JPH05194640A - オレフィンの重合用触媒 - Google Patents

オレフィンの重合用触媒

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JPH05194640A
JPH05194640A JP4199923A JP19992392A JPH05194640A JP H05194640 A JPH05194640 A JP H05194640A JP 4199923 A JP4199923 A JP 4199923A JP 19992392 A JP19992392 A JP 19992392A JP H05194640 A JPH05194640 A JP H05194640A
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magnesium
catalyst
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weight
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JP4199923A
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Luciano Luciani
ルチアーニ ルチアノ
Federico Milani
ミラーニ フェデリコ
Renzo Invernizzi
インヴェルニッツィ レンツォ
Italo Borghi
ボルギー イタロ
Antonio Labianco
ラビアンコ アントニオ
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ECP Enichem Polimeri SRL
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オレフィンの重合に高度に活性であり、しか
も立体特異性である触媒の固体成分の調製法を提供する
ことにある。 【構成】 未活性化シリカを(i) マグネシウムジアルキ
ルまたはマグネシウムアルキルのハロゲン化物;(ii)ケ
イ素、スズまたはアンチモンのハロゲン化物から選ばれ
たハロゲン化剤;(iii) 四ハロゲン化チタン;ついで(i
v)ルイス塩基と連続して相互作用させることによるプロ
ピレン及びその他のα−オレフィンの立体特異重合用の
担持された触媒の固体成分の調製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α−オレフィンの重合
用の触媒の成分の製造法、こうして得られた成分を含む
触媒及びこの触媒を使用するα−オレフィンの重合法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エチレ
ン、プロピレン及び高級α−オレフィンの如きオレフィ
ンモノマーは、チーグラー−ナッタ触媒、即ち、周期律
表のIA族〜IIIA族からの元素の有機金属化合物とIVA 族
〜VIA 族に属する遷移金属の化合物の組み合わせにより
得られる触媒系(Boor Jr.,“Ziegler-Natta Catalysts
and Polymerization",Academic,ニューヨーク、1979)
を使用して重合し得る。
【0003】これらの触媒がプロピレン及び高級α−オ
レフィンの重合に使用される場合、アイソタクチックポ
リマー及びアタクチックポリマーの混合物が生成され、
アイソタクチックポリマーが商用の目的に更に有益な材
料である。従って、第一の問題はオレフィンの重合をア
イソタクチックポリマーの優位な生成または排他的な生
成に向けることからなる。別の問題は、ポリマー中に得
られる触媒残渣の含量をその後の加工段階及び変形段階
に有害な効果を生じ得る量よりも少ない量に低下するこ
とからなる。
【0004】触媒系の立体特異性及び活性を改良するた
めに種々の提案が当業界でなされていた。これらの提案
は一般に更に別の成分、典型的にはルイス塩基を導入
し、遷移金属用の担体、典型的には2価の金属のハロゲ
ン化物を使用することにより触媒系の成分の改質に基い
ている。米国特許第4,252,670 号明細書によれば、オレ
フィンの重合用の触媒の成分は、マグネシウムの有機化
合物をハロゲン化剤で処理し、こうして得られた反応生
成物にルイス塩基及び四塩化チタンを添加することによ
り得られる。米国特許第5,006,620 号明細書によれば、
オレフィンの重合用の触媒の成分は、シリカをマグネシ
ウムの有機化合物、塩素及び塩酸から選ばれたガス状の
塩素化剤、フタル酸の誘導体、C1-8アルカノール及び四
塩化チタンで続いて処理することにより得られる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、未活性
化シリカがマグネシウムの有機化合物と相互作用して活
性化された担体(これはケイ素、スズまたはアンチモン
のハロゲン化物で容易にハロゲン化し得る)を生じるこ
とができることが見出された。また、この活性化され、
ハロゲン化された担体は四塩化チタン及び特別なルイス
塩基と相互作用して立体規則性ポリマーへのα−オレフ
ィンの重合に高度に活性である触媒の固体成分を簡単且
つ経済的な方法で生じることができることがわかった。
【0006】これによれば、本発明は、シリカ担体と、
マグネシウム、ハロゲン、チタン及びルイス塩基を含む
触媒活性部分とを含む、立体規則性ポリマーへのプロピ
レン及びその他のα−オレフィンの重合に活性な触媒の
固体成分の調製法に関するものであり、前記の方法は、
(i) 未活性化シリカと、不活性炭化水素溶媒中のマグネ
シウムジアルキルまたはマグネシウムアルキルのハロゲ
ン化物の溶液の接触により前記のシリカ担体を処理し、
その際、0.1/1 〜10/1のマグネシウム化合物とシリカの
重量比で、20℃〜液相の沸点の範囲の温度で、マグネシ
ウム化合物をシリカに完全に、または殆ど完全に付着す
るのに充分である期間にわたって操作し;(ii)前記の活
性化した担体と、不活性炭化水素溶媒中の、ケイ素、ス
ズまたはアンチモンのハロゲン化物から選ばれたハロゲ
ン化剤の溶液の接触により(i) で処理された担体をハロ
ゲン化し、その際、0.1/1 〜100/1 のハロゲン化剤と工
程(i) で付着されたマグネシウム化合物のモル比で、-2
0 ℃〜100 ℃の温度で0.5〜5.0 時間の期間にわたって
操作し;(iii) 工程(ii)でハロゲン化された担体と、液
体または不活性炭化水素溶媒中の溶液の過剰の四ハロゲ
ン化チタンの接触により前記のハロゲン化された担体を
