JP2933582B1 - 橋脚の補強方法 - Google Patents
橋脚の補強方法Info
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Abstract
き、かつ、施工コストおよび施工期間の短縮を図ること
ができる橋脚の補強方法を提供すること。 【解決手段】 既設の橋脚10の周囲を掘削して、地盤
14下の橋脚10の下部10aから地盤14上の橋脚1
0の上部10bまでの間の範囲で該橋脚10に鋼板2
1,22を巻き立てる橋脚の補強方法であって、橋脚1
0の周囲の地盤14に、該橋脚10を囲むように鋼矢板
30,…を設けた後に、鋼矢板30,…によって囲まれ
た橋脚10の周囲を掘削し、次いで、橋脚10の外周面
10cに切梁補強鋼板52を取り付け、かつ、この切梁
補強鋼板52に一端部41を突き付けるとともに、他端
部42を鋼矢板30,…に突き付けるように切梁40を
配設し、次いで、橋脚10の外周面10cに鋼板21,
22を取り付けるとともに、鋼板21,22と既に橋脚
に取り付けられた切梁補強鋼板52とを接合して一体化
し、次いで、切梁40を取り外す方法とした。
Description
既設橋脚を補強する補強方法に関する。
ば、既設高架橋の橋脚の補強は、橋脚の下端から該橋脚
の外周面に鋼板を巻き立てて、鋼板と橋脚の外周面(周
壁面)の間に充填材を充填することによって行われる。
持している基礎フーチングの天端まで掘削する必要があ
るため、まず、橋脚の周囲の地盤に、山留めを行うため
の鋼矢板を打設した後、鋼矢板の内側を掘削し、次い
で、橋脚を囲んでいる鋼矢板の内側に、鋼板を巻き立て
るための足場を設置し、橋脚に鋼板を巻き立てて充填材
を充填する。そして、足場を撤去した後、鋼矢板内側を
埋め戻して、鋼矢板を引き抜いて、その施工作業は完了
する。なお、必要に応じて山留めには、腹起しや切梁が
用いられている。
面、すなわち、橋軸直角方向幅が狭く、掘削する部分も
狭いので、腹起しや切梁を用いることなく、基礎フーチ
ングの天端まで掘削をして、橋脚の補強を行うことが出
来た。
四車線の高速道路などを支持している橋軸直角方向幅が
広い壁状の壁式橋脚がある。このような壁式橋脚を補強
する場合は、掘削する面積が広くなるとともに掘削深度
が大きくなるので、腹起しおよび切梁を用いた山留めを
行うことが必要となる。これら腹起し及び切梁を用いた
山留めは、補強する壁式橋脚の周囲に打設された鋼矢板
の内側を掘削するとともに、該鋼矢板の内側面に沿って
腹起しを配設し、この腹起しに水平に切梁を設置して、
この切梁により鋼矢板を支えている腹起しを支持する形
態のものである。なお、この山留めによる補強方法は、
河川などの水中に設けられている橋脚の補強にも用いら
れている。
めを行う場合の切梁の設置の形態として、鋼矢板を支持
するための反力を橋脚から得る形態と、橋脚を避けて切
梁を設置して、鋼矢板どうしから得る形態とが考えられ
る。図8を用いてこれらの形態を説明する。
しおよび切梁を用いた山留めを行う場合の切梁の設置形
態を説明する平面図であり、(a)は、橋脚を避けて鋼
矢板の内側に切梁を設置した形態200の平面図であ
り、(b)は、両端が橋脚の外周面と鋼矢板とにそれぞ
れ突き付けるように切梁を設置した形態250の平面図
である。
される壁式橋脚、210は鋼矢板、211は鋼矢板21
0の内側に配設され、該鋼矢板210を支える腹起し、
212は腹起し211を支持する切梁である。この切梁
の設置形態200では、地盤1に壁式橋脚201を囲む
ように鋼矢板210,…が打設されている。なお、鋼矢
板210が壁式橋脚201を囲んだ形態を以下では締切
と呼ぶ。
この締切内の空間は掘削され、壁式橋脚201に接する
ことなく所定の数の切梁(火打ち)212が、壁式橋脚
201に対して斜めに配設されている。つまり、切梁2
12,…は、鋼矢板210,…によって形成された矩形
状の締切のそれぞれ隣接する側面間に架設され、ほぼ中
央に位置する壁式橋脚201とその周囲の足場を立てる
空間内に切梁212,…がほとんど配置されない状態と
なっており、切梁を盛り替えることなく壁式橋脚201
に鋼板を巻き立てることができるようになっている。
式橋脚201を鋼板で巻き立てるための足場を容易に組
み立てて、壁式橋脚201の補強を行うことができる
が、このような切梁212の設置形態200では、次の
ような問題が生じる。まず、橋軸直角方向幅が広い壁式
橋脚201を避けて切梁212を設置する場合は、鋼矢
板210によって形成される締切が大きいものとなり、
