JPH05186081A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH05186081A
JPH05186081A JP3100060A JP10006091A JPH05186081A JP H05186081 A JPH05186081 A JP H05186081A JP 3100060 A JP3100060 A JP 3100060A JP 10006091 A JP10006091 A JP 10006091A JP H05186081 A JPH05186081 A JP H05186081A
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separation
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Shunei Shibakita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャムを起こした原稿等を引っ張って分離パ
ッドが多少変形しても、自動的に元の状態に復帰し、ま
た分離パッドに大きな張力が加わらず、伸びや破損が防
止され、常に安定した分離性能が得られるようにする。 【構成】 ホルダ5の下面の一部に分離パッド4の基部
を固定し、ホルダ5のパッド押圧部に形成した、フィー
ドローラ3の軸に平行で、かつ分離パッド4の厚み以上
の深さを有する凹溝54の両端突出部56,57で分離パッド
の先端部を押え、押圧部の背面部の先端寄りに凹溝54と
平行に設けた突起55に板バネ13を押し当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置にお
ける原稿の自動給紙のように、用紙を1枚ずつ分離して
供給する給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数枚の原稿等の用紙(以下原稿として
説明する)をテーブルに積み重ねてセットし、フィード
ローラとこれに圧接する分離パッド間に送り込んで1枚
ずつ分離して順次供給する給紙装置は、一般によく知ら
れている(例えば実開昭61−142738号公報参照)。
【0003】ところが、従来のこの種の装置では、常
に、分離パッドをフィードローラへ押し付けるように付
勢しているので、紙詰り等が発生して分離パッドとフィ
ードローラ間に引き込まれた原稿を搬送方向とは逆方向
に引き出そうとすると、分離パッドが原稿にひっかかっ
てめくれてしまう。
【0004】即ち、図7において、1は原稿テーブル、
3はフィードローラ、4は原稿ガイド板兼ホルダ21に基
部が止めねじ22により固定された分離パッド、23はスプ
リング24により分離パッド4の先端部をフィードローラ
3に押し当てる押当板である。そこで、紙詰り等のジャ
ムが発生したとき、その原稿2をD方向に引き出そうと
すると圧接された分離パッドの先端部が原稿と共に引っ
張られ、めくれてしまう。このようにめくれた場合は、
自力では復帰できない。これを元に戻すには、押当板23
に対するスプリング24の付勢力を解除する必要がある。
【0005】さらに、図7のように、分離パッドの保持
部と押当部が別部材で構成されていると、フィードロー
ラの回転により分離パッドへ加わる張力が大きいため
に、分離パッドが伸び易く、永久変形や破損につながる
という欠点がある。
【0006】また、分離パッドとして耐摩耗性に優れた
ウレタンゴム等の材質を使用した場合、用紙との摩擦に
よる騒音や振動が大きくなるという不具合があるが、こ
れは分離パッドと用紙とのスティックスリップによるも
のである。この不具合を解消するためには、分離パッド
として比較的摩耗し易いシリコーンゴム等の材質を使用
するのが有効であるが、その反面、耐摩耗性に劣るの
で、製品寿命を延ばすために摩擦分離部材を交換可能と
することが必要になる。従来は、分離パッドを交換可能
とし、使い捨てにしていたので、ランニングコストがか
かるという問題があった。
【0007】さらに、近年は、多種多様な原稿や用紙を
使用する傾向にあり、それらへの対応が求められてい
る。従来は、表面状態(特に摩擦係数)の異なる多種な
用紙に対応するため、分離圧(摩擦分離部材とフィード
ローラとの圧接力)を調節するなどの方法をとっていた
が、うまく調節するには相当な熟練を必要としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1
の目的は、ジャム等の除去で分離パッドが多少変形して
も、自動的に元の状態に復帰し、また分離パッドに大き
