JP5480744B2 - 構造物用基礎およびその構築方法 - Google Patents

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この発明は、構造物用基礎およびその構築方法、特に、鋼管杭上に構築されるフーチングと、地盤中にフーチングを囲むように構築される鋼矢板壁とを備え、鋼管杭と鋼矢板壁とを一体化し、鋼管杭を鋼矢板壁の内側谷部に納まるように打ち込むことによって、合理的かつ経済的な構築が可能な構造物用基礎およびその構築方法に関するものである。
通常、図10に示すように、構造物の基礎21は、地盤22中に構築された杭23と、杭23上に構築された鉄筋コンクリート製フーチング24とからなっている。基礎21の構築に際しては、従来、以下のような背景があった。
(1)杭23とフーチング24との結合方法には、図11に示すように、杭23の頭部から伸ばしたアンカー鉄筋25をフーチング24のコンクリートに定着させる方法、および、図12に示すように、杭23の上部をそのままフーチング24内に埋め込む方法がある。何れの方法も、杭23を確実にフーチング24に固定する必要があるので、図11および図12中(L1)で示すように、杭23の外縁部をフーチング24の端部より、通常、杭23の半径寸法(L2)以上、離す必要があった。
(2)一般にフーチング24は、地表から0.5mから3.0m程度の深さに構築されるので、基礎21を構築する地盤22を、実際に構築するフーチング24の寸法より広く掘削し、掘削穴内に外型枠を設置した後、外型枠内にコンクリートを打設し、埋め戻すのが一般的である。
(3)上述した基礎21の設計に際しては、杭23は、水平方向剛性よりも軸方向剛性に優れているという特性を有していることから、基礎21上に例えば、構造物としての橋脚を構築する場合、橋脚の中心に対して、杭23の位置をできるだけ遠くに離して配置すれば、基礎21の回転剛性を全体的に高めることができる。すなわち、このように杭23を配置すれば、基礎21の合理的かつ経済的な構築が可能となる。
(4)従来から地盤掘削時の仮土留め工に鋼矢板を用いるシートパイル基礎工法が知られている。シートパイル基礎工法によれば、上記(2)の外型枠を不要とすることができるので、地盤の掘削領域を減少させることができる。例えば、特許文献1(特許第4300166号公報)には、図13に示すように、鋼矢板壁26とフーチング24とを孔開き鋼板27等により一体化することによって、基礎21の強度向上を図った構造物用基礎が開示されている。また、特許文献2(特開2008−240356号公報)には、図14に示すように、杭23に支持された、橋脚28が構築されるフーチング24と、杭23の周囲の地盤中に構築された鋼矢板壁26と備え、杭23と鋼矢板壁26とをフーチング24を介して一体化した構造物用基礎が開示されている。
特許第4300166号公報 特開2008−240356号公報
都市部等の狭隘な場所に、例えば、橋梁等の構築物を構築する場合には、橋脚の用地幅(構築時に借地できる範囲も含めた用地幅)が非常に狭くなる。この結果、上記(1)および(2)の理由により、杭23の構築位置を橋脚中心から十分に離すことができなかった。すなわち、図15に示すように、狭隘な場所に橋脚28を構築するには、例えば、地盤22中に杭23を構築した後、基礎21の構築用地の境界直近の地盤22中に鋼矢板を打ち込んで土留め壁としての鋼矢板壁26を構築する。次いで、鋼矢板壁26内の地盤22を所定深さまで掘削した後、鋼矢板壁26の内側に作業スペース29を設けて外型枠30を構築する。次いで、外型枠30内にコンクリートを打設してフーチング24を構築し、埋め戻す。そして、フーチング24上に橋脚28を構築する。なお、鋼矢板壁26は、基礎21の構築後、撤去する場合もある。
このようにして橋脚28が構築されるが、鋼矢板26の内側に作業スペース29を設ける必要があるので、フーチング24の寸法は、掘削穴より小さくなる。従って、上記(3)の理由により、橋脚28の中心位置と杭23の中心位置との間の距離(L2)を離すことができず、杭23の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができない。この結果、基礎21の回転剛性を全体的に高めることができない。すなわち、基礎21の合理的かつ経済的な構築が行えない。
この問題は、図15に示すように、杭23の径(R2)を太くして、水平剛性を高めることによって解決することができるが、このようにすると建設コストが大幅に上昇する。
