JPH05178053A - 制御型サスペンション - Google Patents

制御型サスペンション

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JPH05178053A
JPH05178053A JP34748291A JP34748291A JPH05178053A JP H05178053 A JPH05178053 A JP H05178053A JP 34748291 A JP34748291 A JP 34748291A JP 34748291 A JP34748291 A JP 34748291A JP H05178053 A JPH05178053 A JP H05178053A
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JP
Japan
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pressure
valve
control
communication
cylinder
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JP34748291A
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Inventor
Kenro Takahashi
建郎 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常走行時に連通機構を遮断することで不要な
作動流体の移動を防止し、該連通機構による燃費の悪化
を防止する。 【構成】圧力制御弁3FL〜3RRは制御配管26FL
〜26RR,及びオペレートチェック弁4FL〜4RR
を介して油圧シリンダ6FL〜6RRのシリンダ室に連
通している。各制御配管26FL〜26RRは、その途
中位置同士が連通管30により接続され、この連通管3
0の途中には絞り31が挿入されて連通機構36A,3
6Bを構成している。連通管30,32の途中には連通
用切換弁37が介挿されている。そして、制御配管を開
閉する開閉弁が閉状態であるときにのみ連通機構を連通
させるようにして、通常制御時におけるシリンダ圧力の
低い方から高い方への作動流体の移動を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体及び各車輪間に設
けられた流体シリンダの作動圧を圧力制御弁で制御する
ことにより、車両の姿勢変化等を制御する制御型サスペ
ンションに係り、特に、流体シリンダの作動流体を封止
可能な機構を備えた制御型サスペンションの改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平2−7771
2号記載の出願にて、サスペンションシステムの異常発
生時に、各車輪及び車体間に装備した流体シリンダ内の
作動流体を封止して異常発生時に伴う車体姿勢の急変を
防止する制御型サスペンションを提案し、さらに、特願
平3−27207号記載の出願にて、異常発生時の車体
姿勢が傾いた状態であっても、徐々に路面に平行な車体
姿勢に戻すように制御する制御型サスペンションを提案
している。
【0003】この先願に係る制御型サスペンションの一
態様を示すと、図10に示すような構成をしており、同
図中、80FL〜80RRは車輪及び車体間に介挿され
た油圧シリンダ、81FL〜81RRは各油圧シリンダ
80FL〜80RRの作動圧を制御する圧力制御弁、8
2は油圧源である。油圧源82は、供給配管83及び戻
り配管84を介して圧力制御弁81FL〜81RRの供
給ポート,戻りポートに各々接続され、各圧力制御弁8
1FL〜81RRの出力ポートが制御配管85FL〜8
5RRを介して油圧シリンダ80FL〜80RRのシリ
ンダ室に接続されている。各制御配管85FL〜85R
Rの途中には、開閉弁としてパイロット圧作動形のオペ
レートチェック弁86が介挿され、そのオペレートチェ
ック弁86のパイロットポートは夫々配管88を介して
3ポート2位置の電磁切換弁からなるフェールセーフ弁
89のシリンダポートに接続されている。そのフェール
セーフ弁89のポンプポートP及びタンクポートTは夫
々供給配管83,及び戻り配管84に接続されており、
該フェールセーフ弁89はコントローラ90によって制
御されている。
【0004】また、前記制御配管85FL〜85RRの
うち、右前輪及び左前輪の制御配管85FL,85FR
の途中が連通管91Fで接続され、右後輪及び左後輪の
制御配管85RL,85RRの途中が連通管91Rで接
続されている。その連通管91F,91Rの途中には夫
々絞り92F,92Rが挿入されて、該連通管91F,
91Rと絞り92F,92Rによって連通機構を構成し
ている。なお、図中87はオペレートチェック弁86F
L〜86RRに取り付けられて開閉状態を検知するスイ
ッチである。
【0005】そして、異常状態検出器93によりシステ
