JP4141687B2 - インラインカムを備える回転移送装置 - Google Patents

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    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
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Description

【0001】
1.発明の分野
本発明は、広義では、物品をピックアップし(取り上げ)、移送し、配送するようになっている装置に関し、より詳細には、ピックアップおよび配送ポイントにおいて、長いインライン運動、またはインライン近似運動を可能にするようになっているインラインカム機構を備える、回転移送装置に関する。
【0002】
2.背景情報
製造、組み立て、およびパッケージ動作において、種々の形状および寸法の物品を、信頼性をもって、正確に、かつ高速でピックアップし、移送し、配送することは、必要であり、かつ望ましいことである。
【0003】
回転移送装置は、一貫して望ましい取り上げ、および載置結果を得ることができるが、従来、別のタイプの回転移送装置も開発されている。本願の出願人に譲渡された米国特許第4,643,633号には、回転移送装置が示されており、この米国特許を、本明細書において参考例として援用する。
【0004】
物品をピックアップし、移送し、載置するための公知の装置および方法には、重大な限界と欠点があると考えられる。例えば、製造装置の各種の構造、および製造されるか、または処理される物品の種々の形状およびサイズにより、これら物品に損傷を与えることなく、これらの物品を、正確にかつ信頼できるようにピックアップし、移送し、載置することは容易ではない。
【0005】
深い入れ子状態となっている物品、および比較的長い末端部を備える物品には、特殊な問題がある。物品内に進入し、これに強固に接触するには、深い入れ子状となっている物品に対しては、長いステムを使用することが望ましい。また、深い入れ子状となっている物品および長い末端部を備える物品は、いずれも、ピックアップおよび配送の頂点近くで、ある程度以上に急速で回転させることはできず、またこれらの物品は、接触すると互いに損傷を与えることがある。従って、回転移送装置は、載置および配送の頂点において長いステムを有し、かつ伸長されたインライン運動をすることが望ましい。
【0006】
本発明の回転移送装置は、現在の技術に対する改良をなしているものと信ずる。ピックアップポイントおよび載置ポイントにおいて、比較的長いステムを有し、伸長されたインライン運動またはインライン近似運動をする装置を提供するために、回転移送装置の二次運動に対し、インラインカム運動が加えられる。
【0007】
このような伸長されたインライン運動は、移送機構と物品との間の正確な接触を促進し、更に深い入れ子状となっている物品と、比較的長い製品末端部を有する物品のいずれに対しても、移送装置がうまくピックアップし、かつ載置できるようにしている。
【0008】
発明の概要
本発明は、物品をピックアップし、移送し、載せるようになっている回転移送装置を提供するものである。大まかに言うと、フレーム構造体と、一次本体と、少なくとも1つの二次本体と、物品移送機構と、インラインカム機構とを備えている。
【0009】
フレーム構造体は、主シャフトを支持しており、この主シャフトは、駆動源によって駆動され、フレーム構造体に対して回転するようになっている。一次本体は、主シャフトに接続されており、この主シャフトと共に回転する。一次本体には、少なくとも1つの第1遊星シャフトが回転自在に接続されており、この第1遊星シャフトは、主シャフトに対して回転する。
【0010】
第1遊星シャフトの数は、二次本体の数に対応していることが好ましい。各二次本体は、第1遊星シャフトの1つに接続されており、このシャフトと共に回転する。各二次本体のには、第2遊星シャフトが回転自在に接続されており、この第2遊星シャフトは、第1遊星シャフトに対して回転する。
【0011】
各物品移送機構は、第2遊星シャフトの1つに接続されており、所定位置において物品をピックアップし、移送し、配送し、載置するようになっている。物品移送機構は、遠方端を有するステムを有し、この遠方端の運動は、主シャフトを中心とするパスを構成する。このパスは、少なくとも1つの頂点を有し、この頂点の位置において、ステムの遠方端はインライン運動して移動する。インラインカム機構は、各頂点におけるインライン運動を伸長させる。
【0012】
本願では、「インライン運動」なる用語は、インライン近似運動、すなわちインライン運動に近い運動を含むものと定義する。
【0013】
一次本体は、一次運動にて移動し、二次本体は、二次運動にて移動する。適当にタイミング制御された、またはプログラムの組み込まれたモータ、例えばサーボモータを使って、主シャフト、第1遊星シャフト、および第2遊星シャフトを駆動し、所望する一次運動および二次運動を生じさせることができる。
【0014】
これら運動を生じさせる機械的手段について図示し、説明する。フレームには、一次固定ギアが取り付けられ、または他の方法で接続されており、この一次固定ギアを主シャフトが貫通し、この一次固定ギアに対して回転するようになっている。各第1遊星シャフトには、一次遊星ギアが取り付けられており、第1回転手段を介して、一次固定ギアと回転連動するようになっている。
【0015】
一次本体には、二次固定ギアが取り付けられるか、または他の方法で接続されており、各第1遊星シャフトは、二次固定ギアの1つを貫通し、これに対して回転するようになっている。各二次遊星シャフトには、二次遊星ギアが取り付けられており、第2回転手段を介して二次固定ギアと回転連動するようになっている。
【0016】
第1固定ギアを中心として第1遊星シャフトを回転させるための第1回転手段は、これら2つのギアの間に噛合するように配置された第1アイドルギア、またはこれら2つのギアのまわりに配置された連続チェーンのいずれかを有する。
【0017】
同じように、第2固定ギアを中心として第2遊星ギアを回転させるための第2手段は、第2固定ギアと第2遊星ギアとの間に噛合するように配置されたアイドルギア、または第2固定ギアと第2遊星ギアとのまわりに噛合するように配置された第2連続チェーンのいずれかから成っている。
【0018】
各物品移送機構は、真空源からの真空力を所定のタイミングで加えるための中空シャフトと、ピックアップ位置で物品に接触する中空シャフトに連通する少なくとも1つの調節自在な真空カップとを有する。中空シャフトは、二次遊星シャフトでもよいし、またその一部でもよい。また二次遊星シャフトと同軸状に整合した別個のシャフトでもよい。
【0019】
ピックアップ位置から物品を除くために、真空力が加えられ、載置位置または配送位置へ移送する間、この真空力は維持され、載置位置で物品を解放するために真空力は除かれる。物品移送機構は、一般に第2遊星シャフトから外側に配置されている。
【0020】
回転移送装置は、一次運動と二次運動を行い、これらの運動は、図示された機械的実施例に対して、適当なギア比を用いてタイミング制御されると、種々の利用可能な移送パス、および利用可能な物品ピックアップ位置、および配送位置を提供する。
【0021】
一次遊星ギアと一次固定ギアとの間のギア比は、装置の他の外側要素に対する走行の頂点位置の数を決定する。これら頂点の各々では、任意の数のプロセス固有の動作を実行できる。例えば第1頂点で物品をピックアップし、物品にラベルを載せるよう、第2頂点で物品を提供し、第3頂点で、コンベア上に物品を再スタックするか、または物品を載せることが望ましい。これらの頂点で実行されるその他のプロセスとしては、例えば印刷、スコアリング、折りたたみ、糊付けおよびスキャニングが挙げられる。
【0022】