なお、上記特許文献1に開示された図13に示す構造物用基礎によれば、フーチング24を構造物の構築用地の境界直近にまで構築することができるが、この基礎21は、杭を用いず、従って、杭と鋼矢板壁26とを一体化するといった思想はない。
また、上記特許文献2に開示された図14に示す構造物用基礎によれば、杭23の周囲を鋼矢板壁26により囲み、杭23と鋼矢板壁26とを一体的にすることによって、杭23を補強することはできるが、この構造物用基礎は、杭23をこれが鋼矢板壁26の内側谷部に納まるように打ち込むものではないので、橋脚28の中心位置と杭23の中心位置との間の距離(L2)を離すことができない。
従って、この発明の目的は、鋼管杭上に構築されるフーチングと、地盤中にフーチングを囲むように構築される鋼矢板壁とを備え、鋼管杭と鋼矢板壁とを一体化し、鋼管杭を鋼矢板壁の内側谷部に納まるように打ち込むことによって、合理的かつ経済的な構築が可能な構造物用基礎およびその構築方法を提供することにある。
この発明は、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、地盤中に打ち込まれる鋼管杭と、前記鋼管杭上に構築される鉄筋コンクリート製フーチングと、前記フーチングを取り囲むように地盤中に構築される鋼矢板壁とを備え、前記鋼矢板壁は、複数枚の凹凸形鋼矢板を平面視が波形となるように互いに連結したものからなり、前記鋼管杭は、前記鋼管杭の少なくとも一部が前記鋼矢板壁の内側谷部内に入り込むように地盤中に打ち込まれ、前記鋼管杭の頭部と前記鋼矢板壁とは連結手段を介して互いに連結されていることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造物用基礎において、前記鋼管杭は、前記鋼矢板壁の前記内側谷部に納まる径を有していることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構造物用基礎において、前記連結手段は、溶接からなっていることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の構造物用基礎において、前記連結手段は、前記鋼管杭と前記鋼矢板壁とを連結する連結部材からなっていることに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の構造物用基礎において、前記鋼矢板壁と前記フーチングとは、前記鋼矢板壁と前記フーチングとの間に配筋された鉄筋が前記フーチングのコンクリートと定着するにより一体化されることに特徴を有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1つに記載の構造物用基礎において、前記鋼管杭と前記フーチングとは、一体化手段により一体化されることに特徴を有するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の構造物用基礎において、前記一体化手段は、前記鋼管杭と前記フーチングとの間に配筋された鉄筋からなり、前記鋼管杭と前記フーチングとは、前記鉄筋が前記フーチングのコンクリートと定着するにより一体化されることに特徴を有するものである。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の構造物用基礎において、前記一体化手段は、前記鋼管杭に固定された、複数個の開口が形成された板材からなり、前記鋼管杭と前記フーチングとは、前記フーチングのコンクリートが前記板材の前記開口内に入り込むことにより一体化されることに特徴を有するものである。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の構造物用基礎において、前記一体化手段は、前記鋼管杭に形成された複数個の開口からなり、前記鋼管杭と前記フーチングとは、前記フーチングのコンクリートが前記鋼管杭の前記開口内に入り込むことにより一体化されることに特徴を有するものである。
