JP2001106470A - 乗客コンベアの移動手摺清掃装置 - Google Patents

乗客コンベアの移動手摺清掃装置

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JP2001106470A
JP2001106470A JP28430699A JP28430699A JP2001106470A JP 2001106470 A JP2001106470 A JP 2001106470A JP 28430699 A JP28430699 A JP 28430699A JP 28430699 A JP28430699 A JP 28430699A JP 2001106470 A JP2001106470 A JP 2001106470A
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moving handrail
handrail
moving
cleaning
passenger conveyor
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JP28430699A
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Koji Yamashita
浩二 山下
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Makoto Shimodera
下寺  誠
Tetsuya Kanai
哲也 金井
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の異なる乗客コンベアに対応できるとと
もに、効率よく移動手摺の清掃作業を行なえる乗客コン
ベアの移動手摺清掃装置の提供。 【解決手段】 払拭手段10を、上階乗降口2の乗場床
から伸縮自在に延設される支持部12と、この支持部1
2の上部に回動自在に設けられる受け部17と、この受
け部17の上部に設けられ、2点の突起部21を有する
除去部18とから構成した。これによって、支持部12
の伸縮で移動手摺5の高さの違いに対応でき、受け部1
7の回動で移動手摺5の傾斜角度の違いに対応でき、ま
た、2点の突起部21がそれぞれ当接するので移動手摺
5の曲げ半径の違いに対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客コンベアの動
作中に移動手摺の表面を清掃する乗客コンベアの移動手
摺清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に乗客コンベアの移動手摺は、乗客
の手垢や浮遊している塵埃などが付着するため、経年使
用に伴って次第に汚れてくる。また、乗客コンベア内部
の移動手摺駆動機構に備えられる駆動ローラが移動手摺
の表面に圧接するため、この表面の汚れが強固に付着し
ており、このような汚れを清掃布などで拭き取る際にあ
る程度の押圧力を加えなければ汚れを除去することがで
きない。
【0003】そこで従来、例えば実開昭57−6706
2号公報に記載されているように、移動手摺と床との間
にクリーナボックスを設置し、このクリーナボックスの
中に薬品等をしみこませた化学雑巾等のクリーナを入
れ、クリーナボックスを支える上支柱と下支柱との間に
備えたばねの弾性力により、クリーナを移動手摺の表面
に押し当てこの状態で乗客コンベアを動作させて移動手
摺の清掃を行なう乗客コンベアの移動手摺清掃装置が提
案されており、この従来の移動手摺清掃装置では、移動
手摺の傾斜角度がある場合にも対応可能である。
【0004】また、例えば特開平10−36056号公
報に記載されているように、ばねを介した押圧手段によ
って清掃体を移動手摺の表面に押し当て、この状態で乗
客コンベアを動作させて移動手摺の清掃を行なう乗客コ
ンベアの移動手摺清掃装置も提案されている。この従来
の移動手摺清掃装置では、移動手摺の汚れの程度に応じ
て押圧力を調整可能に構成されており、移動手摺から乗
場床までの高さに違いがある場合にも対応可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の乗客コンベアの移動手摺清掃装置にあっては、移動
手摺の表面に当接する当接部が1枚の板状体からなって
おり、移動手摺の移動方向に向って湾曲した部分に当接
部が1点のみの接触となるため、清掃効率が劣り、汚れ
が1個所に集中して清掃体の交換周期が短くなるという
問題があり、また、清掃中のバランスが悪く、乗場床等
に固定する必要があるので可搬式装置として成り立たな
いという問題もある。なお、上述した従来の移動手摺清
掃装置を常設のものではなく可搬式の装置とした場合、
移動手摺の表面を下方から押圧することから、当該清掃
装置を設置する場所が移動手摺の出入口付近の床上に限
定されるが、この出入口付近における移動手摺の形状は
通常、移動手摺の移動方向に対して平坦ではなく、上方
に立ち上がるように湾曲していることから、上述した問
題が生じている。
【0006】また、現状の建屋に設置されている乗客コ
ンベアにおいては、機種により移動手摺から乗場床まで
の高さ、移動手摺の傾斜角度、および移動手摺の曲げ半
径が異なることが多い。したがって、機種毎に清掃装置
を製作し、取付け位置を限定して使用することも考えら
れるが、この場合、コストが増大し、作業性が悪くなる
ため調整機構が必要となる。
【0007】本発明は、上記のような従来における問題
に鑑みてなされたもので、その目的は、種々の異なる乗
客コンベアに対応できるとともに、効率よく移動手摺の
清掃作業を行なうことのできる乗客コンベアの移動手摺
清掃装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、移動手摺の表面に当接し、洗浄液を塗布する
洗浄液塗布手段と、この洗浄液塗布手段より前記移動手
摺の移動方向の下流側に配置され、前記移動手摺の表面
を払拭する払拭手段とを有する乗客コンベアの移動手摺
清掃装置において、前記払拭手段が、前記移動手摺の移
動方向の下流側に位置する乗場床から伸縮自在に延設さ
れる支持部と、この支持部の上部に回動自在に設けられ
る受け部と、この受け部の上部に弾性体を介して設けら
れ、2点の突起部を有する除去部とからなり、前記2点
の突起部の先端にそれぞれ吸液性のない清掃体を設け、
この清掃体を介して前記突起部が前記移動手摺の表面に
当接することによって、この表面に付着した洗浄液およ
び汚れを除去する構成にしてある。
【0009】このように構成した本発明では、移動手摺
の移動方向の下流側に位置する乗場床から伸縮自在に支
持部が延設されており、この支持部の伸縮により除去部
が上下動するので、この除去部の清掃体を介して突起部
が移動手摺の表面に当接する際、乗場床から移動手摺ま
での高さの違いに対応できるとともに、受け部の回動に
より除去部が傾斜するので、移動手摺の傾斜角度の違い
にも対応できる。また除去部に設けた2点の突起部がそ
れぞれ移動手摺の湾曲した部分に当接するので、移動手
摺の曲げ半径の違いに対応できる。これにより、種々の
異なる乗客コンベアに対応できるとともに、効率よく移
動手摺の清掃作業を行なえる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの移
動手摺清掃装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る乗客コンベアの移動
手摺清掃装置の要部構成を示す側面図、図2は本実施形
態の移動手摺清掃装置に設けられる掻き取り手段を示す
説明図、図3は本実施形態の移動手摺清掃装置を備えた
乗客コンベアの側面図である。
【0011】一般にエスカレータは、図3に示すよう
に、下階乗降口1および上階乗降口2の間を循環走行す
る無端状の踏段3と、この踏段3の両側方に立設される
欄干4と、踏段3と同期して欄干4の上端に沿って走行
する無端状の移動手摺5とを備えている。なお、図3に
おいて移動手摺5の移動方向6は下階乗降口1から上階
乗降口2へ向かっており、すなわち図3の時計方向に回
動する。
【0012】そして、本実施形態の移動手摺清掃装置
は、同図3に示すように、下階乗降口1付近に設置さ
れ、移動手摺5の表面に当接して洗浄液を塗布する洗浄
液塗布手段7と、上階乗降口2付近に設置され、移動手
摺5の表面を払拭する払拭手段10と、この払拭手段1
0より移動手摺5の移動方向の下流側に配置され、移動
手摺5の表面に付着した汚れ液を掻き取る掻き取り手段
11とからなっており、この移動手摺5の出口付近およ
び入口付近間における移動手摺5の移動時間を洗浄液が
汚れに対して浸透する時間としてある。
【0013】洗浄液塗布手段7は、洗浄液を含む図示し
ない吸着体を有し、移動手摺5に嵌合するように取付け
られる塗布部8と、欄干4に吸着固定され、塗布部8を
保持する保持部9とからなっている。
【0014】払拭手段10は、図1に示すように、上階
乗降口2の乗場床から伸縮自在に延設される支持部12
と、この支持部12の上部に回動自在に設けられる受け
部17と、この受け部17の上部にスポンジからなる弾
性体19を介して設けられ、移動手摺5の表面に付着し
た洗浄液および汚れを除去する除去部18とからなって
いる。さらに、受け部17は、上階乗降口2の乗場床上
に載置される台座13と、ハンドル14を回転させるこ
とにより上下方向に伸縮するジャッキ15と、このジャ
ッキ15に設けられ、受け部17を回動自在に支持する
回転軸16とからなっている。ジャッキ15は図1の左
右方向に沿って延設されている。回転軸16はジャッキ
15の長手方向と直交し、かつ水平方向に延設されてお
り、この回転軸16を中心として受け部17が図1の時
計方向および反時計方向へ回動可能である。また除去部
18は、弾性体19上に装着され、受け部17に対して
垂直方向に受け部17の端部を摺動可能なガイド部20
と、このガイド部20上に所定間隔をおいて立設される
2点の突起部21と、これらの突起部21の先端にそれ
ぞれ止め具22により着脱可能に取付けられ、移動手摺
5の表面に当接する清掃体23とから構成されている。
この清掃体23は、液体を吸収しない素材、すなわち吸
液性のないナイロンたわし等からなっており、繰り返し
の使用により清掃体23が摩耗したとき、その都度、止
め具22を外して新しいものと交換する。
【0015】掻き取り手段11は、図2に示すように、
移動手摺5に嵌合するように取付けられる枠体24と、
この枠体24に取付けられ、汚れ液を受け入れる受液槽
部25と、この受液槽部25に保持固定され、移動手摺
5の表面に湾曲した状態で当接する掻き取り部26とか
らなっている。
【0016】この実施形態の移動手摺清掃装置にあって
は、移動手摺5の清掃を行なう際、まず図3に示すよう
に移動手摺5の移動方向6の上流側から順に、洗浄液塗
布手段7、払拭手段10、および掻き取り手段11を取
付け、同様にして、踏段3を挟んで対向するもう1つの
移動手摺5にも洗浄液塗布手段7、払拭手段10、およ
び掻き取り手段11をそれぞれ取付ける。
【0017】このとき、洗浄液塗布手段7は、塗布部8
の不織布等で構成した図示しない吸着体に、脱脂洗浄剤
や界面活性剤等の洗浄液を含浸させた後、塗布部8に設
けられる図示しないばねを用いて移動手摺5に嵌合する
ように取付け、次いで、塗布部8より移動手摺5の移動
方向6の下流側に、保持部9を図示しない吸盤を介し
て、ガラス板やステンレス板で構成した欄干4に吸着固
定する。これにより、乗客コンベアを動作させた場合、
塗布部8は移動手摺5とともに移動しようとするが、静
止物体である欄干4に固定した保持部9により塗布部8
がその取付け位置を保持する。
【0018】また払拭手段10を取付ける際、まずジャ
ッキ15を最も縮んだ状態にして、図1に示すように上
階乗降口2の乗場床と移動手摺5との間に挿入した後、
ハンドル14を回転させてジャッキ15を伸ばし、2点
の突起部21を取付けた清掃体23を移動手摺5の表面
に当接させる。ここで、移動手摺5の傾斜角度や曲げ半
径は、乗客コンベアの機種や払拭手段10の取付け位置
によって異なるが、支持部12と受け部17が回転軸1
6により回動自在になっているため、2点の突起部21
に均等に力が掛かるように自動的に傾斜するので、特に
調整を行なう必要がない。次いで、さらにハンドル14
を回転させてジャッキ15を伸ばすことにより弾性体1
9を圧縮し、清掃体23を介して移動手摺5に押圧力を
掛ける。ここで押圧力が大きければ大きいほど清掃効果
が上げるが、押圧力が過大であると移動手摺5の表面に
傷を付けたり、摩擦抵抗により移動手摺5の移動を妨げ
てしまうので、清掃体23が移動手摺5の表面に当接し
た後のハンドル14の回転量により上記の押圧力を制御
するようになっている。
【0019】また掻き取り手段11を取付ける際、図2
に示すように、枠体24を移動手摺5に嵌合するように
取付け、枠体24に受液槽部25を介して保持固定され
た掻き取り部26を湾曲した状態で移動手摺5の表面に
当接させる。ここで枠体24は洗浄液塗布手段7の塗布
部8と同様のもので、洗浄液を含浸させないものでよ
い。
【0020】このようにして乗客コンベアに洗浄液塗布
手段7、払拭手段10および掻き取り手段11をそれぞ
れ取付けた後、移動手摺5を移動方向6へ移動させる
と、下階乗降口1付近で洗浄液塗布手段7により移動手
摺5の表面に洗浄液が塗布され、この塗布された部分が
上階乗降口2付近へ移動する。この下階乗降口1から上
階乗降口2へ移動する間に、塗布した洗浄液が移動手摺
5の表面に付着している汚れに浸透し、汚れを柔かくす
る。次いで、上階乗降口2付近で払拭手段10の2点の
突起部21に取付けられた清掃体23を介して移動手摺
5の表面を押圧することにより、上記の汚れが分離す
る。このとき、ナイロンたわし等で構成した清掃体23
は上記の分解した汚れおよび洗浄液を吸収しないので、
汚れは洗浄液と混ざった汚れ液となって移動手摺5の表
面に付着して通過する。また、移動手摺5と清掃体23
の間には圧力により摩擦力が生じるため、受け部17に
対して除去部18が移動手摺5の移動方向6に向ってず
れようとするが、ガイド部20が受け部17の端部に当
接することにより上記の除去部18のずれを防止してい
る。
【0021】次いで、掻き取り手段11の掻き取り部2
6により、移動手摺5の表面に付着している汚れ液が掻
き取られて掻き取り部26を伝って下方へ滴下し、受液
槽部25に蓄積される。これにより、移動手摺5に付着
した汚れは、移動手摺5が下階乗降口1から上階乗降口
2に移動する間に除去されるので、完全に汚れを除去す
るまで乗客コンベアを動作させ続けて上記の工程を繰り
返す。
【0022】このように構成した実施形態では、移動手
摺5の移動方向6の下流側に位置する上階乗降口2の乗
場床から伸縮自在に支持部12が延設されており、この
支持部12の伸縮により除去部18が上下動するので、
この除去部18の清掃体23を介して突起部21が移動
手摺5の表面に当接する際、上階乗降口2の乗場床から
移動手摺5までの高さの違いに対応できるとともに、受
け部17の回動により除去部18が傾斜するので、移動
手摺5の傾斜角度の違いにも対応できる。また除去部1
8に設けた2点の突起部21がそれぞれ移動手摺5の湾
曲した部分に当接するので、移動手摺5の曲げ半径の違
いに対応できる。これにより、種々の異なる乗客コンベ
アに対応できるとともに、効率よく移動手摺5の清掃作
業を行なえる。
【0023】なお、上記実施形態では、払拭手段10を
取付け、清掃体23を介して移動手摺5に押圧力を掛け
る際、清掃体23が移動手摺5の表面に当接した後のハ
ンドル14の回転量により上記の押圧力を制御するよう
にしたが、本発明はこれに限られず、弾性体19の圧縮
量やジャッキ15の伸び量を測定することにより、上記
の押圧力を制御してもよく、あるいは、払拭手段10と
上階乗降口2の乗場床との間の荷重を測定する計測器を
設けてもよい。また、上記実施形態では、弾性体をスポ
ンジとしたが、このスポンジの代わりに、ばねから構成
してもよい。
【0024】さらに、上記実施形態では、移動手摺5を
押圧することによって払拭手段10にハンドル14の長
手方向(図1の左方向)に移動させようとする力が生じ
ており、この力は移動手摺5の傾斜角度が大きくなれば
大きくなるので、台座13の下面にゴムシートを付けた
り、ローレット刻みを付すことなどにより、摩擦係数を
高くし上記の横方向への移動を防止できる。また、例え
ばマグネット等で台座13を乗場床に吸着固定した場
合、台座13のハンドル14の側端を支点として回転力
が生じるので、台座13をハンドル14の長手方向に沿
って長くすることにより、上記の回転力による浮き上が
りを防止できる。
【0025】さらに、上記実施形態では、払拭手段10
と掻き取り手段11とをそれぞれ別個に設けたが、本発
明はこれに限られず、払拭手段10の受け部17に掻き
取り部26と受液槽部25を設けて払拭手段10と掻き
取り手段11とを一体に設けてもよい。
【0026】さらに、上記実施形態では、洗浄液塗布手
段7が不織布等で構成した吸着体に洗浄液を含浸させた
もので移動手摺5の表面に洗浄液を塗布するようにした
が、次第に塗布量が減少してくるので、洗浄液塗布手段
7に洗浄液の補給手段として点滴装置等を設けてもよ
く、あるいは、洗浄液塗布手段7の上流側に点滴装置等
を設けてもよい。また、上記の点滴装置により洗浄液を
滴下させる構造とした場合、洗浄液塗布手段7を移動手
摺5の立ち上がり部ではなく、水平部に設置する方が構
造的に簡易に構成できるので望ましい。
【0027】さらに、上記実施形態では、移動手摺5の
移動方向6を下階乗降口1から上階乗降口2としたが、
移動手摺5を逆に移動させる場合、上階乗降口2付近に
払拭手段10を取付け、下階乗降口1付近に掻き取り手
段11を取付けることにより対応可能である。
【0028】図4は本発明の他の実施形態に係る乗客コ
ンベアの移動手摺清掃装置の要部構成を示す正面図であ
る。なお、図4において前述した図1〜図3に示すもの
と同等のものには同一符号を付してある。
【0029】図4に示す本実施形態の乗客コンベアの移
動手摺清掃装置では、前述した図1〜図3に示すものと
比べて、回転軸16と直交する他の回転軸27を設け
て、受け部17を互いに直交する回転軸16,27によ
り2方向に回動自在に設けたことが異なっており、その
他の構成は基本的に同様である。
【0030】このように構成した実施形態にあっては、
回転軸16を中心として受け部17が図1の時計方向お
よび反時計方向へ回動可能であるとともに、他の回転軸
27を中心として受け部17が図4の時計方向および反
時計方向へ回動可能であるので、上部乗降口2の乗場床
に段差があり装置全体が傾斜したり、移動手摺5の設置
誤差により移動手摺5が傾斜している場合においても、
移動手摺5の表面に平行に突起部21を接触させること
ができるので、移動手摺5の表面に対して均一に押圧力
を加えることができ、これにより、部分的に清掃効果が
変わることを抑制し、仕上りの良い清掃が行なえる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乗客コンベアの機種や、清掃装置の取付け位置に応じて
異なる移動手摺から乗場床までの高さ、移動手摺の傾斜
角度、移動手摺の曲げ半径に1台で対応でき、取付け後
は乗客コンベアを動作させるのみで効率よく移動手摺の
清掃作業を行なうことができ、また、簡易な構造で可搬
式の移動手摺清掃装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る乗客コンベアの移動
手摺清掃装置の要部構成を示す側面図である。
【図2】本実施形態の移動手摺清掃装置に設けられる掻
き取り手段を示す説明図である。
【図3】本実施形態の移動手摺清掃装置を備えた乗客コ
ンベアの側面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る乗客コンベアの移
動手摺清掃装置の要部構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 下階乗降口 2 上階乗降口 5 移動手摺 7 洗浄液塗布手段 10 払拭手段 11 掻き取り手段 12 支持部 16 回転軸 17 受け部 18 除去部 19 弾性体 20 ガイド部 21 突起部 22 止め具 23 清掃体 25 受液槽部 26 掻き取り部 27 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下寺 誠 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 金井 哲也 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 3F321 HA23 HA27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動手摺の表面に当接し、洗浄液を塗布
    する洗浄液塗布手段と、この洗浄液塗布手段より前記移
    動手摺の移動方向の下流側に配置され、前記移動手摺の
    表面を払拭する払拭手段とを有する乗客コンベアの移動
    手摺清掃装置において、 前記払拭手段が、前記移動手摺の移動方向の下流側に位
    置する乗場床から伸縮自在に延設される支持部と、この
    支持部の上部に回動自在に設けられる受け部と、この受
    け部の上部に弾性体を介して設けられ、2点の突起部を
    有する除去部とからなり、前記2点の突起部の先端にそ
    れぞれ吸液性のない清掃体を設け、この清掃体を介して
    前記突起部が前記移動手摺の表面に当接することによ
    り、この表面に付着した洗浄液および汚れを除去するよ
    うにしたことを特徴とする乗客コンベアの移動手摺清掃
    装置。
  2. 【請求項2】 前記除去部が、前記受け部に対して垂直
    方向に摺動可能なガイド部を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の乗客コンベアの移動手摺清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記払拭手段より前記移動手摺の移動方
    向の下流側に、前記移動手摺の表面に付着した汚れ液を
    掻き取る掻き取り手段を設け、 この掻き取り手段を、前記移動手摺の表面に当接し、こ
    の表面に付着した汚れ液を掻き取る掻き取り部と、この
    掻き取った汚れ液を受け入れる受液槽部とから構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの移動手
    摺清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄液塗布手段を前記移動手摺の出
    口付近に設置するとともに、前記払拭手段を前記移動手
    摺の入口付近に設置し、 これらの移動手摺の出口付近および入口付近間における
    移動手摺の移動時間を前記洗浄液が汚れに対して浸透す
    る時間としたことを特徴とする請求項1記載の乗客コン
    ベアの移動手摺清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記清掃体を着脱自在に構成したことを
    特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの移動手摺清掃
    装置。
  6. 【請求項6】 前記受け部が、互いに直交する回転軸に
    より連結され、2方向に回動自在に支持されることを特
    徴とする請求項1記載の乗客コンベアの移動手摺清掃装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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