二次遊星ギアと二次固定ギアとの間のギア比により、物品移送機構は、主シャフトのまわりを走行する間、連続して外側の位置に向き、他の物品または装置に接触することなく、または装置自体の物理的寸法を拡大しなくても、比較的大きい物品を効果的に移送できる。
【0023】
深い入れ子状の物品、および長い製品末端部を有する物品に対しては、伸長されたインライン運動、またはより長いステム長さが望ましく、またはそれらが必要である場合がある。
【0024】
4ストップの二次運動を行う回転移送装置は、比較的長いステムを使用できるようにするものであり、ある程度のインライン運動を提供する。インラインカム機構は、製品パスの頂点の近くで、インライン運動を伸長、増強または長くするような所定のオフセット運動を二次固定ギアに加える。伸長されたインライン運動の利点として、深い入れ子状となっている製品、および比較的長い製品末端部を有する物品を、うまくピックアップできること、およびこれら物品を再スタックまたは他の方法で、マガジン内またはコンベア上に載置できるようにすることが挙げられる。
【0025】
更に、例えばスキャナーを通過する物品上のバーコードラベルをスイープしたり、または高速移動するコンベア上に物品を正確に載せることが望ましい。この場合、物品と載置位置との間の相対的運動は、正確な載置をする上で極めて重要である。
【0026】
本願出願人に譲渡され、本明細書で参考例として援用する米国特許第4,901,843号に示されている前進カム運動を一次固定ギアに加えて、物品の速度とコンベアまたはコンベア上を走行する製品の位置を、載置位置で一致させることができる。
【0027】
当業者であれば次の説明、特許請求の範囲、および図面を参照することにより、本発明の特徴、利点および目的が明らかとなると思う。
【0028】
詳細な説明
図面には、本発明の好ましい実施例が示されており、符号10で全体が示されている。回転移送装置10について、まずその主な構造要素に関して説明し、次にその一次運動および二次運動に関して説明し、次に二次運動を行う回転移送装置のより詳細な構造、または機能的要素、およびある位置から別の位置へ正確に物品をピックアップし、移送し、配送するよう協働する、インラインカム機構に関して説明する。最後に、回転移送装置に追加できる前進カム機構について説明する。
【0029】
主要構造要素
まず、図7〜図8および20を参照する。この回転移送装置10は、フレーム構造体12と、一次本体14と、少なくとも1つの二次本体16と、物体移送機構18と、インラインカム機構20とを備えている。
【0030】
フレーム構造体12は、主シャフト22を支持しており、主シャフト22は駆動源24によって駆動され、フレーム構造体12に対して回転するようになっている。
【0031】
一次本体14は、主シャフト22に接続されており、この主シャフト22と共に回転する。一次本体14には、少なくとも1つの第1遊星シャフト26が回転自在に接続されており、このシャフトは、主シャフト22に対して回転する。第1遊星シャフト26の数は、二次本体16の数に対応していることが好ましい。
【0032】
各二次本体16は、第1遊星シャフト26のうちの1つに接続されており、これと共に回転する。二次本体16には、第2遊星シャフト28が回転自在に接続されており、第1遊星シャフト26に対して回転するようになっている。
【0033】
第2遊星シャフト28の1つには、各物品移送機構18が接続されている。この移送機構18は、所定位置において物品をピックアップし、移送し、配送/載置するようになっている。
【0034】
この物品移送機構18は、遠方端32を備えるステム30を有し、この遠方端32は、主シャフト22を中心としてパス34を構成している。このパス34は、少なくとも1つの頂点36を有し、この頂点36において、ステム30の遠方端32は、インライン運動を行って移動する。このインライン運動は、本願の目的のために物品運動のラジアル成分が主シャフト22を中心とする回転成分よりもかなり大きくなるような、ステムのインライン運動、またはインライン近似運動を含むものと定義する。このインラインカム機構22は、各頂点36においてインライン運動を伸長する。
【0035】
図示の実施例では、一次本体14は、一次運動で移動し、第2本体16は、二次運動で移動する。フレーム構造体12には、一次固定ギア38が取り付けられており、主シャフト22は、一次固定ギア38を貫通し、これに対して回転するようになっている。
【0036】
各第1遊星シャフト26には、一次遊星ギア40が取り付けられており、この遊星ギアは、第1回転手段を介し、一次固定ギア38と回転自在に連動する。一次本体14には、少なくとも1つの二次固定ギア42が取り付けられており、各二次固定ギア42を、第1遊星シャフト26のうちの1つが貫通し、各ギア42と共に回転するようになっている。
【0037】
各二次遊星シャフト28には、二次遊星ギア44が取り付けられており、この二次遊星ギア44は、第2回転手段を介して二次固定ギア42と回転自在に連動する。
【0038】
一次固定ギア38を中心として第1遊星ギア40を回転させるための第1回転手段は、ギア38と40との間に噛合した状態で配置された第1アイドルギア46、またはギア38と40のまわりに配置された連続チェーンのいずれかを含む。
【0039】
同じように、二次固定ギア42を中心として二次遊星ギア44を回転させるための第2手段は、ギア42と44との間に噛合するように配置された第2アイドルギア48、またはギア42および44のまわりに噛み合うように配置された第2連続チェーンのいずれかを含む。
【0040】
各物品移送機構18は、真空源、および少なくとも1つの調節自在な真空カップ52からの真空をタイミング制御しながら加えるための中空シャフト50を有し、調節自在な真空カップ52は、ピックアップ位置にて物品に接触する中空シャフト50と連通している。中空シャフト50は、第2遊星シャフト28またはその一部でもよいし、また第2シャフト28と同軸状に整合した別個のシャフトでもよい。
【0041】
ピックアップ位置から物品54を除くために真空力が加えられ、載置位置または配送位置へ移送する間、この真空力は維持され、載置位置で、物品54を解放するために真空力は除かれる。この物品移送機構18は、一般に第2遊星シャフト28の外側に配置されている。
【0042】
一次運動および二次運動
上記のように、回転移送装置10は、所望する製品通路、すなわち移送通路を得るために、一次運動と二次運動とで移動する。図5〜図6に示されている二次運動10aを行わない回転移送装置を参照して、一次運動について説明する。
【0043】
二次運動10aを行わない回転移送装置は、一般にフレーム構造体と、駆動源によって駆動され、フレーム構造体に支持された回転自在な主シャフト22と、主シャフト22に接続された一次本体とを有する。一次本体14には、少なくとも1つの第1遊星シャフト26が回転自在に接続されており、このシャフトは、主シャフト22に対して回転する。各遊星シャフト26には、物品移送機構18が取り付けられており、この遊星シャフト26と共に回転する。
【0044】
この結果生じるこの装置10aに対する製品パス、すなわち移送パスの全体が、図1の時間−位置関係図に示されている。2つのセグメントが示されている。すなわち、主シャフト22の中心から第1遊星シャフト26、すなわち真空シャフト50の中心までの長さを示す一次本体ラインセグメント56の組と、吸引カップ52の先端から真空シャフト50の中心までの長さを示すステムラインセグメント58の組が示されている。製品パス34内の頂点を形成するように、真空シャフト50を中心としてステム30が回転する。
【0045】
一次遊星ギア40と一次固定ギア38との間のギア比は3:1であるので、図示された3ストップ装置は、3つの頂点を発生する。図示された実施例が、矢印方向に回転する場合、物品は、10時の位置でピックアップされ、6時の位置で載置される。この装置は、反対方向に回転してもよく、またピックアップ位置と載置位置とを逆にしてもよい。
