JPH0520219B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0520219B2
JPH0520219B2 JP62048035A JP4803587A JPH0520219B2 JP H0520219 B2 JPH0520219 B2 JP H0520219B2 JP 62048035 A JP62048035 A JP 62048035A JP 4803587 A JP4803587 A JP 4803587A JP H0520219 B2 JPH0520219 B2 JP H0520219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
speedometer gear
cylinder
speedometer
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62048035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63216641A (ja
Inventor
Shiro Naito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4803587A priority Critical patent/JPS63216641A/ja
Publication of JPS63216641A publication Critical patent/JPS63216641A/ja
Publication of JPH0520219B2 publication Critical patent/JPH0520219B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスピードメータギヤ組付装置に関し、
一層詳細には、自動車用エンジンのトランスミツ
シヨンにスピードメータギヤを取着する装置であ
つて、前記スピードメータギヤと、これを固定す
るためのセツトプレートとボルトとを整合状態で
一体的に保持してトランスミツシヨンにスピード
メータギヤを係合させ、前記ボルトをトランスミ
ツシヨンに螺合するよう構成して前記スピードメ
ータギヤの取付作業を自動的に行うことを可能と
したスピードメータギヤ組付装置に関する。
[従来の技術] 近年、自動車産業では極めて自動化されたライ
ン生産工程により製品としての自動車が効率的に
大量生産されるに至つている。従つて、この大量
生産の要請に沿うべく夫々の部品を組み付ける組
付装置、あるいは部品を所定の作業位置に順次搬
送する搬送装置が使用されていることは謂うまで
もない。
ところで、前記自動車の組立ラインにおいて、
トランスミツシヨンにスピードメータギヤを組み
付けるには前記スピードメータギヤと、これに係
合するセツトプレートとボルトとを組み合わせて
行わなければならない。このため、人手によつて
行われているのが現状である。しかも、前記スピ
ードメータギヤの組付作業は、実質的に、スピー
ドメータギヤとセツトプレートの組み付けおよび
ボルトの仮締め作業までを一工程とし、後の工程
でボルトの締付作業が営まれている。従つて、前
記スピードメータギヤの組付作業で費やされる時
間が多大なものとなつて、結局、エンジンを組み
立てる作業の効率が低下するという欠点が指摘さ
れている。さらに、スピードメータギヤの組み付
けは人手によつて行うため、相当な熟練が必要と
され、結局、熟練者を常時所定数待機させておか
なければならないという不都合を露呈している。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は前記の不都合を克服するためになされ
たものであつて、自動車用エンジンを構成するト
ランスミツシヨンにスピードメータギヤを組み付
ける際に、前記スピードメータギヤと、これをト
ランスミツシヨンに固着するためのセツトプレー
トとボルトとを夫々整合した状態で一体的に保持
して前記スピードメータギヤをトランスミツシヨ
ンに係合させた後に前記ボルトをトランスミツシ
ヨンに螺合させて前記スピードメータギヤの組み
付けを行う組付機構を設け、しかも前記スピード
メータギヤをトランスミツシヨンに係合する時に
は前記組付機構を所定量回動してスピードメータ
ギヤとトランスミツシヨン内のギヤとを噛合する
よう構成し、これによつて前記スピードメータギ
ヤの組付作業の自動化を図り、当該組付作業を効
率よく確実に行うことを可能としたスピードメー
タギヤ組付装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、ライ
ン上の搬送されるエンジンのトランスミツシヨン
にスピードメータギヤを取着するための装置であ
つて、 スピードメータギヤを把持するスピードメータ
ギヤ把持手段と、セツトプレートを吸着して保持
するマグネツトと、ボルトを把持し、該トランス
ミツシヨンに対して螺合させるボルト締付手段と
が、それぞれ前記トランスミツシヨンの組付位置
に対応した位置に備えられる組付機構と、 前記マグネツトおよびボルト締付手段に対し
て、それぞれ前記セツトプレートおよびボルトを
送給する送給機構と、 前記スピードメータギヤとトランスミツシヨン
の内部に配設されるギヤとを噛合させるために、
前記組付機構を所定量回動させる回動手段と、 を備えることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るスピードメータギヤ組付装
置について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号2は本発明に係るス
ピードメータギヤ組付装置を配設する組立ステー
シヨンを示し、この組立ステーシヨン2はライン
4上を搬送されるエンジン6のトランスミツシヨ
ン8にミツシヨンオイルを注入する作業とスピー
ドメータギヤ10を装着する作業を行うものであ
る。すなわち、トランスミツシヨン8にはスピー
ドメータギヤ取付用孔部12が画成され、このス
ピードメータギヤ取付用孔部12を介してトラン
スミツシヨン8にミツシヨンオイルが注入される
と共に、前記スピードメータギヤ取付用孔部12
にスピードメータギヤ10が嵌合装着され、セツ
