JPH0482631A - サラ小ネジの自動供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、特に全長の短いサラ小ネジをネジ締付機に供
給する自動供給装置に関するものである。

ｂ、　従来の技術 −ＩＩＱに、ブレーキドラムなどのネジ止め箇所には全
長の短いサラ小ネジが用いられており、従来は第７図に
示す如（、作業者が一方の手でサラ小ネジ５１をネジ収
納箱５２から取り出してブレーキドラム５３のネジ止め
箇所５４に位置決めし、他方の手でエアドライバ５５を
持ってサラ小ネジ５１の締付けを行っている。しかし、
手作業による場合は、全長の短いサラ小ネジ５１が小さ
くて把持しにくいため、生産性の向上が図れない上、エ
アドライバ５５の先端ビット５６を破損することも起こ
り、コスト高を招来していた。

そこで、近年では第８図に示すボール型パーツフィーダ
５７を用い、このパーツフィーダ５７を振動させること
により丸小ネジ５８を直進フィーダ５９側に移送して第
９図に示す如（−直線上に並べ、エア圧送機６０により
エアホース６１を介してエア圧送してＹ字管６２に供給
すると共に、このＹ字管６２内で供給した丸小矛ジ５８
を予め定めた姿勢で配置し、この状態でブレーキドラム
５３のネジ止め箇所５４に位置合わせしつつエアドライ
バ６３にて締付けたり、あるいは第１０図に示すスクイ
上げ型パーツフィーダ６４を用い、このパーツフィーダ
６４にて平小ネジ６５を並べながらエア圧送機６０まで
送り、その後は第８図に示すと同様の手順で平小ネジ６
５の締付けを行っている。

Ｃ１発明が解決しようとする課題 ところが、上述した従来の小ネジ供給装置においては、
全長の短いサラ小ネジ５１をＹ字管６２まで適確に供給
することが難しいとされている。すなわち、上記サラ小
ネジ５１は、その形状特性から、他の小ネジ５８．６５
やボルトのようにネジ部を下方にして吊り下げるタイプ
の搬送レールを使用することはできず、また第１１図に
示す如くサラ小ネジ５１を搬送レール６６上で整列させ
ながら振動搬送しようとすると、隣接するサラ小７ジ５
１の頭部５１ａが振動によって互いに重なり合い、搬送
不可能となるおそれがあった。一方、上記サラ小ネジ５
１の全長りが第１２図に示す如く頭部５１ａの直径りよ
りも大きく形成されていると、エアホース６１内を円滑
に移送されるが、第１３図に示す如くサラ小７ジ５１の
全長と頭部５１ａ　の直径りとが同一寸法で形成されて
いると、サラ小ネジ５１がエアホース６１内で回転傾斜
してエアホース６１内で詰ってしまうおそれがあり、全
長の短いサラ小ネジ５１においてはエアホース６１内を
エア圧送する方法を採用することが困難であった。

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって
、その目的は、上述の如き欠点を解消し得るサラ小ネジ
の自動供給装置を提供することにある。

ｄ、　課題を解決するための手段 上記従来技術の有するｙＡＢを解決するために、本発明
においては、全長の短いサラ小ネジをその頭部を下に向
けて整列配置するネジ送給装置と、間欠的に回転し前記
ネジ送給装置からサラ小ネジを一個ずつ受け取るインデ
ックステーブルと、旋回アームの先端部にその軸心を中
心として回転自在に取付けられ、前記インデックステー
ブル上のサラ小ネジを吸着する昇降可能な吸着ホルダと
、この吸着ホルダに関連して設置したネジ締付機に開閉
自在に取付けられ、前記吸着ホルダを回転させることに
より頭部を上に向けて配置したサラ小ネジを把持するチ
ャックとをそれぞれ具備している。

Ｃ６作用 本発明に係るサラ小ネジの自動供給装置では、ネジ送給
装置により頭部を下に向けてサラ小ネジを整列配置し、
この整列配置したサラ小ネジをインデックステーブルが
一個ずつ受け取り、該インデックステーブル上のサラ小
ネジを吸着ホルダで吸着すると共に頭部を上に向けて配
置し、この状態にあるサラ小ネジをチャックにて把持す
るようにしているため、全長の短いサラ小ネジでもネジ
締付機に適確に供給でき、全長の短いサラ小ネジの供給
を自動化することが可能となる。

