JP3067223B2 - 電子写真用マゼンタトナー - Google Patents

電子写真用マゼンタトナー

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JP3067223B2
JP3067223B2 JP3029890A JP2989091A JP3067223B2 JP 3067223 B2 JP3067223 B2 JP 3067223B2 JP 3029890 A JP3029890 A JP 3029890A JP 2989091 A JP2989091 A JP 2989091A JP 3067223 B2 JP3067223 B2 JP 3067223B2
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electrophotography
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファンクションカラ
ー、フルカラー、またはマルチカラー電子写真用トナー
で、一成分方式、二成分方式にかかわらず鮮明な色調が
得られる電子写真用マゼンタトナーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真用カラートナーとして、
結着樹脂中に各種の染料や顔料等の着色剤を分散させた
トナーが広く使用されている。カラー電子写真用マゼン
タ着色剤としては、ローダミン系染顔料、チオインジゴ
系顔料、キナクリドン系染顔料等が使用され、例えば、
特公昭49−46951号公報にはキナクリドン系顔料
が、特開昭55−26574号公報にはチオインジゴ顔
料が開示されている。
【0003】カラー電子写真用マゼンタトナー用着色剤
として必要な条件としては、(1)優れた分光反射特性を
もっていること。(2)耐光性、耐熱性等の耐候性に優れ
ていること。(3)結着樹脂に相溶性が良いこと(透明性
であること)。(4)ブリード性のないこと。(5)複写機の
現像システムにマッチングしていること。(6)毒性のな
いこと等が特にあげられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電子写真用マゼンタトナーは、前記(1)乃至(6)の条件
の一部は充しているが全てを充しているとはいえないも
のであった。
【0005】また、カラー・インデックス(以下、C.
I.と略す) ソルベント レッド49のローダミン系
染料のみを含有したマゼンタトナーは彩度を確保するこ
とが困難でかつ、耐候性、特に耐光性に欠けるという問
題点があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、色相をコントロールし、明度、特に彩度の鮮やかな
色度を確保し、かつ、シリコンゴムローラーを染色せ
ず、耐光性、耐熱性等の耐候性に優れた電子写真用マゼ
ンタトナーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電子写真用マゼンタトナーは、C.I.ソル
ベント レッド49に分類されるローダミン系染料40
乃至60重量部と、C.I.ピグメント レッド48に
分類される顔料60乃至40重量部とからなる着色剤を
含有する構成からなり、また、着色剤の色度がL*a*
b*c*表色系で表したときに、L*=50.0〜8
0.0,a*=61.0〜80.0,b*=−10.0
〜40.0,c*=60.0〜80.0を満足するもの
からなる。
【0008】ここで、本発明の着色剤の添加量は、結着
樹脂100重量部に対して、0.1〜10.0重量部、
望ましくは3.0〜6.0重量部である。0.1重量部
未満であると発色特性が得られず濃度が確保でき難く、
10重量部を越えると染料系の樹脂に対する溶解度が低
下しブリード等の問題を発生しやすくなる。
【0009】尚、本発明の結着樹脂としては、公知のも
のがすべて使用可能である。例えば、ポリスチレン、ポ
リ−α−メチルスチレン、クロロポリスチレン、スチレ
ン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩
化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ス
チレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重
合体、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル
共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置
換体を含む単重合体又は共重合体)、エポキシ樹脂、ウ
レタン変性エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マ
レイン酸樹脂、フェニール樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリ
コーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族
炭化水素樹脂、等が単独又は混合されて使用できる。特
に好ましいものとしては、スチレン−アクリル酸エステ
ル系樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル系樹脂、ポ
リエステル樹脂である。
【0010】また、本電子写真用マゼンタトナーを二成
分用トナーとして使用する場合、キャリアとしては公知
のものが使用できる。例えば、表面酸化または未酸化の
鉄または鉄とニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マンガ
ン、クロム、希土類等の金属及びそれらの合金、又は酸
化物等が使用できる。またこれらの表面を種々の樹脂等
でコーティングしたものも使用できる。
【0011】また、必要に応じ、コロイダルシリカなど
の流動性改質剤を0.01〜6.00重量%、特に好ま
しくは0.1〜1.0重量%程度添加してもさしつかえ
ない。
【0012】
【作用】C.I.ソルベント レッド49に分類される
赤色染料に、C.I.ピグメント レッド48系の顔料
を組合わせることにより、色の彩度を保持しながら耐候
性を改良することができる。
【0013】また、この組合せは、負帯電性を示し負帯
電性トナー用の色材として優れ、印字をした場合鮮明な
マゼンタ色を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例により更に具体的に説明
する。尚、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0015】以下、配合の部数についての内容はすべて
