JP3021842U

JP3021842U - 拭き具

Info

Publication number: JP3021842U
Application number: JP1995009768U
Authority: JP
Inventors: 宗　　正雄
Original assignee: 宗正雄
Priority date: 1995-08-23
Filing date: 1995-08-23
Publication date: 1996-03-12
Anticipated expiration: 2001-08-23

Abstract

(57)【要約】【課題】被清掃面に好ましくフィットし、優れた拭き
取り効果を発揮すると共に汚れたときには容易に洗うこ
とができる拭き具を提供する。【解決手段】柄の一端には柔軟な材料の略円柱状支持
体を取り付け、該略円柱状支持体には長さ方向の切れ目
を形成し、該略円柱状支持体の表面には拭き取り布片を
巻き付け、該拭き取り布片の両縁を該略円柱状支持体の
切れ目内に挟持させたことを特徴とする拭き具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、窓ガラス、テレビ画面、鏡、テーブル、床、壁、自動車ボデー等の表面（以下単に「被清掃面」という。）の汚れやホコリを除去するための拭き具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

このような拭き具としてはモップがしばしば使用されている。このモップは柄の先端に取り付けた保持具の下面に多数本の紐状体を保持させてなるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、上記従来のモップは保持具の下面に多数本の紐状体を保持させてなるものであるため、被清掃面に対する拭き取り効果が小さい、被清掃面に対するフィット性がない、使用により紐状体が汚れたときには該紐状体を洗わなければならないのであるが、紐状体を洗う作業は極めて面倒である、等の問題がある。本考案はこのような問題を解決しようとしてなされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案は、柄の一端には柔軟な材料の略円柱状支持体を取り付け、該略円柱状支持体には長さ方向の切れ目を形成し、該略円柱状支持体の表面には拭き取り布片を巻き付け、該拭き取り布片の両縁を該略円柱状支持体の切れ目内に挟持させたことを特徴とする拭き具を提供するものである。実用新案登録請求の範囲を含む本明細書における「略円柱状支持体」には断面略円形状の支持体の他、断面略楕円形状の支持体も含まれるものとする。

【０００５】

【作用】本考案による拭き具を使用する際には、柄の他端を手に持ち、略円柱状支持体に巻き付けた拭き取り布片を被清掃面に押圧した状態で拭き具を被清掃面に沿って動かせばよい。しかるときは、柔軟な材料で形成された略円柱状支持体は被清掃面になじんで変形し、該略円柱状支持体に巻き付けた拭き取り布片は被清掃面に好ましくフィットする（図３参照）。また、柔軟な材料で形成された略円柱状支持体に巻き付けられた拭き取り布片は該略円柱状支持体の表面に好ましく密着し、該略円柱状支持体の表面との間に滑りが生ずることはない。従って、被清掃面の汚れやホコリは拭き取り布片に効率良く付着する。拭き取り布片は略円柱状支持体に巻き付けられているため、その全周即ち全面を順次使用することができる。拭き取り布片はその両縁が略円柱状支持体の切れ目内に挟持された状態で該略円柱状支持体の表面に巻き付けられているため、拭き取り布片は略円柱状支持体に対し交換自在である。故に、拭き取り布片が汚れたときには、該拭き取り布片を略円柱状支持体から取り外して該拭き取り布片を洗い、これを再び略円柱状支持体に巻き付けることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。符号１に示すものは拭き具の柄である。柄１の一端には略円柱状支持体３を取り付ける。略円柱状支持体３は例えば発泡ウレタン等の柔軟な材料を用いて形成する。４は略円柱状支持体３に形成された柄挿入孔である。略円柱状支持体３は、図４に示すように、表面に多数の凹凸５を備えさせることが望ましい。この凹凸５は汚れ、ホコリ等を溜める働きをなすと共に被清掃面に対するフィット性を向上させるものである。略円柱状支持体３には長さ方向の切れ目７を形成する。略円柱状支持体３の表面には拭き取り布片９を巻き付け、該拭き取り布片９の両縁９ａ、９ｂを略円柱状支持体３の切れ目７内に挿入し、該切れ目７内に挟持させる。拭き取り布片９は不織布であっても織布であってもよいが、油汚れを拭き取る効果の大きいアクリル、ポリエステル等の超極細繊維を使用することが望ましい。また、拭き取り布片９として起毛状の繊維を使用したときには汚れ、ホコリ等の拭き取り効果が高まる。特に、発泡ウレタン製の略円柱状支持体３に不織布の拭き取り布片９を巻き付けたときには、この両者は相互にフィットし、滑らないため、使い易い拭き具となる。図３における符号１０は被清掃面である。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案による拭き具は被清掃面に好ましくフィットし、優れた拭き取り効果を発揮する。また、拭き取り布片が汚れたときには、該拭き取り布片を略円柱状支持体から取り外して該拭き取り布片を洗い、これを再び略円柱状支持体に巻き付けることができる。拭き取り布片は布片であるため、容易に洗うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による拭き具の一例を示す斜視図であ
る。

【図２】同上拭き具の断面図である。

【図３】同上拭き具の使用状態を示す正面図である。

【図４】略円柱状支持体の一例を示す正面図である。

【符号の説明】

１柄３略円柱状支持体４柄挿入孔５凹凸７切れ目９拭き取り布片９ａ縁９ｂ縁１０被清掃面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】柄の一端には柔軟な材料の略円柱状支持
体を取り付け、該略円柱状支持体には長さ方向の切れ目
を形成し、該略円柱状支持体の表面には拭き取り布片を
巻き付け、該拭き取り布片の両縁を該略円柱状支持体の
切れ目内に挟持させたことを特徴とする拭き具。