JP3737192B2 - ワークの回転折り畳み受け渡し装置 - Google Patents

ワークの回転折り畳み受け渡し装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークの回転折り畳み受け渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば縦長のナプキンは、三つ折り状態で個別包装され、さらに所定数の個別包装品がパック詰めされて市場に出荷されている。製造過程においてナプキンを三折りにする場合には、例えば図6に示すような搬送過程で三折りにする折り畳み装置が用いられている。この折り畳み装置は、縦長のナプキンNを上下から挟んだ状態で搬送する上下一対の搬送コンベア1A、1Bからなる第1搬送機構1と、第1搬送機構1の下流端に隙間を介して配設された第1ナプキン受け部材2と、第1ナプキン受け部材2と第1搬送機構1の隙間からナプキンNを上方へ突き出し、その下流端から1/3を折り畳む第1折り畳み機構3と、第1折り畳み機構3の上方に配設され且つ1/3が折り畳まれたナプキンNを折り畳まれた部分を前方にして挟んだ状態で搬送する左右一対の搬送コンベア4A、4Bからなる第2搬送機構4と、第2搬送機構4の下流端に隙間を介して配設された第2ナプキン受け部材5と、第2ナプキン受け部材5と第2搬送機構4の隙間からナプキンNを左方へ突き出し、その下流端から1/3を折り畳み三折り製品にする第2折り畳み機構6と、第2折り畳み機構6で三折りされたナプキンNを上下から挟んだ状態で搬送する上下一対の搬送コンベア7A、7Bからなる第3搬送機構7とを備えている。
【0003】
上述した折り畳み装置の場合には、前工程の搬送ラインにおいて搬送ピッチにバラツキが生じたり、搬送ラインの搬送速度が変動したりすると、第1、第2折り畳み機構3、5による畳みのタイミングがずれ、折りずれが発生し、ナプキンNの折り畳みが不揃いになり製品価値を低下させるという課題があった。しかも、この傾向は高速化するほど顕著になる。更に、上述の装置の場合には、搬送ラインが縦方向でナプキンNを搬送するようにしているため、搬送効率が悪く、生産性が劣るという問題があった。
【0004】
そこで、生産性を高めるために、ナプキン等のワークを搬送ラインから折り畳み装置へ引き渡す際に、縦方向のナプキンを横向きにして引き渡す回転受け渡し装置が特願昭63−252824号公報において提案されている。この装置の場合には、生産効率を高め、しかも既設の搬送ラインにそのまま適用できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭63−252824号公報に記載された回転受け渡し装置の場合には、単に搬送ラインと折り畳み装置との間でナプキン等のワークを受け渡すだけの機能を有しているに過ぎず、そのためワークの折り畳みはその下流側の折り畳み装置で行うようにしてあるため、前工程で発生したワークのピッチずれ、位相ずれを解消することはできず、受け渡し時にはそのピッチずれが累積されるため、依然として折り畳み装置では折り畳みが不揃いになり、時には折りずれが発生して見栄えが悪くなり製品価値を低下させるという課題があった。
【0006】