ｆ、　実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。

第１図〜第６図は本発明に係るサラ小ネジの自動供給装
置の一実施例を示したものである。この自動供給装置は
、特に全長が短く形成されたサラ小ネジ（全長りと頭部
直径りとがほぼ同一寸法に形成されている）１をネジ締
付機２に自動供給するもので、ボール型パーツフィーダ
３と、このパーツフィーダ３に接続される直進フィーダ
４と、この直進フィーダ４の終端部に配設されるインデ
ックステーブル５と、このインデックステーブル５上の
サラ小ネジ１を吸着する吸着ホルダ６と、この吸着ホル
ダ６に関連して設置した矛ジ締付機２のドライバピント
７の先端付近に取付けられるＮ、Ｃタイプのエアチャッ
ク８とをそれぞれ具備している。

上記ポール型パーツフィーダ３の内部には、らせん状に
形成された搬送テーブル９が設けられており、この搬送
テーブル９上に投入されたサラ小ネジ１は下部に配設し
た振動装置１０で発生させた振動を板ばねＩＩを介して
伝達することによってその頭部１ａを下方に向けて起立
させながら順次直進フィーダ４側に向って整列させつつ
搬送するように構成されている。

また、上記直進フィーダ４は、ボール型パーツフィーダ
３とインデックステーブル５との間に配設される搬送レ
ール１２を有しており、この搬送レール１２は下部に設
けた振動装置１３によって振動するように支持されてい
る。搬送レール１２の上部には、第３図に示す如くサラ
小ネジ１の頭部１ａとほぼ対応する断面形状の案内溝１
４が長手方向に沿って設けられており、これによってイ
ンデックステーブル５に供給するサラ小ネジ１が案内溝
１４内を起立したまま一直線上に整列配置されるように
構成されている。

一方、上記インデックステーブル５は、ギャードモータ
１５およびゼネバ機構１６によって９０°　ごとに間欠
的に回転駆動され、このＸ回転と対応して上面にはサラ
小ネジｌの頭部１ａを受け取る４個の切欠き部１７が周
方向に沿って等間隔に設けられている。しかして、イン
デックステーブル５の側方には直進フィーダ４から送給
されるサラ小ネジ１を一個ずつ検出してインデックステ
ーブル５の切欠き部１７に供給するネジセンサ１８が設
けられ、またインデックステーブル５の下方には切欠き
部１７の位置を検出する４割出しセンサ１９が設けられ
ている。

また、上記インデックステーブル５と対向する位置には
支柱２０が立設されており、この支柱２０の上部には旋
回アーム２１の基端部２１ａがアームシリンダ２２によ
って水平方向へ回動自在に取付けられている。このため
、旋回アーム２１の基端部２１ａ側に位置する中広部２
３には、アームシリンダ２２側に設けた伸縮可能なピス
トンロンド２４の一端が連結されている。一方、旋回ア
ーム２１の先端部２１ｂ側には回転シリンダ２５が配設
されており、この回転シリンダ２５から旋回アーム２１
の先端部２１ｂ　を通って突出する回転ロッド２６には
保持具２７が取付けられている。この保持具２７には、
インデックステーブル５の切欠き部１７と対応して４本
の吸着ホルダ６が昇降機構２８を介して昇降自在に取付
けられており、これによって吸着ホルダ６は回転ロッド
２６の軸心を中心として垂直方向へ回転するように構成
されている。

吸着ホルダ６の内部には、図示しないバキュームポンプ
に接続される通路２９が形成されており、この通路２９
は作動時に負圧とされる。また、吸着ホルダ６の吸入口
３０には、第４図に示す如く吸着バッドたる０リング３
１が嵌着されており、該０リング３１は吸着したサラ小
ネジ１の頭部１ａ（ｌ斜面をシールするため使用されて
いる。なお、インデックステーブル５の切欠き部１７の
位置は、位相合せシリンダ３２によって吸着ホルダ６の
位相、すなわちネジ締付機２のドライバピント７のレイ
アウトに対応して合せることができるようになっている
。