ムの異常が検出されたとき、コントローラ90はフェー
ルセーフ弁89のポートT−A間のみを連通させ、オペ
レートチェック弁86FL〜86RRの全てが異常発生
と殆ど同時に閉じる。これにより、油圧シリンダ80F
L〜80RRの作動圧が異常発生時の値で一時的に封入
され、車高の急激な低下等,車体姿勢の急変が防止され
る。
【0006】さらに、前記異常発生時に車両が旋回等し
ていて車体姿勢が傾いた状態であったときには、その後
連通機構の絞り92F,92Rを介して徐々に、左右の
シリンダ間で作動油が圧力の高い方から低い方へ流れて
左右のシリンダ内の作動圧が平衡し、直進状態に至った
ときの車体姿勢が路面に平行な状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の制御型サスペンションにあっては、異常が
発生していない通常走行時にも連通管91F,91Rが
連通した状態となっているために、ロール等によって左
右輪におけるシリンダ間の作動圧に相違が生じると、作
動圧の高い車輪側から低い車輪側へ該連通管91F,9
1R及び絞り92F,92Rを介して作動油が移動し、
その作動油の移動流量が無駄な消費(リーク)流量とな
って、その移動流量分だけ油圧消費エネルギーの増加を
伴い燃費の悪化に繋がるという問題がある。
【0008】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、通常走行時に連通機構を遮断すること
で不要な作動流体の移動を防止し、該連通機構による燃
費の悪化を防止できる制御型サスペンションを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の制御型サスペンションは、車体と各車輪と
の間に個別に介挿された流体シリンダと、該流体シリン
ダに一端を接続する制御配管と、該制御配管の他端に接
続されて、前記流体シリンダに流体圧源から供給される
作動流体を指令値に応じて個別に制御する圧力制御弁
と、該圧力制御弁に対して指令値を与える制御手段とを
備えた制御型サスペンションにおいて、前記制御配管の
途中に介挿されて各流体シリンダのシリンダ圧を封入可
能な開閉弁と、左右輪及び前後輪の少なくとも一方にお
ける前記流体シリンダのシリンダ室同士を絞りを介して
連通可能な連通機構と、液圧制御の異常を検出する異常
検出手段及びエンジンの停止を検出するエンジン停止検
出手段の少なくとも一方と、該異常検出手段で異常を検
出したときまたはエンジン停止検出手段でエンジンの停
止を検出したときに前記開閉弁を閉じ且つ該開閉弁と連
通して前記連通機構を連通状態とする異常制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】電源のリード線が断線する等の所定の異常がシ
ステムに発生していない状態で通常走行をしている場合
においては、圧力制御弁によって流体シリンダの作動圧
が制御可能なように開閉弁が開状態になっている。ま
た、該開閉弁が開状態のためにこれに連動して連通機構
は遮断され、各流体シリンダのシリンダ室間における作
動流体の移動は発生しない。
【0011】この通常走行時に車両が旋回状態になる
と、例えば以下の制御が行われる。即ち,車両横方向か
らの加速度に応じた指令値が制御手段から各圧力制御弁
に供給され、旋回外輪側のシリンダ圧は直進時よりも上
昇し、且つ旋回内輪側のシリンダ圧は直進時よりも減少
して、慣性力に起因したロールモーメントを抑制するア
ンチロールモーメントがアクティブに発生し、ロール角
は所望の値に収まる。このとき、連通機構の連通路は遮
断されているため、作動圧が高い旋回外輪側のシリンダ
から作動圧が低い旋回内輪側のシリンダに向けての作動
流体の移動が抑えられて、各シリンダにおける該連通機
構による無用な作動流体のリークが発生しない。
【0012】また、上記ロール制御中に、例えば電源の
リード線が断線する等、システムに異常が発生した場合
には、異常制御手段は、開閉弁を閉状態にして流体シリ
ンダ内の作動圧を異常発生時の値に一時的に封入する。
このとき、開閉弁が閉状態になることで連通機構は、例
えば左右の流体シリンダのシリンダ室間を連通するた
め、前記作動圧の封入後、連通機構の絞りを介して徐々
に、該左右のシリンダ間において圧力の高い方から低い
方に作動流体が流れる。このため、異常発生時にシリン
ダ圧がバランスするまでの間、アンチロールモーメント
が得られ、これにより、ロール角が外輪の沈み方向に急
増するという事態が回避でき、ロール抑制の状態で旋回
を継続できる。
【0013】そして、車両が旋回状態を抜けて直進状態
に至ったとき、ほぼ路面に平行な車体姿勢に修正され
て、車体がいつまでもロール方向に傾いたまま走行する
という状態を回避できる。また、前記連通機構が前後輪
の流体シリンダのシリンダ室間を連通した構成になって
いる場合には、加速時若しくは制動時によりピッチ方向
に車体が傾いた状態で異常が発生したとしても、各流体