チタネート化し、その際、 80 ℃〜120 ℃の温度で0.5
〜5.0 時間の期間にわたって操作し;(iv)(iii) でチタ
ネート化された担体と、液体または不活性炭化水素溶媒
中の溶液のルイス塩基の接触により触媒の固体成分を生
成し、その際、0.05/1〜0.5/1 の前記のルイス塩基と工
程(i) で吸収されたマグネシウム化合物のモル比で、80
〜120 ℃の温度で0.5 〜5.0 時間の期間にわたって操作
し;そして(v) 触媒の固体成分を工程(iv)の反応生成物
から回収することを特徴とする。
【0007】本発明の触媒用の担体として適するシリカ
は、20〜100 μm の粒子サイズ、150 〜400m2/g の表面
積、1.3 〜1.8 ml/gの細孔容積及び20〜30Åの平均細孔
直径を有する微小球形の多孔質シリカであることが好ま
しい。このシリカは前活性化されておらず、それ故、一
般に1重量%より多く、5重量%の最大値までである合
計量でヒドロキシルと水を含む。
【0008】本発明の方法の工程(i) では、シリカ担体
が不活性有機溶媒中のマグネシウムジアルキルまたはマ
グネシウムアルキルのハロゲン化物の溶液中に懸濁され
る。その目的に適したマグネシウム化合物は、式MgRR'
またはMgR"X (式中、R、R'及びR"は夫々独立に1〜12
個の炭素原子を含む線状または分枝アルキル基を表し、
且つXはハロゲン原子、好ましくは塩素を表す)で表す
ことができるマグネシウム化合物である。特別な例は、
マグネシウムジエチル、マグネシウムエチルブチル、マ
グネシウムジヘキシル、マグネシウムブチルオクチル及
びマグネシウムジオクチル、相当するクロロ誘導体並び
にこれらの混合物である。
【0009】その目的に適した不活性炭化水素溶媒の例
は、脂肪族炭化水素溶媒、例えば、ペンタン、イソペン
タン、ヘキサン、ヘプタン及びオクタンである。実際に
は、担体はマグネシウム化合物の溶液に添加され、また
は担体は上記の溶媒から選ばれた不活性有機溶媒中に懸
濁され、そして同不活性炭化水素溶媒もしくはその他の
不活性炭化水素溶媒中のマグネシウム化合物の溶液がこ
うして得られた懸濁液に徐々に添加されることが好まし
い。得られる懸濁液は20℃〜液相の沸点の範囲の温度、
好ましくは50〜70℃の温度に保たれる。
【0010】この工程では、マグネシウム化合物がシリ
カ担体に付着され、そして下記の工程(ii)の成功を確保
するためには、担体の吸収能力より多くないマグネシウ
ム化合物の量を使用することが重要である。この目的の
ために、マグネシウム化合物とシリカの重量比は0.1/1
〜10/1、好ましくは0.2/1 〜1.5/1 であってもよく、非
常に好ましい形態では約1/1 の値であり得る。上記の条
件下で、マグネシウム化合物の完全な吸収または殆ど完
全な吸収に必要な時間は、選ばれる温度に応じて10分か
ら2時間まで変化し、好ましい方法では約0.5 〜1.0 時
間である。その処理の終了時に、固体が、例えば、沈
降、濾過または遠心分離により懸濁液から分離され、液
体脂肪族炭化水素の如き不活性溶媒で洗浄され、必要に
より乾燥される。
【0011】本発明の方法の工程(ii)では、上記のよう
に処理された担体が、ケイ素、スズ及びアンチモンのハ
ロゲン化物から選ばれたハロゲン化剤と接触され、相互
作用される。その目的に適したケイ素のハロゲン化物は
ケイ素の塩化物及び臭化物並びにクロロシラン及びブロ
モシランである。これらの化合物の特別な例は、四塩化
ケイ素、四臭化ケイ素、トリクロロシラン、ビニルトリ
クロロシラン、トリクロロエトキシシラン及びクロロエ
チルトリクロロシランである。これらの中で、四塩化ケ
イ素が好ましい。その他の好適なハロゲン化剤は、スズ
及びアンチモンの塩化物及び臭化物、例えば、四塩化ス
ズ(これが好ましい)及び五塩化アンチモンである。
【0012】工程(ii)では、処理された担体が不活性有
機溶媒、一般に脂肪族炭化水素溶媒、例えば、ペンタ
ン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン及びオクタン中
で懸濁される。ハロゲン化剤が、こうして得られた懸濁
液に添加され、得られる懸濁液が0.5 〜5時間の期間に
わたって-20 ℃〜100 ℃の温度に加熱される。70〜95℃
で1〜2時間操作することが好ましい。前記のように、
工程(ii)では、ハロゲン化剤とマグネシウム化合物のモ
ル比は0.1/1 〜100/1 であり、最良の結果が約10/1の前
記の比の値で得られる。ハロゲン化処理の終了時に、固
体が、例えば、沈降、濾過または遠心分離により懸濁液
から分離され、液体脂肪族炭化水素溶媒の如き溶媒で洗
浄され、必要により乾燥される。
【0013】本発明の方法の工程(iii) では、工程(ii)
のハロゲン化された担体が四ハロゲン化チタン、好まし
くは四塩化チタンとの相互作用によるチタネート化(tit
anation)にかけられる。更に詳しくは、その操作はハロ
ゲン化された担体を液体四ハロゲン化チタンまたは上記
の不活性炭化水素溶媒の一つ中の溶液状態の四ハロゲン
化チタン中に懸濁させることにより過剰の四ハロゲン化
チタンを用いて行われる。その操作温度は、選ばれる温
度に応じて0.5 時間から5.0 時間まで変化し得る期間に
わたって80℃から120 ℃まで変化する。好ましい実施態
様では、その温度は約1時間の期間にわたって約95℃で
ある。これらの条件下で、約3〜7重量%の量のチタン
が、塩素化された担体に固定される。
【0014】本発明の方法によれば、工程(iv)では、工
程(iii) でチタネート化された担体がルイス塩基と接触
させられる。使用し得るルイス塩基(または内部電子ド
ナー)は、エーテル、アミン、エステル、アルコラー
ト、シラン化合物、ケトン及びホスホルアミドである。
使用されるエステルは有機の型または無機の型のもので
あってもよい。芳香族エステル、例えば、ジイソブチル
フタレート;安息香酸、p−メトキシ安息香酸及びp−
トルイル酸のアルキルエステル;並びに脂肪族エステ
ル、例えば、ジエチルカーボネート、エチルピバレー
ト、酢酸エチル及びジメチルマレエートが、その目的に
特に適する。その目的に使用し得るその他の化合物はア
ルキルアリールシラン及びアルコキシシランである。
【0015】好ましい実施態様では、ルイス塩基が、チ
タネート化工程(iii) の終了時に得られた反応混合物に
添加され、前記のルイス塩基と工程(i) で吸収されたマ
グネシウム化合物のモル比は0.05/1から0.5/1 まで変化
し、温度は0.5 〜5.0 時間の期間にわたって80〜120 ℃
の範囲である。好ましい実施態様では、そのモル比は0.