掘削する面積が大きくなるので掘削土量も大きいものと
なり施工コストが掛かり、施工期間も長くなる。つま
り、このような切梁212,…の設置形態200では、
それぞれの締切の内面の中央の部分210a,…の強度
を考慮すると、締切の平面視形状が、ほぼ正方形になる
ことが好ましく、橋軸直角方向幅が広い壁式橋脚では、
これを囲む際に大きい締切が必要となるからである。ま
た、壁式橋脚201は河川内に設置されている場合が多
いが、この場合には、河川内における締切が占める体積
が大きくなってしまう。
の山留めによって壁式橋脚を補強する方法ではなく、図
8(b)に示す、橋脚の外周面に一端を突き付けて橋脚
から反力を得て、他端が突き付けられた鋼矢板を支持す
るように切梁を設置した形態250の山留めの方法を用
いて壁式橋脚の補強を行うことが妥当である。
のと同様の壁式橋脚、251は鋼矢板、252は腹起
し、253は切梁である。
梁253は、補強する壁式橋脚201を囲むように打設
して締切を形成している鋼矢板251,…の内側に設け
られている腹起し252,…に一端を突きつけ、他端を
壁式橋脚201に突き付けた状態で設置されているもの
である。これら切梁253は、腹起し252と壁式橋脚
201との間で水平にかつそれぞれに直交した状態で設
けられており、壁式橋脚201から切梁反力をとって鋼
矢板251を支持している。このような切梁253,…
の配置による山留めを行えば、壁式橋脚201を囲むよ
うに形成されている締切は、その内部で、壁式橋脚20
1の補強を行う足場空間を維持できればよいので、小さ
いものとなり、掘削土量が少なくなる。この点、先の切
梁の設置形態200における不具合な点は解消されてい
る。
を施工する場合、例えば、次のような2つの方法が考え
られる。
まず、鋼矢板251によって形成されている締切内にお
いて、掘削と平行して腹起し252および切梁253を
設置しながら、壁式橋脚201下部の基礎フーチングの
天端まで露出させる。そして、鋼板巻き立て用の足場を
設置して、基礎フーチングの天端、つまり、壁式橋脚2
01の下端から、壁式橋脚201において最下段に設置
されている切梁253の下部まで鋼板を巻き立て、この
鋼板の裏面に充填材を充填して壁式橋脚201を補強す
る。そして、下部の既に巻き立てられた鋼板に切梁25
3を盛り替えて、前記鋼板の上に次の鋼板を巻き立てて
充填材を充填し、これを繰り返して、壁式橋脚201の
全体の補強を行い、壁式橋脚201の補強完了後、埋め
戻し及び山留め部材の撤去をおこなう。
式橋脚201の補強を行う場合、次のような問題が生じ
る。まず、このような壁式橋脚201から切梁253反
力を得て山留めを行う施工方法では、鋼板を巻き立てる
足場の隙間に切梁253が架設されることとなり、切梁
253の盛り替えがしずらく、切梁253の盛り替えご
とに足場の盛り替えも必要となり、鋼板を巻き立てる際
に、一つの工程を連続して行うことが出来ず、施工性が
悪い。さらに、上述したように壁式橋脚201の下方か
ら鋼板の巻き立てと切梁253の盛り替えを行うため、
高所で切梁253の盛り替えが必要となる。また、巻き
立てられた上下方向に隣接する鋼板どうしの接合は溶接
によって行うが、この時、接合する下部の既に巻き立て
られた鋼板の裏面には充填材が充填されており、熱によ
って充填材と鋼板が剥離する可能性がある。
方法は、鋼矢板251によって形成されている締切内に
おいて、掘削と平行して腹起し252および切梁253
を設置しながら、壁式橋脚201下部の基礎フーチング
の天端まで掘削する。そして、この壁式橋脚201の周
囲に鋼板を巻き立てるための足場を設置して、壁式橋脚
201の下端から、この壁式橋脚201に設置されてい
る一番下の切梁253の下部まで鋼板を巻き立てる。こ
の巻き立てた鋼板の裏面に充填材を充填し、壁式橋脚2
01における、切梁253の下部までの補強をおこな
う。
梁253の下部まで埋め戻し、次の鋼板を巻き立てるた
めの足場を設置して、先の一番下の切梁253および腹
起し252を撤去する。この後、既に巻き立てられいる
鋼板の上部から、外周面に設置されている切梁の下部ま
で、鋼板を巻き立て、充填材を充填して補強を行う。こ
の後、鋼板巻き立て用の足場を撤去して、補強された部
分、つまり、設置されている切梁の下部、までの埋め戻
しを行う。このように、鋼板の巻き立て、埋め戻し、山
留め撤去の工程を順次繰り返して壁式橋脚201全体を
補強するといったものである。この方法によれば、施工
の流れは単純であり、切梁253及び腹起し252等の
