JP3095409U - 静電モップ用塵除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵が四方に飛びまわり二次汚染をおこしたり
静電液が消耗することを防止可能な静電モップ用塵除去
装置を提供する。 【解決手段】 静電モップを上に乗せて前後に移動させ
られる座台１を作る。この座台１は中空部を備え、その
上面板に少なくとも吸収装置或いは真空そうじ器の吸収
管をさしこめるさしこみ孔１１、さしこみ孔１２と、上
面板の中央前後に直線状の長い吸い口１１１、吸い口１
２１と、上面板の内側にさしこみ孔と吸い口とに連通す
る通路とを形成させる。吸い口１１１の左右両側にはあ
る面積の平面の外側に各斜面１３を形成して、静電モッ
プの前後移動往復の便利に供する。更に吸い口の一側に
はけ１４を加設可能である。又この座台１は移動式に作
ることも可能で、又固定式に建築物の床板に固定して室
外に吸収装置を設置して吸収装置の吸収管を連結して使
用することも可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は静電モップに使用される塵除去装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のモップはその用途により木綿モップと、気泡ゴムモップと、静電モップ の三種類がある。タイルや石材の地面や木質の地面を掃除するときは一般に木綿 モップや気泡ゴムモップを湿らせて地面をこすって塵を除去する。この方法によ ると石材や木質地板の毛細孔に塵がはまりこんで除去できないばかりでなくます ますたまって汚くなり、光沢が段々失われる。その代わりに乾式の静電モップで 掃除すると、速く且つ清浄に塵を除去できる。静電モップは設計上二種あって、 一種は木綿静電モップと紙静電モップがあり、地板の場合は木綿静電モップを使 用し、家具等の表面の場合には紙静電モップを使用する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の木綿静電モップで地板を掃除したあとは、塵や細い毛や糸などが木綿に ついているので、木綿静電モップを家の外に持ち出してそのついた塵をはたいて 落とす。しかしとれた塵は四方に飛びまわり二次汚染となる。

【０００４】 又使用した後、木綿部をはずして水で洗い、つるして乾燥させるが、その仕事 が面倒でさらに時間がかかる。且つ木綿静電モップに噴きつけられている静電液 が消耗する。

【０００５】 静電紙モップはついた塵を除去してから静電紙をとりかえなければならないの でごみの量が増える外、金銭の消耗をともなう。もしも静電紙を二回使用する時 は、その上についた塵や雑物を除去しなければならず、衛生上悪く且つ不便であ る。

【０００６】 したがって本考案の目的は上述の各種の欠点を改良した一種の静電モップ用塵 除去装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案の請求項に記載の静電モップ用塵除去装置 は、静電モップを上に乗せて前後に移動させられる座台を作る。この座台は中空 部を備え、その上面板に少なくとも吸収装置或いは真空そうじ器の吸収管をさし こめるさしこみ孔と、上面板の中央前後に直線状の長い吸い口と、上面板の内側 にさしこみ孔と吸い口とに連通する通路とを形成させる。更に吸い口の一側には けを加設してもよい。又この座台は移動式に作ることも可能で、又固定式に建築 物の床板に固定して室外に吸収装置を設置して吸収装置の吸収管を連結して使用 することも可能である。

【０００８】

【作用】

静電モップを使用して塵がその上に付着したら、静電モップをこの塵除去装置 の座台の上に置き、吸収装置或いは真空そうじ器の吸収管を座台のさしこみ孔に さしこんで電気を入れて作動させる。静電モップを座台の上で前後に移動させれ ば、静電モップについた塵や雑物は座台の吸い口からその中空の内部に入ったあ と吸引管を通じて吸引装置の中に入る。

【０００９】

【発明の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本考案のモップ静電塵除去 装置では移動式の第一実施例として図１に示すように、座台１で構成される。座 台１は吸引装置或いは真空そうじ器の吸引管をさしこませるさしこみ孔１１、さ しこみ孔１２（本実施例では二個例示してあるが一個でもよい）と、さしこみ孔 と同数で上に開いた直線状の吸い口１１１、吸い口１２１と、内部にはさしこみ 孔１１、さしこみ孔１２および吸い口１１１、吸い口１２１に連通する二通路１ １２、二通路１２２を有する。吸い口１１１の左右両側にはある面積の平面の外 側に各斜面１３を形成して、静電モップの前後移動往復の便利に供する。又吸い 口１２１の位置は完全な平面にある。もしも静電紙モップの面積が小さい場合は 吸い口１１１を使用すると両側斜面１３があるので、移動往復して塵を除去する 時に重心が不安定なため吸い口１２１は完全平面に設置している。

【００１０】 更にモップ静電塵除去装置の第二実施例として図２に示す。ほとんど第一実施 例と同じ構造を持つが、更に吸い口１１１の一側面に一はけ１４を加設している 。このはけで塵や雑物をはらい落とす。

【００１１】 その外本考案の固定式モップ静電塵除去装置の第三実施例は図８に示すように 、建物の床板に固定される座台２を持ち、座台２は少なくとも吸引装置Ａの吸引 管を連通する連結孔２１（一個を例として説明する）と、この連結孔と同数の上 に開いた吸い口２１１と、表面に平面或いは少し膨らみあがった受け柵２２と、 内部に連結孔と同数量の通路２１２とを備える。又更に吸い口２１１の一側には 第二実施例と同じようにはめ１４を加設可能である。受け柵２２は静電モップを 受ける作用を備える。

【００１２】 本実施例の中の移動式と固定式のモップ用静電塵除去装置は各別にちょうど建 築を完了した室内や建築中に直接設計して固設可能である。又運用上、固定式静 電モップ塵除去装置と併用される吸収装置Ａ（或いは真空そうじ機）はバルコニ ー等の室外に設置可能である。この吸収装置Ａのスイッチは室内に設置すれば使 用上便利である。又スイッチは自動コントロールできるようにして、ボタンを押 してスタートしたら或る時間、例えば３０秒、１分或いは５分間連続的に塵を吸 収したら自動的にスイッチを切断するようにすれば使用上安全である。しかしこ れは本考案の範囲外なのでその説明はしない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は次の効果と優点がある。 １．移動式と固定式の二種に設計し、経済効益を高め利用価値が高い。 ２．構造が簡単で実用的である。 ３．使用後の処理が簡単にできる効果がある。 ４．作業に要する力を節約し、確実に迅速に使用できる。 ５．一般の静電モップの使用後の塵除去の不便がない。 ６．一般の静電モップの使用後の塵除去による二次汚染がない。 ７．静電液の使用回数を減少させる効果がある。 ８．静電紙のとりかえを少なくする効果がある。 ９．モップ本体を洗浄する回数を軽減できる効果がある。 １０．静電紙の消耗とごみ量を減少させる効果がある。 １１．静電紙によるごみのための社会的支出を減少できる。 １２．塵や雑物の除去が軽便で時間と力を節約できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例による静電モップ用塵除去
装置を示す斜視図である。

【図２】本考案の第二実施例による静電モップ用塵除去
装置を示す斜視図である。

【図３】図１の上面図である。

【図４】図３の左側面図である。

【図５】図３のａ−ａ線による断面図である。

【図６】図３のb−b線による断面図である。

【図７】図４のc−c線による断面図である。

【図８】本考案の第三実施例による静電モップ用塵除去
装置を示す断面図である。

【図９】図８の上面図である。

【図１０】図９の右側面図である。

【符号の説明】

１ 座台 ２ 座台 １１ さしこみ孔 １２ さしこみ孔 １３ 斜面 ２１ 連結孔 ２２ 受け柵 １１１ 吸い口 １２１ 吸い口 １１２ 通路 １２２ 通路 ２１１ 吸い口 ２１２ 通路 Ａ 吸引装置

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも吸収装置の吸引管をさしこむ
   さしこみ孔と、前記さしこみ孔と同数で上に開いた吸い
   口と、その内部に設けられ、前記さしこみ孔と前記吸い
   口とに連通する通路とを有する座台で構成されることを
   特徴とする移動式静電モップ用塵除去装置。
2. 【請求項２】 少なくとも吸収装置の吸引管を連結する
   連結孔と、前記連結孔と同数の上に開いた吸い口と、内
   部で少なくとも前記連結孔と同数の前記連結孔と前記吸
   い口と連通する通路とを有する座台で構成され、建築物
   の床板に固定されることを特徴とする固定式静電モップ
   用塵除去装置。
3. 【請求項３】 前記座台は、静電モップをその上表面に
   乗せて前後に往復移動可能であるように斜面を備えるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の移動式静電モップ用塵
   除去装置。
4. 【請求項４】 前記座台は前記吸い口を一個或いは二個
   有し、且つ前記吸い口の一側面にははけを加設して静電
   モップについた毛や塵や汚物をはらい落とすように構成
   されていることを特徴とする請求項１に記載の移動式静
   電モップ用塵除去装置。
5. 【請求項５】 前記座台の前記吸い口は一個或いは二個
   あり、且つ前記吸い口の一側面にはけを加設して静電モ
   ップにひっついた毛や塵や汚物をはらい落とすように構
   成されていることを特徴とする請求項２に記載の固定式
   静電モップ用塵除去装置。
6. 【請求項６】 前記座台はその上表面に少し膨れ上がっ
   た受け柵を有することを特徴とする請求項２に記載の固
   定式静電モップ用塵除去装置。