トプレート14、ボルト16を介して固定される
ものである(第2図並びに第3図参照)。
そこで、前記組立ステーシヨン2は、基本的に
は、スピードメータギヤ組付装置18と、供給装
置20と、トランスミツシヨン8に装着されるス
ピードメータギヤ10を搬送する搬送手段24
と、キヤツプ押え装置26および複数のノズル2
8を保持するノズルスタツカ30とからなる(第
1図参照)。前記ノズル28は図示しないミツシ
ヨンオイル供給装置に接続されていると共に、前
記供給装置20には管体32を介して接続される
第1のパーツフイーダ34と、第2のパーツフイ
ーダ36とが接続される。前記第1パーツフイー
ダ34は供給装置20に対してボルト16を送給
するものであり、一方、第2パーツフイーダ36
はスピードメータギヤ10と係合するセツトプレ
ート14を供給装置20に送給するためのもので
ある。
そこで、前記スピードメータギヤ組付装置18
は所定間隔離間して立設されている支柱40a,
40bとこの支柱40a,40bに橋架される横
架部材40cとを含む。前記横架部材40cには
第1の摺動部材42が矢印A方向に摺動自在に係
合し、当該第1摺動部材42には第2の摺動部材
44が係合する。この場合、前記第2摺動部材4
4は矢印B方向に変位可能に構成されている。さ
らに、前記第2摺動部材44の、図において、下
方の端部にはアーム部材46が配設される。前記
アーム部材46は矢印C方向に変位可能である。
当該アーム部材46の先端部には矢印D方向およ
び矢印E方向に変位可能な把持部48が設けられ
ている。
第4図に示すように、把持部48は、基本的に
は、板体50に取着されるノズル保持機構52
と、スピードメータギヤ保持機構54と組付機構
56とからなる。前記ノズル保持機構52は板体
50の上方に取着されるシリンダ58を含む。こ
のシリンダ58のシリンダロツド58aは、図に
おいて、下方に指向して突出して前記板体50の
図示しない孔部を貫通し、その端部は板体状の連
結部材60と係合している。前記連結部材60に
はその両側部に円筒部60a,60bが形成され
ると共に、一端面には下方に指向して延在する取
付部材60cが取着されている。前記取付部材6
0cには保持手段62を構成する直方体を組み合
わせた形態の本体部64が取着される。前記本体
部64の一端側には溝部66が画成されており、
当該溝部66に爪部材68a,68bを所定間隔
離間して嵌合する。実際、前記爪部材68a,6
8bは前記本体部64の内部に配設される図示し
ない駆動源の駆動作用下にピン部材70a,70
bを中心として矢印方向に揺動するよう構成して
いる。
一方、前記板体50の下面部には所定間隔離間
してガイドロツド72a,72bが吊着される。
当該ガイドロツド72a,72bは前記連結部材
60の円筒部60a,60bに夫々嵌合する。ま
た、前記ガイドロツド72a,72bの端部には
板体74が取着される。前記板体74の下面には
回転駆動源76が配設され、当該回転駆動源76
の回転駆動軸76aには屈曲形状を呈するアーム
部材78が係合する。この場合、前記アーム部材
78の先端部には受皿80を取着しておく。
このように構成されるノズル保持機構52から
所定間隔離間して前記スピードメータギヤ保持機
構54を配設する。すなわち、前記スピードメー
タギヤ保持機構54は、第5図に示すように、板
体50に取着されるシリンダ82を含み、このシ
リンダ82のシリンダロツド82aは前記板体5
0に穿設される孔部を貫通して当該板体50の下
方に突出する。当該シリンダロツド82aの先端
部には保持手段84が取着される。当該保持手段
84は駆動源を内装する本体部85と、その先端
部に支持される爪部材86a,86bを有してお
り、この爪部材86a,86bの中、一方部材8
6aには略V字状の溝部88が形成される。ま
た、前記保持手段84の本体部85には膨出部9
0が形成され、この膨出部90にロツド92の一
端側が係合している。当該ロツド92の他端側は
上方に指向して延在し、板体50に取着される円
筒状のガイド部材94に嵌合する。すなわち、前
記円筒状のガイド部材94はその中間部位にフラ
ンジ部94aを有しており、当該ガイド部材94
の一端側は板体50に形成される孔部に嵌合する
と共に、前記フランジ部94aが前記板体50に
当接して位置決め固定される。さらに、前記ガイ
ド部材94の内部には円筒状のスリーブ96a,
96bが配設されており、当該スリーブ96a,
96bに前記ロツド92が摺動自在に嵌合する。
これによつて前記保持手段84の回動を防止して
いる。
次に、組付機構56についてこれを回動する手
段との関係において説明する。
前記組付機構56は回動手段100を介して把
持部48を構成する板体50に対して回動自在に
構成されている。すなわち、第6図に示すよう
に、前記板体50には段付孔部102が形成され
ており、当該段付孔部102にはベアリング10
4が嵌合する。実際、前記ベアリング104は前
記板体50の段部とリング状の押え部材106と
によりその外周部近傍を支承されている。前記ベ
アリング104には第1の支持部材108とこれ
に固着される第2の支持部材110とが夫々反対
側から嵌合する。前記第2支持部材110は膨出
部112を有し、当該膨出部112はその途上で
分岐し下方に延在した後屈曲している。従つて、
前記膨出部112の先端は略コ字状を呈すること
になる。このような形状の膨出部112に連結部
材114が係合する。前記連結部材114は、第
7図に示すように、シリンダ116のシリンダロ
ツド116aに取着されており、この場合、前記
シリンダ116は板体50に固着される。
また、前記第2支持部材110にはブラケツト
118が取着されている(第6図参照)。当該ブ
ラケツト118は前記第2支持部材110に取着
される上板120aと下板120bおよび前記上
板120aと下板120bとを連結するロツド1
20c,120dとから一体的に構成される。前
記下板120bに組付機構56を構成するボルト
締付手段122が装着される。
前記ボルト締付手段122は、第8図に示すよ
うに、円筒部124と膨出部126とから一体的
に構成される本体128を含む。この場合、前記
円筒部124の上面には孔部124aが穿設され
ると共に、前記本体128の円筒部124内には
