JPH05197139A - 感光性平版印刷版材料及び平版印刷版の作成方法 - Google Patents
感光性平版印刷版材料及び平版印刷版の作成方法Info
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- JPH05197139A JPH05197139A JP8718292A JP8718292A JPH05197139A JP H05197139 A JPH05197139 A JP H05197139A JP 8718292 A JP8718292 A JP 8718292A JP 8718292 A JP8718292 A JP 8718292A JP H05197139 A JPH05197139 A JP H05197139A
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- Japan
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- photosensitive
- cover film
- photosensitive composition
- printing plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 近赤外光に対し高感度で、かつ印刷適性と可
視画性に優れ、更に装置の小型化と材料の低コスト化を
実現した、液体現像不要な感光性平版印刷版材料、及び
それを用いた平版印刷版の作成方法の提供。 【構成】 親水性表面を有する支持体上に感光性組成物
層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された感光性
材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側から画
像露光を行うことによって、該感光性組成物層と該透明
カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光性組成
物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化させ、そ
の後に該カバーシートを剥離することで該感光性組成物
層から成る印刷画像を該支持体上に形成させ平版印刷版
を作成する感光性平版印刷版材料において、該感光性組
成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な化合物と
近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレート錯体
とを含有することを特徴とする感光性平版印刷版材料。
視画性に優れ、更に装置の小型化と材料の低コスト化を
実現した、液体現像不要な感光性平版印刷版材料、及び
それを用いた平版印刷版の作成方法の提供。 【構成】 親水性表面を有する支持体上に感光性組成物
層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された感光性
材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側から画
像露光を行うことによって、該感光性組成物層と該透明
カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光性組成
物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化させ、そ
の後に該カバーシートを剥離することで該感光性組成物
層から成る印刷画像を該支持体上に形成させ平版印刷版
を作成する感光性平版印刷版材料において、該感光性組
成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な化合物と
近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレート錯体
とを含有することを特徴とする感光性平版印刷版材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性平版印刷版材料及
びそれを用いる平版印刷版の作成方法に関し、詳しくは
支持体上に設けられ、かつ露光により支持体への接着力
が変化する感光性組成物層を有する感光材料であり、剥
離現像によって印刷画像を形成することができ、かつ近
赤外線領域の光に対して高い感度を有する感光性平版印
刷版材料と、それを用いた平版印刷版の作成方法に関す
る。
びそれを用いる平版印刷版の作成方法に関し、詳しくは
支持体上に設けられ、かつ露光により支持体への接着力
が変化する感光性組成物層を有する感光材料であり、剥
離現像によって印刷画像を形成することができ、かつ近
赤外線領域の光に対して高い感度を有する感光性平版印
刷版材料と、それを用いた平版印刷版の作成方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】光重合系を利用した感光性平版印刷版材
料、及びそれを利用する平版印刷版の作成方法は従来よ
り多数知られている。例えば、付加重合もしくは架橋可
能な化合物と光重合開始剤、更に必要に応じて有機高分
子化合物等のバインダー成分とからなる感光性組成物
を、親水性支持体上に塗布して感光性平版印刷版材料と
し、その感光性組成物に所望画像を像露光して露光部分
を硬化させ、未露光部分を溶解除去することにより、親
油性の画像部を形成し平版印刷版とする、現在、通常使
用されている液体現像型の方法の他、特開昭52-9501
号、同52-150104号、同53-40537号、同53-53404号のよ
うに、上述した感光性組成物が少なくとも一方が透明な
2枚の支持体間に形成されており、該透明支持体側より
所望画像を像露光し、露光により生ずる該感光性組成物
の支持体への接着力の変化を利用して、剥離現像により
親水性支持体上に親油性の画像部を形成し平版印刷版と
する剥離現像型の方法が挙げられる。
料、及びそれを利用する平版印刷版の作成方法は従来よ
り多数知られている。例えば、付加重合もしくは架橋可
能な化合物と光重合開始剤、更に必要に応じて有機高分
子化合物等のバインダー成分とからなる感光性組成物
を、親水性支持体上に塗布して感光性平版印刷版材料と
し、その感光性組成物に所望画像を像露光して露光部分
を硬化させ、未露光部分を溶解除去することにより、親
油性の画像部を形成し平版印刷版とする、現在、通常使
用されている液体現像型の方法の他、特開昭52-9501
号、同52-150104号、同53-40537号、同53-53404号のよ
うに、上述した感光性組成物が少なくとも一方が透明な
2枚の支持体間に形成されており、該透明支持体側より
所望画像を像露光し、露光により生ずる該感光性組成物
の支持体への接着力の変化を利用して、剥離現像により
親水性支持体上に親油性の画像部を形成し平版印刷版と
する剥離現像型の方法が挙げられる。
【0003】特に後者は液体の現像液を使用しないた
め、環境汚染、作業者の安全性、装置の小型化の面から
特に好ましい方法である。
め、環境汚染、作業者の安全性、装置の小型化の面から
特に好ましい方法である。
【0004】これらの平版印刷版形成方法に利用される
感光性組成物の光重合開始剤としては、ベンゾフェノ
ン、チオキサントン、キノン、チオアクリドン等の芳香
族ケトン類、ベンゾイン、ベンジル、ベンジルケタール
等の紫外線感光性のものや、特開昭47-2528号、同48-84
183号、同54-151024号、同58-40302号、同59-56403号、
同59-189340号、同60-88005号、同62-143044号、特開平
2-69号、同2-189548号等に開示されている可視光領域に
感度を有する光重合開始剤が用いられている。
感光性組成物の光重合開始剤としては、ベンゾフェノ
ン、チオキサントン、キノン、チオアクリドン等の芳香
族ケトン類、ベンゾイン、ベンジル、ベンジルケタール
等の紫外線感光性のものや、特開昭47-2528号、同48-84
183号、同54-151024号、同58-40302号、同59-56403号、
同59-189340号、同60-88005号、同62-143044号、特開平
2-69号、同2-189548号等に開示されている可視光領域に
感度を有する光重合開始剤が用いられている。
【0005】これらの光重合開始剤を含む感光性組成物
を有する感光性平版印刷版材料を使用して平版印刷版を
作成する一般的な方法は、感光性組成物面あるいはその
上に設けられた透明オーバーシート面上に、所望画像の
ネガパターンを遮光材料(例えば銀塩フィルム等)で形
成したマスク材料を密着し、水銀灯、キセノンランプ、
タングステンランプ、カーボンアークランプ等の紫外か
ら可視の波長領域を含む光源で露光した後、溶解現像あ
るいは剥離現像するものである。
を有する感光性平版印刷版材料を使用して平版印刷版を
作成する一般的な方法は、感光性組成物面あるいはその
上に設けられた透明オーバーシート面上に、所望画像の
ネガパターンを遮光材料(例えば銀塩フィルム等)で形
成したマスク材料を密着し、水銀灯、キセノンランプ、
タングステンランプ、カーボンアークランプ等の紫外か
ら可視の波長領域を含む光源で露光した後、溶解現像あ
るいは剥離現像するものである。
【0006】近年、画像処理、光源、画像形成技術の進
歩に伴い、走査露光によりデジタル記録が可能な感光性
材料が要望されている。一例を挙げると、通信回線によ
り伝送される画像信号、電子製版システムや画像処理シ
ステムからの出力信号で、光源を変調し、感光性材料に
直接走査露光をして印刷版を形成するシステムである。
この時の光源としては、レーザーが適している。特に小
型で、低コストの半導体レーザーの走査露光で印刷版を
直接形成できる感光性平版印刷版材料の開発が望まれて
いる。
歩に伴い、走査露光によりデジタル記録が可能な感光性
材料が要望されている。一例を挙げると、通信回線によ
り伝送される画像信号、電子製版システムや画像処理シ
ステムからの出力信号で、光源を変調し、感光性材料に
直接走査露光をして印刷版を形成するシステムである。
この時の光源としては、レーザーが適している。特に小
型で、低コストの半導体レーザーの走査露光で印刷版を
直接形成できる感光性平版印刷版材料の開発が望まれて
いる。