な張力が加わらず、伸びや破損が防止され、常に安定し
た分離性能が得られるようにした給紙装置を提供するこ
とにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、分離パッド
を繰返し使用できるようにして製品寿命を延ばし、しか
もランニングコストの安い給紙装置を提供することにあ
る。
【0010】さらに、複数種類の分離パッドを切換可能
にし、多種類の用紙に対応できる給紙装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、まず、分離パッドの基部を保持しかつ先
端部をフィードローラに押圧するホルダのパッド押圧部
に、フィードローラの軸に平行で、かつ分離パッドの厚
み以上の深さを有する凹溝を設けると共に、押圧部の背
面部の先端寄りに、凹溝と平行で、板バネを押し当てる
ための突起を設けた構成とする。
【0012】また、分離パッドを、そのホルダに無端ベ
ルト状に嵌着させ、あるいは、ホルダの一方の面又は両
方の面にそれぞれ着脱自在に取り付け、分離パッドのフ
ィードローラ押圧部が摩耗したとき、その位置をずら
せ、あるいは裏返してフィードローラ押圧部に未使用部
分を位置させる構成とする。
【0013】さらに、分離パッドに、2種類以上の異な
る材質部分又は表面状態を持たせ、分離供給する用紙の
種類に応じてフィードローラ押圧部に適切な分離パッド
の材質又は表面状態を位置させる構成とする。
【0014】
【作用】この構成によれば、凹溝の用紙搬送方向両端の
2箇所の突出部で分離パッドを押圧するので、フィード
ローラに対する分離パッドの接触面積が広がり、さら
に、ジャム等で引き抜く原稿につれて分離パッドが変形
しても、ホルダ自体に多少の変位を許容し、かつ分離パ
ッドの厚み以上の凹溝に分離パッドが入り込むようにす
るのでめくれが防止され、ジャム除去と共に自動的に元
の状態に復帰する。
【0015】また、適宜用紙押圧部に位置する分離パッ
ドを変えることによって、摩耗した部分から未使用部分
に変えることができ、一つの分離パッドを有効に使用し
てランニングコストの低減を図ることができる。
【0016】さらに、分離搬送する原稿や用紙の種類に
応じて分離パッドの材質あるいは表面状態を変えること
ができるので、面倒な調節をすることなく、最適な分離
特性に設定することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。まず、図4により、本発明の給紙装置が搭載された
ファクシミリ装置の原稿読取部の構成を説明する。1は
原稿テーブルで、その上に複数枚の原稿2が積み重ねて
セットされる。3はフィードローラ、4は分離パッド、
5は分離パッド4を保持するホルダ、6は分離パッド4
をホルダ5に固定するクリップ、7はセットされた原稿
を検出する原稿有無検知センサ、8及び9はガイド板、
10は原稿位置検知センサ、11は搬送ローラ、12はプレッ
シャコロ、13は止めねじ等でガイド板8に取り付けられ
た板バネで、その一部は、分離パッド4をフィードロー
ラ3に圧接させるようにホルダ5を押圧し、またその両
側部分は分離パッドの両側の原稿面を押えるようになっ
ている。一方、反対側では、プレッシャコロ12を搬送ロ
ーラ11に圧接させる。14は読取光源であり、原稿面を照
明する。15,16,17は原稿面からの反射光をレンズ18に
導くミラー、18は結像レンズ、19は光像を電気信号に変
換するCCDである。
【0018】このような構成のファクシミリ装置におけ
る原稿読取動作は、原稿有無検知センサ7が原稿2を検
知すると原稿フィードが始まり、フィードローラ3の搬
送力と分離パッド4の搬送阻止力とによって最下位の原
稿1枚だけが分離されて読取部へ送り込まれる。その先
端が原稿位置検知センサ10により検知され、さらに搬送
されて先端が読取ラインに達すると1ラインずつ順次画
像が読み取られる。即ち、読取光源14により原稿面が照
明され、その反射光がミラー15,16,17によって導光さ
れ、レンズ18によりCCD19上に結像されて、光電変換
される。読み取られた原稿は、搬送ローラ11により装置
外へ排出される。
【0019】図1は、本発明の一実施例の分離パッド4
及びそのホルダ5部分の詳細な構成を示したものであ
る。ホルダ5の下面には突起51が設けてあり、これに、
分離パッド4の穴41を矢印A方向から嵌合させる。それ
をクリップ6で矢印B方向から挾み込んでホルダ5の上
面に設けた突起52にクリップに設けた穴61を嵌合させ、
分離パッド4の基部をホルダ5に固定する。ホルダ5の
一端には、揺動支点となる揺動軸53があり、また、他端
側は分離パッド4の先端部(自由端)をフィードローラ3
