JP3337481B2 - 電子写真用イエロートナー - Google Patents

電子写真用イエロートナー

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JP3337481B2 JP25134191A JP25134191A JP3337481B2 JP 3337481 B2 JP3337481 B2 JP 3337481B2 JP 25134191 A JP25134191 A JP 25134191A JP 25134191 A JP25134191 A JP 25134191A JP 3337481 B2 JP3337481 B2 JP 3337481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一成分方式、二成分方
式にかかわらず鮮明な色調が得られるファンクションカ
ラー,フルカラー,またはマルチカラー電子写真用のイ
エロートナーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー電子写真用イエロートナー
用の着色剤として必要な条件としては、 (1)優れた分光反射特性をもっていること。
【0003】(2)耐光性,耐熱性等の耐候性に優れてい
ること。
【0004】(3)結着樹脂に相溶性が良好で透明である
こと。
【0005】(4)ブリード性のないこと。
【0006】(5)複写機の現像システムにマッチングし
ていること。
【0007】(6)毒性のないこと。
【0008】などがあげられる。
【0009】従来のカラー電子写真用イエロートナー着
色剤としては、染料系としては、特開昭57−130043号,
特開昭57−130044号に記載のC.I.Solvent Yellow 2
1(カラーインデックスイエロー21)を用いたものがあ
り、顔料系のものとしては、特公昭49−46951号,特開
昭52−17023号に記載のものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のい
ずれの着色剤も上述の特性(1)ないし(6)をすべて満足し
ているとはいえない問題点があった。
【0011】本発明は、従来の上記のようなC.I.Sol
ventYellow 21の染料を用いたイエロートナーの問題点
を解決する電子写真用イエロートナーを提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂と、
着色剤を含む電子写真用イエロートナーであって、着色
剤は、C.I.Solvent Yellow 21系に分類される染
C.I.Pigment Yellow 14系に分類される顔料
を混合比1:0.5ないし0.5:1の割合で含有す
る。
【0013】また、本発明に使用する上記の着色剤添加
量は、樹脂100重量部に対して、色材の両者で、0.1ない
し10.0重量部が望ましいが更に望ましくは3.0ないし6.0
重量部である。0.1重量部以下であると発色特性が得ら
れず濃度が確保できなくなり、10重量部以上である染料
系の樹脂に対する溶解度,分散性等が低下しブリード等
の問題を発生しやすくなる。
【0014】すなわち、上記添加比率であれば、請求項
2であるイエロートナー組成物の色度、L(明度)*5
0.0ないし80.0,a*座標5.0ないし−10.
0,b*座標60.0ないし90.0,c(彩度)*6
0.0ないし80.0を共に満足することが可能であ
る。
【0015】なお、本発明の結着樹脂としては、公知の
ものがすべて使用可能である。
【0016】例えば、ポリスチレン,ポリ−α−メチル
スチレン,クロロポリスチレン,スチレン−クロロスチ
レン共重合体,スチレン−プロピレン共重合体,スチレ
ン−ブタジエン共重合体,スチレン−塩化ビニル共重合
体,スチレン−酢酸ビニル共重合体,スチレン−マレイ
ン酸共重合体,スチレン−アクリル酸エステル共重合
体,スチレン−メタクリル酸エステル共重合体,スチレ
ン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体,スチレン−
アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のス
チレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重
合体又は共重合体),エポキシ樹脂,ウレタン変性エポ
キシ樹脂,シリコーン変性エポキシ樹脂,ポリエステル
樹脂,塩化ビニル樹脂,スチレン−酢酸ビニル共重合
体,ロジン変性マレイン酸樹脂,フェニール樹脂,ポリ
エチレン,ポリプロピレン,アイオマー樹脂,ポリウレ
タン樹脂,シリコーン樹脂,ケトン樹脂,エチレン−エ
チルアクリレート共重合体,キシレン樹脂,ポリビニル
ブチラール樹脂,テルペン樹脂,フェノール樹脂,脂肪
族又は脂環族炭化水素樹脂、等が単独又は混合されて使
用できる。特に本発明に好ましいものとしては、スチレ
ン−アクリル酸エステル系樹脂,スチレン−メタクリル
酸エステル系樹脂,ポリエステル樹脂がある。
【0017】また、本現像剤を二成分用トナーとして使
用する場合、キャリアとしては公知のものが使用でき
る。例えば、表面酸化または未酸化の鉄または鉄とニッ
ケル,銅,亜鉛,コバルト,マンガン,クロム,希土類
等の金属及びそれらの合金、又は酸化物及びフェライト
などが使用できる。またこれらの表面を種々の樹脂等で
コーティングしたものも使用できる。
【0018】さらにまた、場合に応じて現像剤に対して
コロイダルシリカなどの流動性改質剤をトナーに対して
0.01ないし6.00重量%、特に好ましくは0.1ないし1.0重
量%程度を添加してもさしつかえない。
【0019】
【作用】C.I.Solvent Yellow 21系に分類され黄色
染料は、鮮明な黄色を呈するが、これのみでは耐候性に
一部問題を残しているので、C.I.Pigment Yellow14
系の顔料との組合せにより、色の彩度を保持しながら耐
候性をカバーすることができる。従ってこれらの両者を
含有するトナーで印字した場合、鮮明なイエロー色を得
ることが可能となり、さらにこの色材の組合せは、負帯
電性を示すので負帯電性トナー用の色材として最適に用
いることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。また、以下、配合の部数についての内容は
すべて重量部数である。
【0021】(実施例1) ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマ− TBL−500,三洋化成社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 500−P,三洋化成社製) ・帯電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学社製) ・C.I.Solvent Yellow 21と 5部 C.I.Pigment Yellow 14系との等量混合 (商品名 バリファストイエロー#3120,オリエント化学社製, リオノール・イエローGGR,東洋インク社製) 上記材料を、ヘンシェルミキサーで均一に分散し、分散
