JP2852254B2 - ガラス清掃装置 - Google Patents

ガラス清掃装置

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JP2852254B2
JP2852254B2 JP16646196A JP16646196A JP2852254B2 JP 2852254 B2 JP2852254 B2 JP 2852254B2 JP 16646196 A JP16646196 A JP 16646196A JP 16646196 A JP16646196 A JP 16646196A JP 2852254 B2 JP2852254 B2 JP 2852254B2
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直哉 東
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅や事務所
や商店及び高層ビルの窓ガラス、あるいはショーウィン
ドウのガラスなどを洗浄(清掃)する際に用いられるガ
ラス清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より窓ガラスやショーウィンドウの
ガラスなどを洗浄するにあたっては、布やスポンジ等を
使用して拭いていたが、水や洗浄剤などの洗浄液をガラ
スに塗布した後、乾拭きしたりしなければならず、非常
に煩雑であると共に非効率的であった。また窓ガラスの
外側(屋外側)は特に汚れやすいが、高層ビルなどでは
窓ガラスは高所に設置されており、身体を窓ガラスの外
側に乗り出してガラスの外面を清掃しなければならず非
常に危険な作業であった。また場所によっては窓ガラス
の外面が狭所などの手の届きにくい所に位置しており、
窓ガラスの清掃がおこないにくいものであった。
【0003】そこで米国特許329664号及びこれ
に関連する米国特許3751750号や米国特許360
9793号には、高所における窓の洗浄作業において、
危険を軽減することができる窓清掃装置が提案されてい
る。この窓清掃装置は、窓ガラスを介して磁着する親機
と子機から形成されており、親機をガラスの一方(屋内
側)の表面に沿って移動させるとこれに追随して子機が
ガラスの他方(屋外側)の表面に沿って移動するように
したものである。そして親機とガラスの一方の表面の間
及び子機とガラスの他方の表面の間に、布や紙や洗浄剤
をコーティング処理した紙をそれぞれ挟んで親機と子機
を移動させることによって、ガラスの両方の表面を拭い
て清掃することができるのである。
【0004】しかしこの窓清掃装置では、布や紙や洗浄
剤をコーティング処理した紙でガラスの表面を乾拭きす
るだけであるので、洗浄能力が低いという問題があっ
た。そこで洗浄能力の高いガラスクリーナーが特開
3−96264号公報で提案されている。このガラスク
リーナーは、クリーナー外筐体の上端に寄せ板を設ける
と共にクリーナー外筐体の寄せ板よりも下側に洗浄液を
含水させる清掃媒体を設け、さらにクリーナー外筐体の
寄せ板と清掃媒体との間に磁石を設けてクリーナーを形
成し、このクリーナーを二つで一組として構成されるも
のである。そしてこのガラスクリーナーは、一方のクリ
ーナーを窓ガラスを介して他のクリーナーと磁着させ、
一方のクリーナーをガラスの一方(屋内側)の表面に沿
って移動させることによって、これに追随させて他方の
クリーナーをガラスの他方(屋外側)の表面に沿って移
動させることでガラスの両面を洗浄するものである。
【0005】このガラスクリーナーは、清掃媒体からガ
ラスの表面に洗浄液を供給してガラスに付着した汚れを
洗浄液で浮き上がらせた後、寄せ板で汚れを洗浄液とと
もにガラスの表面から掻き取って集めることによってガ
ラスを洗浄することができ、洗浄能力が高いものではあ
るが、寄せ板は清掃媒体の上側にしか設けられていない
ので、ガラスに付着した汚れを洗浄液で浮き上がらせた
後、寄せ板で汚れを洗浄液とともにガラスの表面から掻
き取って集めるためには、クリーナーをガラスの表面に
沿って上から下へと移動させる必要があり、従ってガラ
スの清掃(洗浄)方向が一方向(上から下)となって使
い勝手が悪く、効率よく洗浄することができないという
問題があった。しかも上記ガラスクリーナーを枠体(窓
枠)に保持されたガラスに使用すると、クリーナー外筐
体の端部や清掃媒体の端部が枠体に当たって寄せ板が届
かない部分が生じ、ガラスの端部付近が拭き残されて洗
浄を確実におこなうことができないという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、ガラ
スの表面の洗浄能力が高く、且つガラスの表面を効率よ
く確実に洗浄することができるガラス清掃装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のガラス清掃装置は、ガラス1の一方の表面に沿って移
動するように操作される操作具2と、上記ガラス1を介
して操作具2と磁着される清掃具3とから構成され、移
動する操作具2に追随させて清掃具3をガラス1の他方
の表面に沿って移動させるようにしたガラス清掃装置に
おいて、洗浄液を保水する保水機能とこの保水した洗浄
液を上記ガラス1の他方の表面に供給する供給機能を有
する給水部5と、洗浄液が供給されたガラス1の他方の
表面に先端が弾接して清掃具3の移動によって摺動して
洗浄液を掻き集める集水機能を有する洗浄部6とを清掃
具3のガラス1側の面にそれぞれ設け、上記操作具2に
清掃具3を磁着させるための磁石7の少なくとも両側
且つ清掃具3の端部に上記洗浄部6を配置すると共に
