JPH0520284B2

JPH0520284B2 -

Info

Publication number: JPH0520284B2
Application number: JP60062896A
Authority: JP
Inventors: Tooru Takaya; Tadashi Kono
Original assignee: OM Ltd
Current assignee: OM Ltd
Priority date: 1985-03-27
Filing date: 1985-03-27
Publication date: 1993-03-19
Also published as: JPS61232130A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、折畳み箱の取出し半成形装置、殊
に積層収容した折畳み状態の箱を取出口周辺で掛
け止め保持する箱収容部から折畳み箱を一枚宛外
し出し、それを次工程の箱受部へ運び該箱受部と
の間の相対移動により立体化しながら順次供給す
る折畳み箱の取出し半成形装置に関し、例えば折
畳み状態にある段ボール箱を、所定の容器形に成
形し、また箱詰めする場合の前工程に利用され
る。

従来の技術従来のこの種の装置は、例えば第４図に示され
るように、掛け止め保持式箱収容部Ａの取出口ａ
と、次工程である箱成形搬送手段Ｂの箱受部ｂと
の間に、箱押動アタツチメントｃ付きの箱搬送ド
ラムＣと、該ドラムＣの外周りに沿設された円弧
断面の箱搬送ガイド板Ｄとによる箱搬送通路Ｅが
形成され、取出口ａの直下定位置に、取出口に対
し離接して取出口ａに臨んでいる折畳み箱F₁を
吸着して外し出し、ドラムＣ上の各アタツチメン
トｃ前部へ載せる箱取出し吸着ヘツドＧが設置さ
れている。ドラムＣ上へ載つた折畳み箱F₁は、
アタツチメントｃによる押動で、通路Ｅが通じ箱
受部ｂへ送り付けられ、その送り付け速度が箱受
部ｂの箱保持搬送アタツチメントb₁の速度より大
きいことによつて、立体化されながら箱受部ｂに
受け取られ、前後一対のアタツチメントb₁間で所
定立体形の半成形箱F₂として保持される。

発明が解決しようとする問題点従来の定位置吸着ヘツドＧは、箱収容部Ａから
の折畳み箱F₁の外し取し作業を確実に行える。
しかし、ドラムＣ上へ外し出した箱F₁のアタツ
チメントｃによる押動搬送は、吸着ヘツドＧの箱
F₁に対する吸着解除によつて可能となり、ドラ
ムＣ上への箱F₁外し出し直後に吸着ヘツドＧに
対する真空源の作用を断つようにされているが、
残留真空力の影響のために箱F₁がバウンドし、
アタツチメントｃによる押動搬送を不安定にす
る。これを少しでも安定させるには、真空源の作
用を断つてからアタツチメントｃによる押動搬送
開始タイミングまでの間に充分なタイムラグが設
けられなければならず、箱取出しからその搬送へ
の移行が無駄な時間の多い間欠動作となり、処理
能力が低い原因となつている。

箱の押動型式上、その押動アタツチメントとの
干渉や箱F₁の搬送中の安定性等により、箱F₁搬
送経路に開放部があるか否かにかかわらず、搬送
中の箱F₁に対し印刷やラベル貼着等の外部作業
を施し難い。

問題点を解決するための手段この発明では、前記のような問題点を解決する
ために、箱収容部の周辺掛け止め型取出口と次工程の箱
受部との間で連続に等速循環駆動される循環移動
部材に、真空吸引源との接続による吸着作用で取
出口から折畳み箱を外し出しその箱を箱受部へ持
ち運び相互間で半成形しながら供給する箱吸着ヘ
ツドが、異なつた２つの位置の回動中心をもつて
設けられ、第１の回動中心を中心として回動する循環軸
は、循環移動部材の回転中心から径方向に離隔し
た位置に回転自在に設けられ、かつ、第２の回動
中心を回転自在に支持する保持腕を有し、箱吸着ヘツドは、第２の回動中心を中心として
回動する中間軸に一体とされ、箱吸着ヘツドの連続循環移動中、前記２つの回
動中心を各中心とした循環軸と中間軸の各動き
は、個別のカムでそれぞれ制御され、該各動きの合成で箱吸着ヘツドに、取出口との
対向位置において取出口に近接し次いで取出口か
らほぼ直角な向きに離れる箱外し出し軌跡を与え
ることを特徴とするものである。

循環移動部材は、回転駆動体の周辺部そのもの
ないしその周辺部に付設される部材や、循環駆動
されるチエン等の無端帯そのものないしそれに付
設される部材が適当である。

