JP3052987U - ガラス清掃装置 - Google Patents

ガラス清掃装置

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JP3052987U
JP3052987U JP1998002021U JP202198U JP3052987U JP 3052987 U JP3052987 U JP 3052987U JP 1998002021 U JP1998002021 U JP 1998002021U JP 202198 U JP202198 U JP 202198U JP 3052987 U JP3052987 U JP 3052987U
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直哉 東
良壽 金綱
弘隆 帖佐
智明 藤井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作具のガラス側の面とガラスの表面との摩
擦力を低減させて操作性を向上させる。清掃具へ操作具
を装着する際の位置決めをおこなって清掃具へ操作具の
装着を容易におこなう。 【解決手段】 ガラス1の一方の表面に沿って移動する
ように操作される操作具2と、上記ガラス1を介して操
作具2と磁着される清掃具3とから構成される。移動す
る操作具2に追随させて清掃具3をガラス1の他方の表
面に沿って移動させるようにするガラス清掃装置に関す
る。清掃具3のガラス1側の面と反対側の面に操作具2
を着脱自在に装着可能にする。操作具2のガラス1側の
面にガラス1の表面との摩擦力を低減させるための突起
状の突起20を設けると共に清掃具3のガラス1側の面
と反対側の面に突起20が嵌まり込み可能な嵌合凹部5
5を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般住宅や事務所や商店及び高層ビルの窓ガラス、あるいはショー ウィンドのガラスなどを清掃(洗浄)する際に用いられるガラス清掃装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より窓ガラスやショーウィンドのガラスなどを清掃するにあたっては、布 やスポンジ等を使用して拭いていたが、水や洗浄剤などの洗浄液をガラスに塗布 した後、乾拭きしたりしなければならず、非常に煩雑であると共に非効率的であ った。また窓ガラスの外面(屋外側の面)は特に汚れやすいが、高層ビルなどで は窓ガラスは高所に設置されており、身体を窓ガラスの外側に乗り出してガラス の外面を清掃しなければならず非常に危険な作業であった。また場所によっては 窓ガラスの外面が狭所などの手の届きにくい所に位置しており、窓ガラスの清掃 がおこないにくいものであった。
【0003】 そこで米国特許3296645号及びこれに関連する米国特許3751750 号や米国特許3609793号には、高所における窓の清掃作業において、危険 を軽減することができる窓清掃装置が提案されている。この窓清掃装置は、窓ガ ラスを介して磁着する親機と子機から形成されており、親機をガラスの屋内側の 表面に沿って移動させるとこれに追随して子機がガラスの屋外側の表面に沿って 移動するようにしたものである。そして親機とガラスの一方の表面の間及び子機 とガラスの他方の表面の間に、布や紙あるいは洗浄剤をコーティング処理した紙 などをそれぞれ挟んで親機と子機を移動させることによって、ガラスの両方の表 面を拭いて清掃することができるのである。
【0004】 しかしこの窓清掃装置では、布や紙や洗浄剤をコーティング処理した紙でガラ スの表面を乾拭きするだけであるので、清掃能力が低いという問題があった。そ こで清掃能力の高いガラスクリーナーが特開昭53−96264号公報で提案さ れている。このガラスクリーナーは、クリーナー外筐体の上端にゴム製の寄せ板 を設けると共にクリーナー外筐体の寄せ板よりも下側に洗浄液を含水させる清掃 媒体を設け、さらにクリーナー外筐体の寄せ板と清掃媒体との間に磁石を設けて クリーナーを形成し、クリーナーを二つで一組として構成されるものである。