側の洗浄部6と磁石7の間に上記給水部5をそれぞれ
置し、清掃具3の一方側の洗浄部6と給水部5との間及
び他方側の洗浄部6と給水部5との間にそれぞれ隙間を
洗浄部6に沿って設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0008】また本発明の請求項2に記載のガラス清掃
装置は、請求項1の構成に加えて、上記清掃具3のガラ
ス1側の面に上記給水部5と洗浄部6が収納される凹段
部8を形成すると共に清掃具3のガラス1と反対側の面
に上記磁石7が収納される収納凹部9を設け、収納凹部
9の底面を凹段部8の底面よりガラス1側に位置させて
成ることを特徴とするものである。また本発明の請求項
3に記載のガラス清掃装置は、請求項1又は2の構成に
加えて、清掃具3を移動させる上記ガラス1の他方の表
面と清掃具3の間に介在させて清掃具3のガラス1側の
面とガラス1の表面との間の寸法を一定に保つための清
掃具間隔規定部10を清掃具3のガラス側の面に設けて
成ることを特徴とするものである。
【0009】また本発明の請求項4に記載のガラス清掃
装置は、請求項1又は請求項2の構成に加えて、操作具
2を移動させる上記ガラス1の一方の表面と操作具2の
間に介在させる操作具緩衝部材11を操作具2のガラス
1側の面に設けると共に、清掃具3を移動させる上記ガ
ラス1の他方の表面と清掃具3の間に介在させる清掃具
緩衝部材を清掃具3のガラス1側の面に設けて成ること
を特徴とするものである。
【0010】また本発明の請求項5に記載のガラス清掃
装置は、請求項4の構成に加えて、上記操作具緩衝部材
11を操作具2のガラス1側の面と操作具2を移動させ
る上記ガラス1の一方の表面との間の寸法を一定に保つ
ための操作具間隔規定部13として形成すると共に、上
記清掃具緩衝部材を清掃具3のガラス1側の面と清掃具
3を移動させる上記ガラス1の他方の表面との間の寸法
を一定に保つための清掃具間隔規定部10として形成し
て成ることを特徴とするものである。
【0011】また本発明の請求項6に記載のガラス清掃
装置は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、清
掃具3を移動させる方向の給水部5及び洗浄部6の端部
を移動方向に向けて尖るようにそれぞれ形成して成るこ
とを特徴とするものである。また本発明の請求項7に記
載のガラス清掃装置は、請求項1乃至5のいずれかの構
成に加えて、清掃具3を移動させる方向の給水部5及び
洗浄部6の端部を移動方向に向けて凸となるようにそれ
ぞれ湾曲させて形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0012】また本発明の請求項8に記載のガラス清掃
装置は、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、複
数個の磁石7、7を清掃具3に設けると共に隣接する磁
石7、7の間に給水部5を配設して成ることを特徴とす
るものである。また本発明の請求項9に記載のガラス清
掃装置は、請求項1乃至8のいずれかの構成に加えて、
合わせ窓や網戸や格子窓などの合わせ目の寸法よりも薄
く清掃具3を形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】また本発明の請求項10に記載のガラス清
掃装置は、請求項1乃至9のいずれかの構成に加えて、
操作具2に回転自在に設けたジョイント部18に伸縮自
在な取手部17を取り付けて成ることを特徴とするもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。操作具2は箱型に形成される操作具本体16に左
右一対の磁石15を内蔵させて形成されるものである。
操作具2のガラス1側の面(ガラス1の表面に当接させ
る方の面)である前面には、操作具間隔規定部13とし
てゴムやバネ等の弾性体で形成されるリブ20が四隅に
突出させて形成されている。操作具2に設けた磁石15
は清掃具3を保持するために磁力が大きいものを用いて
おり、操作具2の前面の全体をガラス1の表面に当接し
て密着させると、ガラス1の表面と操作具2の前面との
摩擦力を非常に大きくなって操作具2を移動させにくく
なる。そこで操作具間隔規定部13は、操作具2をガラ
ス1の表面に沿って移動させる際に、操作具間隔規定部
13の先端をガラス1の表面に当接させることによって
操作具2の前面とガラス1の表面との間の寸法を一定に
保って操作具2の前面の全体がガラス1の表面に当接し
て密着するのを防止するものであり、このことで操作具
2の前面とガラス1の表面との間の摩擦力を低減するこ
とができ、操作具2を移動させる力が少なくなって操作
具2の操作性を向上させることができるものである。
【0015】上記リブ20の先端はガラス1の表面との
滑り性を考慮すると曲面或いは半球面であることが好ま
しく、また操作具間隔規定部13はコロのような形状で
あってもよい。また操作具2のガラス1側と反対側の面
(ガラス1の表面に当接させる方の面と反対側の面)で
ある後面には取手部17が設けられている。操作具本体
16の後面には、左右一対の取付片21、21が立設し
てあると共に取付片21、21の間には軸22が架設し
てあり、軸22には略球形のジョイント部18が設けて
ある。ジョイント部18には通孔23が形成されてお
り、この通孔23に上記軸22を挿通させることによっ
てジョイント部18は軸22に対して回転自在に取り付
けられている。
【0016】ジョイント部18には取手部17を連結し
て取り付けてある。取手部17は、ジョイント部18と
連結される前取手部17aを筒状の後取手部17bに出