【0046】
3ストップの二次運動を行わない回転移送装置について、2つの潜在的問題が生じることが判る。第1に、物品54は、主シャフト22を中心として、120度移動するごとに、物品54が240度回転するように、物品54は主シャフト22に向かって回転する。この余分な運動は、ピックアップおよび載置処理速度全体を妨げたり、異なる頂点の間を走行する物品が互いに接触したり、主シャフトに抗して物品が接触したり、打ったりすることもある。
【0047】
第2に、頂点34は、物品54とステム30とが、頂点36でインライン運動しながら移動しないことを意味する大きなテーパを有する。従って、物品54は、ピックアップ頂点および載置頂点に過度に近い位置で回転させられ、深い入れ子状の製品、または比較的長い製品末端部を有する製品は、マガジンまたはコンベアと干渉する。このような干渉は、物品の末端部60における重なった図によって示されている。
【0048】
この干渉によって、物品にしわがよったり、物品が破壊されたり、または他の態様で破損されたり、またこれらポイントで物品移送機構18が物品をグリップできなくなることがあり得る。従って、製品パスの頂点36において、伸長されたインライン運動が行われることが望ましい。
【0049】
図7、図8に示すように、二次運動10bを行う回転移送装置によって生じる二次運動全体は、図2および図4の時間−位置の関係図によって示されている。ここには3つのセグメントが示されている。一次本体ラインセグメント56の組は、主シャフト22の中心から第1遊星シャフト62の中心までの長さを示し、二次本体ラインセグメント62の組は、第1遊星シャフト26の中心から第2遊星シャフト28、すなわち真空シャフト50の中心までの長さを示す。ステムラインセグメント58の組は、吸引カップ52の先端から真空シャフト50の中心までの長さを示す。
【0050】
図1に示された、3ストップの、二次運動を行わない装置10aを参照して説明した問題は、二次運動を追加することによって、少なくとも多少軽減される。例え、ば一次固定ギア42と二次遊星ギア44との間のギア比が1:1の場合、物品54は、主シャフト22から離間した状態に止まる。
【0051】
この二次運動装置は、カートンのような比較的長い物品、またはより長い末端部60を有する物品を移動させ、載置するのに特に有効である。その理由は、例えば回転移送装置の寸法上の条件を装置の内部にあるこれら大きい物品の運動に合わせる必要がないからである。
【0052】
一次遊星ギア40と一次固定ギア38との間のギア比が3:1となっている、図2〜図3に示された3ストップ装置の場合、物品54は、主シャフト22を中心として120度走行するごとに、120度しか回転しない。その結果、全体の製品運動は小さくなり、頂点36である程度のインライン運動が行われ、載置およびピックアップ位置の近くでの製品の回転は小さくなり、最終的に、物品への損傷は少なくなり、全体の精度は大きくなる。
【0053】
図4に示されているように、一次遊星ギア40と一次固定ギア38との間のギア比が4:1である、4ストップの、二次運動を行う回転移送装置10bは、頂点36でより大きい程度のインライン運動を生じさせ、載置およびピックアップ位置の近くでは製品の回転を小さくする。この4ストップの、二次回転運動を行う移送装置は、より長いインライン運動の他により深い入れ子状の物品に強固に接触することが望ましい、より長いステム長さ30および58を有し得る。
【0054】
図示の実施例が、矢印方向に回転した場合、物品は、9時の位置でピックアップされ、6時の位置で載置される。この装置は、別の方向に回転してもよく、その他のピックアップおよび載置ポイントを使用することもできる。
【0055】
二次運動回転移送装置の詳細な要素
図7〜図8を参照する。ここに示された回転移送装置10は、フレーム構造体12と、駆動源24と、真空ポンプ(図示せず)に接続された真空源導管64とを有する。フレーム構造体12は、剛性で、管状の金属構造体、または同様な構造体である。フレーム構造体12は、種々の機械化された動作、装置およびデバイス、例えば所定の物品、例えばカートン、カップ、ラベルなどを除去し、移送し、または廃棄しなければならないアセンブリライン、パッケージ機器またはコンベアシステムと協働するように設計し、製造することができる。
【0056】
図示されたフレーム構造体12は、一般にフロア上に載置されるか、またはコンベアシステムなどの近くのスタンドに載置された自立ユニット、またはかかる装置の一部として製造することもできる。
【0057】
フレーム構造体12には、主シャフト22がジャーナル接続されている。このシャフト22は、回転自在であり、モータまたはその他の駆動源24によって駆動される。図8に示されるように、駆動源24には、垂直ドライブシャフト66の一端を接続し、他方の上端部をベベルドライブギア68に接続できる。主シャフト22には、ベベルドライブギア68に連動するベベルドライブギア70が取り付けられ、主シャフトおよびこれに取り付けられた部品、およびこれら部品に連動する部品を駆動するようになっている。
【0058】
図には特に示されていないが、ドライブシャフトを回転するようになっているダイレクトドライブモータのような駆動源は、別にギア、スプロケットおよびチェーン、またはプーリーおよびベルトを含むことができる。
【0059】
主シャフト22には、これと共に回転するように一次本体14が取り付けられている。この一次本体14は、2つの対向するプレート部材76と74とを有する。安定化用および保護用に、別のサイドプレート部材72を使用することもできる。アンカーバー部材78により、フレーム構造体12に一次固定ギア38が移動不能に固定、すなわち取り付けられている。従って、一次本体14は、主シャフト22と共に回転するが、一次固定ギア38は固定位置に止まる。
【0060】
第1アイドルギア46を介して、一次固定ギア38を中心に、一次遊星ギア40および第1遊星シャフト26が回転し、第1アイドルギア46は、一次固定ギア38および一次遊星ギア40と回転自在に連動するように、これらギアと噛み合う。
【0061】
更に、プレート72と76との間で、第1アイドルギア46をアイドルシャフトが貫通しているか、一次遊星ギア40を第1遊星シャフト26が貫通しており、これら同じ2つのプレート72と76との間に取り付けられている。従って、主シャフト22によりプレート部材72と76とが回転される際に、第1アイドルギア46は、一次固定ギア38との連動によって駆動され、一次遊星ギア40は、アイドルギア46に対して逆方向に回転される。
【0062】
一次遊星ギア40と一次固定ギア38のそれぞれの初期位置の間のギア比は、頂点の数および位置、または一次遊星ギア40に固定された要素の外見上の位置を決定する。例えばギア比が3:1であると、頂点位置は3つとなる。その理由は、一次遊星ギア40は、一次固定ギア38を中心とする各軌跡に対して3回回転するからである。
【0063】
これら頂点位置の正確な繰り返し性によって、この装置は、これらの位置で、所定の機能、例えばピックアップ、プリント、および糊付けを実行できる。アイドルギア46の円周、すなわち最初の歯数は、頂点位置の数に影響しない。従って、異なるサイズの遊星ギア40に適合するように、その頂点を単に変えるだけで、3:1の遊星ギア、または4:1の遊星ギアに対して、同じアイドルギア46を使用できる。
【0064】
第1遊星シャフト26は、一次遊星ギア40および一次本体14から内側に伸び、全体がプレート部材80および82から構成された二次本体16は、第1遊星シャフト26と共に回転できるように、これに取り付けられている。
【0065】