箱吸着ヘツドは、与えられる真空吸引力で箱を
吸着するものであり、箱の形状や大きさに応じ箱
の所要箇所に作用するよう適数宛、循環移動軌跡
上等配位置に配設して、その適数宛が箱収容部の
積層折畳み箱に対し順次作用するようにされると
よい。必要に応じ吸着箱位置決め部材が併設され
る。

箱吸着ヘツドに対し、折畳み箱の外し出し作動
以外の動きを循環移動中の所望部で行わせること
もできる。例えば、箱吸着ヘツドの箱外し出し位
置から箱受渡し位置までの移動中、他の同期移動
部との相対動作を与えて、該同期移動部との間で
搬送中の折畳み箱に対し半成形のための予備成形
を行わせることができる。さらに、箱の開放経路
での安定持ち運び上、持ち運び中の箱が印刷やラ
ベル貼着等外部作業を受けるに適した所望の移動
軌跡を前記ガイド手段によつて与えることもでき
る。

作用循環移動部材は、箱吸着ヘツドを折畳み箱収容
部の取出口と次工程の箱受部との間で循環駆動す
る。循環駆動される箱吸着ヘツドは、前記取出口
に対向する箱外し出し位置から箱受部に対向する
箱受渡し位置までの循環往移動範囲で真空吸引手
段による真空吸引作用を与えられて、取出口から
外し出される折畳み箱を吸着保持して、外し出し
位置から受渡し位置へ持ち運び箱受部に対し相互
相対移動による立体化半成形を伴う受渡しを可能
とする。また吸着ヘツドは、連続等速循環移動中
異なつた２つの回動中心を中心とした動きを個別
のガイド手段により個別制御されて、その各動き
の合成で取出口との対向位置にてそれに近接し次
いで取出口からほぼ直角な向きに離れる箱外し出
し軌跡をもつて、周辺掛け止め型取出口に保持さ
れている折畳み箱を外し出し、そのまま箱受部へ
の持ち運びに連続移行する。しかも吸着ヘツド
は、箱持ち運び中折畳み箱を開放経路において安
定保持しかつガイド手段により印刷、ラベル貼着
等外部作業、あるいは他の同期循環移動部との間
の持ち運び箱予備成形等のための所要移動軌跡を
与える。

実施例（第１図から第３図）図に見られるようち、上方に設けられた箱収容
部１と、その下方に位置する箱成形コンベヤ２の
箱受部２ａとの間に、横設駆動軸３に固着された
左右一対の回転盤４が設けられている。箱収容部
１は、折畳み状態の箱５₁を多数積層して収容す
る立設ケースであつて、下端に周辺掛け止め爪１
ａで収容折畳み箱５₁を掛け止める取出口１ｂが
設けられている。箱成形コンベヤ２は、スプロケ
ツト２ｂにより張設されたチエン２ｃに、前後一
対の箱保持搬送アタツチメント２ｄ，２ｅを配設
したものとされ、チエン２ｃがスプロケツト２ｂ
に掛かつて前後アタツチメント２ｄ，２ｅを放射
状に開かせている位置からチエン２ｃがスプロケ
ツト２ｂから離れて直線状となり前後アタツチメ
ント２ｄ，２ｅを平行状態に閉じる位置への過渡
部分、つまりコンベヤ端部を箱受部２ａとしてい
る。各アタツチメント２ｄ，２ｅの姿勢はチエン
２ｃの案内のほかアタツチメント２ｄ，２ｅ自体
に対する案内によつてもなされる。

一対の回転盤４の周辺対向部間に、多数の循環
軸６が円周上等配位置で回転自在なよう保持され
ている。この各循環軸６に適数の箱吸着ヘツド７
が保持されている。各循環軸６は、それに同体回
転可能な左右一対の保持腕８が装着され、その各
腕８の先端部間で回転自在に保持した中間軸９に
箱吸着ヘツド７を装着し保持している。各箱吸着
ヘツド７は、その偏心脚７ａ部で中間軸９に対し
同体回転するように装着され、スイング端７ｂに
箱吸着用の吸盤７ｃが２つ宛装着されている。

各循環軸６の第３図右側回転盤４から突出して
いる端部に変動レバー１０が固着され、このレバ
ー１０の先端に軸支されたカムフオロア１１が、
右側回転盤４の外側に固設されたガイド壁１２の
カム溝１３に嵌め合わされている。カム溝１３
は、回転盤４の回転中心軸線周りに環状に形成さ
れ、循環軸６の回転盤４による循環駆動中におけ
る回転盤４に対する回転位置を制御する。