に押圧するパッド押圧部となっている。このパッド押圧
部には、フィードローラの軸に平行で、かつ分離パッド
の厚み以上の深さを有する凹溝54が形設されている。さ
らに、押圧部の背面部の先端寄りに、凹溝と平行な突起
55が設けられており、この突起には板バネ13が押し当て
られる。
【0020】図2は、上記構成の分離パッド4をフィー
ドローラ3へ押し当てた状態を示したものである。ホル
ダ5はその一端に設けた揺動軸53を中心に揺動可能であ
り、他端のパッド押圧部の背面部に設けた突起55は板バ
ネ13によりC方向に付勢されている。分離パッド4の先
端部は、ホルダ5のパッド押圧部に設けた凹溝54の用紙
搬送方向両端の突出部56,57で押圧され、フィードロー
ラ3に圧接される。
【0021】このように構成された本実施例では、分離
パッド4が凹溝54の両端突出部56,57の2箇所で押圧さ
れることにより、分離パッド4とフィードローラ3との
接触面積が広がり、原稿の分離性能がより確実となる。
さらにジャム除去等で原稿を引き出そうとしたとき、分
離パッドが損傷を受けないような構成になっている。す
なわち、図7の従来例の場合は、分離パッドが不動のガ
イド板に固定され、かつパッド押圧板と面接触している
ために、引き出される原稿につれてめくれてしまい、そ
のままでは元の状態に復帰できないが、本実施例の場
合、図3に示したように、揺動軸53が矢印E方向に変位
可能なように支持部25を構成することにより、原稿を引
き出そうとしたとき、ホルダ5自体が上方へ逃げると共
に、分離パッド4が座屈してその先端が凹溝54の中へ逃
げるので、原稿との接触圧が小さくなり、従って、摩擦
抵抗が減少して原稿のみが引き出され、分離パッド4の
めくれは生じない。座屈した分離パッドは、その後、フ
ィードローラ3が駆動されたとき元の位置へ自動的に復
帰する。
【0022】また、本実施例では、分離パッドの保持と
フィードローラへの押当という両機能がホルダ5に付与
されているので、従来例のように分離パッドに大きな張
力が作用して伸びが発生することによる永久変形や破損
等の不具合は起こりにくい。
【0023】ホルダ5の板バネ受け部の突起55は凹溝背
面の先端寄りに設けられているが、これは厚手の原稿が
分離パッド4とフィードローラ3との間に挿入された際
に、分離パッドの先端が浮いて分離パッドとフィードロ
ーラの接触面積が減少するのを防止する効果がある。分
離パッドの先端が浮くと、上位の原稿への搬送阻止力が
減少し、複数枚を同時にフィードしてしまうという不具
合が発生する。
【0024】図5は、本発明の他の実施例を示したもの
で、ここでは、ホルダ5のパッド押圧部に相当する部分
に原稿搬送方向に平行なスリット58を設け、原稿幅方向
に2分割したものである。これは、図1のようにパッド
押圧部が一体のものは、ホルダの揺動軸53を支持する支
持部25とフィードローラ3との平行度が十分出ていない
と、分離パッドがフィードローラに片当たりし、搬送原
稿のスキューが発生したり、さらには原稿の分離性能が
低下したりする。これに対して、図5のように、ホルダ
5のパッド押圧部を原稿の幅方向に複数分割すれば、支
持部25の位置精度や分離パッドの部品精度が多少出てい
ない場合でも、分離パッドをフィードローラに対して均
等に圧接させることができる。その結果として、スキュ
ーや分離不良を防止することができる。
【0025】図5の実施例では、スリットを1箇所のみ
設けたが、さらに複数個のスリットを設けて多数分割す
れば、より均等に分離パッドをフィードローラに圧接さ
せることができる。またそれに応じて板バネも分割すれ
ば、効果はさらに増加する。
【0026】図6は、ホルダの他の実施例を示したもの
で、揺動軸59を中央の1箇所に設けたものである。62は
その揺動軸に対応してクリップに設けた切欠きである。
このようにホルダ5の中央1箇所のみを支えることによ
り、ホルダの支持部の位置精度が出ていなくても、分離
パッドをフィードローラに均一に押し当てることができ
る。
【0027】分離パッドは、一般に、原稿又はフィード
ローラにより擦られ続けるため摩耗が発生する。特に、
摩擦による騒音や振動を低減させるために比較的摩耗し
易いシリコーンゴム等の材質を分離パッドに使用した場
合は顕著である。摩耗が進むと、分離パッドをフィード
ローラへ圧接しているスプリングの変形量が小さくなる
ため、分離圧が低下し、正常な分離が行われなくなった
り、最終的には摺り切れてしまうなどの不具合が生じ
る。
【0028】従来は、分離パッドが摩耗した場合、新し
いものと交換していたので、部品の購入費用が嵩むとと