第1遊星シャフト26を中心に、プレート80と82との間に二次固定ギア42が取り付けられており、二次固定ギア42と一次本体14のプレート部材との間に剛性接続されたアンカー部材84または同様な装置によって、二次固定ギア42は一次本体14に対して保持されている。
【0066】
二次遊星ギア44は、二次アイドルギア48を介し、二次固定ギア42を中心として回転する。第2遊星シャフト28は内側に延びており、二次遊星ギア44と共に回転させられる。
【0067】
物品移送機構18は、二次遊星シャフト28を形成するジャーナルを有する中空の回転自在な移送シャフト50と、真空マニホールド86と、少なくとも1つの外側に延びる真空カップ52とをゆうする。これら真空カップ部材は、スロット付き取り付けプレートに調節自在に取り付けできる。そのため、真空カップを調節することによって、被移送物品の条件に合わせることが可能となっている。
【0068】
物品移送機構内で使用される真空カップの数および配置は、物品の寸法に応じて、物品を適当に把持するように変更できる。4つの真空カップを正方形に配置した場合、インライン運動によって、各カップは物品に有効に接触することができる。
【0069】
真空カップの端部と回転自在な移送シャフトとの間の距離をステム長さと称し、深い入れ子状となっている物品に対しては、ステムをより長くすることが有利であり、かつ必要である。しかし、物品のサイズおよび形状、および回転移送装置自体の寸法により、ステムのサイズは制限される。
【0070】
図7に示されている装置10は、3つの物品移送機構18を有するものとして設計されているが、二次本体内のギアをより明瞭に示すために、第3の移送機構は省略されている。移送機構は、図示するように、噛み合う二次遊星ギア44と第2アイドルギア48によって駆動される。これらのギアは、二次本体16の一部として二次固定ギア42に対して回転し、次に二次本体16は、一次本体14に対して回転する。他の移送機構18を駆動するのに、このような同じ回転手段を使用する。
【0071】
真空カップおよびマニホールド、並びに中空シャフトには、中空ステムが連通している。導管を介して、真空源には、内部にスロットとポートが設けられた真空バルブ、すなわちポートを備えた金属バルブおよび整合するスロットが設けられた回転ナイロンバルブが接続されており、カップに加えられる真空力を交互に制御するようになっている。
【0072】
図8に示されているように、真空源の導管64は、協働するスロットとポートが設けられた真空バルブに接続可能に連通している。これら内部にスロットが設けられたバルブは、当業者には公知である。このバルブは、多数のホースおよび中空シャフトを介して、物品移送機構に所定の真空力を加える。
【0073】
スロット付きバルブからは、真空ホース180が延びており、このホースは、中空シャフト182に連通し、次にこの中空シャフト182は、真空ホース184により、シャフト28である中空シャフト50に連通している。真空マニホールド86は、真空シャフト50に連通しており、真空カップ52に、1対の真空ホース186がそれぞれ連通している。
【0074】
物品移送機構の頂点位置で真空作動する精密な位置を微調節するように、これら協働するスロット付き真空バルブは、回転方向に調節自在であることが好ましい。物品の供給が中断されたり、物品を載せるべき製品源がストップした時に、回転装置の真空力を停止するようになっている連動機能をバルブに設けることが好ましい。これらの機能は、ナイロンバルブ内で追加ポートを使用したり、電子アイ、マイクロスイッチを使用したり、ソレノイドバルブを使用することによって提供される。
【0075】
回転移送装置の性質および速度によっては、例えば図7に示すように、プレート部材の内側上方部分に、カウンターバランスウェイト188を取り付け、スムーズで、かつ連続的な運動をさせるようにしなければならなかったり、そのようにすることが望ましいこともある。
【0076】
インラインカム機構
二次運動回転移送装置では、インラインカム機構20は、第2遊星シャフト28に対して振動回転オフセット運動をすることによって、ステム30のインライン運動を伸長する。この振動回転オフセット運動の利点は図示されている。
【0077】
図23は、一次固定ギア38を中心として、頂点36に向かって二次運動回転移送装置10bが30度進む運動を示しており、図22は、一次固定ギア38を中心として、頂点36から離間するように30度後退するインラインカム機構10cを備えた二次運動回転移送装置の運動を示している。
【0078】
インラインカム機構20がない場合、ステム30、58は、比較的大きい回転を行い、その結果、入れ子状または剛性物品が破損することがある。カップ52は、頂点に向かうテーパ付きパス88に従うが、第2遊星シャフト28、すなわちステムラインセグメント58と二次本体ラインセグメント62との間の接合部は、インラインパス90の反対側で延びている。
【0079】
インラインカム機構20により、ステム30、58は、かなり小さく回転する。カップ52は、インラインパス90に従い、第2遊星シャフト28は、インラインパス90とより密接に整合した状態に止まる。
【0080】
次に、図20、図21、および図7を参照する。二次遊星ギア44には、第2遊星シャフト28が取り付けられており、二次遊星ギア44は、第2固定ギア42に回転自在に連動している。インラインカム機構20は、二次固定ギア42を振動させ、第2遊星シャフト28に、所望の振動回転オフセット運動をさせる。
【0081】
種々のカムシステム構造を使用することもできる。インラインカム機構20は、カム構造体92を有し、このカム構造体は、第1遊星シャフト26に接続されるか、または他の方法で共に回転するようになっている。図示のカム構造体92は、所定のカム形状94と、カム構造体92のカム形状94に協働するようになっているカムフォロワー96と、カムフォロワー96を二次固定ギア42にリンクするようになっているカムリンク98とを有する。
【0082】
矢印方向に、カムフォロワー96が上下運動すると、第2固定ギア42が振動する。例えば各カムリンク98は、レバーアーム100と、リンクアーム102とを有することができ、レバーアーム100は、一次本体14に枢着された第1部分104と、カムフォロワー96に接続された第2部分106と、リンクアーム102にヒンジ留めされた第3部分108とを有する。二次固定ギア42には、リンクアーム102が作動的にリンクされている。
【0083】
カムフォロワー96の所定の上下運動によって、レバーアーム100は枢動し、これにより、リンクアーム102は、二次固定ギア42に所望の振動回転オフセット運動を与える。
【0084】
次に図22と共に、図24、図25を参照する。二次固定ギア42、最終的には第2遊星シャフト28は、ステム30の遠方端が頂点36から後退する際の制御された運動、および調和運動によって、更にステム30、58が頂点36に向かって前進する際の調和運動、および制御された運動によって振動される。
【0085】
この制御された運動は、第2遊星シャフト28に対する所定のオフセットであり、このオフセットによって、インラインカム機構のない二次運動装置に対して得られるテーパ付きパス88ではなく、インラインパス90内の所望する伸長されたインライン運動を与える。
【0086】
カム構造体92、特にカム形状94のプロフィル110は、頂点に対して接近したり、これから離間する、所望する制御された運動を発生するようになっている。例えば、4ストップの、二次運動を行う回転装置では、パスは、4つの頂点を有する。各第2遊星シャフト28が連続する頂点の間で、一次固定ギア38を中心に90度走行する際に、この第2遊星シャフト28は、360度フル回転する。従って、カム形状94は、頂点から離間するように後退する運動、および頂点に向かって前進する運動を制御するための部分を含む。
【0087】