ベアリング130a,130bが所定間隔離間し
て配設される。前記ベアリング130aと130
bとの間にはリング状を呈するギア132が設け
られ、前記ベアリング130a,130bおよび
ギヤ132にシリンダ134を嵌合する。当該シ
リンダ134は前記ギヤ132の回動に伴つて回
転するように構成されている。実質的に、前記シ
リンダ134は中間部位に膨径部を有し、この膨
径部が前記ベアリング130a,130bおよび
ギヤ132に嵌合すると共に、一端側にはシール
部材136を係合している。
一方、前記シリンダ134の他端側にはその直
径方向に延在してピン部材138が貫通する。さ
らに、前記シリンダ134により画成される室1
40にはピストン142が摺動自在に嵌合する。
当該ピストン142からはピストンロツド144
が突出する。当該ピストンロツド144は、第8
図において、下方に指向して延在し、前記シリン
ダ134の外方に突出してその端部にはボルト1
6の頭部と係合可能な凹部を有するソケツト14
6が取着されている。前記ピストンロツド144
の中間部位には前記ピン部材138と係合するた
めの長孔148が形成され、且つ前記室140に
はコイルスプリング150が配設される。このコ
イルスプリング150の一端側は前記シリンダ1
34に当接し、一方、前記コイルスプリング15
0の他端側はピストン142に圧接している。従
つて、前記ピストン142並びにピストンロツド
144は前記コイルスプリング150の弾発力に
よつて、図において、上方に付勢されると共に、
このピストンロツド144は円筒部124の上面
に形成される孔部124aから圧力流体を供給す
ることにより前記コイルスプリング150の弾発
力に抗して下方に摺動変位することが容易に諒解
されよう。
次に、前記円筒部124の下方に蓋部材152
を取着する。当該蓋部材152はフランジ部と柱
体部を有し、前記柱体部には孔部152aが貫通
形成される。前記孔部152aには前記ピストン
ロツド144およびソケツト146が摺動自在に
嵌合する。さらに、前記蓋部材152には一対の
爪部材154a,154bがピン部材156a,
156bを介して揺動可能に配設される。前記爪
部材154a,154bの一端側には夫々コイル
スプリング158a,158bが設けられ、この
コイルスプリング158a,158bによつて当
該爪部材154a,154bの他端側が互いに接
近する方向に付勢されている。
一方、本体128の膨出部126に長尺な回転
駆動源160を設ける。前記回転駆動源160の
駆動軸は前記膨出部126内にあつて当該膨出部
126内に配設されるギヤ162のボス部162
aに嵌合している。前記ギヤ162のボス部16
2aは膨出部126の内部に上下方向に所定間隔
離間して配設される一組のベアリング164,1
66に嵌合し、これによつて当該ギヤ162が回
動自在に支承されている。前記ギヤ162にはギ
ヤ168が噛合しており、このギヤ168は前記
円筒部124内に設けられるギヤ132と噛合す
る。この場合、前記ギヤ168はギヤ162と略
同様にベアリング170,172を介して回動自
在に支承される。このように構成することによつ
て、回転駆動源160の回転力は前記膨出部12
6内に配設されるギヤ162,168を介して前
記ギヤ132へと伝達されることになる。
さらに、前記本体128には傾斜形成される取
付部材174が一体的に設けられており、当該取
付部材174にスピードメータギヤ把持手段17
6が取着される。第6図並びに第9図に示すよう
に、スピードメータギヤ把持手段176はアクチ
ユエータ178を含み、当該アクチユエータ17
8の上面部にはポート180が形成され、一方、
側面部はポート182が画成される。前記アクチ
ユエータ178の内部にはピストン184が摺動
自在に嵌合する。前記ピストン184は大径部1
84aと小径部184bとこれらを連結するロツ
ド部184cとから一体的に構成され、前記大径
部184aおよび小径部184bには夫々シール
部材186,188が係合する。この場合、前記
小径部184bはアクチユエータ178の下面部
に穿設される孔部を閉塞するよう構成されてい
る。前記小径部184bからは下方に指向してピ
ストンロツド190が突出形成されており、当該
ピストンロツド190の先端部は前記取付部材1
74の開口部192に臨入して膨径すると共に周
溝190aを形成している。前記周溝190aに
一対の爪部材194a,194bが係合する。前
記爪部材194a,194bは互いに離間する方
向に延在した後に略直角に屈曲して下方に指向す
ると共に前記屈曲部位にピン部材196a,19
6bを嵌合し、これによつて取付部材174に揺
動自在に取着される。なお、当該スピードメータ
ギヤ把持手段176は、これを構成する爪部材1
94a,194bにより把持されるスピードメー
タギヤ10を前記ブラケツト118の回転軸と同
軸的に保持するよう前記爪部材194a,194
bを屈曲形成している(第6図参照)。また、前
記スピードメータギヤ把持手段176の爪部材1
94a,194bと、ボルト締付手段122の爪
部材154a,154bとの間にマグネツト19
8を配設しておく。
次に、供給装置20について、第10図並びに
第11図により説明する。すなわち、供給装置2
0はボルト16およびセツトプレート14を所定
部位に送給する送給機構200と、スピードメー
タギヤ10の姿勢変換を行う姿勢変換機構202
とからなる。
第10図に示すように、前記送給機構200は
基台204を含み、当該基台204の上部には垂
直部206aと水平部206bとを有する略L字
状を呈したベツト206が載置される。前記垂直
部206aには比較的長尺なシリンダ208が取
着され、このシリンダ208のシリンダロツド2
08aは前記垂直部206aに穿設される図示し
ない孔部を通過して当該送給機構200の内方に
指向して延在し、その端部は板体210に係合し
ている。さらに、前記ベツト206の垂直部20
6aには円筒状のガイド部材212a,212b
を係合する。前記ガイド部材212a,212b
には夫々ロツド214a,214bが嵌合してお
り、このロツド214a,214bは前記板体2
10に支持されている。
次に、前記垂直部206aの上面には板体21