各中間軸９の、第３図左側端部に受動レバー１
４が固着され、第３図左側回転盤４外面に一端を
軸支１５された制御レバー１６と受動レバー１４
との自由端どうしがリンク１７でピン連結１８，
１９されている。制御レバー１６の中途にカムフ
オロア２０が軸支され、左側回転盤４の外側に固
設されたガイド壁２１のカム溝２２に嵌め合わさ
れている。カム溝２２は、回転盤４の回転中心軸
線周りに環状に形成され、中間軸９の循環軸６へ
の随行循環移動中における保持腕８に対する回転
位置を制御する。

ガイド壁１２は第３図右側の固設機枠２３に対
しスペーサ２４を介し固着され、ガイド壁２１は
第３図左側の固設機枠２５に対し直付けされてい
る。駆動軸３はそれた左右の固設機枠２３，２５
間で軸受保持されている。

前記循環軸６は、箱吸着ヘツド７に対する遠い
側での基部スイング中心O₁を与え、中間軸９は、
箱吸着ヘツドに対する近い側での途中スイング中
心O₂を与え、この両中心O₁，O₂における軸６，
９の回転盤４、保持腕８に対する回転により、箱
吸着ヘツド７に大径スイングと小径スイングとを
自在に行わせて、両スイングの合成として箱吸着
ヘツド７の各循環時点での姿勢、位置を制御し、
循環軌跡を決定する。殊に小径スイングは大径ス
イングに比し箱吸着ヘツド７により極端な動きを
与えるし、大、小径各スイングの合成によつて箱
吸着ヘツド７に単一スイングでは困難な動きや軌
跡を容易に無理なく与え得る。

各回転盤４の内面外周部に、回転盤４に対して
円周方向に位置調節可能な補助環２６が装着さ
れ、この両補助環２６間に、各循環軸６に対応し
てそれと同数の補助循環軸２７が回転自在に保持
されている。各補助循環軸２７の第３図右側補助
環２６の外側へ突出している右側端部に受動レバ
ー２８が固着されている。受動レバー２８の先端
にカムフオロア２９が軸支され、このカムフオロ
ア２９が、第３図右側ガイド壁１２の内面外周部
に装着された補助ガイド環３０の内周カム３１に
圧接するよう受動レバー２８を補助環２６との間
に働かせたばね３２により付勢している。カム３
１を溝カムに代替すればばね３２は不要である。

各補助循環軸２７に、それと第２図反時計方向
側に対向する循環軸６上の箱吸着ヘツド７と協働
して箱吸着ヘツド７に吸着保持される折畳み箱５
_１に予備成形作用を及ぼす補助成形アーム３３が
左右に一対宛装着され、箱吸着ヘツド７と同期循
環移動するようにしている。

内周カム３１は、受動レバー２８を介し補助循
環軸２７の補助環２６に対する回転位置を制御
し、受動レバー２８の循環移動中における位置、
姿勢を任意に決定する。

第３図右側のガイド壁１２と固設機枠２３との
間に、各箱吸着ヘツド７が所定循環範囲α（第２
図）にある間図示しない真空吸引源に接続し、そ
の範囲外では大気に開放するロータリバルブ３４
が設けられている。ロータリバルブ３４は、固設
機枠２３に固着された固定部３４ａと、駆動軸３
と同体回転される可動部３４ｂとからなつてい
る。固定部３４ａは、真空吸引源からの吸引基管
３５が接続された真空吸引路３４ｃと、外部へ単
に開口している大気開放路３４ｄとを有し、可動
部３４ｂは各位置の箱吸着ヘツド７との接続管３
６が接続された連通路３４ｅを有している。連通
路３４ｅはそれに接続された箱吸着ヘツド７と同
期回転され、そのヘツド７が第２図箱外し出し位
置から箱受渡し完了位置までの循環範囲αにある
間、真空吸引路３４ｃに連通してヘツド７に真空
吸引作用を及ぼし、範囲α外では大気開放路３４
ｄに連通してヘツド７を大気に開放する。この開
放は、範囲αの最終点以後少しの間だけ行われて
もよい。それはヘツド７が箱５₁を吸着している
状態でヘツド７を大気に開放して箱５₁に対する
吸着を瞬間的に解いた後、次の吸着に備えるだけ
でよいからである。