山留め部材の盛り替えの必要がなく、工程が短くなると
ともに切梁253の盛り替えの高所作業がなく好まし
い。
橋脚201の外周面との間に土砂や水が入り込む可能性
があり、その際の清掃が困難となる。また、埋め戻しの
ときに、鋼板巻き立て用の足場も撤去しなければなら
ず、足場の盛り替えが多くなるとともに、一つの工種を
連続して行うことが出来ないため、施工コストがかか
る。また、鋼板どうしは溶接によって行うが、この時、
接合する下部の既に巻き立てられた鋼板の裏面には充填
材が充填されており、熱によって充填材と鋼板が剥離す
る可能性がある。
わず容易に施工でき、かつ、施工コストおよび施工期間
の短縮を図ることができる橋脚の補強方法を提供するこ
とである。
く、請求項1記載の発明は、既設の橋脚の周囲を掘削し
て、地盤下の橋脚の下部から地盤上の橋脚の上部までの
間の範囲で該橋脚に鋼板を巻き立てる橋脚の補強方法で
あって、前記橋脚の周囲の地盤に、該橋脚を囲むように
矢板等による山留め壁を設けた後に、この山留め壁によ
って囲まれた前記橋脚の周囲を掘削しながら、前記橋脚
の外周面に前記鋼板の一部となる切梁補強鋼板を取り付
け、かつ、この切梁補強鋼板に一端部を突き付けるとと
もに、他端部を前記山留め壁に突き付けるように切梁を
配設し、次いで、前記橋脚の外周面に前記鋼板を取り付
けるとともに、前記鋼板と既に前記橋脚に取り付けられ
た切梁補強鋼板とを接合して一体化し、次いで、切梁を
取り外すことを特徴としている。
よって囲まれた既設の橋脚の周囲内で、前記橋脚の外周
面に前記鋼板の一部となる切梁補強鋼板を取り付け、こ
の切梁補強鋼板に一端部を突き付けるとともに、他端部
を前記山留め壁に突き付けるように切梁を配設し、次い
で、前記橋脚の外周面に前記鋼板を取り付けるととも
に、前記鋼板と既に前記橋脚に取り付けられた前記切梁
補強鋼板とを接合して一体化し、次いで、切梁を取り外
すので、鋼板巻き立ての際に、山留めを行っている前記
切梁を外すことなく、前記橋脚に前記鋼板を巻き立てる
ことができる。
記橋脚に鋼板を巻き立てて橋脚の補強を行うことができ
るので、鋼板巻き立て時に、切梁の盛り替えおよびこの
切梁の盛り替えを行うための足場の盛り替え、さらには
鋼板巻き立て用の足場の盛り替えなどの必要がなくな
り、山留めを行った後で、鋼板の巻き立ての作業を連続
して行うことができ、施工の簡略化、施工コストの削減
および施工期間の短期化を図ることができる。
業に伴う、高所で切梁の盛り替え作業の必要が必然的に
なくなり、施工性を向上することができる。また、前記
切梁が、前記山留め壁内で前記橋脚を避けて配設されて
おらず、切梁反力を橋脚から得るように配置されている
ので、前記山留め壁が形成する締切は小さいものですむ
ことになり、掘削土量が少なくなる。加えて、前記鋼板
と前記橋脚との間に充填材を充填する場合、鋼板をすべ
て溶接した後、充填材を充填することができ、溶接時に
鋼板と充填材が剥離することがなく、前記鋼板と前記切
梁補強鋼板とを接合して一体化する溶接作業を好適に行
うことができる。
強鋼板と、橋脚との間に充填材を充填し、配設された切
梁を外していくとともに、橋脚周囲の掘削した空間に埋
め戻しを行う。このように埋め戻しを行う際にも、鋼板
と切梁補強鋼板とを接合一体化することによって補強さ
れた橋脚の周囲を埋め戻すことになるので、鋼板と橋脚
との間に土砂や水が入り込む可能性がなくなる。
脚の補強方法において、前記橋脚と該橋脚に巻き立てら
れた前記鋼板との間には、充填材を充填するための間隔
が形成され、かつ前記切梁補強鋼板が前記鋼板とほぼ同
じ厚さに形成され、前記切梁補強鋼板は、前記鋼板と橋
脚との間に形成された間隔とほぼ同じ厚みを有する支圧
板を介して前記橋脚に取り付けられていることを特徴と
している。
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前
記切梁補強鋼板が、前記鋼板と橋脚との間の幅とほぼ同
じ厚みを有する支圧板を介して前記橋脚に取り付けられ
ているので、前記切梁補強鋼板を前記鋼板と同一の鋼板
で形成することができ、橋脚に巻き立てられた鋼板の品
質の均一化を図ることができる。
に記載の橋脚の補強方法において、前記鋼板に、予め、
前記橋脚に取り付けられた前記切梁補強鋼板の位置に対
応し、かつ、前記切梁補強鋼板より大きな切欠部が設け
られ、前記切欠部と既に前記橋脚に取り付けられた切梁
補強鋼板の位置を対応させるようにして前記鋼板を前記
橋脚に取り付け、かつ、前記鋼板と前記切梁補強鋼板と
