JPH0516888Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0516888Y2
JPH0516888Y2 JP1987152364U JP15236487U JPH0516888Y2 JP H0516888 Y2 JPH0516888 Y2 JP H0516888Y2 JP 1987152364 U JP1987152364 U JP 1987152364U JP 15236487 U JP15236487 U JP 15236487U JP H0516888 Y2 JPH0516888 Y2 JP H0516888Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irrigation tube
ridge
agricultural machine
mobile agricultural
support shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987152364U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6456610U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987152364U priority Critical patent/JPH0516888Y2/ja
Publication of JPS6456610U publication Critical patent/JPS6456610U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0516888Y2 publication Critical patent/JPH0516888Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、畦の上面部に灌水チユーブを敷設
する灌水チユーブ敷設装置に関するものである。
従来の技術 従来、ハウス内での作物栽培における灌水方法
としては、スプリンクラー等により作物の上方か
ら全面的に灌水する方法と、畦の上面部に敷設し
た灌水チユーブ内に水を通し、灌水チユーブに形
成した穴から作物の根元部分に灌水する方法とが
ある。
ここで、灌水チユーブの敷設は、畦を整形した
後に手作業で行うことが一般的であり、畦の整形
と灌水チユーブの敷設とを別行程で行つている。
また、畦にマルチフイルムを被覆する場合は、第
一行程で畦の整形を行い、第二行程で灌水チユー
ブの敷設を行い、第三行程でマルチフイルムの被
覆を行つている。
考案が解決しようとする問題点 畦の整形と灌水チユーブの敷設とを別行程で行
うために時間と手間とがかかつている。また、灌
水チユーブの敷設を作業者が畦の側方を歩行しつ
つ行うために敷設された灌水チユーブがねじれや
弛みを生じやすく、幅広の畦に敷設する場合には
畦の中央部にまつすぐに敷設することが困難であ
る。そして、幅広の畦に敷設した灌水チユーブの
ねじれ等を直す場合には作業者が畦に足を踏み入
れなければならず、畦の表面に付いた足跡を消す
ための補修作業をしなければならない。
さらに、灌水チユーブを敷設した上方からマル
チフイルムを被覆する場合には全体の作業行程が
三行程となり、より一層手間と時間とがかかつて
いる。
問題点を解決するための手段 圃場を耕転する耕転部と畦の整形を行う畦整形
器とを移動農機に連結し、移動農機の進行方向と
直交する左右方向水平向きの軸心を有する支持軸
と案内部とを移動農機に連結する。ロール状に巻
回されるとともに案内部にそつて畦の上面部に引
き出される灌水チユーブを回転自在に支持軸に取
付け、さらに、灌水チユーブの回転を制動する制
動機構を設ける。
作 用 耕転部による圃場の耕転と畦整形器による畦の
整形とを同時に行い、さらに、整形した畦の上面
部への灌水チユーブの敷設を同時に行う。灌水チ
ユーブは移動農機の進行に伴い支持軸の軸心回り
に回転し、案内部にそつて畦の上面部に引き出さ
れて敷設される。一方、灌水チユーブの回転は制
動機構により制動されており、移動農機の進行を
停止した場合等において、灌水チユーブの慣性力
による回転が防止され、灌水チユーブの弛みが防
止される。
実施例 この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。移動農機1のシヤーシ2の前部にはエンジン
3が搭載され、シヤーシ2の略中央部にはミツシ
ヨンケース4が固定され、ミツシヨンケース4の
上部には前後方向にターン可能なハンドル5が取
付けられている。さらに、シヤーシ2の後部には
ヒツチ6が固定され、このヒツチ6にはキングピ