さらに、各箱吸着ヘツド７には、第２図仮想線
で示されるようなＬ字型レンジ３７が必要に応じ
て固着され、ヘツド７に吸着する箱５₁の振れ止
めおよび位置決めを行うようにする。また、補助
成形アーム３３は、長さ調節可能な先端腕３３ａ
がビス止め３８されている。

以下一連の作動について述べると、箱吸着ヘツ
ド７は、矢符イ方向に循環駆動され、箱収容部１
の取出口１ｂ下に対向する箱外し出し位置に達し
て、前記カム溝１３および２２の案内で前後の吸
盤７ｃに第２図仮想線の如き箱外し出し軌跡ロ，
ハが与えられる。前半の軌跡ロは、吸盤７ｃおよ
びレンジ３７が取出口１ｂに干渉せず、取出口１
ｂに位置している折畳み箱５₁の所定位置に対し
圧着されるよう設定され、吸盤７ｃが箱５₁に圧
着いする直前か同時位にヘツド７がロータリバル
ブ３４を介し真空吸引源に接続される。

これによつてヘツド７は、取出口１ｂの箱５₁
をそれに圧着させた吸盤７ｃによつて吸着する。

軌跡ロは、ヘツド７が吸盤７ｃを取出口１ｂか
らほぼ直角に急激に離反させる形をなし、吸盤７
ｃに吸着している箱５₁をその全体のばね性によ
り取出口１ｂから迅速かつ確実に第２図仮想線位
置へ外し出させる。

こうして取出口１ｂから外し出された折畳み箱
５₁は、それを吸着している箱吸着ヘツド７の範
囲αでの循環移動によつて、箱成型コンベヤ２の
箱受部２ａまで持ち運ん供給される。この範囲α
での箱持ち運び中箱吸着ヘツド７は、各循環位置
のヘツド７が示しているような位置および姿勢に
制御される。これに対して補助成形アーム３３も
各循環位置のものが示しているような位置および
姿勢に内周カム３１により制御される。

このヘツド７およびアーム３３の相対移動で、
ヘツド７による持ち運び中の折畳み箱５₁が、ア
ーム３３に対し所定偏心部を押し当てられて行
き、箱受部２ａへの受渡し前に菱形程度の予備成
形箱５₂に予備成形される。

この予備成形は、アーム３３およびヘツド７一
方の回転盤４に対する動きを省略しても達成され
る。省略の場合アーム３３の動きを省略すれば、
それに対する制御カムも省略でき有利であるし、
アーム３３自体も回転盤４に単に固着しあるいは
その一部とすることもできる。

吸着ヘツド７により持ち運ばれ予備成形された
箱５₂は、予備成形直後に箱受部２ａに対し、箱
成形コンベヤ２上の前後アタツチメント２ｄ，２
ｅ間へその前側アタツチメント２ｄへ徐々に押し
付けながら嵌め込まれて行く。このとき箱５₂は、
ヘツド７と前側アタツチメント２ｄとの間で矩形
断面の所定半成形箱５₃に半成形されて行き、半
成形完了時後側アタツチメント２ｅの起立により
前後アタツチメント２ｄ，２ｅ間に挾持される。
一方箱吸着ヘツド７は真空吸引源との接続から大
気開放路３４ｄへの接続に切換えられ、箱５₃に
対する吸着を解いて箱受部２ａへの箱受渡しおよ
び受渡し箱の半成形を完了し、以後所定待機位置
および姿勢に復されながら次の箱５₁の外し出し
に向う。

箱吸着ヘツド７の箱５₃に対する吸着解除時、
多少の残留真空作用力が働くにしても、半成形お
よび前後アタツチメント２ｄ，２ｅによる挾持が
完了ないしその直前にある箱５₃に悪影響はなく、
受渡し半成形箱５₃は位置ズレや形崩れ、脱落な
しにコンベヤ２により、箱５₃の一端閉じ成形、
箱詰めと云つた工程に供される。しかも半成形は
予備成形箱５₂からより無理なく迅速に達成され
る。

さらに、折畳み箱５₁の持ち運び中、第２図仮
想線に示されるように印刷胴４０を接触させて所
望の印刷を行うことができる４１は胴４０に対す
るインキングローラである。この印刷装置にラベ
ル貼着等他の外部作用手段を代替しまた併設する
こともできる。

発明の効果この発明によれば、箱吸着ヘツドが、箱収容部
の取出口と次工程箱受部との間で連続等速循環駆
動される循環移動部材に保持されて、折畳み箱を
取出口から外し出しそのまま箱受部への持ち運び
に連続移行し、箱受部に対し相互間で半成形しな
がら供給するから、箱の動きに従来のようなタイ
ムラグのある間欠式のものに比し連続的に能率よ
く必要作業を達成し得る。