制御された部分に対する所望するカムプロフィル110は、所望するインライン運動からの後方への働きにより、すなわち、インラインパス90を発生するステムラインセグメント58bに対し、テーパ付きパス88を発生するステムラインセグメント58aからの必要なオフセットを決定することによって決定される。
【0088】
図25に示すように、第2遊星シャフトに対する必要なオフセットアングルは、頂点近くのどの回転度に対しても、例えば一次固定ギア38を中心とする30度、または4ストップ装置におけるカム構造体92の120度に対して、第2遊星シャフトに対する必要なオフセット角度を決定できる。
【0089】
一次固定ギア38を中心とする最初の1度または11度の回転中に、全くオフセットは必要ないか、または最小量のオフセットでよい。従って、カムプロフィルの最初の43度は、カムフォロワー96の上下動がない停止部分でよい。
【0090】
しかし、その後、ステム30の回転を防止し、カップをインラインパス90内に維持するには、第2遊星シャフト28のより実質的なオフセットが必要であるので、所定の制御部分が必要である。図25で決定されるような第2遊星シャフト28の所望するオフセットは、図24のカムプロフィル110に対するカムフォロワーの所望する上昇運動に変換される。この関係は、カムリンク98の幾何学形状および内部に含まれるレバーの機械的な特徴に応じて決まる。
【0091】
1つの頂点からの後退運動と、別の頂点に向かう前進運動との間の移行をスムーズにするために、カムプロフィル110は、これら頂点間の中間ポイント、すなわちカムの180度によって別の休止部分にスムーズに移行するようになっている調和部分を含む。インラインまたはインライン近似運動におけるある頂点からステムを後退させるようになっているカムプロフィルの鏡像関係を使って、同様なインライン運動またはインライン近似運動における頂点に向かって、ステムを前進させてもよい。
【0092】
従って、図24に示すように、カム形状94は、頂点休止部分112と、制御された後退運動部分114と、後退調和運動部分116と、移行休止部分118と、前進調和運動部分120と、制御された前進運動部分122とを含むプロフィル110を有する。
【0093】
4ストップの、二次運動を行う回転移送装置の好ましい実施例では、頂点休止部分112は、第2遊星シャフト28に対し、回転オフセット運動を生じさせず、この部分は、0度〜43度の間で発生し、カム構造体92における317度〜360度の間で鏡像関係にある頂点休止部分112が生じる。この場合、カム構造体92における0度は、各頂点36に対応する。
【0094】
4ストップ装置では、ギア比は4:1となっているので、カム構造体92における43度の角度は、一次固定ギア38を中心とする約10.75度の回転に対応する。制御された運動部分114、122は、第2遊星シャフト28に対する所望する振動回転オフセットを発生する。カム構造体92における43度〜120度の間で制御された後退運動部分114が発生し、カム構造体92における240度〜317度の間で鏡像関係にある制御された前進運動部分122が発生する。
【0095】
調和運動部分116、120は、第2遊星シャフト28に対し、回転オフセット運動を発生させ、頂点36の間の移行をスムーズにする。120度〜約165度の間で後退調和運動部分116が発生し、約195度〜240度の間で鏡像関係にある前進調和運動部分120が発生する。調和運動部分116、120の間、すなわちカム構造体92の約165度〜195度の間で、移行休止部分118が発生する。
【0096】
カム前進機構
多くの物品移送プロセスでは、物品と載置位置、すなわちコンベア124または、例えばコンベア上の物体との間の相対運動によって、物品54を正確に載置する上での問題を発生させる。例えば移動中の物体、例えばパッケージにクーポンまたはラベルを載せたり、またはカートン上にウィンドー要素を載せることは本来的に困難であり、特に高速載置動作では個々のクーポンとパッケージとの間で相対的な運動が行なわれる場合、破損を引き起こすことがあり得る。
【0097】
前進中のカム機構126は、移動中の対象上に物品を移動させながら載せるよう、物品が載せられる際の間欠的かつ同期された前進運動を実行することによって、この問題を克服している。カム前進機構に対するその他の応用例を考え付くことが可能である。例えば物品上のバーコードを移動させるか、頂点の1つに設けられたバーコードリーダーを通過するように、前進またはスイープさせることができる。
【0098】
米国特許第4,901,843号には、二次運動をしない回転移送装置と共に、前進カム機構(ACM)126が示されている。この米国特許は、本願出願人に譲渡されており、本明細書で参考例として援用する。
【0099】
しかし、図7に示すように、この前進カム機構126を、二次運動をする回転移送装置と共に使用してもよい。この前進カム機構126は、物品移送機構18が、物品を載置またはピックアップするための頂点位置の1つに接近する際に所定の回数だけ、中心ギア38、すなわち以前制止していたギアを回転または振動させる。この前進カム機構には、種々のカム、カムフォロワーおよびカムリンク装置を組み込むことができ、複数の中心ギアおよび物品移送機構を有する装置に、この前進カム機構自体を組み込むこともできる。
【0100】
前進カム機構126は、物品の速度がコンベアの速度または、コンベア上の対象の速度にほぼ一致するように、製品パスの頂点位置にある物品を加速する。この走行のうちの頂点位置36は、物品が移動対象上に解放される回転移送装置の底部に位置するように示されている。
【0101】
しかし、上記のように、他の応用例では、別の配送頂点、すなわちポイントで同じような前進をさせなければならないことがある。
【0102】
図13は、物品を移動中の対象上に載せる走行路のうちの下方頂点、すなわち載置位置における物品移送機構18の前進運動を示す幾何学的な時間−位置図を示す。ここに示されている前進カム機構126は、カム曲率形状、すなわちトラック130を備えたオープンカム構造体128を有する。別のカム構造体を使用することも可能である。
【0103】
カムローラーアーム134の一端には、カムローラー、すなわちカムフォロワー132が回転自在に接続されており、カムローラーアームは、他端部にフレーム134の固定された枢着部を有する。アームの両端の間の枢着部は、リンクアーム138を前進リンク140に取り付けている。カムローラー132と周辺カムトラック表面130との接触を維持するように、カムローラーアーム134に押圧手段142が接続されている。前進リンク140の他端部は、直接中心ギア38に固定されているか、または中心ギアが中心シャフトに固定されている場合には中心シャフトに固定されており、矢印が示すようなリンクアーム138に対する前進リンク140の端部に対する上下運動の結果、直接矢印が示すような中心ギア38の振動運動が生じる。
【0104】
特に図13は、カム128が回転移送装置10と同期して回転される際に、位置1、2、3、4および5と表示されたカムトラック130の外側のカーブした位置に対応するカムローラーの位置に対する物品移送機構18の運動を示している。
【0105】
固定ギア38を有する標準的な回転移送装置の1マシンサイクルでは、物品移送機構は、ゼロ速度で頂点位置にあるマガジンから物品をピックアップする。換言すれば、真空カップが瞬間的にその位置で停止し、真空力が作用しながら物品をピックアップする。
【0106】
その後、物品移送機構18は、載置位置に達するまで支持プレートに対する一定回転速度、すなわち運動を行い、載置位置において、物品移送機構は別の頂点位置に達し、再びゼロ速度において真空力を弱めながら物品を解放する。
【0107】
その後、物品移送機構は再び一定速度で走行し、中心、すなわち固定ギアと遊星ギアとの間のギア比に応じた元の頂点位置に達するまで、この低速運動を続ける。例えば物品が載置位置の前の糊付けステーションに接触できるよう、第3頂点位置を設けることもできる。
【0108】