の間の間隙を塞ぐ調整鋼板を介して前記鋼板と前記切梁
補強鋼板とを一体に接合することを特徴としている。
たは2に記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、前記切欠部が前記切梁補強鋼板に対応するよう
に前記橋脚に前記鋼板を巻き立てた際に、前記鋼板と前
記切梁補強鋼板との間に隙間が形成されるので、この隙
間が遊びとなって、前記鋼板の取り付け位置の精度を上
げることなく、該鋼板を前記橋脚に容易に配置して巻き
立てることができる。また、この遊びとなる隙間を塞ぐ
調整鋼板は前記鋼板より小さいものであり、この調整鋼
板の寸法は容易に変更することができ、この調整鋼板の
大きさを調整することによって、前記鋼板と前記切梁補
強鋼板とを容易に一体に接合することができる。
記載の橋脚の補強方法において、前記支圧板は、該支圧
板の外面に設けられている切梁補強鋼板よりも広く形成
されており、この支圧板の外面で、前記切梁補強鋼板と
前記鋼板とを接合して一体化することを特徴としてい
る。
たは3に記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、前記支圧板が、該支圧板の外面に設けられてい
る切梁補強鋼板よりも広く形成されており、この支圧板
外面で、前記切梁補強鋼板と前記鋼板とを接合して一体
化することができるので、前記支圧板が、これら鋼板と
切梁補強鋼板との溶接の際に裏当て材となる。したがっ
て、支圧板の外面で、前記鋼板と前記切梁補強鋼板、あ
るいは、前記鋼板と前記切梁補強鋼板とを前記調整鋼板
を介して接合一体化する作業を容易に行うことができ
る。
明に係る橋脚の補強方法の実施の形態を詳細に説明す
る。
既設の橋脚の周囲を掘削して、地盤下の橋脚の下部から
地盤上の橋脚の上部までの間の範囲で該橋脚に鋼板を巻
き立てることによって橋脚の補強を行うものであり、こ
のような橋脚の補強の工程を図1〜図3を中心に説明し
ていく。
形態の橋脚の補強方法の工程を説明する概略図であり、
図1は橋脚に鋼板を巻き立てるために山留めを行う工程
を説明する橋脚の概略側面図であり、図2は、鋼板を巻
き立てる工程を説明する橋脚の概略側面図、図3は補強
を行った後の工程を説明する橋脚の概略側面図である。
既設の橋脚、20は橋脚10の外周面に鋼板を巻き立て
ることによって形成された補強鋼板部、10aは橋脚1
0に巻き立てられる鋼板の下部、10bは同鋼板の上
部、30は既設の橋脚10を囲むように打設されている
鋼矢板、31は鋼矢板30によって仕切られている内部
空間(作業空間)、32は腹起し、40は切梁である。
15の水中に設けられたものであり、基礎フーチング1
1上に設けられている。また、この橋脚10は、その上
端部12で高速道路などの橋を支持しており(図示省
略。)、橋軸直角方向幅が大きい壁状となっている。以
下、この橋脚10を壁式橋脚10と呼ぶ。
脚10を補強する際には、地盤14下の壁式橋脚10の
下部10aから地盤14上の壁式橋脚10の上部10b
までの間の範囲で壁式橋脚10に鋼板を巻き立てなけれ
ばならないため、補強する壁式橋脚10の周囲に山留め
を行う。
式橋脚10の周囲への山留めの工程を図1に基づいて説
明する。補強する壁式橋脚10の周囲の地盤14に、該
壁式橋脚10を囲むように、平面視して矩形状に山留め
壁となる鋼矢板30,…を複数打設する。これら鋼矢板
30,…どうしは、継手に水膨張性を有する目地材(例
えば、ウレタン系目地材)などが塗布され、気密性が向
上されており、これら鋼矢板30,…によって壁式橋脚
10の周囲と、地盤14とは仕切られている。なお、こ
のように鋼矢板30,…によって形成される平面視して
矩形状に形成されている仕切を以下では締切という。
締切内を、基礎フーチング11の上部まで掘削しなが
ら、この締切内で、壁式橋脚10に切梁取付部50を取
り付けて、この切梁取付部50に一端部41を突き付け
るとともに、他端部42を鋼矢板30,…の内側に設け
た該鋼矢板30,…を押さえる腹起し32に突き付ける
ように切梁40を配設する。詳細には、締切内におい
て、設置される一番上の切梁40の設置位置まで掘削
し、この切梁40を上述したように配設し、次いで、設
置した切梁40の下方を次の切梁40の設置位置まで掘
削して、同様に次の切梁40を配設する。これを繰り返
しながら土留めを行う。このように土留めを行うことに
よって、締切内に壁式橋脚10の補強を行うための作業
空間(内側空間)31が形成されている。
支持するものであり、鋼矢板30,…の内側面に水平に
