JPH05194903A - 筆記板用消去性インキ組成物 - Google Patents

筆記板用消去性インキ組成物

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JPH05194903A
JPH05194903A JP670792A JP670792A JPH05194903A JP H05194903 A JPH05194903 A JP H05194903A JP 670792 A JP670792 A JP 670792A JP 670792 A JP670792 A JP 670792A JP H05194903 A JPH05194903 A JP H05194903A
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尚成 藤田
Mikihiko Nakanishi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消去性に材質依存性がなく、しかも、初期消去
性と経時消去性のいずれにもすぐれる筆記板用消去性イ
ンキ組成物を提供するにある。 【構成】有機溶剤、樹脂及び顔料を主成分とするインキ
組成物において、剥離剤として、常温で液状であるポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンモノアルキルエー
テル5〜20重量%を含有し、更に好ましくはカルボン
酸エステル及びポリオキシプロピレンモノアルキルエー
テルよりなる群から選ばれる少なくとも1種から選ばれ
る常温で液状の化合物2〜10重量%を含有させてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記板用消去性インキ
組成物に関し、詳しくは、剥離剤を含有して、種々の非
吸収性筆記板、代表的には、所謂ホワイト・ボードと称
される非吸収性筆記板に描いた筆跡をフエルト等からな
るイレーサーにて容易に消去し得るインキ組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】非吸収性筆記板に描いた筆跡をフエルト
等からなるイレーサーにて拭き取ることによつて消去し
得るようにした筆記板用消去性インキ組成物は、例え
ば、特開昭63−43981号公報、特開昭62−26
5377号公報、特開平2−129278号公報等に記
載されているように、既に、種々のものが知られてい
る。しかし、従来、知られているこのような消去性イン
キ組成物は、剥離剤として、カルボン酸エステル類、流
動パラフイン、シリコーン樹脂、ノニオン界面活性剤等
を含有し、筆記面を構成する材料によつては、その筆記
性が劣り(消去性に材質依存性がある)、或いは筆跡を
長期間放置した後に消去しようとしても、消去し難いこ
とがある(経時消去性が劣る)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の筆記
板用消去性インキ組成物における上記した問題を解決す
るためになされたものであつて、消去性に材質依存性が
なく、しかも、初期消去性及び経時消去性のいずれにも
すぐれる筆記板用消去性インキ組成物を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による筆記板用消
去性インキ組成物の第1は、有機溶剤、樹脂及び顔料を
主成分とするインキ組成物において、常温で液状である
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノアルキル
エーテル5〜20重量%を剥離剤として含有させたこと
を特徴とする。
【0005】本発明による筆記板用消去性インキ組成物
の第2は、有機溶剤、樹脂及び顔料を主成分とするイン
キ組成物において、(a) 常温で液状であるポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンモノアルキルエーテル5〜
20重量%、及び(b) カルボン酸エステル及びポリオキ
シプロピレンモノアルキルエーテルよりなる群から選ば
れる少なくとも1種から選ばれる常温で液状の化合物2
〜10重量%を剥離剤として含有させたことを特徴とす
る。
【0006】本発明による筆記板用消去性インキ組成物
においては、有機溶剤としては、アルコール類やグリコ
ールモルアルキルエーテル類が好ましく用いられる。具
体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、n−プロピルアルコール、ブタノール、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル等を挙げることができる。これらのなかでも、
特に、エタノール、イソプロピルアルコール、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル等が好ましい。これら溶剤は、単
独にても、又は複数の混合物としても用いることができ
る。
【0007】本発明によるインキ組成物においては、こ