1/1 〜0.3/1 であり、温度は約1時間の期間にわたって
約95℃である。
【0016】このようにして、触媒の固体成分が得ら
れ、その方法の工程(v) で回収され、炭化水素溶液で洗
浄され、必要により乾燥される。こうして得られた触媒
の固体成分は、重合段階で同種の立体特異的な活性中心
を有するために、上記の条件下で行われる四ハロゲン化
チタンによる1回以上の処理にかけられて触媒を精製
し、その結果、全体の触媒錯体は構造上均一である。
【0017】別の実施態様では、触媒の固体成分が液体
脂肪族炭化水素の存在下で加熱されて、活性表面または
チタン錯体におそらく吸収されている四塩化チタンを溶
解し、除去する。すべての場合に、上記のように操作す
ることにより、触媒の固体成分が得られ、これはシリカ
担体(10〜90重量%)と、マグネシウム、ハロゲン及び
チタン並びに選択されたルイス塩基を含む触媒活性部分
とを含む。本発明の固体触媒の触媒活性成分は、通常、
4〜8重量%のマグネシウム、20〜35重量%の塩素、3
〜7重量%のチタン及び1〜15重量%のルイス塩基を含
み、チタンは一部その3価の状態であり、一部その4価
の状態であり、Ti(III)/Ti(IV)比は一般に0.005/1から1
/1 まで変化する。モル比に関して、前記の活性部分は
下記の範囲内の組成を有する。 Mg(1) Cl(2-4) Ti(0.1-0.5) LB(0.01-0.1) (式中、LBはルイス塩基である) シリカ担体を使用しないで行われた0.5/1 〜20/1のモル
比のマグネシウムジアルキルと四塩化ケイ素の反応は、
X線回折分析により明らかにされるように、多少の量の
未知の生成物と混合された塩化マグネシウム固体を生じ
ることが実験上見出された。更に詳しくは、こうして生
成された塩化マグネシウムはα及びγ結晶形態(殆ど活
性がないと考えられる)であり、δ形態(これは活性形
態を構成する)が制限された量で存在する。マグネシウ
ムジアルキルが水及び/またはヒドロキシルの或る含量
でシリカに付着される場合(本発明の工程(i))、四塩化
ケイ素による処理(工程(ii)による)は、ランダムに配
向されたラメラの形態で、X線スペクトル中の15°のピ
ークを実際に含まないで、塩化マグネシウムの非常に不
規則に分散された相を生じる。この塩化マグネシウム
は、その最大の不規則状態で、触媒の観点から高度に活
性である。
【0018】本発明によれば、有効な結果が、比較例に
記載されるように、最初に四塩化ケイ素を水及び/また
はヒドロキシルを含むシリカに付着し、次いでマグネシ
ウムジアルキルで処理することにより得られないことが
わかった。これは、本発明の工程(i) で付着されたマグ
ネシウムジアルキルがシリカにグラフトされること(お
そらくMg-O-Si 型の結合による)、及びこのグラフト形
態が四塩化チタンによる塩素化工程(ii)の高度に分散さ
れた塩化マグネシウムの生成に必須であることを示すと
考えられる。これは、有効な結果が前活性化されたシリ
カ(それから水及びヒドロキシルがかなり除去されてい
る)を使用することにより得られないという事実により
確認されると考えられる。更に別の比較例に示されるよ
うに、有効な結果はマグネシウムジアルキルによる処理
の前に塩化マグネシウムをシリカに付着することにより
得られず、これは本発明の工程(i) 及び(ii)が如何に重
要であるかを確かめる。四塩化スズが本発明の工程(ii)
で使用される場合、このハロゲン化剤とマグネシウムジ
アルキルの相互作用はスズの両方のアルキル化合物の生
成をもたらし、また不特定の性質のポリマー凝集物をも
たらすと考えられるが、これらはオレフィンの重合に高
度に活性であり、しかも立体特異性である触媒の成分の
調製に有益であることがわかった。また、五塩化アンチ
モンと、水及び/またはヒドロキシルを含むシリカの接
触は、マグネシウムジアルキルが存在しない場合には、
金属アンチモンへの還元を生じることが注目された。一
方、マグネシウムジアルキルの存在下では、本発明の工
程(ii)に於いて、ハロゲン化剤は5価から3価に還元さ
れ、これは本発明の工程(i) 及び(ii)が如何に重要であ
るかを再度実証する。
【0019】また、本発明は、(A) 上記の触媒の固体成
分;(B) アルミニウムトリアルキルまたはアルミニウム
アルキルのハロゲン化物;及び(C) 成分(B) と錯体化合
物を生成し得る電子ドナー化合物を含むプロピレン及び
その他のα−オレフィンの立体特異重合用の触媒に関す
る。触媒の成分(B) は、アルキル部分中に1〜6個の炭
素原子を含むアルミニウムトリアルキル及びアルミニウ
ムアルキルのハロゲン化物(特に塩化物)から都合よく
選ばれる。これらの中で、アルミニウムトリエチル、ア
ルミニウムトリブチル、アルミニウムトリイソブチル及
びアルミニウムトリヘキシルの如きアルミニウムトリア
ルキルが好ましい。触媒の成分(C) は、式R1R2Si(OR3)
(OR4)(式中、R1 及びR2 はフェニル基であり、且つ
3 及びR4 はC1-C4 アルキル基である)で表すことが
できるアルコキシシランから都合よく選ばれる。成分
(C) の特別な例はジメトキシジフェニルシランである。
【0020】本発明の触媒に於いて、アルミニウム(成
分(B) 中に存在する)とチタン(成分(A) 中に存在す
る)の原子比は一般に10/1から1,000/1 まで変化でき、
50/1〜150/1 の範囲内であることが好ましい。更に、成
分(B) と成分(C) のモル比は一般に5/1 から20/1まで変
化でき、約10/1であることが好ましい。本発明の触媒
は、高度に立体特異性のポリマーへのプロピレン及びそ
の他のα−オレフィンの重合のための操作で高度に活性
である。特に、プロピレンの重合では、95%以上のアイ
ソタクチックインデックスを有するポリプロピレンが得
られる。本発明の触媒を使用して重合し得るその他のα
−オレフィンの例は、ブテン−1、4−メチル−ペンテ
ン−1及びヘキセン−1である。
【0021】その重合反応は、不活性希釈剤中の懸濁技
術により、ループ反応器技術を使用して溶媒または希釈
剤を使用しないで、または気相技術を使用して行うこと
ができる。その重合は一般に室温〜120 ℃の範囲の温度
で1〜100 気圧の圧力下で行うことができる。全ての場
合に、本発明の触媒で操作して、使用される固体成分の
正確な複製である粒子サイズを有するオレフィンポリマ
ーが得られる。こうして、担体のサイズ及びサイズ分布
の選択に基いて所望の粒子サイズのグラニュールを有す
るポリマーを製造することが可能である。以下の実施例
は本発明を更に良く説明する。
【0022】
【実施例】例1 微小球形シリカ(粒子サイズ20〜60μm 、表面積320m2/
g 、細孔容積1.6 ml/g、H2O 及びヒドロキシルの含量3
重量%)20g 、無水n−ヘプタン100 ml及びn−ヘプタ
ン中のマグネシウムブチルオクチル(20.4g 、122.5 ミ
リモル;Mg1But 1.5Oct0.5)の20重量%溶液140 mlを、窒
素雰囲気下で、還流冷却器、メカニカルスターラー及び
温度計を備えた500 mlのフラスコに仕込む。その混合物
を室温で1時間反応させる。固体を濾過により分離し、
n−ヘキサンで充分に洗浄し、溶媒を蒸発させることに
より乾燥させる。n−ヘプタン100 ml及び四塩化ケイ素
280 ml(2450 ミリモル) を、得られた固体に添加する。
その混合物を65〜70℃で1時間反応させ、30℃に冷却
し、液体をサイフォンで吸い上げる。その固体を-20℃
のn−ヘキサンで充分に洗浄し、溶媒を蒸発させること
により乾燥させる。こうして得られた固体に四塩化チタ
ン466 mlを室温で添加し、得られた懸濁液を徐々に90℃