【0007】しかし、上述した紫外光感光性の光重合開
始剤系では走査露光に適した光源が無く、上述の可視光
感光性の光重合開始剤は未だ十分に実用的な感度とは言
えず、レーザー走査露光で直接印刷版を形成するには長
い露光時間を必要とし、効率的ではない。又、使用でき
るレーザー光源も、He-Neガスレーザー、Arガスレーザ
ー等の可視光域に発振波長を有するものに限定されるの
で、現在最も小型、安価なレーザー光源である近赤外光
領域の半導体レーザーを使用することはできず、大型の
装置を必要としていた。
始剤系では走査露光に適した光源が無く、上述の可視光
感光性の光重合開始剤は未だ十分に実用的な感度とは言
えず、レーザー走査露光で直接印刷版を形成するには長
い露光時間を必要とし、効率的ではない。又、使用でき
るレーザー光源も、He-Neガスレーザー、Arガスレーザ
ー等の可視光域に発振波長を有するものに限定されるの
で、現在最も小型、安価なレーザー光源である近赤外光
領域の半導体レーザーを使用することはできず、大型の
装置を必要としていた。
【0008】更に、平版印刷版においては、露光可視画
性が重要な性質である。1枚の印刷版上に位置を変えて
複数露光をする、所謂「多面焼付け」を行う場合、露光
部と未露光部を識別できることは、作業時間の短縮、露
光ミスの減少の上からも極めて重要である。
性が重要な性質である。1枚の印刷版上に位置を変えて
複数露光をする、所謂「多面焼付け」を行う場合、露光
部と未露光部を識別できることは、作業時間の短縮、露
光ミスの減少の上からも極めて重要である。
【0009】従来は露光可視画性を付与するために、露
光可視画剤と言われる露光部分が選択的に発色するよう
な化合物を感光材料に添加していた。しかし、従来の可
視画剤は、可視画剤と感光材料の吸収波長をマッチング
させることや、製版性能に悪影響を及ぼさないことが必
須要件であり、そのため非常に高価な材料を使用する必
要があり、印刷版のコストアップを引き起こしていた。
光可視画剤と言われる露光部分が選択的に発色するよう
な化合物を感光材料に添加していた。しかし、従来の可
視画剤は、可視画剤と感光材料の吸収波長をマッチング
させることや、製版性能に悪影響を及ぼさないことが必
須要件であり、そのため非常に高価な材料を使用する必
要があり、印刷版のコストアップを引き起こしていた。
【0010】
【発明の目的】本発明は上述の問題に鑑みて為されたも
のであり、近赤外光に対し高感度で、かつ印刷適性と可
視画性に優れ、更に装置の小型化と材料の低コスト化を
実現した、液体現像不要な感光性平版印刷版材料と平版
印刷版の作成方法を提供することにある。
のであり、近赤外光に対し高感度で、かつ印刷適性と可
視画性に優れ、更に装置の小型化と材料の低コスト化を
実現した、液体現像不要な感光性平版印刷版材料と平版
印刷版の作成方法を提供することにある。
【0011】
【発明の構成】発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意
努力を重ねた結果、光重合開始剤として特定の近赤外線
吸収能を有するカチオン染料のボレート錯体を含有する
感光性組成物を有する感光性平版印刷版材料が、近赤外
線領域の光に対して極めて高い感光性を示し、良好な平
版印刷版を得ることが可能であることを見い出し本発明
を為すに至った。即ち、本発明の目的は下記構成によっ
て達成される。
努力を重ねた結果、光重合開始剤として特定の近赤外線
吸収能を有するカチオン染料のボレート錯体を含有する
感光性組成物を有する感光性平版印刷版材料が、近赤外
線領域の光に対して極めて高い感光性を示し、良好な平
版印刷版を得ることが可能であることを見い出し本発明
を為すに至った。即ち、本発明の目的は下記構成によっ
て達成される。
【0012】(1)親水性表面を有する支持体上に感光性
組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された
感光性材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側
から画像露光を行うことによって、該感光性組成物層と
該透明カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光
性組成物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化さ
せ、その後に該カバーフィルムを剥離することで該感光
性組成物層から成る印刷画像を該支持体上に形成させ平
版印刷版を作成する感光性平版印刷版材料において、該
感光性組成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な
化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレ
ート錯体とを含有する感光性平版印刷版材料。
組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された
感光性材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側
から画像露光を行うことによって、該感光性組成物層と
該透明カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光
性組成物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化さ
せ、その後に該カバーフィルムを剥離することで該感光
性組成物層から成る印刷画像を該支持体上に形成させ平
版印刷版を作成する感光性平版印刷版材料において、該
感光性組成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な
化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレ
ート錯体とを含有する感光性平版印刷版材料。
【0013】(2)親水性表面を有する支持体上に感光性
組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された
感光性材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側
から画像露光を行うことによって、該感光性組成物層と
該透明カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光
性組成物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化さ
せ、その後に該カバーフィルムを剥離することで該感光
性組成物層からなる印刷画像を該支持体上に形成させ平
版印刷版を作成する感光性平版印刷版材料において、該
感光性組成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な
化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレ
ート錯体と有機硼素塩とを含有する感光性平版印刷版材
料。
組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された
感光性材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側
から画像露光を行うことによって、該感光性組成物層と
該透明カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光
性組成物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化さ
せ、その後に該カバーフィルムを剥離することで該感光
性組成物層からなる印刷画像を該支持体上に形成させ平
版印刷版を作成する感光性平版印刷版材料において、該
感光性組成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な
化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレ
ート錯体と有機硼素塩とを含有する感光性平版印刷版材
料。
【0014】(3)親水性表面を有する支持体上に少なく
とも付加重合もしくは架橋可能な化合物と近赤外線吸収
能を有するカチオン性染料のボレート錯体とを含有する
感光性組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層
された感光性材料を用いる平版印刷版の作成方法が、少
なくとも該支持体側又は該透明カバーフィルム側から画
像露光を行う工程と、それに続いて該カバーフィルムを
剥離する工程よりなる平版印刷版の作成方法。
とも付加重合もしくは架橋可能な化合物と近赤外線吸収
能を有するカチオン性染料のボレート錯体とを含有する
感光性組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層
された感光性材料を用いる平版印刷版の作成方法が、少
なくとも該支持体側又は該透明カバーフィルム側から画
像露光を行う工程と、それに続いて該カバーフィルムを
剥離する工程よりなる平版印刷版の作成方法。
【0015】(4)親水性表面を有する支持体上に少なく
とも付加重合もしくは架橋可能な化合物と近赤外線吸収
能を有するカチオン性染料のボレート錯体と有機硼素塩
とを含有する感光性組成物層及び透明カバーフィルムが
この順に積層された感光性材料を用いる平版印刷版の作
成方法が、少なくとも該支持体側又は該透明カバーフィ
ルム側から画像露光を行う工程と、それに続いて該カバ
ーフィルムを剥離する工程よりなる平版印刷版の作成方
法。
とも付加重合もしくは架橋可能な化合物と近赤外線吸収
能を有するカチオン性染料のボレート錯体と有機硼素塩
とを含有する感光性組成物層及び透明カバーフィルムが
この順に積層された感光性材料を用いる平版印刷版の作
成方法が、少なくとも該支持体側又は該透明カバーフィ
ルム側から画像露光を行う工程と、それに続いて該カバ
ーフィルムを剥離する工程よりなる平版印刷版の作成方
法。
【0016】(5)近赤外領域に発振波長を有するレーザ
ーの走査露光により画像露光を行う(3)又は(4)記載の
平版印刷版の作成方法。
ーの走査露光により画像露光を行う(3)又は(4)記載の