れら有機溶剤は、インキ組成物に基づいて、40〜90
重量%、好ましくは50〜75重量%の範囲で含まれ
る。インキ組成物における溶剤量が余りに多いときは、
得られるインキ組成物が筆記に適する粘度をもたないう
えに、所期の筆跡濃度を得ることができない場合があ
る。他方、溶剤量が余りに少ないときは、インキ組成物
の粘度が高すぎて、筆記性が悪くなるほか、インキ組成
物が保存性に劣るようになる。
【0008】本発明によれば、有機溶剤として、上記と
共に、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
の脂肪族ケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の低級脂肪
酸の低級アルキルエステルを後述する樹脂の溶解助剤と
して用いることができる。本発明によるインキ組成物
は、着色材として、顔料を含む。この顔料のインキ組成
物における配合量は、その種類や筆跡の所要濃度等によ
つて、適宜に選択されるが、余りに配合量が多いとき
は、得られるインキ組成物において、インキ組成物の粘
度が過度に高くなつたりして、筆記性、保存性、消去性
等に劣るようになる。しかし、余りに少ないときは、イ
ンキ組成物として要求される濃度の筆跡を形成しない
し、また、消去性にも劣るようになる。通常、顔料は、
インキ組成物に基づいて、1〜30重量%の範囲で配合
され、好ましくは3〜15重量%の範囲で配合される。
【0009】本発明においては、インキ組成物には、筆
記時に適度の粘性と筆記板上への適度の付着性を有せし
めるために、前記した有機溶剤に可溶性の樹脂が溶解し
て配合される。かかる樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹
脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、スチレン−マレ
イン酸共重合体樹脂、シエラツク、ロジン−マレイン酸
共重合体樹脂等が好ましく用いられる。
【0010】このような樹脂の配合量が余りに配合量が
多いときは、得られるインキ組成物の粘度が過度に高く
なり、筆記性、保存性、消去性等に劣るようになる。し
かし、余りに少ないときは、インキ組成物として要求さ
れる適度の粘性をもたず、筆記性に劣るほか、消去性に
も劣るようになる。通常、樹脂は、インキ組成物に基づ
いて、1〜20重量%の範囲で配合され、好ましくは5
〜15重量%の範囲で配合される。
【0011】本発明によるインキ組成物は、上記した成
分に加えて、剥離剤として、常温で液状であるポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンモノアルキルエーテル
5〜20重量%を含有する。このようなポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンモノアルキルエーテルは、通
常、分子中のオキシエチレン量が40重量%以下であ
る。
【0012】このようなポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンモノアルキルエーテルとしては、種々の市販
品を用いることができる。このような市販品としては、
例えば、ニツコノールPBC−31、PBC−41(い
ずれも日光ケミカルズ(株)製)、ニユーポール50H
B−55、50HB−100、50HB−260、50
HB−400、50HB−660、50HB−2000
(いずれも三洋化成工業(株)製)、ドノバツクスDL
−0206、DM−2007、DH−0300(いずれ
もライオン(株)製)、ライオノールL−358、L−
745、L−785、L−950(いずれもライオン
(株)製)等を挙げることができる。
【0013】このようなポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンモノアルキルエーテルは、本発明によれば、
インキ組成物に5〜20重量%の範囲で含有される。そ
の配合量が余りに少ないときは、得られるインキ組成物
が消去性に劣り、他方、余りに多いときは、得られるイ
ンキ組成物の粘度が高すぎて、筆記時に筆跡がかすれた
りする。特に、本発明によれば、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンモノアルキルエーテルは、インキ組
成物に基づいて、7〜15重量%の範囲で含有させるこ
とが好ましい。
【0014】本発明によれば、上記剥離剤と共に、好ま
しくは、第2の剥離剤が併用して、インキ組成物に配合
される。本発明において、このような剥離剤の第2の成
分は、カルボン酸エステル及びポリオキシプロピレンモ
ノアルキルエーテルよりなる群から選ばれる少なくとも
1種の常温で液状の化合物である。これらの第2の剥離
剤のうち、カルボン酸エステルとしては、カルボン酸ア
ルキルエステル、二塩基酸エステル、多価アルコールエ
ステル等を用いることができる。上記カルボン酸アルキ
ルエステルは、好ましくは炭素数8〜20の飽和又は不