ン7により中耕ロータリ8が連結されている。
前記中耕ロータリ8のフレーム9の略中央部に
はミツシヨンケース10が固定され、ミツシヨン
ケース10の下端部には前記移動農機1の進行方
向と直交する左右方向水平向きの軸心をもつ耕転
軸11が設けられ、この耕転軸11には圃場を耕
転するとともに耕転した土を中央に寄せる耕転部
であるハネロータ12がピン(図示せず)により
取付けられている。また、前記フレーム9の後端
部には後部ヒツチ13が固定され、この後部ヒツ
チ13には畦整形器14の取付ステー15が挿入
され、ボルト(図示せず)により締付け固定され
ている。
つぎに、前記取付ステー15には灌水チユーブ
装置16が連結されている。この灌水チユーブ装
置16は、まず、取付ステー17を有し、この取
付ステー17が前記取付ステー15に上下方向ス
ライド自在に嵌合され、ボルト18により任意の
スライド位置で締付け固定されている。前記取付
ステー17には上方に延出するフレーム19が固
定され、フレーム19の上端部には前記移動農機
1の進行方向と直交する左右方向水平向きの軸心
を有する支持軸20が固定されている。前記支持
軸20にはロール状に巻回された灌水チユーブ2
1が回転自在及び支持軸20の軸心方向にそつて
移動自在に取付けられている。また、前記支持軸
20上には前記灌水チユーブ21を挟んで位置す
る一対のプレート22,23と、プレート22,
23の外側に位置するワツシヤ24と、プレート
23を灌水チユーブ21側に向けて付勢するスプ
リング25とが取付けられている。さらに、前記
支持軸20には前記灌水チユーブ21の横幅寸法
より僅かに広い間隔をもつて複数個のピン穴26
が形成されており、これらのピン穴26には前記
灌水チユーブ21の前記支持軸20の軸心方向に
そつた移動を阻止するピン27が着脱自在に取付
けられている。そして、これらのプレート22,
23とスプリング25とワツシヤ24とピン27
とにより前記灌水チユーブ21の前記支持軸20
の軸心回りの回転を制動する制動機構28が構成
されている。
前記フレーム19の上下方向略中央部には後方
に延出したのち下方向きに屈曲した略L字形のサ
ブフレーム29が固定され、このサブフレーム2
9の屈曲部と下端部とにはそれぞれ前記支持軸2
0と平行な軸心を有する案内軸30が固定されて
いる。これらの案内軸30には前記灌水チユーブ
21の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有する案内部
であるカラー31が回転自在及び案内軸30の軸
心方向にそつて移動自在に取付けられ、さらに、
案内軸30にはカラー31の両側に位置して平ワ
ツシヤ32が取付けられている。また、前記案内
軸30には前記カラー31の横幅寸法より僅かに
広い間隔をもつて複数個のピン穴33が形成され
ており、これらのピン穴33に着脱自在に挿入さ
れたピン34によりカラー31と平ワツシヤ32
とが前記案内軸30の軸心方向にそつた移動を阻
止されている。
つぎに、前記取付ステー15には前記灌水チユ
ーブ装置16の取付ステー17とともに後方に延
出するマルチセンターサポート35がボルト(図
示せず)により締付け固定されている。なお、マ
ルチセンターサポート35は前記案内軸30との
干渉を避けるように湾曲して前記サブフレーム2
9の後方位置まで延出され、このマルチセンター
サポート35の後端部には前記中耕ロータリ8の
左右方向略中央部に位置してマルチフイルム支持
体36が連結されている。そして、このマルチフ
イルム支持体36にはロール状に巻回されたマル
チフイルム37が支持され、さらに、前記マルチ
フイルム支持体36にはセンターガイドロール3
8が連結されている。また、前記畦整形器14の
左右両側上端部には後方に延出する一対のガイド
フレーム39が取付けられ、これらのガイドフレ
ーム39の後端部には畦の裾部において前記マル
チフイルム37の側縁を覆土固定するための踏圧
輪40と覆土デイスク41とが取付けられてい
る。なお、前記ガイドフレーム39の前記畦整形
器14への取付けは、ガイドフレーム39の後端
部が上下方向回動自在に行われている。
このような構成において、移動農機1を矢印a
方向に進行させると、まず、ハネロータ12が圃
場を耕転するとともに耕転した土を中央に寄せ、
ハネロータ12の後方に位置する畦整形器14に
より畦が整形される。
つぎに、畦の整形が開始された直後に一旦移動
農機1の進行を停止させ、ロール状に巻回された
灌水チユーブ21を後方に引き出し、この灌水チ
ユーブ21を上方に位置するカラー31の上方を
通すとともに下方に位置するカラー31の下方を
通して畦の上面部に案内し、灌水チユーブ21の
端部を畦の端部に保持する。さらに、マルチフイ