し入れ自在に挿着することによって伸縮自在に形成され
ている。このように操作具2にジョイント部18を回転
自在に設けると共にジョイント部18に伸縮自在な取手
部17を連結して取り付けたので、操作具2を取手部1
7に対して全方向(約360°)にほぼ自由に回転させ
ることができると共に取手部17を伸縮することによっ
て所望の高さにまで操作具2を持っていくことができ、
高所や狭所においても操作具2の操作性を高くすること
ができるものである。
【0017】清掃具3は長方形で平板状のプレート部2
4のガラス1側の面(ガラス1に当接させる方の面)で
ある前面に、水や液体洗剤あるいは洗剤を溶かした洗浄
水等の洗浄液4を保水する保水機能を有し且つこの保水
した洗浄液4をガラス1の表面に塗布して供給する供給
機能を有する給水部5と、給水部5から供給されたガラ
ス1の表面に付着する洗浄液4を掻き集める集水機能を
有する洗浄部6と、上記操作具2に設けた磁石15の磁
極と反対の磁極をガラス1側に向けて配置された左右一
対の磁石7、7とをそれぞれ設けて形成されている。
【0018】給水部5はフェルトやスポンジ等で略矩形
状に形成されるものであって、プレート部24の前面の
上部と下部に横方向に長く取り付けられている。また洗
浄部6は先端ほど幅狭となる断面略三角形あるいは断面
略台形に形成されるものであって、ゴムなどの弾性体で
形成されるワイパーを用いることができる。この洗浄部
6は長方形の枠状に形成されるものであって、プレート
部24の前面においてプレート部24の各辺と略平行に
プレート部24の全周に亘って設けられており、洗浄部
6で上記給水部5及び磁石7を囲むように形成してあ
る。また磁石7、7は上下の給水部5の間に配置されて
いる。
【0019】上記のように形成されるガラス清掃装置で
ガラス1を洗浄(洗浄)するにあたっては、まず図2
(a)に示すように清掃具3を容器25に入れた洗浄液
4に浸漬して給水部5に洗浄液4をしみ込ませて保水さ
せる。次に図2(b)に示すように操作具2の前面をガ
ラス1の一方の面にリブ20を介して当接させると共に
操作具2を当接させた位置においてガラス1の他方の面
に給水部5の前面及び洗浄部6の先端を当接(弾接)さ
せて清掃具3を配置し、操作具2の磁石15と清掃具3
の磁石7とをガラス1を介して磁着させることによっ
て、操作具2で清掃具3をガラス1の他方の面に保持す
る。次に人が取手部17を持って操作具2をガラス1の
一方の表面に沿って上下左右斜め方向に移動させること
によって、操作具2と磁着する清掃具3を操作具2の移
動に追随させてガラス1の他方の表面に沿って移動させ
る。
【0020】このように清掃具3をガラス1の表面に沿
って移動させることによって、給水部5から洗浄水4を
ガラス1の清掃具3が移動する側の表面に塗布して供給
することができると共に洗浄部6をガラス1の清掃具3
が移動する側の表面に弾接させて摺動(ガラス1の表面
に当接した状態で移動)させることができ、ガラス1の
表面の汚れを給水部5から供給された洗浄水4によって
浮き上がらせた後、この汚れを洗浄水4とともに洗浄部
6で掻き取って集めるようにしてガラス1の清掃具3が
移動する側の表面を清掃具3で洗浄することができるの
である。
【0021】この実施の形態のガラス清掃装置は、ガラ
ス1の表面の汚れを洗浄水4によって浮き上がらせた
後、この汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って
集めるようにしてガラス1の表面を清掃具3で洗浄する
ので、清掃具3を一回移動させるだけで洗浄の作業を一
度におこなうことができるものである。また汚れを洗浄
水4によって浮き上がらせるので、単にガラス1の表面
を洗浄部6で擦ったりして乾拭きするよりも洗浄能力を
高くすることができるものである。また清掃具3のみを
洗浄液4に浸漬して使用するだけで、ガラス1の表面の
洗浄を簡単におこなうことができるものである。
【0022】また上記ガラス清掃装置は、磁石7の上下
両側及び左右両側、つまり磁石7の外周側で磁石7を囲
むように洗浄部6を配置し、且つ給水部5を磁石7の上
側と下側で磁石7と洗浄部6の間配置するようにして
清掃具3を形成したので、洗浄部6を給水部5や磁石7
よりも外側で清掃具3の周端部に最も近い位置、つまり
清掃具3の最も外側に配置することができ、従って図1
3に示すようにガラス1よりも厚い枠体60に保持され
たガラス1であっても枠体60近傍のガラス1の端部A
(図13の点線で囲まれる部分)にまで洗浄部6を届か
せて摺動させることができ、ガラス1の端部まで洗浄を
確実におこなうことができるものである。
【0023】しかも上記ガラス清掃装置は、洗浄部6は
清掃具3の周端部と略平行に清掃具3の全周に亘って設
けられているので、清掃具3を上下左右斜めのどの方向
に移動させても、つまり洗浄方向を上下左右斜めのどの
方向にしても拭き残しや洗浄液漏れがないようにして使
用することができ、ガラス1の洗浄を効率よくおこなう
ことができるものである。また磁石7を給水部5や洗浄
部6よりも内側で清掃具3の中央付近に設けたので、清
掃具3の全体をガラス1へほぼ均一な力で当接させるこ
とができ、給水部5や洗浄部6のガラス1の表面への接
触圧(接触する圧力)がほぼ一定となって均一な洗浄効
果を得ることができるものである。尚、操作具2は上述
のように人が取手部17を持って移動操作するものであ
るので、落下等の危険を伴わないように人が洗浄作業を
できるのであれば、ガラス1の何れの表面に沿って移動
させてもよく、一般住宅や高層ビルの場合、通常ではガ
ラス1の屋内側の表面に沿って移動させるものであり、