に加熱する。この温度に達した時に、ジイソブチルフタ
レート(DIBP と称する)3.9 mlを滴下して添加する。反
応中、下記の試薬の比:Mg:Ti:DIBP 1:34.5:0.12を保
つ。その懸濁液を90℃に2時間保つ。次いで、その液体
を80℃でサイフォンで吸い上げ、混合物を室温に冷却
し、n−ペンタンで充分に洗浄し、乾燥させる。
【0023】紫がかった固体成分42.2g を、0.35g/mlの
見掛密度を有し、6.64重量%のマグネシウム、31.06 重
量%の塩素、5.50重量%のチタン(その20.5%が3価の
形態である)を含むグラニュールとして得る。上記のよ
うにして調製した触媒の固体成分をプロピレンの重合に
関する試験に使用する。更に詳しくは、その重合を、マ
グネチックスターラーを備え、電気加熱された5リット
ルの容積を有するオートクレーブ中で行う。115 ℃で2
時間にわたって窒素流で清浄した後、オートクレーブを
室温に冷却し、n−ヘキサン2リットルを供給し、攪拌
下に40℃に加熱する。
【0024】この段階で、導入される触媒を以下のよう
に操作して調製する。 −前もって計量した固体成分を、不活性雰囲気中で、合
計の5%に等しい量の溶媒と一緒に200 mlのフラスコに
移す。 −溶媒、アルミニウムトリエチル及びジメトキシジフェ
ニルシランを含む溶液を上からフラスコに連結した分離
ロートに入れる。 −合計量の20%に等しい量の、分離ロート中に含まれる
溶液を下のフラスコに供給する。 −この時点で、触媒、次にアルミニウムトリエチル及び
ジメトキシジフェニルシランを含む溶液をオートクレー
ブに供給する。
【0025】次いで、確定した量の水素及びプロピレン
をオートクレーブに供給する。オートクレーブを重合温
度に加熱する。重合の終了時に、得られたポリマー懸濁
液をアセトン−エチルアルコールの混合物(2:1の容量
比)中で凝固する。そのポリマーを濾過し、60℃のオー
ブン中で乾燥させる。更に詳しくは、この実施例では、
上記のように調製した触媒の固体成分150mg、アルミニ
ウムトリエチル17ミリモル及びジメトキシジフェニルシ
ラン1.14ミリモルを使用し、重合を70℃で15バールの全
圧で1.5 時間の期間にわたって分子量調節剤として0.5
容量%の水素を使用して行う。
【0026】触媒の固体成分1g当たり2.1kg のポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 3.4g/10' (メルトフローインデックス−ASTM D 1238 L) −見掛密度: 0.38g/ml −II: 95.3% (アイソタクチックインデックス;還流温度で24時間の
ヘプタン中のアタクチック部分の抽出により測定)更
に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm )
を有するグラニュールの形態である。 >2000 5.4 重量% 2000< >1000 9.2 重量% 1000< >500 64.1重量% 500< >250 20.0重量% 250< >125 1.1 重量% 125< >63 0.2 重量% <63 0.0 重量%
【0027】例2 例1に記載したようにして得られた触媒の固体成分10g
をn−ヘプタン200 ml中に懸濁させる。こうして得られ
た懸濁液を90℃で1時間加熱し、次いで過剰のn−ヘプ
タンを加熱下にサイフォンで吸い上げる。n−ヘプタン
更に200 mlを60℃で添加し、得られる懸濁液を90℃で1
時間加熱し、次いで過剰のn−ヘプタンを加熱下にサイ
フォンで吸い上げる。この操作を更に2回繰り返し、そ
の処理の終了時に、7.1 重量%のマグネシウム、28.0重
量%の塩素、4.1 重量%のチタン(その19%が3価の形
態である)を含む紫がかった固体成分8.7gを得る。こう
して得られた触媒の固体成分をプロピレンの重合に関す
る試験に使用する。更に詳しくは、その操作は例1と同
様であり、70℃で15バールの全圧で3時間の期間にわた
って分子量調節剤として0.5 容量%の水素を使用して操
作する。
【0028】触媒の固体成分1g当たり1.62kgのポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 6.1g/10' −見掛密度: 0.40g/ml −II: 95% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm
)を有するグラニュールの形態である。 >2000 2.3 重量% 2000< >1000 5.3 重量% 1000< >500 63.8重量% 500< >250 26.7重量% 250< >125 1.9 重量% 125< >63 0.0 重量% <63 0.0 重量%
【0029】例3 例1に記載したようにして得られた触媒の固体成分10g
を四塩化チタン200 ml中に懸濁させる。こうして得られ
た懸濁液を90℃で1時間加熱し、次いで過剰の四塩化チ
タンを90℃で操作して加熱下にサイフォンで吸い上げ
る。次いでn−ヘプタン200 mlを添加し、得られる懸濁
液を90℃で1時間加熱する。次いでそれを同温度で濾過
し、固体を室温に冷却し、n−ヘプタンで洗浄し、乾燥
させる。7.0 重量%のマグネシウム、30.7重量%の塩
素、4.7 重量%のチタン(その16.5%が3価の形態であ
る)を含む紫がかった固体成分9.4gを得る。こうして得
られた触媒の固体成分をプロピレンの重合に関する試験
に使用する。更に詳しくは、例1と同じ操作を、70℃で
15バールの全圧で3時間の期間にわたって使用し、分子
量調節剤として水素を使用する。
【0030】触媒の固体成分1g当たり3.8kg のポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 3.6g/10' −見掛密度: 0.41g/ml −II: 95% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布を有するグラ
ニュールの形態である。 >2000 0.0 重量% 2000< >1000 15.9重量% 1000< >500 69.7重量% 500< >250 14.2重量% 250< >125 0.2 重量% 125< >63 0.0 重量% <63 0.0 重量%
【0031】4時間にわたって行った以外は同一の重合
試験で、触媒の固体成分1g当たり4.7kg のポリプロピレ
ンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピレン
は下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 1.5g/10' −見掛密度: 0.41g/ml −II: 95% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布を有する球形
のグラニュールの形態である。 >2000 0.0 重量% 2000< >1000 20.5重量% 1000< >500 62.2重量% 500< >250 16.6重量% 250< >125 0.7 重量% 125< >63 0.0 重量% <63 0.0 重量%
【0032】例4 例1に記載したのと同じ操作を使用して、シリカとマグ
ネシウムブチルオクチルの反応、続いて四塩化ケイ素と
の反応で触媒の固体成分を調製する。こうして得られた
固体20g に四塩化チタン645 mlを室温で添加し、得られ
た懸濁液を徐々に110 ℃に加熱し、この温度で30分間保
つ。ジイソブチルフタレート(DIBP )3.9 mlを滴下して
添加する。反応中、下記の試薬の比:Mg:Ti:DIBP 1:34.