前進カム機構126を有する回転移送装置の1マシンサイクルでは、物品移送機構は、その第1頂点位置にあり、瞬間的なゼロ速度となっている場合に、貯蔵マガジンから物品が除かれた後に異なる運動が始まる。
【0109】
その後、物品移送機構は標準的な定速の運動を行い、例えば位置1に示されるようなカムトラックの曲率130の変化により、物品移送機構18が減速されるまで、この定速運動を続ける。装置の通常動作の定速運動と対照的に、物品移送機構18の真空カップは、カムトラック130によって生じる減速運動に起因してバックアップする。
【0110】
その後、位置2において、物品移送機構は対象の速度に到達、すなわち一致するまで加速を続け、一致すると、位置3にて物品が載置される。物品移送機構は、位置5における固定ギア回転装置の標準動作と比較して、真空カップがその通常位置に戻るまで、位置4における加速を続ける。
【0111】
その後、物品移送機構は、通常の、すなわち標準速度で走行を続け、移送機構が第1頂点位置でゼロ速度に達する際に、マガジンから別の物品が除かれるまで、この走行を続ける。
【0112】
図15は、本発明の装置の要素および協働構造並びに前進運動機構を更に示す分解図である。移送装置は、対向するサイドプレート構造体142を有し、近い方のプレート構造体は、ガード密閉体144を有するように示されている。この装置は、2つのギア、すなわち外側中心ギア146と、内側中心ギア148とを有する。
【0113】
図16に更に示すように、外側中心ギア146は、1組の遊星ギアと連動する、1対のジャーナル支持されたアイドルギアを駆動することにより、1組の物品移送機構を駆動するようになっている。一方、内側中心ギア148は、他の組の遊星ギアと連動するアイドルギアを駆動することにより、別の組の物品移送機構を駆動するようになっている。
【0114】
中心シャフト22には、中心ギア146、148ではなく、カム構造体150、タイミングプーリー152、ドライブプーリー154、および真空バルブ156が取り付けられており、主シャフト22は、ピローブロックベアリング構造体158、プーリーを主シャフト22に固定するのに使用されるテーパロックブッシング160および使用するためにサイドプレート構造体142のまわりにアセンブリを合体するためのベアリング構造体162を使用している。
【0115】
真空カップシャフト164は、ジャーナル支持された端部166およびカップを所定時間および位置で附勢したり除勢したりするように、真空ライン176を介して、バルブ156に連通するように接続された真空ブロック168を有する。中心ギア146には、前進リンク172が接続され、この中心ギア146から延びており、前進リンク174は中心ギア146内のスロットを貫通し、締結具またはボルトによって、中心ギア148に接続されている。従って、前進リンク174は、図16に示すように、中心ギア146によって往復動する。
【0116】
回転装置の中心シャフト22は、このシャフトと共に回転するように取り付けられた、閉じたカム構造体150を有する。従って、カムフォロワー132がカムトラックスロット130の内部に載る際に、フレームポイントで枢着されているそれぞれのカムローラーアームにより、それぞれのリンクアームは、内外の中心ギアにそれぞれ接続されているそれぞれの前進リンク部材に振動運動をさせる。
【0117】
4つの移動機構の装置のスムーズな作動を維持するためには、第1中心ギアを中心とする第1の対の対向する移送機構をドライブし、第2中心ギアを中心として、第2の対の対向する移送機構を駆動することが有利である。このような配置により、2対の移送機構を互いに独立して振動させることが可能となる。従って、1つの中心ギアが1つの物品をピックアップする別の移送機構の精度に悪影響を与えることなく、移送機構が物品を載置する際に移送機構の所望する加速度が得られるように、中心ギアを振動させることができる。
【0118】
図14は、閉じたカム構造体130を示し、図16は、前進カム機構126のためのリンクを示す。閉じたカム機構130は、カムフォロワー132を受けるための内部に配置された、カム曲率スロットまたはカムトラック130を有する。このカム曲率スロットは物品移送機構の前進運動を生じさせるための特定の休止時間および特定の傾きを有するように示されている。
【0119】
カムの中心に対するカムトラック曲率、すなわちラジアル変化は、カムフォロワーの運動に直接影響するので、A〜Hと表示された位置は、カムフォロワーの加減速位置を示す。この閉じたカム構造体は、このカム構造体が回転する際に、2つのカムフォロワーを作動させることができるような、2つの対向する湾曲した形状を有する。
【0120】
従って、カムトラックの形状は、回転速度の変化、すなわち加速度だけでなく、物品移送装置のこの変化の長さも決定する。その結果、コンベア速度に一致するように移送される物品の運動を容易に制御し、高速で移動する対象上に正しく物品を載せることができる。
【0121】
これまでの説明、および添付図面は、単に説明のためのものであり、限定的な意味に解釈すべきではない。以上、本発明の好ましい実施例に関連して本発明を開示したが、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に入る他の実施例もあり得ると理解されるべきである。
【0122】
特許請求の範囲が、特定の機能を実行する手段または工程として記載されている場合、この特許請求の範囲は、明細書に記載されている対応する構造、材料、または行為、並びに構造上の均等物、および均等な構造体、材料をベースとする均等物、および均等な材料、および行為に基づく均等物、および均等な行為を含む均等物をカバーするものと見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 3ストップの、二次運動を行う回転移送装置における物品の移送パスを示す幾何学的な時間−位置図である。
【図2】 3ストップの、二次運動を行う回転移送装置における物品の移送パスを示す幾何学的な時間−位置図である。
【図3】 マガジンから物品がピックアップされ、コンベアに載せられる、図2の3ストップの、二次運動を行う回転移送装置の時間−位置関係図である。
【図4】 4ストップの、二次運動を行う回転移送装置における物品の移送パスを示す幾何学的な時間−位置図である。
【図5】 図1の時間−位置図を発生できる2アーム3ストップの二次運動を行わない回転移送装置の側面図である。
【図6】 図5の回転移送装置の正面図である。
【図7】 3ストップ装置として、図2の時間−位置図を発生でき、4ストップ装置として図4の図を発生できる二次運動を行う回転移送装置の一部切り欠き側面図である。
【図8】 図7の回転移送装置の正面図である。
【図9】 図7の回転移送装置の反対の側面図である。
【図10】 図7の回転移送装置のための第1固定ギア、第1遊星ギアおよびアイドルギアの斜視図である。
【図11】 図7の回転移送装置のための第2固定ギア、第2遊星ギアおよびアイドルギアの斜視図である。
【図12】 載置ポイント近くの、図7の回転移送装置のための第2固定ギア、第2遊星ギアおよびアイドルギアの斜視図である。
【図13】 前進カム機構を有する、二次運動を行わない回転移送装置の側面図である。
【図14】 前進カム機構のカム構造体の略側面図である。
【図15】 各ペアが別々に前進カム機構に取り付けられており、この前進カム機構によって独立して制御されるようになっている2対の物品移送機構を有する回転移送装置の分解斜視図である。
【図16】 前進カム機構を示す分離図である。
【図17】 各々が前進カム機構によって別々に影響されるようになっている多数の一次固定、すなわち中心ギアとインラインカム機構とを備えた、二次運動を行う回転移送装置を示す正面図である。
【図18】 図15の回転移送装置の斜視図である。
【図19】 図15の回転移送装置の正面図である。