もに、使用済みの一部しか摩耗していない分離パッドが
無駄に捨てられていた。
【0029】図8は、そのような無駄を排除するため
に、一つの分離パッドで、摩耗した部分と未使用部分と
を適宜入れ替えるようにした一実施例を示したもので、
分離パッド4aを、そのホルダ5aに無端ベルト状に嵌着
させたものである。このような構成において、分離パッ
ド4aのフィードローラとの接触部(用紙押圧部)が摩耗
してきたとき分離性能が低下するので、例えば矢印E方
向に所要寸法だけずらせることにより、未使用部分がそ
の押圧部に来て、分離性能が復活する。このような分離
パッドの移動を繰り返すことにより、一つの分離パッド
を長期間使用することができるので、製品寿命が延びる
と共に、ランニングコストを大幅に下げることができ
る。
【0030】図9は、摩耗した部分と未使用部分とを入
れ替える他の実施例を示したもので、ホルダ5aの下面
に形成した突起51に分離パッド4bの穴41を嵌合させ、
クリップ6で挾んで固定するタイプであるが、突起51と
穴41の位置を分離パッドの中心に対し点対称に設定する
と、分離パッド4bの180°の回転と裏返しで、計4回の
入替えが可能になる。
【0031】図10は、さらに他の実施例を示したもの
で、ホルダ5bの下面に複数組の取付穴71を設け、クリ
ップ6aのピン64を分離パッド4cの穴41に通して、最初
は最も奥側の取付穴71にスナップフィット式に挿入して
固定しておき、分離パッドの先端の部分が摩耗するに従
って順次E方向にずらせ、摩耗した部分は切り取るよう
にしたものである。図のもので3度、新しいものと入れ
替えることができる。
【0032】図4に示す摩擦分離作用を用いた給紙装置
において、搬送阻止力(用紙と分離パッドとの摩擦力)
の大小は、分離性能に大きな影響を及ぼす。搬送阻止力
と用紙間の摩擦力の関係は次の表のようになっている。
【0033】
【表1】
【0034】表から判るように、分離性能の良い装置を
得るには、紙間摩擦力に応じた搬送阻止力を与えること
が必要である。従って、用紙の種類によって搬送阻止力
を切り換えることが必要である。従来の給紙装置では、
この切換を、分離圧の調節によって行っていたが、うま
く調節するには相当な熟練を要していた。
【0035】本発明では、分離パッドに、2種類以上の
異なる材質部分又は表面状態を持たせ、分離供給する用
紙の種類に応じて分離パッドの材質あるいは表面状態を
変えるようにする。
【0036】図11は、その一実施例を示したもので、分
離パッド4dは、2種類の異なる材質からなる部分43及
び44を継ぎ合わせたものであり、図9のホルダ5aと組
み合わせて、分離供給する用紙の種類に応じて回転又は
反転させ、フィードローラ押圧部の材質を置き換えるよ
うにしたものである。
【0037】図12は、他の実施例を示したもので、分離
パッド4eは、2種類の異なる材質若しくは表面状態の
シート45と46とを貼り合わせており、反転させることに
よって適切なものを選択する。
【0038】なお、図8の無端ベルト式のものや図10の
長尺のものも、2種類以上の材質の部分を継ぎ合わせる
ことにより、同様の作用効果を得ることができる。
【0039】図13は、更に他の実施例を示したもので、
ホルダ5cの表裏両面にそれぞれ材質あるいは表面状態
の異なる分離パッド4f及び4gを装着しておき、分離供
給する紙の種類に応じて適切な分離パッドを選択するよ
うにしたものである。
【0040】なお、以上の実施例では、分離パッドのホ
ルダと装置本体のフレームが独立した構造のものにおけ
る例を示したが、ホルダがなく、分離パッドが直接フレ
ームへ取り付けられる構成のものでも、上記実施例にお
ける分離パッドを応用することにより、分離供給する紙
の種類に応じて適切な分離パッドを選択する構成を得る
ことが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホルダのパッド押圧部に凹溝を設け、その原稿搬送方向
両端の2箇所の突出部で分離パッドを押圧するので、分
離パッドとフィードローラとの接触面積が広くなり、原
稿給紙の信頼性を向上することができる。また、ジャム
時等での原稿引抜時における分離パッドのめくれが防止
され、かつ一時的な変形があっても、給紙動作の再開で
自動的に元の状態に復帰する。さらに、分離パッドに大
きな張力が加わらないので、永久変形や破損を防止する
ことができる。
【0042】また、適宜フィードローラ押圧部に位置す
る分離パッドを変えることによって、摩耗した部分から
未使用部分に入れ替えることができ、一つの分離パッド
を有効に使用してランニングコストの低減を図ることが
できる。