5:0.12(例1と同様)を保つ。その懸濁液を90℃に2時
間保ち、次いで攪拌下で1.5 時間にわたって110 ℃に加
熱する。それを95℃で加熱して濾過し、新しい四塩化チ
タン400 mlを添加し、その温度を1時間にわたって90℃
に保つ。その液体を加熱下で(温度80℃以上)でサイフ
ォンで吸い上げ、混合物をn−ペンタン200 mlで4回洗
浄し(毎回、90℃以上の温度で)、室温でn−ヘプタン
で2回洗浄し、次いで乾燥させる。
【0033】紫がかった褐色の固体成分を、0.36g/mlの
見掛密度を有し、6.9 重量%のマグネシウム、22.36 重
量%の塩素、4.5 重量%のチタン(その22.3%が3価の
形態である)を含むグラニュールとして得る。こうして
得られた触媒の固体成分をプロピレンの重合に関する試
験に使用する。この試験では、触媒の固体成分150mg 、
アルミニウムトリエチル14ミリモル及びジメトキシジフ
ェニルシラン1.14ミリモルを使用する。操作温度は70℃
であり、15バールの全圧で3時間の期間にわたって分子
量調節剤として0.5 容量%の水素を使用する。
【0034】触媒の固体成分1g当たり3.5kg のポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 2.0g/10' −見掛密度: 0.39g/ml −II: 94% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm
)を有するグラニュールの形態である。 >2000 0.0 重量% 2000< >1000 9.2 重量% 1000< >500 71.2重量% 500< >250 19.1重量% 250< >125 0.5 重量% 125< >63 0.0 重量% <63 0.0 重量%
【0035】例5 例1に記載したのと同じ操作を使用して、シリカとマグ
ネシウムブチルオクチルの反応、続いて四塩化ケイ素と
の反応で触媒の固体成分を調製する。こうして得られた
固体20g に四塩化チタン645 mlを室温で添加し、得られ
た懸濁液を徐々に90℃に加熱し、ジイソブチルフタレー
ト(DIBP )7.8 mlを滴下して添加する。反応中、下記の
試薬の比:Mg:Ti:DIBP 1:34.5:0.24を保つ。その懸濁液
を攪拌下で90℃に2時間保つ。それを95℃で加熱してサ
イフォンで吸い上げ、新しい四塩化チタン400 mlを添加
し、その温度を1時間にわたって90℃に保つ。その液体
を加熱下で(80℃以上の温度)サイフォンで吸い上げ、
混合物をn−ヘプタン200 mlで4回洗浄し(毎回、90℃
以上の温度で)、室温でn−ヘプタンで2回洗浄し、次
いで乾燥させる。
【0036】紫がかった褐色の固体成分を、0.35g/mlの
見掛密度を有し、5.7 重量%のマグネシウム、30.8重量
%の塩素、5.7 重量%のチタン(その12%が3価の形態
である)を含むグラニュールとして得る。こうして得ら
れた触媒の固体成分をプロピレンの重合に関する試験に
使用する。この試験では、触媒の固体成分150mg 、アル
ミニウムトリエチル18ミリモル及びジメトキシジフェニ
ルシラン1.14ミリモルを使用する。その試験を70℃の温
度、15バールの全圧で3時間の期間にわたって分子量調
節剤として0.5 容量%の水素を使用して行う。
【0037】触媒の固体成分1g当たり2.7kg のポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 3.6g/10' −見掛密度: 0.40g/ml −II: 96% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm
)を有するグラニュールの形態である。 >2000 0.2 重量% 2000< >1000 10.2重量% 1000< >500 73.6重量% 500< >250 15.2重量% 250< >125 0.5 重量% 125< >63 0.3 重量% <63 0.0 重量%
【0038】例6 例1で特定した特性を有する20g 、無水n−ヘプタン10
0 ml及びn−ヘプタン中のマグネシウムブチルオクチル
(20.4g 、122.5 ミリモル;Mg1But1.5Oct0.5)の20重量
%溶液140 mlを、窒素雰囲気下で、還流冷却器、メカニ
カルスターラー及び温度計を備えた500 mlのフラスコに
仕込む。その混合物を室温で1時間反応させる。固体を
濾過により分離し、n−ヘキサンで充分に洗浄し、溶媒
を蒸発させることにより乾燥させる。n−ヘプタン100
mlを、こうして得られた固体に添加し、その温度を攪拌
下で-20 ℃にする。この温度に達した時に、四塩化スズ
14.4ml(122.5 ミリモル)を添加する。その温度を30分
間で上記の確定した値にし、その混合物をこれらの条件
下で1時間放置する。次いでそれを70℃に加熱し、この
温度で1時間放置し、室温に冷却し、その液体をサイフ
ォンで吸い上げる。その処理を更に14.4mlの四塩化スズ