【図20】 二次運動を行う回転移送装置におけるインラインカム機構の略正面図である。
【図21】 図20のインラインカム機構の詳細図である。
【図22】 インラインカム機構を有する、4ストップの、二次運動を行う移送装置における、頂点から離間するように移動する物品の伸長されたインライン移送パスを示す幾何学的時間−位置図である。
【図23】 インラインカム機構を有しない、4ストップの、二次運動を行う移送装置における、頂点に接近するように移動する物品の移送パスを示す幾何学的時間−位置図である。
【図24】 図20のインラインカム機構のためのカムプロフィル構造を示す図である。
【図25】 図24のカムプロフィルを設計するのに使用できる、ステムの所望するインライン運動のための必要な固定カムオフセット回転を決定するための方法を示す。
【符号の説明】
10 回転移送装置
12 フレーム構造体
14 一次本体
16 二次本体
18 物品移送機構
20 インラインカム機構
22 主シャフト
24 ドライブソース
26 第1遊星シャフト
28 第2遊星シャフト
30 ステム
32 遠方端
34 パス
36 頂点
38 一次固定ギア
40 一次遊星ギア
42 二次固定ギア
44 二次遊星ギア
46 第1アイドルギア
48 第2アイドルギア
50 中空シャフト
52 吸引カップ
54 物品
56 ラインセグメント
60 物品末端部
62 第1遊星シャフト
66 垂直ドライブシャフト
68 ベベルドライブギア
70 ベベルドライブギア
72、74、76 サイドプレート部材
78 アンカーバー部材
80、82 プレート部材
86 真空マニホールド
88 テーパ付きパス
90 インラインパス
92 カム構造体
94 カム形状
96 カムフォロワー
98 カムリンク
100 レバーアーム
102 リンクアーム
106 第2部分
110 カムプロフィル
112 頂点休止部分
114 後退運動部分
116 調和後退運動部分
118 移行休止部分
120 調和前進運動部分
122 制御された前進運動部分
124 コンベア
126 前進カム機構
130 カム曲率形状
132 カムフォロワー
134 カムローラーアーム
136 フレーム
138 リンクアーム
140 前進リンク
142 押圧手段
144 ガードエンクロージャー
146 外側中心ギア
148 内側中心ギア
150 カム構造体
152 タイミングプーリー
154 ドライブプーリー
156 真空バルブ
158 ピローブロックベアリング構造体
160 テーパロックブッシング
162 ベアリング構造体
164 真空カップシャフト
166 ジャーナル支持された端部
168 真空ブロック
172、174 前進リンク
176 真空ライン
180 真空ホース
182 中空シャフト
184 真空ホース

Claims (19)

  1. (a)フレーム構造体と、
    (b)回転自在な主シャフトと、
    (c)前記主シャフトに接続された一次本体と、
    (d)該一次本体に接続されており、前記主シャフトに対して回転する少なくとも1つの第1遊星シャフトと、
    (e)前記各第1遊星シャフトに接続された二次本体と、
    (f)前記各二次本体に回転自在に接続されており、前記第1遊星シャフトに対して回転する第2遊星シャフトと、
    (g)前記各第2遊星シャフトに接続された物品移送機構であって、前記物品を前記主シャフトを中心とするパス内で物品を移送させ、前記パスが少なくとも1つの頂点を有していて、前記頂点で物品がインライン運動で移動するようになっている物品移送機構と、
    (h)インラインカム機構であって、前記インラインカム機構が、前記各二次本体に関して前記各第2遊星シャフトと協働して、前記各第2遊星シャフトに振動回転オフセット運動を与えることによって、インライン運動を伸長するものであるインラインカム機構とを備えた回転移送装置。
  2. (a)前記フレーム構造体に接続された一次固定ギアを有し、前記主シャフトが、前記一次固定ギアを貫通して一次固定ギア対して回転するようになっており、
    (b)前記一次固定ギアに回転自在に連動しており、前記各第1遊星シャフトに接続された少なくとも1つの一次遊星ギアと、
    (c)前記各一次遊星ギアに対応しており、前記一次本体に接続されている二次固定ギアを有し、前記各第1遊星シャフトが、前記二次固定ギアを貫通して、二次固定ギアに対して回転するようになっており、
    (d)前記各二次固定ギアに回転自在に連動しており、前記各第2遊星シャフトに接続された少なくとも1つの二次遊星ギアとを更に備える、請求項1記載の回転移送装置。
  3. 前記一次本体と前記二次本体の双方が、1対の平行プレートを備え、前記一次固定ギアと前記各一次遊星ギアとが、前記一次本体の前記プレートの間に位置しており、かつ前記各二次固定ギアと前記各二次遊星ギアとが、前記二次本体の前記プレートの間に位置している、請求項2記載の回転移送装置。
  4. 前記一次固定ギアと前記各一次遊星ギアとの間に、一次アイドルギアが回転自在に連係されており、かつ前記各二次固定ギアと前記各二次遊星ギアとの間に、二次アイドルギアが回転自在に連係されている、請求項3記載の回転移送装置。
  5. 前記各一次遊星ギアと前記一次固定ギアとの間の一次ギア比が3:1であり、前記各二次遊星ギアと前記各二次固定ギアとの間の二次ギア比が1:1であり、もって、前記回転移送装置が、3ストップの二次運動を行うようになっている、請求項2記載の回転移送装置。
  6. 前記各一次遊星ギアと前記一次固定ギアとの間の一次ギア比が4:1であり、前記各二次遊星ギアと前記各二次固定ギアとの間の二次ギア比が1:1であり、もって、前記回転移送装置が4ストップの二次運動を行うようになっている、請求項2記載の回転移送装置。
  7. 3つの第1遊星シャフトと、3つの二次本体と、3つの第2遊星シャフトと、3つの物品移送機構とを有し、前記3つの第1遊星シャフトの各々が、前記3つの二次本体の1つに関連しており、この3つの二次本体のうちの1つが、前記3つの第2遊星シャフトの1つに関連しており、この第2遊星シャフトの1つが、前記3つの物品移送機構のうちの1つに関連している、請求項1記載の回転移送装置。
  8. 前記各インラインカム機構が、回転カム構造体と、前記各頂点から前記物品が後退する際の制御された運動および調和運動、および前記各頂点に向かって前記物品が前進する際の制御された運動および調和運動によって前記各第2遊星シャフトを振 動させるようになっている共同するカムフォロワーとを備え、前記各第2遊星シャフトの前記制御された運動が、前記伸長されたインライン運動を発生させるようになっている、請求項1記載の回転移送装置。
  9. 前記パスが、4つの頂点を有し、前記各第2遊星シャフトが、連続する頂点の間を走行する360度のフル回転を行い、前記各カム構造体が、頂点休止部分と、制御された後退運動部分と、調和後退運動部分と、移行休止部分と、調和前進運動部分と、制御された前進運動部分とを含むカム形状を有し、前記頂点休止部分が、前記各頂点からの前記カム構造体の少なくとも最初の40度の間、および前記各頂点に向かう前記カム構造体の前進する少なくとも最後の40度の間で、前進各第2遊星シャフトに回転オフセット運動をさせないようになっている、請求項8記載の回転移送装置。
  10. 前記各第2遊星シャフトが、二次遊星ギアに取り付けられており、前記各二次遊星ギアが、二次回転ギアに回転自在に連動しており、前記各インラインカム機構が、前記各二次固定ギアを振動させ、前記各第2遊星シャフトに前記振動回転オフセット運動をさせるようになっている、請求項1記載の回転移送装置。
  11. 前記各インラインカム機構が、前記各第1遊星シャフトと共に回転するようになっているカム構造体を有し、前記各カム構造体が、所定のカム形状と、各カム構造体の前記カム輪郭と協働するようになっているカムフォロワーと、前記二次固定ギアにカムフォロワーをリンクするようになっているカムリンクとを有し、よって前記カムフォロワーの上下運動が、前記二次固定ギアを振動させるようになっている、請求項10記載の回転移送装置。