特に、箱吸着ヘツドは、循環移動部材に対する
異なつた２つの回動中心を中心とした各動きを、
循環移動中個別のガイド手段により制御され、そ
の各動きの合成として、取出口との対向位置にお
いて取出口に近接し次いで取出口からほぼ直角な
向きに離れる箱外し出し軌跡を与えられて取出口
からの折畳み箱外し出しを行うので、前記連続し
た能率的な作業性を損わずに、周辺掛け止め型取
出口に保持されている折畳み箱を、迅速かつ確実
に外し出して持ち運ぶことができ、作業速度をさ
らに上げても外し出しおよびそれに連続した持ち
運びが不安定にならないので、能率および信頼度
の高いものとなる。

しかも、箱吸着ヘツドは、外し出した箱をその
一面を完全に開放した状態で安定保持して持ち運
ぶし、ガイド手段によつて所望の移動軌跡を与え
得るから、持ち運び中の箱に印刷やラベル貼着、
予備成形と云つた外部作業を施し易い。

さらに、箱吸着ヘツドが、異なつた２つの位置
の回動中心をもつて設けられ、第１の回動中心を
中心として回動する循環軸は、循環移動部材の、
回転中心から径方向に離隔した位置に回転自在に
設けられ、かつ、第２の回動中心を回転自在に支
持する保持腕を有していて、箱吸着ヘツドは、第
２の回動中心を中心として回動する中間軸に一体
とされ、箱吸着ヘツドの連続循環移動中、前記２
つの回動中心を各中心とした循環軸と中間軸の各
動きは、個別のカムでそれぞれ制御されているの
で、この箱マガジンからの箱吸着ヘツドの取り出
し軌跡は２個のカムで制御されこれらの各動きの
合成で箱吸着ヘツドに、取出口との対向位置にお
いて取出口に近接し次いで取出口からほぼ直角か
向きに離れる箱外し出し軌跡を与えるように構成
され得るもので、箱マガジンは固定レツジ方式で
よい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の要部を示す要部
斜面図、第２図は横断面図、第３図は縦断面図、
第４図は従来装置の一例を示す概略側面図であ
る。１……箱収容部、１ｂ……取出口、２……箱成
形コンベヤ（次工程）、２ａ……箱受部、５₁……
折畳み箱、５₂……予備成形箱、５₃……半成形
箱、６……循環軸、７……箱吸着ヘツド、１３，
２２……カム溝（ガイド手段）、３３……補助成
形アーム（同期循環移動部）、｛３４……ロータリ
バルブ、３５……吸引基管、３６……接続管｝
（真空吸引手段）、３７……Ｌ型レンジ（位置、姿
勢規制部）、O₁，O₂……回動中心。

Claims

【特許請求の範囲】１箱収容部の周辺掛け止め型取出口と次工程の
箱受部との間で連続に等速循環駆動される循環移
動部材に、真空吸引源との接続による吸着作用で
取出口から折畳み箱を外し出しその箱を箱受部へ
持ち運び相互間で半成形しながら供給する箱吸着
ヘツドが、異なつた２つの位置の回動中心をもつ
て設けられ、第１の回動中心を中心として回動する循環軸
は、循環移動部材の回転中心から径方向に離隔し
た位置に回転自在に設けられ、かつ、第２の回動
中心を回転自在に支持する保持腕を有し、箱吸着ヘツドは、第２の回動中心を中心として
回動する中間軸に一体とされ、箱吸着ヘツドの連続循環移動中、前記２つの回
動中心を各中心とした循環軸と中間軸の各動き
は、個別のカムでそれぞれ制御され、該各動きの合成で箱吸着ヘツドに、取出口との
対向位置において取出口に近接し次いで取出口か
らほぼ直角な向きに離れる箱外し出し軌跡を与え
ることを特徴とする折畳み箱の取出し半成形装置。２箱吸着ヘツドは、それに同期循環移動される
他の部分との相対移動によつて、両者間で吸着持
ち運び中の折畳み箱を予備成形する循環移動軌跡
がカムによつて与えられる特許請求の範囲第１項
記載の折畳み箱の取出し半成形装置。３箱吸着ヘツドは、吸着箱に対する位置、姿勢
規制部を有している特許請求の範囲第１項または
第２項記載の折畳み箱の取出し半成形装置。