で繰り返す。この2回目の塩素化処理の終了時に、その
液体を室温でサイフォンで吸い上げ、固体をn−ヘキサ
ン300 mlで5回洗浄し(毎回、-20 ℃で)、n−ペンタ
ンで0℃で2回洗浄する。それを窒素流下で大気圧で40
℃より低い温度で乾燥させる。
【0039】こうして得られた固体に四塩化チタン466
mlを室温で添加し、得られた懸濁液を徐々に90℃に加熱
する。この温度に達した時に、ジイソブチルフタレート
(DIBP )3.9 mlを滴下して添加する。反応中、下記の試
薬の比:Mg:Ti:DIBP 1:34.5:0.12を保つ。その懸濁液を
90℃に2時間保つ。次いで、その液体を90℃でサイフォ
ンで吸い上げ、更に466 mlの四塩化チタンを添加し、混
合物を90℃で更に1時間保つ。次いでそれを加熱下でサ
イフォンで吸い上げ、n−ヘプタン400 mlで90℃で2回
洗浄する。それを加熱下でサイフォンで吸い上げ、n−
ペンタン300 mlで4回洗浄し(毎回、室温で)、窒素流
下で大気圧で40℃より低い温度で乾燥させる。
【0040】こうして、淡いピンクの固体成分22.9g
を、0.29g/mlの見掛密度を有し、7.14重量%のマグネシ
ウム、30.27 重量%の塩素、4.49重量%のチタン(その
9.2 %が3価の形態である)を含むグラニュールとして
得る。上記のようにして調製した触媒の固体成分をプロ
ピレンの重合に関する試験に使用する。更に詳しくは、
その試験を例1に記載したように、70℃で15バールの全
圧で3時間の期間にわたって分子量調節剤として水素を
使用して行う。
【0041】触媒の固体成分1g当たり4.84kgのポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 5.4g/10' −見掛密度: 0.41g/ml −II: 95% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm
)を有するグラニュールの形態である。 >2000 2.1 重量% 2000< >1000 15.8重量% 1000< >500 59.7重量% 500< >250 14.5重量% 250< >125 4.9 重量% 125< >63 3.0 重量% <63 0.0 重量%
【0042】例7 この実施例では、例1に記載したようにして得られた
が、7.3 重量%のマグネシウム、31.8重量%の塩素、3.
6 重量%のチタン(その7%が3価の形態である)を含
む触媒の固体成分を使用する。この触媒の固体成分をプ
ロピレンの重合に関する試験に使用する。更に詳しく
は、固体成分74mg、アルミニウムトリエチル5.7 ミリモ
ル及びジメトキシジフェニルシラン0.53ミリモルを使用
し、その試験を70℃の温度で30バールの全圧で4時間の
期間にわたって分子量調節剤として0.5 容量%の水素を
使用して行う。
【0043】触媒の固体成分1g当たり5.3kg のポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 3.2g/10' −見掛密度: 0.46g/ml −II: 95.5% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm
)を有するグラニュールの形態である。 >2000 0.9 重量% 2000< >1000 34.1重量% 1000< >500 56.3重量% 500< >250 8.5 重量% 250< >125 0.2 重量% 125< >63 0.0 重量% <63 0.0 重量%
【0044】例8 例1に記載したようにして調製した触媒の固体成分を液
体プロピレンの重合に関する試験に使用する。更に詳し
くは、その重合を、マグネチックスターラーを備え、電
気加熱された2.8 リットルの容積を有するオートクレー
ブ中で行う。115 ℃で2時間にわたって窒素流で清浄し
た後、オートクレーブを室温に冷却し、プロピレン2,00
0 mlを供給し、攪拌下に40℃に加熱する。
【0045】この段階で、導入される触媒を以下のよう
に操作して調製する。 −前もって計量した固体成分を、不活性雰囲気中で、n
−ヘキサン50mlと一緒に200 mlのフラスコに移す。 −n−ヘキサン、アルミニウムトリエチル及びジメトキ
シジフェニルシランを含む溶液200 mlをフラスコの上部
に連結した分離ロートに入れる。 −合計の20%に等しい量の、分離ロート中に含まれる溶
液を下のフラスコに供給する。 −この時点で、触媒、続いてアルミニウムトリエチル及
びジメトキシジフェニルシランを含む溶液をオートクレ
ーブに供給する。
【0046】所望の分子量に相当する量の水素をオート
クレーブに供給する。オートクレーブを重合温度に加熱
する。重合の終了時に、それを脱気し、ポリマーを60℃
のオーブン中で乾燥させる。更に詳しくは、この実施例
では、例1の触媒の固体成分100mg 、アルミニウムトリ
エチル8.5 ミリモル及びジメトキシジフェニルシラン0.