取り付けられるものであり、その本数は任意である。
なり、鋼矢板30,…に取り付けらられた腹起し32,
…と壁式橋脚10に取り付けられた切梁取付部50,…
を介して、この壁式橋脚10から反力を得て、腹起し3
2,…を支えるように水平に配置されている。また、こ
れら切梁40,…は、その長さを調節できるように伸縮
自在に形成されているものである。
を図4を用いて詳細に説明する。図4は、切梁と壁式橋
脚との接合部分を説明する側断面図であり、この切梁4
0,…の一端部41は、一端部41の上下フランジ及び
ウェブに面して設けられた接合面41aで、切梁取付部
50を介して、壁式橋脚10に着脱可能なアンカーボル
ト45,…によって固定されている。
壁式橋脚10において、鉄筋探査を行い鉄筋を避け、コ
アボーリング機にて削孔することによって形成されたボ
ルト孔45a,…に挿入されて取り付けられるものであ
る。つまり、ボルト孔45a,…には雌ねじが切ってあ
り、該アンカーボルト45,…はこの雌ねじが切られて
いるボルト孔45a,…に螺合されているものである。
0の外周面10cの所定の位置に取り付けられる支圧板
51と、この支圧板51の外面となる面のほぼ中央部に
取り付けられた切梁補強鋼板52とで構成され、これら
支圧板51および切梁補強鋼板52は、アンカー53,
53によって壁式橋脚10に固定されている。なお、こ
のアンカー53,…と嵌合する孔53a,…もアンカー
ボルト45のボルト孔45aと同様に、鉄筋探査を行い
鉄筋を避け、コアボーリング機にて、壁式橋脚10を削
孔して形成されたものである。
橋脚10の外周面10cとの間に形成されている隙間と
同様の厚みで形成されているものであり、その寸法は、
後述するように、調整鋼板60〜63と切梁補強鋼板5
2との溶接の際に裏当て材となるように、ここでは、そ
れぞれ平行な支圧板51の縁端部と切梁補強鋼板52の
縁端部との長さが30mm以上となるように形成されて
いる。この支圧板51は前述したアンカーボルト45に
加えて、裏面への接着剤の塗布によって壁式橋脚10に
固定されていてもよい。また、この支圧板51は、表面
側(外面側)に配設される切梁40の切梁反力による支
圧応力が壁式橋脚10のコンクリートの許容支圧応力度
を越えない寸法に形成されるものである。
脚10に巻き立てられる鋼板21,22によって形成さ
れる補強鋼板部20の一部となるものであり、該鋼板2
1,22と同じ厚みで形成されている。また、切梁補強
鋼板52は支圧板51を介して壁式橋脚10に固定され
ており、この外面に切梁40の一端部41の接合面41
aが当接した状態となっている。なお、これら支圧板5
1および切梁補強鋼板52の形状は、切梁40の一端部
41が突き付けられ、該切梁40がこの壁式橋脚10か
ら切梁反力を得て、他端部42が突き付けられている腹
起し32を介して鋼矢板30を支持できるような形状で
あれば、どの様な形状でもよいが、平面視矩形板状であ
ることが好ましい。この実施の形態の支圧板51および
切梁補強鋼板52は、ほぼ正方形に形成されている。こ
のように土留めを行うことによって、壁式橋脚10の外
周面10cは露出した状態となる。
の足場を組み、図2に示すように、地盤14下の壁式橋
脚10の下部10aから地盤14上の壁式橋脚10の上
部10bまでの間の範囲で、壁式橋脚10に鋼板を巻き
立てて補強鋼板部20を形成し、先に取り付けられてい
る切梁取付部50の切梁補強鋼板52と接合して一体化
する。
の状態を、図5〜図7を用いて詳細に説明する。図5
は、壁式橋脚10の正面図、図6は図5における切梁4
0と壁式橋脚10との接合部分の拡大図であり、図7は
図6の側断面図である。
ように、鋼板21,22、切梁取付部50の有する切梁
補強鋼板52および調整鋼板60〜63とで構成され、
壁式橋脚10の外周面10cから所定の間隔を開けて、
該外周面10cに巻き立てられ、隣接する鋼板21,2
2どうしはほぼ面一となるように溶接されている。な
お、鋼板21,22と壁式橋脚10の外周面10cとの
間の間隔は、口述するが充填材を充填するためのもので
ある。
は、それぞれ平面視してほぼ同一矩形状に形成されてい
るものであり、鋼板21の角部の一部には切欠部21a
が形成されている。なお、この鋼板21の切欠部21a
は、壁式橋脚10に取り付けられている切梁補強鋼板5
2に対応して形成されている。壁式橋脚10の切梁取付
部50が配設されていない部分には、鋼板22が巻き立
てられており、また、壁式橋脚10の切梁取付部50が
