JP3052988U - ガラス清掃装置 - Google Patents

ガラス清掃装置

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JP3052988U
JP3052988U JP1998002022U JP202298U JP3052988U JP 3052988 U JP3052988 U JP 3052988U JP 1998002022 U JP1998002022 U JP 1998002022U JP 202298 U JP202298 U JP 202298U JP 3052988 U JP3052988 U JP 3052988U
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直哉 東
良壽 金綱
弘隆 帖佐
智明 藤井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階下の通行人など、ガラスの清掃作業をおこ
なっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なく
することができるようにする。 【解決手段】 ガラス1の一方の表面に沿って移動する
ように操作される操作具2と、上記ガラス1を介して操
作具2と磁着される清掃具3とから構成される。移動す
る操作具2に追随させて清掃具3をガラス1の他方の表
面に沿って移動させるようにするガラス清掃装置に関す
る。清掃具3の重心付近に落下防止紐40を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般住宅や事務所や商店及び高層ビルの窓ガラス、あるいはショー ウィンドのガラスなどを清掃(洗浄)する際に用いられるガラス清掃装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より窓ガラスやショーウィンドのガラスなどを清掃するにあたっては、布 やスポンジ等を使用して拭いていたが、水や洗浄剤などの洗浄液をガラスに塗布 した後、乾拭きしたりしなければならず、非常に煩雑であると共に非効率的であ った。また窓ガラスの外面(屋外側の面)は特に汚れやすいが、高層ビルなどで は窓ガラスは高所に設置されており、身体を窓ガラスの外側に乗り出してガラス の外面を清掃しなければならず非常に危険な作業であった。また場所によっては 窓ガラスの外面が狭所などの手の届きにくい所に位置しており、窓ガラスの清掃 がおこないにくいものであった。
【0003】 そこで米国特許3296645号及びこれに関連する米国特許3751750 号や米国特許3609793号には、高所における窓の清掃作業において、危険 を軽減することができる窓清掃装置が提案されている。この窓清掃装置は、窓ガ ラスを介して磁着する親機と子機から形成されており、親機をガラスの屋内側の 表面に沿って移動させるとこれに追随して子機がガラスの屋外側の表面に沿って 移動するようにしたものである。そして親機とガラスの一方の表面の間及び子機 とガラスの他方の表面の間に、布や紙あるいは洗浄剤をコーティング処理した紙 などをそれぞれ挟んで親機と子機を移動させることによって、ガラスの両方の表 面を拭いて清掃することができるのである。
【0004】 また特開昭53−96264号公報には上記窓清掃装置よりも清掃能力の高い ガラスクリーナーが記載されている。このガラスクリーナーは、クリーナー外筐 体の上端に寄せ板を設けると共にクリーナー外筐体の寄せ板よりも下側に洗浄液 を含水させる清掃媒体を設け、さらにクリーナー外筐体の寄せ板と清掃媒体との 間に磁石を設けてクリーナーを形成し、クリーナーを二つで一組として構成され るものである。
【0005】 そしてこのガラスクリーナーは、一方のクリーナーを窓ガラスを介して他のク リーナーと磁着させ、一方のクリーナーをガラスの屋内側の表面に沿って移動さ せることによって、これに追随させて他方のクリーナーをガラスの屋外側の表面 に沿って移動させることでガラスの両面を清掃するものである。このガラスクリ ーナーは、清掃媒体からガラスの表面に洗浄液を供給してガラスに付着した汚れ を洗浄液で浮き上がらせた後、寄せ板で汚れを洗浄液とともにガラスの表面から 掻き取って集めることによってガラスを清掃することができ、清掃能力が高いも のである。
