JPH0516093Y2 - - Google Patents

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JPH0516093Y2
JPH0516093Y2 JP1987196769U JP19676987U JPH0516093Y2 JP H0516093 Y2 JPH0516093 Y2 JP H0516093Y2 JP 1987196769 U JP1987196769 U JP 1987196769U JP 19676987 U JP19676987 U JP 19676987U JP H0516093 Y2 JPH0516093 Y2 JP H0516093Y2
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notch
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partition wall
locking piece
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、食品、雑貨等の詰合せ箱その他に提
供される包装容器について好適な中仕切であり、
特に簡単な差込係止機構を装備することによつ
て、中仕切の立体形状が確実に保持される包装容
器用中仕切材に関する。
〔従来の技術〕
従来より、包装内容品に加わる衝撃および振動
を緩和し保護する緩衝効果と共に個装された商品
を整然と区画する中仕切材は、商品包装上、その
占める役割が重大であることから、これまで包装
対象の内容品の形状および特性に応じて、数多く
の提案がなされ実施されている。
従来より知られている中仕切材S′としては、谷
折部T(第4図)の折込みにより二つ折の状態と
して起立させられるが(第5図)、通常使用され
る板紙材はその弾性反撥のため、好ましい前記状
態の立体形状を保持することは困難であつて第5
図の想像線で図示した蛇腹状の形状に形くずれし
たり、上方に浮き上つてしまい、内容品を箱に収
容する場合にも整序性に難があり、作業性に問題
のあることは良く知られている。
そのため、これまでに例えば、容器の組立てと
同時に仕切が構成される仕切付紙製容器(特許庁
公報、周知・慣用技術集(後編・包装産業)、昭
和56年2月24日発行、第130頁)、実開昭60−
101419号公報(箱用中仕切台紙)、実公昭62−
26340号公報(千鳥詰用仕切枠)等にみられるよ
うな新たな提案がなされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記仕切付紙製容器の場合、容器と仕切との一
体化により同時組立が可能である反面、前記切
断、抜き型の製造コストが嵩むものと認められ、
また組立工程の煩雑さについては回避できない問
題がある。
また前記箱用中仕切台紙は、仕切壁基線をはさ
み、引き起すようにした交互位置にある仕切壁の
上、下壁面より突出する係止片相互を重なり合う
ようにしたものであるが、仕切壁の直立性は一応
期待されるものの、それが1枚構成であり、対向
する係止片が単に片側に引掛つているだけである
が故に、中仕切りとしての直立性保持や区画保持
性に乏しく、また依然として緩衝性の点でも不十
分である。
同様に、前記千鳥詰用仕切枠の場合、仕切板に
対し交互に起した各舌片を隣接する仕切板の舌片
に貼合せる工程を更に必要とし、しかも折曲部を
中心に120°のもとに波状に折曲げハニカム構造を
全体的に維持させるには、熟練と特殊な装置、設
備を要するものと認められることから、やはり経
済性の面でも問題がある。
ところで、区画保持性や緩衝性を必要とする中
仕切が本来の機能を発揮されなかつた場合、容器
内での内容品の片寄り、傾き、転動をきたし、そ
の損傷を招き、時には内装された商品自体の不評
につながりかねず、また詰合せ箱の場合、その詰
め込みの見栄えが悪いが故に、購買者の購入対象
から外されたり、あるいは受け取る側に対し時に
は劣等品としての印象を与え、更には品質などに
ついても疑念をもたせることになる。
以上の事情から、中仕切の重要性が注目され、
中仕切としての区画保持性や緩衝機能はもとより
低コストで組立て簡単な作業性の良好なものであ
ることが強く求められ、その改善が要請されてい
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上のごとき問題点を解決するとと
もに、後述するとおりのすぐれた効果を発揮する
包装容器用中仕切材であり、具体的には、平坦部
相互間に山折用の中央折線とその両側の谷折用の
左右折線により区画される一対の仕切部を重合起
立させて中仕切壁とする中仕切材において、前記
左右折線の途中から前記仕切部側に突出し、かつ
両側に末広の傾斜切込とその先端を結ぶ切込によ
り区画形成される差込係止片を前記平坦部に連続
して左右対称に刻設してなり、前記差込係止片を
区画形成して生じたそれぞれの切込開口部に他方
の差込係止を差込み交叉させると共に、前記末広
の傾斜切込により生じた溝で、起立した前記切込
開口部の下縁を係止することにより前記仕切部の
起立状態を保持させる中仕切壁としたことを特徴
とする包装容器用中仕切材である。
第1図は本考案の展開図、第2図は組立後の状
態を示す要部説明図、第3図は第2図と同様の状
態における平面図、第4図は従来の中仕切の一部
を示す展開図、第5図は第4図の中仕切の起立時
の状態及びその保持が困難なことを示す説明図で
ある。
Sは包装容器Pに内装されるシート(平板)状
の中仕切材であり、それは図面上では一枚の横長
な帯状に形成された場合を示してあるが、本考案
思想に従えば、縦、横、複数列に構成することも
容易である。
本考案の中仕切材Sの材質については、経済性
および包装公害の点を第一義的に重視する場合、
段ボール、厚紙等の板紙を採用することが好まし
いが、内容品いかんによつては、前記材質に限ら
ず、皮革、経木、プラスチツクのごとき適度の剛
性を有するシートでも差し使えない。
1は収容される内容品の大きさに適合する平坦
部2相互間に形成される一対の仕切部であり、こ
の仕切部1は稜線たる山折用の中央折線3と中仕
切材Sの両側縁近傍にそれぞれ施された左右折線
4とにより区画される。
5は前記左右折線の途中から前記仕切部1側に
突出する差込係止片であり、下縁部7を除いて切
込まれ、平坦部2とは連続している。
該差込係止部5は末広の傾斜切込6とその先端
を結ぶ切込8により区画形成され、例示した扇形
状を呈する形状の場合には、前記下縁部7両端が
前記左右折線4の内方寄りの各終端位置と一致す
る。
前記差込係止部5は、前記扇形状に代えて、前
記末広傾斜切込6を両側に有する限り、全体形状
として既知の十字形、すみ入形、△剣形、星形ま
たはききよう形、五角形、逆台形等に変更するこ
とも可能である。しかし、差込係止片5の差込
み、係止を簡便かつ確実にするには、先端縁が円
弧状で両側が内方に食い込む扇形状が好ましい。
また差込係止片5は、中仕切材Sを適宜な広幅
とすることによつて複数個を任意間隔のもとに横
長に連設してもよい(第1図参照)。
さらに縦長の中仕切材Sである場合、差込係止
部が1ケ所では直立性保持が充分でないため、同
一折線上に複数設けてもよく(図示せず)、縦横
長の場合も同様である。
〔作用〕
本考案によれば、平坦部2相互を仕切部1方向
に平行移動させると、中央折線3が山折り、左右
折線4が谷折りされ平坦部2に対しほぼ直角とな
るよう仕切部1が重合接当され、中仕切壁を形成
する。
このとき、差込係止片5は、その下縁部7を除
く部分が切込まれているので、仕切部1の重合起
立に伴い、差込係止片5の外形切込である扇形状
の切込開口部が生じ、そこに他方の差込係止片5
を差込み交叉させることにより、仕切部の起立状
態が保持される。また、末広傾斜切込6により生
じた溝が起立した他方の仕切部の切込開口下縁を
係止する。
また、左右対称に差込係止片が刻設されている
ので、左右のどちらからでも他方の切込開口部へ
差込係止が可能である。
〔効果〕
本考案の構成を採用することにより、 第1に、接着などの貼合せ工程を要せずに、差
込係止機構が得られることによつて、仕切部1の
起立状態を確実に保持でき、しかも容易に整然と
組立てられるものである。
第2に、前記差込係止機構を採用した重合構造
によつて、緩衝材として求められる耐衝撃性が確
保され、差込係止機構の解除は意図的に行われな
い限り、決して外れることのないものである。
第3に、材料使用量の面においては、従来の仕
切材S′と全く異ならず、経済的に遜色のないもの
である。
第4に、構成の簡易さから組立ては真に簡単
で、作業性の改善に寄与するものであること、ま
た製造コスト面でも問題がなく、加えて製品管理
も容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る包装容器用中仕切材の実
施例を示し、第1図は展開図、第2図は組立後の
状態を示す要部説明図、第3図は第2図と同様の
状態における平面図、第4図は従来の中仕切の一
部を示す展開図、第5図は第4図の中仕切の起立
時の状態及びその保持が困難なことを示す説明図
である。 P……包装容器、S,S′……仕切材、1……仕
切部、2……平坦部、3……中央折線、4……左
右折線、5……差込係止片、6……末広傾斜切
込、7……下縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平坦部相互間に山折用の中央折線とその両側の
    谷折用の左右折線により区画される一対の仕切部
    を重合起立させて中仕切壁とする中仕切材におい
    て、前記左右折線の途中から前記仕切部側に突出
    し、かつ両側に末広の傾斜切込とその先端を結ぶ
    切込により区画形成される差込係止片を前記平坦
    部に連続して左右対称に刻設してなり、前記差込
    係止片を区画形成して生じたそれぞれの切込開口
    部に他方の差込係止片を差込み交叉させると共
    に、前記末広の傾斜切込により生じた溝で、起立
    した前記切込開口部の下縁を係止することにより
    前記仕切部の起立状態を保持させる中仕切壁とし
    たことを特徴とする包装容器用中仕切材。
JP1987196769U 1987-12-25 1987-12-25 Expired - Lifetime JPH0516093Y2 (ja)

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JPH01100723U JPH01100723U (ja) 1989-07-06
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