配設されている部分には、鋼板21が、該鋼板21の切
欠部21aが切梁取付部50の有する切梁補強鋼板52
に対応するように巻き立てられているものである。これ
ら鋼板21,22は、図7に示すように、外周面10c
との間に充填材を充填するための空間が形成されるよう
に、スペーサ28,…を介して外周面10cに沿って巻
き立てられ、埋め込み式のアンカー29によって固定さ
れている構成である。
に、切欠部21aで、調整鋼板60〜63を介して、壁
式橋脚10の外周面10cに支圧板51とともに取り付
けられている切梁補強鋼板52と接合一体化されてい
る。
は、切梁補強鋼板52と、配置された鋼板21の切欠部
21aとの間に形成された隙間にそれぞれ配置され、互
いに隣接している切梁補強鋼板52、調整鋼板60〜6
3、鋼板21,22どうしは、溶接によって、ほぼ面一
に一体に接合された状態となっている。これら調整鋼板
60〜63と切梁補強鋼板52とを接合する際に、該切
梁補強鋼板52の下部には、この切梁補強鋼板52より
も広く形成されている支圧板51が設けられているの
で、この支圧板51が裏当て材となり、支圧板51の外
面(表面)で、調整鋼板60〜63と切梁補強鋼板52
とを一体化する溶接作業を容易に行うことができる。な
お、この調整鋼板60〜63は、鋼板21,22および
切梁補強鋼板52と同様の鋼板で形成されていることが
好ましい。
巻き立てられている鋼板21,22とともに、外周面1
0cとの隙間に充填材を充填することによって、壁式橋
脚10を補強する。ここでは、充填材として無収縮モル
タルを用いているが、例えば、エポキシ樹脂などの樹脂
を用いてもよい。なお、充填材は硬化しても収縮しない
ものが好ましい。
後、巻き立てられた鋼板に塗装を施して、図3に示すよ
うに、壁式橋脚10の下端部から作業空間31に埋め戻
し16を行う。つまり、鋼矢板30と壁式橋脚10の外
周面10c間に設置されている切梁40の下部まで、埋
め戻しを行い、埋め戻した後、該切梁40および腹起し
32を取り除き、取り除かれた切梁40より上方に配置
されている切梁40の下部まで、さらに埋め戻しを行う
といったように、埋め戻した部分で鋼矢板30を支持し
ながら、切梁40を及び腹起し32を取り除くことを繰
り返すことによって、埋め戻した部分の外面が川底に至
るように行う。
塗装されていない切梁補強鋼板52の外面(表面)と、
アンカーボルト53,…のねじ孔とが露出することにな
るが、前記ねじ孔はパテ等の充填材を充填して塞いで、
切梁補強鋼板5の表面を部分的に塗装することによって
処理する。このように処理すれば、意匠的にも好ましい
ものとなり好適である。なお、これらの図では、正面
側、すなわち一方側の補強のみについて説明したが、壁
式橋脚10の外周面全体を対象に補強作業を行うことは
勿論である。
強方法によれば、鋼矢板30,…によって囲まれた壁式
橋脚10の周囲内で、壁式橋脚10の外周面10cに補
強鋼板部21の一部となる切梁補強鋼板52を取り付
け、この切梁補強鋼板52に一端部41を突き付けると
ともに、他端部42を鋼矢板30,…の内側に取り付け
られた腹起し32に突き付けるように切梁40を配設し
た後で、次いで、壁式橋脚10の外周面10cに鋼板2
1,22を取り付けるとともに、鋼板21,22と既に
壁式橋脚10に取り付けられた切梁補強鋼板52とを接
合して一体化し、次いで、切梁40を取り外すので、鋼
板巻き立ての際に、山留めを行っている切梁40を外す
ことなく、壁式橋脚10に鋼板21,22を巻き立てる
ことができる。
式橋脚10に鋼板21,22を巻き立てて壁式橋脚10
の補強を行うことができるので、鋼板21,22を巻き
立てた時に、切梁40の盛り替えおよびこの切梁40の
盛り替えを行うための足場の盛り替え、さらには鋼板2
1,22巻き立て用の足場の盛り替えなどの必要がなく
なり、山留めを行った後で、鋼板21,22の巻き立て
の作業を連続して行うことができ、施工の簡略化、施工
コストの削減および施工期間の短期化を図ることができ
る。
の巻き立ての作業に伴う、高所で切梁40の盛り替え作
業の必要が必然的になくなり、施工の安全性を向上する
ことができる。また、切梁40が、鋼矢板30,…内で
壁式橋脚10を避けて配設されておらず、切梁40反力
を壁式橋脚10から得るように配置されているので、打
設される鋼矢板30,…が形成する締切は小さいもので
すむことになり、掘削土量が少なくなる。加えて、鋼板
21,22と壁式橋脚10との間に充填材を充填する際
に、鋼板21,22、切梁補強鋼板52、調整鋼板60