【0005】 そしてこのガラスクリーナーは、一方のクリーナーを窓ガラスを介して他のク リーナーと磁着させ、一方のクリーナーをガラスの屋内側の表面に沿って移動さ せることによって、これに追随させて他方のクリーナーをガラスの屋外側の表面 に沿って移動させることでガラスの両面を清掃するものである。このガラスクリ ーナーは、清掃媒体からガラスの表面に洗浄液を供給してガラスに付着した汚れ を洗浄液で浮き上がらせた後、寄せ板で汚れを洗浄液とともにガラスの表面から 掻き取って集めることによってガラスを清掃することができ、清掃能力が高いも のである。
【0006】 しかし上記ガラスクリーナーでは、ガラスの屋外側と屋内側の両面を同時に清 掃するので、ガラスとクリーナーの寄せ板や清掃媒体との摩擦がガラスの両面で 発生してクリーナーを移動させにくいものであり、ガラスの清掃をおこないにく いという問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案は、ガラスの清掃がおこないやすいガラス清掃装置を提供するこ とを目的とするものである。またガラスの他方の表面(屋外側の面)を清掃する ための清掃具を利用してガラスの一方の表面(屋内側の面)も清掃することがで きるガラス清掃装置を提供することを目的とするものである。さらに操作具のガ ラス側の面とガラスの表面との摩擦力を低減させて操作性を向上させることがで きると共に、清掃具へ操作具を装着する際の位置決めをおこなって清掃具へ操作 具の装着を容易におこなうことができるガラス清掃装置を提供することを目的と するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載のガラス清掃装置は、ガラス1の一方の表面に沿って 移動するように操作される操作具2と、上記ガラス1を介して操作具2と磁着さ れる清掃具3とから構成され、移動する操作具2に追随させて清掃具3をガラス 1の他方の表面に沿って移動させるようにするガラス清掃装置において、清掃具 3のガラス1側の面と反対側の面に操作具2を着脱自在に装着可能にし、操作具 2のガラス1側の面にガラス1の表面との摩擦力を低減させるための突起状の突 起20を設けると共に清掃具3のガラス1側の面と反対側の面に突起20が嵌ま り込み可能な嵌合凹部55を設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】 本考案の請求項2に記載のガラス清掃装置は、請求項1の構成に加えて、洗浄 液4を保水する保水機能とこの保水した洗浄液4を上記ガラス1の他方の表面に 供給する供給機能を有する給水部5と、洗浄液4が供給されたガラス1の他方の 表面に清掃具3の移動によって摺動して洗浄液4を掻き集める集水機能を有する 洗浄部6とを清掃具3のガラス1側の面にそれぞれ設けて成ることを特徴とする ものである。
【0010】 また本考案の請求項3に記載のガラス清掃装置は、請求項1又は2の構成に加 えて、突起20の先端が曲面あるいは半球面であることを特徴とするものである 。 また本考案の請求項4に記載のガラス清掃装置は、請求項1又は2の構成に加 えて、突起20がローラーのような形状であることを特徴とするものである。
【0011】 また本考案の請求項5に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至4のいずれか の構成に加えて、複数個の突起20を設けて成ることを特徴とするものである。 また本考案の請求項6に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至5のいずれか の構成に加えて、磁着により清掃具3のガラス1側の面と反対側の面に操作具2 を着脱自在に装着可能にして成ることを特徴とするものである。
【0012】 また本考案の請求項7に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至6のいずれか の構成に加えて、上記操作具2と清掃具3の一方に係止部53を設けると共に他 方に被係止部54を形成し、係止部53と被係止部54の係止によって清掃具3 のガラス1側の面と反対側の面に操作具2を着脱自在に装着可能にして成ること を特徴とするものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。 図1乃至3に示すように操作具2は、合成樹脂等で箱型に形成される操作具本 体16に左右一対の磁石15を内蔵させて形成されるものである。