平版印刷版の作成方法。
【0017】以下に本発明について詳述する。
【0018】本発明の感光性平版印刷版材料は、親水性
表面を有する支持体上に、少なくとも付加重合もしくは
架橋可能な化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性
染料のボレート錯体とを含有する感光性組成物層及び透
明カバーフィルムが、この順に積層されてなる。
表面を有する支持体上に、少なくとも付加重合もしくは
架橋可能な化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性
染料のボレート錯体とを含有する感光性組成物層及び透
明カバーフィルムが、この順に積層されてなる。
【0019】本発明に使用される親水性表面を有する支
持体としては、アルミニウム、亜鉛、クロム、銅、マグ
ネシウム、ニッケル、鉄等の金属及びそれらを主体とす
る合金板及びシート、紙、ガラス、セラミックス等の無
機板及びシート、表面をマット化して親水化したポリエ
チレンテレフタレートのようなプラスチック板及びシー
ト、プラスチック板又はシート上にアルミニウム、亜
鉛、クロムなどの金属層を積層した板又はシート、任意
の支持体上に親水性高分子化合物層を設けたもの等が用
いられる。親水性高分子化合物の例としては、セルロー
ス誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、ゼ
ラチン、アラビアゴム等が挙げられる。
持体としては、アルミニウム、亜鉛、クロム、銅、マグ
ネシウム、ニッケル、鉄等の金属及びそれらを主体とす
る合金板及びシート、紙、ガラス、セラミックス等の無
機板及びシート、表面をマット化して親水化したポリエ
チレンテレフタレートのようなプラスチック板及びシー
ト、プラスチック板又はシート上にアルミニウム、亜
鉛、クロムなどの金属層を積層した板又はシート、任意
の支持体上に親水性高分子化合物層を設けたもの等が用
いられる。親水性高分子化合物の例としては、セルロー
ス誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、ゼ
ラチン、アラビアゴム等が挙げられる。
【0020】上記支持体の中では、砂目立て処理を施し
たアルミニウム板が特に好ましく用いられる。砂目立て
法としては、ガラスビーズ砂目立て、サンドブラスト砂
目立て、電解砂目立て、ブラシ砂目立て、ボール砂目立
て等の公知の如何なる方法も好適に使用できる。支持体
材質がアルミニウムである場合には、砂目立てした表面
を更に陽極酸化処理したものも好ましく用いられる。
たアルミニウム板が特に好ましく用いられる。砂目立て
法としては、ガラスビーズ砂目立て、サンドブラスト砂
目立て、電解砂目立て、ブラシ砂目立て、ボール砂目立
て等の公知の如何なる方法も好適に使用できる。支持体
材質がアルミニウムである場合には、砂目立てした表面
を更に陽極酸化処理したものも好ましく用いられる。
【0021】感光性組成物層には、第1の必須構成成分
として付加重合もしくは架橋可能な化合物が含まれる。
付加重合もしくは架橋可能な化合物としては、公知の化
合物が特に制限なく使用することができるが、分子内に
エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1個有する化合
物が好ましい。具体的化合物としては、2-エチルヘキシ
ルアクリレート、2-ヒドロキシエチルアクルレート、2-
ヒドロキシプロピルアクリレート、グリセロールアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノ
キシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチルアク
リレート、テトラヒドロフルフリルオキシエチルアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルオキシヘキサノリドア
クリート、1,3-ジオキサンアルコールのε-カプロラク
トン付加物のアクリレート、1,3-ジオキソランアクリレ
ート等の単官能アクリル酸エステル類、あるいはこれら
のアクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロ
トネート、マレエートに代えたメタクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、マレイン酸エステル類、エチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングルコールジアク
リレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ハイ
ドロキノンジアクリレート、レゾルシンジアクリレー
ト、 ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、トリプロピレングリコール
ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグ
リコールのジアクリレート、ネオペンチルグリコールア
ジペートのジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオ
ペンチルグリコールのε-カプロラクトン付加物のジア
クリレート、2-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-5-
ヒドロキシメチル-5-エチル-1,3-ジオキサンジアクリレ
ート、トリシクロデカンジメチロールアクリレート、ト
リシクロデカンジメチロールアクリレートのε-カプロ
ラクトン付加物、1,6-ヘキサンジオールのジグリシジル
エーテルのジアクリレート等の2官能アクリル酸エステ
ル類、あるいはこれらのアクリレートをメタクリレー
ト、イタコネート、クロトネート、マレエートに代えた
メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸エ
ステル類、トリメチロールプロパントリアクリレート、
ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、トリメ
チロールエタントリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレートのε-カプロラクトン付
加物、ピロガロールトリアクリレート、プロピオン酸・
ジペンタエリスリトールトリアクリレート、プロピオン
酸・ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ヒド
ロキシピバリルアルデヒド変性ジメチロールプロパント
リアクリレート等の多官能アクリル酸エステル類、ある
いはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコネ
ート、クロトネート、マレエートに代えたメタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸エステル類等
を挙げることができる。中でも、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル化合物が特に好適に使用できる。
これらの化合物のうち1種または2種以上を混合して用
いることができる。
として付加重合もしくは架橋可能な化合物が含まれる。
付加重合もしくは架橋可能な化合物としては、公知の化
合物が特に制限なく使用することができるが、分子内に
エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1個有する化合
物が好ましい。具体的化合物としては、2-エチルヘキシ
ルアクリレート、2-ヒドロキシエチルアクルレート、2-
ヒドロキシプロピルアクリレート、グリセロールアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノ
キシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチルアク
リレート、テトラヒドロフルフリルオキシエチルアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルオキシヘキサノリドア
クリート、1,3-ジオキサンアルコールのε-カプロラク
トン付加物のアクリレート、1,3-ジオキソランアクリレ
ート等の単官能アクリル酸エステル類、あるいはこれら
のアクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロ
トネート、マレエートに代えたメタクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、マレイン酸エステル類、エチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングルコールジアク
リレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ハイ
ドロキノンジアクリレート、レゾルシンジアクリレー
ト、 ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、トリプロピレングリコール
ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグ
リコールのジアクリレート、ネオペンチルグリコールア
ジペートのジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオ
ペンチルグリコールのε-カプロラクトン付加物のジア
クリレート、2-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-5-
ヒドロキシメチル-5-エチル-1,3-ジオキサンジアクリレ
ート、トリシクロデカンジメチロールアクリレート、ト
リシクロデカンジメチロールアクリレートのε-カプロ
ラクトン付加物、1,6-ヘキサンジオールのジグリシジル
エーテルのジアクリレート等の2官能アクリル酸エステ
ル類、あるいはこれらのアクリレートをメタクリレー
ト、イタコネート、クロトネート、マレエートに代えた
メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸エ
ステル類、トリメチロールプロパントリアクリレート、
ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、トリメ
チロールエタントリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレートのε-カプロラクトン付
加物、ピロガロールトリアクリレート、プロピオン酸・
ジペンタエリスリトールトリアクリレート、プロピオン
酸・ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ヒド
ロキシピバリルアルデヒド変性ジメチロールプロパント
リアクリレート等の多官能アクリル酸エステル類、ある
いはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコネ
ート、クロトネート、マレエートに代えたメタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸エステル類等
を挙げることができる。中でも、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル化合物が特に好適に使用できる。
これらの化合物のうち1種または2種以上を混合して用
いることができる。
【0022】その他に、付加重合もしくは架橋可能な化
合物として、適当な分子量のオリゴマーにアクリル酸又
はメタクリル酸を導入し、光重合性を付与した所謂プレ
ポリマーと呼ばれるものも好適に使用できる。これらは
プレポリマーだけ1種または2種以上を混合して用いて
もよいし、上述のモノマー類と混合して用いてもよい。
プレポリマーとしては、アジピン酸、トリメリット酸、
マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、ハイミック酸、
マロン酸、琥珀酸、グルタール酸、イタコン酸、ピロメ
リット酸、フマル酸、グルタール酸、ピメリン酸、セバ
シン酸、ドデカン酸、テトラヒドロフタル酸等の多塩基
酸と、エチレングリコール、プロピレングルコール、ジ
エチレングリコール、プロピレンオキサイド、1,4-ブタ
ンジオール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール、1,6-ヘキサンジオール、1,2,6-ヘキサントリオ
ール等の多価アルコールの結合で得られるポリエステル
に(メタ)アクリル酸を導入したポリエステルアクリレ
ート類、ビスフェノールA・エピクロルヒドリン・(メ
タ)アクリル酸、フェノールノボラック・エピクロルヒ
ドリン・(メタ)アクリル酸のようにエポキシ樹脂に
(メタ)アクリル酸を導入したエポキシアクリレート
類、エチレングリコール・アジピン酸・トリレンジイソ
シアナート・2-ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエ
チレングリコール・トリレンジイソシアナート・2-ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルフタリル
メタクリレート・キシレンジイソシアナート、1,2-ポリ
ブタジエングリコール・トリレンジイソシアナート・2-
ヒドロキシエチルアクリレート、トリメチロールプロパ
ン・プロピレングルコール・トリレンジイソシアナート
・2-ヒドロキシエチルアクリレートのようにウレタン樹
脂に(メタ)アクリル酸を導入したウレタンアクリレー
ト類、ポリシロキサンアクリレート、ポリシロキサン・
ジイソシアナート・2-ヒドロキシエチルアクリレート等
のシリコーン樹脂アクリレート類、その他、油変性アル
キッド樹脂に(メタ)アクリロイル基を導入したアルキ
ッド変性アクリレート類、スピラン樹脂アクリレート類
等が挙げられる。
合物として、適当な分子量のオリゴマーにアクリル酸又
はメタクリル酸を導入し、光重合性を付与した所謂プレ
ポリマーと呼ばれるものも好適に使用できる。これらは
プレポリマーだけ1種または2種以上を混合して用いて
もよいし、上述のモノマー類と混合して用いてもよい。
プレポリマーとしては、アジピン酸、トリメリット酸、
マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、ハイミック酸、
マロン酸、琥珀酸、グルタール酸、イタコン酸、ピロメ
リット酸、フマル酸、グルタール酸、ピメリン酸、セバ
シン酸、ドデカン酸、テトラヒドロフタル酸等の多塩基
酸と、エチレングリコール、プロピレングルコール、ジ
エチレングリコール、プロピレンオキサイド、1,4-ブタ
ンジオール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール、1,6-ヘキサンジオール、1,2,6-ヘキサントリオ
ール等の多価アルコールの結合で得られるポリエステル
に(メタ)アクリル酸を導入したポリエステルアクリレ
ート類、ビスフェノールA・エピクロルヒドリン・(メ
タ)アクリル酸、フェノールノボラック・エピクロルヒ
ドリン・(メタ)アクリル酸のようにエポキシ樹脂に
(メタ)アクリル酸を導入したエポキシアクリレート
類、エチレングリコール・アジピン酸・トリレンジイソ
シアナート・2-ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエ
チレングリコール・トリレンジイソシアナート・2-ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルフタリル
メタクリレート・キシレンジイソシアナート、1,2-ポリ
ブタジエングリコール・トリレンジイソシアナート・2-
ヒドロキシエチルアクリレート、トリメチロールプロパ
ン・プロピレングルコール・トリレンジイソシアナート
・2-ヒドロキシエチルアクリレートのようにウレタン樹
脂に(メタ)アクリル酸を導入したウレタンアクリレー
ト類、ポリシロキサンアクリレート、ポリシロキサン・
ジイソシアナート・2-ヒドロキシエチルアクリレート等
のシリコーン樹脂アクリレート類、その他、油変性アル
キッド樹脂に(メタ)アクリロイル基を導入したアルキ
ッド変性アクリレート類、スピラン樹脂アクリレート類
等が挙げられる。
【0023】本発明の感光性組成物の第2の必須構成成
分は、光重合開始剤として含有される近赤外線吸収能を
有するカチオン染料のボレート錯体である。このカチオ
ン型色素部とボレートアニオンから形成される色素塩
(以下、本発明の色素と記す)のボレートアニオンとし
ては、下記一般式(1)で示されるものが好ましい。
分は、光重合開始剤として含有される近赤外線吸収能を
有するカチオン染料のボレート錯体である。このカチオ
ン型色素部とボレートアニオンから形成される色素塩
(以下、本発明の色素と記す)のボレートアニオンとし
ては、下記一般式(1)で示されるものが好ましい。
【0024】
【化1】
【0025】式中、R1,R2,R3及びR4は、各々同一
でも異なってもよいアルキル基(例えばエチル、ブチ
ル)、アリール基(例えばフェニル、ナフチル)、アラ
ルキル基(例えばベンジル、フェネチル)、アルケニル
基(例えばビニル、アリル)、アルキニル基(例えばプ
ロペニル)、シクロアルキル基(例えばシクロペンチ
ル、シクロヘキシル、)、複素環基(例えばチエニル、
ピリジル)を表し、各基は更に置換基を有してもよい。
特に好ましくは、R1〜R4の少なくとも一つがアリール
基であり、少なくとも一つがアルキル基である。
でも異なってもよいアルキル基(例えばエチル、ブチ
ル)、アリール基(例えばフェニル、ナフチル)、アラ
ルキル基(例えばベンジル、フェネチル)、アルケニル
基(例えばビニル、アリル)、アルキニル基(例えばプ
ロペニル)、シクロアルキル基(例えばシクロペンチ
ル、シクロヘキシル、)、複素環基(例えばチエニル、
ピリジル)を表し、各基は更に置換基を有してもよい。
特に好ましくは、R1〜R4の少なくとも一つがアリール
基であり、少なくとも一つがアルキル基である。
【0026】アリール基としてはフェニル又はナフチル
基が好ましく、アルキル基、アルコキシ基で置換されて
もよい。アルキル基としては炭素原子数1〜12のアルキ
ル基が好ましく、例えばメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル等の各基
が挙げられる。これらのアルキル基はハロゲン原子、ア
ルコキシ基、ヒドロキシル基、シアノ基、フェニル基等
で置換されてもよい。カチオン型色素部としては、近赤
外領域に吸収を有するカチオン性のシアニン、メロシア
ニン、カルボシアニン、ローダミン、アゾメチン、イン
ドアニリン、アズレニウム、ポリメチン、トリアリール
メタン、インドリン、チアジン、キサンテイン、アクリ
ジン及びオキサジン色素が挙げられる。
基が好ましく、アルキル基、アルコキシ基で置換されて
もよい。アルキル基としては炭素原子数1〜12のアルキ
ル基が好ましく、例えばメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル等の各基
が挙げられる。これらのアルキル基はハロゲン原子、ア
ルコキシ基、ヒドロキシル基、シアノ基、フェニル基等
で置換されてもよい。カチオン型色素部としては、近赤
外領域に吸収を有するカチオン性のシアニン、メロシア
ニン、カルボシアニン、ローダミン、アゾメチン、イン
ドアニリン、アズレニウム、ポリメチン、トリアリール
メタン、インドリン、チアジン、キサンテイン、アクリ
ジン及びオキサジン色素が挙げられる。
【0027】光源として半導体レーザを使用し、走査露
光で画像を書き込むためにはカチオン型赤外色素が好ま
しく、特にシアニン系、アズレニウム系、インドアニリ
ン系色素が好ましい。この近赤外線吸収能を有するカチ
オン染料のボレート錯体の中でも、シアニン系色素を用
いた場合、その吸収波長域の光で露光されると褪色する
性質(光漂白性)があり、光重合開始剤と露光可視画剤
の両機能を有しているので特に好ましい。
光で画像を書き込むためにはカチオン型赤外色素が好ま
しく、特にシアニン系、アズレニウム系、インドアニリ
ン系色素が好ましい。この近赤外線吸収能を有するカチ
オン染料のボレート錯体の中でも、シアニン系色素を用
いた場合、その吸収波長域の光で露光されると褪色する