請求項10に記載の発明は、地盤中に複数枚の凹凸形鋼矢板を平面視が波形となるように互いに連結して打ち込むことによって鋼矢板壁を構築し、次いで、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削した後、前記鋼矢板壁の内側谷部の地盤中に鋼管杭を、前記鋼管杭の少なくとも一部が前記内側谷部内に入り込むように打ち込み、次いで、前記鋼矢板壁と前記鋼管杭の頭部とを連結し、そして、前記鋼矢板壁内にコンクリートを打設して、前記鋼管杭上にフーチングを構築し、このようにして、地盤中に打ち込まれる鋼管杭と、前記鋼管杭上に構築される鉄筋コンクリート製フーチングと、前記フーチングを取り囲むように地盤中に構築される鋼矢板壁を備えた構造物用基礎を構築することに特徴を有するものである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の、構造物用基礎の構築方法において、前記鋼矢板壁を構築した後、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削し、次いで、前記鋼管杭を打ち込む代わりに、前記鋼管杭を打ち込んだ後、前記鋼矢板壁を構築し、次いで、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削することに特徴を有するものである。
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の、構造物用基礎の構築方法において、前記鋼矢板壁を構築した後、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削し、次いで、前記鋼管杭を打ち込む代わりに、前記鋼矢板壁を構築した後、前記鋼管杭を打ち込み、次いで、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削することに特徴を有するものである。
この発明によれば、以下のような効果がもたらされる。
(1)鋼矢板として、例えば、U形鋼矢板を使用し、杭として鋼管杭を使用することにより杭と鋼矢板壁とを強固に一体化することが可能となる。
(2)基礎の構築用地の用地境界直近の地盤中に鋼矢板壁を構築し、鋼管杭を鋼矢板壁の内側谷部の地盤中に打ち込んで鋼矢板壁と一体化し、そして、鋼管杭上にフーチングを構築することによって、フーチング上の構造物の中心に対して、杭の位置を遠くに離して配置することができる。この結果、杭の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができる。
(3)杭の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができるので、杭径を細くすることができ、この結果、建設コストを低減することができる。
(4)以上の効果によって、構造物用基礎を合理的かつ経済的に構築することが可能となる。
この発明の構造物用基礎を示す概略断面図である。 図1のA−A線断面図である。 この発明の構造物用基礎における鋼管杭とフーチングとの一体化手段を示す正面図である。 この発明の構造物用基礎における鋼管杭とフーチングとの別の一体化手段を示す正面図である。 この発明の構造物用基礎における鋼管杭とフーチングとのさらに別の一体化手段を示す正面図である。 この発明の構造物用基礎の構築方法を示す概略断面図であり、(a)は、地盤に鋼矢板壁を構築した状態を示す図、(b)は、鋼矢板壁内の地盤を掘削した状態を示す図、(c)は、鋼矢板壁内の地盤に鋼管杭を打ち込んだ状態を示す図、(d)は、鋼管杭上にフーチングを構築した状態を示す図である。 この発明を線路高架橋の基礎の構築に適用した場合の縦断面図である。 図7のA−A断面図である。 図7のB−B断面図である。 杭と杭上に構築されたフーチングとからなる基礎を示す概略断面図である。 杭の頭部から伸ばしたアンカー鉄筋をフーチングのコンクリートに定着させることによる杭とフーチングとの結合状態を示す概略断面図である。 杭の上部をそのままフーチング内に埋め込むことによる杭とフーチングとの結合状態を示す概略断面図である。 特許文献1に開示された構造物用基礎を示す概略断面図である。 特許文献2に開示された構造物用基礎を示す概略断面図である。 狭隘な場所に構築された構造物用基礎を示す概略断面図である。
この発明の構造物用基礎の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の構造物用基礎を示す概略断面図、図2は、図1のA−A線断面図、図3から図5は、この発明の構造物用基礎における鋼管杭とフーチングとの一体化手段を示す正面図である。
図1に示すように、この発明の構造物用基礎1は、地盤2中に打ち込まれる鋼管杭3と、鋼管杭3上に構築される鉄筋コンクリート製フーチング4と、フーチング4を取り囲むように地盤2中に構築される鋼矢板壁5とから構成されている。