シリンダの作動圧が一時的に封止された後、連通機構を
介する作動流体の移動により、各流体シリンダのシリン
ダ圧は絞りを介して徐々にバランスされるので、その
間、ピッチ方向の車体姿勢の急変が防止されると共に、
定速走行状態に至ったときに車体がピッチ方向に傾いた
状態から路面にほぼ平行な状態になっている。
【0014】また、エンジンの停止をエンジン停止検出
手段が検出した場合にも、異常制御手段は上記異常検出
時と同様に作動する。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず構成を説明すると、図3に示すように、本実施例の
制御型サスペンションとしての能動型サスペンション1
は、流体圧源としての油圧源2と、この油圧源2の負荷
側に各車輪に対応して設置された圧力制御弁3FL〜3
RRと、開閉弁としてのオペレートチェック弁4FL〜
4RRと、液圧検出器5と、液体シリンダとしての油圧
シリンダ6FL〜6RRとに加えて、オペレートチェッ
ク弁4FL〜4RRを油圧源2に接続するフェールセー
フ弁7を有する。これと共に、この能動型サスペンショ
ン1は、フェールセーフ弁7,及び圧力制御弁3FL〜
3RR等の作動を制御する手段としてのコントローラ
8,加速度検出器9,異常状態検出器10,及びエンジ
ン停止検出手段としてのキースイッチ11を備えてい
る。なお、車体及び各車輪間には、車体の静荷重を支持
する図示しないコイルスプリングが設けられている。
【0016】油圧源2は、作動油を貯蔵するリザーバタ
ンク12と、車両のエンジンを回転駆動源13とする油
圧ポンプ14と、該油圧ポンプ14から発生する脈圧を
低減するポンプアキュムレータ15と、供給圧を可変制
御可能な比例電磁式リリーフ弁16と、作動油を冷却す
るオイルクーラ17と、オイルフィルタ18及びその安
全弁19とを有する。
【0017】前記リザーバタンク12には供給配管2
0,及び戻り配管21が接続されており、そのうち供給
配管20は油圧ポンプ14を介して負荷側に至り、戻り
配管21側にはオイルクーラ17が介挿されている。油
圧源2の出力側には、比例電磁式リリーフ弁16が両配
管21,21間に接続されていると共に、ポンプアキュ
ムレータ15及びオイルフィルタ18が供給配管20側
に接続され、また該オイルフィルタ18をバイパスする
バイパス路に安全弁19が設けられている。なお、35
はドレイン配管である。
【0018】油圧源2から延びる供給配管20は前後左
右輪側に各々分岐して圧力制御弁3FL〜3RRの供給
ポートに接続され、この圧力制御弁3FL〜3RRの戻
りポートに個別に接続された戻り配管21は合流して油
圧源2のリザーバタンク12に至る。また、供給配管2
0には供給圧を蓄圧する供給アキュムレータ22が接続
され、戻り配管21にはリターン圧の変動を低減するリ
ターンアキュムレータ23が接続されている。なお、2
4は生産ラインでの油圧システム組立時に配管作業等で
混入した異物を回収し油圧部品等の異常作動を防止する
ためのフィルタ、25は生産ラインでの油圧システム組
立時のフラッシング用コックである。
【0019】前記各圧力制御弁3FL〜3RRは、図3
に示すように、弁ハウジング40内の挿通孔内で摺動可
能なスプール41を有した、パイロット作動型比例電磁
式リリーフ減圧弁方式を基本構成としている。パイロッ
ト弁(ポペット弁方式リリーフ弁)は、ポペット42,
ポペットシート部材43,ポペット42を作動子44を
介して駆動する電磁比例ソレノイド45により構成され
ている。なお、該パイロット弁としてはスプール弁方式
減圧弁を適用してもよい。
【0020】該パイロット弁のパイロット圧により駆動
されるメイン弁(スプール方式リリーフ減圧弁)は、弁
ハウジング40へ同軸に固定されているスリーブ46
と、該スリーブ46内に摺動可能に配置されているスプ
ール41と、スプール41の軸方向両端部に夫々配設さ
れて該スプール41を所定位置に保持しようとするスプ
リング47,48と、そのスプリング48を介してスプ
ール41の一端面を押圧し該スプール41の中立位置を
調節するエンドボルト49とを有して、前記電磁比例式
ソレノイド45にコントローラ8から供給される指令電
流を調整することによってスプール41の位置を制御
し、弁ハウジング40に形成されているポート3A〜3
E、即ち供給ポート3A,3D,戻りポート3C,3
E,及び出力ポート3B間を選択的に連通可能になって
いる。そして、供給ポート3A,3D,及び戻りポート
3C,3Eは夫々供給配管20及び戻り配管21に接続
され、出力ポート3Bは後述する流路としての制御配管
26FL〜26RRに接続されている。
【0021】なお、図4中、50はナット、51〜54
は絞りである。また、該圧力制御弁3FL〜3RRに個
別に接続された制御配管26FL〜26RRは、各々、
オペレートチェック弁4FL〜4RRを介して油圧シリ
ンダ6FL〜6RRのシリンダ室に連通している。ま
た、該制御配管26FL〜26RRの油圧シリンダ6F