この場合清掃具3はガラス1の屋外側の表面に沿って移
動されるものである。
【0024】図3には清掃具3の他の実施の形態が示し
てある。この清掃具3のプレート部24は、中央部の平
坦部26の外周に後側に突出する突出部27を全周に亘
って形成し、突出部27の後端に側方に突出する延出部
28を突出部27の全長に亘って形成し、延出部28の
先端に後側に突出する張出部29を延出部28の全長に
亘って形成し、張出部29の後端に側方に突出する周辺
部30を張出部29の全長に亘って形成することによっ
て作成されている。
【0025】そして平坦部26の後面と突出部27で囲
まれる部分を磁石7が収納される収納凹部9として形成
してあると共に、突出部27と延出部28の前面と張出
部29と周辺部30の前面とで給水部5と洗浄部6が収
納される凹段部8として形成してある。凹段部8のうち
延出部28の前面は給水部用凹段面31として形成され
るものであって、給水部用凹段面31の全長に亘って給
水部5が設けられている。また凹段部8のうち周辺部3
0の前面は洗浄部用凹段面32として形成されるもので
あって、洗浄部用凹段面32の全長に亘って洗浄部6が
設けられている。
【0026】清掃具3のガラス1側の面である前面に
は、清掃具間隔規定部10としてゴムやバネ等の弾性体
で形成されるリブ33が各磁石7の四隅に対応する位置
に突出させて形成されている。清掃具間隔規定部10は
清掃具3をガラス1の表面に沿って移動させる際に、そ
の先端をガラス1の表面に当接させることによって清掃
具3の前面と清掃具3を移動させるガラス1の表面との
間の寸法を一定に保つためのものであって、この清掃具
間隔規定部10によって清掃具3の前面の全体がガラス
1の表面に当接して密着するのを防止することができ、
清掃具3を移動させやすくすることができるものであ
る。
【0027】また清掃具間隔規定部10で清掃具3の前
面と清掃具3を移動させるガラス1の表面との間の寸法
を一定に保つことによって、洗浄部6を一定の接触圧
(接触する圧力)でガラス1の表面に弾接させることが
でき、ガラス1の厚みに関係なくガラス1がどんな厚み
であっても均一な洗浄効果を得ることができるものであ
る。つまりガラス1の厚みが薄かったり磁石7、15の
磁力が強過ぎたりすると、清掃具3がガラス1の表面に
引き寄せられ過ぎて洗浄部6を一定の接触圧でガラス1
の表面に弾接させることができなくなる恐れがあるが、
清掃具間隔規定部10を設けることによってこのような
問題を発生させないようにすることができる。上記リブ
33の先端はガラス1の表面との滑り性を考慮すると曲
面或いは半球面であることが好ましく、また清掃具間隔
規定部10はコロのような形状であってもよい。
【0028】この清掃具3を用いるガラス清掃装置で
は、清掃具3の給水部用凹段面31の全長に亘って給水
部5を設けたので、四角枠状の給水部5を用いることが
でき、図1に示す実施の形態よりも給水部5の個数を少
なくすることができ、部品点数を軽減して軽量化を図る
ことができるものであり、且つ給水部5の取付作業を軽
減することができるものである。また給水部5の大きさ
が図1に示す実施の形態のものよりも大きくなって、給
水部5による洗浄液4の保水機能及びガラス1への洗浄
液4の供給機能を高くすることができるものである。
【0029】また上記清掃具3を用いるガラス清掃装置
では、磁石7をプレート部24の後面側に設けた収納凹
部9に収納すると共に給水部5と洗浄部6をプレート部
24の前面側に設けた凹段部8に収納して清掃具3を形
成したので、平板状のプレート部24の表面に給水部5
や洗浄部6や磁石7を設けて形成される清掃具3よりも
厚みを薄くして薄型に形成することができる。従って清
掃具3の厚み寸法を例えば、引き違い窓や二重窓などの
合わせ窓におけるガラス1を保持するための枠体の厚み
や、網戸の入った窓におけるガラス1の表面と網戸面と
の間の寸法や、格子窓におけるガラス1の表面と格子面
との間の寸法よりも小さくすることができ、このような
狭い場所でも使用することができるものである。
【0030】また上記清掃具3を用いるガラス清掃装置
では、磁石7をプレート部24の後面側に設けた収納凹
部9に収納して清掃具3を形成したので、平板状のプレ
ート部24の後面に磁石7を配置したものよりも収納凹
部9の深さ寸法分だけ磁石7を操作具2の磁石15に近
づけることができ、不必要に大きな磁力を有する磁石で
はなく最低限必要な磁力を有する磁石7を用いることが
でき、コスト面で有利となるのである。また上記清掃具
3を用いるガラス清掃装置では、洗浄部6をプレート部
24の前面側に設けた凹段部8に収納して清掃具3を形
成したので、洗浄部6を一定の接触圧(接触する圧力)
でガラス1の表面に弾接させることができ、均一な洗浄
効果を得ることができるものである。尚、この清掃具3
の移動させる方向は図3(a)の矢印で示すように上下
左右斜めの何れの方向であってもよい。
【0031】図4にはさらに他の実施の形態の清掃具3
が示してある。この清掃具3は、磁石7の両側でプレー
ト部24の長辺と略平行に洗浄部6をそれぞれ配置して
形成されるものであり、その他の構成は図3に示す上記
実施の形態の清掃具3と同様である。この清掃具3を用
いるガラス清掃装置では、清掃具3を移動させる方向が
洗浄部6の並び方向(清掃具3の短手方向で図4に矢印
で示す)のみと制限されるが、その洗浄効果は図1に示
す清掃具3と同様であって何ら変わりはなく、また図1
に示す清掃具3よりも洗浄部6の大きさを小さくするこ
とができるので、安価に清掃具3を形成することができ
るものである。
【0032】図5にはさらに他の実施の形態の清掃具3