従って、本発明の目的は、ナプキン等のワークの生産効率を高めることができると共にワークを正確に折り畳み製品価値を損なう虞がないワークの回転折り畳み受け渡し装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、縦向き姿勢で搬入されたワークを横向き姿勢に変換するワーク方向変換機構と、このワーク方向変換機構を周方向等間隔で支持する回転体と、この回転体の回転に伴って上記ワーク方向変換機構で横向き姿勢に変換された状態で移動するワークを折り畳むワーク折り畳み機構とを備え、上記ワーク折り畳み機構は、上記ワーク方向変換機構とともに支持台を介して上記回転体に支持されており、且つ上記ワーク方向変換機構により方向変換された横向き姿勢のワークをその両端から折り畳む一対の折り畳み操作部材を有し、上記各折り畳み操作部材は、上記回転体の回転に伴って作動する一対の駆動機構で、上記ワークを時間差を付けて折り畳み操作するように設けられており、上記ワーク方向変換機構で上記ワークを受け取って次工程へ引き渡す間に、上記ワーク方向変換機構により上記ワークを縦向き姿勢から横向き姿勢に変換した後、上記ワーク折り畳み機構により横向き姿勢のワークを折り畳むことを特徴とするワークの回転折り畳み受け渡し装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、縦向き姿勢で搬入されたワークを横向き姿勢に変換するワーク方向変換機構と、このワーク方向変換機構を周方向等間隔で支持する回転体と、この回転体の回転に伴って上記ワーク方向変換機構で横向き姿勢に変換された状態で移動するワークを折り畳むワーク折り畳み機構とを備え、上記ワーク方向変換機構は、上記ワークを吸着する回転可能な吸着ヘッドと、この吸着ヘッドを90°回転させる回転機構とを有し、上記ワーク折り畳み機構は、上記吸着ヘッドとともに支持台を介して上記回転体に支持され、上記ワーク方向変換機構により方向変換された横向き姿勢のワークをその両端から上記吸着ヘッド上へ折り畳む一対の折り畳み操作部材を有し、上記各折り畳み操作部材は、上記回転体の回転に伴って作動する一対の駆動機構で上記ワークを時間差を付けて折り畳み操作するように設けられており、上記ワーク方向変換機構で上記ワークを受け取って次工程へ引き渡す間に、上記ワーク方向変換機構により上記ワークを縦向き姿勢から横向き姿勢に変換した後、上記ワーク折り畳み機構により横向き姿勢のワークを折り畳むことを特徴とするワークの回転折り畳み受け渡し装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明のワークの回転折り畳み受け渡し装置を示す斜視図、図2は図1に示すワークの回転折り畳み受け渡し装置の要部を示す断面図で、搬送ラインからナプキンを受け取った状態を示す図、図3は図1に示すワークの回転折り畳み受け渡し装置の要部を示す断面図で、ナプキンを折り畳む状態を示す図、図4は、搬送ラインからナプキンを受け取ってから折り畳んで次工程へ引き渡すまでの工程を示す平面図、図5は図4の各工程に対応した断面を示す要部構成図である。
【0010】
本実施形態のワークの回転折り畳み受け渡し装置(以下、「折り畳み受け渡し装置」と称す。)10は、例えば図1に示すように、ワーク、例えば紙ナプキンを真空吸着して搬送する搬送ライン(図示せず)と、紙ナプキンNを三折りにした折り畳み品Pを真空吸着して次工程へ搬送するバキュームコンベアーを備えた搬送ラインLとの間に配設され、上記図示しない搬送ラインから紙ナプキンを受け取り、この紙ナプキンを折り畳み品Pとして搬送ラインLへ引き渡す装置として構成されている(なお、図1では、後述する枠体14及び固定軸15は省略している)。
【0011】
上記折り畳み受け渡し装置10は、図1及び図2に示すように、上記図示しない搬送ラインから縦向き姿勢(ナプキンがフラップを有する場合には、フラップを折り畳んだ状態)で搬入された紙ナプキンを横向き姿勢に変換するワーク方向変換機構11と、このワーク方向変換機構11を周方向等間隔で支持する回転体12と、この回転体12の回転に伴ってワーク方向変換機構11で横向き姿勢に変換された状態で移動する紙ナプキンNをその両端から順次折り畳むワーク折り畳み機構13とを備え、回転体12(図2参照)が左右一対の枠体14、14(図2参照)で支持された固定軸15を中心に回転する間に、ワーク方向変換機構11で上記図示しない搬送ラインから紙ナプキンNを受け取って搬送ラインLへ引き渡す間に、ワーク方向変換機構11により紙ナプキンNを縦向き姿勢から横向き姿勢に変換した後、ワーク折り畳み機構13により横向き姿勢の紙ナプキンNを折り畳んで三折りの折り畳み品Pを作るように構成されている。