57ミリモルを使用し、重合を70℃の温度で30バールの全
圧で3時間の期間にわたって分子量調節剤として水素を
使用して行う。
【0047】触媒の固体成分1g当たり5.5kg のポリプロ
ピレンに等しい収量を得、こうして得られたポリプロピ
レンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 0.65g/1
0' −見掛密度: 0.48g/ml −II: 97.3% 更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布(単位:μm
)を有するグラニュールの形態である。 >2000 0.0 重量% 2000< >1000 24.7重量% 1000< >500 61.6重量% 500< >250 12.0重量% 250< >125 1.0 重量% 125< >63 0.5 重量% <63 0.2 重量%
【0048】例9(比較例) 無水塩化マグネシウム10.5ミリモルを酢酸エチル250 ml
に溶解する。先に特定した特性を有するシリカ20g 及び
先に調製した酢酸エチル中の塩化マグネシウムの溶液
を、窒素雰囲気下で、還流冷却器、メカニカルスターラ
ー及び温度計を備えた500 mlのフラスコに仕込む。その
混合物を還流温度に1時間加熱し、40℃より低い温度で
サイフォンで吸い上げる。この段階で、n−ヘプタン中
のマグネシウムブチルオクチル(87g,52.5 ミリモル;Mg1
But1.5Oct0.5) の20重量%の溶液60mlを添加する。その
混合物を室温で1時間反応させる。固体を濾過により分
離し、n−ヘキサンで充分に洗浄し、残留溶媒を蒸発さ
せることにより乾燥させる。四塩化ケイ素144 ml(1257
ミリモル) を、こうして得られた固体に添加する。その
混合物を還流温度(60〜70℃)で1時間反応させ、30℃
に冷却し、その液体をサイフォンで吸い上げる。固体を
-20 ℃でn−ヘキサンで充分に洗浄し、溶媒を蒸発させ
ることにより乾燥させる。
【0049】こうして得られた固体に四塩化チタン207
mlを室温で添加し、得られた懸濁液を徐々に90℃に加熱
する。この温度に達した時に、ジイソブチルフタレート
(DIBP )1.73mlを滴下して添加する。反応中、下記の試
薬の比:Mg:Ti:DIBP 1:34.5:0.12を保つ。その懸濁液を
90℃に2時間保つ。次いで、その液体を90℃でサイフォ
ンで吸い上げ、更に207 mlの四塩化チタンを添加し、混
合物を90℃で更に1時間保つ。次いでそれを加熱下でサ
イフォンで吸い上げ、n−ヘプタン400 mlで90℃で2回
洗浄する。それを加熱下でサイフォンで吸い上げ、毎回
300 mlのn−ペンタンで室温で4回洗浄し、窒素流下で
大気圧で40℃より低い温度で乾燥させる。
【0050】淡いピンクの固体成分26g を、0.28g/mlの
見掛密度を有し、6.87重量%のマグネシウム、29.65 重
量%の塩素、2.13重量%のチタン(その9.6 %が3価の
形態である)を含むグラニュールとして得る。上記のよ
うにして調製した触媒の固体成分をプロピレンの重合に
関する試験に使用する。更に詳しくは、その重合を例1
に記載したように、70℃の温度で15バールの全圧で3時
間の期間にわたって分子量調節剤として水素を使用して
行う。触媒の固体成分1g当たり0.18kgのポリプロピレン
に等しい収量を得、こうして得られたポリプロピレンは
75%より小さいアイソタクチックインデックスを有す
る。
【0051】例10(比較例) 先に特定した特性を有するシリカ20g 、無水n−ヘプタ
ン100 mlを、窒素雰囲気下で、還流冷却器、メカニカル
スターラー及び温度計を備えた500 mlのフラスコに仕込
み、四塩化ケイ素140 ml(1,222ミリモル) を室温で攪拌
下で徐々に滴下して添加する。その混合物を還流温度(6
5 〜70℃) に1時間加熱する。次いでそれをサイフォン
で吸い上げ、40℃より低い温度で放置する。無水n−ヘ
プタン100 mlを添加した後、n−ヘプタン中のマグネシ
ウムブチルオクチル(Mg1But1.5Oct0.5;20.4g,122.5ミリ
モル) の20重量%の溶液140ml を徐々に滴下して添加す
る。その混合物を室温で1時間反応させる。固体を濾過
により分離し、n−ヘキサンで充分に洗浄する。この段
階で、n−ヘプタン100 mlを添加し、四塩化ケイ素140
ml(1,222ミリモル) を徐々に滴下して添加する。その混
合物を65〜70℃で1時間反応させ、30℃に冷却し、その
液体をサイフォンで吸い上げる。固体を-20℃でn−ヘ
キサンで充分に洗浄し、残留溶媒を蒸発させることによ
り乾燥させる。
【0052】こうして得られた固体に四塩化チタン466
mlを室温で添加し、得られた懸濁液を徐々に90℃に加熱
する。この温度に達した時に、ジイソブチルフタレート
(DIBP )3.9ml(14.7ミリモル) を滴下して添加する。反
応中、下記の試薬の比:Mg:Ti:DIBP 1:34.5:0.12を保
つ。その懸濁液を90℃に2時間保つ。次いで、その液体
を90℃でサイフォンで吸い上げ、更に466 mlの四塩化チ
タンを添加し、全ての混合物を90℃で更に1時間保つ。
次いでそれを加熱下で(90 ℃) サイフォンで吸い上げ、
n−ヘプタン400 mlで90℃で2回洗浄する。それを加熱
下でサイフォンで吸い上げ、毎回300 mlのn−ペンタン
で室温で4回洗浄し、窒素流下で大気圧で40℃より低い
温度で乾燥させる。
【0053】こうして、淡いピンクの固体成分28g を、
0.28g/mlの見掛密度を有し、4.48重量%のマグネシウ
ム、17.97 重量%の塩素、1.89重量%のチタン(その12
%が3価の形態である)を含むグラニュールとして得
る。上記のようにして調製した触媒の固体成分をプロピ
レンの重合に関する試験に使用する。更に詳しくは、例
1に記載したのと同じ操作を、70℃の温度で15バールの
全圧で3時間の期間にわたって使用し、分子量調節剤と
して水素を使用する。触媒の固体成分1g当たり1.39kgの
ポリプロピレンに等しい収量を得、こうして得られたポ
リプロピレンは下記の特性を有する。 −MFI(5kg;230 ℃): 5.7g/10' −見掛密度: 0.39g/ml −II: 78%
【0054】更に、ポリプロピレンは下記のサイズ分布
(単位:μm )を有するグラニュールの形態である。 >2000 0.0 重量% 2000< >1000 1.0 重量% 1000< >500 75.0重量% 500< >250 24.3重量% 250< >125 1.7 重量% 125< >63 0.0 重量% <63 0.0 重量%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フェデリコ ミラーニ イタリア ロヴィーゴ サンタ マリア マッダレーナ ヴィア ケネディー 2 (72)発明者 レンツォ インヴェルニッツィ イタリア ミラン ヴィア プリマティッ チオ 98 (72)発明者 イタロ ボルギー イタリア フェルラーラ ヴィア アルデ ィギエリ49 (72)発明者 アントニオ ラビアンコ イタリア ロヴィーゴ スティエンタ ヴ ィア モディグリアーニ 69

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ担体と、マグネシウム、ハロゲ
    ン、チタン及びルイス塩基を含む触媒活性部分とを含
    む、立体規則性ポリマーへのプロピレン及びその他のα
    −オレフィンの重合に活性な触媒の固体成分の調製法で
    あって、 (i) 未活性化シリカと、不活性炭化水素溶媒中のマグネ
    シウムジアルキルまたはマグネシウムアルキルのハロゲ
    ン化物の溶液の接触により前記のシリカ担体を処理し、
    その際、0.1/1 〜10/1のマグネシウム化合物とシリカの