飽和脂肪酸のアルキルエステルであつて、ここに、アル
キル基は炭素数2〜20の範囲にあることが好ましい。
【0015】このようなカルボン酸エステルとしては、
例えば、オクタン酸セチル、オクタン酸イソセチル、オ
クタン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸
イソステアリル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、イソステア
リン酸イソプロピル、イソステアリン酸ブチル、イソス
テアリン酸ヘキシル、イソステアリン酸イソセチル、オ
レイン酸エチル、オレイン酸デシル等を挙げることがで
きる。
【0016】二塩基酸エステルは、脂肪族又は芳香族二
塩基酸のジエステル、好ましくはジアルキルエステルで
あつて、ここに、アルキル基は、炭素数が2〜20の範
囲にあることか好ましい。このような二塩基酸エステル
としては、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピ
ン酸ジオクチル、セバシン酸ジイソプロピル、フタル酸
ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソデシル
等を挙げることができる。
【0017】また、多価アルコールエステルは、好まし
くはグリコール類を含む炭素数4〜8の脂肪族多価アル
コールと炭素数6〜24の飽和又は不飽和脂肪酸とのモ
ノ又はポリエステルであつて、例えば、オレイン酸トリ
メチロールプロパン、カプリン酸トリメチロールプロパ
ン、トリ−2−エチルヘキシルトリメチレート(代表的
には、トリメチロールプロパンのようなトリメチロール
のトリアルキルエステルをいう。)、トリイソパルミチ
ン酸トリメチロールプロパン、トリオクタン酸トリメチ
ロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン等のトリメチロールプロパンのエステル、テト
ラオクタン酸ペンタエリスリトール、テトラ−2−エチ
ルヘキサン酸ペンタエリスリトール等のペンタエリスリ
トールのエステル、モノカプリル酸プロピレングリコー
ル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジデカン酸プ
ロピレングリコール等のプロピレングリコールのエステ
ル、オリーブ油、サフラワー油、ヤシ油等の脂肪酸グリ
セリド等を挙げることができる。
【0018】ポリオキシプロピレンアルキルエーテル
は、種々の市販品を用いることができる。このような市
販品としては、例えば、ニユーポールLB−65、LB
−285、LB−385、LB−625、LB−114
5、LB−1715、LB−3000(いずれも三洋化
成工業(株)製)等を挙げることができる。このような
第2の剥離剤は、本発明によるインキ組成物において、
2〜10重量%の範囲で含まれる。第2の剥離剤の配合
量が余りに少ないときは、筆跡の消去性が不十分とな
り、他方、余りに多いときは、得られるインキ組成物の
粘度が高すぎて、筆跡がかすれたりする。特に好ましく
は、第2の剥離剤は、インキ組成物に3〜8重量%の範
囲で含まれる。
【0019】特に、本発明においては、前述した第1の
剥離剤とこの第2の剥離剤とは、筆跡の初期及び経時消
去性がすぐれるためには、合計量にて10〜23重量%
の範囲で含まれることが好ましい。本発明によるインキ
組成物は、常法によつて得ることができ、特に、その製
造方法において限定されるものではない。例えば、着色
材として通常の顔料を用いるときは、その顔料と樹脂と
を有機溶剤に混合し、ビーズミルにて顔料を溶剤中に分
散させて、ミル・ベースを調製し、次いで、このミル・
ベースに剥離剤ほか残余の成分を配合し、デスパーにて
攪拌すればよい。また、着色材として、顔料に樹脂被覆
を施した加工顔料を用いるときは、すべての成分を一括
して混合し、ペイント・シエーカーにて顔料を溶剤中に
分散させればよい。ペイント・シエーカーに代えて、デ
スパーを用いてもよい。更に、これらのいずれの方法に
おいても、この後、必要に応じて、濾過や遠心分離等の
操作を行なつて、インキ組成物中の粗大な粒子を除去し
てもよい。
【0020】
【実施例】以下に本発明によるインキ組成物の配合例を
実施例として示すが、本発明はこれら実施例により何ら
限定されるものではない。尚、以下において、部を重量
部を示す。
【0021】
【実施例】以下に本発明によるインキ組成物の配合例を
実施例として示すが、本発明はこれら実施例により何ら