【0012】
上記回転体12は、例えば図2に示すように、回転ドラム(以下、回転体を回転ドラムともいう。)として形成され、回転ドラム12の両側面の中心を固定軸15が貫通している。そして、両側面の貫通孔と固定軸15との間にはそれぞれ軸受16、17が介装されており、これらの軸受16、17を介して回転体ドラム12が固定軸15回りに回転自在になっている。回転ドラム12の右側の軸受16の外周面には回転ドラム12に隣接させた大歯車18が固定され、この大歯車18にはモータ19の駆動軸に連結された小歯車20が噛合している。従って、回転ドラム12はモータ19の駆動力を得て小歯車20、大歯車18を介して上述のように固定軸15回りに回転するようにしてある。また、回転ドラム12の周面には周方向等間隔に複数の支持台21が配設され、各支持台21に上記ワーク方向変換機構11がそれぞれ配設されている。
【0013】
上記ワーク方向変換機構11は、例えば図2に示すように、紙ナプキンNを吸着する回転可能な矩形状の吸着ヘッド22と、この吸着ヘッド22で吸着された紙ナプキンNを両側から把持する鎌状に形成された一対のサイドチャック23、23と、各サイドチャック23、23と共に吸着ヘッド22を90°回転させる回転機構24とを有している。そして、後述するように吸着ヘッド22、サイドチャック23及び回転機構24はいずれも後述するカム機構により駆動するようにしてある。
【0014】
上記吸着ヘッド22下面の中心には支持台21を貫通し回転ドラム12の中心に向けて延びる回転軸25が連結され、この回転軸25と支持台21間に介装された軸受26を介して吸着ヘッド22が支持台21に対して回転可能になっている。また、吸着ヘッド22、回転軸25及び支持台21には真空排気用の管路27が形成され、この管路27は吸着ヘッド22の上面では複数箇所で開口すると共に回転軸25の軸心を経由して支持台21の左側面で開口している。更に、この管路27は回転ドラム12の左側面の外周縁部に固定された真空排気リング28を介して真空排気管28Aに連通している。この真空排気管28Aには図示しない真空ポンプが連結されており、この真空ポンプにより真空排気管28A、真空排気リング28及び管路27を介して吸着ヘッド22上の紙ナプキンNを真空吸着するようにしてある。
【0015】
上記回転軸25の支持台21からの突出端には上記回転機構24が連結され、この回転機構24により回転軸25を介して吸着ヘッド22を回転させるようにしてある。この回転機構24は、回転軸25の突出端に固定された横向きの第1傘歯車29と、この第1傘歯車29と噛合する第2歯車30と、この第2傘歯車30を回転駆動させるカム機構31とからなっている。第2傘歯車30は支軸の左端でコロ付き支持アーム32により回転自在に軸支されている。また、第2傘歯車30の支軸の右端にはコロ付き揺動アーム33の一端が連結、固定されている。そして、支持アーム32の下端はコロを介してカム機構31の真円形状のリングプレート31Aと係合し、揺動アーム33の下端はコロを介してカム機構31のカムプレート31Bと係合している。このカムプレート31Bは、吸着ヘッド22が上記図示しない搬送ラインから紙ナプキンNを受け取って図1の時計方向に回転するに連れてその回転方向に従って外径が徐々に変化し、吸着ヘッド22の回転に伴って揺動アーム33の下端が支持アーム31Aに対して揺動して第2傘歯車30を90°回転させるようにしてある。また、このカムプレート31Bの外径は、紙ナプキンNが三折りされた直後から搬送ラインLへ折り畳み品Pを引き渡すまでの間で第2傘歯車30を90°回転させるようにしてある。