【0043】さらに、分離搬送する原稿や用紙の種類に
応じて分離パッドの材質あるいは表面状態を変えること
ができるので、面倒な調節をすることなく、最適な分離
特性に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分離パッド及びホルダ部の
分解斜視図である。
【図2】同実施例の分離パッドをフィードローラに圧接
させた状態を示す図である。
【図3】同実施例におけるジャム紙引き抜き時の分離パ
ッドの状態を示す図である。
【図4】本発明の給紙装置を使用したファクシミリ装置
の原稿読取部の構成図である。
【図5】本発明の他の実施例のホルダを示す分解斜視図
である。
【図6】本発明の更に他の実施例のホルダを示す分解斜
視図である。
【図7】従来例におけるジャム紙引き抜き時の分離パッ
ドの状態を示す図である。
【図8】本発明における、一つの分離パッドを有効に使
用する実施例の斜視図である。
【図9】一つの分離パッドを有効に使用する他の実施例
の分解斜視図である。
【図10】一つの分離パッドを有効に使用するさらに他
の実施例の分解斜視図である。
【図11】分離給送する紙の種類に応じて分離パッドの
適切な種類を選択する一実施例の斜視図である。
【図12】同他の実施例の斜視図である。
【図13】同さらに他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
3 … フィードローラ、 4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,
4g … 分離パッド、5,5a,5b,5c … ホルダ、 6
… クリップ、 13 … 板バネ、 53,59 …揺動軸、 54
… 凹溝、 55 … 突起、 56,57 … 突出部、 58 … ス
リット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙テーブル(1)に積み重ねてセットさ
    れた複数枚の原稿等の用紙(2)を、フィードローラ(3)と
    これに圧接する分離パッド(4)間に送り込んで1枚ずつ
    分離して順次供給する給紙装置において、 前記分離パッド(4)の基部を保持しかつ先端部を前記フ
    ィードローラ(3)に押圧するホルダ(5)のパッド押圧部
    に、前記フィードローラの軸に平行で、かつ前記分離パ
    ッドの厚み以上の深さを有する凹溝(54)を設けると共
    に、前記押圧部の背面部の先端寄りに、前記凹溝と平行
    で、板バネ(13)を押し当てるための突起(55)を設け、前
    記凹溝の用紙搬送方向両端の突出部(56,57)で前記分離
    パッドを押圧するようにしたことを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 用紙テーブル(1)に積み重ねてセットさ
    れた複数枚の原稿等の用紙(2)を、フィードローラ(3)と
    これに圧接する分離パッド間に送り込んで1枚ずつ分離
    して順次供給する給紙装置において、 前記分離パッド(4a)が、該分離パッドを保持するホルダ
    (5a)に無端ベルト状に嵌着しており、前記分離パッド(4
    a)のフィードローラ押圧部が摩耗したとき、その位置を
    ずらせてフィードローラ押圧部に未使用部分を位置させ
    ることを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記分離パッド(4b)が、該分離パッドを
    保持するホルダ(5a,5c)の一方の面又は両方の面にそれ
    ぞれ着脱自在に取り付けられており、前記分離パッド(4
    b)のフィードローラ押圧部が摩耗したとき、前記ホルダ
    又は分離パッドを裏返し、若しくは分離パッドの取付角
    度を変えてフィードローラ押圧部に未使用部分を位置さ
    せることを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】用紙テーブル(1)に積み重ねてセットされ
    た複数枚の原稿等の用紙(2)を、フィードローラ(3)とこ
    れに圧接する分離パッド間に送り込んで1枚ずつ分離し
    て順次供給する給紙装置において、 分離パッド(4d,4e)が、2種類以上の異なる材質部分又
    は表面状態を有し、分離供給する用紙の種類に応じてフ
    ィードローラ押圧部に適切な分離パッドの材質又は表面
    状態を位置させることを特徴とする給紙装置。
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