    重量比で、20℃〜液相の沸点の範囲の温度で、マグネシ
    ウム化合物をシリカに完全に、または殆ど完全に付着す
    るのに充分である期間にわたって操作し; (ii)前記の活性化した担体と、不活性炭化水素溶媒中
    の、ケイ素、スズまたはアンチモンのハロゲン化物から
    選ばれたハロゲン化剤の溶液の接触により(i) で処理さ
    れた担体をハロゲン化し、その際、0.1/1 〜100/1 のハ
    ロゲン化剤と工程(i) で付着されたマグネシウム化合物
    のモル比で、-20 ℃〜100 ℃の範囲の温度で0.5 〜5.0
    時間の期間にわたって操作し; (iii)(ii) でハロゲン化された担体と、液体または不活
    性炭化水素溶媒中の溶液の過剰の四ハロゲン化チタンの
    接触により前記のハロゲン化された担体をチタネート化
    し、その際、80〜120 ℃の範囲の温度で0.5 〜5.0 時間
    の期間にわたって操作し; (iv)(iii) でチタネート化された担体と、液体または不
    活性炭化水素溶媒中の溶液のルイス塩基の接触により触
    媒の固体成分を生成し、その際、0.05/1〜0.5/1 の前記
    のルイス塩基と工程(i) で吸収されたマグネシウム化合
    物の比で、80〜120 ℃の範囲の温度で0.5 〜5.0 時間の
    期間にわたって操作し;そして (v) 触媒の固体成分を工程(iv)の反応生成物から回収す
    ることを含むことを特徴とする前記の触媒の固体成分の
    調製法。
  2. 【請求項2】 工程(i) で、20〜100 μm の粒子サイ
    ズ、150 〜400m2/g の表面積、1.3 〜1.8 ml/gの細孔容
    積及び20〜30Åの平均細孔直径を有し、1〜5重量%の
    ヒドロキシルと水の合計量を含む微小球形の多孔質シリ
    カを使用する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(i) で、式MgRR' またはMgR"X (式
    中、R、R'及びR"は夫々独立に1〜12個の炭素原子を含
    む線状または分枝アルキル基を表し、且つXはハロゲン
    原子、好ましくは塩素を表す)で表すことができるマグ
    ネシウムジアルキルまたはマグネシウムアルキルのハロ
    ゲン化物を使用し、好ましくはマグネシウムジエチル、
    マグネシウムエチルブチル、マグネシウムジヘキシル、
    マグネシウムブチルオクチル及びマグネシウムジオクチ
    ル並びに相当するクロロ誘導体を使用する請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(i) が、ペンタン、イソペンタン、
    ヘキサン、ヘプタン及びオクタンから選ばれた不活性炭
    化水素溶媒中で、50〜70℃の温度で、0.2/1〜1.5/1 、
    好ましくは1/1 の値のマグネシウム化合物とシリカの重
    量比で10分〜2時間、好ましくは0.5 〜1.0 時間の期間
    にわたって行われる請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(i) が、ケイ素の塩化物及び臭化
    物、クロロシラン及びブロモシラン並びにスズ及びアン
    チモンの塩化物及び臭化物から選ばれたハロゲン化剤を
    用いて行われる請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記のハロゲン化剤が四塩化ケイ素及び
    四塩化スズから選ばれる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(ii)が70〜95℃で1〜2時間にわた
    って10/1のハロゲン化剤とマグネシウム化合物のモル比
    で行われる請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程(iii) が95℃の温度で1時間の期間
    にわたって行われる請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(iv)が、エーテル、アミン、エステ
    ル、アルコラート、シラン化合物、ケトン及びホスホル
    アミドから選ばれたルイス塩基を用いて行われる請求項
    1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記のルイス塩基が、芳香族エステ
    ル、好ましくはジイソブチルフタレート;安息香酸、p
    −メトキシ安息香酸及びp−トルイル酸のアルキルエス
    テル;並びに脂肪族エステル、好ましくはジエチルカー
    ボネート、エチルピバレート、酢酸エチル及びジメチル
    マレエート、またはアルキルアリールシラン及びアルコ
    キシシランから選ばれる請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 工程(v) で回収された触媒の固体成分
    を四ハロゲン化チタンによる1回以上の処理にかける
    か、または液体脂肪族炭化水素の存在下で加熱する請求
    項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10に記載の方法により得ら
    れ、シリカ担体(10〜90重量%)と、4〜8重量%のマ
    グネシウム、20〜35重量%の塩素、3〜7重量%のチタ
    ン及び1〜15重量%のルイス塩基を含む触媒活性成分と
    を含み、チタンが一部その3価の状態であり、一部その
    4価の状態であり、0.05/1〜1/1 のTi(III)/Ti(IV)モル
    比であることを特徴とするオレフィンの立体特異重合用
    の触媒の固体成分。
  13. 【請求項13】 (A) 請求項12に記載の触媒の固体成
    分;(B) アルミニウムトリアルキルまたはアルミニウム
    アルキルハライド;及び(C) 成分(B) と錯体化合物を生
    成し得る電子ドナー化合物を含むことを特徴とするプロ
    ピレン及びその他のα−オレフィンの立体特異重合用の
    触媒。
  14. 【請求項14】 前記の成分(B) が、アルキル部分中に
    1〜6個の炭素原子を含むアルミニウムトリアルキル及
    びアルミニウムアルキルのハロゲン化物(特に塩化物)
    から選ばれ、好ましくはアルミニウムトリエチル、アル
    ミニウムトリブチル、アルミニウムトリイソブチル及び
    アルミニウムトリヘキシルである請求項13に記載の触
    媒。
  15. 【請求項15】 前記の成分(C) が、式R1R2Si(OR3)(OR
    4)(式中、R1 及びR2 はフェニル基であり、且つR3
    及びR4 はC1-C4 アルキル基である)で表すことができ
    るアルコキシシラン、好ましくはジメトキシジフェニル
    シランから選ばれる請求項13に記載の触媒。
  16. 【請求項16】 アルミニウム(成分(B) 中に存在す
    る)とチタン(成分(A) 中に存在する)の原子比が10/1
    〜1,000/1 の範囲であり、好ましくは50/1〜150/1 の範
    囲内であり、成分(B) と成分(C) のモル比が5/1 〜20/1
    の範囲であり、好ましくは10/1である請求項13〜15に記
    載の触媒。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16に記載の触媒を使用する
    ことを特徴とするプロピレンまたはその他のα−オレフ
    ィンの立体特異重合法。
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