L〜6RR側にはそのシリンダ室の内圧を測定する液圧
検出器5が接続されている。その液圧検出器5は、制御
配管26FL〜26RRを介して油圧シリンダ6FL〜
6RRのシリンダ室の内圧を検出し、その検出した圧力
に応じた圧力信号をコントローラ8に供給可能になって
いる。
【0022】また、オペレートチェック弁4FL〜4R
Rは、パイロット作動形の逆止弁であって、図4に示す
ように、筒状の弁ハウジング60に内部に挿通孔が穿設
され、この挿通孔に連通するように入力ポート61,出
力ポート62,及びパイロットポート63が設けられる
と共に、該挿通孔内にはポペット64及びこれに対向す
るピストン65が共に摺動自在に配設されている。ここ
で、入力ポート61は制御配管26FL〜26RRを介
して圧力制御弁3FL〜3LLの出力ポート62に接続
され、オペレートチェック弁4FL〜4RRの出力ポー
ト62は制御配管26FL〜26RRを介して油圧シリ
ンダ6FL〜6RRのシリンダ室に接続され、パイロッ
トポート63がオペレート圧配管27を介してフェール
セーフ弁7に接続されている。
【0023】また、該ポペット64は、入力ポート61
と出力ポート62の間に形成された弁座66に当接する
方向にリターンスプリング67によって付勢可能になっ
ていて、ピストン65の該ポペット64とは反対側の端
面にパイロットポート63からのオペレート圧が与えら
れる。そして、上記構成のオペレートチェック弁4FL
〜4RRにおいては、リターンスプリング67はほぼ自
由長になっており、その弾性力は、オペレート圧(図4
中パイロット室Y1の内圧に相当する圧力)が最大供給
圧になった時点でポペットが充分開く程度の値に設定さ
れていて、通常制御時において、ピストン65にオペレ
ート圧が作用していれば、ポペット64が開方向に移動
しオペレートチェック弁4FL〜4RRは開状態に維持
され、逆にオペレート圧が下がれば、ポペット65が閉
方向に移動しオペレートチェック弁4FL〜4RRは閉
状態になる。
【0024】さらに、このオペレートチェック弁4FL
〜4RRは、圧力制御弁3FL〜3RRによる制御圧
(図4中圧力室X1の内圧)がシリンダ室の内圧(図4
中圧力室Z1の内圧)よりも上がれば、該ポペット64
は開方向に移動してオペレートチェック弁4FL〜4R
Rは開状態になる。油圧シリンダ6FL〜6RRは、シ
リンダチューブ内にピストンにより隔設されたシリンダ
室を備え、該ピストンに対して上下のシリンダ室を連通
する連通孔を有し受圧面積差によって作動可能に形成さ
れて、シリンダチューブの下端が車輪側部材に取り付け
られ、ピストンロッドの上端が車体側部材に取り付けら
れている。各シリンダ室は、絞り弁28を介して小容量
のサブアキュムレータ29が接続され、該サブアキュム
レータ29によって圧力制御弁3FL〜3RRで応答し
きれないバネ下共振域の油圧振動が吸収可能になってい
る。
【0025】この油圧シリンダ6FL〜6RRに接続さ
れる各制御配管26FL〜26RRの内、前輪側の左右
輪の2本の制御配管26FL,26FRにおけるオペレ
ートチェック弁4FL,4FRと油圧シリンダ6FL,
6FRとの間の途中位置同士が連通管30により接続さ
れ、この連通管30の途中に絞り31が挿入されて前輪
側の連通機構36Aを構成し、左右のシリンダ圧が同圧
になるように調整している。同様に、後輪側の左右輪の
2本の制御配管26RL,26RRにおけるオペレート
チェック弁4RL,4RRと油圧シリンダ6RL,6R
Rとの間の途中位置同士が連通管32により接続され、
この連通管32の途中に絞り33が挿入されて後輪側の
連通機構36Bを構成し、左右のシリンダ圧が同圧にな
るように調整している。
【0026】また、連通機構36A,36Bの連通路を
形成する連通管30,32の途中には、連通切換手段を
構成し該連通管の連通・遮断を行う連通用切換弁37が
介挿されている。その連通用切換弁37は、図5に示す
ように、パイロット作動形の逆止弁であって、筒状の弁
ハウジング70に内部に挿通孔が穿設され、この挿通孔
に連通するようにパイロットポート73,第1連通ポー
ト72,及び第2連通ポート78が設けられると共に、
該挿通孔内にはポペット74及びこれに対向するピスト
ン75が共に摺動自在に配設されている。ここで、第1
連通ポート72は制御配管26FL,26RLを介して
一方の油圧シリンダ6FL,6RLのシリンダ室に接続
され、第2連通ポート78は絞り31,33及び制御配
管26FR,26RRを介して一方の油圧シリンダ6F
R,6RRのシリンダ室に接続され、パイロットポート
73がオペレート圧配管27を介してフェールセーフ弁
7に接続されている。
【0027】また、該ポペット74は、弁座76に当接
する方向にリターンスプリング77によって付勢可能に
なっていて、ピストン75の該ポペット74とは反対側
の端面にパイロットポート73からのオペレート圧が与
えられる。また、第2連通ポート78はポペット74の
開方向への移動によって閉塞されるようになっている。
【0028】そして、上記構成の連通用切換弁36A,
36Bにおいては、リターンスプリング77はほぼ自由
長になっており、その弾性力は、オペレート圧(図5中
パイロット室Y2の内圧に相当する圧力)が最大供給圧
になった時点でポペット74が充分開く程度の値に設定
されていて、通常制御時において、ピストン75にオペ
レート圧が作用していれば、ポペット74が開方向に移
動して第2連通ポート78を閉塞した状態が維持され、
逆にオペレート圧が下がれば、ポペット75が閉方向に
移動して第1連通ポート72と第2連通ポート72を連
通させる。
【0029】このように上記連通用切換弁37が作動を
することによって、連通切換手段である該連通用切換弁
36A,36Bは、通常制御状態であるオペレート圧が
上がっているときでは開閉弁であるオペレートチェック
弁4FL〜4RRが開状態となるのと一緒に、第2連通
ポート78をポペット77で閉塞して、連通管30,3
2を遮断する。逆に、該連通用切換弁36A,36B
は、異常が発生してオペレート圧が下がったときに開閉
弁であるオペレートチェック弁4FL〜4RRが閉状態
となるのと一緒に、第2連通ポート78と第1連通ポー
ト72を連通して、連通管30,32を連通状態にす
る。
【0030】また、フェールセーフ弁7は、3ポート2
位置電磁切換弁からなり、シリンダポート7Aが、各オ
ペレートチェック弁4FL〜4RRのパイロットポート
63及び各連通用切換弁37のパイロットポート73に
接続されているオペレート圧配管27の一端と接続して
いる。また、ポンプポート7Pは供給配管20に連通
し、タンクポート7Tは戻り配管21に連通している。
フェールセーフ弁7の電磁ソレノイドはコントローラ8
に接続されていて、該コントローラ8から供給される切
換制御信号に応じ、該切換制御信号がオフ(非通電時)
の場合にシリンダポート7A〜タンクポート7T間が接
続され、該制御信号がオン(通電時)場合にシリンダポ
ート7A〜ポンプポート7P間が接続される。
【0031】一方、加速度検出器9は、車体の所定位置
に装備されて車体の加速度に応じた電圧値をコントロー
ラ8に供給可能になっている。異常状態検出器10は、
電源回路や圧力制御弁3FL〜3RR等の異常状態を検
出し、該検出信号をコントローラ8に供給可能になって
いる。また、キースイッチ11からはキー操作位置に応
じた信号がコントローラ8に供給可能になっている。さ
らに、コントローラ8はリリーフ弁16に対しても供給
圧を制御する供給圧指令値を供給可能になっている。
【0032】コントローラ8は、演算処理用のマイクロ
コンピュータを含んで構成され、通常走行時において
は、加速度検出器9からの検出信号に基づき所定の処理
を実行して姿勢変化を抑制する指令値を演算し、所定の
指令電流を圧力制御弁3FL〜3RRに供給する一方、
異常状態検出器10からの検出信号に基づき異常状態を
判断し、異常状態発生時にはフェールセーフ弁7に供給
する切換制御信号を強制的にオフにする。また、コント
ローラ8は、キースイッチ11がアクセサリ位置に操作
されたときに電源が投入されて起動する。
【0033】前記のように構成される能動型サスペンシ
ョンにおいては、エンジンが停止状態で停車していると
すると、この停車状態では電源がオフであり、フェルー
セーフ弁7に対する切換制御信号のオフであるから、フ
ェールセーフ弁7は非通電時の位置、即ちシリンダポー
ト7A〜タンクポート7T間を連通した状態を維持して
いる。これにより、各オペレートチェック弁4FL〜4
RRのオペレート圧も大気圧であって、該オペレートチ
ェック弁4FL〜4RRは閉じられ、もって制御配管2
6FL〜26RRは遮断された状態になって、各油圧シ
リンダ6FL〜6RRのシリンダ室の内圧は封入されて
いる。また、連通用切換弁37のオペレート圧も大気圧
であって、該連通用切換弁37の第1連通ポート72と
第2連通ポート78が連通した状態になっていて、油圧
シリンダ6FL〜6RRのシリンダ圧が連通管30,3
2を介して前輪同士及び後輪同士で平衡している。
【0034】このような停車状態から、図6に示すよう
に、キースイッチ11がアクセサリ位置に操作される
と、コントローラ8による制御が開始され(ステップ
1)、さらに、イグニッションスイッチがオンになるま
で操作すると、エンジンが始動する(ステップ2)。こ
れによって、油圧ポンプ14が駆動を開始して該油圧ポ
ンプ14の吐出圧が直ちに規定の圧力値にまで上昇し、
比例電磁式リリーフ弁16で設定される供給圧が各圧力
制御弁3FL〜3RRに供給される。
【0035】このエンジン始動初期状態においては、コ
ントローラ8は、液圧検出器5から封入されたシリンダ
圧を検出し、その圧力相当の圧力指令値を圧力制御弁3
FL〜3RRに出してその指令値を保持すると共に(ス
テップ3)、比例電磁式リリーフ弁16によって設定さ
れる供給圧を設定最低値から設定最低値に向けて徐々に
上昇させる(ステップ4)。
【0036】このとき、該リリーフ弁16で設定される
供給圧が圧力制御弁3FL〜3RRへの指令値、即ち封
入されている油圧シリンダ6FL〜6RRのシリンダ室
の内圧よりも小さい段階においては、該供給圧が低いた
めに圧力制御弁3FL〜3RRは油圧系として圧力フィ
ードバック制御にならずに制御不能状態となっているた
め、該供給圧が該圧力制御弁3FL〜3RRの出力圧と
なり、徐々に上昇する供給圧と共に安定的に出力圧が上
昇することになる。
【0037】該供給圧がシリンダ室の内圧相当を越えた
時点で(ステップ5)、供給圧と同等の圧力制御値弁3
FL〜3RRの出力圧がシリンダ室の内圧より大きくな
って、オペレートチェック弁4FL〜4RRのポペット
64が開方向に移動し該オペレートチェック弁4FL〜
4RRは開状態に移行し(ステップ6)、もって制御配
管26FL〜26RRが連通する。このとき、圧力制御
弁3FL〜3RRへの圧力指令値を現圧力に保持してい
ることで、封入されていたシリンダ圧と圧力制御弁3F
L〜3RRの出力圧が近いため、圧力制御弁3FL〜3
RRの出力圧とシリンダ圧とがスムーズに繋がることに
なる。
【0038】このため、例えば長期の停車状態のため
に、リークによってシリンダ室の内圧が前回の停止時よ
りも低下していた場合でも、エンジン始動時に車高が急
激に増加することなく乗員に無用な違和感を与えること
がない。続けて、供給圧が最大設定値になったかどうか
判断しながら(ステップ9)、圧力制御値の設定圧を現
在の圧力に保持したまま供給圧を上昇させ(ステップ
8)、供給圧が最大設定値に到達した時点でフェールセ
ーフ弁7に対する切換制御信号をオンにする(ステップ
10)。
【0039】これにより、フェールセーフ弁7は通電時
の切換位置,即ちシリンダポート7Aとポンプポート7
P間を連通させるから、オペレートチェック弁4FL〜
4RRのオペレート圧配管27の圧力が供給配管20の
供給圧と同じになり、従ってオペレートチェック弁4F
L〜4RRが強制的に全開にされると共に(ステップ1
1)、連通用切換弁37に対するオペレート圧配管27
からの圧力も供給配管20の供給圧と同等になり、第2
連通ポート78も完全に閉塞され、従って連通管30,
32が完全に非連通状態になる(ステップ12)。そし
て、コントローラ8はエンジン始動初期状態を脱したと
して通常制御に移行する。
【0040】この通常制御状態では、サスペンションシ
ステムが正常であってエンジン駆動中とすると、加速度
検出器9からの情報をもとに圧力制御弁3FL〜3RR
などを介して車体の姿勢制御が能動的に実施される。こ
のとき、左右輪の油圧シリンダ6FL〜6RRのシリン
ダ室を連通する連通管30,32が連通用切換弁37に
よって遮断されているため、例えば旋回時に、旋回時外
輪側のシリンダ圧が直進時よりも高められ且つ旋回時内
輪側のシリンダ圧が直進時よりも下げられるアクティブ
制御が実施されても、左右輪のシリンダ室間が非連通状
態となっているため、連通管30,32を介しての不要
な作動油の移動が発生しない。
【0041】そして、図7に示すように、上記のような
通常制御処理を実施しながら(ステップ40)、コント
ローラ8は、異常状態検出器からの検出信号を入力し
(ステップ41)、該検出信号の値に基づき異常(フェ
イル)状態発生か否かを判断する(ステップ42)。そ
して、車両の旋回中に電源断線などの異常状態が生じて
該フェイル状態が検知されと、その検知情報に基づき切
換制御信号はオフにして(ステップ43)フェールセー
フ弁7は非通電の切換位置をとり、オペレート圧配管2
7と戻り配管21とが連通される。これにより、オペレ
ートチェック弁4FL〜4RRの全てのオペレート圧が
ほぼ大気圧となるので、該オペレートチェック弁4FL
〜4RRのポペット64は閉方向に急激に移動し該オペ
レートチェック弁4FL〜4RRは異常発生後、瞬時に
閉状態となる(ステップ44)。この閉作動により、油
圧シリンダ6FL〜6RRのシリンダ室は、異常発生時
の作動圧が一時的に封じ込められる。
【0042】また、該オペレートチェック弁4FL〜4
RRが閉状態になるのと一緒に、連通切換弁37のオペ
レート圧がほぼ大気圧となるので、連通切換弁37のポ
ペット74が閉方向に急激に移動して、該連通切換弁3
7の第1連通ポート72と第2連通ポート78が連通し
て左右輪の油圧シリンダ6FL〜6RRのシリンダ室が
連通管30,32及び絞り31,33を介して連通され
る(ステップ45)。このため、一時的に封入された油
圧シリンダ6FL〜6RRのシリンダ室内の作動油は、
絞り31,33を介して徐々に、圧力の高い方から低い
方へ流れ、やがてバランス状態に達する。よって、異常
発生時からその後の圧力平衡までの間は、外輪側の作動
圧が徐々に低下し且つ内輪側の作動圧が徐々に上昇する
ものの、外輪,内輪の作動圧は直進時よりも高いアンチ
ロールモーメントとなるように維持され、ロール抑制に
係る良好な姿勢が得られる。
【0043】そして、シリンダ圧が平衡状態に至る過程
で、直進走行に戻った場合でも、その後、圧力平衡状態
に到達するから、直進時に車体がロール方向に傾いた状
態のまま走行することが回避される。また、旋回中に圧
力平衡状態に達した場合でも、それまでの旋回過程での
車体の急変は抑えられている共に、通常の殆どの旋回路
面の場合には圧力平衡到達から少しの時間で同一方向の
旋回が終了して直進になり、該直進時には路面にほぼ平
行な姿勢が確保される。
【0044】ここで、異常状態検出器10が異常検出手
段であり、フェールセーフ弁7,連通用切換弁37,及
びステップ10,ステップ41,ステップ42,ステッ
プ43の処理が異常制御手段を構成している。なお、直
進時に異常が発生した場合にも、オペレートチェク弁4
FL〜4RRが瞬時に閉じると共に、連通管30,32
が連通状態になり、上述したと同様に左右のシリンダ圧
は平衡化に付され、殆ど路面に平行な車体姿勢がそのま
ま保持される。
【0045】上記異常が発生せずに正常に走行している
状態から、図8に示すように、エンジンをオフにすると
(ステップ20)、コントローラ8は、液圧検出器5を
介して入力した油圧シリンダ6FL〜6RRのシリンダ
室の内圧の圧力に相当する圧力指令値を圧力制御弁3F
L〜3RRに供給して保持すると共に(ステップ2
1)、リリーフ弁16による供給圧を最大設定値から徐
々に低下させる(ステップ22)。
【0046】このとき、該圧力制御弁3FL〜3RRへ
の指令値が供給圧よりも低い段階では、圧力制御弁3F
L〜3RRの出力圧は該指令値に制御されている。該供
給圧が下降して、該供給圧がシリンダ圧と同じ圧力より
低くなった時点で(ステップ23)、即ち圧力制御弁3
FL〜3RRの出力圧がシリンダ圧より低くなり、オペ
レートチェック弁4FL〜4RRのポペット64が閉方
向に移動して該オペレートチェック弁4FL〜4RRが
閉状態に移行することで(ステップ24)制御配管26
FL〜26RRを遮断し、油圧シリンダ6FL〜6RR
のシリンダ圧が一時的に封入されて車高の急激な低下を
防止する。このとき、圧力制御弁3FL〜3RRへの圧
力指令値はそのまま維持される。
【0047】続いて、リリーフ弁16による供給圧が下
降すると、圧力制御値3FL〜3RRへの指令圧より供
給圧の方が低いので、該圧力制御弁3FL〜3RRは油
圧系としての圧力フィードバック制御を保持できずに制
御不能状態になり、供給圧が該圧力制御弁3FL〜3R
Rの出力圧となる。従って、該圧力制御弁3FL〜3R
Rの出力圧は、リリーフ弁16で設定されて徐々に下降
する供給圧に追従して安定的に下降する。
【0048】さらに、比例電磁式リリーフ弁16による
供給圧が最低設定圧に到達したどうか検査しながら該供
給圧を徐々に下げていき、該供給圧が最低設定圧に到達
した時点で、圧力制御弁3FL〜3RR,比例電磁式リ
リーフ弁16,及びフェールセーフ弁7をオフとし、さ
らに全ての制御をオフとして停止して電源をオフにする
(ステップ25)。
【0049】このとき、該フェールセーフ弁への切換制
御信号がオフになることでオペレート圧が低くなり、連
通用切換弁37のポペット64は閉方向に移動して該連
通切換弁37の第1連通ポート72と第2連通ポート7
8とが連通することで左右の油圧シリンダ6FL〜6R
Rのシリンダ室が連通管30,32を介して連通状態に
移行する(ステップ26)。
【0050】なお、前記実施例においては、連通機構3
6A,36Bによって前後の左右輪側のシリンダ室同士
を連結してロール方向の車体姿勢の傾きを路面に平行な
状態に修正しているが、該前後輪用の2本の連通管36
A,36B同士を別の連通管によって連通することで前
後輪における油圧をバランスさせてピッチ方向の車体姿
勢の傾きも路面に平行な状態に戻すような構成にしても
よい。
【0051】また、前記実施例において、液圧検出器5
の代わりに車高変化を検出する車高検出器の信号を用い
て、オペレートチェック弁4FL〜4RRの開閉を判断
する構成としてもよい。また、前記実施例においては、
連通切換手段は、を開閉弁の開閉を制御する圧力をもと
に該連通機構の連通・遮断をするようにしているが、オ
ペレートチェック弁4FL〜4RRに開閉を検知する検
知スイッチを設け、該検知スイッチからの信号に応じて
連通管30,32を連通・遮断するように構成してもよ
い。
【0052】さらに、連通用切換弁37と左輪用のオペ
レートチェック弁4FL,4RLの代わりに、図9に示
すような切換弁39を使用して、該切換弁にて連通切換
手段と開閉弁の処理を兼ねさせるようにしてもよい。こ
の切換弁39は、弁ハウジング60に連通ポート39P
を新たに設けた他はオペレートチェック弁4FL,4R
Lと同じ構造及び接続状態になっている。その連通ポー
ト39Pは、連通管30,32の一端と接続され、ポペ
ット64が開方向へ移動することで該ポペット64の周
面で閉塞されるようになっている。そして、ポペット弁
が開状態のとき、即ちオペレート圧が高いか、または圧
力制御弁3FL〜3RRによる制御圧がシリンダ圧より
も高いときには、入力ポート61と出力ポート62を連
通して圧力制御弁3FL〜3RRによる油圧制御を可能
にすると共に、連通ポート39Pを閉塞して連通管3
0,32を非連通状態にしてシリンダ間の作動油の移動
を防止する。また、ポペット弁が閉状態のとき、即ちオ
ペレート圧が低いか、または圧力制御弁3FL〜3RR
による制御圧がシリンダ圧よりも低いときには、入力ポ
ート61と出力ポート62を非連通状態にして油圧シリ
ンダ6FL〜6RRの作動油を封止すると共に、連通ポ
ート39Pと出力ポート62を連通状態にしてシリンダ
と連通管30,32を接続して左右輪のシリンダ間を連
通状態にしてシリンダ間の作動油の移動を可能にする。
【0053】さらにまた、前記実施例においては能動的
に車両姿勢を制御する能動型サスペンションについて説
明してが、これに限られるのではなく、能動的に車両姿
勢を制御しない、例えば特開昭63−207707号公
報等に開示される車高制御装置にも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の制御
型サスペンションでは、制御配管を開閉する開閉弁が閉
状態となるのに連動させて連通機構を連通させるように
したため、通常制御時におけるシリンダ圧力の低い方か
ら高い方への作動流体の移動を防止して、左右輪におけ
るシリンダ室間の作動流体の不要な移動が排除でき車両
の燃費が向上するという効果がある。
【0055】さらに、各車輪の圧力制御弁による圧力制
御時に、従来であれば該連通機構を介して作動流体がシ
リンダ間を移動して各車輪間の圧力制御に干渉が発生し
ていたが、これを本発明においては解消できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載のクレーム対応図である。
【図2】本発明に係る実施例の能動型サスペンションを
示す概要構成図である。
【図3】本発明に係る実施例の能動型サスペンションで
使用されている圧力制御弁を示す断面図である。
【図4】本発明に係る実施例の能動型サスペンションで
使用されているオペレートチェック弁を示す断面図であ
る。
【図5】本発明に係る実施例の能動型サスペンションで
使用されている連通用切換弁を示す断面図である。
【図6】エンジン始動時のコントローラの処理手順を示
す概略流れ図である。
【図7】異常発生時のコントローラの処理手順を示す概
略流れ図である。
【図8】エンジン停止時のコントローラの処理手順を示
す概略流れ図である。
【図9】開閉弁及び連通用切換手段の第2の例である切
換弁を示す断面図である。
【図10】本発明に係る従来例の能動型サスペンション
を示す概要構成図である。
【符号の説明】
1 能動型サスペンション 2 油圧源 3FL〜3RR 圧力制御弁 4FL〜4RR オペレートチェック弁(開閉弁) 5 液圧検出器 6FL〜6RR 油圧シリンダ 7 フェールセーフ弁 8 コントローラ(制御手段) 10 異常状態検出器(異常検出手段) 11 キースイッチ(エンジン停止手段) 16 比例電磁式リリーフ弁 20 供給配管 21 戻り配管 26FL〜26RR 制御配管 27 オペレート圧配管 30,32 連通管 31,33 絞り 36A,36B 連通機構 37 連通用切換弁 39 切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と各車輪との間に個別に介挿された
    流体シリンダと、該流体シリンダに一端を接続する制御
    配管と、該制御配管の他端に接続されて、前記流体シリ
    ンダに流体圧源から供給される作動流体を指令値に応じ
    て個別に制御する圧力制御弁と、該圧力制御弁に対して
    指令値を与える制御手段とを備えた制御型サスペンショ
    ンにおいて、前記制御配管の途中に介挿されて各流体シ
    リンダのシリンダ圧を封入可能な開閉弁と、左右輪及び
    前後輪の少なくとも一方における前記流体シリンダのシ
    リンダ室同士を絞りを介して連通可能な連通機構と、液
    圧制御の異常を検出する異常検出手段及びエンジンの停
    止を検出するエンジン停止検出手段の少なくとも一方
    と、該異常検出手段で異常を検出したときまたはエンジ
    ン停止検出手段でエンジンの停止を検出したときに前記
    開閉弁を閉じ且つ該開閉弁と連通して前記連通機構を連
    通状態とする異常制御手段とを備えたことを特徴とする
    制御型サスペンション。
JP34748291A 1991-12-27 1991-12-27 制御型サスペンション Pending JPH05178053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010522112A (ja) * 2007-03-23 2010-07-01 アーヴィンメリター テクノロジー エルエルスィー ロール制御デバイス

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