ルム37を後方に引き出してこのマルチフイルム
37の両側を畦の裾部に固定する。この状態から
移動農機1を再び矢印a方向に進行させると、ハ
ネロータ12による耕転及び畦整形器14による
畦の整形が再開され、さらに、灌水チユーブ21
が支持軸20の軸心回りに矢印b方向に回転しな
がら引き出され、畦の上面部に敷設される。一
方、移動農機1の進行に伴いロール状のマルチフ
イルム37が引き出されて灌水チユーブ21が敷
設された畦に被覆され、マルチフイルム37の両
側は踏圧輪40と覆土デイスク41とにより覆土
固定される。したがつて、圃場の耕転と畦の整形
及び畦の上面部への灌水チユーブ21の敷設とと
もに敷設した灌水チユーブ21の上方からのマル
チフイルム37の被覆を一つの作業行程で行え
る。また、灌水チユーブ21は移動農機1の進行
方向に引つ張られた状態で敷設されるため、ねじ
れや弛みを生ずることなくまつすぐに敷設され
る。
ここで、灌水チユーブ21の敷設作業に関し、
移動農機1の進行速度を早めると、それに伴つて
支持軸20に取付けられた灌水チユーブ21の回
転速度が早くなる。しかし、スプリング25の付
勢力によつてプレート22,23がロール状の灌
水チユーブ21の両側に押し付けられており、灌
水チユーブ21は制動されつつ回転している。こ
のため、ハウス内の端部や作業の途中で移動農機
1の進行を停止させた場合、灌水チユーブ21は
慣性力による矢印b方向への回転が制動され、灌
水チユーブ21が慣性力により回転することによ
る灌水チユーブ21の弛みが防止される。そし
て、弛んだ灌水チユーブ21を巻き戻す手間が不
要となり、作業能率がより一層向上する。
なお、第3図は灌水チユーブ21の敷設を畦の
上面部中央に行う状態を示すものであり、第5図
は灌水チユーブ21の敷設を畦の中央部から僅か
に偏心させた位置に変更して行う状態を示すもの
である。また、第6図は灌水チユーブ21の敷設
を畦の中央部から大きく偏心させた位置に変更し
て行う状態を示すものである。そして、これらの
灌水チユーブ21の敷設位置の変更は、ピン27
を抜き取つた後にスプリング25やプレート2
2,23及び灌水チユーブ21等を支持軸20の
軸心方向にそつて移動させ、再びピン穴26にピ
ン27を差し込んで灌水チユーブ21の取付け位
置を変更し、同時にピン34を抜き取つた後にカ
ラー31と平ワツシヤ32とを案内軸30の軸心
方向にそつて移動させ、再びピン穴33にピン3
4を差し込んでカラー31の取付け位置を変更す
ることにより行う。
なお、本実施例においては、制動機構28を構
成する部材の一つとしてスプリング25を用いた
が、このスプリング25に代えて板バネを用いて
もよい。
また、本実施例の制動機構28に代えて、灌水
チユーブ21の外周面上や側面上に摩擦機構部を
有する制動機構を設けてもよい。
考案の効果 この考案は、上述のように圃場を耕転する耕転
部と畦整形器とが連結された移動農機に灌水チユ
ーブを支持する支持軸とこの灌水チユーブを整形
された畦の上面部に向けて案内する案内部とを連
結したことにより、畦の整形と同時に整形した畦
の上面部への灌水チユーブの敷設を行うことがで
き、したがつて、作業の手間と時間とを大幅に削
減することができ、また、幅広の畦に灌水チユー
ブを敷設する場合においても灌水チユーブのねじ
れや弛みを防止することができ、さらに、支持軸
に回転自在に取付けた灌水チユーブの回転を制動
する制動機構を設けたことにより、移動農機の進
行を停止させた際における灌水チユーブの慣性力
による回転を防止することができ、慣性力によつ
て灌水チユーブが回転することによる灌水チユー
ブの弛みを防止することができるとともに弛んだ
灌水チユーブを巻き戻す手間を省いて作業能率を
より一層向上させることができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は側面図、第2図は灌水チユーブ装置を拡大し
て示す側面図、第3図はその背面図、第4図は作
業状態を示す側面図、第5図及び第6図は灌水チ
ユーブの敷設位置を変更した状態を示す背面図で
ある。 1……移動農機、12……ハネロータ(耕転
部)、14……畦整形器、20……支持軸、21
……灌水チユーブ、28……制動機構、31……
カラー(案内部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地表を走行する移動農機に圃場を耕転する耕転
    部と畦の整形を行う畦整形器とを連結し、前記移
    動農機の進行方向と直交する左右方向水平向きの
    軸心を有する支持軸と案内部とを前記移動農機に
    連結し、ロール状に巻回されるとともに前記案内
    部にそつて畦の上面部に引き出される灌水チユー
    ブを回転自在に前記支持軸に取付け、前記灌水チ
    ユーブの回転を制動する制動機構を設けたことを
    特徴とする灌水チユーブ敷設装置。
JP1987152364U 1987-10-05 1987-10-05 Expired - Lifetime JPH0516888Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152364U JPH0516888Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152364U JPH0516888Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6456610U JPS6456610U (ja) 1989-04-10
JPH0516888Y2 true JPH0516888Y2 (ja) 1993-05-07

Family

ID=31427224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987152364U Expired - Lifetime JPH0516888Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516888Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018131701A1 (ja) * 2017-01-16 2018-07-19 ヤンマー株式会社 マルチ作業機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328347B2 (ja) * 1981-07-08 1988-06-08 Clarion Co Ltd

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS489539U (ja) * 1971-06-14 1973-02-02
JPS55136251U (ja) * 1979-03-19 1980-09-27
JPS6328347U (ja) * 1986-08-07 1988-02-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328347B2 (ja) * 1981-07-08 1988-06-08 Clarion Co Ltd

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018131701A1 (ja) * 2017-01-16 2018-07-19 ヤンマー株式会社 マルチ作業機
JP2018113871A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 ヤンマー株式会社 マルチ作業機
US11297752B2 (en) 2017-01-16 2022-04-12 Yanmar Power Technology Co., Ltd. Mulching machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6456610U (ja) 1989-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0516888Y2 (ja)
JPS6036724B2 (ja) マルチヤ
KR100937097B1 (ko) 농업용 비닐 피복기
JP4921401B2 (ja) マルチ作業機
JPH0516887Y2 (ja)
JPH0516884Y2 (ja)
JPH0516885Y2 (ja)
JPH0442962Y2 (ja)
JP3642902B2 (ja) マルチフィルム被覆装置
JPS6112165Y2 (ja)
JP3445125B2 (ja) 農用膜体の巻取回収装置
JP3642901B2 (ja) マルチフィルム被覆装置のマルチフィルムホルダー
JPH02303415A (ja) 芝植方法
JP3081012U (ja) 農業用被覆シートのはぎ取り装置
JPH10215705A (ja) マルチ作業装置
JPH0446512Y2 (ja)
JPH0444057Y2 (ja)
JPH0117171Y2 (ja)
JPH033172Y2 (ja)
JPS5845522Y2 (ja) 畦立器の支持装置
JP2817592B2 (ja) ベルト式芝生送り出し装置
JP3642900B2 (ja) 紙マルチフィルム被覆装置
JPH0739382Y2 (ja) 施肥機
JPS646036Y2 (ja)
KR200460326Y1 (ko) 비닐 수거장치