が示してある。この清掃具3は、両端部に突設部35が
形成された洗浄部6を磁石7の両側でプレート部24の
長辺と略平行にそれぞれ配置し、各突設部35をプレー
ト部24の隅部と略平行に折り曲げてそれぞれ配置する
ことによって形成されている。その他の構成は図3に示
す上記実施の形態の清掃具3と同様である。この清掃具
3を用いるガラス清掃装置では、清掃具3を移動させる
方向が洗浄部6の並び方向(清掃具3の短手方向と対角
線方向で図5に矢印で示す)のみと制限されるが、その
洗浄効果は図3に示す清掃具3と同様であって何ら変わ
りはなく、また図3に示す清掃具3よりも洗浄部6を小
さくすることができるので、安価に清掃具3を形成する
ことができるものである。
【0033】図6にはさらに他の実施の形態の清掃具3
が示してある。この清掃具3は、磁石7の間においてプ
レート部24の平坦部26に前面に開口する給水部収納
凹部36を設け、この給水部収納凹部36に凹段部8に
配置される給水部5と一体に形成される中央給水部37
を配置して形成されるものである。その他の構成は図3
に示す上記実施の形態の清掃具3と同様である。この清
掃具3を用いるガラス清掃装置は、図3に示す清掃具3
よりも給水部5を中央給水部37の分だけ大きく形成す
ることができ、給水部5による洗浄液4の保水機能及び
ガラス1への洗浄液4の供給機能を高くすることができ
るものである。
【0034】図7にはさらに他の実施の形態の操作具2
が示してある。この操作具2の前面にはゴム等の弾性体
で形成される操作具緩衝部材11が設けられている。操
作具緩衝部材11は操作具2の前面の全面に亘って設け
てもよく、あるいは枠状に形成した操作具緩衝部材11
を操作具2の前面の周端部に沿って設けてもよい。この
ように操作具2の前面に操作具2とガラス1の表面との
間に介在させる操作具緩衝部材11を設けることによっ
て、操作具2を清掃具3と磁着させて操作具2の前面を
ガラス1の表面に当接させる際に、操作具2がガラス1
へ与える衝撃を小さくして和らげることができる。また
この操作具緩衝部材11は上記リブ20と同様の作用、
つまり操作具2のガラス1側の面と操作具2を移動させ
る上記ガラス1の一方の表面との間の寸法を一定に保つ
ための操作具間隔規定部13として形成することができ
る。
【0035】また操作具緩衝部材11と同様に形成され
る清掃具緩衝部材を清掃具3の前面に設けてもよい。こ
のように清掃具3の前面に清掃具3とガラス1の表面と
の間に介在させる清掃具緩衝部材を設けることによっ
て、清掃具3を操作具2と磁着させて清掃具3の前面を
ガラス1の表面に当接させる際に、清掃具3がガラス1
へ与える衝撃を小さくして和らげることができる。また
この清掃具緩衝部材は上記リブ33と同様の作用、つま
り清掃具3のガラス1側の面と清掃具3を移動させる上
記ガラス1の一方の表面との間の寸法を一定に保つため
の清掃具間隔規定部10として形成することができる。
【0036】図8にはさらに他の実施の形態の操作具2
が示してある。この操作具2にはバネ39の先端に球体
等の当接体38を取り付けて形成される左右一対の操作
具緩衝部材11が設けられている。この操作具緩衝部材
11は操作具2の前面から当接体38を突出させると共
にバネ37の後端を操作具本体16に固定するようにし
て操作具2に取り付けられており、当接体38はバネ3
9によって前後方向に付勢されている。そして操作具2
を清掃具3と磁着させて操作具2の前面をガラス1の表
面に当接させる際に、操作具緩衝部材11の当接体38
をガラス1の表面に当接させることによって、バネ39
の弾性力で操作具2がガラス1へ与える衝撃を小さくし
て和らげることができる。またこの操作具緩衝部材11
は上記リブ20と同様の作用、つまり操作具2のガラス
1側の面と操作具2を移動させる上記ガラス1の一方の
表面との間の寸法を一定に保つための操作具間隔規定部
13として形成することができる。
【0037】また操作具緩衝部材11と同様に形成され
る清掃具緩衝部材を清掃具3の前面に設けてもよい。こ
のように清掃具3の前面に清掃具3とガラス1の表面と
の間に介在させる清掃具緩衝部材を設けることによっ
て、清掃具3を操作具2と磁着させて清掃具3の前面を
ガラス1の表面に当接させる際に、清掃具緩衝部材の当
接体38をガラス1の表面に当接させることによって、
バネ39の弾性力で操作具2がガラス1へ与える衝撃を
小さくして和らげることができる。またこの清掃具緩衝
部材は上記リブ33と同様の作用、つまり清掃具3のガ
ラス1側の面と清掃具3を移動させる上記ガラス1の一
方の表面との間の寸法を一定に保つための清掃具間隔規
定部10として形成することができる。
【0038】図9にはさらに他の実施の形態の清掃具3
が示してある。この清掃具3は、清掃具3を移動させる
方向の給水部5及び洗浄部6の端部を移動方向(図9に
矢印で示す)に向けて尖るようにそれぞれ形成したもの
である。つまり略菱形に形成されるプレート部24の各
辺と略平行に給水部5と洗浄部6をプレート部24の全
周に亘って設けて形成されるものである。このため給水
部5と洗浄部6は略菱形の枠状であって、給水部5の各
長辺側の端部及び洗浄部6の各長辺側の端部はその中央
部を中心(頂点)として外側に尖るような凸曲面55、
56としてそれぞれ形成されている。
【0039】この実施の形態では、清掃具3を移動させ
る方向の給水部5及び洗浄部6の端部を移動方向に向け
て尖るようにそれぞれ形成したので、ガラス1の表面を
洗浄する際に給水部5及び洗浄部6の端部の尖る方向に
清掃具3を移動させることによって、清掃具3を振れる