限定されるものではない。 実施例1 ニツコールPBC−31 8部 イソステアリン酸イソセチル 8部 フジASグリーン1) 10部 フジASホワイト2) 3部 エチルアルコール 61部 イソプロピルアルコール 10部 実施例2 ニユーポール50HB−100 5部 イソステアリン酸イソプロピル 12部 フジASブルー3) 10部 フジASホワイト2) 3部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例3 ニユーポール50HB−260 12部 イソステアリン酸ブチル 4部 フジASレツド4) 10部 フジASホワイト2) 4部 エチルアルコール 51部 イソプロピルアルコール 10部 実施例4 ドノバツクスDL−0206 10部 オクタン酸ステアリル 5部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例5 ライオノールL−358 7部 ミリスチン酸ブチル 3部 フジASホワイト2) 20部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 比較例1 オクタン酸ステアリル 15部 フジASオレンジ5) 13部 フジASホワイト2) 2部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例6 ニツコールPBC41 7部 アジピン酸ジオクチル 8部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例7 ニユーポール50HB−55 15部 セバチン酸ジイソオクチル 2部 フジASグリーン1) 10部 フジASホワイト2) 3部 エチルアルコール 51部 イソプロピルアルコール 10部 実施例8 ニユーポール50HB−2000 5部 フタル酸ジブチル 6部 フジASブルー3) 10部 フジASホワイト2) 3部 エチルアルコール 66部 イソプロピルアルコール 10部 実施例9 ドノバツクスDH0300 8部 フタル酸ジオクチル 4部 フジASレツド4) 10部 フジASホワイト2) 4部 エチルアルコール 64部 イソプロピルアルコール 10部 実施例10 ライオノールL−358 7部 フタル酸ジイソデシル 3部 フジASホワイト2) 20部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 比較例2 アジピン酸ジオクチル 15部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例11 ニユーポール50HB−400 8部 オレイン酸トリメチロールプロパン 6部 フジASブラツク6) 15部 エチルアルコール 61部 イソプロピルアルコール 10部 実施例12 ニユーポール50HB−100 10部 トリオクタン酸トリメチロールプロパン 5部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例13 ライオノールL−745 8部 テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール 6部 蛍光オレンジベース 41部 ホワイトベース 5部 エチルアルコール 35部 イソプロピルアルコール 5部 上記蛍光オレンジベースの配合は以下のとおりである。
【0022】 エポカラーFP407) 36部 電化ブチラール9) 9部 イソプロピルアルコール 10部 エチルアルコール 45部 上記ホワイトベースの配合は以下のとおりである。
【0023】 チタンKR3808) 60部 電化ブチラール9) 6部 イソプロピルアルコール 7部 エチルアルコール 27部 実施例14 ニユーポール50HB−55 12部 オリーブ油12) 3部 ブルーベース 40部 ホワイトベース 5部 エチルアルコール 35部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 5部 上記ブルーベースの配合は以下のとおりである。
【0024】 フタロシアニンブルー(顔料) 13部 エスレツクBL−110) 13部 ソルミツクスAP−111) 74部 比較例3 テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール 14部 蛍光オレンジベース 41部 ホワイトベース 5部 エチルアルコール 35部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 5部 実施例15 ニツコールPBC31 15部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 実施例16 ニユーポール50HB−260 17部 フジASグリーン1) 10部 フジASホワイト2) 3部 エチルアルコール 51部 イソプロピルアルコール 10部 実施例17 ドノバツクスDL−0206 11部 フジASブルー3) 10部 フジASホワイト2) 3部 エチルアルコール 66部 イソプロピルアルコール 10部 実施例18 ライオノールL−745 12部 フジASレツド4) 10部 フジASホワイト2) 4部 エチルアルコール 64部 イソプロピルアルコール 10部 実施例19 ニユーポール50HB−660 8部 フジASホワイト2) 20部 エチルアルコール 62部 イソプロピルアルコール 10部 実施例20 ニユーポール50HB−660 5部 蛍光オレンジベース 41部 ホワイトベース 5部 エチルアルコール 39部 イソプロピルアルコール 10部 実施例21 ニツコールPBC31 8部 ニユーポールLB−65 6部 フジASホワイト2) 20部 エチルアルコール 56部 イソプロピルアルコール 10部 実施例22 ライオノールL−950 10部 ニユーポールLB−285 5部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 比較例4 ニユーポールLB−285 15部 フジASオレンジ5) 15部 エチルアルコール 60部 イソプロピルアルコール 10部 (注) 1)〜6) いずれもポリビニルブチラールを用いてア