操作具2のガ ラス1側の面(ガラス1の表面に当接させる方の面)である前面には、図3(a )に示すように操作具本体16の内部に突出する磁石保持枠部70が左右一対に 設けてあり、上記磁石15は各磁石保持枠部70にそれぞれ嵌め込まれて保持さ れている。また操作具2の前面にはゴムやバネの弾性体や樹脂等で形成される突 起20が四隅に突出させて設けられている。操作具2に設けた磁石15は清掃具 3を保持するために磁力の大きいものを用いているので、操作具2の前面の全体 をガラス1の表面に当接して密着させると、ガラス1の表面と操作具2の前面と の摩擦力を非常に大きくなって操作具2を移動させにくくなる。
【0014】 そこで本考案では操作具2の前面に突起20を設けることによって、突起20 の先端をガラス1の表面に当接させて操作具2の前面とガラス1の表面との間の 寸法を一定に保って操作具2の前面の全体がガラス1の表面に当接して密着する のを防止することができるようにしたものであり、このことで操作具2の前面と ガラス1の表面との間の摩擦力を低減させて操作具2を移動させる力を少なくし て操作具2の操作性を向上させることができるようにしたものである。
【0015】 上記突起20はガラス1の表面との滑り性を考慮するとその先端が曲面或いは 半球面であることが好ましく、またローラー(コロ)のような形状であってもよ い。また操作具2のガラス1側と反対側の面(ガラス1の表面に当接させる方の 面と反対側の面)である後面には、平面視で略コ字状の取手部17が設けられて いる。
【0016】 図1乃至3に示すように清掃具3は薄型形状であって、合成樹脂等で長方形の 平板状に形成されるプレート部24のガラス1側の面(ガラス1に当接させる方 の面)である前面に、水や液体洗剤あるいは洗剤を溶かした洗浄水等の洗浄液4 を保水する保水機能とこの保水した洗浄液4をガラス1の表面に塗布して供給す る供給機能の両方の機能を有する給水部5と、給水部5から供給されたガラス1 の表面に付着する洗浄液4を掻き集める集水機能を有する洗浄部6と、左右一対 の吸着体50、50とをそれぞれ一体に設けて形成されている。吸着体50は鉄 やコバルト、ニッケル及びこれらを含む合金などの磁性体で形成されるものであ る。また図3に示すようにプレート部24のガラス1側の面と反対側の面(ガラ ス1に当接させる方の面と反対側の面)である後面は平坦であって、その四隅に は上記操作具2の突起20が嵌まり込み可能な嵌合凹部55が設けられている。
【0017】 給水部5はフェルトやスポンジ等で略矩形状に形成されるものであって、プレ ート部24の前面の上部と下部に横方向に長く取り付けられている。この給水部 5はプレート部24に着脱自在に取り付けられるものであって、劣化等などでそ の清掃効果(保水機能と供給機能)が低下した時に容易に取替ができるようにな っており、清掃効果の回復が簡単におこなえるものである。また洗浄部6は先端 ほど幅狭となる断面略三角形あるいは断面略台形に形成されるものであって、ゴ ムなどの弾性体で形成されるワイパーを用いることができる。この洗浄部6は長 方形の枠状に形成されるものであって、プレート部24の前面においてプレート 部24の各辺と略平行にプレート部24の全周に亘って設けられており、洗浄部 6で上記給水部5及び吸着体50を囲むように形成してある。また吸着体50は 上下の給水部5の間に配置されている。
【0018】 上記のように形成されるガラス清掃装置を用いてガラス1の他方の表面(屋外 側の面)を清掃(洗浄)するにあたっては、まず図4(a)に示すように清掃具 3を容器25に入れた洗浄液4に浸漬して給水部5に洗浄液4をしみ込ませて保 水させる。次に図4(b)に示すように操作具2の前面をガラス1の一方の面に 突起20を介して当接させると共に操作具2を当接させた位置においてガラス1 の他方の面に給水部5の前面及び洗浄部6の先端を当接(弾接)させて清掃具3 を配置し、操作具2の磁石15と清掃具3の吸着体50とをガラス1を介して磁 着(吸着)させることによって、操作具2で清掃具3をガラス1の他方の面に保 持する。次に図4(c)に示すように人が取手部17を持って操作具2をガラス 1の一方の表面に沿って上下左右斜め方向に移動させることによって、操作具2 と磁着する清掃具3を操作具2の移動に追随させてガラス1の他方の表面に沿っ て移動させる。
