は、略H
形に形成される。巾広フランジ18側を形成する直線形
鋼矢板16と断面形状がT形の、いわゆるCT形鋼29
とを溶接によって接合し組み立てられる。この鋼矢板1
2についても、たとえば市販されているもの(たとえ
ば、新日本製鉄(株)製 商品名NS−BOX(BH))
を好適に使用できる。直線形鋼矢板16の両端は係合爪
20aまたは係合爪20bが設けられる。隣り同士の鋼
矢板は、互いに上、下関係が反対勝手の直線形鋼矢板1
6を有するものである。
【0035】次に、本橋脚の耐震補強工法の手順につい
て、図1、2を用いて説明する。 (1) 橋脚の周辺までは仮設桟橋を築造し、橋脚の周囲
にステージ(作業台、材料置き場)を築造する(図示せ
ず)。台船を使用する場合は仮設桟橋およびステージは
不要である。 (2) 橋脚の周囲に鋼矢板12のガイドとなる胴縁を設
置する。 (3) ウォータジェット装置を取り付けた短尺の鋼矢板
12aを胴縁に沿って水中に吊り下げる。このとき、鋼
矢板12a、12bの連結端に予め工場で継手42、4
3、44を取り付けておく。また、鋼矢板12の外面は
予め防食塗装を施しておくと良い。 (4) 鋼矢板12aに鋼矢板12bを継手42、43、
44で連結する。 (5) ウォータジェットを効かせながら鋼矢板12a、
12bを所定の深さまで自沈させる。 (6) 先に打設した鋼矢板12a、12bに隣りに配置
する鋼矢板12aを鋼矢板の係合爪同士を鉛直方向に係
合させて摺動し、次に、隣りに配置する鋼矢板12b
を、同じく係合爪同士を鉛直方向に係合させて摺動し、
この鋼矢板12aを隣りに配置した鋼矢板12aに継手
で連結する。 (7) 以上を繰り返して、橋脚の周囲を胴縁に沿って鋼
矢板12a、12bで囲う。 (8) 鋼矢板12a、12bと橋脚柱3との間の空間の
土砂を浚渫し、橋脚柱、柱の基端および基盤面6も水中
で付着物等の汚れを除去する。浚渫したとき、鋼矢板1
2a、12bが水中の土圧で橋脚側に移動して変形しな
いように移動防止のスペーサーを予め取り付けておく
か、または、浚渫するときにスペーサーを建て込むこと
もできる。 (9) 水中コンクリートをトレミー管で所定の高さまで
一気に打設する。
【0036】以上のように、柱の上方に空間的制限のあ
る路下施工は短尺の鋼矢板を使用し、予め工場で継手を
取り付けて置き、現場ではボルト締結すれば良いものを
加工しておく。これにより、現場溶接に比較して連結時
間が短縮され、かつ急速施工が可能となる。
【0037】次に、本実施形態の作用を図1〜3を利用
して説明する。
【0038】鋼矢板12は、断面形状が略H形に形成さ
れ鋼矢板12自体に剛性があるので、柱の基端7から水
面より高い位置8まで打設することができる。鋼矢板1
2を打設後、鋼矢板12と柱3の間の空間70を埋める
土砂を排出する。そして、土砂を排出した空間70に水
中コンクリート41を充填することにより、空間70内
の水は水中コンクリート41によって排出される。鋼矢
板12と柱3の間の空間70が水中コンクリート41で
充填されることにより鋼矢板12はこのまま橋脚の柱3
の補強部材となり、鋼矢板12と橋脚の柱3が一体化さ
れる。このように、本工法は、仮締め切り(鋼管などの
鋼矢板)が不要になる。
【0039】さらに、橋脚の橋桁と水面77との距離が
小さく、橋脚の柱3の周りに長い鋼矢板が打てない場合
であっても、水面77より上の位置で短い鋼矢板12
a、12bを連結して柱3に沿って沈め、柱の基端7か
ら水面より高い位置8まで柱を囲うことができる。継手
によって鋼矢板12を長手方向に連結することにより、
短時間に鋼矢板12aと鋼矢板12bとを連結すること
ができる。さらに、鋼矢板12の連結の強度的信頼性を
向上させることができる。
【0040】また、上記鋼矢板12の巾広フランジ側を
外側に向けて柱3を囲うことにより、鋼矢板12の外側
壁面は滑らかになり、耐震補強を行った橋脚の柱3に衝
突する水の抵抗を低減させることができる。
【0041】河川内橋脚は、上空に橋桁等の障害物があ
り、また水面との距離が小さいため鋼管矢板などの打設
も通常の杭打機では困難であるため油圧式押込杭打機で
短尺の鋼矢板を取り込み逐次施工する。油圧式押込杭打
機は、路下施工を最小クリアランス2m程度から施工で
きるが、河川橋脚の場合の桁下空間を4m程度と考えれ
ば鋼矢板を4から5本継ぎで施工する。本工法は、河川
内橋脚の締切り不要ならびに路下施工ができることに伴
いコスト削減はもとより渇水期の急速施工に適してい
る。
【0042】図9は、打縮みの場合の調整継手使用状態
を示す要部断面図である。先に示した図3において、胴
縁に沿って鋼矢板12の長手方向に連結して囲うに際