性質(光漂白性)があり、光重合開始剤と露光可視画剤
の両機能を有しているので特に好ましい。
【0028】これらの色素としては、例えば色材61
(4)215〜226頁に記載されているが、以下に代表的具
体例を挙げる。
(4)215〜226頁に記載されているが、以下に代表的具
体例を挙げる。
【0029】
【化2】
【0030】
【化3】
【0031】
【化4】
【0032】
【化5】
【0033】本発明においては、増感剤としてボレート
アニオンの塩化合物を添加することが好ましい。好まし
い塩化合物としては、4級アンモニウムカチオン又は4
級ホスホニウムカチオンと上記一般式(1)で表される
ボレートアニオンからなる塩である。
アニオンの塩化合物を添加することが好ましい。好まし
い塩化合物としては、4級アンモニウムカチオン又は4
級ホスホニウムカチオンと上記一般式(1)で表される
ボレートアニオンからなる塩である。
【0034】アンモニウムカチオン、ホスホニウムカチ
オンとしては、それぞれテトラアルキルアンモニウム
[(R)4N+]、テトラアルキルホスホニウム[(R)4P+]が好
ましく、該アルキル基(R)としては炭素原子数1〜12
のアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル
等)が挙げられる。これらのアルキル基はハロゲン原
子、アルコキシ基、ヒドロキシル基、シアノ基、フェニ
ル基等で置換されてもよい。
オンとしては、それぞれテトラアルキルアンモニウム
[(R)4N+]、テトラアルキルホスホニウム[(R)4P+]が好
ましく、該アルキル基(R)としては炭素原子数1〜12
のアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル
等)が挙げられる。これらのアルキル基はハロゲン原
子、アルコキシ基、ヒドロキシル基、シアノ基、フェニ
ル基等で置換されてもよい。
【0035】以上述べた本発明の感光性組成物を構成す
る必須成分の配合量は特に限定されないが、好ましく
は、付加重合または架橋可能な化合物100重量部に対し
て、近赤外線吸収能を有するカチオン染料のボレート錯
体0.01〜20重量部、更に好ましくは0.05〜10重量部であ
り、増感剤は0〜50重量部、さらに好ましくは0〜20重
量部である。
る必須成分の配合量は特に限定されないが、好ましく
は、付加重合または架橋可能な化合物100重量部に対し
て、近赤外線吸収能を有するカチオン染料のボレート錯
体0.01〜20重量部、更に好ましくは0.05〜10重量部であ
り、増感剤は0〜50重量部、さらに好ましくは0〜20重
量部である。
【0036】本発明の感光性平版印刷版材料に使用され
る感光性組成物は、前記の各構成成分の他に、本組成物
の改質、硬化後の物性改善を目的としてバインダー成分
を含有することが好ましい。バインダー成分としては有
機高分子化合物が好ましく、これは他の成分との相溶
性、粘着性、接着性、被膜形成性、現像性、印刷適性改
善等の目的に応じて適宜選択すればよい。
る感光性組成物は、前記の各構成成分の他に、本組成物
の改質、硬化後の物性改善を目的としてバインダー成分
を含有することが好ましい。バインダー成分としては有
機高分子化合物が好ましく、これは他の成分との相溶
性、粘着性、接着性、被膜形成性、現像性、印刷適性改
善等の目的に応じて適宜選択すればよい。
【0037】具体的化合物としては、ポリメタクリル
酸、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸アルキルエステル(アルキル基としては、メ
チル、エチル、ブチル等)、アクリル酸アルキルエステ
ル(アルキル基としては、メチル、エチル、ブチル等)
とアクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ス
チレン、ブタジエン、アクリル酸、メタクリル酸等との
共重合物;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン、スチレン、スチレン・ブタジ
エン等とアクリロニトリルの共重合物;ポリアクリロニ
トリル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアリキルエ
ーテル(アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル等)、ポリビニルアルキルケトン、ポリスチレン
ン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンイソフタレート;塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン等の塩素化ポリオレフィン;塩化ゴム、環化ゴ
ム、エチルセルロース、アセチルセルロース、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルホルマール、その他各種イタ
コン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化
マレイン酸共重合体等が挙げられ、これらの化合物群の
中から、1種又は2種以上のものを組み合わせて用いる
ことができる。更に上記化合物を主成分として30モル%
以上含有する、多元系共重合物も好ましく用いることが
できる。
酸、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸アルキルエステル(アルキル基としては、メ
チル、エチル、ブチル等)、アクリル酸アルキルエステ
ル(アルキル基としては、メチル、エチル、ブチル等)
とアクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ス
チレン、ブタジエン、アクリル酸、メタクリル酸等との
共重合物;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン、スチレン、スチレン・ブタジ
エン等とアクリロニトリルの共重合物;ポリアクリロニ
トリル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアリキルエ
ーテル(アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル等)、ポリビニルアルキルケトン、ポリスチレン
ン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンイソフタレート;塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン等の塩素化ポリオレフィン;塩化ゴム、環化ゴ
ム、エチルセルロース、アセチルセルロース、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルホルマール、その他各種イタ
コン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化
マレイン酸共重合体等が挙げられ、これらの化合物群の
中から、1種又は2種以上のものを組み合わせて用いる
ことができる。更に上記化合物を主成分として30モル%
以上含有する、多元系共重合物も好ましく用いることが
できる。
【0038】これらのバインダー成分は、前記付加重合
もしくは架橋可能な化合物100重量部に対して500重量部
以下、より好ましくは200重量部以下の範囲で添加混合
して使用することができる。
もしくは架橋可能な化合物100重量部に対して500重量部
以下、より好ましくは200重量部以下の範囲で添加混合
して使用することができる。
【0039】感光性組成物には、必要に応じて更に熱重
合禁止剤、着色剤、可塑剤、樹脂、表面保護剤、平滑化
剤、塗布助剤等の各種添加剤を含有させることができ
る。
合禁止剤、着色剤、可塑剤、樹脂、表面保護剤、平滑化
剤、塗布助剤等の各種添加剤を含有させることができ
る。
【0040】熱重合禁止剤としては、キノン系、フェノ
ール系等の化合物が好ましく用いられる。例えばハイド
ロキノン、ピロガロール、p-メトキシフェノール、カテ
コール、β-ナフトール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾー
ル等が挙げられる。
ール系等の化合物が好ましく用いられる。例えばハイド
ロキノン、ピロガロール、p-メトキシフェノール、カテ
コール、β-ナフトール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾー
ル等が挙げられる。
【0041】熱重合禁止剤は、付加重合もしくは架橋可
能な化合物とバインダーの合計量100重量部に対して10
重量部以下、好ましくは0.001〜5重量部程度添加され
る。
能な化合物とバインダーの合計量100重量部に対して10
重量部以下、好ましくは0.001〜5重量部程度添加され
る。
【0042】着色剤としては、カーボンブラック、酸化
チタン、酸化鉄、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料等の顔料や、クリスタルバイオレ
ット、メチレンブルー、アゾ系染料、アントラキノン系
染料、シアニン系染料等が挙げられる。使用される着色
剤が光重合開始剤の吸収波長の光を吸収しないか、もし
くは重合を阻害しない程度の添加量範囲で使用すること
が好ましい。
チタン、酸化鉄、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料等の顔料や、クリスタルバイオレ
ット、メチレンブルー、アゾ系染料、アントラキノン系
染料、シアニン系染料等が挙げられる。使用される着色
剤が光重合開始剤の吸収波長の光を吸収しないか、もし
くは重合を阻害しない程度の添加量範囲で使用すること
が好ましい。
【0043】本発明の光重合開始剤は赤外感光性である
ため、可視部に吸収を持つ着色剤の影響を受け難いこと
も本発明の大きな特徴の一つである。着色剤は、付加重
合もしくは架橋可能な化合物とバインダーの合計量100
重量部に対して40重量部以下、好ましくは0.01〜20重量
部添加される。
ため、可視部に吸収を持つ着色剤の影響を受け難いこと
も本発明の大きな特徴の一つである。着色剤は、付加重
合もしくは架橋可能な化合物とバインダーの合計量100