【0006】 そして上記公報のものには屋外側で使用される子機やクリーナーに落下防止用 の紐が設けてあり、この紐を親機や建築物に接続することによって、屋外側で使 用される子機やクリーナーの落下を防止するようにしてある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記従来例では、屋外側で使用される子機やクリーナーの落下を防止す ることができるものの、それが人に当たった場合の衝撃は大きく、階下の通行人 などに与える危険性が多いという問題があった。また落下防止用の紐を具備して いるために、紐が絡みついたりして親機や子機あるいはクリーナーが取り扱いに くくなり、作業効率が低下するという問題があった。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、階下の通行人など、ガラスの 清掃作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なくすること ができ、また作業効率を低下させないようにすることができるガラス清掃装置を 提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載のガラス清掃装置は、ガラス1の一方の表面に沿って 移動するように操作される操作具2と、上記ガラス1を介して操作具2と磁着さ れる清掃具3とから構成され、移動する操作具2に追随させて清掃具3をガラス 1の他方の表面に沿って移動させるようにするガラス清掃装置において、清掃具 3の重心付近に落下防止紐40を接続して成ることを特徴とするものである。
【0010】 また本考案の請求項2に記載のガラス清掃装置は、請求項1の構成に加えて、 清掃具3のガラス1側の面に上記ガラス1の他方の表面を摺動する洗浄部6を設 け、清掃具3のガラス1と反対側の面に落下防止紐40を接続して成ることを特 徴とするものである。 また本考案の請求項3に記載のガラス清掃装置は、請求項1又は2の構成に加 えて、平板状のプレート部24のガラス1側の面に上記ガラス1の他方の表面を 摺動する洗浄部6を設けて清掃具3を形成し、プレート部24のガラス1と反対 側の面に落下防止紐40を接続して成ることを特徴とするものである。
【0011】 また本考案の請求項4に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至3のいずれか の構成に加えて、落下防止紐40をスパイラル状に形成して成ることを特徴とす るものである。 また本考案の請求項5に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至4のいずれか の構成に加えて、落下防止紐40を伸縮自在に形成して成ることを特徴とするも のである。
【0012】 また本考案の請求項6に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至5のいずれか の構成に加えて、清掃具3に落下防止紐40を回転自在に接続して成ることを特 徴とするものである。 また本考案の請求項7に記載のガラス清掃装置は、請求項6の構成に加えて、 紐接続部42に係止具43を回転自在に設けて連結具41を形成し、落下防止紐 40を紐接続部42に連結すると共に係止具43を清掃具3に接続して、清掃具 3に落下防止紐40を回転自在に接続して成ることを特徴とする また本考案の請求項8に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至7の構成に加 えて、腕に巻き付けられるリストバンド46を落下防止紐40の一端に接続する と共に落下防止紐40の他端を清掃具3に接続して成ることを特徴とするもので ある。
【0013】 また本考案の請求項9に記載のガラス清掃装置は、請求項1乃至8の構成に加 えて、清掃具3にガラス側の面と反対側においてその一端から他端にかけて取付 紐48を架設し、取付紐48への落下防止紐40の接続位置aと清掃具3の重心 Gとを結ぶ直線が、吊り下げられた状態の清掃具3の重心Gを通る鉛直線とほぼ 重なるようにして、取付紐48へ落下防止紐40を接続して成ることを特徴とす るものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。 図1に示すように操作具2は箱型に形成される操作具本体16に左右一対の磁 石15を内蔵させて形成されるものである。操作具2のガラス1側の面(ガラス 1の表面に当接させる方の面)である前面には、ゴムやバネの弾性体や樹脂等で 突起状に形成されるリブ20が四隅に突出させて設けられている。操作具2に設 けた磁石15は清掃具3を保持するために磁力の大きいものを用いているので、 操作具2の前面の全体をガラス1の表面に当接して密着させると、ガラス1の表 面と操作具2の前面との摩擦力が非常に大きくなって操作具2を移動させにくく なる。
【0015】 そこで本考案では操作具2の前面にリブ20を設けることによって、リブ20 の先端をガラス1の表面に当接させて操作具2の前面とガラス1の表面との間の 寸法を一定に保って操作具2の前面の全体がガラス1の表面に当接して密着する のを防止することができるようにしたものであり、このことで操作具2の前面と ガラス1の表面との間の摩擦力を低減させて操作具2を移動させる力を少なくし て操作具2の操作性を向上させることができるようにしたものである。
【0016】 上記リブ20はガラス1の表面との滑り性を考慮するとその先端が曲面或いは 半球面であることが好ましく、またコロのような形状であってもよい。また操作 具2のガラス1側と反対側の面(ガラス1の表面に当接させる方の面と反対側の 面)である後面には、平面視で略コ字状の取手部17が設けられている。 清掃具3は長方形で平板状のプレート部24のガラス1側の面(ガラス1に当 接させる方の面)である前面に、水や液体洗剤あるいは洗剤を溶かした洗浄水等 の洗浄液4を保水する保水機能とこの保水した洗浄液4をガラス1の表面に塗布 して供給する供給機能の両方の機能を有する給水部5と、給水部5から供給され たガラス1の表面に付着する洗浄液4を掻き集める集水機能を有する洗浄部6と 、上記操作具2に設けた磁石15の磁極と反対の磁極をガラス1側に向けて配置 された左右一対の磁石7、7とをそれぞれ設けて形成されている。
【0017】 給水部5はフェルトやスポンジ等で略矩形状に形成されるものであって、プレ ート部24の前面の上部と下部に横方向に長く取り付けられている。また洗浄部 6は先端ほど幅狭となる断面略三角形あるいは断面略台形に形成されるものであ って、ゴムなどの弾性体で形成されるワイパーを用いることができる。この洗浄 部6は長方形の枠状に形成されるものであって、プレート部24の前面において プレート部24の各辺と略平行にプレート部24の全周に亘って設けられており 、洗浄部6で上記給水部5及び磁石7を囲むように形成してある。また磁石7、 7は上下の給水部5の間に配置されている。
【0018】 上記操作具2と清掃具3は図1に示すように落下防止紐40で接続されている (図1では落下防止紐40の一部を想像線で示す)。落下防止紐40はウレタン 系樹脂などの弾性のある樹脂でスパイラル状にカールされて形成されるものであ り、例えばウレタン系樹脂製の紐を棒材に巻き付けると共に棒材を加熱すること によって紐をスパイラル状に癖付けしたものなどを用いることができる。従って 落下防止紐40は伸縮自在に形成されている。また落下防止紐40はより短い方 が好ましいが、清掃具3の使用位置から地上など人が居る場所までの距離よりも 短くするのが好ましい。
【0019】 落下防止紐40の先端には金属製あるいは樹脂製の連結具41が取り付けられ ている。図2に示すように連結具41は略円筒状の紐接続部42の一方の端部の 保持部50に係止具43の連結部44を回転自在に連結して形成されるものであ り、紐接続部42の他端に上記落下防止紐40の一端を連結すると共に係止具4 3を操作具2の取手部17に突設される被係止具45に引っかけて係止すること によって、操作具2に落下防止紐40の一端を接続することができる。また落下 防止紐40の他端は上記清掃具3に接続される。この接続に関しても上記と同様 の構造、つまり、連結具を落下防止紐40の他端に設けると共にプレート部24 に突設された被係止具に引っかけて係止するような構造が採用されるものである 。
【0020】 このように操作具2と清掃具3とを伸縮自在なスパイラル状の落下防止紐40 で接続したので、操作具2と清掃具3の磁着が外れて清掃具3がガラス1から落 下したとしても、落下防止紐40が伸び縮みして清掃具3が落下振動することに よって、清掃具3が人51に当たった場合の衝撃を少なくすることができ、階下 の通行人などに与える危険性を少なくすることができるものである。また落下防 止紐40を操作具2及び清掃具3の両方に連結具41を用いて接続したので、連 結具41の係止具43が紐接続部42に対して自由に回転することによって、落 下防止紐40が捩れないようにすることができ、落下防止紐40の捩による腕や 操作具2や清掃具3へのまとわりつきを防止することができるものであり、この ことで清掃の作業効率を低下させないようにすることができる。
【0021】 上記プレート部24に突設される被係止具の位置、すなわち落下防止紐40と 清掃具3の接続位置は、プレート部24のガラス1側の面と反対側の面である後 面で、且つプレート部24の重心付近であることが好ましい。 このように清掃具3の重心付近において清掃具3のガラス1側の面と反対側の 面に落下防止紐40を接続したので、清掃具3の重心付近に落下防止紐40を接 続することによって、操作具2と清掃具3の磁着が外れて清掃具3がガラス1か ら落下したとしても、図3に示すように清掃具3はその端部が上下に振動しなが らほぼ水平状態に吊り下がることになり、図4のように清掃具3の角部などの鋭 角部分が人に当たらないようにすることができ、しかも清掃具3のガラス1側の 面と反対側の面に落下防止紐40を接続することによって、操作具2と清掃具3 の磁着が外れて清掃具3がガラス1から落下したとしても、柔らかい給水部5や 洗浄部6が下向き状態で清掃具3が吊り下がることになって、清掃具3が人に当 たった場合の衝撃を給水部5や洗浄部6で吸収して少なくすることができ、階下 の通行人などに与える危険性を少なくすることができるものである。
【0022】 上記のように形成されるガラス清掃装置でガラス1を清掃(洗浄)するにあた っては、まず図5(a)に示すように清掃具3を容器25に入れた洗浄液4に浸 漬して給水部5に洗浄液4をしみ込ませて保水させる。次に図5(b)に示すよ うに操作具2の前面をガラス1の一方の面にリブ20を介して当接させると共に 操作具2を当接させた位置においてガラス1の他方の面に給水部5の前面及び洗 浄部6の先端を当接(弾接)させて清掃具3を配置し、操作具2の磁石15と清 掃具3の磁石7とをガラス1を介して磁着させることによって、操作具2で清掃 具3をガラス1の他方の面に保持する。次に図5(c)に示すように人が取手部 17を持って操作具2をガラス1の一方の表面に沿って上下左右斜め方向に移動 させることによって、操作具2と磁着する清掃具3を操作具2の移動に追随させ てガラス1の他方の表面に沿って移動させる。
【0023】 このように清掃具3をガラス1の表面に沿って移動させることによって、給水 部5から洗浄水4をガラス1の清掃具3が移動する側の表面に塗布して供給する ことができると共に洗浄部6をガラス1の清掃具3が移動する側の表面に弾接さ せて摺動(ガラス1の表面に当接した状態で移動)させることができ、ガラス1 の表面の汚れを給水部5から供給された洗浄水4によって浮き上がらせた後、こ の汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って集めるようにしてガラス1の清 掃具3が移動する側の表面を清掃具3で清掃することができるのである。
【0024】 この実施の形態のガラス清掃装置は、ガラス1の表面の汚れを洗浄水4によっ て浮き上がらせた後、この汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って集める ようにしてガラス1の表面を清掃具3で清掃するので、清掃具3を一回移動させ るだけで清掃の作業を一度におこなうことができるものである。また汚れを洗浄 水4によって浮き上がらせるので、単にガラス1の表面を洗浄部6で擦ったりし て乾拭きするよりも清掃能力を高くすることができるものである。また清掃具3 のみを洗浄液4に浸漬して使用するだけで、ガラス1の表面の清掃を簡単におこ なうことができるものである。
【0025】 また上記ガラス清掃装置は、磁石7の上下両側及び左右両側、つまり磁石7の 外周側で磁石7を囲むように洗浄部6を配置し、且つ給水部5を磁石7の上側と 下側で磁石7と洗浄部6の間に配置するようにして清掃具3を形成したので、洗 浄部6を給水部5や磁石7よりも外側で清掃具3の周端部に最も近い位置、つま り清掃具3の最も外側に配置することができ、従ってガラス1よりも厚い枠体に 保持されたガラス1であっても枠体近傍のガラス1の端部にまで洗浄部6を届か せて摺動させることができ、ガラス1の端部まで清掃を確実におこなうことがで きるものである。
【0026】 しかも上記ガラス清掃装置は、洗浄部6は清掃具3の周端部と略平行に清掃具 3の全周に亘って設けられているので、清掃具3を上下左右斜めのどの方向に移 動させても、つまり清掃方向を上下左右斜めのどの方向にしても拭き残しや洗浄 液漏れがないようにして使用することができ、ガラス1の清掃を効率よくおこな うことができるものである。
【0027】 尚、操作具2は上述のように人が取手部17を持って移動操作するものである ので、落下等の危険を伴わないように人が清掃作業をできるのであれば、ガラス 1の何れの表面に沿って移動させてもよく、一般住宅や高層ビルの場合、通常で はガラス1の屋内側の表面に沿って移動させるものであり、この場合清掃具3は ガラス1の屋外側の表面に沿って移動されるものである。
【0028】 図6には他の実施の形態が示してある。このガラス清掃装置では、落下防止紐 40の一端を輪形のリストバンド46に接続すると共に落下防止紐40の他端を 清掃具3に接続して形成されている。落下防止紐40は上記連結具41を用いる などしてリストバンド46及び清掃具3の両方に対して回転自在に接続されてい る。このリストバント46は操作具2を持つ腕47あるいは持たない腕のいずれ か一方に巻き付けられるものであり、このことで腕と清掃具3を落下防止紐40 で接続して清掃具3の落下を防止するものである。
【0029】 このように形成されるガラス清掃装置は上記実施の形態のものと同様にして使 用することができる。つまりまず図7(a)に示すように清掃具3を容器25に 入れた洗浄液4に浸漬して給水部5に洗浄液4をしみ込ませて保水させる。次に 図7(b)に示すように操作具2の前面をガラス1の一方の面にリブ20を介し て当接させると共に操作具2を当接させた位置においてガラス1の他方の面に給 水部5の前面及び洗浄部6の先端を当接(弾接)させて清掃具3を配置し、操作 具2の磁石15と清掃具3の磁石7とをガラス1を介して磁着させることによっ て、操作具2で清掃具3をガラス1の他方の面に保持する。次に図7(c)に示 すように人が取手部17を持って操作具2をガラス1の一方の表面に沿って上下 左右斜め方向に移動させることによって、操作具2と磁着する清掃具3を操作具 2の移動に追随させてガラス1の他方の表面に沿って移動させる。図7(b)( c)のものではリストバンド46は取手部17を持つ方の腕47に巻かれている 。
【0030】 このように清掃具3をガラス1の表面に沿って移動させることによって、給水 部5から洗浄水4をガラス1の清掃具3が移動する側の表面に塗布して供給する ことができると共に洗浄部6をガラス1の清掃具3が移動する側の表面に弾接さ せて摺動(ガラス1の表面に当接した状態で移動)させることができ、ガラス1 の表面の汚れを給水部5から供給された洗浄水4によって浮き上がらせた後、こ の汚れを洗浄水4とともに洗浄部6で掻き取って集めるようにしてガラス1の清 掃具3が移動する側の表面を清掃具3で清掃することができるのである。
【0031】 図8にはさらに他の実施の形態が示してある。このガラス清掃装置の清掃具3 にはガラス1側の面と反対側においてその一端から他端にかけて取付紐48が架 設してあって、この取付紐48に落下防止紐40を上記連結具41などを用いて 回転自在に接続して形成してある。また取付紐48への落下防止紐40の接続位 置aと清掃具3の重心Gを結ぶ直線が、吊り下げられた状態の清掃具3の重心を 通る鉛直線とほぼ重なるように、取付紐48への落下防止紐40の接続位置aが 設定されている。
【0032】 このように清掃具3にガラス1側の面と反対側においてその一端から他端にか けて取付紐48を架設し、取付紐48への落下防止紐40の接続位置aと清掃具 3の重心Gとを結ぶ直線が、吊り下げられた状態の清掃具3の重心Gを通る鉛直 線とほぼ重なるようにして、取付紐48へ落下防止紐40を接続したので、操作 具2と清掃具3の磁着が外れて清掃具3がガラス1から落下したとしても、図8 に示すように清掃具3はその端部が上下に振動しながらほぼ水平状態に吊り下が ることになり、図4のように清掃具3の角部などの鋭角部分が人に当たらないよ うにすることができ、しかも清掃具3のガラス1側の面と反対側の面に落下防止 紐40を接続することによって、操作具2と清掃具3の磁着が外れて清掃具3が ガラス1から落下したとしても、柔らかい給水部5や洗浄部6が下向き状態で清 掃具3が吊り下がることになって、清掃具3が人51に当たった場合の衝撃を給 水部5や洗浄部6で吸収して少なくすることができ、階下の通行人などに与える 危険性を少なくすることができるものである。また上記取付紐48は清掃具3の 一端から他端にかけて架設されているので、図3の実施の形態のものよりも清掃 具3の端部の上下振動を少なく(振幅を小さく)することができ、階下の通行人 などに与える危険性をより少なくすることができるものである。
【0033】
【考案の効果】
上記のように本考案の請求項1に記載の考案は、ガラスの一方の表面に沿って 移動するように操作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と磁着される清 掃具とから構成され、移動する操作具に追随させて清掃具をガラスの他方の表面 に沿って移動させるようにするガラス清掃装置において、清掃具の重心付近に落 下防止紐を接続したので、操作具と清掃具の磁着が外れて清掃具がガラスから落 下したとしても、清掃具がほぼ水平状態に吊り下がることになり、清掃具の角部 などの鋭角部分が人に当たらないようにすることができ、階下の通行人など、ガ ラスの清掃作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なくす ることができるものである。
【0034】 また本考案の請求項2に記載の考案は、清掃具のガラス側の面に上記ガラスの 他方の表面を摺動する洗浄部を設け、清掃具のガラスと反対側の面に落下防止紐 を接続したので、操作具と清掃具の磁着が外れて清掃具がガラスから落下したと しても、清掃具がほぼ水平状態に吊り下がることになり、清掃具の角部などの鋭 角部分が人に当たらないようにすることができ、階下の通行人など、ガラスの清 掃作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なくすることが できるものである。しかも柔らかい洗浄部が下向きの状態で清掃具が吊り下がる ことになって、清掃具が人に当たった場合の衝撃を給水部や洗浄部で吸収して少 なくすることができ、階下の通行人など、ガラスの清掃作業をおこなっている場 所の下方に居る人に与える危険性を少なくすることができるものである。
【0035】 また本考案の請求項3に記載の考案は、平板状のプレート部のガラス側の面に 上記ガラスの他方の表面を摺動する洗浄部を設けて清掃具を形成し、プレート部 のガラスと反対側の面に落下防止紐を接続したので、操作具と清掃具の磁着が外 れて清掃具がガラスから落下したとしても、平板状のプレート部がほぼ水平状態 に吊り下がることになり、清掃具の角部などの鋭角部分が人に当たらないように することができ、階下の通行人など、ガラスの清掃作業をおこなっている場所の 下方に居る人に与える危険性を少なくすることができるものである。しかも柔ら かい洗浄部が下向きの状態で清掃具が吊り下がることになって、清掃具が人に当 たった場合の衝撃を給水部や洗浄部で吸収して少なくすることができ、階下の通 行人など、ガラスの清掃作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険 性を少なくすることができるものである。
【0036】 また本考案の請求項4に記載の考案は、落下防止紐をスパイラル状に形成した ので、落下防止紐が伸び縮みして清掃具が落下振動することによって、清掃具が 人に当たった場合の衝撃を少なくすることができ、階下の通行人など、ガラスの 清掃作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なくすること ができるものである。
【0037】 また本考案の請求項5に記載の考案は、落下防止紐を伸縮自在に形成したので 、落下防止紐が伸び縮みして清掃具が落下振動することによって、清掃具が人に 当たった場合の衝撃を少なくすることができ、階下の通行人など、ガラスの清掃 作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なくすることがで きるものである。
【0038】 また本考案の請求項6に記載の考案は、清掃具に落下防止紐を回転自在に接続 したので、落下防止紐が清掃具に対して自由に回転することによって、落下防止 紐が捩れないようにすることができ、落下防止紐の捩による腕や操作具や清掃具 へのまとわりつきを防止することができて清掃の作業効率を低下させないように することができるものである。
【0039】 また本考案の請求項7に記載の考案は、紐接続部に係止具を回転自在に設けて 連結具を形成し、落下防止紐を紐接続部に連結すると共に係止具を清掃具に接続 して、清掃具に落下防止紐を回転自在に接続したので、係止具が紐接続部に対し て自由に回転することによって、落下防止紐が捩れないようにすることができ、 落下防止紐の捩による腕や操作具や清掃具へのまとわりつきを防止することがで きて清掃の作業効率を低下させないようにすることができるものである。
【0040】 また本考案の請求項8に記載の考案は、腕に巻き付けられるリストバンドを落 下防止紐の一端に接続すると共に落下防止紐の他端を清掃具に接続したので、腕 と清掃具を落下防止紐で接続して、操作具と清掃具の磁着が外れて清掃具がガラ スから落下したとしても、清掃具の落下を防止することができるものである。 また本考案の請求項9に記載の考案は、清掃具にガラス側の面と反対側におい てその一端から他端にかけて取付紐を架設し、取付紐への落下防止紐の接続位置 と清掃具の重心とを結ぶ直線が、吊り下げられた状態の清掃具の重心を通る鉛直 線とほぼ重なるようにして、取付紐へ落下防止紐を接続したので、操作具と清掃 具の磁着が外れて清掃具がガラスから落下したとしても、平板状の清掃具がほぼ 水平状態に吊り下がることになり、しかも柔らかい給水部や洗浄部が下向きの状 態で清掃具が吊り下がることになって、清掃具が人に当たった場合の衝撃を給水 部や洗浄部で吸収して少なくすることができ、階下の通行人など、ガラスの清掃 作業をおこなっている場所の下方に居る人に与える危険性を少なくすることがで きるものであり、また取付紐は清掃具の一端から他端にかけて架設されているの で、操作具と清掃具の磁着が外れて清掃具がガラスから落下して水平状態に吊り 下げられた時に、清掃具の端部の上下振動を少なくすることができ、階下の通行 人などに与える危険性をより少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の一例を示す一部が破断し
た斜視図である。
【図2】同上の一部を示す概略図である。
【図3】同上の清掃具が落下した状態を示す概略図であ
る。
【図4】同上の清掃具が落下した時の問題点を示す概略
図である。
【図5】(a)乃至(c)は同上の使用方法を示す概略
図である。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示す一部が破断
した斜視図である。
【図7】(a)乃至(c)は同上の使用方法を示す概略
図である。
【図8】同上の他の実施の形態の一例において清掃具が
落下した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ガラス 2 操作具 3 清掃具 6 洗浄部 24 プレート部 41 連結具 40 落下防止紐 42 紐接続部 43 係止具 46 リストバンド 48 取付紐 a 接続位置 G 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 智明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスの一方の表面に沿って移動するよ
    うに操作される操作具と、上記ガラスを介して操作具と
    磁着される清掃具とから構成され、移動する操作具に追
    随させて清掃具をガラスの他方の表面に沿って移動させ
    るようにするガラス清掃装置において、清掃具の重心付
    近に落下防止紐を接続して成ることを特徴とするガラス
    清掃装置。
  2. 【請求項2】 清掃具のガラス側の面に上記ガラスの他
    方の表面を摺動する洗浄部を設け、清掃具のガラスと反
    対側の面に落下防止紐を接続して成ることを特徴とする
    請求項1に記載のガラス清掃装置。
  3. 【請求項3】 平板状のプレート部のガラス側の面に上
    記ガラスの他方の表面を摺動する洗浄部を設けて清掃具
    を形成し、プレート部のガラスと反対側の面に落下防止
    紐を接続して成ることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のガラス清掃装置。
  4. 【請求項4】 落下防止紐をスパイラル状に形成して成
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    ガラス清掃装置。
  5. 【請求項5】 落下防止紐を伸縮自在に形成して成るこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のガラ
    ス清掃装置。
  6. 【請求項6】 清掃具に落下防止紐を回転自在に接続し
    て成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載のガラス清掃装置。
  7. 【請求項7】 紐接続部に係止具を回転自在に設けて連
    結具を形成し、落下防止紐を紐接続部に連結すると共に
    係止具を清掃具に接続して清掃具に落下防止紐を回転自
    在に接続して成ることを特徴とする請求項6に記載のガ
    ラス清掃装置。
  8. 【請求項8】 腕に巻き付けられるリストバンドを落下
    防止紐の一端に接続すると共に落下防止紐の他端を清掃
    具に接続して成ることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載のガラス清掃装置。
  9. 【請求項9】 清掃具のガラス側の面と反対側において
    その一端から他端にかけて取付紐を架設し、取付紐への
    落下防止紐の接続位置と清掃具の重心とを結ぶ直線が、
    吊り下げられた状態の清掃具の重心を通る鉛直線とほぼ
    重なるようにして取付紐へ落下防止紐を接続して成るこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のガラ
    ス清掃装置。
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