一方、上記ネジ締付機２は、旋回アーム２１の旋回領域
内に設置され、ハウジング３３内にはサラ小ネジ１を締
付けるドライバビット７が吸着ホルダ６の位置（すなわ
ち、ワークのネジ止箇所）と対応して上下動可能に配設
されている。また、エアチャック８は、第５図および第
６図に示す如く支持部材３４を介してネジ締付機２に取
付けられ、対向配置された回動可能な一対の挾持片３５
．３６によって開閉自在に構成されている。しかして、
これら挟持片３５．３６の対向面には、サラ小ネジ１の
頭部１ａを挾持する保合部３７．３８がそれぞれ形成さ
れている。なお、第１図において符号３９はネジ止め箇
所４０を有するワーク（例えば、ブレーキドラム）であ
り、ワーク３９はネジ締付機２の下方位置に配置される
ようになっている。

次に、上記構成の自動供給装置の動作を説明する。

先ず、全長の短いサラ小ネジｌをボール型パーツフィー
ダ３の内部に投入する。次いで、ボール型パーツフィー
ダ３の振動装置１０を作動し搬送テーブル９を振動させ
ると、サラ小ネジ１は搬送テーブル９上で起立し頭部１
ａが下向きとなって整列しながら順次直進フィーダ４側
に搬送される。そして、直進フィーダ４側から取り出さ
れたサラ小ネジ１は、頭部１ａが下向きのまま、振動装
置１３にて振動する搬送レール１２の案内溝１４内を一
直線上に整列されながら移送され、インデックステーブ
ル５への供給にそなえる。この状態で、インデックステ
ーブル５を間欠的に回転させ、切欠き部１７を搬送レー
ル１２の終端開口に対向配置させる。これに伴って、切
欠き部１７は直進フィーダ４側から押されるサラ小ネジ
１を順次−個ずつ受け取り、インデックステーブル５は
４本のサラ小ネジ１を受け取ったときに回転を停止する
。

次いで、第１図に示す原位置にある吸着ホルダ６を昇降
機構２８によって下降させ、これと対応する位置の各切
欠き部１７内のサラ小ネジ１を吸着し、そののち吸着ホ
ルダ６を上昇させてインデックステーブル５から４本の
サラ小ネジ１を持ち上げる。

この状態で、旋回アーム２１がアームシリンダ２２によ
ってネジ締付機２側に向って旋回させられ、それと同時
に吸着ホルダ６も回転シリンダ２５により回転ロンド２
６および保持具２７を介して軸心を中心として１８０°
回転させられ、サラ小ネジ１の頭部ｌａを上に向けてネ
ジ締付機２に受け渡せるような体勢をとる（第５図参照
）。この間、エアチャンク８は開かれ、サラ小ネジ１を
受け取る準備がなされている。

次に、吸着ホルダ６を上昇させ、サラ小ネジ１をエアチ
ャンク８の挟持片３５．３６の間に臨ませ、そしてエア
チャンク８を図示しない圧縮ばねの弾撥力などにて閉じ
、吸着ホルダ６を下降させると、４本のサラ小ネジ１は
エアチャック８側に受け渡されて把持される。また、旋
回アーム２１は原位置まで旋回させられる共に、吸着ホ
ルダ６も１８０゜回転して元の吸着可能な状態に戻され
る。しかる後、ネジ締付機２のドライバビット７は回転
しながら下降し、その先端部をエアチャック８に供給把
持されたサラ小ネジ１のドライバミゾとそれぞれ合致さ
せ、エアチャック８を押し拡げながら４本のサラ小ネジ
１をワーク３９のネジ止め箇所４０に同時に締付ければ
、当該ワーク３９のネジ締付作業は終了する。

以上、本発明の一実施例につき述べたが、本発明は既述
の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。