鋼矢板壁5は、図2に示すように、複数枚の凹凸形鋼矢板、例えば、U形鋼矢板5aを平面視が波形となるように互いに連結したものからなっていて、構築物としての、例えば、橋脚6の用地境界(図1および図2中、二点鎖線で示す。)の直近の地盤2中に構築されている。
鋼管杭3は、図2に示すように、鋼矢板壁5の内側谷部(C)の地盤2中に打ち込まれ、内側谷部(C)に納まる径(R1)を有している。このように、鋼管杭3の径(R1)を、鋼矢板壁5の内側谷部(C)に納まる程度の細径にすることができるのは、後述するように、フーチング4上の橋脚6の中心に対して、鋼管杭3の位置を遠くに離して配置することができ、この結果、鋼管杭3の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができるからである。鋼管杭3の頭部と鋼矢板壁5とは連結手段を介して互いに強固に連結されている。
なお、この例では、鋼管杭3の径(R1)は、鋼矢板壁5の内側谷部(C)に納まる程度の寸法を有しているが、鋼管杭3の一部が内側谷部(C)から突出する寸法であってもよい。
このように、基礎1の構築用地の用地境界直近の地盤中に鋼矢板壁5を構築し、鋼管杭3を鋼矢板壁5の内側谷部(C)の地盤中に打ち込んで鋼矢板壁5と一体化し、そして、鋼管杭3上にフーチング4を構築することによって、用地境界直近までフーチング4を構築することが可能となる。従って、フーチング4上の橋脚6の中心に対して、鋼管杭3の位置を遠くに離して配置することができる。すなわち、図1において、橋脚6の中心位置と鋼管杭3の中心位置との間の距離を(L1)で示し、図15において、橋脚8の中心位置と杭3の中心位置との間の距離を(L2)で示すが、この発明によれば、(L2)より(L1)の方が長くなっている。この結果、鋼管杭3の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができる。
また、鋼管杭3の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができるので、鋼管杭3の径を細くすることができ、この結果、建設コストを低減することができる。すなわち、図1において、鋼管杭3の直径を(R1)で示し、図15において、杭23の直径を(R2)で示すが、この発明によれば、(R2)より(R1)の方が細くなっている。
以上の効果によって、構造物用基礎を合理的かつ経済的に構築することが可能となる。
連結手段としては、鋼管杭3と鋼矢板壁5とが溶接可能であるので、これらを直接、溶接(溶接箇所を図2中、Wで示す。)する手段があるが、これ以外に、図2に示すように、鋼管杭3と鋼矢板壁5とを板状連結部材7を介して溶接しても良い。板状連結部材7は、鋼管杭3の長手方向に沿って間隔をあけて設けても、あるいは、連続して設けても良い。板状連結部材7を連続して設ける場合には、鋼管杭3と鋼矢板壁5と板状連結部材7とにより閉鎖空間(S)が形成されるので、この閉鎖空間(S)内にセメント等を充填すれば、鋼管杭3と鋼矢板壁5とがより強固に連結される。勿論、鋼管杭3と鋼矢板壁5とを直接、溶接する連結手段と、連結部材7による連結手段とを併用しても良い。
鋼矢板壁5とフーチング4との間には、鉄筋8が配筋され、鉄筋8がフーチング4のコンクリートと定着するにより、鋼矢板壁5とフーチング4とは、強固に一体化される。鉄筋8は、その一端が鋼矢板壁5の内面に溶接され、他端がフーチング4の補強鉄筋(図示せず)に固定されている。
鋼管杭3とフーチング4とは、一体化手段により一体化されている。一体化手段は、図3に示すように、鋼管杭3とフーチング4との間に配筋された鉄筋9からなり、鋼管杭3とフーチング4とは、鉄筋9がフーチング4のコンクリートと定着することにより一体化される。鉄筋9は、その一端が鋼管杭3に溶接され、他端がフーチング4の補強鉄筋(図示せず)に固定されている。
一体化手段は、図4に示すように、鋼管杭3にその長手方向に沿って溶接された、複数個の開口10aが形成された鋼板からなる板材10であっても良い。フーチング4のコンクリートが板材10の開口10aに入り込むことによって、鋼管杭3とフーチング4とが一体化される。
一体化手段は、図5に示すように、鋼管杭3に形成された複数個の開口3aであっても良い。フーチング4のコンクリートが鋼管杭3の開口3a内に入り込むことによって、鋼管杭3とフーチング4とが一体化される。
一体化手段としては、図4中、二点鎖線で示すように、板材10の開口10aとフーチング4内の鉄筋(図示せず)との間に鉄筋11を固定しても良く、図5中、二点鎖線で示すように、鋼管杭3の開口3aとフーチング4の補強鉄筋(図示せず)との間に鉄筋12を固定しても良い。このように鉄筋11あるいは鉄筋12を配し、フーチング4のコンクリートと定着させることによって、鋼管杭3とフーチング4とをさらに強固に一体化させることができる。
次に、この発明の構造物用基礎の構築方法を、図面を参照しながら説明する。
図6は、この発明の構造物用基礎の構築方法を示す概略断面図であり、(a)は、地盤に鋼矢板壁を構築した状態を示す図、(b)は、鋼矢板壁内の地盤を掘削した状態を示す図、(c)は、鋼矢板壁内の地盤に鋼管杭を打ち込んだ状態を示す図、(d)は、鋼管杭上にフーチングを構築した状態を示す図である。
先ず、図6(a)に示すように、複数枚のU形鋼矢板5aを平面視が波形となるように互いに連結して(図2参照)、例えば、平面視が矩形状の鋼矢板壁5を、橋脚6の用地境界直近の地盤2中に構築する。
次いで、同図(b)に示すように、鋼矢板壁5内の地盤2を、鋼矢板壁5を土留め壁としながら所定深さまで掘削する。
次いで、同図(c)に示すように、鋼矢板壁5の内側谷部(C)の地盤2中に鋼管杭3を打ち込み、鋼管杭3の頭部と鋼矢板壁5とを直接、溶接するか、板状連結部材7を介して連結して、鋼管杭3と鋼矢板壁5とを連結する(図2参照)。
次に、同図(d)に示すように、鋼矢板壁5内にフーチング用補強鉄筋(図示せず)を配筋した後、鋼矢板壁5を型枠としてコンクリートを打設して、フーチング4を構築する。この際、コンクリートを打設する前に、鋼矢板壁5とフーチング用鉄筋との間に鉄筋8を固定して、鉄筋8をフーチング4のコンクリートに定着させる。さらに、鋼管杭3とフーチング用鉄筋との間にも鉄筋9を固定して、鉄筋9をフーチング4のコンクリートに定着させる。このようにして、鋼管杭3とフーチング4とを強固に一体化する。
なお、鋼管杭3とフーチング4とを一体化するには、図4に示すように、複数個の開口3aが形成された板材10を鋼管杭3に固定しても、図5に示すように、鋼管杭3に複数個の開口3aを形成しても、あるいは、板材10の開口10aあるいは鋼管杭3の開口3aとフーチング用鉄筋(図示せず)との間に鉄筋11あるいは鉄筋12を固定しても良く、このようにすることによって、鋼管杭3とフーチング4とがさらに強固に一体化することが可能となる。
このようにして、構造物用基礎1の構築が完了したら、図1に示すように、フーチング4上に橋脚6を構築する。
なお、フーチング4上に構築する構造物は、橋脚6以外の構造物でも良いことは勿論である。
上記構築例は、先ず、鋼矢板壁5を構築した後、鋼矢板壁5内の地盤2を掘削し、次いで、鋼管杭3を打ち込むものであるが、鋼管杭3を打ち込んだ後、鋼矢板壁5を構築し、次いで、鋼矢板壁5内の地盤2を掘削しても、あるいは、鋼矢板壁5を構築した後、鋼管杭3を打ち込み、次いで、鋼矢板壁5内の地盤2を掘削しても良い。
図7から図9に、この発明を線路高架橋の基礎の構築に適用した場合を示す。図7は、縦断面図、図8は、図7のA−A断面図、図9は、図7のB−B断面図である。
図7から図9において、31は、線路高架橋、32は、地中梁、33は、線路であり、線路高架橋31の各基礎1は、矩形状の鋼矢板壁5、鋼矢板壁5と一体化された鋼管杭3、および、鋼矢板壁5内に構築されたフーチング4とからなっている。
図示のように、各基礎1をこの発明に従って構築することにより、線路高架橋31を合理的かつ経済的に構築することが可能となる。
以上のように、この発明によれば、鋼矢板として、例えば、U形鋼矢板を使用し、杭として鋼管杭を使用することにより杭と鋼矢板壁とを強固に一体化することが可能となる。また、基礎の構築用地の用地境界直近の地盤中に鋼矢板壁を構築し、鋼管杭を鋼矢板壁の内側谷部の地盤中に打ち込んで鋼矢板壁と一体化し、そして、鋼管杭上にフーチングを構築することによって、基礎の構築用地の境界直近までフーチングを構築することが可能となるので、フーチング上の構造物の中心に対して、杭の位置を遠くに離して配置することができ、この結果、杭の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができる。さらに、杭の有する有利な軸方向剛性を有効に活用することができるので、杭径を細くすることができ、この結果、建設コストを低減することができる。以上の効果によって、構造物用基礎を合理的かつ経済的に構築することが可能となる。
1:基礎
2:地盤
3:鋼管杭
3a:開口
