JPH05165254A - 電子写真用青系トナー - Google Patents

電子写真用青系トナー

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JPH05165254A
JPH05165254A JP3353980A JP35398091A JPH05165254A JP H05165254 A JPH05165254 A JP H05165254A JP 3353980 A JP3353980 A JP 3353980A JP 35398091 A JP35398091 A JP 35398091A JP H05165254 A JPH05165254 A JP H05165254A
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JP
Japan
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styrene
toner
developer
charge amount
parts
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Application number
JP3353980A
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English (en)
Inventor
Shigeo Yamamura
重夫 山村
Junko Yamamoto
純子 山本
Masayuki Kiyoyanagi
正幸 清柳
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】C.I.Disperse Blue 60及
び/又はC.I.Pigment Violet 23
を含有する電子写真用青系トナ− 【効果】本発明で得られた電子写真用青系トナーは従来
のトナーに比べて良好な色相,耐候性を有し、極めて諧
調性の高い画像が得られ、且つ反復画像形成能が極めて
良好であることが特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナ−に関し、更に詳し
くはカラー電子写真用青系トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真用トナー用の青系着色剤
としては、分散染料、ソルベント染料、バット染料、フ
タロシアニン系顔料等から選ばれる青色の染顔料が用い
られていた。たとえば、特開昭62−295069号公
報には青系のアンスラキノン系染料、バット染料、フタ
ロシアニン顔料を青系着色剤として使用する旨の記載が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラー電子写真用トナ
ー用の着色剤として必要な条件は、(1)分光反射特性
に優れていること。(2)環境変化によりカラートナー
の摩擦電気特性が影響されない即ち耐候性に優れている
こと。(3)結着樹脂との相溶性が良く、多色重ねを阻
害しないよう、透明性に優れること。(4)潜像を有す
る感光板表面へのカラートナーの付着量を増して、複写
画像の濃度を増大させようとした場合、背景濃度が増大
することによる、いわゆるカブリ現象を生じず、ブリー
ド性がないこと。(5)複写機の現像システムに適合す
ること。(6)毒性がなく、重金属を含まないこと、な
どがあげられるが、既知のカラートナーの多くがこれら
の要求特性を十分満足しているとは言えず、改良が要望
されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
ような課題、殊に電子写真用青系トナ−を製出すべく鋭
意努力した結果、本発明を完成するに至った。即ち、本
発明は C.I.Disperse Blue 6
0及び/又はC.I.Pigment Violet
23を含有する電子写真用青系トナ−を提供する。
【0005】本発明に使用される上記の着色剤(C.
I.Disperse Blue 60及び/又はC.
I.Pigment Violet 23)の添加量
は、樹脂100重量部に対して0.1−10.0重量部
が望ましいが、更に好ましくは1.0−6.0重量部が
適当である。0.1重量部以下であると十分な発色特性
が得られず濃度を確保できなくなり、10重量部以上で
あると着色剤の樹脂に対する相溶性が低下しブリードを
発生しやすくなる。
【0006】本発明において、結着樹脂(バインダ−)
としては、公知の結着樹脂がすべて使用可能である。た
とえば、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、ク
ロロポリスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合
体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレ
ン−酢酸ビニルきゅ重合体、スチレン−マレイ酸共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル−アクリル酸エステル共重合体などのスチレン系樹
脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体また
は共重合体)、エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹
脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂、フェニール樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アイオマー樹脂、ポリウレタン樹
脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルア
クリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラ
ール樹脂、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族また
は脂環式炭化水素樹脂などが単独叉は混合されて使用で
きる。特に、好ましくはスチレン−アクリル酸エステル
樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル樹脂、ポリエス
テル樹脂等が使用される。
【0007】本発明のトナ−において使用しうる荷電制
御剤としては四級アンモニウム塩、オキシカルボン酸の
金属錯塩化合物、フェノ−ル性化合物、Ca,Ba等の
チタネ−トあるいはカ−ボネ−ト、アルコキシル化アミ
ン、ナイロン等各種ポリアミド系樹脂、アミノ基を含有
する縮合系ポリマ−等のポリアミン樹脂等が挙げられ
る。
【0008】本発明のトナ−において、バインダー樹脂
は99−65%より好ましくは98−85%、着色剤は
0.1−15%より好ましくは1.0−10%、荷電制
御剤は0.1−30%より好ましくは0.5−5%の割
合(いずれも重量比)で使用される。
【0009】トナーを製造する方法としては、二成分ト
ナ−では荷電制御剤、着色剤及びバインダー樹脂からな
る混合物を加熱ニーダー、二本ロール等の加熱混合処理
可能な装置によりバインダー樹脂の溶融下で混練し、次
いで冷却固化したものをジェットミル、ボールミル等の
粉砕機により3−20μmの粒径に粉砕することによっ
て得る方法、着色剤とバインダー樹脂と荷電制御剤を溶
媒(例 アセトン、酢酸エチル)に溶解し、撹拌処理
後、水中に投じて再沈澱せしめ、濾過、乾燥後、ボール
ミル等の粉砕機により3−20μmの粒径に粉砕するこ
とによって得る方法、荷電制御剤、着色剤及びバインダ
ー樹脂の単量体とを水中に均一に懸濁させ撹拌下におい
て単量体を微粒子状で重合させて沈澱を生成させ、沈澱
物を濾過、水洗、乾燥して微粒子状粉末とし、これを分
級して3−20μmの粒径の目的物を得る方法等があ
り、本発明の電子写真用青系トナ−を製造するに当たっ
てもこれらの方法が適用出来る。
【0010】本発明のトナ−を用いた現像剤は本発明の
トナ−とキャリア−とを混合して調製されるが、キャリ
アー(磁性体)としては公知のものが使用できる。たと
えば、表面酸化または未酸化の鉄または鉄とニッケル、
銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの
金属及びそれらの合金、または酸化物及びフェライトな
どが使用できる。またこれらの表面を種々の樹脂などで
コーテイングしたものも使用できる。また、必要に応じ
て現像剤に対してコロイダルシリカなどの流動性改質剤
をトナーに対して0.01−6.00重量%(特に好ま
しくは0.1−1.0重量%)程度添加しても差し支え
ない。
【0011】又、一成分トナ−は、低融点の樹脂、前記
着色成分、前記磁性体等を含む軟質粒子状芯材(芯粒
子)を保護機能及び荷電制御機能を有する硬い外殻で覆
った形態を有するマイクロカプセルトナーとし、溶融定
着、圧力定着することにより調製される。更に、荷電制
御剤を含まない着色微粒子を上記方法等により調製し、
ついで荷電制御剤を単独もしくはコロイダルシリカ等の
外添剤と共にメカノケミカル的な方法等により粒子表面
に固着添加することもできる。
【0012】従来のトナーは、複写物の耐光性不良、カ
ブリ現象の発生、溶融混和性の不良等の問題を有してい
たが、本発明のトナーは、優れた溶融混和性を有し、繰
り返し現像による連続複写で得られる画像濃度が、安定
した青色で耐光堅牢度が良好である。又、本発明のトナ
−は毒性もなく重金属を含まない為、実用上極めて価値
の高いものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定され
るものではない。実施例中、部は特に限定しない限り重
量部を表す。
【0014】実施例1 ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマーTBL−500,三洋化成社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール550−P,三洋化成社製) ・荷電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学社
製) ・C.I.Disperse Blue 60 5部 上記組成の混合物を120−140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理(10分)した後冷却、固化せし
めた。ついで、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェット
ミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて
分級し粒径5−20μmのトナーを得た。
【0015】得られたトナーを約200メッシュの鉄粉
キャリアーと3:97(トナー:鉄粉キャリアー)の重
量比で混合し現像剤Aを得た。次にブローオフ帯電量測
定装置によりこの現像剤Aの初期比帯電量を測定したと
ころ−20.2μC/gであった。更にこの現像剤Aを
用いて複写機によりコピーをおこなったところ諧調性に
優れ、着色剤本来の色相を阻害することのない鮮明なシ
アン色の画像が得られた。また、現像剤Aを用いて経時
安定性試験(帯電量経時安定性試験、帯電量耐湿安定性
試験)を実施したところ下記表1の結果を得た。
【0016】 表1 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(h) 0.25 0.5 1 2 4 6 現像剤A 18.0 17.6 18.4 18.8 19.6 20.2 帯電量耐湿安定性試験 (単位、−μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 減衰率(%) 18.8 18.5 1.6
【0017】以上の結果から明らかなように現像剤Aの
経時安定性が極めて優れていた。尚、経時安定性試験は
次の方法に拠った。(以下同様) ・帯電量経時安定性試験 現像剤(トナーと鉄粉キャリアーとの混合物)をポリ容