〜63をすべて溶接した後、充填材を充填することがで
き、溶接時に鋼板21,22と充填材が剥離することが
なく、鋼板21,22と切梁補強鋼板52とを接合して
一体化する溶接作業を好適に行うことができる。
よび切梁補強鋼板52と、壁式橋脚10との間に充填材
を充填し、配設された切梁40および腹起し32を外し
ていくとともに、壁式橋脚10周囲の掘削した空間に埋
め戻しを行う。このように埋め戻しを行う際にも、鋼板
21,22と切梁補強鋼板52とを接合一体化すること
によって補強された壁式橋脚10の周囲を埋め戻すこと
になるので、鋼板21,22と壁式橋脚10との間に土
砂や水が入り込む可能性がなくなる。
0の補強方法によれば、切梁補強鋼板52が、鋼板2
1,22と壁式橋脚10との間の幅とほぼ同じ厚みを有
する支圧板を介して壁式橋脚10に取り付けられている
ので、切梁補強鋼板52を鋼板21,22と同一の鋼板
で形成することができ、壁式橋脚10に巻き立てられた
鋼板21,22の品質の均一化を図ることができる。
対応するように壁式橋脚10に鋼板21を巻き立てた際
に、鋼板21と切梁補強鋼板52との間に隙間が形成さ
れるので、この隙間が遊びとなって、鋼板21の取り付
け位置の精度を上げることなく、鋼板21を壁式橋脚1
0に容易に配置して巻き立てることができる。そして、
この遊びとなる隙間を塞ぐ調整鋼板60〜63は鋼板2
1より小さいものであり、これら調整鋼板60〜63の
寸法は容易に変更することができ、これら調整鋼板60
〜63の大きさを調整することによって、鋼板21と切
梁補強鋼板52とを容易に一体に接合することができ
る。
壁式橋脚を対象にして説明したがこれに限らず、陸上に
設けられている壁式橋脚に適用できることは勿論であ
る。また、本実施の形態例では、補強する橋脚を壁式橋
脚としたがこれに限らず、補強の際、切梁を用いた山留
めを伴う橋脚であれば、どのような橋脚を対象に行って
も良い。
に説明したが、上記各実施の形態に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種種変更可能であ
る。又、充填材を注入して外周面と鋼板との間に充填
し、鋼板に塗装をした後、必要に応じて、ホッパなどを
利用して根巻きコンクリートを打設しても良い。
れば、鋼板を壁式橋脚の下部から巻き立てるものとした
が、これに限らず、壁式橋脚の上部からでも巻き立てる
ことができる。このように上方から巻き立てれば、高所
での鋼板の巻き立て作業を行うことがなくなり、鋼板の
巻き立て作業の安全性の向上を図ることができる。
る橋脚の補強方法によれば、鋼板巻き立ての際に、山留
めを行っている前記切梁を外すことなく、前記橋脚に前
記鋼板を巻き立てることができるので、鋼板巻き立て時
に、切梁の盛り替えおよびこの切梁の盛り替えを行うた
めの足場の盛り替え、さらには鋼板巻き立て用の足場の
盛り替えなどの必要がなくなり、山留めを行った後で、
鋼板の巻き立ての作業を連続して行うことができ、施工
の簡略化、施工コストの削減および施工期間の短期化を
図ることができる。
業に伴う、高所で切梁の盛り替え作業の必要が必然的に
なくなり、施工性を向上することができる。また、前記
切梁が、前記山留め壁内で前記橋脚を避けて配設されて
おらず、切梁反力を橋脚から得るように配置されている
ので、前記山留め壁が形成する締切は小さいものですむ
ことになり、掘削土量が少なくなる。加えて、前記鋼板
と前記橋脚との間に充填材を充填する場合、鋼板をすべ
て溶接した後、充填材を充填することができ、溶接時に
鋼板と充填材が剥離することがなく、前記鋼板と前記切
梁補強鋼板とを接合して一体化する溶接作業を好適に行
うことができる。
梁補強鋼板とを接合一体化することによって補強された
橋脚の周囲を埋め戻すことになるので、鋼板と橋脚との
間に土砂や水が入り込む可能性がなくなる。
によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ること
ができるとともに、前記切梁補強鋼板が、前記鋼板と橋
脚との間の幅とほぼ同じ厚みを有する支圧板を介して前
記橋脚に取り付けられているので、前記切梁補強鋼板を
前記鋼板と同一の鋼板で形成することができ、橋脚に巻
き立てられた鋼板の品質の均一化を図ることができる。
によれば、請求項1または2に記載の発明と同様の効果
を得ることができるとともに、前記切欠部が前記切梁補
強鋼板に対応するように前記橋脚に前記鋼板を巻き立て
た際に、前記鋼板と前記切梁補強鋼板との間に隙間が形