5を取着する。当該板体215は前記ベツト20
6の水平部206bと略平行に配設されており、
その先端部には孔部215aが穿設される。この
場合、前記孔部215aには第1パーツフイーダ
34に接続される管体32が嵌合する。
前記ベツト206の水平部206bの上面には
ガイド溝207が画成されると共に、スライドプ
レート216が配設される。前記ガイド溝207
の先端部近傍には第2パーツフイーダ36からセ
ツトプレート14が供給されるよう構成してい
る。また、前記スライドプレート216は前記ガ
イド溝207に沿つて矢印F方向に摺動可能であ
る。前記スライドプレート216の一端側は上方
に若干屈曲しており、当該一端側は板体210と
当接している。従つて、当該スライドプレート2
16はシリンダ208の駆動作用下に板体210
を介して矢印F方向に摺動することになる。前記
スライドプレート216の上部には略筺体状を呈
するブラケツト218が固着されており、当該ブ
ラケツト218の端面部にはスプリングケース2
20が取着される。このスプリングケース220
の内部にはコイルスプリング222が配設され、
前記コイルスプリング222は前記ブラケツト2
18内に摺動可能に配設される摺動部材224に
係合する。前記摺動部材224は上面部に切欠部
224aを設けると共に、一端側には前記切欠部
224aと連通するスリツト224bが画成され
ている。前記切欠部224aには一対の爪片22
6a,226bが配設される。この爪片226
a,226bはその一端側において互いに重畳す
ると共に、当該爪片226a,226bに穿設さ
れる孔部にピン部材228を貫通してこれによつ
て当該爪片226a,226bの他端側が互いに
接近および離間する方向に揺動するよう構成して
いる。前記爪片226a,226bの他端側は互
いに接近した際に供給されるボルト16を受容す
るための受容部を形成する。
一方、前記摺動部材224のスリツト224b
にはプツシユプレート230が係合しており、こ
の場合、前記ブツシユプレート230は前記ブラ
ケツト218に固着されている。さらに、前記摺
動部材224の上面には板体231が取着され
る。前記板体231は実質的に前記爪片226
a,226bの上部を覆うように配設され、その
端部には前記爪片226a,226bによつて画
成される受容部に対応して孔部231aが穿設さ
れる。
このように構成される送給機構200の近傍に
姿勢変換機構202が配設される。前記姿勢変換
機構202は基台232を含み、当該基台232
の上部には複数のベアリング等を内装した軸受部
234が装着される(第11図参照)。前記軸受
部234の一側面には回転駆動源236が取着さ
れている。当該回転駆動源236の回転駆動軸は
前記軸受部234内において当該軸受部234の
他端側に突出する回転体238に係合する。当該
回転体238には第1の取付部材240が取着さ
れており、この第1取付部材240に第2の取付
部材242が取着される。この場合、前記第2取
付部材242は、図から容易に諒解されるよう
に、断面略コ字状を呈しており、当該第2取付部
材242の互いに対峙する部位にロツド244
a,244bが橋架されている。前記ロツド24
4a,244bにはアグル部材246並びにコイ
ルスプリング248a,248bが外嵌する。こ
の場合、前記アングル部材246はコイルスプリ
ング248a,248bの弾発力によつて、図に
おいて、上方へと付勢される。
次いで、前記アングル部材246の上方にレー
ル部材250を取着する。前記レール部材250
の略中央部には溝部250aが形成されており、
当該溝部250aは前記送給機構200のガイド
溝207と連通可能に構成されている。また、当
該アングル部材246の下方にはスピードメータ
ギヤ用把持具252が取着されている。従つて前
記把持具252は回転駆動源236の駆動作用下
に回転体238、第1取付部材240、第2取付
部材242およびアングル部材246を介して矢
印G方向に変位することが容易に諒解されよう。
そこで、前記把持具252は把持具本体254
とこの把持具本体254の一端側に取着される駆
動源256と他端側に支持される屈曲形状を呈す
る爪部材258a,258bとから構成される。
前記爪部材258a,258bの中、一方の爪部
材258aは前記駆動源256の駆動作用下に他
方の爪部材258bに対して接近および離間する
方向に変位することが可能である。
次に、キヤツプ押え装置26について説明す
る。すなわち、前記キヤツプ押え装置26は、第
12図並びに第13図に示すように、基台260
上に取着される軸受部材262を含む。前記軸受
部材262の略中央部には軸線方向に指向して図
示しない孔部が形成されており、この孔部にフラ
ンジ部を有する略円筒状の係合部材263が回転
自在に嵌合する。前記係合部材263のフランジ
部には膨出部263aが形成されると共に、当該
係合部材263には複数のスプラインを刻設した
ロツド264が嵌合する。実際、前記係合部材2
63の内周面にはロツド264に刻設されたスプ
ラインと係合する溝部が形成されており、これに
よつて前記ロツド264は係合部材263と共に
回動可能である。前記ロツド264の一端側には
アーム部材266が取着されており、このアーム
部材266は、第13図が示すように、複数屈曲
すると共にその先端部に一対の取付部材268
a,268bを介して比較的小型なシリンダ27
0a,270bを取着している。この場合、前記
シリンダ270a,270bは当該シリンダ27
0a,270bから突出するシリンダロツド27
2a,272bが互いに対峙するように配設され
ている。前記シリンダロツド272a,272b
の先端部には夫々押え部材274a,274bが
取着される。従つて、前記押え部材274a,2
74bはシリンダ270a,270bの駆動作用
下に互いに接近・離間するように構成されること
になる。
一方、前記ロツド264の中間部位近傍には当
該ロツド264と略直交する方向に延在するシリ
ンダ276が取着されている。実際、前記シリン
ダ276の取り付けに際しては当該シリンダ27
6の略中央部に係合する取付部材278が用いら
れる。前記シリンダ276のシリンダロツド27
6aは当該シリンダ276から前記ロツド264