器中に計量し、120rpmのボールミルにて6時間接
触帯電させ、その際の時間毎のトナーの帯電量をブロー
オフ法により測定する。 ・帯電量耐湿安定性試験 上記帯電量経時安定性試験と同様にポリ容器中に現像剤
を計量し、容器をオープンにして35℃,95%RHの
条件下に2日間放置し、120rpmのボールミルにて
15分接触帯電後、トナーの帯電量をブローオフ法によ
り測定する。
【0018】又、印字物の耐光性を調べる為に、サンシ
ャインフェードメータを用いて50時間の強制照射テス
トを行ったがシアン色の退色低下は認められなかった。
耐熱性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽中に12日間
保存したが色目の劣化はなく、耐熱性にも問題はなかっ
た。これらの結果より耐候性が優れていると判断され
た。
【0019】実施例2 ・飽和ポリエステル樹脂 100部 (商品名 ポリエスターHP−300,日本合成化学工業社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール550−P,三洋化成社製) ・荷電制御剤 3部 (商品名 カヤチャージN−3 日本化薬社製) ・C.I.Disperse Blue 60: 4部 C.I.Pigment Violet 23=3:1 上記組成の混合物を120−140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理(10分)した後冷却、固化せし
めた。ついで、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェット
ミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて
分級し粒径5−20μmのトナーを得た。
【0020】得られたトナーを約200メッシュの鉄粉
キャリアーと3:97(トナー:鉄粉キャリアー)の重
量比で混合し現像剤Bを得た。次にブローオフ帯電量測
定装置によりこの現像剤Bの初期比帯電量を測定したと
ころ−15.2μC/gであった。更にこの現像剤Bを
用いて複写機によりコピーをおこなったところ諧調性に
優れ、着色剤本来の色相を阻害することのない鮮明な青
色の画像が得られた。また、現像剤Bを用いて経時安定
性試験(帯電量経時安定性試験、帯電量耐湿安定性試
験)を実施したところ下記表2の結果を得た。
【0021】 表2 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(h) 0.25 0.5 1 2 4 6 現像剤B 13.0 12.6 13.4 13.8 14.6 15.2 帯電量耐湿安定性試験 (単位、−μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 減衰率(%) 14.8 14.5 2.0
【0022】以上の結果から明らかなように現像剤Bの
経時安定性が極めて優れていた。叉印字物の耐光性を調
べる為に、サンシャインフェードメータを用いて50時
間の強制照射テストを行ったが青色の退色は認められな
かった。耐熱性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽中に
12日間保存したが色目の劣化はなく、耐熱性にも問題
はなかった。これらの結果より耐候性が優れていると判
断された。
【0023】実施例3 ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマーTB−1000,三洋化成社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール550−P,三洋化成社製) ・荷電制御剤 2部 (商品名 カヤチャージN−4 日本化薬社製) ・C.I.Disperse Blue 60: 3部 C.I.Pigment Violet 23=2:1 上記組成の混合物を120−140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理(10分)した後冷却、固化せし
めた。ついで、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェット
ミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて
分級し粒径5−20μmのトナーを得た。
【0024】得られたトナーを約200メッシュの鉄粉
キャリアーと3:97(トナー:鉄粉キャリアー)の重
量比で混合し現像剤Cを得た。次にブローオフ帯電量測
定装置によりこの現像剤Cの初期比帯電量を測定したと
ころ−16.6μC/gであった。更にこの現像剤Cを
用いて複写機によりコピーをおこなったところ諧調性に
優れ、着色剤本来の色相を阻害することのない鮮明な青
色の画像が得られた。また、現像剤Cを用いて経時安定
性試験(帯電量経時安定性試験、帯電量耐湿安定性試
験)を実施したところ下記表3の結果を得た。
【0025】 表3 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(h) 0.25 0.5 1 2 4 6 現像剤C 15.2 16.2 16.0 16.8 16.2 16.6 帯電量耐湿安定性試験 (単位、−μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 減衰率(%) 16.6 16.2 2.4
【0026】以上の結果から明らかなように現像剤Cの
経時安定性が極めて優れていた。叉印字物の耐光性を調
べる為に、サンシャインフェードメータを用いて50時
間の強制照射テストを行ったが青色の退色低下は認めら
れなかった。耐熱性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽
中に12日間保存したが色目の劣化はなく、耐熱性にも
問題はなかった。これらの結果より耐候性は優れている
と判断された。