例えば、既述の実施例においては、インデックステーブ
ル５に４つの切欠き部１７を設けることにより４本のサ
ラ小ネジ１を受け取るように構成したが、インデックス
テーブル５で受け取るサラ小７ジ１の数はワーク３９の
ネジ止め箇所４０の数と対応させて適宜選択することが
できる。その際、ゼネバ機構１６によるインデックステ
ーブル５の回転角度、切欠き部１７の数等を合せる必要
がある。

ｇ、　発明の効果 上述の如く、本発明に係るサラ小ネジの自動供給装置は
、頭部を下向きにして整列したサラ小ネジをネジ送給装
置から一個ずつ受け取るインデックステーブルと、この
インデックステーブル上のサラ小ネジを吸着する昇降可
能な吸着ホルダと、この吸着ホルダを回転させることに
より頭部を上向きに配置したサラ小ネジを把持するチャ
、りとを具備しているので、全長の短いサラ小ネジをネ
ジ締付機に自動供給することができ、生産性の向上が図
れる。しかも、本発明の自動供給装置を用いれば、従来
において自動化計画の一環としてサラ小ネジを丸小ネジ
や平小ネジ等の他のネジ部品に設計変更を余儀なくされ
るところであったが、そのまま自動化計画を遂行するこ
とができ、これによって部品の設計変更に掛かるコスト
を省略することが可能となり、経済的に有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の一実施例を示すものであって
、第１図はサラ小ネジの自動供給装置の概念的斜視図、
第２図は上記自動供給装置の概念的断面図、第３図はサ
ラ小ネジを整列配置した搬送レールの断面図、第４図は
吸着ホルダの断面図、第５図はサラ小ネジをエアチャッ
クに受け渡す前の吸着ホルダ付近の断面図、第６図はエ
アチャックの側面図、第７図〜第１３図は従来例を示す
ものであって、第７図は手作業にてサラ小ネジを締付け
るエアドライバの斜視図、第８図は直進フィーダから移
送された丸小ネジをエアドライバに圧送するエア圧送機
の斜視図、第９図は直進フィーダの断面図、第１０図は
スクイ上げ型パーツフィーダから移送された平小ネジを
エアドライバに圧送するエア圧送機の斜視図、第１１図
は搬送レールにて搬送されている状態のサラ小ネジの斜
視図、第１２図はエアホース内を圧送される全長の長い
サラ小ネジの側面図、第１３図はエアホース内を圧送さ
れる全長の短いサラ小ネジの側面図である。 １・・・サラ小ネジ、　　　　　２・・・ネジ締付機、
３・・・ボール型パーツフィーダ、 ４・・・直進フィーダ、 ５・・・インデックステーブル、 ６・・・吸着ホルダ、　　　　　７・・・ドライバビッ
ト、８・・・エアチｔンク、　　　　９・・・搬送テー
ブル、１０、１３・・・振動装置、　　　１２・・・搬
送レール、１５・・・ギャードモータ、　　１６・・・
ゼネバ機構、１７・・・切欠き部、　　　　　２０・・
・支柱、２１・・・旋回アーム、　　　　２２・・・ア
ームシリンダ、２４・・・ピストンロンド、　　２５・
・・回転シリンダ、２６・・・回転ロンド、　　　　　
２７・・・保持具、２８・・・昇降機構、　　　　　２
９・・・通路、３０・・・吸入口、　　　　　　　３１
・・・０リング、３４・・・支持部材、　　　　　３５
．３６・・・挟持片、３７、３８・・・保合部。 鴫３図 第５ｒ！Ａ 第７図 第１０図 第１３−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 全長の短いサラ小ネジをその頭部を下に向けて整列配置
   するネジ送給装置と、間欠的に回転し前記ネジ送給装置
   からサラ小ネジを一個ずつ受け取るインデックステーブ
   ルと、旋回アームの先端部にその軸心を中心として回転
   自在に取付けられ、前記インデックステーブル上のサラ
   小ネジを吸着する昇降可能な吸着ホルダと、この吸着ホ
   ルダに関連して設置したネジ締付機に開閉自在に取付け
   られ、前記吸着ホルダを回転させることにより頭部を上
   に向けて配置したサラ小ネジを把持するチャックとをそ
   れぞれ具備したことを特徴とするサラ小ネジの自動供給
   装置。