し、起点の最初の鋼矢板から順次建込み、最初の鋼矢板
の係合爪20aと最後の鋼矢板の係合爪20bとが係合
することが理想である。しかし、現実的には順次建込み
を行うことにより、図9に示す右側の鋼矢板12が打縮
み、すなわち所定の施工長さより実施の長さが短くなっ
たり、鉛直方向に倒れるなどが生じるため、最初の鋼矢
板の係合爪20aと最後の鋼矢板の係合爪20bとの間
に隙間ができ係合できないことがある。このため、最後
の鋼矢板の係合爪20bに調整継手としての調整矢板3
2を溶接などで接合しておき、最初の鋼矢板の係合爪2
0aを調整矢板32の開口32aを介して調整矢板32
の内側に位置させ囲って接続する。
【0043】調整矢板32は、切欠き鋼管に薄い鋼板3
3を溶接などで取付けたものであり、施工後は、最初の
鋼矢板12(図9の左側の鋼矢板)と密着するように、
弾性的に薄い鋼板33が最初の鋼矢板12を押し付ける
ように固定される。しかる後、水中コンクリート41を
鋼矢板と橋脚の柱の間および調整矢板32の内側にも充
填するように打設する。この場合、水中コンクリート4
1を下から打設できるようにトレミー管を使用すると良
い。
【0044】図10は、打延びの場合の調整継手使用状
態を示す要部断面図である。この場合は、図10の右側
の鋼矢板12が打延び、すなわち所定の施工長さより実
施の長さが長くなったり、鉛直方向に倒れるなどが生じ
るため、最初の鋼矢板の係合爪20aと最後の鋼矢板の
係合爪20bとが係合できない場合である。このため、
最後の鋼矢板の係合爪20bを含むフランジの一部を除
き、この部分に調整継手としての調整矢板32を溶接な
どで接合しておき、最初の鋼矢板の係合爪20aを囲う
ように位置させて接続する。この場合も、薄い鋼板33
は、施工後最初の鋼矢板12と密着するように、弾性的
に薄い鋼板33が最初の鋼矢板12(図10の左側の鋼
矢板)を押し付けるように固定される。図10における
その他の部分の構造と作用は、図9に示した調整継手と
同じであるので、その説明を省略する。
【0045】図11は、橋脚の柱に鋼板パネルを巻き立
てて補強する橋脚の耐震補強工法を示し、(A)は水面
より上で環状パネル体を組立てた状態、(B)は組立て
た環状パネル体の一部を水中に沈めた状態、(C)は橋
脚の柱を環状パネル体で巻き立てた状態、をそれぞれ示
す説明図である。この橋脚の耐震補強工法においては、
水中に立設された橋脚の柱3の周方向に、この柱3の基
端から最上端まで、たとえば先に図7に示したように補
強鋼板72と、この補強鋼板72の縁に設けられた継手
74とを備えた鋼板パネル71(図11に表示)を巻い
て環状パネル体を組立てる。
【0046】図11(A)に示すように、水面77の上
で、鋼板パネルを順次組立て互いに連結し、環状パネル
体81、82を形成する。さらに、図11(B)に示す
ように、環状パネル体83を形成し、環状パネル同士を
互いに連結する。次に、環状パネル体81および環状パ
ネル体82の一部を水中に降下させる。そして、図11
(C)に示すように、さらに環状パネル体84、85を
順次形成し、互いに連結する。このようにして柱3の基
端から最上端まで環状パネル体81〜85で囲った後、
鋼板パネル71(または環状パネル81〜85)と柱3
の間の空間を埋める土砂を排出し、この空間を固化する
材料としての先に述べた鋼矢板と柱の間に充填した材料
と同じ水中コンクリートを充填して固化させ一体化す
る。このようにすることにより、短期間に橋脚の柱3を
囲い補強することができ、柱の周りの仮締め切りが不要
になる。
【0047】以上この発明を図示の実施例について詳し
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施形
態のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱
せずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得るこ
とは云うまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、橋脚の耐震補強施工の
際の土砂を排出するための資材と費用を少なくし、工期
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る橋脚の耐震補強工法によって形成
された耐震補強構造物の一実施形態を示す正面図であ
る。
【図2】図1の実施形態の側面図である。
【図3】図1の I−I 線断面図である。
【図4】図3の鋼矢板を示す断面図である。
【図5】図1、2の鋼矢板の長手方向連結部分を示し、
(A)は鋼矢板の外側から見た正面図、(B)は(A)
の側面図である。
【図6】図5(A)の II−II 線断面図である。
【図7】図1の鋼板補強部分を示し、(A)は IV−IV
線断面図、(B)は(A)のV部拡大図である。
【図8】鋼矢板の別の実施形態を示す断面図である。
【図9】打縮みの場合の調整継手使用状態を示す要部断
面図である。
【図10】打延びの場合の調整継手使用状態を示す要部
断面図である。
【図11】橋脚の柱に鋼板パネルを巻き立てて補強する
橋脚の耐震補強工法を示し、(A)は水面より上で環状
パネル体を組立てた状態、(B)は組立てた環状パネル
体の一部を水中に沈めた状態、(C)は橋脚の柱を環状
パネル体で巻き立てた状態、をそれぞれ示す説明図であ
る。
【符号の説明】 1 橋脚の耐震補強構造物 3 柱 7 基端 8 水面より高い位置 12、12a、12b 鋼矢板 18a、18b 巾広フランジ 20、20a、20b 係合爪 32 調整矢板(調整継手) 32a 開口 33 薄い鋼板 34 巾狭フランジ 36 長手方向 41 水中コンクリート(固化する材料) 42、42a、42b 継手 43 継手 44 継手 70 空間 71 鋼板パネル 72 補強鋼板(鋼板) 74 継手 75 固化する材料 77 水面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 昭男 東京都杉並区阿佐ヶ谷北5−5−9 (72)発明者 神沢 生行 東京都目黒区平町2−20−13 (72)発明者 金藤 ▲しと▼記 東京都江東区亀戸一丁目28番6号 エヌエ スエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2D059 AA03 CC04 GG05 GG40 GG55 2E176 AA04 BB29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に立設された橋脚の柱の周方向に該
    柱の基端から少なくとも水面より高い位置まで、断面形
    状が略H形に形成された鋼矢板で囲った後、前記鋼矢板
    と前記柱の間の空間を埋める土砂を排出し、該空間を固
    化する材料で充填することを特徴とする橋脚の耐震補強
    工法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記橋脚の柱を前記
    鋼矢板で囲うに当り、水面より高い位置で複数の前記鋼
    矢板を該鋼矢板の長手方向に連結して囲うことを特徴と
    する橋脚の耐震補強工法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記鋼矢板の長手方
    向の端に予め該鋼矢板を前記長手方向に連結する継手を
    接合し、該継手によって該鋼矢板を連結することを特徴
    とする橋脚の耐震補強工法。
  4. 【請求項4】 水中に立設された橋脚の柱の周方向に囲
    った鋼矢板と、該鋼矢板と前記柱の間の空間に充填され
    た固化する材料とを備え、前記鋼矢板は、巾広フランジ
    と巾狭フランジとを有する断面形状が略H形に形成さ
    れ、前記巾広フランジ端に設けられた係合爪を互いに係
    合させるとともに、前記巾狭フランジ側を前記橋脚の柱
    側に位置させて前記柱の基端から少なくとも水面より高
    い位置まで囲ってなる耐震補強構造物。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記鋼矢板は、前記
    橋脚の柱の基端から少なくとも水面より高い位置まで複
    数の前記鋼矢板が該鋼矢板の長手方向に連結されてなる
    耐震補強構造物。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、前記鋼矢板
    の長手方向に連結して囲う最後の鋼矢板は、最初の鋼矢
    板と接続するための調整継手を有してなる耐震補強構造
    物。
  7. 【請求項7】 水中に立設された橋脚の柱の周方向に該
    柱の基端から少なくとも水面より高い位置まで、該水面
    より高い位置で鋼板と該鋼板の縁に設けられた継手とを
    備えた鋼板パネルを組み立て、水中に降下させることを
    繰り返すことにより囲った後、前記鋼板パネルと前記柱
    の間の空間を埋める土砂を排出し、該空間を固化する材
    料で充填することを特徴とする橋脚の耐震補強工法。
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