【0016】
上記各サイドチャック23はいずれも同様に構成されているため、図2の右側に示すサイドチャック23についてのみ説明する。右側のサイドチャック23の下端は吸着ヘッド22の側面に固定されたブラケットで軸支された回転軸34に連結されている。この回転軸34には第1、第2アーム35、36の一端がそれぞれ連結、固定され、第1アーム35は第2アーム36の作用で他端のコロが枠体14内面に固定されたリング状のカム37と常に弾力的に係合している。このカム37のカム面は吸着ヘッド22が紙ナプキンNを受け取る前後で最も固定軸15から遠ざかってサイドチャック23を開くようにしてあり、それ以外の部分では固定軸15に接近し、サイドチャック23を閉じて吸着ヘッド22上で吸着された紙ナプキンNを挟むようにしてある。一方、第2アーム36の他端は回転軸34の下方に位置するバネ38に連結され、このバネ38の付勢力を第2アーム36、回転軸34を介して第1アーム35に付与し、第1アーム35が上述したように常にカム37と弾力的に係合するようにしてある。従って、吸着ヘッド22で紙ナプキンNを受け取る前後で第1アーム35はバネ力に抗して最も押し下げられてサイドチャック23を開き、その後徐々にバネ力により押し上げられてサイドチャック23で吸着ヘッド22上の紙ナプキンNを挟むようにしてある。
【0017】
また、上記ワーク折り畳み機構13は、例えば図1、図3に示すように、上記ワーク方向変換機構11により横向き姿勢にした紙ナプキンNを、折り目ガイド部材39に従って両端から吸着ヘッド22上へそれぞれ折り畳む左右一対の第1、第2折り畳み操作部材40、41と、各折り畳み操作部材40、41を時間差を付けて駆動させる一対の第1、第2駆動機構42、43とを有している。また、第1、第2折り畳み操作部材40、41及びこれらを駆動させる第1、第2駆動機構42、43は同様に構成されているため、以下の説明では第1折り畳み操作部材40及び第1駆動機構42についてのみ説明する。そして、後述するように第1、第2駆動機構42、43はいずれもカム機構により作動するようにしてある。尚、図3では図面が複雑になるためサイドチャック23及びその駆動機構は省略してある。
【0018】
上記折り目ガイド部材39は、例えば図1及び図4に示すように、第1〜第3ガイド部材39A、39B、39Cからなっており、この順序で上流側から下流側へ順次配設され、吸着ヘッド22上の紙ナプキンNと接触するようにしてある。第1ガイド部材39AはほぼΠ字形状を呈し且つ吸着ヘッド22の回転軌跡に沿って湾曲して形成され、第2、第3ガイド部材39BはいずれもほぼT字形状を呈し且つ吸着ヘッド22の回転軌跡に沿って湾曲して形成されている。第1、第2ガイド部材39A、39Bは、同図に示すように、いずれも吸着ヘッド23で吸着された横向き姿勢の紙ナプキンNの長手方向両端からほぼ1/3の位置で紙ナプキンNと交差し、それぞれの外側の交差線で紙ナプキンNに折り目を作るようにしてある。また、第3ガイド部材39Cは、三折りされた紙ナプキンNの上面と接触する位置に配設され、三折りの紙ナプキンNを前述したワーク方向変換機構11を介して90°回転させる時の押さえ部材になるようにしてある。なお、各ガイド部材は39A、39B、39Cは両側の枠体14から吸着ヘッド22上へ張り出すようにしてある。
【0019】
第1折り畳み操作部材40は、例えば図3に示すように、下端が支持台21の下部に枢着されたリンク44と、このリンク44上方に摺動自在に装着された摺動体45と、この摺動体45に枢着された折りプレート46とを有している。リンク44の長手方向中心のやや上方には摺動体45の下方への動きを止めるストッパ47が固定され、また、リンク44の上部にはバネ48がストッパ47とで摺動体46を挟むように装着されている。そして、折りプレート46は側端のに取り付けられたコロを介してガイド溝49に係合し、リンク44が枢着点を中心に図3に実線位置から仮想線位置へ徐々に揺動するに連れて摺動体45がバネ48の付勢力に抗してストッパ47から上へ移動すると共に、折りプレート46が枢着点を中心にガイド溝49に案内されながら実線位置から仮想線位置へ徐々に揺動して紙ナプキンNの右端を押し上げ、第1ガイド部材39Aで折り目を付けながら吸着ヘッド22上へ折り畳むようにしてある。
【0020】
上記第1折り畳み操作部材40を上述のように駆動させるために上記リンク44には第1駆動機構42が連結されている。即ち、上記リンク44には長手方向に長孔50が形成され、この長孔50に第1駆動機構42の回転アームリンク51がコロを介して連結され、回転アームリンク51のコロがリンク44の長孔50を上下する間に上述したように左右に揺動させるようにしてある。第1駆動機構42は、支持台21の右側面に固定されたブラケット52で回転自在に軸支された第3傘歯車53と、この第3傘歯車53と噛合する第4傘歯車54と、この第4傘歯車54から延びる軸端に連結された揺動アーム55と、この揺動アーム55を揺動させるように枠体14の内面に固定されたカム機構56とを有している。揺動アーム55には長手方向の上下に位置させた2つのコロがそれぞれ取付られ、下側のコロはカム機構56の真円形状のリングプレート56Aと係合し、上側のコロはカム機構56のカムプレート56Bと係合している。カムプレート56Bは外周が第1折り畳み操作部材40を操作する範囲で外径が変化し、リングプレート56Aの外周との距離が大きくなったり小さくなったりし、ひいてはコロを介してカムプレート56Bと係合した揺動アーム55が揺動するようにしてある。従って、吸着ヘッド22上の紙ナプキンNを折り畳む時には、カムプレート55Bに従って揺動アーム55が揺動し、これにより第3傘歯車53が第4傘歯車54を介して正逆回転し、第1折り畳み操作部材40を操作して折りプレート46を介して紙ナプキンNの右端を折り畳むようにしてある。
【0021】
次に、図4及び図5を参照しながら折り畳み受け渡し装置の動作について説明する。図示しない搬送ラインによって紙ナプキンNが所定のピッチで縦方向に配列された状態で搬送され、折り畳み受け渡し装置10に最接近すると、当該搬送ラインと同期回転する折り畳み受け渡し装置10の吸着ヘッド22の上面に紙ナプキンNが接触する。この時、上記真空ポンプの作用で吸着ヘッド22の上面に搬送ラインの紙ナプキンNを吸着して搬送ラインから紙ナプキンNを縦向きの姿勢で受け取る(図4及び図5の(a)工程参照)。
【0022】
吸着ヘッド22で紙ナプキンNを縦向きの姿勢で受け取ると、回転ドラム12が回転する間にワーク方向変換機構11のサイドチャック23がカム37の作用により駆動して吸着ヘッド22上の紙ナプキンNを挟み紙ナプキンNを吸着ヘッド22から剥離しないように固定する。この動作と相前後して回転機構24がカム機構31の作用で駆動し、回転軸25を介して吸着ヘッド22が徐々に回転し90°回転した時点で停止し、紙ナプキンNの横向き姿勢への変換動作を終了する(図4及び図5の(b)工程参照)。
【0023】
回転ドラム12が回転する間に紙ナプキンNが横向き姿勢に変換されると、ワーク折り畳み機構13が駆動して紙ナプキンNを折り畳む。即ち、回転ドラム12の回転により吸着ヘッド22上の横向き姿勢の紙ナプキンNが折り目ガイド部材39の第1ガイド部材39Aに差し掛かり(図4及び図5の(c)工程参照)、紙ナプキンNは第1ガイド部材39Aに接触しながら移動する。この間に第1折り畳み操作部材40が第1駆動機構42により駆動して折りプレート46が紙ナプキンNの右端を押し上げて第1ガイド部材39Aで折り目を付け第1ガイド部材39Aを包み込みながら吸着ヘッド22上へ折り畳む(図4及び図5の(d)工程参照)。