【0019】 このように清掃具3をガラス1の表面に沿って移動させることによって、給水 部5から洗浄水4を清掃具3が移動する側のガラス1の表面に塗布して供給する ことができると共に洗浄部6を清掃具3が移動する側のガラス1の表面に弾接さ せて摺動(ガラス1の表面に当接した状態で移動)させることができ、ガラス1 の表面の汚れを給水部5から供給された洗浄水4によって浮き上がらせた後、こ の汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って集めるようにして、清掃具3が 移動する側のガラス1の他方の表面を清掃具3で清掃することができるのである 。
【0020】 次にガラス1の一方の表面(屋内側の面)を清掃するにあたっては、まず図5 (a)に示すように清掃具3を容器25に入れた洗浄液4に浸漬して給水部5に 洗浄液4をしみ込ませて保水させる。次に図2に示すように清掃具3の後面の嵌 合凹部55に操作具2の前面の突起20を嵌合すると共に操作具2の磁石15と 清掃具3の吸着体50とを磁着させることによって、図5(b)に示すように清 掃具3の後面に操作具2を装着する。このように磁石15と吸着体50の磁着に より操作具2に清掃具3を保持した状態で図5(c)に示すようにガラス1の一 方の面に給水部5の前面及び洗浄部6の先端を当接(弾接)させ、次に人が取手 部17を持って操作具2及び清掃具3をガラス1の他方の表面に沿って上下左右 斜め方向に移動させることによって、清掃具3をガラス1の一方の表面に沿って 移動させる。こうして上記と同様にガラス1の一方の表面が清掃具3で清掃され るのである。
【0021】 このガラス清掃装置では、ガラス1の一方の表面の清掃と他方の表面の清掃と を別々におこなうので、ガラス1の両方の表面の清掃を同時におこなうよりもガ ラス1と清掃具3の給水部5や洗浄部6の摩擦を小さくすることができ、ガラス 1の清掃を大きな労力を必要とせずにおこなうことができるものである。しかも 清掃具3の後面に操作具2を磁着により着脱自在に装着可能に形成したので、ガ ラス1の屋外側の表面を清掃するための清掃具3を用いてガラス1の屋内側の表 面を清掃することができ、ガラス1の屋内側の表面を清掃するための別部材を別 途用意する必要がなくなるものである。しかも清掃具3の後面に操作具2の突起 20を嵌合させるための嵌合凹部55を設けたので、突起20を嵌合凹部55に 嵌め込むことによって、操作具2とガラス1の摩擦を小さくするために設けた突 起20を利用して清掃具3へ操作具2を装着する際の位置決めをおこなうことが でき、清掃具3へ操作具2の装着を容易におこなうことができるものである。
【0022】 またこのガラス清掃装置は、ガラス1の表面の汚れを洗浄水4によって浮き上 がらせた後、この汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って集めるようにし てガラス1の表面を清掃具3で清掃するので、清掃具3を一回移動させるだけで 清掃の作業を一度におこなうことができるものである。また汚れを洗浄水4によ って浮き上がらせるので、単にガラス1の表面を洗浄部6で擦ったりして乾拭き するよりも清掃能力を高くすることができるものである。また清掃具3のみを洗 浄液4に浸漬して使用するだけで、ガラス1の表面の清掃を簡単におこなうこと ができるものである。
【0023】 また上記ガラス清掃装置は、吸着体50の上下両側及び左右両側、つまり吸着 体50の外周側で吸着体50を囲むように洗浄部6を配置し、且つ給水部5を吸 着体50の上側と下側で吸着体50と洗浄部6の間に配置するようにして清掃具 3を形成したので、洗浄部6を給水部5や吸着体よりも外側で清掃具3の周端部 に最も近い位置、つまり清掃具3の最も外側に配置することができ、従ってガラ ス1よりも厚い枠体に保持されたガラス1であっても枠体近傍のガラス1の端部 にまで洗浄部6を届かせて摺動させることができ、ガラス1の端部まで清掃を確 実におこなうことができるものである。
【0024】 しかも上記ガラス清掃装置は、洗浄部6は清掃具3の周端部と略平行に清掃具 3の全周に亘って設けられているので、清掃具3を上下左右斜めのどの方向に移 動させても、つまり清掃方向を上下左右斜めのどの方向にしても拭き残しや洗浄 液漏れがないようにして使用することができ、ガラス1の清掃を効率よくおこな うことができるものである。
【0025】 尚、操作具2は上述のように人が取手部17を持って移動操作するものである ので、落下等の危険を伴わないように人が清掃作業をできるのであれば、ガラス 1の何れの表面に沿って移動させてもよく、一般住宅や高層ビルの場合、通常で はガラス1の屋内側の表面に沿って移動させるものであり、この場合清掃具3は ガラス1の屋外側の表面に沿って移動されるものである。また図4、5において 40は操作具2と清掃具3を接続する落下防止紐であって、清掃具3が完全に落 下してしまわないようにするためのものである。さらに突起20を清掃具3の前 面に、嵌合凹部55を操作具2の前面にそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0026】 図6乃至図8には他の実施の形態が示してある。このガラス清掃装置の清掃具 3は図1乃至3に示す清掃具3の吸着体50の代わりに磁石7を設けて形成され るものであり、また上下対称で左右対称であることが好ましい。一対の磁石7の うち一方の磁石7aはその前面(ガラス1側に向く方の面)側の極性がN極であ り、また他方の磁石7bの前面側の極性はS極となっている。また操作具2の磁 石15のうち一方の磁石15bはその前面(ガラス1側に向く方の面)側の極性 がN極であり、また他方の磁石15aの前面側の極性はS極となっている。
【0027】 上記のように形成されるガラス清掃装置を用いてガラス1の他方の表面(屋外 側の面)を清掃(洗浄)するにあたっては、上述の図4(a)乃至図4(c)の 順序にしたがっておこなわれるが、図4(b)に示すように操作具2と清掃具3 をガラス1を介して磁着させる際には、操作具2の磁石15aと清掃具3の磁石 7bとを対向させると共に操作具2の磁石15bと清掃具3の磁石7aとを対向 させるようにしておこなわれる。
【0028】 次にこのガラス清掃装置を用いてガラス1の一方の表面(屋内側の面)を清掃 するにあたっては、上述の図5(a)乃至図5(c)の順序にしたがっておこな われるが、図5(b)に示すように清掃具3の後面に操作具2を着脱自在に装着 するにあたっては、清掃具3を前後に反転させる(操作具2を移動させてもよい )などして清掃具3の後面側に操作具2を配置し、清掃具3を図7の矢印のよう に180°回転させる(操作具2を回転させてもよい)などして操作具2の磁石 15aと清掃具3の磁石7aとを対向させると共に操作具2の磁石15bと清掃 具3の磁石7bとを対向させ、操作具2の磁石15aと清掃具3の磁石7aとを 磁着させると共に操作具2の磁石15bと清掃具3の磁石7bとを磁着させるよ うにしておこなわれる。
【0029】 このガラス清掃装置では、操作具2と清掃具3の両方に磁石15、7を設け、 この磁石7、15の磁力によって操作具2と清掃具3を磁着させるので、図1に 示すように吸着体50を用いたものよりも操作具2と清掃具3の吸着力の向上が 図れるものである。尚、磁石7を清掃具3に複数個設けると共に磁石15を操作 具2に複数個設けるようにしてもよい。この場合、前面がN極である磁石7と前 面がS極である磁石7とを少なくとも一個ずつ清掃具3に設け、且つ前面がN極 である磁石15と前面がS極である磁石15とを少なくとも一個ずつ操作具2に 設ける必要がある。さらに前面がN極である磁石7と前面がS極である磁石7と を同数個ずつ清掃具3に設けるのが好ましく、且つ前面がN極である磁石15と 前面がS極である磁石15とを同数個ずつ操作具2に設けるのが好ましい。また 前面がN極である磁石7と前面がS極である磁石7とを交互に並べて清掃具3に 設けるのが好ましく、且つ前面がN極である磁石15と前面がS極である磁石1 5とを交互に並べて操作具2に設けるのが好ましい。
【0030】 図9乃至図11には他の実施の形態が示してある。このガラス清掃装置の操作 具2は、操作具本体16の内部に磁性体で形成される板状の磁着体60を設ける と共にこの磁着体60の端部を両側の磁石15、15の後面(ガラス1側の面と 反対側の面)にそれぞれ磁着させるようにして形成されるものである。またこの ガラス清掃装置の清掃具3は、プレート部24と磁石7、7(及び給水部5)の 間に磁性体で形成される板状の磁着体61を設けると共にこの磁着体61の端部 を両側の磁石7、7の後面(ガラス1側の面と反対側の面)にそれぞれ磁着させ るようにして形成されるものである。
【0031】 このガラス清掃装置を用いてガラス1の他方の表面(屋外側の表面)を清掃す るにあたっては、上述の図4(a)乃至図4(c)の順序にしたがっておこなわ れ、またガラス1の他方の表面(屋内側の表面)を清掃するにあたっては、上述 の図5(a)乃至図5(c)の順序にしたがっておこなわれるが、図5(b)の ように清掃具3の後面に操作具2を着脱自在に装着するにあたっては、図10に 示すように清掃具3の磁着体61に操作具2の磁石15を磁着することによって おこなわれる。
【0032】 このガラス清掃装置では、磁石15、15の後面に磁着される磁着体60を操 作具2に設けると共に磁石7、7の後面に磁着される磁着体61を清掃具3に設 けたので、ガラス1を介して操作具2と清掃具3を磁着させる際の吸着力を高め ることができ、清掃具3をガラス1から落下させにくくすることができる。また 清掃具3の後面に操作具2を装着させる際に操作具2の磁石15、15と清掃具 3の磁石7、7の間に磁性体の磁着体61が介在することになるので、磁着体6 1に磁石15、15が磁着することによって図2に示す実施の形態のように清掃 具3を回転させることなく、清掃具3の後面に操作具2を磁着させることができ る。
【0033】 図12、図13には他の実施の形態が示してある。このガラス清掃装置の清掃 具3には図6のものにおいて一対の係止部53が対向させて設けられている。一 方の係止部53aは断面倒L字状に形成され、プレート部24の一方の長辺の全 長に沿って後側に突出させて形成されるものであって、その先端は磁石7側に突 出する挿入部65として形成されている。また他方の係止部53bは断面L字状 に形成され、プレート部24の他方の長辺の全長に沿って後側に突出させて形成 されるものであって、その先端は磁石7側に突出する差込部66として形成され ている。
【0034】 またこのガラス清掃装置の操作具2には図6のものにおいて一対の被係止部5 4が設けられている。一方の被係止部54aは溝状に形成されるものであって、 操作具2の一側面(上面)にその長手方向の全長に亘って凹設されている。他方 の被係止部54bも溝状に形成されるものであって、操作具2の一側面(下面) にその長手方向の全長に亘って凹設されている。
【0035】 このガラス清掃装置を用いてガラス1の他方の表面(屋外側の表面)を清掃す るにあたっては、上述の図4(a)乃至図4(c)の順序にしたがっておこなわ れ、またガラス1の一方の表面(屋内側の表面)を清掃するにあたっては、上述 の図5(a)乃至図5(c)の順序にしたがっておこなわれるが、図5(b)の ように清掃具3の後面に操作具2を着脱自在に装着するにあたっては、清掃具3 を前後に反転させる(操作具2を移動させてもよい)などして清掃具3の後面側 に操作具2を配置し、清掃具3を180°回転させる(操作具2を回転させても よい)などして操作具2の磁石15aと清掃具3の磁石7aとを対向させると共 に操作具2の磁石15bと清掃具3の磁石7bとを対向させ、一方の係止部53 aの挿入部65を一方の被係止部54aに弾性的に差し込んで係止すると共に他 方の係止部53bの差込部66を他方の被係止部54bに弾性的に差し込んで係 止し、さらに操作具2の磁石15aと清掃具3の磁石7aとを磁着させると共に 操作具2の磁石15bと清掃具3の磁石7bとを磁着させるようにしておこなわ れる。
【0036】 このガラス清掃装置では、清掃具3に係止部53を設けると共に操作具2に被 係止部54を形成し、係止部53と被係止部54の係止によって清掃具3の後面 に操作具2を着脱自在に装着するので、磁石7、15の磁着に加えて係止部53 と被係止部54の係止によっても清掃具3の後面に操作具2を装着することがで き、清掃具3と操作具2の結合力が高まるものである。尚、清掃具3に被係止部 54を、操作具2に係止部3をそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0037】
【考案の効果】