ことなくスムーズに操作具2に追随させて移動させるこ
とができ、洗浄作業をおこないやすくすることができる
ものである。尚、この実施の形態では清掃具3と同様に
操作具2の端部も操作具2を移動させる方向に向けて尖
るように形成してもよい。
【0040】図10にはさらに他の実施の形態の清掃具
3が示してある。この清掃具3は清掃具3を移動させる
方向の給水部5及び洗浄部6の端部を移動方向(図10
に矢印で示す)に向けて凸となるようにそれぞれ湾曲さ
せて形成したものである。つまり各長辺を外側に凸に湾
曲させて形成されるプレート部24の各辺と略平行に給
水部5と洗浄部6をプレート部24の全周に亘って設け
て形成されるものである。このため給水部5の各長辺側
の端部と洗浄部6の各長辺側の端部はその中央部を中心
(頂点)として外側に凸形状に湾曲された湾曲面52、
53としてそれぞれ形成されるものである。
【0041】この実施の形態では、清掃具3の給水部5
と洗浄部6の各周面をそれぞれ外側に凸に湾曲させて形
成したので、ガラス1の表面を洗浄する際に給水部5及
び洗浄部6の端部の凸の方向に清掃具3を移動させるこ
とによって、清掃具3を振れることなくスムーズに操作
具2に追随させて移動させることができ、洗浄作業をお
こないやすくすることができるものである。尚、この実
施の形態では清掃具3と同様に操作具2の端部も操作具
2を移動させる方向に向けて凸となるように湾曲させて
形成してもよい。
【0042】図11にはさらに他の実施の形態が示して
ある。このガラス清掃装置は、操作具2の下端と清掃具
3の下端とを紐等で形成される落下防止材40でつない
で接続したものである。このように操作具2と清掃具3
を落下防止材40で接続することによって、ガラス清掃
装置を高所で使用中に万が一、操作具2と清掃具3の磁
着が解除されても清掃具3が脱落するようなことがな
く、安全性を確保することができると共に清掃具3を拾
いにいく手間が省けるものである。
【0043】図12にはさらに他の実施の形態が示して
ある。この実施の形態の清掃具3は、プレート部24の
前面に開口するポンプ収納部41をプレート部24の後
側に突出させて形成すると共にポンプ収納部41の下側
にタンク42を設け、ポンプ収納部41にタンク42と
接続される電動ポンプ44を収納して形成されるもので
ある。上記電動ポンプ44とタンク42は給水部5とし
て形成されるものであって、プレート部24の前面には
上記実施の形態と同様の洗浄部6も設けてある。
【0044】そしてタンク42に入れられた洗浄液4を
電動ポンプ44で吸い上げ、吸い上げた洗浄液4を電動
ポンプ41の前面に設けたノズル43から清掃具3を移
動させるガラス1の表面に噴霧することによって、ガラ
ス1の表面に洗浄液4を供給することができる。この後
上記実施の形態と同様に操作具2で清掃具3を移動させ
て洗浄部6でガラス1の表面を洗浄するのである。電動
ポンプ44を駆動させる蓄電池や乾電池等の電源46は
操作具2に設けており、電源46と接続される電力供給
線47を電動ポンプ44に接続することによって、電源
46から電力供給線47を通じて電動ポンプ44に電力
を供給することができる。
【0045】この実施の形態では、清掃具3の電源ポン
プ44を駆動させる電源46を操作具2に設けたので、
清掃具3に電源46を設けるよりも清掃具3を軽量化す
ることができ、清掃具3の落下の危険を少なくすること
ができる。また清掃具3に設けた電源ポンプ44と操作
具2に設けた電源46とを電力供給線47で接続したの
で、電力供給線47を清掃具3の落下を防止する落下防
止材40として利用することができ、落下防止材40を
別途設ける必要がなくなってコストの低減を図ることが
できるものである。
【0046】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、ガラスの一方の表面に沿って移動するように操
作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と磁着さ
れる清掃具とから構成され、移動する操作具に追随させ
て清掃具をガラスの他方の表面に沿って移動させるよう
にしたガラス清掃装置において、洗浄液を保水する保水
機能とこの保水した洗浄液を上記ガラスの他方の表面に
供給する供給機能を有する給水部と、洗浄液が供給され
たガラスの他方の表面に先端が弾接して清掃具の移動に
よって摺動して洗浄液を掻き集める集水機能を有する
浄部とを清掃具のガラス側の面にそれぞれ設け、上記操
作具に清掃具を磁着させるための磁石の少なくとも両側
で且つ清掃具の端部に上記洗浄部を配置すると共に両側
洗浄部と磁石の間に上記給水部をそれぞれ配置したの
で、ガラスの表面の汚れを給水部から供給される洗浄水
によって浮き上がらせた後、この汚れを洗浄水とともに
洗浄部で掻き取って集めるようにしてガラスの表面を清
掃具で洗浄することができ、単にガラスの表面を乾拭き
するよりも洗浄能力を高くすることができるものであ
る。また磁石の少なくとも両側に上記洗浄部を配置する
ので、洗浄部の並び方向と平行な何れの方向に清掃具を
移動させてもガラスの洗浄をおこなうことができ、効率
よく洗浄することができるものである。さらに洗浄部は
給水部や磁石よりも外側に配置されるので、ガラスの端
部にまで洗浄部を届かせて摺動させることができ、ガラ
スの洗浄を確実におこなうことができるものである。
【0047】また本発明の請求項2に記載の発明は、上
記清掃具のガラス側の面に上記給水部と洗浄部が収納さ
れる凹段部を形成すると共に清掃具のガラスと反対側の
面に上記磁石が収納される収納凹部を設け、収納凹部の
底面を凹段部の底面よりガラス側に位置させたので、清