重量部に対して40重量部以下、好ましくは0.01〜20重量
部添加される。
【0044】可塑剤としては、ジメチルフタレート、ジ
エチルフタレート、ジブチルフタレート、ジヘプチルフ
タレート、ジオクチルフタレート、ジイソブチルフタレ
ート、ジシクロヘキシルフタレート、ジトリデシルフタ
レート、イソノニルフタレート、ジブチルベンジルフタ
レート、ジアリールフタレート等のフタル酸エステル
類;ジメチルグリコールフタレート、メチルフタリルエ
チルグリコレート、メチルフタリルエチルグルコレート
等のグリコールエステル類;トリクレジルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフェー
ト、トリ-2-エチルヘキシルホスフェート等の燐酸エス
テル類;ブチルオレエート、グリセリンモノオレエート
等の脂肪族1塩基酸エステル類;ジブチルアジペート、
ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジオ
クチルアゼレート、ジブチルセバケート、ジメチルセバ
ケート、ジオクチルセバケート、ジブチルマレエート等
の脂肪族2塩基酸エステル類;ジエチレングリコールジ
ベンゾエート、トリエチレングルコールジ-2-エチルブ
チラート等の2価アルコールエステル類;その他、クエ
ン酸トリエチル、グリセリントリアセチルエステル、ラ
ウリン酸ブチル等を使用することができる。
エチルフタレート、ジブチルフタレート、ジヘプチルフ
タレート、ジオクチルフタレート、ジイソブチルフタレ
ート、ジシクロヘキシルフタレート、ジトリデシルフタ
レート、イソノニルフタレート、ジブチルベンジルフタ
レート、ジアリールフタレート等のフタル酸エステル
類;ジメチルグリコールフタレート、メチルフタリルエ
チルグリコレート、メチルフタリルエチルグルコレート
等のグリコールエステル類;トリクレジルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフェー
ト、トリ-2-エチルヘキシルホスフェート等の燐酸エス
テル類;ブチルオレエート、グリセリンモノオレエート
等の脂肪族1塩基酸エステル類;ジブチルアジペート、
ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジオ
クチルアゼレート、ジブチルセバケート、ジメチルセバ
ケート、ジオクチルセバケート、ジブチルマレエート等
の脂肪族2塩基酸エステル類;ジエチレングリコールジ
ベンゾエート、トリエチレングルコールジ-2-エチルブ
チラート等の2価アルコールエステル類;その他、クエ
ン酸トリエチル、グリセリントリアセチルエステル、ラ
ウリン酸ブチル等を使用することができる。
【0045】可塑剤は、付加重合もしくは架橋可能な化
合物とバインダーの合計量100重量部に対して20重量部
以下の添加量で用いることが好ましい。
合物とバインダーの合計量100重量部に対して20重量部
以下の添加量で用いることが好ましい。
【0046】本発明に係る感光性組成物は、無溶剤にて
支持体上又はカバーフィルム上に塗布形成するか、又は
適当な溶剤に溶解して支持体上又はカバーフィルム上に
塗布・乾燥して感光性組成物層を形成することができ
る。
支持体上又はカバーフィルム上に塗布形成するか、又は
適当な溶剤に溶解して支持体上又はカバーフィルム上に
塗布・乾燥して感光性組成物層を形成することができ
る。
【0047】塗布液の溶剤としては、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジイソブチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸アミル、プロピオン酸エチル、フタル
酸ジメチル、安息香酸エチル等のエステル類;トルエ
ン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素類、四塩化炭素、トリクロロエチレン、クロロホ
ルム、1,1,1-トリクロロエタン、モノクロロベンゼン、
クロロナフタレン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート等のエーテル類、その他ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ベントキソン等が
使用できる。
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジイソブチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸アミル、プロピオン酸エチル、フタル
酸ジメチル、安息香酸エチル等のエステル類;トルエ
ン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素類、四塩化炭素、トリクロロエチレン、クロロホ
ルム、1,1,1-トリクロロエタン、モノクロロベンゼン、
クロロナフタレン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート等のエーテル類、その他ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ベントキソン等が
使用できる。
【0048】本発明の感光性平版印刷版材料に用いられ
る剥離用カバーフィルムとしては、剥離に耐える機械強
度があること、可視光、近赤外線の透過性が良いこと
(波長およそ300〜2000nmにおいて透過率が40%以上、
好ましくは60%以上)、表面平滑性が高いことが必要で
ある。
る剥離用カバーフィルムとしては、剥離に耐える機械強
度があること、可視光、近赤外線の透過性が良いこと
(波長およそ300〜2000nmにおいて透過率が40%以上、
好ましくは60%以上)、表面平滑性が高いことが必要で
ある。
【0049】具体的には、ポリエチレンテレフタレー
ト、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース、ポリ塩化ビ
ニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、セロファ
ン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリイミド等のプラス
チックフィルムが、単独で又は2種以上の複合体として
使用できる。カバーフィルムの厚さは3〜200μm、好ま
しくは5〜50μmの範囲のものが好ましい。
ト、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース、ポリ塩化ビ
ニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、セロファ
ン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリイミド等のプラス
チックフィルムが、単独で又は2種以上の複合体として
使用できる。カバーフィルムの厚さは3〜200μm、好ま
しくは5〜50μmの範囲のものが好ましい。
【0050】上述した構成の他、本発明の感光性平版印
刷版材料では、本発明の目的を逸脱しない範囲で必要に
応じてその他の層を設けることもできる。例えば、支持
体と感光性組成物層の間、及び/又は感光性組成物層と
カバーフィルムの間に接着力を制御するための層、ガス
バリア層等を設けることも任意である。
刷版材料では、本発明の目的を逸脱しない範囲で必要に
応じてその他の層を設けることもできる。例えば、支持
体と感光性組成物層の間、及び/又は感光性組成物層と
カバーフィルムの間に接着力を制御するための層、ガス
バリア層等を設けることも任意である。
【0051】本発明の感光性平版印刷版材料は、支持体
上に設けられた感光性組成物層の上に前記カバーフィル
ムを加熱及び/又は加圧により積層するか、カバーフィ
ルムを適当な溶剤に溶解したものを、感光性組成物層上
に塗布・乾燥して設けることができる。又、カバーフィ
ルム上に感光性組成物層を塗布・乾燥して形成した後、
支持体上に加熱及び/又は加圧により積層して形成して
もよい。
上に設けられた感光性組成物層の上に前記カバーフィル
ムを加熱及び/又は加圧により積層するか、カバーフィ
ルムを適当な溶剤に溶解したものを、感光性組成物層上
に塗布・乾燥して設けることができる。又、カバーフィ
ルム上に感光性組成物層を塗布・乾燥して形成した後、
支持体上に加熱及び/又は加圧により積層して形成して
もよい。
【0052】本発明の感光性平版印刷版材料を用いて平
版印刷版を作成するには、感光性平版印刷版材料の支持
体側又はカバーフィルム側から画像露光した後、カバー
フィルムを剥離し、感光性組成物層の露光部分及び未露
光部分の内いずれか一方を支持体上に残すようにして画
像を形成させる。更に必要に応じて、形成画像に活性光
線を照射、又は加熱により、重合、架橋を促進させる方
法、形成画像をラッカーで処理して親油性を増加させる
方法等の後処理をすることもできる。
版印刷版を作成するには、感光性平版印刷版材料の支持
体側又はカバーフィルム側から画像露光した後、カバー
フィルムを剥離し、感光性組成物層の露光部分及び未露
光部分の内いずれか一方を支持体上に残すようにして画
像を形成させる。更に必要に応じて、形成画像に活性光
線を照射、又は加熱により、重合、架橋を促進させる方
法、形成画像をラッカーで処理して親油性を増加させる
方法等の後処理をすることもできる。
【0053】露光用の光源としては、近赤外線領域の波
長(例えば300〜2000nmの或る波長範囲)を有し、光重
合開始剤に対し活性な電磁波を発生させるものは全て用
いることができる。例えばレーザー、発光ダイオード、
キセノンランプ、ハロゲンランプ、カーボンアーク燈、
メタルハライドランプ、タングステンランプ等を挙げる
ことができる。キセノンランプ、ハロゲンランプ、カー
ボンアーク燈、メタルハライドランプ、タングステンラ
ンプ等を用いて一括露光する場合には、感光性平版印刷
版材料のカバーフィルム側に、所望露光画像のネガパタ
ーンを遮光性材料で形成したマスク材料を重ね合わせ露
光すればよい。
長(例えば300〜2000nmの或る波長範囲)を有し、光重
合開始剤に対し活性な電磁波を発生させるものは全て用
いることができる。例えばレーザー、発光ダイオード、