の方向に指向して突出しており、その先端部には
連結部材280が係合する。前記連結部材280
にはスリツト280aが画成されており、このス
リツト280aに前記係合部材263の膨出部2
63aが係合し、ピン部材282によつて回動可
能に支承されている。さらに、前記ロツド264
の近傍には前記シリンダ276の反対側にアング
ル部材284が取着される。この場合、前記アン
グル部材284には前記ロツド264と略平行に
延在するシリンダ286が支持されており、この
シリンダ286のシリンダロツド286aは前記
アングル部材284の孔部(図示せず)を貫通し
て前記ロツド264の他端側近傍まで延在する。
当該シリンダロツド286aの先端部には前記ロ
ツド264方向に指向する連結部材288の一端
側が取着される。前記連結部材288の他端側に
は円筒状の係合部288aが形成されており、こ
の係合部288aに前記ロツド264の他端側が
回動自在に嵌合している。
従つて、前記アーム部材266はシリンダ27
6を駆動することにより連結部材280、係合部
材263およびロツド264を介して当該ロツド
264を中心に矢印H方向に揺動するよう構成さ
れている。この場合、前記シリンダ286の駆動
作用下にシリンダロツド286aを矢印I方向に
変位させると、連結部材288およびロツド26
4を介して前記アーム部材266が矢印I方向に
変位可能である。
本発明に係るスピードメータギヤ組付装置を配
設する組立ステーシヨンは基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用並びに効
果について説明する。
先ず、搬送手段24の上面にパレツトを介して
スピードメータギヤ10を複数個整列させ、当該
スピードメータギヤ10をスピードメータギヤ組
付装置18の近傍まで搬送する。次いで、前記ス
ピードメータギヤ組付装置18を駆動してこれに
装着されるスピードメータギヤ保持機構54によ
つて前記スピードメータギヤ10を保持する。す
なわち、スピードメータギヤ組付装置18を矢印
A乃至矢印E方向に変位させて前記スピードメー
タギヤ保持機構54を前記スピードメータギヤ1
0の上方に位置決めする。次に、前記スピードメ
ータギヤ保持機構54のシリンダ82を駆動して
シリンダロツド82aを突出させ、これによつて
爪部材86a,86bを前記スピードメータギヤ
10に係合し本体部85に内装される駆動源の駆
動作用下に前記爪部材86a,86bを互いに接
近する方向に変位させてスピードメータギヤ10
を保持する。
前記スピードメータギヤ保持機構54で保持し
たスピードメータギヤ10は姿勢変換機構202
の爪部材258a,258bに移行される。この
場合、前記姿勢変換機構202の回転駆動源23
6を駆動してアングル部材246を矢印G方向に
揺動させておく。従つて、当該姿勢変換機構20
2の爪部材258a,258bは、第10図にお
いて、上方に指向した状態となつている。前記姿
勢変換機構202にスピードメータギヤ10を移
行した後に前記姿勢変換機構202の回転駆動源
236を駆動してアングル部材246を矢印Gと
反対の方向に変位させる。この結果、前記スピー
ドメータギヤ10が直立した状態に姿勢変換さ
れ、且つ前記アングル部材246の上面部に取着
されるレール部材250の溝部250aと送給機
構200のベツト206に形成されるガイド溝2
07とが整合連通する。そして、前記ガイド溝2
07に第2パーツフイーダ36からセツトプレー
ト14を送給すると共に、第1パーツフイーダ3
4から管体32を介してボルト16を前記送給機
構200の爪片226a,226bによつて画成
される受容部に供給しておく。
前記の作用と並行してライン4上に搬送される
エンジン6のトランスミツシヨン8にミツシヨン
オイルを注入する作業を行う。すなわち、前記ス
ピードメータギヤ組付装置18を駆動してそのア
ーム部材46の先端部に装着される把持部48の
ノズル保持機構52をノズルスタツカ30に保持
されるノズル28に接近させる。次いで、前記ノ
ズル保持機構52を駆動して複数のノズル28の
中、前記エンジン6の機種に対応したいずれか1
つのノズル28を保持する。この場合、前記ノズ
ル保持機構52のシリンダ58を駆動して保持手
段62を変位させると共に、当該保持手段62の
本体部64に内装される駆動源の駆動作用下に爪
部材68a,68bを互いに離間する方向に揺動
させる。これによつて前記爪部材68a,68b
の間に前記ノズル28が存在するように位置決め
した後に爪部材68a,68bを互いに接近する
方向に揺動させて当該ノズル28を把持する。
次に、前記スピードメータギヤ組付装置18を
再度駆動して把持部48を矢印A乃至E方向に変
位させエンジン6を構成するトランスミツシヨン
8のスピードメータギヤ取付用孔部12に前記ノ
ズル28を嵌合させる。そして、図示しないミツ
シヨンオイル供給装置から前記ノズル28を介し
てトランスミツシヨン8内にミツシヨンオイルを
注入する。この際、キヤツプ押え装置26により
前記トランスミツシヨン8のドライブシヤフト嵌
合用の孔部に係合する栓部材の抜け止めをしてお
く。これは前記ミツシヨンオイルの注入の際にト
ランスミツシヨン8内に発生する圧力により前記
栓部材が脱落するという事故を防止するためのも
のである。すなわち、前記押え装置26のシリン
ダ276の駆動作用下にシリンダロツド276a
を矢印方向に変位させる。これによつて、前記シ
リンダロツド276aの先端部に係合する係合部
材263を介してロツド264が所定量回転す
る。このロツド264の回転に伴つてその一端側
に取着されるアーム部材256が矢印H方向に揺
動する。次いで、シリンダ286を駆動してシリ
ンダロツド286aを矢印I1方向に変位させる。
この結果、ロツド264が矢印I1方向に変位し、
さらにアーム部材266に取付部材268a,2
68bを介して取着されるシリンダ270a,2
70bが矢印I1方向に変位する。
次に、前記シリンダ270a,270bの駆動
作用下にこれらの先端部に固着される押え部材2
74a,274bを互いに接近する方向に変位さ
せて前記トランスミツシヨン8のドライブシヤフ
ト嵌合用孔部に係合する栓部材に前記押え部材2
74a,274bを夫々圧接して当該栓部材の抜
け止めを行う。