成されるので、この隙間が遊びとなって、前記鋼板の取
り付け位置の精度を上げることなく、該鋼板を前記橋脚
に容易に配置して巻き立てることができる。また、この
遊びとなる隙間を塞ぐ調整鋼板は前記鋼板より小さいも
のであり、この調整鋼板の寸法は容易に変更することが
でき、この調整鋼板の大きさを調整することによって、
前記鋼板と前記切梁補強鋼板とを容易に一体に接合する
ことができる。
によれば、請請求項2または3に記載の発明と同様の効
果を得ることができるとともに、前記支圧板が、該支圧
板の外面に設けられている切梁補強鋼板よりも広く形成
されており、この支圧板外面で、前記切梁補強鋼板と前
記鋼板とを接合して一体化することができるので、前記
支圧板が、これら鋼板と切梁補強鋼板との溶接の際に裏
当て材となる。したがって、支圧板の外面で、前記鋼板
と前記切梁補強鋼板、あるいは、前記鋼板と前記切梁補
強鋼板とを前記調整鋼板を介して接合一体化する作業を
容易に行うことができる。
法の工程を説明する概略図であり、橋脚に鋼板を巻き立
てるために山留めを行う工程を説明する橋脚の概略側面
図である。
法の工程を説明する概略図であり、鋼板を巻き立てる工
程を説明する橋脚の概略側面図である。
法の工程を説明する概略図であり、補強を行った後の工
程を説明する橋脚の概略側面図である。
図である。
部分の拡大図である。
梁を用いた山留めを行う場合の切梁の設置形態を説明す
る平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 既設の橋脚の周囲を掘削して、地盤下の
橋脚の下部から地盤上の橋脚の上部までの間の範囲で該
橋脚に鋼板を巻き立てる橋脚の補強方法であって、 前記橋脚の周囲の地盤に、該橋脚を囲むように矢板等に
よる山留め壁を設けた後に、この山留め壁によって囲ま
れた前記橋脚の周囲を掘削しながら、 前記橋脚の外周面に前記鋼板の一部となる切梁補強鋼板
を取り付け、かつ、この切梁補強鋼板に一端部を突き付
けるとともに、他端部を前記山留め壁に突き付けるよう
に切梁を配設し、 次いで、前記橋脚の外周面に前記鋼板を取り付けるとと
もに、前記鋼板と既に前記橋脚に取り付けられた切梁補
強鋼板とを接合して一体化し、 次いで、切梁を取り外すことを特徴とする橋脚の補強方
法。 - 【請求項2】 前記橋脚と該橋脚に巻き立てられた前記
鋼板との間には、充填材を充填するための間隔が形成さ
れ、かつ前記切梁補強鋼板が前記鋼板とほぼ同じ厚さに
形成され、 前記切梁補強鋼板は、前記鋼板と橋脚との間に形成され
た間隔とほぼ同じ厚みを有する支圧板を介して前記橋脚
に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
橋脚の補強方法。 - 【請求項3】 前記鋼板に、予め、前記橋脚に取り付け
られた前記切梁補強鋼板の位置に対応し、かつ、前記切
梁補強鋼板より大きな切欠部が設けられ、 前記切欠部と既に前記橋脚に取り付けられた切梁補強鋼
板の位置を対応させるようにして前記鋼板を前記橋脚に
取り付け、かつ、前記鋼板と前記切梁補強鋼板との間の
間隙を塞ぐ調整鋼板を介して前記鋼板と前記切梁補強鋼
板とを一体に接合することを特徴とする請求項1または
2に記載の橋脚の補強方法。 - 【請求項4】 前記支圧板は、該支圧板の外面に設けら
れている切梁補強鋼板よりも広く形成されており、 この支圧板の外面で、前記切梁補強鋼板と前記鋼板とを
接合して一体化することを特徴とする請求項2または3
記載の橋脚の補強方法。
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JP2479798A JP2933582B1 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 橋脚の補強方法 |
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KR102352493B1 (ko) * | 2020-10-06 | 2022-01-18 | 김준영 | 토압분리형 보강토 교대의 시공방법 및 그 시공방법에 의해 시공된 보강토 교대 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP2479798A patent/JP2933582B1/ja not_active Expired - Fee Related
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