重量部数を示す。 (実施例1) ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマーTBL−500,三洋化成(株)製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成(株)製) ・帯電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学(株)製) ・着色剤 5部 C.I.Solvent Red49(商品名 Oil Pink 312, オリエント化学(株)製)とC.I.Pigment Red48(商品名 ダ イニチ・パーマネント・レッド,大日精化(株)製)との重量比1:1の混合物 。
【0016】上記材料を、ヘンシェルミキサーで均一に
分散し、分散物を2軸押出機等で溶融混練し、冷却後ジ
ェットミル等で微粉砕し、分級機にて平均粒径11μm
の分級品を得た。この分級品に0.3%k疎水性シリカ
(商品名 R972,日本アエロジル(株)製)をヘン
シェルミキサーで外添し、本発明のマゼンタトナーを得
た。このトナーをフェライトキャリア(FL−150,
日本鉄粉(株)製)と混合し、現像剤とした。この現像
剤を用いてレーザープリンター(商品名 KX−P44
50,松下電器産業(株)製)で連続20,000枚印
字を行った。
【0017】得られた印字の色味は鮮明なマゼンタ色で
あり、マゼンタトナーとして十分使用可能な色味を有し
ていた。
【0018】印字物の耐光性を調べるために、サンシャ
インウェザーメーターを用いて、50時間の強制照射テ
ストを行ったが、マゼンタ色の退色低下は認められなか
った。耐熱性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽中に1
2日間保存したが色味の劣化はなく、耐熱性にも問題は
なかった。これらの結果より耐候性は優れていると判断
できる。
【0019】 (実施例2) ・飽和ポリエステル樹脂 100部 (商品名 ポリエスター HP−300,日本合成化学工業(株)製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成(株)製) ・帯電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学(株)製) ・着色剤 3部 C.I.Solvent Red49 (商品名 Oil Pink 312,オリエント化学(株)製)とC.I.P igment Red48(商品名 ダイニチ・パーマネント・Red,大日精 化(株)製)の重量比1:1の混合物。
【0020】上記材料を実施例1と同様にトナー化し、
実施例1と同様の評価テストを行った。その結果、色
味、耐光性、耐熱性、ともに十分満足できる結果であっ
た。
【0021】 (実施例3) ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマー TB−1000,三洋化成(株)製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成(株)製) ・帯電制御剤 4部 (商品名 カヤチャージ N−3,日本化薬(株)製) ・着色剤 2部 C.I.Solvent Red49 (商品名 Oil Pink 312,オリエント化学(株)製)とC.I.P igment Red48(商品名 ダイニチ・パーマネント・レッド,大日精 化(株)製)の重量比1:1の混合物。
【0022】上記材料を実施例1と同様にトナー化し、
実施例1と同様の評価テストを行った。その結果、色
味、耐光性、耐熱性、ともに十分満足できる結果であっ
た。
【0023】 (比較例1) ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマー TB−1000,三洋化成(株)製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成(株)製) ・帯電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学(株)製) ・着色剤 5部 C.I.Solvent Red49 (商品名 Oil Pink 312,オリエント化学(株)製) 上記材料を実施例1と同様にトナー化し、実施例1と同
様の評価テストを行った。その結果、鮮明な色味は得ら
れたが、耐光性が悪くサンシャインウェザーメーター試
験において印字画像濃度を比較すると、未照射では1.
60の濃度が、30時間後で0.90に低下しており濃
度低下が著しかった。
【0024】 (比較例2) ・ポリエステル樹脂 100部 (商品名 ハイマー ES−508,三洋化成(株)製) ・ポリプロピレン 2部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成(株)製) ・帯電制御剤 4部 (商品名 カヤチャージ N−3,日本化薬(株)製) ・着色剤 5部 C.I.Pigment Red48(商品名 ダイニチ・パーマネント・レ ッド,大日精化(株)製) 上記材料を実施例1と同様にトナー化し、実施例1と同
様の評価テストを行った。その結果、耐光性、耐熱性は
良好であったが、鮮明な色味が得られなかった。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、着色剤として
C.I.Solvent Red49に分類されるロー
ダミン系染料と、C.I.Pigment Red48
に分類される顔料を略等量混合したものを用いることに
より良好な色味、耐候性を有するトナーを得ることがで
き、更に、二成分系現像剤、更には一成分用トナーとし
ても広く使用することができる優れた電子写真用マゼン
タトナーを実現できるものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー・インデックス ソルベント レッ
    ド49に分類されるローダミン系染料40乃至60重量
    部とカラー・インデックス ピグメント レッド48に
    分類される顔料60乃至40重量部とからなる着色剤を
    含有することを特徴とする電子写真用マゼンタトナー。
  2. 【請求項2】着色剤の色度がL*、a*、b*、c*表
    色系で表したときに、L*=50.0〜80.0,a*
    =61.0〜80.0,b*=−10.0〜40.0,
    c*=60.0〜80.0を満足することを特徴とする
    請求項1に記載の電子写真用マゼンタトナー。
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