このようにしてトランスミツシヨン8内にミツ
シヨンオイルを所定量注入した後に前記とは逆の
作用によりノズル28をノズルスタツカ30に係
合させる。この場合、前記爪部材68a,68b
に保持されたノズル28の先端部からミツシヨン
オイルが滴下することがある。従つて、前記ノズ
ル28の下方に受皿80を配設する。すなわち、
前記ノズル保持機構52の下方に配設される回転
駆動源76を駆動してこの回転駆動源76の駆動
軸76aにアーム部材78を介して取着される受
皿80を矢印方向に揺動させ、前記受皿80をノ
ズル28の下方に位置させておく。
以上のようにしてトランスミツシヨン8にミツ
シヨンオイルを注入した後にスピードメータギヤ
10を前記トランスミツシヨン8に取着する。そ
の際、前記スピードメータギヤ10は、前述した
ように、姿勢変換機構202によつて直立した状
態に姿勢変換され、当該姿勢変換機構202の先
端部に爪部材258a,258bによつて保持さ
れている。そこで、前記スピードメータギヤ組付
装置18を駆動し、組付機構56のスピードメー
タギヤ把持手段176によつて前記スピードメー
タギヤ10を把持する。すなわち、第9図におい
て、ポート180からアクチユエータ178の内
部に圧力流体を導入する。この流体の圧力によつ
てピストン184が矢印方向に変位し、これに伴
つてピストンロツド190が矢印方向に変位す
る。前記ピストンロツド190の周溝190aに
は爪部材194a,194bの一端側が係合して
いるため、当該爪部材194a,194bの他端
側は前記ピストンロツド190の変位作用下にピ
ン部材196a,196bを中心として互いに離
間する方向に変位する。次いで、前記爪部材19
4a,194bの間にスピードメータギヤ10が
位置するようにスピードメータギヤ組付装置18
を変位させる。次に、ポート182から圧力流体
を供給してピストンロツド184を矢印と反対の
方向に変位させ、これによつてピストンロツド1
90を介して爪部材194a,194bの他端側
が互いに接近する方向に変位して前記スピードメ
ータギヤ10を把持するに至る。この場合、第1
0図に二点鎖線で示すように、前記組付機構56
を構成するボルト締付手段122の爪部材154
a,154b並びにマグネツト198が送給機構
200の前記に位置することになる。
そこで、前記送給機構200のシリンダ208
を駆動する。前記シリンダ208の駆動作用下に
シリンダロツド208aが矢印F1方向に変位し、
これに伴つて板体210、スライドプレート21
6およびこのスライドプレート216に固着され
るブラケツト218がガイド溝207に沿つて矢
印F1方向に変位するに至る。この場合、前記ガ
イド溝207には第2パーツフイーダ36からセ
ツトプレート14が供給されているため、前記ス
ライドプレート216は前記セツトプレート14
を押しながら矢印F1方向に変位する。このよう
にしてセツトプレート14およびブラケツト21
8が所定量変位すると、当該ブラケツト218の
内部に配設される摺動部材224が前記ボルト締
付手段122に当接する。そこで、前記シリンダ
208の駆動作用下にスライドプレート216お
よびブラケツト218をさらに矢印F1方向に変
位させると、前記スライドプレート216により
セツトプレート14はさらに押圧され変位し、姿
勢変換機構202の先端部に保持されるスピード
メータギヤ10に係合する。その際、前記セツト
プレート14はマグネツト198により吸着され
て保持される。また、前記摺動部材224および
これに取着される爪片226a,226bは前記
ボルト締付手段122によりその変位を阻止され
ているため、前記ブラケツト218およびプツシ
ユプレート230のみがコイルスプリング222
の弾発力に抗して矢印F1方向に変位する。この
場合、前記プツシユプレート230は爪片226
a,226bによつて保持されるボルト16を矢
印F1方向に押圧すると共に、前記爪片226a,
226bはピン部材228を中心としてその他端
側を互いに離間する方向に変位させる。従つて、
前記ボルト16はプツシユプレート230の押圧
作用下に摺動部材224が当接するボルト締付手
段122内に挿入されることになる。前記ボルト
締付手段122内に挿入されたボルト16は爪部
材154a,154bにより保持される。
このようにしてスピードメータギヤ10、セツ
トプレート14およびボルト16を整合した状態
で組付機構56に保持した後に再度前記スピード
メータギヤ組付装置18を駆動して前記スピード
メータギヤ10をトランスミツシヨン8のスピー
ドメータギヤ取付用孔部12に挿入する。この場
合、把持部48に配設されるシリンダ116を駆
動してシリンダロツド116aを矢印方向に変位
させてこれに係合する第2支持部材110を介し
てブラケツト118を所定量回動させる(第7図
参照)。従つて、前述したように、前記ブラケツ
ト118の回転中心軸と同軸的に保持されるスピ
ードメータギヤ10が所定量回動し、当該スピー
ドメータギヤ10とトランスミツシヨン8の内部
に配設されるギヤとが噛合して前記スピードメー
タギヤ10が所定量挿入される。次いで、前記シ
リンダ116を駆動してセツトプレート14およ
びボルト16を所定位置に位置決めする。
次に、前記ボルト16が保持されるボルト締付
手段122を駆動して前記ボルト16をトランス
ミツシヨン8に螺合させ、セツトプレート14を
介して前記スピードメータギヤ10を固定する。
すなわち、回転駆動源160を所定方向に回転さ
せ、その回転力を膨出部126内に配設されるギ
ヤ162,168を介して円筒部124内に配設
れるギヤ132に伝達する。これによつて前記ギ
ヤ132が係合するシリンダ134とこのシリン
ダ134に嵌合するピストンロツド144および
当該ピストンロツド144の先端部に取着される
ソケツト146が所定方向に回転する。次いで、
前記円筒部124の上方に穿設される孔部124
aから圧力流体を前記円筒部124内に導入する
(第8図参照)。この結果、前記シリンダ134内
に配設されるピストン142がコイルスプリング
150の弾発力に抗して、第8図において、下方
へと変位する。すなわち、ピストン142の変位
作用下にピストンロツド144およびソケツト1
46が下方へと変位し、前記ソケツト146の先