【0024】
回転ドラム12が回転する間に第1折り畳み操作部材40によって紙ナプキンNの右端が折り畳まれると、第1ガイド部材39Aから紙ナプキンNが抜け出し、第2ガイド部材39Bに差し掛かり(図4及び図5の(e)工程参照)、紙ナプキンN第2はガイド部材39Bに接触しながら移動する。この間に第2折り畳み操作部材41が第2駆動機構43により駆動して折りプレートが紙ナプキンNの左端を押し上げて第2ガイド部材39Aで折り目を付け第2ガイド部材39Bを包み込みながら吸着ヘッド22上へ折り畳み、紙ナプキンNを三折りの折り畳み品Pを作る(図4及び図5の(f)工程参照)。
【0025】
回転ドラム12が回転する間に第2折り畳み操作部材41によって紙ナプキンNが折り畳み品Pになると、第2ガイド部材39Aから折り畳み品Pが抜け出し、第3ガイド部材39Cに差し掛かり(図4及び図5のの(g)工程参照)、折り畳み品Pは第3ガイド部材39Cに接触しながら移動する。この間にワーク方向変換機構11が駆動して第3ガイド部材39Cで折り畳み品Pを押さえたまま90°回転させる(図4及び図5の(h)工程参照)。その後の回転ドラム12の回転により吸着ヘッド22上の折り畳み品Pが搬送ライオンLへ引き渡され(図4及び図5の(i)工程参照)、搬送ラインLを介して次工程へ搬送される。この一連の動作は各吸着ヘッド22で受け取った紙ナプキンNについて連続的に実施される。
【0026】
以上説明したように本実施形態によれば、折り畳み受け渡し装置10の回転ドラム12が回転する間に搬送ラインから紙ナプキンNを受け取り、吸着ヘッド22により紙ナプキンNの向きを横向き姿勢に変換し、しかもこの吸着ヘッド22上で紙ナプキンNから三折りの折り畳品Pを作るようにしたため、回転ドラム12が回転する間に紙ナプキンNの縦向き姿勢から横向き姿勢への変換及び紙ナプキンNの三折りを完結することができ、製品価値の高い折り畳み品Pを確実且つ正確に作ることができ、もって折り畳み品Pの歩留を格段に高めることができる。また、本実施形態の折り畳み受け渡し装置10では、上記図示しない搬送ラインによるナプキンの搬送速度に、回転ドラムにおける吸着ヘッド22の回転速度を同期させることによって、前工程のナプキンNの位相をそのまま維持して次工程へ引き渡すことが出来る。
【0027】
尚、本発明は、上記実施形態に何等制限されるものでなく、本発明の趣旨に反しない限り本発明に包含される。
【0028】
上記実施形態のワークの回転折り畳み受け渡し装置10では、ナプキンを三つ折りにしてさらに縦方向に90°回転させた後、搬送ラインに受け渡すようにしたが、縦方向に回転させずに搬送ラインに受け渡すようにしてもよい。
【0029】
本発明のワークの回転折り畳み受け渡し装置は、上述した紙ナプキンのほか、紙おむつ等の紙加工品のワークの回転折り畳み受け渡しに好適である。
【0030】
【発明の効果】
本発明の請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、ナプキン等のワークの生産効率を高めることができると共にワークを正確に折り畳み製品価値を損なう虞がないワークの回転折り畳み受け渡し装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワークの回転折り畳み受け渡し装置及び同装置により受け渡しを行う搬送ラインの一実施形態を示す要部斜視図である。
【図2】図1に示すワークの回転折り畳み受け渡し装置の要部を示す断面図で、搬送ラインからナプキンを受け取った状態を示す図である。