ルコール系溶剤に分散性とした富士色素(株)製加工顔
料 7) 日本触媒化学工業(株)製蛍光オレンジ顔料 8) チタン工業(株)製二酸化チタン 9) 電気化学工業(株)製ポリビニルブチラール樹脂 10)積水化学工業(株)製ポリビニルブチラール樹脂 11)日本化成(株)製変性エタノール 12)日光ケミカルズ(株)製 以上のインキ組成物を表1及び表2に示すように種々の
非吸収性筆記板上に筆記し、その直後にフエルト製のイ
レーサーにて拭いたときの筆跡の消去性(初期消去性)
と、筆跡を温度40℃、湿度40%の環境下に7日間放
置した後、筆跡をフエルト製のイレーサーにて拭いたと
きの筆跡の消去性(経時消去性)とを表1及び表2に示
す。尚、メラミン黒色板は、2種類の市販品を用いた。
【0025】消去性の評価方法は、5cm×5cmのフエル
トにて200g又は400gの荷重で筆跡を拭いて、5
回で消去できるときを○、800gの荷重で筆跡を拭い
て、10回で消去できるときを△、800gの荷重で筆
跡を拭いて、10回で消去できないときを×とした。但
し、−は、筆記板と筆跡の色とが同じであるために、評
価できないことを示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明による筆記板用消
去性インキ組成物は、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンモノアルキルエーテルを剥離剤として含有し、
更に、好ましくは、第2の剥離剤として、カルボン酸エ
ステル及びポリオキシプロピレンアルキルエーテルより
なる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、かくし
て、特に筆跡を長期間放置した後にも、その筆跡を容易
に消去することができる。
【0029】更に、本発明による筆記板用消去性インキ
組成物は、消去性の材質依存性も改善されており、種々
の材料からなる非吸収性筆記板上にも、消去性にすぐれ
る筆跡を形成する。特に、本発明によるインキ組成物に
おいては、成分(a) は、筆跡の経時消去性の改善に効果
があり、これに(b) 成分を併用することによつて、筆跡
の経時消去性を一層向上させることができる。成分(b)
のうち、エステル類が特にこの経時消去性を著しく向上
させる。ポリオキシプロピレンモノアルキルエーテル
は、筆跡の初期消去性に関しては、エステル類に劣るも
のの、経時消去性に関しては、エステル類にまさつてい
る。また、成分(a) と共に、成分(b) を併用することに
よつて、黒色板、濃緑色板等の濃色の筆記板上でのイン
キ組成物の発色を鮮明にする効果をも有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機溶剤、樹脂及び顔料を主成分とするイ
    ンキ組成物において、常温で液状であるポリオキシエチ
    レンポリオキシプロピレンモノアルキルエーテル5〜2
    0重量%を剥離剤として含有させたことを特徴とする筆
    記板用消去性インキ組成物。
  2. 【請求項2】有機溶剤、樹脂及び顔料を主成分とするイ
    ンキ組成物において、 (a) 常温で液状であるポリオキシエチレンポリオキシプ
    ロピレンモノアルキルエーテル5〜20重量%、及び (b) カルボン酸エステル及びポリオキシプロピレンモノ
    アルキルエーテルよりなる群から選ばれる少なくとも1
    種から選ばれる常温で液状の化合物2〜10重量% を剥離剤として含有させたことを特徴とする筆記板用消
    去性インキ組成物。
  3. 【請求項3】カルボン酸エステルが飽和又は不飽和脂肪
    酸のアルキルエステルであることを特徴とする請求項2
    記載の筆記板用消去性インキ組成物。
  4. 【請求項4】カルボン酸エステルが二塩基酸のジアルキ
    ルエステルであることを特徴とする請求項2記載の筆記
    板用消去性インキ組成物。
  5. 【請求項5】カルボン酸エステルが多価アルコールとカ
    ルボン酸とのエステルであることを特徴とする請求項2
    記載の筆記板用消去性インキ組成物。
  6. 【請求項6】(a) 成分と(b) 成分とを合計量にて10〜
    23重量%の範囲にて含有させたことを特徴とする請求
    項2〜5いずれかに記載の筆記板用消去性インキ組成
    物。
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