端部に形成される凹部がボルト16の頭部と係合
すると共に、前記ソケツト146の外周部によつ
て爪部材154a,154bを互いに離間する方
向に揺動させるに至る。従つて、前記ボルト16
はソケツト146と共に所定方向に回転し、当該
ボルト16が前記トランスミツシヨンに形成され
る螺孔に螺合し、所定のトルクで締め付けられる
に至る。この結果、前記スピードメータギヤ10
はセツトプレート14を介して前記ボルト16に
より固定されることになる(第3図参照)。
以上のように本実施態様によれば、エンジン6
を構成するトランスミツシヨン8にスピードメー
タギヤ10を組み付ける作業を行う際に、前記ス
ピードメータギヤ10とこれをトランスミツシヨ
ン8に固着するためのセツトプレート14、ボル
ト16等の部品を整合状態で保持出来るよう構成
している。すなわち、本実施態様に係るスピード
メータギヤ組付装置18はこれを構成し且つ所定
方向に変位可能な把持部48に組付機構56を配
設している。この場合、前記組付機構56は回動
手段100の作用下に所定量回動可能に構成され
ている。しかも、前記組付機構56はこれを構成
するスピードメータギヤ把持手段176によつて
前記スピードメータギヤ10を保持すると共に、
前記セツトプレート14をマグネツト198によ
り保持し、さらに前記ボルト16をボルト締付手
段122によつて保持出来るよう構成している。
このため、前記スピードメータギヤ10とセツト
プレート14とボルト16とを整合状態で保持し
て前記スピードメータギヤ10をトランスミツシ
ヨン8に係合した後に前記ボルト16をトランス
ミツシヨン8に螺合し、これによつてスピードメ
ータギヤ10を固定することが可能である。な
お、前記スピードメータギヤ10をトランスミツ
シヨン8に係合させる際に、回動手段100の駆
動作用下に前記スピードメータギヤ10を所定量
回動させて当該スピードメータギヤ10と前記ト
ランスミツシヨン8内に配設されるギヤとを噛合
させている。従つて、前記スピードメータギヤ1
0をトランスミツシヨン8に組み付ける作業を自
動的に行うことが出来、この結果、当該組付作業
を効率よく確実に行うことが可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、組付機構のス
ピードメータギヤ把持手段によりスピードメータ
ギヤを把持するとともに、送給機構からセツトプ
レートとボルトを該組付機構に送給し、該セツト
プレートを該組付機構のマグネツトによつて吸着
保持するとともに、該ボルトをボルト締付手段に
よつて把持するだけで、該組付機構において該ギ
ヤ、セツトプレート、ボルトをトランスミツシヨ
ンの組付位置に対応した位置に整合させることが
できるため、組付工程が簡略化できる。また、こ
の後、該組付機構を回動手段により所定量回動さ
せることにより、ギヤを該トランスミツシヨンに
噛合させるとともに、該セツトプレートを介して
ボルト締付手段によりボルトを螺合させ、自動的
且つ効率的にスピードメータギヤの組付作業を行
うことができる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本発明はこの実施態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスピードメータギヤ組付
装置が配設される組立ステーシヨンの概略斜視
図、第2図は第1図に示す組立ステーシヨンより
組み立てられるエンジンの概略斜視図、第3図は
第2図に示すエンジンに組み付けられるスピード
メータギヤの組付状態を示す一部省略斜視図、第
4図は本発明に係るスピードメータギヤ組付装置
を構成する把持部の一部省略斜視図、第5図は第
4図に示す把持部を構成するスピードメータギヤ
保持機構の一部省略断面説明図、第6図は第4図
に示す把持部を構成する組付機構の一部断面正面
図、第7図は第6図に示す組付機構を回転可能に
するための回転手段の一部省略平面図、第8図は
第6図に示す組付機構の要部一部省略断面説明
図、第9図は第6図に示す組立機構を構成するス
ピードメータギヤ把持手段の一部省略断面図、第
10図は第1図に示す組立ステーシヨンに配設さ
れる供給装置の一部断面正面図、第11図は第1
0図に示す供給装置を構成する姿勢変換機構の一
部省略断面説明図、第12図は第1図に示す組立
ステーシヨンに配設される押え装置の平面図、第
13図は第12図に示す押え装置の一部省略側面
図である。 2……組立ステーシヨン、6……エンジン、8
……トランスミツシヨン、18……スピードメー
タギヤ組付装置、20……供給装置、26……キ
ヤツプ押え装置、28……ノズル、48……把持
部、52……ノズル保持機構、54……スピード
メータギヤ保持機構、56……組付機構、100
……回動手段、122……ボルト締付手段、17
6……スピードメータギヤ把持手段、198……
マグネツト、200……送給機構、202……姿
勢変換機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ライン上を搬送されるエンジンのトランスミ
    ツシヨンにスピードメータギヤを取着するための
    装置であつて、 スピードメータギヤを把持するスピードメータ
    ギヤ把持手段と、セツトプレートを吸着して保持
    するマグネツトと、ボルトを把持し、該トランス
    ミツシヨンに対して螺合させるボルト締付手段と
    が、それぞれ前記トランスミツシヨンの組付位置
    に対応した位置に備えられる組付機構と、 前記マグネツトおよびボルト締付手段に対し
    て、それぞれ前記セツトプレートおよびボルトを
    送給する送給機構と、 前記スピードメータギヤとトランスミツシヨン
    の内部に配設されるギヤとを噛合させるために、
    前記組付機構を所定量回動させる回動手段と、 を備えることを特徴とするスピードメータギヤ組
    付装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    ボルト締付手段は回転駆動源と、前記回転駆動源
    の駆動作用下に回動するシリンダと、前記シリン
    ダに嵌合し且つ当該シリンダに伴つて回動するピ
