JP5959370B2 - モータ組立装置、及び、モータ組立方法 - Google Patents
モータ組立装置、及び、モータ組立方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5959370B2 JP5959370B2 JP2012187694A JP2012187694A JP5959370B2 JP 5959370 B2 JP5959370 B2 JP 5959370B2 JP 2012187694 A JP2012187694 A JP 2012187694A JP 2012187694 A JP2012187694 A JP 2012187694A JP 5959370 B2 JP5959370 B2 JP 5959370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- rotor
- shaft
- shaft member
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、簡単な構造でロータとステータとの間に作用する磁力に耐え、ロータとステータとの組み付け作業性を向上することができるモータ組立装置、及び、モータ組立方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るモータ組立装置1を模式的に示す図である。モータ組立装置1は、セル生産方式により、電力車両に用いられる電動機としてのDCブラシレスモータを組み立てる際に好適に用いることができるモータの組み立て装置である。モータ組立装置1は、図1に示すように、モータケース11内に予めモータの回転軸12とロータ13と位置決めして収容し、ロータ13の外周にステータ14を組み付ける装置である。
モータ組立装置1は、ステータ14を軸方向Rに摺動自在に懸架するシャフト部材25と、ステータ14を着脱自在に保持するステータ保持部材30と、を備え、2台のロボット21,22の双腕協調動作により作動される。
続いて、図1に示すように、ステータ保持部材30にステータ14を固定する。ステータ保持部材30へのステータ14の固定は、作業者が手作業で行う構成であっても良い。ステータ保持部材30には、ベース部32の下面から下方に突出するピン35が設けられている。ピン35は、例えば、各吊持部43に対応する位置で、シャフト部材25に向かって径方向の内側に配設されている。図示は省略するが、ステータ14には、ピン35が挿入されるガイド穴が設けられ、このガイド穴にピン35を挿入して、吊持部43でステータ14を吊持することで、ステータ14のシャフト部材25に対する芯出しを行うことができるように構成されている。
Fa=Fb×(b/a)
となり、bに対するaの比が大きくなるにつれて、Faは小さくなる。
これにより、ステータ保持部材30に働くロータ13の吸着力に耐えるべく、第1のロボット21にかける反力を小さくすることができ、ロータ13とステータ14との間に作用する大きな磁力に第1のロボット21の剛性だけで耐えることができる。
位置決めピン34の先端部34Aは、先細り形状に形成されている。この構成によれば、ステータ保持部材30によりステータ14移動させてロータ13に組み付ける際に、ステータ14とロータ13との間に若干の回転方向のズレが生じていても、位置決めピン34をモータケース11の位置決め穴に挿入する際に、位置決めピン34の先端部34Aの傾斜した外周面により位置決めピン34が位置決め穴に案内されて挿入される。これにより、ステータ14とロータ13との間の回転方向のズレが補正され、ステータ14の回転位相をロータ13に合わせることができる。
板カム40には、図5に示すように、C字形状に湾曲した楕円形状のカム孔45が、各固定治具33に対応する位置に形成されている。カム孔45は、板カム40をシャフト部材25を中心に回転させた際に、カム孔45に案内される固定治具33のガイドピン41Aがシャフト部材25の放射方向に内外に移動するように構成されている。固定治具33は、ガイドピン41Aと、ガイドピン41Aを一体に備えたガイドブロック41と、ガイドブロック41がスライドし、ガイドブロック41の直線運動をガイドするガイドレール42と、を備えている。また、固定治具33には、吊持部43がガイドブロック41に一体に備えられている。
この構成によれば、板カム40をシャフト部材25を中心に回転させるという単純な動作で、ステータ14のステータ保持部材30への保持/解放を行うことができ、モータ組立装置1へのステータ14の取付/取り外し作業を素早く行うことができるため、ステータの取付作業性を向上することができる。
この構成によれば、シャフト部材25にステータ14を懸架した状態で、第1のロボット21によりシャフト部材25の基端26を把持して先端27をロータ13の軸孔15上に移動させるとともに、当該先端27をロータ13の軸孔15に嵌合させた状態で保持し、ステータ14をシャフト部材25に沿ってロータ13の出力軸線R方向に摺動させることで、高精度にステータ14をロータ13の外周に組み付けることができ、簡単な構造でロータ13とステータ14との間に作用する磁力に耐え、且つ、ロータ13とステータ14との組み付け作業性を向上することができる。また、ステータ14をロータ13の外周に組み付ける一連の動作を2台のロボット21,22の双腕協調動作により行うことができ、モータの組立工程の高効率化を図ることができる。また、第1のロボット21により把持された基端26と、ロータ13の軸孔15に嵌合された先端27との2点で、シャフト部材25をロータ13の出力軸線R上に保持するため、第1のロボット21は、てこの原理により、小さな力で効率良くシャフト部材25を保持し、ロータ13とステータ14との間に作用する磁力に耐えることができるため、ロボットの小型化を図ることができ、製造コストを削減することができる。
11 モータケース
13 ロータ
14 ステータ
15 軸孔
21 第1のロボット(把持移動部材)
22 第2のロボット(ステータ移動部材)
25 シャフト部材
26 基端
27 先端
30 ステータ保持部材
34 位置決めピン
A 軸線
R 軸方向(軸線方向、出力軸線)
Claims (2)
- モータケース内に予めロータを位置決めし、前記ロータの外周にステータを組み付けるモータ組立装置において、
前記ステータを軸方向に摺動自在に懸架するシャフト部材と、
前記シャフト部材の基端を把持し前記シャフト部材の先端を前記ロータの軸孔上に移動し前記シャフト部材の先端を前記ロータの軸孔に嵌合させる把持移動部材と、
前記シャフト部材の先端を前記ロータの軸孔に嵌合させた状態で前記ステータを軸方向に摺動させるステータ移動部材と、
前記ステータ移動部材に連結され、前記シャフト部材の軸上に前記ステータを懸架し、前記ステータを前記ロータの軸方向に摺動させるステータ保持部材と、
前記ステータ保持部材に設けられ、前記モータケースの穴に嵌合して前記ステータを前記ロータに位置決めする位置決めピンと、
を備えたことを特徴とするモータ組立装置。 - モータケース内に予めロータを位置決めし、前記ロータの外周にステータを組み付けるモータ組立方法において、
前記ステータを軸方向に摺動自在に懸架するシャフト部材を備え、
前記シャフト部材の基端を把持し前記シャフト部材の先端を前記ロータの軸孔上に移動し前記シャフト部材の先端を前記ロータの軸孔に嵌合させる把持移動過程と、
前記シャフト部材の先端を前記ロータの軸孔に嵌合させた状態で前記ステータを軸方向に摺動させるステータ移動過程と、を備え、
前記シャフト部材の軸上に摺動自在に配置されたステータ保持部材で前記ステータを懸架し、前記ステータ保持部材を前記シャフト部材の軸上を摺動させることで前記ステータを前記ロータの軸方向に摺動させ、
前記ステータ保持部材に設けられた位置決めピンを、前記モータケースの穴に嵌合させて、前記ステータを前記ロータに位置決めする
ことを特徴とするモータ組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012187694A JP5959370B2 (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | モータ組立装置、及び、モータ組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012187694A JP5959370B2 (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | モータ組立装置、及び、モータ組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014045617A JP2014045617A (ja) | 2014-03-13 |
JP5959370B2 true JP5959370B2 (ja) | 2016-08-02 |
Family
ID=50396495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012187694A Expired - Fee Related JP5959370B2 (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | モータ組立装置、及び、モータ組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5959370B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113141093B (zh) * | 2021-04-30 | 2023-06-13 | 苏州绿控新能源科技有限公司 | 一种双转子电机装配装置 |
JP7256431B1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-12 | ダイキン工業株式会社 | 回転電機、送風機、圧縮機、冷凍装置 |
CN117175879B (zh) * | 2023-11-02 | 2024-01-30 | 小米汽车科技有限公司 | 驱动电机的定转子合装机和驱动电机的定转子合装方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3250348B2 (ja) * | 1992-11-24 | 2002-01-28 | ダイキン工業株式会社 | 電動機組立方法および装置 |
JP2001251817A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-14 | Moric Co Ltd | 永久磁石界磁モータの組立て装置 |
JP2005168098A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Koyo Seiko Co Ltd | 電動モータ、電動モータの組立装置および電動モータの組立方法 |
JP4992527B2 (ja) * | 2007-04-18 | 2012-08-08 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ステータ組み付け装置及びステータ組み付け方法 |
-
2012
- 2012-08-28 JP JP2012187694A patent/JP5959370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014045617A (ja) | 2014-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10315314B2 (en) | End effector, industrial robot, and operation method thereof | |
JP5959370B2 (ja) | モータ組立装置、及び、モータ組立方法 | |
JP2011240479A (ja) | ホイールリムに取り付けられた空気タイヤの回転方向角度位置を変更するための装置及び方法 | |
JP5990450B2 (ja) | ロータ位置調整装置、ロータ位置調整方法及び回転電機製造方法 | |
JP5925621B2 (ja) | ロータ組み付け装置及びその組み付け方法 | |
JP4645397B2 (ja) | 相間絶縁紙の組み付け方法および装置 | |
EP3150342B1 (en) | End effector, industrial robot, and operation method thereof | |
JP2001328035A (ja) | 被挿入物の把持・挿入装置および組立ユニット | |
JP2006035346A (ja) | 部品組付け方法 | |
CN108237188A (zh) | 线材的弯曲加工装置 | |
JP5527102B2 (ja) | 位置決め装置 | |
JP6176976B2 (ja) | ネジ締めシステム及び物品の製造方法 | |
US20190193215A1 (en) | Blade assembling method and blade assembling device for torque converter | |
CN216819662U (zh) | 装夹机构及绕线机 | |
JP2017136659A (ja) | ワーククランプ装置、およびワーククランプ装置を備える加工システム | |
CN215034659U (zh) | 轴类产品自动焊接设备 | |
JP2015186326A (ja) | モーター、ロボット、モーターの組み立て方法 | |
CN214561843U (zh) | 一种具有定位和安装多规格预埋件功能的机械手 | |
JP4301142B2 (ja) | デフの組立方法 | |
CN114093655A (zh) | 一种环形骨架自锁定位绕线治具 | |
CN218503785U (zh) | 阀盖装配机 | |
JP6580016B2 (ja) | 部材の位置決め方法及び位置決め装置 | |
JP2020055068A (ja) | 電動グリッパ装置 | |
JP4873171B2 (ja) | ロボットハンドを備えたロボット | |
KR102546208B1 (ko) | 교환 가능한 그리퍼팁 및 그리퍼팁 교환장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160621 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5959370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |