JP2002170446A - 碍子清掃器 - Google Patents

碍子清掃器

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JP2002170446A JP2000368578A JP2000368578A JP2002170446A JP 2002170446 A JP2002170446 A JP 2002170446A JP 2000368578 A JP2000368578 A JP 2000368578A JP 2000368578 A JP2000368578 A JP 2000368578A JP 2002170446 A JP2002170446 A JP 2002170446A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄水を用いることなく碍子の汚れを清掃除去
することを可能にすることである。 【解決手段】操作棒1の先端部に回動自在に取り付けた
清掃器本体2に碍子10の笠部上面を清掃する上面ブラ
シ15と、笠部下面を清掃する下面ブラシ21を装着し
てなる碍子清掃器において、上記上面ブラシ15と下面
ブラシ21を研磨材入りブラシにより形成し、各ブラシ
15、21により、洗浄水を用いることなく碍子10の
汚れを落すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、碍子清掃器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧鉄塔等に取り付けられた碍子に付着
した汚れを活線状態で清掃除去するために、鉄塔に登っ
た作業者が手動で操作する簡便な碍子洗浄器が従来から
知られている(例えば、特公昭35−3726号公報参
照)。
【0003】この種の洗浄器は、操作棒の先端に取り付
けた洗浄器本体に、上部ブラシと下部ブラシを装着する
とともに、洗浄水のタンクを取り付け、そのタンクから
の配管を各ブラシに接続している。洗浄器本体に碍子の
頸部の周りに抱持されるガイドアームを備えている。洗
浄水の配管は、その途中において上記のガイドアームに
より閉塞され、そのガイドアームを碍子の周りに装着し
た際に配管の閉塞が開放され、タンク内の洗浄水が各ブ
ラシに供給される。
【0004】作業者が操作棒を把持して洗浄器本体を碍
子の周りに装着した後、操作棒の操作により洗浄器本体
を碍子の周りで往復回動させると、各ブラシにより碍子
の面を擦るとともに、洗浄水により汚れを洗い落とす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の碍子洗浄器は、
洗浄水が必要であり、その消費量は碍子1個当たり約1
00ccである。碍子の数は、例えば超高圧送電鉄塔の
場合で、57個に達するので、その場合の洗浄水の必要
量は鉄塔1基あたり約5.7リットルとなる。鉄塔は山
岳地帯にあることが多いが、作業対象となる鉄塔の数を
考慮した量の洗浄水を現場まで運搬するには多大な労力
を必要とする。また、洗浄水のタンクの全容量は2個搭
載する場合で約400ccであるから、前記の鉄塔の例
では、タンクへの洗浄水の補給回数は約15回となる。
このため、洗浄水の補給作業に時間がかかり過ぎ作業能
率が上がらない原因となる。
【0006】また、近年の都市化の影響により鉄塔が住
宅地に存在する場合は、洗浄水の飛散により居住環境を
害する問題があり、さらに、洗浄水が清掃器の操作棒を
ぬらすため絶縁抵抗が減少し、作業者が感電する恐れが
ある等の問題もある。以上の問題は、いずれも洗浄水を
使用することが原因となって発生する問題である。
【0007】そこで、この発明は、洗浄水を使用するこ
となく碍子が清掃できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、操作棒に回動自在に取り付けた清掃
器本体に清掃ブラシを装着してなる碍子清掃器におい
て、上記清掃ブラシを碍子の笠部上面を清掃する上面ブ
ラシと、笠部下面を清掃する下面ブラシにより形成し、
これらの各ブラシを研磨材入りブラシにより形成するよ
うにした。
【0009】上記の碍子清掃器は、その上面ブラシを碍
子の笠部上面に押し当てるとともに、下面ブラシを笠部
下面の溝に嵌合し、操作棒を把持した作業者が清掃器本
体を往復回動させる。そうすると、上面ブラシと下面ブ
ラシが碍子を中心として回動するとともに、各ブラシの
研磨作用により碍子の汚れを擦り落とす。ブラシの研磨
材は、ブラシの素材プラスチックに混入したものでもよ
いし、素材プラスチックの表面に付着させたものでもよ
い。
【0010】上記の清掃器本体は、その中心部に一対の
円弧状の抱持アームの各一端部を開閉自在に取り付ける
と共に、各抱持アームに閉止方向の付勢力を付与し、各
抱持アームの内周に碍子の頸部の周りに上記の付勢力に
より押し当てられるガイドローラを取り付け、各抱持ア
ームと一体に前記の上部ブラシを下向きに装着し、上記
器体の両端部に相互に対向するようにL型に屈曲された
サイドアームを取り付け、各サイドアームと一体に前記
の下部ブラシを上向きに装着してなる構成をとることが
できる。
【0011】上記の構成によると、抱持アームのガイド
ローラが碍子頸部の周りを抱持して清掃器本体の運動を
ガイドするため、ブラシの往復回転運動が安定する。
【0012】上記の上面ブラシを下向きに、下面ブラシ
を上向きにそれぞれ付勢する構成を採用すると、それぞ
れ碍子に対する十分な押圧力が得られるので汚れ除去効
率が向上する。
【0013】また、上記の各抱持アームの外側に沿って
円弧状の上面ブラシ基板を一体に設け、各上面ブラシ基
板の両端部に上記の上面ブラシを装着し、上記の各サイ
ドアームに円弧状の下面ブラシ基板をそれぞれ一体に設
け、各下面ブラシ基板の両端部に上記の下面ブラシを装
着した構成をとることができる。この構成によると、上
面ブラシ、下面ブラシがともに4個になるので、清掃器
本体の回動角度が小さく、その分清掃効率が向上する。
【0014】さらに、上記の下面ブラシを構成する毛束
の上端面を、碍子の笠部下面の溝部分と溝間の部分の形
状に一致する凹凸形状に形成した構成を採用すると、笠
部下面の清掃が行き届き、汚れの落とし残しを無くする
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいてこの発
明の実施形態について説明する。図1から図7に示した
第1実施形態の碍子清掃器は、操作棒1の先端部に板状
の清掃器本体2がボルト1aにより回動自在に取り付け
られる。清掃器本体2は、中央部分の操作棒1の取り付
け部分から左右に別れた二股部3、3が形成され、その
二股部3、3の内側に半円状の凹所4が形成される。ま
た、その二股部3、3の左右の先端部から、操作棒1の
長さ方向と直角方向に支持アーム5、5が左右方向に延
び出して形成される。
【0016】上記二股部3、3の内側縁に沿って左右一
対の円弧状の抱持アーム6、6が取り付けられる。各抱
持アーム6の後端部は、二股部3、3の中央部下面にス
ペーサ7(図3参照)を介して共通の支点ボルト8によ
り回動自在に取り付けられる。各抱持アーム4の先端部
は二股部3、3の円弧に沿って支持アーム5、5より外
方に突き出し、上記の支点ボルト8を中心に左右方向に
開閉自在となっている。
【0017】各抱持アーム6の途中と清掃器本体2の二
股部3、3との間にコイルばね9、9が設けられ、常時
各抱持アーム6、6をその先端部が相互に接近する方向
に付勢している(図2の一点鎖線参照)。各抱持アーム
6、6は、後述のように、碍子10(図3参照)に装着
した状態では、コイルばね9、9のばね力に対抗して左
右に広げられる(図2の実線の状態)。
【0018】上記の各抱持アーム6、6の先端部下面と
中間部下面に、それぞれ溝付きガイドローラ11、11
が上下方向の軸により回転自在に取り付けられる。これ
ら合計4個のガイドローラ11が、図3に示すように、
碍子10の頸部のリブ12に嵌合し、清掃器本体1の往
復回動をガイドする。
【0019】上記の各抱持アーム6、6の中間部分に左
右両側に突き出した取り付け板13、13が設けられ、
各取り付け板13に横向きU字形の板ばね14を介して
上面ブラシ15が取り付けられる。各上面ブラシ15
は、ブラシ基板16の下面に研磨材入りのブラシ17を
装着したものであり、このブラシ17は、例えば、研磨
材を付着させたナイロン不織布の細幅テープを、市販の
金属たわしのようにランダムに巻き、接着剤で固めたも
のである。上記の板ばね14は通常の状態では若干広が
った状態にある(図3の一点鎖線参照)が、使用状態に
おいては、実線で示すように圧縮され、ブラシ17を笠
部上面に押し当てる。
【0020】一方、前記の各支持アーム5の先端部に、
前記の操作棒1の長さ方向の回転軸を有するヒンジ18
によりL形のサイドアーム19が揺動自在に取り付けら
れる。サイドアーム19の上端部が支持アーム5より上
向きに突き出し、その突き出し部分の内面と支持アーム
5との間に取り付けられたねじりばね24によりサイド
アーム19全体が内方に付勢される(図3の一点鎖線参
照)。上記のサイドアーム19の内向き屈曲部に下面ブ
ラシ21が取り付けられる。下面ブラシ21は、ボルト
23によりサイドアーム19に固定されたブラシ基板2
2と、そのブラシ基板22に植えられたブラシ束26と
により構成され、ブラシ束26は碍子10の笠部下面の
溝25に対向して上向きに設けられる。ブラシ束26
は、研磨材入りナイロン繊維の束により構成され、碍子
10の溝25の深さに応じて繊維束の長さを変えてい
る。
【0021】第1実施形態の碍子清掃器は以上のように
構成され、次にその使用方法を説明する。碍子の清掃作
業をする作業者が、この清掃器を持って鉄塔上に登り、
操作棒1の一端部を把持し、図4に示すように、碍子連
27の側方から清掃器本体1を対象となる碍子10に向
けて差し出し、その碍子10の頸部に抱持アーム6、6
の先端部のガイドローラ11、11を押し当て(図2の
一点鎖線参照)、各ガイドローラ11の溝を頸部のリブ
12に嵌合させる。その上で、操作棒1を矢印A方向
(図2、図4参照)に押し込むと、抱持アーム6、6が
コイルばね9、9のばね力に抗して左右に押し広げら
れ、最も奥まで押し込むことにより、4個のガイドロー
ラ11がリブ12の周りに嵌合され、図3の状態とな
る。
【0022】これと同時に、上面ブラシ15は抱持アー
ム6、6の広がりと共に左右に広がり、板ばね14を圧
縮させて碍子10の笠部上面に押し当てられる。
【0023】また、下面ブラシ21は、図5から図7の
(A)から(C)の状態で示すように、ブラシ基板22
が碍子10の笠部の外周から平行移動しながら、(C)
の状態で示す碍子10の一つの直径上に達する。その移
動に伴い各ブラシ束26が碍子10の外周面及び下面の
溝壁に当ってわん曲しながら移動する。(C)の状態に
達すると、各ブラシ束26が各溝25の溝底に滑り込
み、ねじりばね24のばね力に対抗してブラシ自体の弾
性で起立し、サイドアーム19を図3の実線の状態に押
し戻す。
【0024】上記のようにして、上面ブラシ15を碍子
10の笠部上面に押し当てるとともに、下面ブラシ21
を各溝25内部に押し当てることにより、清掃器本体2
の装着が完了すると、作業者が操作棒1をその長さ方向
に前後動させる。そうすると、清掃器本体2はガイドロ
ーラ11により碍子10の頸部のリブ12の周りでガイ
ドされながらボルト1aを支点として往復回動する。清
掃器本体2の往復回動により上面ブラシ15と下面ブラ
シ21も往復回動し、それぞれ碍子10の笠部上面と溝
25内の汚れを研磨材の作用により、洗浄水を用いるこ
となく掻き落し、ないし擦り落とす。
【0025】次に、図8から図11に示した第2実施形
態は、基本的には前述の第1実施形態の場合と同様に、
操作棒1の先端部に板状の清掃器本体2がボルト1aに
より回動自在に取り付けられる。清掃器本体2は、中央
部分の操作棒1の取り付け部分から左右に別れた二股部
3、3が形成され、その二股部3、3の内側に半円状の
凹所4が形成される。また、その二股部3、3の左右の
先端部から、操作棒1の長さ方向と直角方向に支持アー
ム5、5が左右方向に延び出して形成される。
【0026】上記二股部3、3の内側縁に沿って左右一
対の円弧状の抱持アーム6、6が取り付けられる。各抱
持アーム6、6の後端部は、二股部3、3の中央部下面
にスペーサ7(図9参照)を介して共通の支点ボルト8
により回動自在に取り付けらる。各抱持アーム6の先端
部は二股部3、3の円弧に沿って支持アーム5、5より
外方に突き出し、上記の支点ボルト8を中心に左右方向
に開閉自在となっている。各抱持アーム6、6の途中と
清掃器本体2の二股部3、3との間にコイルばね9、9
が設けられ、常時各抱持アーム6、6をその先端部が相
互に接近する方向に付勢している(図8の一点鎖線参
照)。各抱持アーム6、6は、後述のように、碍子10
(図9参照)に装着した状態では、コイルばね9、9の
ばね力に対抗して左右に広げられる(図8の実線の状
態)。
【0027】上記の各抱持アーム6、6の先端部下面と
中間部下面に、それぞれ溝付きガイドローラ11、11
が上下方向の軸により回転自在に取り付けられる。これ
ら合計4個のガイドローラ11が、図10に示すよう
に、碍子10の頸部のリブ12に嵌合し、清掃器本体1
の往復回動をガイドする。
【0028】上記の各抱持アーム6、6の外側に沿って
円弧状の取り付け板13’、13’が配置され、各抱持
アーム6と取り付け板13’はそれぞれ中間部分で一体
化されている。各取り付け板13’の両端部に横向きU
字形の板ばね14を介して上面ブラシ15が取り付けら
れる。各上面ブラシ15は、ブラシ基板16の下面に研
磨材入りのブラシ17を装着したものであり、このブラ
シ17は、例えば、研磨材入りナイロン不織布の細幅テ
ープを、市販の金属たわしのようにランダムに巻き、接
着剤で固めたものである。上記の板ばね14は通常の状
態では若干広がった状態にある(図10の一点鎖線参
照)が、使用状態においては、実線で示すように圧縮さ
れ、ブラシ17を笠部上面に押し当てる。
【0029】上記の上面ブラシ15は、図8で明らかな
ように、円弧状の取り付け板13’の両端部において、
碍子10の中心に対してほぼ90度の角度を取るように
取り付けられ、全部で4個の上面ブラシ15が90度の
等配分位置に設けられる。このように、4個の上面ブラ
シ15を等配分位置に設けた点が前述の第1実施形態の
場合と相違する第1の点である。
【0030】一方、前記の各支持アーム5の先端部に、
前記の操作棒1の長さ方向の回転軸を有するヒンジ18
によりサイドアーム19が揺動自在に取り付けられる。
サイドアーム19の下端に、前記の取り付け板13’よ
り大きい曲率半径をもった取り付け板20が、平面視
(図8参照)で同一の円弧中心を持つように外側に配置
される。上記のサイドアーム19の上端部と支持アーム
5との間の内側に取り付けられたねじりばね24により
サイドアーム19が内方に付勢される(図9の一点鎖線
参照)。
【0031】上記の各取り付け板20の両端部に下面ブ
ラシ21、21が取り付けられる。下面ブラシ21は、
ボルト23により取り付け板20に固定されたブラシ基
板22と、そのブラシ基板22に植えられたブラシ束2
6とにより構成される。上記の各下面ブラシ21の位置
は、平面視(図8参照)で、前記の上面ブラシ15の位
置と同じ半径上において4か所に配置される。
【0032】ブラシ束26は碍子10の笠部下面の溝2
5に対向して上向きに設けられる。ブラシ束26は、研
磨材入りナイロン繊維の束により構成され、図示の場合
7本のブラシ束26の上端面は、溝25及び溝25間の
連続した凹凸形状に合致するように凹凸形状に形成さ
れ、ブラシ束26が残す所なく接触するようになってい
る。
【0033】上記のように4個の下面ブラシ21を90
度の等配分位置に設け、且つそのブラシ束26の上端面
が笠部下面の凹凸形状に合致する凹凸形状に形成されて
いる点が、第1実施形態の場合と相違する第2の点であ
る。
【0034】以上述べた第2実施形態の碍子清掃器の使
用方法は、基本的には前述の第1実施形態と同様である
が、相違する点は、作業者が操作棒1を前後動させて清
掃器本体1を往復回動させる角度が最低90度でよい点
である。即ち、90度の回動により各4個の上面ブラシ
15、下面ブラシ21により碍子10の全周が清掃され
ることになる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明は、ブラシに付
着した研磨材の作用により碍子の汚れを掻き落し、ない
し擦り落とすようにしたので、洗浄水を使用する必要が
なくなった。このため、碍子の清掃における洗浄水に起
因した問題がすべて解消され、作業性、作業の安全性等
が改善される効果がある。
【0036】また、上面ブラシと下面ブラシの数を増す
ことにより、作業能率が一層向上し、さらに、下面ブラ
シの上端面の形状を碍子の笠部下面の凹凸形状に合致す
る形状に形成すると、笠部下面のすみずみまで清掃する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の使用状態における斜視図
【図2】同上の平面図
【図3】図2のIII −III 線の断面図
【図4】使用時の正面図
【図5】使用時の作用説明図
【図6】図5のX矢視図
【図7】図5のY矢視図
【図8】第2実施形態の平面図
【図9】図8のX−X線の断面図
【図10】図8のY−Y線の断面図
【図11】図9のZ−Z線の断面図
【符号の説明】
1 操作棒 1a ボルト 2 清掃器本体 3 二股部 4 凹所 5 支持アーム 6 抱持アーム 7 スペーサ 8 支点ボルト 9 コイルばね 10 碍子 11 ガイドローラ 12 リブ 13、13’ 取り付け板 14 板ばね 15 上面ブラシ 16 ブラシ基板 17 ブラシ 18 ヒンジ 19 サイドアーム 20 取り付け板 21 下面ブラシ 22 ブラシ基板 23 ボルト 24 ねじりばね 25 溝 26 ブラシ束 27 碍子連

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作棒の先端部に回動自在に取り付けた
    清掃器本体に清掃ブラシを装着してなる碍子清掃器にお
    いて、上記清掃ブラシを碍子の笠部上面を清掃する上面
    ブラシと、笠部下面を清掃する下面ブラシにより形成
    し、これらの各ブラシを研磨材入りブラシにより形成し
    たことを特徴とする碍子清掃器。
  2. 【請求項2】 上記の清掃器本体は、その中心部に一対
    の円弧状の抱持アームの各一端部を開閉自在に取り付け
    ると共に、各抱持アームに閉止方向の付勢力を付与し、
    各抱持アームの内周に碍子の頸部の周りに上記の付勢力
    により押し当てられるガイドローラを取り付け、各抱持
    アームと一体に前記の上面ブラシを下向きに装着し、上
    記清掃器本体の両端部に相互に対向するようにL型に屈
    曲されたサイドアームを取り付け、各サイドアームと一
    体に前記の下面ブラシを上向きに装着してなることを特
    徴とする請求項1に記載の碍子清掃器。
  3. 【請求項3】 上記の上面ブラシを下向きに、下面ブラ
    シを上向きにそれぞれ付勢したことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の碍子清掃器。
  4. 【請求項4】 上記の各抱持アームの外側に沿って円弧
    状の上面ブラシ基板を一体に設け、各上面ブラシ基板の
    両端部に上記の上面ブラシを装着し、上記の各サイドア
    ームに円弧状の下面ブラシ基板をそれぞれ一体に設け、
    各下面ブラシ基板の両端部に上記の下面ブラシを装着し
    たことを特徴とする請求項2又は3に記載の碍子清掃
    器。
  5. 【請求項5】 上記の下面ブラシを構成する毛束の上端
    面を、碍子の笠部下面の溝部分と溝間の部分の形状に一
    致する凹凸形状に形成したことを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の碍子清掃器。
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