【図3】図1に示すワークの回転折り畳み受け渡し装置の要部を示す断面図で、ナプキンを折り畳む状態を示す図である。
【図4】搬送ラインからナプキンを受け取ってから折り畳んで次工程へ引き渡すまでの工程を示す概略展開平面図であり、(a)は縦向き状態のナプキンの平面図、(b)は横向きに変換した状態のナプキンの平面図、(c)折り畳み前の状態を示すナプキンの平面図、(d)はナプキンの一端部を折り畳んでいる状態を示す平面図、(e)は一端部を折り畳んだナプキンを押さえている状態を示す平面図、(f)はナプキンの他端部を折り畳んでいる状態を示す平面図、(g)は三つ折り状態のナプキンを押さえている状態を示す平面図、(h)は三つ折り状態のナプキンを縦向きに回転させた状態を示す平面図、(i)は搬送ラインに受け渡す前のナプキンの状態を示す平面図である。
【図5】(a)〜(i)は、図4(a)〜(i)のそれぞれの工程に対応した概略断面図である。
【図6】従来のワーク折り畳み装置の一例の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 折り畳み受け渡し装置
11 ワーク方向変換機構
12 回転ドラム(回転体)
13 ワーク折り畳み機構
22 吸着ヘッド
23 サイドチャック
24 回転機構
39 折り目ガイド部材(ガイド部材)
40 第1折り畳み操作部材
41 第2折り畳み操作部材
42 第1駆動機構
43 第2駆動機構
N 紙ナプキン(ワーク)

Claims (2)

  1. 縦向き姿勢で搬入されたワークを横向き姿勢に変換するワーク方向変換機構と、このワーク方向変換機構を周方向等間隔で支持する回転体と、この回転体の回転に伴って上記ワーク方向変換機構で横向き姿勢に変換された状態で移動するワークを折り畳むワーク折り畳み機構とを備え、上記ワーク折り畳み機構は、上記ワーク方向変換機構とともに支持台を介して上記回転体に支持されており、且つ上記ワーク方向変換機構により方向変換された横向き姿勢のワークをその両端から折り畳む一対の折り畳み操作部材を有し、上記各折り畳み操作部材は、上記回転体の回転に伴って作動する一対の駆動機構で、上記ワークを時間差を付けて折り畳み操作するように設けられており、上記ワーク方向変換機構で上記ワークを受け取って次工程へ引き渡す間に、上記ワーク方向変換機構により上記ワークを縦向き姿勢から横向き姿勢に変換した後、上記ワーク折り畳み機構により横向き姿勢のワークを折り畳むことを特徴とするワークの回転折り畳み受け渡し装置。
  2. 縦向き姿勢で搬入されたワークを横向き姿勢に変換するワーク方向変換機構と、このワーク方向変換機構を周方向等間隔で支持する回転体と、この回転体の回転に伴って上記ワーク方向変換機構で横向き姿勢に変換された状態で移動するワークを折り畳むワーク折り畳み機構とを備え、上記ワーク方向変換機構は、上記ワークを吸着する回転可能な吸着ヘッドと、この吸着ヘッドを90°回転させる回転機構とを有し、上記ワーク折り畳み機構は、上記吸着ヘッドとともに支持台を介して上記回転体に支持され、上記ワーク方向変換機構により方向変換された横向き姿勢のワークをその両端から上記吸着ヘッド上へ折り畳む一対の折り畳み操作部材を有し、上記各折り畳み操作部材は、上記回転体の回転に伴って作動する一対の駆動機構で上記ワークを時間差を付けて折り畳み操作するように設けられており、上記ワーク方向変換機構で上記ワークを受け取って次工程へ引き渡す間に、上記ワーク方向変換機構により上記ワークを縦向き姿勢から横向き姿勢に変換した後、上記ワーク折り畳み機構により横向き姿勢のワークを折り畳むことを特徴とするワークの回転折り畳み受け渡し装置。
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