JPH0518446U - 窓ガラスの清掃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】窓ガラスを簡単確実に清掃する。 【構成】窓ガラスＧの室外側に清掃部本体３を、その室
内側に操作部本体２をそれぞれ対向して配置し、互いに
マグネットによって吸着保持する。そして、操作部本体
２を移動させると、そのマグネットの磁力に吸引されて
清掃部本体３が追従して移動する。そして、この移動の
際、貯水タンク７から洗浄水が供給されて浸潤状態にあ
る清掃体９が窓ガラスＧに付着しているゴミなどを洗い
流しつつ窓ガラスＧの室外側表面を清掃する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、窓ガラスの清掃装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、家庭における窓ガラスの清掃は、濡れたタオルなどでガラスの表面を 手作業で拭くことによって行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような手作業による窓ガラスの清掃は、作業が煩わしいばかりでなく、労 力が必要であり、作業の省力化が望まれていた。

【０００４】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、窓ガラスを簡単確実に 清掃することのできる窓ガラスの清掃装置を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、洗浄水を貯留する貯水タンク、この貯水タンクに固定されたマグネ ットおよび貯水タンクに固定され、その側壁に形成された小孔を通して洗浄水が 供給されて浸潤可能な清掃体を備えた清掃部本体と、マグネットを固定した操作 部本体とよりなり、窓ガラスの室外側に清掃部本体を、その室内側に操作部本体 をそれぞれ対向して配置することにより互いに吸着保持し、操作部本体を移動さ せることにより清掃部本体を追従して移動させ、その移動の際、洗浄水で湿潤さ れた清掃体が窓ガラスを清掃するように構成したことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

窓ガラスの室外側に清掃部本体を、その室内側に操作部本体をそれぞれ対向し て配置し、両者をマグネットによって互いに吸着保持する。そして、操作部本体 を移動させると、そのマグネットの磁力に吸引されて清掃部本体も追従して移動 する。そして、この移動の際、貯水タンクの洗浄水が供給されて浸潤された清掃 体が窓ガラスの室外側表面を清掃する。

【０００７】 この結果、室内において操作部本体を移動させるだけの簡単な操作によって窓 ガラスを確実に清掃することができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００９】 図１において、１は窓ガラスの清掃装置であり、この清掃装置１は、窓ガラス Ｇの室内側に配置される操作部本体２と、この操作部本体２に対向して窓ガラス Ｇの室外側に配置され、操作部本体２と互いに吸着保持する清掃部本体３とより 構成されている。

【００１０】 操作部本体２は、ケース４と、このケース４に固定されたマグネット５よりな り、後述する清掃部本体３に設けたマグネット８によって互いに吸着保持される ものである。この際、マグネット５の表面に、窓ガラスＧの保護と磨きを兼ねて 柔らかい布状のマット６を取り付けることもできる。これにより、窓ガラスＧの 室内側表面をマット６によって清掃することができ、窓ガラスＧの室外側表面を 清掃する清掃部本体３と合わせて両側を一度に清掃することができる。

【００１１】 一方、清掃部本体３は、洗浄水を貯留する貯水タンク７と、この貯水タンク７ を構成する一側壁７１の略中央部に一体に固定されたマグネット８と、このマグ ネット８の周囲を包囲して貯水タンク７の一側壁７１に一体に固定され、スポン ジや繊維などの保水性のある材料で形成された清掃体９からなり、この一側壁７ １の周縁部、すなわち、清掃体９との接続面には多数の小孔７ａが形成されて清 掃体９に貯水タンク７の洗浄水を供給しており、常に清掃体９を浸潤させるよう に構成している。このように、清掃体９に洗浄水が浸潤した状態で清掃を行うこ とにより、清掃体９と窓ガラスＧとの接面抵抗を減少させて清掃部本体３の移動 を滑らかにするとともに、合わせて、窓ガラスＧの表面に付着したゴミや砂粒を 洗い流すようにしている。

【００１２】 また、清掃部本体３のマグネット８は、前述の操作部本体２のマグネット５と 極性が異なっており、この結果、清掃部本体３は、窓ガラスＧを挟んで対向して 配置された操作部本体２に磁力によって吸着保持されるものである。

【００１３】 さらに、清掃体９の取付位置としては、窓ガラスＧの表面に常に清掃体９が密 着して窓ガラスＧの汚れを落とすために、マグネット８の面よりもわずかに高い ことが望ましい。

【００１４】 なお、７２は貯水タンク７に形成された給水口７ｂの蓋体である。

【００１５】 次に、本実施例の作動について説明すると、まず清掃部本体３を窓ガラスＧの 室外側に、操作部本体２を窓ガラスＧの室内側にそれぞれ配置し、マグネット５ ，８を対向させて両者を互いに吸着保持させる。ここで、貯水タンク７の洗浄水 は小孔７ａを通して清掃体９に供給されており、清掃体９を洗浄水で湿潤させて いる。この状態で室内側に配置された操作部本体２を若干移動させると、マグネ ット５，８の磁力の中心が合致するように清掃部本体３も追従して滑らかに移動 する。すなわち、清掃体９が洗浄水によって浸潤していることから、この清掃体 ９に保水されている洗浄水が潤滑剤として機能し、窓ガラスＧとの抵抗を軽減さ せて円滑に移動する。そして、この移動の際、清掃体９に保水されている洗浄水 が窓ガラスＧに付着したゴミなどを洗い流し、合わせて、清掃体９が窓ガラスＧ を清掃するものである。

【００１６】 一方、操作部本体２を移動させる際、操作部本体２のマグネット５に設けられ たマット６により窓ガラスＧの室内側表面も合わせて清掃することができる。

【００１７】 このように、操作部本体２を室内側において窓ガラスＧの表面全体を拭き取る ように徐々に移動させることにより、清掃部本体３の清掃体９が窓ガラスＧの室 外側表面を清掃するものである。

【００１８】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、貯水タンク、この貯水タンクからの洗浄水が供 給されて浸潤可能な清掃体およびマグネットを備えた清掃部本体を窓ガラスの室 外側に、マグネットを備えた操作部本体を窓ガラスの室内側にそれぞれ対向して 配置することにより清掃部本体および操作部本体を互いに吸着保持し、操作部本 体を移動させることにより清掃部本体を追従して移動させ、この移動の際、洗浄 水が浸潤されている清掃体によって窓ガラスを清掃するように構成したことによ り、操作部本体を窓ガラスの室内側表面に沿って徐々に移動させるだけの簡単な 操作で窓ガラスの室外側表面を確実に清掃することが可能となり、窓ガラスの清 掃作業を省力化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の清掃装置の全体構成を示す側面図であ
る。

【図２】操作部本体を示す斜視図である。

【図３】操作部本体の断面図である。

【図４】清掃部本体を示す斜視図である。

【図５】清掃部本体の断面図である。

【符号の説明】

１ 清掃装置 ２ 操作部本体 ３ 清掃部本体 ４ ケース ５，８ マグネット ７ 貯水タンク ９ 清掃体 Ｇ 窓ガラス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗浄水を貯留する貯水タンク、この貯水
   タンクに固定されたマグネットおよび貯水タンクに固定
   され、その側壁に形成された小孔を通して洗浄水が供給
   されて浸潤可能な清掃体を備えた清掃部本体と、マグネ
   ットを固定した操作部本体とよりなり、窓ガラスの室外
   側に清掃部本体を、その室内側に操作部本体をそれぞれ
   対向して配置することにより互いに吸着保持し、操作部
   本体を移動させることにより清掃部本体を追従して移動
   させ、その移動の際、洗浄水で湿潤された清掃体が窓ガ
   ラスを清掃するように構成したことを特徴とする窓ガラ
   スの清掃装置。