キセノンランプ、ハロゲンランプ、カーボンアーク燈、
メタルハライドランプ、タングステンランプ等を挙げる
ことができる。キセノンランプ、ハロゲンランプ、カー
ボンアーク燈、メタルハライドランプ、タングステンラ
ンプ等を用いて一括露光する場合には、感光性平版印刷
版材料のカバーフィルム側に、所望露光画像のネガパタ
ーンを遮光性材料で形成したマスク材料を重ね合わせ露
光すればよい。
【0054】発光ダイオードアレイ等のアレイ型光源を
使用する場合や、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の光源を、液晶、PLZT等の光
学的シャッター材料で露光制御する場合には、画像信号
に応じたデジタル露光をすることが可能である。この場
合は、マスク材料を使用せず直接書込みを行う、所謂ダ
イレクト製版をすることができる。レーザーの場合に
も、光をビーム状に絞り、画像データに応じた走査露光
が可能であるため、マスク材料を使用せず直接書き込み
を行うダイレクト製版に適している。又、感光性組成物
層にレーザービームの焦点を結ぶよう光学系を設定する
ことが容易にできるので、カバーフィルムによる光の回
り込みを防ぐことができ、高解像度の画像形成が可能と
なる。
使用する場合や、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の光源を、液晶、PLZT等の光
学的シャッター材料で露光制御する場合には、画像信号
に応じたデジタル露光をすることが可能である。この場
合は、マスク材料を使用せず直接書込みを行う、所謂ダ
イレクト製版をすることができる。レーザーの場合に
も、光をビーム状に絞り、画像データに応じた走査露光
が可能であるため、マスク材料を使用せず直接書き込み
を行うダイレクト製版に適している。又、感光性組成物
層にレーザービームの焦点を結ぶよう光学系を設定する
ことが容易にできるので、カバーフィルムによる光の回
り込みを防ぐことができ、高解像度の画像形成が可能と
なる。
【0055】本発明で用いられるレーザー光源は、近赤
外線域に発振波長を有するものであれば一般によく知ら
れているYAGレーザー、ガラスレーザー等の固体レーザ
ー;He-Neレーザー、炭酸ガスレーザー、一酸化炭素レ
ーザー、その他の放電励起分子レーザー、エキシマーレ
ーザーなどの気体レーザー;化学レーザー、色素レーザ
ー、半導体レーザー等を使用することができる。その中
でも、YAGレーザー、He-Neレーザー、半導体レーザーが
好ましく、特に半導体レーザーは小型、安価であり、そ
の組成によって発振波長を変化させることができるの
で、使用する感光性組成物の感光波長域に合わせて適宜
選択することも可能であり好ましい。
外線域に発振波長を有するものであれば一般によく知ら
れているYAGレーザー、ガラスレーザー等の固体レーザ
ー;He-Neレーザー、炭酸ガスレーザー、一酸化炭素レ
ーザー、その他の放電励起分子レーザー、エキシマーレ
ーザーなどの気体レーザー;化学レーザー、色素レーザ
ー、半導体レーザー等を使用することができる。その中
でも、YAGレーザー、He-Neレーザー、半導体レーザーが
好ましく、特に半導体レーザーは小型、安価であり、そ
の組成によって発振波長を変化させることができるの
で、使用する感光性組成物の感光波長域に合わせて適宜
選択することも可能であり好ましい。
【0056】好ましく用いられる半導体レーザーの組成
とその発振波長範囲を例示すれば、InGaPレーザー(0.6
5〜1.0μm)、AlGaAsレーザー(0.7〜1.0μm)、GaAsP
レーザー(0.7〜1.0μm)、InGaAsレーザー(1.0〜3.5
μm)、InAsPレーザー(1.0〜3.5μm)、CdSnP2レーザ
ー(1.01μm)、GaSbレーザー(1.53μm)等である。
とその発振波長範囲を例示すれば、InGaPレーザー(0.6
5〜1.0μm)、AlGaAsレーザー(0.7〜1.0μm)、GaAsP
レーザー(0.7〜1.0μm)、InGaAsレーザー(1.0〜3.5
μm)、InAsPレーザー(1.0〜3.5μm)、CdSnP2レーザ
ー(1.01μm)、GaSbレーザー(1.53μm)等である。
【0057】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではな
い。
が、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではな
い。
【0058】実施例1 砂目立てされたアルミニウム板を陽極酸化処理した後、
メタ珪酸ナトリウムの3%水溶液中に、25℃・5分間浸
漬して表面の脱脂処理を行い乾燥したものを支持体とし
て使用し、その上に下記感光性組成物をワイヤーバーコ
ート法により乾燥膜厚3μmになるように塗布した。
メタ珪酸ナトリウムの3%水溶液中に、25℃・5分間浸
漬して表面の脱脂処理を行い乾燥したものを支持体とし
て使用し、その上に下記感光性組成物をワイヤーバーコ
ート法により乾燥膜厚3μmになるように塗布した。
【0059】感光性組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 60重量部 ペンタエリスリトール・テレフタル酸・アクリレート 60重量部 (ペンタエリスリトール:テレフタル酸:アクリル酸=2:1:7) アクリル樹脂 80重量部 (ブチルアクリレート・エチルアクリレート・無水マレイン酸共重合体) 塩素化ポリエチレン 20重量部 (山陽国策パルプ製:スーパークロン907LTA) カチオン染料のボレート錯体(化合物IR−1) 1重量部 メチルセロソルブ 1800重量部 更に感光性組成物層の上に、厚さ25μmの透明なポリエ
チレンテレフタレートフィルムを加圧ラミネートし、感
光性平版印刷版材料を得た。この感光性平版印刷版材料
の透明カバーフィルム上に所望画像のネガパターンを遮
光性材料で形成したネガマスクを重ね、720nm以下の光
をフィルターでカットしたキセノンフラッシュランプ
(理想科学社製:ゼノファクスFX180、露光時間約3ミ
リ秒)で一括露光した後、カバーフィルムを引き剥がし
たところ、支持体上に硬化した樹脂によるポジパターン
が形成された。これを通常のオフセット印刷機で印刷テ
ストをしたところ、十分な耐刷性を以て鮮明な印刷物が
得られた。
チレンテレフタレートフィルムを加圧ラミネートし、感
光性平版印刷版材料を得た。この感光性平版印刷版材料
の透明カバーフィルム上に所望画像のネガパターンを遮
光性材料で形成したネガマスクを重ね、720nm以下の光
をフィルターでカットしたキセノンフラッシュランプ
(理想科学社製:ゼノファクスFX180、露光時間約3ミ
リ秒)で一括露光した後、カバーフィルムを引き剥がし
たところ、支持体上に硬化した樹脂によるポジパターン
が形成された。これを通常のオフセット印刷機で印刷テ
ストをしたところ、十分な耐刷性を以て鮮明な印刷物が
得られた。
【0060】実施例2 感光性平版印刷版材料の感光性組成物を下記のものに代
えた他は、実施例1と同様にして感光性平版印刷版材料
を作成し、同様の画像露光・剥離をしたところ、露光時
間1ミリ秒で十分実用的な平版印刷版を形成することが
できた。
えた他は、実施例1と同様にして感光性平版印刷版材料
を作成し、同様の画像露光・剥離をしたところ、露光時
間1ミリ秒で十分実用的な平版印刷版を形成することが
できた。
【0061】感光性組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 60重量部 ペンタエリスリトール・テレフタル酸・アクリレート 60重量部 (ペンタエリスリトール:テレフタル酸:アクリル酸=2:1:7) アクリル樹脂 80重量部 (ブチルアクリレート・エチルアクリレート・無水マレイン酸共重合体) 塩素化ポリエチレン 20重量部 (山陽国策パルプ製:スーパークロン907LTA) カチオン染料のボレート錯体(化合物IR−1) 1重量部 有機硼素塩TBA・TPB 3重量部 (ブチルトリフェニル硼素のテトラブチルアンモニウム塩) メチルセロソルブ 1800重量部 実施例3 実施例2で作成した感光性平版印刷版を使用して、下記
の条件で半導体レーザーによる走査露光を行った他は、
実施例2と同様に実施したところ十分実用的で、かつ高
解像度の平版印刷版を形成することができた。
の条件で半導体レーザーによる走査露光を行った他は、
実施例2と同様に実施したところ十分実用的で、かつ高
解像度の平版印刷版を形成することができた。
【0062】(露光条件) 光源:半導体レーザー(シャープ株式会社製LT090MD、
出力100mW) 主波長:830nm 光学系効率:15% 感光層面に照射された光の平均エネルギー密度:5mJ/
cm2 ビーム径:15μm 走査ピッチ:10μm 実施例4〜11 実施例3の感光性組成物のカチオン染料のボレート錯体
と有機硼素塩を下記のものに代えた他は、実施例3と同
様に実施した。結果を以下にまとめた。 実施例 カチオン染料の 有機硼素塩 感光平均エネルギー 印刷性能 No. ボレート錯体 密度(mJ/cm2) 4 IR−2 TBA・BTAB 3 良好 5 IR−5 TBA・BTAB 4 良好 6 IR−7 TBP・BTAB 2 良好 7 IR−8 TBA・BTAB 2 良好 8 IR−11 TBA・BTPB 3 良好 9 IR−12 TBA・BTPB 3 良好 10 IR−14 TBP・BTPB 2 良好 11 IR−16 TBA・BTPB 2 良好 TBA・BTAB:ブチルトリアニシル硼素のテトラブ
チルアンモニウム塩 TBP・BTAB:ブチルトリアニシル硼素のテトラブ
チルホスホニウム塩 TBA・BTPB:ブチルトリフェニル硼素のテトラブ
チルアンモニウム塩 TBP・BTPB:ブチルトリフェニル硼素のテトラブ
チルホスホニウム塩 又、実施例1〜11の平版印刷版用材料は、いずれも十分
な露光可視画性を有していた。
出力100mW) 主波長:830nm 光学系効率:15% 感光層面に照射された光の平均エネルギー密度:5mJ/
cm2 ビーム径:15μm 走査ピッチ:10μm 実施例4〜11 実施例3の感光性組成物のカチオン染料のボレート錯体
と有機硼素塩を下記のものに代えた他は、実施例3と同