    ストンロツドと、このピストンロツドに係着され
    ると共にボルトの頭部に係合するソケツトから構
    成してなるスピードメータギヤ組付装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載の装
    置において、組付機構を所定量回動させる回動手
    段は、前記装置に回転自在に取着されるブラケツ
    トと、当該ブラケツトを所定量回動させるための
    シリンダとからなり、前記ブラケツトに前記組付
    機構を装着するよう構成してなるスピードメータ
    ギヤ組付装置。
JP4803587A 1987-03-03 1987-03-03 スピ−ドメ−タギヤ組付装置 Granted JPS63216641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4803587A JPS63216641A (ja) 1987-03-03 1987-03-03 スピ−ドメ−タギヤ組付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4803587A JPS63216641A (ja) 1987-03-03 1987-03-03 スピ−ドメ−タギヤ組付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63216641A JPS63216641A (ja) 1988-09-08
JPH0520219B2 true JPH0520219B2 (ja) 1993-03-18

Family

ID=12792055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4803587A Granted JPS63216641A (ja) 1987-03-03 1987-03-03 スピ−ドメ−タギヤ組付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63216641A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672129U (ja) * 1993-03-18 1994-10-07 第二しなのポリマー株式会社 硬質照光式押釦スイッチ用カバー部材

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109623316A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 昆山奥韦尔自动化科技有限公司 一种用于汽车测速器上元件组装的机器
CN112548910B (zh) * 2020-11-30 2022-05-06 盛瑞传动股份有限公司 一种变速器阀板安装设备及变速器阀板装配方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61284333A (ja) * 1985-06-10 1986-12-15 Nissan Motor Co Ltd 歯付部品の組付装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61201739U (ja) * 1985-06-06 1986-12-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61284333A (ja) * 1985-06-10 1986-12-15 Nissan Motor Co Ltd 歯付部品の組付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672129U (ja) * 1993-03-18 1994-10-07 第二しなのポリマー株式会社 硬質照光式押釦スイッチ用カバー部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63216641A (ja) 1988-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102950563B (zh) 螺钉扶持装置及装配该螺钉扶持装置的螺钉工具
JPH0482631A (ja) サラ小ネジの自動供給装置
CN101689792B (zh) 转子安装装置和转子安装方法
JPH10180577A (ja) ベアリングの組立装置、その組立治具およびその組立ロボット
JPH1148053A (ja) コンロッド取付部材の締付装置
JPH0520219B2 (ja)
CN110181261B (zh) 具有多个螺丝刀具的锁付装置
JPH11170127A (ja) 自動組付け装置
JP5959370B2 (ja) モータ組立装置、及び、モータ組立方法
JPS63216642A (ja) 組立システム
JP2019171363A (ja) 表面を洗浄するための装置及び方法
KR102354333B1 (ko) 수소 연료탱크 밸브 조립장치
CN111558815B (zh) 节气门转盘式全自动装配线
CN100389929C (zh) 螺栓供应装置
CN210677671U (zh) 一种工业内窥镜螺杆组装装置
SU812506A1 (ru) Полуавтомат дл сборки узла тол-КАТЕл плуНжЕРА ТОплиВНОгО НАСОСАВыСОКОгО дАВлЕНи дВигАТЕлЕйВНуТРЕННЕгО СгОРАНи
JPS6337157Y2 (ja)
JP3294877B2 (ja) モータの製造方法およびそれに使用されるモータの組立装置
RU83958U1 (ru) Устройство для сборки деталей
CN217750234U (zh) 快速接头抓取组件、快速接头装配结构及自动装配系统
JP7142995B1 (ja) ネジ締付装置およびネジ保持ユニット
CN110814693A (zh) 灯具支架组装设备
JPS58132425A (ja) ネジ締め装置
JPH0435077Y2 (ja)
JP3503680B2 (ja) ガイドピン交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees