JPH10127533A - ガラス清掃装置 - Google Patents

ガラス清掃装置

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JPH10127533A
JPH10127533A JP29067496A JP29067496A JPH10127533A JP H10127533 A JPH10127533 A JP H10127533A JP 29067496 A JP29067496 A JP 29067496A JP 29067496 A JP29067496 A JP 29067496A JP H10127533 A JPH10127533 A JP H10127533A
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JP
Japan
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cleaning
glass
tool
cleaning tool
magnet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29067496A
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English (en)
Inventor
Naoya Azuma
直哉 東
Yoshihisa Kanetsuna
良壽 金綱
Hirotaka Josa
弘隆 帖佐
Tomoaki Fujii
智明 藤井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスの表面の洗浄能力が高く、且つガラス
の表面を効率よく確実に洗浄することができるガラス清
掃装置を提供する。清掃時の清掃具の落下の危険性を少
なくすることができるガラス清掃装置を提供する。 【解決手段】 ガラスの一方の表面に沿って移動するよ
うに操作される操作具2と、上記ガラスを介して操作具
2と磁着される清掃具3とから構成される。移動する操
作具2に追随させて清掃具3をガラスの他方の表面に沿
って移動させるようにするガラス清掃装置に関する。上
記ガラスの他方の表面に洗浄液4を供給するための給水
部5と、清掃具3が移動することによって洗浄液4が供
給されたガラスの他方の表面を摺動する洗浄部6とを清
掃具3のガラス側の面にそれぞれ設け、操作具2と清掃
具3に前面形状が細長い磁石7、15をそれぞれ配設す
ると共に長手方向が清掃移動方向と略直交する方向にな
るように磁石7、15を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅や事務所
や商店及び高層ビルの窓ガラス、あるいはショーウィン
ドのガラスなどを清掃(洗浄)する際に用いられるガラ
ス清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より窓ガラスやショーウィンドのガ
ラスなどを清掃するにあたっては、布やスポンジ等を使
用して拭いていたが、水や洗浄剤などの洗浄液をガラス
に塗布した後、乾拭きしたりしなければならず、非常に
煩雑であると共に非効率的であった。また窓ガラスの外
面(屋外側の面)は特に汚れやすいが、高層ビルなどで
は窓ガラスは高所に設置されており、身体を窓ガラスの
外側に乗り出してガラスの外面を清掃しなければならず
非常に危険な作業であった。また場所によっては窓ガラ
スの外面が狭所などの手の届きにくい所に位置してお
り、窓ガラスの清掃がおこないにくいものであった。
【0003】そこで米国特許3296645号及びこれ
に関連する米国特許3751750号や3609793
号には、高所における窓の清掃作業において、危険を軽
減することができる窓清掃装置が提案されている。この
窓清掃装置は、窓ガラスを介して磁着する親機と子機か
ら形成されており、親機をガラスの屋内側の表面に沿っ
て移動させるとこれに追随して子機がガラスの屋外側の
表面に沿って移動するようにしたものである。そして親
機とガラスの一方の表面の間及び子機とガラスの他方の
表面の間に、布や紙あるいは洗浄剤をコーティング処理
した紙などをそれぞれ挟んで親機と子機を移動させるこ
とによって、ガラスの両方の表面を拭いて清掃すること
ができるのである。
【0004】しかしこの窓清掃装置では、布や紙や洗浄
剤をコーティング処理した紙でガラスの表面を乾拭きす
るだけであるので、清掃能力が低いという問題があっ
た。そこで清掃能力の高いガラスクリーナーが特開昭5
3−96264号公報で提案されている。このガラスク
リーナーは、クリーナー外筐体の上端にゴム製の寄せ板
を設けると共にクリーナー外筐体の寄せ板よりも下側に
洗浄液を含水させる清掃媒体を設け、さらにクリーナー
外筐体の寄せ板と清掃媒体との間に磁石を設けてクリー
ナーを形成し、クリーナーを二つで一組として構成され
るものである。
【0005】そしてこのガラスクリーナーは、一方のク
リーナーを窓ガラスを介して他のクリーナーと磁着さ
せ、一方のクリーナーをガラスの屋内側の表面に沿って
移動させることによって、これに追随させて他方のクリ
ーナーをガラスの屋外側の表面に沿って移動させること
でガラスの両面を清掃するものである。このガラスクリ
ーナーは、清掃媒体からガラスの表面に洗浄液を供給し
てガラスに付着した汚れを洗浄液で浮き上がらせた後、
寄せ板で汚れを洗浄液とともにガラスの表面から掻き取
って集めることによってガラスを洗浄することができ、
洗浄能力が高いものではあるが、寄せ板は清掃媒体の上
側にしか設けられていないので、ガラスに付着した汚れ
を洗浄液で浮き上がらせた後、寄せ板で汚れを洗浄液と
ともにガラスの表面から掻き取って集めるためには、ク
リーナーをガラスの表面に沿って上から下へと移動させ
る必要があり、従ってガラスの清掃(洗浄)方向が一方
向(上から下)となって使い勝手が悪く、効率よく洗浄
することができないという問題があった。しかも上記ガ
ラスクリーナーを枠体(窓枠)に保持されたガラスに使
用すると、クリーナー外筐体の端部や清掃媒体の端部が
枠体に当たって寄せ板が届かない部分が生じ、ガラスの
端部付近が拭き残されて洗浄を確実におこなうことがで
きないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、ガラ
スの表面の洗浄能力が高く、且つガラスの表面を効率よ
く確実に洗浄することができるガラス清掃装置を提供す
ることを目的とするものである。また本発明は、清掃時
の清掃具の落下の危険性を少なくすることができるガラ
ス清掃装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のガラス清掃装置は、ガラス1の一方の表面に沿って移
動するように操作される操作具2と、上記ガラス1を介
して操作具2と磁着される清掃具3とから構成され、移
動する操作具2に追随させて清掃具3をガラス1の他方
の表面に沿って移動させるようにするガラス清掃装置に
おいて、上記ガラス1の他方の表面に洗浄液4を供給す
るための給水部5と、清掃具3が移動することによって
洗浄液4が供給されたガラス1の他方の表面を摺動する
洗浄部6とを清掃具3のガラス1側の面にそれぞれ設
け、操作具2と清掃具3に前面形状が細長い磁石7、1
5をそれぞれ配設すると共に長手方向が清掃移動方向X
と略直交する方向になるように磁石7、15を配置して
成ることを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項2に記載のガラス清掃
装置は、清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の
磁着力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反
力K2xよりも大きく、清掃移動方向X以外における操
作具2と清掃具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1
の表面の摩擦による反力K2yと同等以上となるような
磁石7、15を操作具2と清掃具3にそれぞれ配設して
成ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1に示すように操作具2は合成樹脂等で箱型に
形成される操作具本体16に左右一対の磁石15を内蔵
させて形成されるものである。操作具2のガラス1側の
面(ガラス1の表面に当接させる方の面)である長方形
の前面には、ゴムやバネの弾性体や樹脂等で突起状に形
成されるリブ20が四隅に突出させて設けられている。
操作具2に設けた磁石15は清掃具3を保持するために
磁力の大きいものを用いているので、操作具2の前面の
全体をガラス1の表面に当接して密着させると、ガラス
1の表面と操作具2の前面との摩擦力が非常に大きくな
って操作具2を移動させにくくなる。
【0010】そこで本発明では操作具2の前面にリブ2
0を設けることによって、リブ20の先端をガラス1の
表面に当接させて操作具2の前面とガラス1の表面との
間の寸法を一定に保って操作具2の前面の全体がガラス
1の表面に当接して密着するのを防止することができる
ようにしたものであり、このことで操作具2の前面とガ
ラス1の表面との間の摩擦力を低減させて操作具2を移
動させる力を少なくして操作具2の操作性を向上させる
ことができるようにしたものである。
【0011】上記リブ20はガラス1の表面との滑り性
を考慮するとその先端が曲面或いは半球面であることが
好ましく、またコロのような形状であってもよい。また
操作具2のガラス1側と反対側の面(ガラス1の表面に
当接させる方の面と反対側の面)である後面には、平面
視で略コ字状の取手部17が設けられている。清掃具3
は薄型形状であって、合成樹脂等で平板状に形成される
プレート部24のガラス1側の面(ガラス1に当接させ
る方の面)である長方形の前面に、水や液体洗剤あるい
は洗剤を溶かした洗浄水等の洗浄液4を保水する保水機
能とこの保水した洗浄液4をガラス1の表面に塗布して
供給する供給機能の両方の機能を有する給水部5と、給
水部5から供給されたガラス1の表面に付着する洗浄液
4を掻き集める集水機能を有する洗浄部6と、上記操作
具2に設けた磁石15の磁極と反対の磁極をガラス1側
に向けて配置された左右一対の磁石7、7とをそれぞれ
設けて形成されている。
【0012】上記清掃具3は薄型に形成してある。つま
り洗浄部6の先端からプレート部24の後面までの清掃
具3の厚みは、枠体に保持されたガラス1の表面から枠
体の一方の表面までの距離よりも小さく形成されてい
る。従って枠体に保持されたガラス1を対向させて形成
される合わせ窓の合わせ目(対向するガラス1の間)の
ような狭い場所にも清掃具3を入れてガラス1の表面を
清掃することができるものである。
【0013】また清掃具3の厚みを網戸が入った窓のガ
ラスと網戸の間の距離よりも小さくなるような薄型に形
成することによって、ガラスと網戸の間のような狭い場
所にも清掃具3を入れてガラス1の表面を清掃すること
ができるものである。さらに清掃具3の厚みを格子窓の
ガラスと格子の間の距離よりも小さくなるような薄型に
形成することによって、ガラスと格子の間のような狭い
場所にも清掃具3を入れてガラス1の表面を清掃するこ
とができるものである。
【0014】給水部5はフェルトやスポンジ等で略矩形
状に形成されるものであって、プレート部24の前面の
上部と下部に横方向に長く取り付けられている。また洗
浄部6は先端ほど幅狭となる断面略三角形あるいは断面
略台形に形成されるものであって、ゴムなどの弾性体で
形成されるワイパーを用いることができる。この洗浄部
6は長方形の枠状に形成されるものであって、プレート
部24の前面においてプレート部24の各辺と略平行に
プレート部24の全周に亘って設けられており、洗浄部
6で上記給水部5及び磁石7を囲むように形成してあ
る。また磁石7、7は上下の給水部5の間に配置されて
いる。
【0015】上記のように形成されるガラス清掃装置で
ガラス1を清掃(洗浄)するにあたっては、まず図2
(a)に示すように清掃具3を容器25に入れた洗浄液
4に浸漬して給水部5に洗浄液4をしみ込ませて保水さ
せる。次に図2(b)に示すように操作具2の前面をガ
ラス1の一方の面にリブ20を介して当接させると共に
操作具2を当接させた位置においてガラス1の他方の面
に給水部5の前面及び洗浄部6の先端を当接(弾接)さ
せて清掃具3を配置し、操作具2の磁石15と清掃具3
の磁石7とをガラス1を介して磁着させることによっ
て、操作具2で清掃具3をガラス1の他方の面に保持す
る。次に図2(c)に示すように人が取手部17を持っ
て操作具2をガラス1の一方の表面に沿って上下左右斜
め方向に移動させることによって、操作具2と磁着する
清掃具3を操作具2の移動に追随させてガラス1の他方
の表面に沿って移動させる。
【0016】このように清掃具3をガラス1の表面に沿
って移動させることによって、給水部5から洗浄水4を
ガラス1の清掃具3が移動する側の表面に塗布して供給
することができると共に洗浄部6をガラス1の清掃具3
が移動する側の表面に弾接させて摺動(ガラス1の表面
に当接した状態で移動)させることができ、ガラス1の
表面の汚れを給水部5から供給された洗浄水4によって
浮き上がらせた後、この汚れを洗浄水4とともに洗浄部
6で掻き取って集めるようにしてガラス1の清掃具3が
移動する側の表面を清掃具3で清掃することができるの
である。
【0017】この実施の形態のガラス清掃装置は、ガラ
ス1の表面の汚れを洗浄水4によって浮き上がらせた
後、この汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って
集めるようにしてガラス1の表面を清掃具3で清掃する
ので、清掃具3を一回移動させるだけで清掃の作業を一
度におこなうことができるものである。また汚れを洗浄
水4によって浮き上がらせるので、単にガラス1の表面
を洗浄部6で擦ったりして乾拭きするよりも清掃能力を
高くすることができるものである。また清掃具3のみを
洗浄液4に浸漬して使用するだけで、ガラス1の表面の
清掃を簡単におこなうことができるものである。
【0018】また上記ガラス清掃装置は、磁石7の上下
両側及び左右両側、つまり磁石7の外周側で磁石7を囲
むように洗浄部6を配置し、且つ給水部5を磁石7の上
側と下側で磁石7と洗浄部6の間、つまり給水部5の外
周側で給水部5を囲むようにして洗浄部6を配置するよ
うにして清掃具3を形成したので、洗浄部6を給水部5
や磁石7よりも外側で清掃具3の周端部に最も近い位
置、つまり清掃具3の最も外側に配置することができ、
従ってガラス1よりも厚い枠体に保持されたガラス1で
あっても枠体近傍のガラス1の端部にまで洗浄部6を届
かせて摺動させることができ、ガラス1の端部まで清掃
を確実におこなうことができるものである。
【0019】しかも上記ガラス清掃装置は、洗浄部6は
清掃具3の周端部と略平行に清掃具3の全周に亘って設
けられているので、清掃具3を上下左右斜めのどの方向
に移動させても、つまり清掃方向を上下左右斜めのどの
方向にしても拭き残しや洗浄液漏れがないようにして使
用することができ、ガラス1の清掃を効率よくおこなう
ことができるものである。
【0020】尚、操作具2は上述のように人が取手部1
7を持って移動操作するものであるので、落下等の危険
を伴わないように人が清掃作業をできるのであれば、ガ
ラス1の何れの表面に沿って移動させてもよく、一般住
宅や高層ビルの場合、通常ではガラス1の屋内側の表面
に沿って移動させるものであり、この場合清掃具3はガ
ラス1の屋外側の表面に沿って移動されるものである。
【0021】上記ガラス清掃装置は、清掃時に操作具2
をその長手方向と略直交する方向に移動するように操作
することによって、清掃具3をその長手方向と略直交す
る方向に移動させてガラス1の清掃をおこなうものであ
る。つまり清掃時の移動方向である清掃移動方向X(図
3(c)に矢印で示す)は清掃具3の長手方向と略直交
する方向になっている。また操作具2の磁石15はその
長手方向と短手方向が操作具2の長手方向と短手方向に
それぞれ略平行となるように配置されている。また清掃
具3の磁石7はその長手方向と短手方向が清掃具3の長
手方向と短手方向にそれぞれ略平行となるように配置さ
れている。つまり磁石7、15はその長手方向が清掃移
動方向Xと略直交するように配置されている上記のよう
にして清掃時に清掃具3を移動させると図3(a)に示
すように、ガラス1の表面と給水部5や洗浄部6やリブ
40との間に清掃移動方向Xと反対側に摩擦による反力
K2xが生じる。そこで本発明のガラス清掃装置では、
清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着力F
Hxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2x
よりも大きく(K2x<FHx)なるような磁石7、1
5を清掃具3と操作具2とにそれぞれ設けるようにして
ある。
【0022】また清掃場所を変えるなどのために清掃移
動方向X以外の方向、例えば清掃移動方向Xと略直交す
る方向Y(図3(c)に矢印で示す)に操作具2を操作
して移動させ、これに清掃具3を追随させて移動させる
場合がある。このように清掃具3を移動させると図3
(b)に示すように、ガラス1の表面と給水部5や洗浄
部6やリブ40との間に清掃具3の移動方向と反対側に
摩擦による反力K2yが生じる。そこで本発明のガラス
清掃装置では、清掃移動方向X以外の方向、例えば清掃
移動方向Xと略直交する方向Yおける操作具2と清掃具
3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よ
る反力K2yと同等以上(K2y≦FHy)となるよう
な磁石7、15を清掃具3と操作具2とにそれぞれ設け
るようにしてある。
【0023】上記のように本発明のガラス清掃装置で
は、清掃具3の磁石7と操作具2の磁石15をその長手
方向が清掃移動方向Xと略直交するように配置したの
で、磁石7、15の短手方向を清掃移動方向Xと略直交
するように配置するよりも、操作具2と清掃具3の磁着
力FHxを十分に大きく(FHx<FHy)することが
でき、清掃時における清掃具3のガラス1からの落下の
防止の危険性を少なくすることができるものであり、ま
た最低限必要な磁着力を有する磁石7、15を選べばよ
く、コスト面でも有利にすることができるものである。
【0024】また清掃移動方向Xにおける操作具2と清
掃具3の磁着力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩
擦よる反力K2xよりも大きく(K2x<FHx)なる
ような磁石7、15で、且つ清掃移動方向X以外の方
向、例えば清掃移動方向Xと略直交する方向Yおける操
作具2と清掃具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1
の表面の摩擦よる反力K2yと同等以上(K2y≦FH
y)となるような磁石7、15を清掃具3と操作具2と
にそれぞれ設けたので、清掃時及び清掃時以外における
清掃具3のガラス1からの落下の防止の危険性を少なく
することができるものであり、また最低限必要な磁着力
を有する磁石7、15を選べばよく、コスト面でも有利
にすることができるものである。
【0025】次に磁石7、15の具体例を示す。清掃移
動方向Xにおける清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる
反力K2xが1.50kgで、清掃移動方向Xと略直交
する方向Yにおける清掃具3とガラス1の表面の摩擦よ
る反力K2yが1.80kgの場合、磁石7、15の長
手方向の長さをa、短手方向の長さをbとすると、表1
の具体例1乃至3に示すようなa、bを有する磁石7、
15を用いることができる。そして具体例1乃至3のよ
うな磁石7、15を用いると、表1に示すように清掃移
動方向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着力FHxが
清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2xよりも
十分に大きくなり、また清掃移動方向Xと略直交する方
向Yおける操作具2と清掃具3の磁着力FHyが清掃具
3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2yと同等以上に
することができ、清掃時及び清掃時以外における清掃具
3のガラス1からの落下の防止の危険性を少なくするこ
とができるものである。
【0026】
【表 1】
【0027】図4(a)(b)(c)には他の実施の形
態が示してある。このガラス清掃装置では磁石7、15
としてその前面形状が楕円形状のものを用いて形成され
ている。そして操作具2の磁石15はその長径と短径が
操作具2の長手方向と短手方向にそれぞれ略平行となる
ように配置されている。また清掃具3の磁石7はその前
面の長径と短径が清掃具3の長手方向と短手方向にそれ
ぞれ略平行となるように配置されている。つまり磁石
7、15はその長手方向を清掃移動方向Xと略直交する
ように配置されている。また上記の実施の形態と同様
に、清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着
力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K
2xよりも大きく(K2x<FHx)なるような磁石
7、15で、且つ清掃移動方向X以外の方向、例えば清
掃移動方向Xと略直交する方向Yおける操作具2と清掃
具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1の表面の摩擦
よる反力K2yと同等以上(K2y≦FHy)となるよ
うな磁石7、15を清掃具3と操作具2とにそれぞれ設
けるようにしてある。このため磁石7、15としてはそ
の長径の長さaと短径の長さbが表1の具体例1乃至3
の条件を満たすものを用いるのが好ましい。
【0028】図5(a)(b)には他の実施の形態の清
掃具が示してある。この清掃具3のプレート部24は、
中央部の平坦部26の外周に後側に突出する突出部27
を全周に亘って形成し、突出部27の後端に側方に突出
する延出部28を突出部27の全長に亘って形成し、延
出部28の先端に後側に突出する張出部29を延出部2
8の全長に亘って形成し、張出部29の後端に側方に突
出する周辺部30を張出部29の全長に亘って形成する
ことによって作成されている。
【0029】そして平坦部26の後面と突出部27で囲
まれる部分を磁石7が収納される収納凹部9として形成
してあると共に、突出部27と延出部28の前面と張出
部29と周辺部30の前面とで給水部5と洗浄部6が収
納される凹段部8として形成してある。凹段部8のうち
延出部28の前面は給水部用凹段面31として形成され
るものであって、平坦部26と給水部用凹段面31の全
長に亘って給水部5が設けられている。また凹段部8の
うち周辺部30の前面は洗浄部用凹段面32として形成
されるものであって、洗浄部用凹段面32の全長に亘っ
て洗浄部6が設けられている。
【0030】清掃具3のガラス1側の面である長方形の
前面には、ゴムやバネ等の弾性体で形成されるリブ33
が突出させて形成されている。清掃具3をガラス1の表
面に沿って移動させる際に、その先端をガラス1の表面
に当接させることによって清掃具3の前面と清掃具3を
移動させるガラス1の表面との間の寸法を一定に保つた
めのものであって、このリブ33によって清掃具3の前
面の全体がガラス1の表面に当接して密着するのを防止
することができ、清掃具3を移動させやすくすることが
できるものである。
【0031】またリブ33で清掃具3の前面と清掃具3
を移動させるガラス1の表面との間の寸法を一定に保つ
ことによって、洗浄部6を一定の接触圧(接触する圧
力)でガラス1の表面に弾接させることができ、ガラス
1の厚みに関係なくガラス1がどんな厚みであっても均
一な洗浄効果を得ることができるものである。つまりガ
ラス1の厚みが薄かったり磁石7、15の磁力が強過ぎ
たりすると、清掃具3がガラス1の表面に引き寄せられ
過ぎて洗浄部6を一定の接触圧でガラス1の表面に弾接
させることができなくなる恐れがあるが、リブ33を設
けることによってこのような問題を発生させないように
することができる。上記リブ33の先端はガラス1の表
面との滑り性を考慮すると曲面或いは半球面であること
が好ましく、またリブ33はコロのような形状であって
もよい。
【0032】この清掃具3を用いるガラス清掃装置で
は、清掃具3の給水部用凹段面31の全長に亘って給水
部5を設けたので、四角枠状の給水部5を用いることが
でき、図1に示す実施の形態よりも給水部5の個数を少
なくすることができ、部品点数を軽減して軽量化を図る
ことができるものであり、且つ給水部5の取付作業を軽
減することができるものである。また給水部5の大きさ
が図1に示す実施の形態のものよりも大きくなって、給
水部5による洗浄液4の保水機能及びガラス1への洗浄
液4の供給機能を高くすることができるものである。
【0033】また上記清掃具3を用いるガラス清掃装置
では、磁石7をプレート部24の後面側に設けた収納凹
部9に収納すると共に給水部5と洗浄部6をプレート部
24の前面側に設けた凹段部8に収納して清掃具3を形
成したので、平板状のプレート部24の表面に給水部5
や洗浄部6や磁石7を設けて形成される清掃具3よりも
厚みを薄くして薄型に形成することができる。従って清
掃具3の厚み寸法を例えば、引き違い窓や二重窓などの
合わせ窓におけるガラス1を保持するための枠体の厚み
や、網戸の入った窓におけるガラス1の表面と網戸面と
の間の寸法や、格子窓におけるガラス1の表面と格子面
との間の寸法よりも小さくすることができ、このような
狭い場所でも使用することができるものである。
【0034】また上記清掃具3を用いるガラス清掃装置
では、磁石7をプレート部24の後面側に設けた収納凹
部9に収納して清掃具3を形成したので、平板状のプレ
ート部24の後面に磁石7を配置したものよりも収納凹
部9の深さ寸法分だけ磁石7を操作具2の磁石15に近
づけることができ、不必要に大きな磁力を有する磁石で
はなく最低限必要な磁力を有する磁石7を用いることが
でき、コスト面で有利となるのである。また上記清掃具
3を用いるガラス清掃装置では、洗浄部6をプレート部
24の前面側に設けた凹段部8に収納して清掃具3を形
成したので、洗浄部6を一定の接触圧(接触する圧力)
でガラス1の表面に弾接させることができ、均一な洗浄
効果を得ることができるものである。
【0035】この実施の形態においても、清掃具3をそ
の長手方向と略直交する方向に移動させてガラス1の清
掃をおこなうものである。つまり清掃時の移動方向であ
る清掃移動方向Xは清掃具3の長手方向と略直交する方
向になっている。また清掃具3の磁石7はその長手方向
と短手方向が清掃具3の長手方向と短手方向にそれぞれ
略平行となるように配置されている。つまり磁石7はそ
の長手方向が清掃移動方向Xと略直交するように配置さ
れている。また上記の実施の形態と同様に、清掃移動方
向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着力FHxが清掃
具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2xよりも大き
く(K2x<FHx)なるような磁石7で、且つ清掃移
動方向X以外の方向、例えば清掃移動方向Xと略直交す
る方向Yおける操作具2と清掃具3の磁着力FHyが清
掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2yと同等以
上(K2y≦FHy)となるような磁石7を清掃具3に
設けるようにしてある。このため磁石7としてはその長
手方向の長さaと短手方向の長さbが表1の具体例1乃
至3の条件を満たすものを用いるのが好ましい。
【0036】図6(a)(b)には他の実施の形態の清
掃具3が示してある。このガラス清掃装置では図5
(a)(b)のものにおいて、磁石7としてその前面形
状が楕円形状のものを用いて形成されている。そして清
掃具3の磁石7はその長径と短径が清掃具3の長手方向
と短手方向にそれぞれ略平行となるように配置されてい
る。つまり磁石7はその長手方向が清掃移動方向Xと直
交するように配置されている。また上記の実施の形態と
同様に、清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の
磁着力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反
力K2xよりも大きく(K2x<FHx)なるような磁
石7で、且つ清掃移動方向X以外の方向、例えば清掃移
動方向Xと略直交する方向Yおける操作具2と清掃具3
の磁着力FHyが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる
反力K2yと同等以上(K2y≦FHy)となるような
磁石7を清掃具3に設けるようにしてある。このため磁
石7としてはその長径の長さaと短径の長さbが表1の
具体例1乃至3の条件を満たすものを用いるのが好まし
い。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、ガラスの一方の表面に沿って移動するように操
作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と磁着さ
れる清掃具とから構成され、移動する操作具に追随させ
て清掃具をガラスの他方の表面に沿って移動させるよう
にしたガラス清掃具において、上記ガラスの他方の表面
に洗浄液を供給するための給水部と、清掃具が移動する
ことによって洗浄液が供給されたガラスの他方の表面を
摺動する洗浄部とを清掃具のガラス側の面にそれぞれ設
け、操作具と清掃具に前面形状が細長い磁石をそれぞれ
配設すると共に長手方向が清掃移動方向と直交する方向
になるように磁石を配置したので、ガラスの表面の汚れ
を洗浄水によって浮き上がらせた後、この汚れを洗浄水
とともに洗浄部で掻き取って集めるようにしてガラスの
表面を清掃具で清掃するので、汚れを洗浄水によって浮
き上がらせるので、単にガラスの表面を洗浄部で擦った
りして乾拭きするよりも清掃能力を高くすることができ
るものである。また清掃具のみを洗浄液に浸漬して使用
するだけで、ガラスの表面の清掃を簡単におこなうこと
ができるものである。また磁石の短手方向を清掃移動方
向と略直交させるように磁石を配置するよりも、操作具
と清掃具の磁着力を十分に大きくすることができ、清掃
時における清掃具のガラスからの落下の防止の危険性を
少なくすることができるものである。
【0038】また本発明の請求項2に記載の発明は、清
掃移動方向における操作具と清掃具の磁着力が清掃具と
ガラスの表面の摩擦よる反力よりも大きく、清掃移動方
向以外における操作具と清掃具の磁着力が清掃具とガラ
スの表面の摩擦による反力と同等以上となるような磁石
を操作具と清掃具にそれぞれ配設したので、清掃時及び
清掃時以外の操作具の移動に清掃具を確実に追随させる
ことができ、清掃具のガラスからの落下の防止の危険性
を少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す一部が破断し
た斜視図である。
【図2】(a)乃至(c)は同上の清掃手順を示す概略
図である。
【図3】(a)乃至(c)は同上の他の実施の形態を示
す概略図である。
【図4】(a)乃至(c)は同上の他の実施の形態を示
す概略図である。
【図5】(a)は同上の他の実施の形態の清掃具を示す
正面図、(b)は同上の他の実施の形態の清掃具を示す
断面図である。
【図6】(a)は同上の他の実施の形態の清掃具を示す
正面図、(b)は同上の他の実施の形態の清掃具を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス 2 操作具 3 清掃具 4 洗浄液 5 給水部 6 洗浄部 7 磁石 15 磁石 X 清掃移動方向 FHx 磁着力 FHy 磁着力 K2x 反力 K2y 反力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また本発明の請求項2に記載のガラス清掃
装置は、清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の
磁着力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる
反力K2xよりも大きく、清掃移動方向X以外における
操作具2と清掃具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス
1の表面の摩擦による反力K2yと同等以上となるよう
な磁石7、15を操作具2と清掃具3にそれぞれ配設し
て成ることを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】上記ガラス清掃装置は、清掃時に操作具2
をその長手方向と略直交する方向に移動するように操作
することによって、清掃具3をその長手方向と略直交す
る方向に移動させてガラス1の清掃をおこなうものであ
る。つまり清掃時の移動方向である清掃移動方向X(図
3(c)に矢印で示す)は清掃具3の長手方向と略直交
する方向になっている。また操作具2の磁石15はその
長手方向と短手方向が操作具2の長手方向と短手方向に
それぞれ略平行となるように配置されている。また清掃
具3の磁石7はその長手方向と短手方向が清掃具3の長
手方向と短手方向にそれぞれ略平行となるように配置さ
れている。つまり磁石7、15はその長手方向が清掃移
動方向Xと略直交するように配置されている上記のよう
にして清掃時に清掃具3を移動させると図3(a)に示
すように、ガラス1の表面と給水部5や洗浄部6やリブ
40との間に清掃移動方向Xと反対側に摩擦による反力
K2xが生じる。そこで本発明のガラス清掃装置では、
清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着力F
Hxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2
xよりも大きく(K2x<FHx)なるような磁石7、
15を清掃具3と操作具2とにそれぞれ設けるようにし
てある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また清掃場所を変えるなどのために清掃移
動方向X以外の方向、例えば清掃移動方向Xと略直交す
る方向Y(図3(c)に矢印で示す)に操作具2を操作
して移動させ、これに清掃具3を追随させて移動させる
場合がある。このように清掃具3を移動させると図3
(b)に示すように、ガラス1の表面と給水部5や洗浄
部6やリブ40との間に清掃具3の移動方向と反対側に
摩擦による反力K2yが生じる。そこで本発明のガラス
清掃装置では、清掃移動方向X以外の方向、例えば清掃
移動方向Xと略直交する方向Yおける操作具2と清掃
具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1の表面の摩擦
よる反力K2yと同等以上(K2y≦FHy)となる
ような磁石7、15を清掃具3と操作具2とにそれぞれ
設けるようにしてある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また清掃移動方向Xにおける操作具2と清
掃具3の磁着力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩
よる反力K2xよりも大きく(K2x<FHx)な
るような磁石7、15で、且つ清掃移動方向X以外の方
向、例えば清掃移動方向Xと略直交する方向Yおける
操作具2と清掃具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス
1の表面の摩擦よる反力K2yと同等以上(K2y≦
FHy)となるような磁石7、15を清掃具3と操作具
2とにそれぞれ設けたので、清掃時及び清掃時以外にお
ける清掃具3のガラス1からの落下の防止の危険性を少
なくすることができるものであり、また最低限必要な磁
着力を有する磁石7、15を選べばよく、コスト面でも
有利にすることができるものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に磁石7、15の具体例を示す。清掃移
動方向Xにおける清掃具3とガラス1の表面の摩擦
る反力K2xが1.50kgで、清掃移動方向Xと略直
交する方向Yにおける清掃具3とガラス1の表面の摩擦
よる反力K2yが1.80kgの場合、磁石7、15
の長手方向の長さをa、短手方向の長さをbとすると、
表1の具体例1乃至3に示すようなa、bを有する磁石
7、15を用いることができる。そして具体例1乃至3
のような磁石7、15を用いると、表1に示すように清
掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着力FH
xが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2x
よりも十分に大きくなり、また清掃移動方向Xと略直交
する方向Yおける操作具2と清掃具3の磁着力FHy
が清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2yと
同等以上にすることができ、清掃時及び清掃時以外にお
ける清掃具3のガラス1からの落下の防止の危険性を少
なくすることができるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】図4(a)(b)(c)には他の実施の形
態が示してある。このガラス清掃装置では磁石7、15
としてその前面形状が楕円形状のものを用いて形成され
ている。そして操作具2の磁石15はその長径と短径が
操作具2の長手方向と短手方向にそれぞれ略平行となる
ように配置されている。また清掃具3の磁石7はその前
面の長径と短径が清掃具3の長手方向と短手方向にそれ
ぞれ略平行となるように配置されている。つまり磁石
7、15はその長手方向を清掃移動方向Xと略直交する
ように配置されている。また上記の実施の形態と同様
に、清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着
力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力
K2xよりも大きく(K2x<FHx)なるような磁石
7、15で、且つ清掃移動方向X以外の方向、例えば清
掃移動方向Xと略直交する方向Yおける操作具2と清
掃具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1の表面の摩
よる反力K2yと同等以上(K2y≦FHy)とな
るような磁石7、15を清掃具3と操作具2とにそれぞ
れ設けるようにしてある。このため磁石7、15として
はその長径の長さaと短径の長さbが表1の具体例1乃
至3の条件を満たすものを用いるのが好ましい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】この実施の形態においても、清掃具3をそ
の長手方向と略直交する方向に移動させてガラス1の清
掃をおこなうものである。つまり清掃時の移動方向であ
る清掃移動方向Xは清掃具3の長手方向と略直交する方
向になっている。また清掃具3の磁石7はその長手方向
と短手方向が清掃具3の長手方向と短手方向にそれぞれ
略平行となるように配置されている。つまり磁石7はそ
の長手方向が清掃移動方向Xと略直交するように配置さ
れている。また上記の実施の形態と同様に、清掃移動方
向Xにおける操作具2と清掃具3の磁着力FHxが清掃
具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2xよりも大
きく(K2x<FHx)なるような磁石7で、且つ清掃
移動方向X以外の方向、例えば清掃移動方向Xと略直交
する方向Yおける操作具2と清掃具3の磁着力FHy
が清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる反力K2yと
同等以上(K2y≦FHy)となるような磁石7を清掃
具3に設けるようにしてある。このため磁石7としては
その長手方向の長さaと短手方向の長さbが表1の具体
例1乃至3の条件を満たすものを用いるのが好ましい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】図6(a)(b)には他の実施の形態の清
掃具3が示してある。このガラス清掃装置では図5
(a)(b)のものにおいて、磁石7としてその前面形
状が楕円形状のものを用いて形成されている。そして清
掃具3の磁石7はその長径と短径が清掃具3の長手方向
と短手方向にそれぞれ略平行となるように配置されてい
る。つまり磁石7はその長手方向が清掃移動方向Xと直
交するように配置されている。また上記の実施の形態と
同様に、清掃移動方向Xにおける操作具2と清掃具3の
磁着力FHxが清掃具3とガラス1の表面の摩擦よる
反力K2xよりも大きく(K2x<FHx)なるような
磁石7で、且つ清掃移動方向X以外の方向、例えば清掃
移動方向Xと略直交する方向Yおける操作具2と清掃
具3の磁着力FHyが清掃具3とガラス1の表面の摩擦
よる反力K2yと同等以上(K2y≦FHy)となる
ような磁石7を清掃具3に設けるようにしてある。この
ため磁石7としてはその長径の長さaと短径の長さbが
表1の具体例1乃至3の条件を満たすものを用いるのが
好ましい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また本発明の請求項2に記載の発明は、清
掃移動方向における操作具と清掃具の磁着力が清掃具と
ガラスの表面の摩擦よる反力よりも大きく、清掃移動
方向以外における操作具と清掃具の磁着力が清掃具とガ
ラスの表面の摩擦による反力と同等以上となるような磁
石を操作具と清掃具にそれぞれ配設したので、清掃時及
び清掃時以外の操作具の移動に清掃具を確実に追随させ
ることができ、清掃具のガラスからの落下の防止の危険
性を少なくすることができるものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す一部が破断し
た斜視図である。
【図2】(a)乃至(c)は同上の清掃手順を示す概略
図である。
【図3】(a)乃至(c)は同上の他の実施の形態を示
す概略図である。
【図4】(a)乃至(c)は同上の他の実施の形態を示
す概略図である。
【図5】同上の他の実施の形態の清掃具を示し、(a)
は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図6】同上の他の実施の形態の清掃具を示し、(a)
は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【符号の説明】 1 ガラス 2 操作具 3 清掃具 4 洗浄液 5 給水部 6 洗浄部 7 磁石 15 磁石 X 清掃移動方向 FHx 磁着力 FHy 磁着力 K2x 反力 K2y 反力
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 智明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスの一方の表面に沿って移動するよ
    うに操作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と
    磁着される清掃具とから構成され、移動する操作具に追
    随させて清掃具をガラスの他方の表面に沿って移動させ
    るようにしたガラス清掃具において、上記ガラスの他方
    の表面に洗浄液を供給するための給水部と、清掃具が移
    動することによって洗浄液が供給されたガラスの他方の
    表面を摺動する洗浄部とを清掃具のガラス側の面にそれ
    ぞれ設け、操作具と清掃具に前面形状が細長い磁石をそ
    れぞれ配設すると共に長手方向が清掃移動方向と略直交
    する方向になるように磁石を配置して成ることを特徴と
    するガラス清掃装置。
  2. 【請求項2】 清掃移動方向における操作具と清掃具の
    磁着力が清掃具とガラスの表面の摩擦よる反力よりも大
    きく、清掃移動方向以外における操作具と清掃具の磁着
    力が清掃具とガラスの表面の摩擦による反力と同等以上
    となるような磁石を操作具と清掃具にそれぞれ配設して
    成ることを特徴とする請求項1に記載のガラス清掃装
    置。
JP29067496A 1996-10-31 1996-10-31 ガラス清掃装置 Withdrawn JPH10127533A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150237836A1 (en) * 2014-02-25 2015-08-27 Tunze Aquarientechnik Gmbh Cleaning device
WO2016197319A1 (zh) * 2015-06-09 2016-12-15 萧明阳 擦拭装置

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150237836A1 (en) * 2014-02-25 2015-08-27 Tunze Aquarientechnik Gmbh Cleaning device
US9258985B2 (en) * 2014-02-25 2016-02-16 Tunze Aquarientechnik Gmbh Cleaning device
WO2016197319A1 (zh) * 2015-06-09 2016-12-15 萧明阳 擦拭装置
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