様に実施した。結果を以下にまとめた。 実施例 カチオン染料の 有機硼素塩 感光平均エネルギー 印刷性能 No. ボレート錯体 密度(mJ/cm2) 4 IR−2 TBA・BTAB 3 良好 5 IR−5 TBA・BTAB 4 良好 6 IR−7 TBP・BTAB 2 良好 7 IR−8 TBA・BTAB 2 良好 8 IR−11 TBA・BTPB 3 良好 9 IR−12 TBA・BTPB 3 良好 10 IR−14 TBP・BTPB 2 良好 11 IR−16 TBA・BTPB 2 良好 TBA・BTAB:ブチルトリアニシル硼素のテトラブ
チルアンモニウム塩 TBP・BTAB:ブチルトリアニシル硼素のテトラブ
チルホスホニウム塩 TBA・BTPB:ブチルトリフェニル硼素のテトラブ
チルアンモニウム塩 TBP・BTPB:ブチルトリフェニル硼素のテトラブ
チルホスホニウム塩 又、実施例1〜11の平版印刷版用材料は、いずれも十分
な露光可視画性を有していた。
【0063】比較例1〜4 感光性組成物のカチオン染料のボレート錯体と有機硼素
塩の組合せを下記に示す化合物に代えた他は、実施例2
と同様にして感光性平版印刷版材料を形成した。評価は
実施例3と同様に、半導体レーザーの走査記録で平版印
刷版作成に必要なエネルギーを調べたが、いずれも200m
J/cm2の露光量でも重合が認められなかった。
塩の組合せを下記に示す化合物に代えた他は、実施例2
と同様にして感光性平版印刷版材料を形成した。評価は
実施例3と同様に、半導体レーザーの走査記録で平版印
刷版作成に必要なエネルギーを調べたが、いずれも200m
J/cm2の露光量でも重合が認められなかった。
【0064】 (組 成) 比較例1:光重合開始剤、有機硼素塩なし 〃 2:TBA・BTPB 3重量部 〃 3:ジフェニルヨードニウム・ヘキサフルオロホスフェート 3重量部 ミヒラーズケトン 5重量部 〃 4:カンファーキノン 1重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.2重量部
【0065】
【発明の効果】本発明の近赤外光に高感度で可視画性に
優れた感光性平版印刷版材料を用いることにより、液体
現像をすることなく、印刷適正に優れた平版印刷版を提
供することができる。
優れた感光性平版印刷版材料を用いることにより、液体
現像をすることなく、印刷適正に優れた平版印刷版を提
供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/34 7124−2H (72)発明者 駒村 大和良 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 加藤 勝徳 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内
Claims (5)
- 【請求項1】 親水性表面を有する支持体上に感光性組
成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された感
光性材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側か
ら画像露光を行うことによって、該感光性組成物層と該
透明カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光性
組成物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化さ
せ、その後に該カバーフィルムを剥離することで該感光
性組成物層から成る印刷画像を該支持体上に形成させ平
版印刷版を作成する感光性平版印刷版材料において、該
感光性組成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な
化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレ
ート錯体とを含有することを特徴とする感光性平版印刷
版材料。 - 【請求項2】 親水性表面を有する支持体上に感光性組
成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層された感
光性材料に、該支持体側又は該透明カバーフィルム側か
ら画像露光を行うことによって、該感光性組成物層と該
透明カバーフィルムとの間の接着力及び/又は該感光性
組成物層と該支持体との間の接着力を画像様に変化さ
せ、その後に該カバーフィルムを剥離することで該感光
性組成物層からなる印刷画像を該支持体上に形成させ平
版印刷版を作成する感光性平版印刷版材料において、該
感光性組成物が少なくとも付加重合もしくは架橋可能な
化合物と近赤外線吸収能を有するカチオン性染料のボレ
ート錯体と有機硼素塩とを含有することを特徴とする感
光性平版印刷版材料。 - 【請求項3】 親水性表面を有する支持体上に少なくと
も付加重合もしくは架橋可能な化合物と近赤外線吸収能
を有するカチオン性染料のボレート錯体とを含有する感
光性組成物層及び透明カバーフィルムがこの順に積層さ
れた感光性材料を用いる平版印刷版の作成方法が、少な
くとも該支持体側又は該透明カバーフィルム側から画像
露光を行う工程と、それに続いて該カバーフィルムを剥
離する工程よりなることを特徴とする平版印刷版の作成
方法。 - 【請求項4】 親水性表面を有する支持体上に少なくと
も付加重合もしくは架橋可能な化合物と近赤外線吸収能
を有するカチオン性染料のボレート錯体と有機硼素塩と
を含有する感光性組成物層及び透明カバーフィルムがこ
の順に積層された感光性材料を用いる平版印刷版の作成
方法が、少なくとも該支持体側又は該透明カバーフィル
ム側から画像露光を行う工程と、それに続いて該カバー
フィルムを剥離する工程よりなることを特徴とする平版
印刷版の作成方法。 - 【請求項5】 近赤外領域に発振波長を有するレーザー
の走査露光により画像露光を行うことを特徴とする請求
項3又は4記載の平版印刷版の作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8718292A JPH05197139A (ja) | 1991-11-18 | 1992-04-08 | 感光性平版印刷版材料及び平版印刷版の作成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-301983 | 1991-11-18 | ||
JP30198391 | 1991-11-18 | ||
JP8718292A JPH05197139A (ja) | 1991-11-18 | 1992-04-08 | 感光性平版印刷版材料及び平版印刷版の作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05197139A true JPH05197139A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=26428481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8718292A Pending JPH05197139A (ja) | 1991-11-18 | 1992-04-08 | 感光性平版印刷版材料及び平版印刷版の作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05197139A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082219A (ja) * | 1996-04-18 | 2002-03-22 | Kanebo Ltd | 近赤外線吸収フィルム及び当該フィルムを含む多層パネル |
JP2005292393A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | ディスプレイ装置用フィルタ及びディスプレイ装置 |
JPWO2005064402A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2007-07-19 | コダックポリクロームグラフィックス株式会社 | ネガ型感光性組成物およびネガ型感光性平版印刷版 |
EP3418782B1 (en) * | 2016-12-26 | 2023-05-03 | LG Chem, Ltd. | Polarizer protection film, polarizing plate comprising the same, liquid crystal display comprising the polarizing plate, and coating composition for polarizer protecting film |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP8718292A patent/JPH05197139A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082219A (ja) * | 1996-04-18 | 2002-03-22 | Kanebo Ltd | 近赤外線吸収フィルム及び当該フィルムを含む多層パネル |
JPWO2005064402A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2007-07-19 | コダックポリクロームグラフィックス株式会社 | ネガ型感光性組成物およびネガ型感光性平版印刷版 |
JP2005292393A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | ディスプレイ装置用フィルタ及びディスプレイ装置 |
EP3418782B1 (en) * | 2016-12-26 | 2023-05-03 | LG Chem, Ltd. | Polarizer protection film, polarizing plate comprising the same, liquid crystal display comprising the polarizing plate, and coating composition for polarizer protecting film |
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