  12. 前記各カムリンクが、レバーアームとリンクアームとを有し、前記レバーアームが、前記一次本体に枢着された第1部分と、前記各カムフォロワーに接続された第2部分と、前記リンクアームにヒンジ留めされた第3部分とを有し、前記リンクアームが、前記各二次固定ギアに作動的にリンクされており、前記カムフォロワーの運動により前記レバーアームが枢動し、前記リンクアームが、前記二次固定ギアに回転オフセットを与えるようになっている、請求項11記載の回転移送装置。
  13. 移動中の対象上に前記物品を正確に置くようになっている前進カム機構を更に有し、前記物品の速度が、前記対象の速度と一致している、請求項1記載の回転移送装置。
  14. 前記前進カム機構が、少なくとも1つのACM回転カム構造体を有し、このACM回転カム構造体が、前記主シャフトと共に回転し、制御された運動および調和運動によって前記一次固定ギアを振動させ、前記物品を加減速するようになっている、請求項13記載の回転移送装置。
  15. 前記フレームに接続された少なくとも1つの一次固定ギアと、少なくとも1つの協働するACMカムフォロワーと、少なくとも1つのACMカムリンクとを更に含み、前記主シャフトが、前記各一次固定ギアを貫通し、このギアに対して回転し、前記各ACMカムリンクが、前記各ACMカムフォロワーを前記各一次固定ギアにリンクするようになっており、前記各ACMカムフォロワーの前記上下運動により、前記各一次固定ギアが振動される、請求項14記載の回転移送装置。
  16. 前記少なくとも1つの一次固定ギアが1つの固定ギアであり、前記少なくとも1つのACMカム構造体が1つのACMカム構造体であり、前記ACMカム構造体が前記一次固定ギアを振動させ、二次本体の1組における運動を制御するようになっている、請求項15記載の回転移送装置。
  17. 前記少なくとも1つの一次固定ギアが2つの固定ギアであり、前記少なくとも1つのACMカム構造体が2つのACMカム構造体であり、前記2つのACMカム構造体の各々が、前記2つの一次固定ギアのうちの1つを振動させ、2組の二次本体における運動を別々に制御するようになっている、請求項16記載の回転移送装置。
  18. (a)フレーム構造体と、
    (b)該フレーム構造体によって支持された回転自在な主シャフトと、
    (c)前記フレーム構造体に接続された一次固定ギアとを備え、前記主シャフトがこの一次固定ギアを貫通し、この一次固定ギアに対して回転するようになっており、
    (d)前記主シャフトに接続された一次本体と、
    (e)前記一次本体に回転自在に接続された少なくとも1つの第1遊星シャフトと、
    (f)前記一次固定ギアに回転自在に連動し、前記各第1遊星シャフトに接続された少なくとも1つの一次遊星ギアと、
    (g)前記各第1遊星シャフトに接続された二次本体と、
    (h)前記一次本体に接続されており、前記各一次遊星ギアに対応する二次固定ギアとを備え、前記各第1遊星シャフトが、前記各二次固定ギアを貫通し、前記各二次固定ギアに対して回転するようになっており、
    (i)更に、前記各二次本体に回転自在に接続された第2遊星シャフトと、
    (j)前記各二次固定ギアに回転自在に連動し、前記各第2遊星シャフトに接続された少なくとも1つの二次遊星ギアと、
    (k)前記各第1遊星シャフトに接続されており、物品をピックアップし、載せるようになっている物品移送機構とを備え、該物品移送機構が前記第2遊星シャフトに接続された少なくとも1つのステムを有し、前記ステムが、遠方端を有し、この遠方端の運動が、前記主シャフトを中心とするパスを構成し、前記パスが少なくとも1つの頂点を有し、該頂点において前記ステムの前記遠方端が、インライン運動によって移動するようになっており、
    (l)前記各第2遊星シャフトに回転振動オフセット運動を与えることによって、前記インライン運動を伸長させるようになっているインラインカム機構を備え、前記各インラインカム機構が、回転カム構造体と、協働するカムフォロワーとを有し、前記ステムの前記遠方端が、前記各頂点から離間する際の制御された運動および調和運動により、また前記ステムが前記各頂点に向かって前進する際の調和運動および制御された運動により、前記カム構造体および前記カムフォロワーが、前記各第2遊星シャフトを振動させるようになっており、前記第2遊星シャフトの前記制御された運動が、前記伸長されたインライン運動を発生するようになっている、二次運動を行う回転移送装置。
  19. (a)フレーム構造体と、
    (b)該フレーム構造体によって支持された回転自在な主シャフトと、
    (c)前記フレーム構造体に接続された一次固定ギアとを備え、前記主シャフトがこの一次固定ギアを貫通し、この一次固定ギアに対して回転するようになっており、
    (d)前記主シャフトに接続された一次本体と、
    (e)前記一次本体に回転自在に接続された少なくとも1つの第1遊星シャフトと、
    (f)前記一次固定ギアに回転自在に連動し、前記各第1遊星シャフトに接続された少なくとも1つの一次遊星ギアと、
    (g)前記各第1遊星シャフトに接続された二次本体と、
    (h)前記一次本体に接続されており、前記各一次遊星ギアに対応する二次固定ギアとを備え、前記各第1遊星シャフトが、前記各二次固定ギアを貫通し、前記各二次固定ギアに対して回転するようになっており、
    (i)更に、前記各二次本体に回転自在に接続された第2遊星シャフトと、
    (j)前記各二次固定ギアに回転自在に連動し、前記各第2遊星シャフトに接続された少なくとも1つの二次遊星ギアと、
    (k)前記各第1遊星シャフトに接続されており、物品をピックアップし、載せるようになっている物品移送機構とを備え、該物品移送機構が、前記第2遊星シャフトに接続された少なくとも1つのステムを有し、前記ステムが遠方端を有し、この遠方端の運動が、前記主シャフトを中心とするパスを構成し、前記パスが、少なくとも1つの頂点を有し、該頂点において、前記ステムの前記遠方端がインライン運動によって移動するようになっており、
    (l)前記各第2遊星シャフトに回転振動オフセット運動を与えることによって、前記 インライン運動を伸長させるようになっているインラインカム機構を含み、前記インラインカム機構が、前記各第1遊星シャフトと共に回転するようになっており、所定のカム形状を有する回転カム構造体と、前記各カム構造体と前記カム形状と協働するようになっているカムフォロワーと、前記各カムフォロワーを前記各二次固定ギアにリンクするようになっているカムリンクとを有し、前記各カムフォロワーの上下運動が、前記各二次固定ギアを振動させ、これにより、前記ステムの前記遠方端が前記各頂点から離間する際の制御された運動および調和運動により、更に前記ステムが、前記各頂点に向かって前進する際の調和運動、および制御された運動により、前記各第2遊星シャフトを振動させるようになっており、前記第2遊星シャフトの前記制御された運動が、前記伸長されたインライン運動を発生するようになっており、
    (m)更に、物品を移動中の対象に載せる際の対象速度と物体の速度とを一致させるようになっている前進カム機構を備え、該前進カム機構が、制御された運動および調和運動により前記主シャフトを振動させ、前記物品を加減速するようになっている少なくとも1つの回転ACMカム構造体と、少なくとも1つの協働するACMカムフォロワーとを備えた、インラインカム機能および前進カム機能を備える4ストップの二次運動を行うようになっている回転移送装置。
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