上記のように本考案の請求項1に記載の考案は、ガラスの一方の表面に沿って 移動するように操作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と磁着される清 掃具とから構成され、移動する操作具に追随させて清掃具をガラスの他方の表面 に沿って移動させるようにするガラス清掃装置において、清掃具のガラス側の面 と反対側の面に操作具を磁着により着脱自在に装着可能にしたので、ガラスの一 方の表面の清掃と他方の表面の清掃とを別々におこなうことによって、ガラスの 両方の表面の清掃を同時におこなうよりもガラスと清掃具の摩擦を小さくするこ とができ、ガラスの清掃を大きな労力を必要とせずにおこなうことができるもの である。しかも清掃具のガラス側の面と反対側の面に操作具を装着することによ って、ガラスの他方の表面を清掃するための清掃具を利用してガラスの一方の表 面をも清掃することができ、ガラスの一方の表面を清掃するための別部材を別途 用意する必要がなくなるものである。また突起の先端をガラスの表面に当接させ て操作具とガラスの表面との間の寸法を一定に保って操作具のガラス側の全面が ガラスの表面に当接して密着するのを防止することができるようにしたものであ り、このことで操作具のガラス側の面とガラスの表面との間の摩擦力を低減させ て操作具を移動させる力を少なくして操作具の操作性を向上させることができる ようにしたものである。しかも操作具のガラス側の面にガラスの表面との摩擦力 を低減させるための突起を設けると共に清掃具のガラス側の面と反対側の面に突 起が嵌まり込み可能な嵌合凹部を設けたので、突起を嵌合凹部に嵌め込むことに よって、操作具とガラスの摩擦を小さくするために設けた突起を利用して清掃具 へ操作具を装着する際の位置決めをおこなうことができ、清掃具へ操作具の装着 を容易におこなうことができるものである。
【0038】 また本考案の請求項2に記載の考案は、洗浄液を保水する保水機能とこの保水 した洗浄液を上記ガラスの他方の表面に供給する供給機能を有する給水部と、洗 浄液が供給されたガラスの他方の表面に清掃具の移動によって摺動して洗浄液を 掻き集める集水機能を有する洗浄部とを清掃具のガラス側の面にそれぞれ設けた ので、給水部から洗浄水を清掃具が移動する側のガラスの表面に塗布して供給す ることができると共に洗浄部を清掃具が移動する側のガラスの表面に弾接させて 摺動させることができ、ガラスの表面の汚れを給水部から供給された洗浄水によ って浮き上がらせた後、この汚れを洗浄水とともに洗浄部で掻き取って集めるよ うにして、清掃具が移動する側のガラスの他方の表面を清掃具で清掃することが できて清掃具を一回移動させるだけで清掃の作業を一度におこなうことができる ものである。また汚れを洗浄水によって浮き上がらせるので、単にガラスの表面 を洗浄部で擦ったりして乾拭きするよりも清掃能力を高くすることができるもの である。また清掃具のみを洗浄液に浸漬して使用するだけで、ガラスの表面の清 掃を簡単におこなうことができるものである。
【0039】 また本考案の請求項7に記載の考案は、上記操作具と清掃具の一方に係止部を 設けると共に他方に被係止部を形成し、係止部と被係止部の係止によって清掃具 のガラス側の面と反対側の面に操作具を着脱自在に装着可能にしたので、磁着に 加えて係止部と被係止部の係止によって清掃具に操作具を装着することができ、 清掃具と操作具の結合力を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の一例を示す一部が破断し
た斜視図である。
【図2】同上の他の使用方法を示す一部が破断した斜視
図である。
【図3】(a)は同上の操作具を示す断面図、(b)は
同上の清掃具を示す断面図である。
【図4】(a)乃至(c)は同上の使用手順を示す概略
図である。
【図5】(a)乃至(c)は同上の他の使用手順を示す
概略図である。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示す一部が破断
した斜視図である。
【図7】同上の他の使用方法を示す一部が破断した斜視
図である。
【図8】(a)は同上の操作具を示す断面図、(b)は
同上の清掃具を示す断面図である。
【図9】同上のさらに他の実施の形態の一例を示す一部
が破断した斜視図である。
【図10】同上の他の使用方法を示す一部が破断した斜
視図である。
【図11】(a)は同上の操作具を示す断面図、(b)
は同上の清掃具を示す断面図である。
【図12】同上のさらに他の実施の形態の一例を示す一
部が破断した斜視図である。
【図13】(a)は同上の操作具を示す断面図、(b)
は同上の清掃具を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス 2 操作具 3 清掃具 4 洗浄液 5 給水部 6 洗浄部 7 磁石 7a 磁石 7b 磁石 15 磁石 15a 磁石 15b 磁石 20 突起 50 吸着体 53 係止部 54 被係止部 55 嵌合凹部 60 磁着体 61 磁着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 智明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスの一方の表面に沿って移動するよ
    うに操作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と
    磁着される清掃具とから構成され、移動する操作具に追
    随させて清掃具をガラスの他方の表面に沿って移動させ
    るようにするガラス清掃装置において、清掃具のガラス
    側の面と反対側の面に操作具を着脱自在に装着可能に
    し、操作具のガラス側の面にガラスの表面との摩擦力を
    低減させるための突起を設けると共に清掃具のガラス側
    の面と反対側の面に突起が嵌まり込み可能な嵌合凹部を
    設けて成ることを特徴とするガラス清掃装置。
  2. 【請求項2】 洗浄液を保水する保水機能とこの保水し
    た洗浄液を上記ガラスの他方の表面に供給する供給機能
    を有する給水部と、洗浄液が供給されたガラスの他方の
    表面に清掃具の移動によって摺動して洗浄液を掻き集め
    る集水機能を有する洗浄部とを清掃具のガラス側の面に
    それぞれ設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の
    ガラス清掃装置。
  3. 【請求項3】 突起の先端が曲面あるいは半球面である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス清掃装
    置。
  4. 【請求項4】 突起がローラーのような形状であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のガラス清掃装置。
  5. 【請求項5】 複数個の突起を設けて成ることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載のガラス清掃装
    置。
  6. 【請求項6】 磁着により清掃具のガラス側の面と反対
    側の面に操作具を着脱自在に装着可能にして成ることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のガラス清
    掃装置。
  7. 【請求項7】 上記操作具と清掃具の一方に係止部を設
    けると共に他方に被係止部を形成し、係止部と被係止部
    の係止によって清掃具のガラス側の面と反対側の面に操
    作具を着脱自在に装着可能にして成ることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載のガラス清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014784A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Tokyo Electron Ltd ノズル洗浄装置、塗布処理装置、ノズル洗浄方法、塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014014784A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Tokyo Electron Ltd ノズル洗浄装置、塗布処理装置、ノズル洗浄方法、塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

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