4:フーチング
5:鋼矢板壁
5a:鋼矢板
6:橋脚
7:連結部材
8:鉄筋
9:鉄筋
10:板材
10a:開口
11:鉄筋
12:鉄筋
21:基礎
22:地盤
23:杭
24:フーチング
25:アンカー鉄筋
26:鋼矢板壁
27:孔明き鋼板
28:橋脚
29:作業スペース
30:外型枠
31:線路高架橋
32:地中梁
33:線路

Claims (12)

  1. 地盤中に打ち込まれる鋼管杭と、前記鋼管杭上に構築される鉄筋コンクリート製フーチングと、前記フーチングを取り囲むように地盤中に構築される鋼矢板壁とを備え、前記鋼矢板壁は、複数枚の凹凸形鋼矢板を平面視が波形となるように互いに連結したものからなり、前記鋼管杭は、前記鋼管杭の少なくとも一部が前記鋼矢板壁の内側谷部内に入り込むように地盤中に打ち込まれ、前記鋼管杭の頭部と前記鋼矢板壁とは連結手段を介して互いに連結されていることを特徴とする構造物用基礎。
  2. 請求項1に記載の構造物用基礎において、前記鋼管杭は、前記鋼矢板壁の前記内側谷部に納まる径を有していることを特徴とする、請求項1に記載の構造物用基礎。
  3. 前記連結手段は、溶接からなっていることを特徴とする、請求項1または2に記載の構造物用基礎。
  4. 前記連結手段は、前記鋼管杭と前記鋼矢板壁とを連結する連結部材からなっていることを特徴とする、請求項1または2に記載の構造物用基礎。
  5. 前記鋼矢板壁と前記フーチングとは、前記鋼矢板壁と前記フーチングとの間に配筋された鉄筋が前記フーチングのコンクリートと定着するにより一体化されることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の構造物用基礎。
  6. 前記鋼管杭と前記フーチングとは、一体化手段により一体化されることを特徴とする、請求項1から5の何れか1つに記載の構造物用基礎。
  7. 前記一体化手段は、前記鋼管杭と前記フーチングとの間に配筋された鉄筋からなり、前記鋼管杭と前記フーチングとは、前記鉄筋が前記フーチングのコンクリートと定着するにより一体化されることを特徴とする、請求項6に記載の構造物用基礎。
  8. 前記一体化手段は、前記鋼管杭に固定された、複数個の開口が形成された板材からなり、前記鋼管杭と前記フーチングとは、前記フーチングのコンクリートが前記板材の前記開口内に入り込むことにより一体化されることを特徴とする、請求項6に記載の構造物用基礎。
  9. 前記一体化手段は、前記鋼管杭に形成された複数個の開口からなり、前記鋼管杭と前記フーチングとは、前記フーチングのコンクリートが前記鋼管杭の前記開口内に入り込むことにより一体化されることを特徴とする、請求項6に記載の構造物用基礎。
  10. 地盤中に複数枚の凹凸形鋼矢板を平面視が波形となるように互いに連結して打ち込むことによって鋼矢板壁を構築し、次いで、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削した後、前記鋼矢板壁の内側谷部の地盤中に鋼管杭を、前記鋼管杭の少なくとも一部が前記内側谷部内に入り込むように打ち込み、次いで、前記鋼矢板壁と前記鋼管杭の頭部とを連結し、そして、前記鋼矢板壁内にコンクリートを打設して、前記鋼管杭上にフーチングを構築し、このようにして、地盤中に打ち込まれる鋼管杭と、前記鋼管杭上に構築される鉄筋コンクリート製フーチングと、前記フーチングを取り囲むように地盤中に構築される鋼矢板壁を備えた構造物用基礎を構築することを特徴とする、構造物用基礎の構築方法。
  11. 前記鋼矢板壁を構築した後、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削し、次いで、前記鋼管杭を打ち込む代わりに、前記鋼管杭を打ち込んだ後、前記鋼矢板壁を構築し、次いで、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削することを特徴とする、請求項10に記載の、構造物用基礎の構築方法。
  12. 前記鋼矢板壁を構築した後、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削し、次いで、前記鋼管杭を打ち込む代わりに、前記鋼矢板壁を構築した後、前記鋼管杭を打ち込み、次いで、前記鋼矢板壁内の地盤を掘削することを特徴とする、請求項10に記載の、構造物用基礎の構築方法。
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