掃具を薄型に形成することができるものである。また清
掃具のガラスと反対側の面の収納凹部に磁石を収納する
ことによって、収納凹部の深さ寸法だけ清掃具の磁石を
操作具に近づけて配置することができ、操作具と清掃具
の磁力による保持強度を簡単な構成で高めることができ
るものである。
【0048】また本発明の請求項3に記載の発明は、清
掃具を移動させる上記ガラスの他方の表面と清掃具の間
に介在させて清掃具のガラス側の面とガラスの表面との
間の寸法を一定に保つための清掃具間隔規定部を清掃具
のガラス側の面に設けたので、清掃具間隔規定部で清掃
具のガラス側の面とガラスの表面との間に介在させるこ
とによって、清掃具のガラス側の面とガラスの表面の摩
擦力を低減することができ、大きな力を使わないで清掃
具をスムーズに移動させることができるものである。ま
た清掃具間隔規定部で清掃具のガラス側の面とガラスの
表面との間の寸法を一定にすることによって、洗浄部の
ガラスの表面への接触圧を一定にすることができ、どん
なガラス厚でも均一な洗浄効果を得ることができるもの
である。
【0049】また本発明の請求項4に記載の発明は、操
作具を移動させる上記ガラスの一方の表面と操作具の間
に介在させる操作具緩衝部材を操作具のガラス側の面に
設けると共に、清掃具を移動させる上記ガラスの他方の
表面と清掃具の間に介在させる清掃具緩衝部材を清掃具
のガラス側の面に設けたので、操作具や清掃具をガラス
の表面に当接させる際に、操作具緩衝部材や清掃具緩衝
部材で操作具や清掃具からガラスに与えられる衝撃を和
らげることができ、ガラスの破損や傷つき等を防止する
ことができるものである。
【0050】また本発明の請求項5に記載の発明は、上
記操作具緩衝部材を操作具のガラス側の面と操作具を移
動させる上記ガラスの一方の表面との間の寸法を一定に
保つための操作具間隔規定部として形成すると共に、上
記清掃具緩衝部材を清掃具のガラス側の面と清掃具を移
動させる上記ガラスの他方の表面との間の寸法を一定に
保つための清掃具間隔規定部として形成したので、操作
具緩衝部材と操作具間隔規定部とを兼用させることがで
きると共に清掃具緩衝部材と清掃具間隔規定部とを兼用
させることができ、部品点数を少なくしてコストの低減
や製造作業の低減を図ることができるものである。
【0051】また本発明の請求項6に記載の発明は、清
掃具を移動させる方向の給水部及び洗浄部の端部を移動
方向に向けて尖るようにそれぞれ形成したので、ガラス
の表面を洗浄する際に給水部及び洗浄部の端部の尖る方
向に清掃具を移動させることによって、清掃具を振れる
ことなくスムーズに操作具に追随させて移動させること
ができ、洗浄作業をおこないやすくすることができるも
のである。
【0052】また本発明の請求項7に記載の発明は、清
掃具の給水部と洗浄部の各周面をそれぞれ外側に凸に湾
曲させて形成したので、ガラスの表面を洗浄する際に給
水部及び洗浄部の端部の凸の方向に清掃具を移動させる
ことによって、清掃具を振れることなくスムーズに操作
具に追随させて移動させることができ、洗浄作業をおこ
ないやすくすることができるものである。
【0053】また本発明の請求項8に記載の発明は、複
数個の磁石を清掃具に設けると共に隣接する磁石の間に
給水部を配設したので、給水部の保水機能及び洗浄液の
供給機能を向上させることができ、洗浄機能を高めるこ
とができるものである。また本発明の請求項9に記載の
発明は、合わせ窓や網戸や格子窓などの合わせ目の寸法
よりも薄く清掃具を形成したので、合わせ窓や網戸や格
子窓などの合わせ目などの狭い場所でも使用することが
できるものである。
【0054】また本発明の請求項10に記載の発明は、
操作具に回転自在に設けたジョイント部に伸縮自在な取
手部を取り付けたので、取手部で操作具を移動操作して
高所や狭い場所に自由に持っていきやすくなるものであ
り、操作具の操作性を向上させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部が破断した斜
視図である。
【図2】(a)は同上の清掃具の使用方法を示す概略
図、(b)は同上の使用方法を示す概略図である。
【図3】(a)は同上の他の実施の形態の清掃具を示す
正面図、(b)(c)は断面図である。
【図4】同上のさらに他の実施の形態の清掃具を示す正
面図である。
【図5】同上のさらに他の実施の形態の清掃具を示す正
面図である。
【図6】(a)は同上のさらに他の実施の形態の清掃具
を示す正面図、(b)(c)は断面図である。
【図7】同上のさらに他の実施の形態の操作具を示す平
面図である。
【図8】同上のさらに他の実施の形態の操作具を示す平
面図である。
【図9】同上のさらに他の実施の形態の清掃具を示す正
面図である。
【図10】同上のさらに他の実施の形態の清掃具を示す
正面図である。
【図11】同上のさらに他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図12】同上のさらに他の実施の形態を示す一部が破
断した斜視図である。
【図13】ガラスの保持状態を示す一部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラス 2 操作具 3 清掃具 4 洗浄液 5 給水部 6 洗浄部 7 磁石 8 凹段部 9 収納凹部 10 清掃具間隔規定部 11 操作具緩衝部材 13 操作具間隔規定部 17 取手部 18 ジョイント部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−42062(JP,A) 特開 平3−212242(JP,A) 特開 昭53−96264(JP,A) 特開 平5−329067(JP,A) 特開 昭53−54867(JP,A) 実開 昭53−102563(JP,U) 実開 昭53−96371(JP,U) 実開 昭63−3357(JP,U) 実開 昭61−140745(JP,U) 実開 昭62−196150(JP,U) 実開 昭49−81761(JP,U) 実開 昭61−129531(JP,U) 実開 昭57−45841(JP,U) 実開 昭52−152578(JP,U) 特公 昭54−3553(JP,B2) 特公 昭61−50608(JP,B2) 特公 平4−36010(JP,B2) 実公 昭52−7098(JP,Y2) 実公 昭57−20022(JP,Y2) 実公 昭39−32210(JP,Y1) 実公 昭47−7486(JP,Y1) 実公 昭60−35478(JP,Y1) 米国特許2700171(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 1/03 - 1/16 A47L 13/20 - 13/24 A47L 13/254 - 13/257

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスの一方の表面に沿って移動するよ
    うに操作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と
    磁着される清掃具とから構成され、移動する操作具に追
    随させて清掃具をガラスの他方の表面に沿って移動させ
    るようにしたガラス清掃装置において、洗浄液を保水す
    る保水機能とこの保水した洗浄液を上記ガラスの他方の
    表面に供給する供給機能を有する給水部と、洗浄液が供
    給されたガラスの他方の表面に先端が弾接して清掃具の
    移動によって摺動して洗浄液を掻き集める集水機能を有
    する洗浄部とを清掃具のガラス側の面にそれぞれ設け
    記操作具に清掃具を磁着させるための磁石の少なくと
    も両側で且つ清掃具の端部に上記洗浄部を配置すると共
    両側の洗浄部と磁石の間に上記給水部をそれぞれ配置
    、清掃具の一方側の洗浄部と給水部との間及び他方側
    の洗浄部と給水部との間にそれぞれ隙間を洗浄部に沿っ
    て設けて成ることを特徴とするガラス清掃装置。
  2. 【請求項2】 上記清掃具のガラス側の面に上記給水部
    と洗浄部が収納される凹段部を形成すると共に清掃具の
    ガラスと反対側の面に上記磁石が収納される収納凹部を
    設け、収納凹部の底面を凹段部の底面よりガラス側に位
    置させて成ることを特徴とする請求項1に記載のガラス
    清掃装置。
  3. 【請求項3】 清掃具を移動させる上記ガラスの他方の
    表面と清掃具の間に介在させて清掃具のガラス側の面と
    ガラスの表面との間の寸法を一定に保つための清掃具間
    隔規定部を清掃具のガラス側の面に設けて成ることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のガラス清掃装置。
  4. 【請求項4】 操作具を移動させる上記ガラスの一方の
    表面と操作具の間に介在させる操作具緩衝部材を操作具
    のガラス側の面に設けると共に、清掃具を移動させる上
    記ガラスの他方の表面と清掃具の間に介在させる清掃具
    緩衝部材を清掃具のガラス側の面に設けて成ることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のガラス清掃装
    置。
  5. 【請求項5】 上記操作具緩衝部材を操作具のガラス側
    の面と操作具を移動させる上記ガラスの一方の表面との
    間の寸法を一定に保つための操作具間隔規定部として形
    成すると共に、上記清掃具緩衝部材を清掃具のガラス側
    の面と清掃具を移動させる上記ガラスの他方の表面との
    間の寸法を一定に保つための清掃具間隔規定部として形
    成して成ることを特徴とする請求項4に記載のガラス清
    掃装置。
  6. 【請求項6】 清掃具を移動させる方向の給水部及び洗
    浄部の端部を移動方向に向けて尖るようにそれぞれ形成
    して成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載のガラス清掃装置。
  7. 【請求項7】 清掃具を移動させる方向の給水部及び洗
    浄部の端部を移動方向に向けて凸となるようにそれぞれ
    湾曲させて形成して成ることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載のガラス清掃装置。
  8. 【請求項8】 複数個の磁石を清掃具に設けると共に隣
    接する磁石の間に給水部を配設して成ることを特徴とす
    る請求項1乃至7のいずれかに記載のガラス清掃装置。
  9. 【請求項9】 合わせ窓や網戸や格子窓などの合わせ目
    の寸法よりも薄く清掃具を形成して成ることを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載のガラス清掃装置。
  10. 【請求項10】 操作具に回転自在に設けたジョイント
    部に伸縮自在な取手部を取り付けて成ることを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれかに記載のガラス清掃装置。
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