【0027】実施例4 ・メチルスチレンモノマー 75部 ・アクリル酸エチルモノマー 20部 ・過酸化ベンゾイル 6部 ・荷電制御剤 2部 (商品名 カヤチャージN−4 日本化薬社製) ・C.I.Disperse Blue 60: 1.8部 C.I.Pigment Violet 23=2:1 上記組成の混合物をホモミキサーを用い5分間撹拌混合
して均質な液状物として、これを水:120部/炭酸マ
グネシウム:2.3部の分散液に加え、ホモミキサーに
より6500rpmで5分間撹拌し均一な懸濁液を得
る。この懸濁液を300mlの3つ口フラスコに入れ2
00rpmで撹拌しながら70℃で5時間重合反応を行
い、40℃まで放冷後5%希塩酸水溶液90部を加え、
濾過水洗した後40℃にて乾燥して粒径5−20μmの
トナーを得た。
【0028】得られたトナー100部に対しコロイダル
シリカ0.3部をヘンシェルミキサーで混合した。この
ものを約200メッシュの鉄粉キャリアーと3:97
(トナー:鉄粉キャリアー)の重量比で混合し現像剤D
を得た。次いでブローオフ帯電量測定装置によりこの現
像剤Dの初期比帯電量を測定したところ−15.7μC
/gであった。さらにこの現像剤Dを用いて複写機によ
りコピーを行ったところ諧調性に優れ、着色材本来の色
相を阻害することのない鮮明な青色の画像が得られた。
また、現像剤Dを用いて実施例1と同様に経時安定性試
験を実施したところ下記表4の結果を得た。
【0029】 表4 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(h) 0.25 0.5 1 2 4 6 現像剤D 15.1 16.2 16.1 16.2 16.8 16.9 帯電量耐湿安定性試験 (単位、−μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 減衰率(%) 15.1 14.3 5.3 以上の結果から明らかなように現像剤Dの経時安定性が
極めて優れていた。叉印字物の耐光性を調べる為に、サ
ンシャインフェードメータを用いて50時間の強制照射
テストを行ったが青色の退色は認められなかった。耐熱
性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽中に12日間保存
したが色目の劣化はなく、耐熱性にも問題はなかった。
これらの結果より耐候性は優れていると判断された。
【0030】実施例5 ・飽和ポリエステル樹脂 100部 (商品名 ポリエスターHP−300,日本合成化学工業社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール550−P,三洋化成社製) ・荷電制御剤 3部 (商品名 カヤチャージN−4 日本化薬社製) ・C.I.Pigment Violet 23 3部 上記組成の混合物を120−140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理(10分)した後冷却、固化せし
めた。ついで、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェット
ミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて
分級し粒径5−20μmのトナーを得た。
【0031】得られたトナーを約200メッシュの鉄粉
キャリアーと3:97(トナー:鉄粉キャリアー)の重
量比で混合し現像剤Eを得た。次にブローオフ帯電量測
定装置によりこの現像剤Eの初期比帯電量を測定したと
ころ−12.3μC/gであった。更にこの現像剤Eを
用いて複写機によりコピーをおこなったところ諧調性に
優れ、着色剤本来の色相を阻害することのない鮮明な青
色の画像が得られた。また、現像剤Eを用いて経時安定
性試験(帯電量経時安定性試験、帯電量耐湿安定性試
験)を実施したところ下記表5の結果を得た。
【0032】 表5 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(h) 0.25 0.5 1 2 4 6 現像剤E 12.3 12.5 12.3 12.9 13.2 13.3 帯電量耐湿安定性試験 (単位、−μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 減衰率(%) 12.3 11.9 3.3
【0033】以上の結果から明らかなように現像剤Eの
経時安定性が極めて優れていた。叉印字物の耐光性を調
べる為に、サンシャインフェードメータを用いて50時
間の強制照射テストを行ったが青色の退色低下は認めら
れなかった。耐熱性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽
中に12日間保存したが色目の劣化はなく、耐熱性にも
問題はなかった。これらの結果より耐候性は優れている
と判断された。
【0034】
【発明の効果】本発明で得られた電子写真用青系トナー
は従来のトナーに比べて良好な色相,耐候性を有し、極
めて諧調性の高い画像が得られ、且つ反復画像形成能が
極めて良好であることが特徴である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C.I.Disperse Blue 6
    0及び/又はC.I.Pigment Violet
    23を含有する電子写真用青系トナ−
JP3353980A 1991-12-19 1991-12-19 電子写真用青系トナー Pending JPH05165254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6117685A (en) * 1997-05-22 2000-09-12 Sakura Color Products Corporation Ozone indicator and ozone detecting ink

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