物を2軸押出機等で溶融混練し、冷却後ジェットミル等
で微粉砕し、分級機により平均粒径11μmの分級品を得
た。この分級品に0.3%の疎水性シリカ(商品名 R97
2,日本アエロジル社製)をヘンシェルミキサで外添し、
本発明のイエロートナーを得た。このトナーをフェライ
トキャリア(商品名 FL−150,日本鉄粉社製)と混合
し、現像剤とした。この現像剤を用いてレーザープリン
タ(商品名 KX−P4450,松下電器産業社製)で連続2
0,000枚印字を行った。得られた印字の色味は鮮明なイ
エロー色であり、イエロートナーとして十分使用可能な
色味を有していた。
【0022】印字物の耐光性を調べるために、サンシャ
インウェザーメータを用いて、50時間の強制照射テスト
を行ったが、イエロー色の退色低下は認められなかっ
た。耐熱性に関しては、50℃雰囲気の恒温槽中に12日間
保存したが色味の劣化はなく、耐熱性にも問題はなかっ
た。これらの結果より耐候性は優れていると判断でき
る。
【0023】(参考例1) ・飽和ポリエステル樹脂 100部 (商品名 ポリエスター HP−300日本合成化学工業社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成社製) ・帯電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学社製) ・C.I.Solvent Yellow 21と C.I.Pigment Yellow 14系との等量混合 3部 (商品名 バリファストイエロー#3120,オリエント化学社製, リオノール・イエローGGR,東洋インク社製) 上記の材料を、実施例1と同様にトナー化し、同様の評
価テストを行った。その結果、色味,耐光性,耐熱性,
ともに十分満足できる結果であった。
【0024】(参考例2) ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマ− TB−1000,三洋化成社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成社製) ・帯電制御剤 4部 (商品名 カヤチャージ N−3,日本化薬社製) ・C.I.Solvent Yellow 21と C.I.Pigment Yellow 14系との等量混合 2部 (商品名 バリファストイエロー#3120,オリエント化学社製, リオノール・イエローGGR,東洋インク社製) 上記の材料を実施例1と同様にトナー化し、同様に評価
テストを行った。その結果、色味,耐光性,耐熱性,と
もに十分満足できる結果であった。
【0025】比較例として本実施例のように帯電制御剤
を等量混合せず、1つのみを用いた場合を以下のべる。
【0026】(比較例1) ・スチレン−アクリル酸エステル系樹脂 100部 (商品名 ハイマ− TBL−1000,三洋化成社製) ・ポリプロピレン 4部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成社製) ・帯電制御剤 2部 (商品名 ボントロン E−84,オリエント化学社製) ・C.I.Solvent Yellow 21 5部 (商品名 バリファストイエロー#3120,オリエント化学社製) 上記材料を実施例1と同様にトナー化し、同様の評価テ
ストを行った、その結果、鮮明な色味は得られたが、耐
光性が悪くサンシャインウェザーメータ試験によって印
字画像濃度を比較すると、未照射では1.60の濃度が、30
時間後で0.90に低下しており濃度低下が著しかった。
【0027】(比較例3) ・ポリエステル樹脂 100部 (商品名 ハイマ− ES−508,三洋化成社製) ・ポリプロピレン 2部 (商品名 ビスコール 550−P,三洋化成社製) ・帯電制御剤 4部 (商品名 カヤチャージ N−3,日本化薬社製) ・C.I.Pigment Yellow 14系 5部 (商品名 リオノール・イエローGGR,東洋インク社製) 上記の材料を実施例1と同様にトナー化し、同様に評価
テストを行った。その結果、耐光性,耐熱性は良好であ
ったが、鮮明な色味が得られなかった。
【0028】以上本発明の実施例と比較例と照合して明
らかなように、C.I.SolventYellow 21系の染料及
び、C.I.Pigment Yellow 14系の顔料を混合する本
発明のイエロートナーは、上記染料または顔料を単独に
用いる従来のイエロートナーよりも、鮮明な印字が可能
な色味になり耐光性のテストも退色を有せず、50℃の雰
囲気に12日間も曝しても色味の劣化がないなど優れた特
長を有している。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子写真用
イエロートナーは、C.I.SolventYellow 21系の染料
に、C.I.Pigment Yellow 14系の顔料を混合して良
好に色相を制御し、明度、とくに彩度の鮮やかな色度を
確保することができる。また、シリコンゴムローラに染
色せず、かつ、耐候性のある電子写真用のイエロートナ
ーであり、色材の組合せで二成分系の現像材、さらには
一成分系の黄色トナーとすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−2764(JP,A) 特開 平2−96179(JP,A) 特開 平2−96180(JP,A) 特開 昭63−46471(JP,A) 特開 平3−87841(JP,A) 特開 昭63−301960(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂と、着色剤を含む電子写真用イ
    エロートナーであって、着色剤は、カラーインデックス
    のソルベントイエロー21系に分類される染料とピグメ
    ントイエロー14系に分類される顔料とを混合比1:
    0.5ないし0.5:1の割合で含有し、前記着色剤の
    添加量が結着樹脂100重量部に対して、3.0ないし
    6.0重量部であることを特徴とする電子写真用イエロ
    ートナー。
  2. 【請求項2】 イエロートナー組成物の色度が、L*5
    0.0ないし80.8,a*5.0ないし−10.0,
    b*60.0ないし90.0,c*60.0ないし8
    0.0を共に満足することを特徴とする請求項1記載の
    電子写真用イエロートナー。
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