JPH05158266A - 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びファクシミリ - Google Patents

電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びファクシミリ

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JPH05158266A
JPH05158266A JP3349236A JP34923691A JPH05158266A JP H05158266 A JPH05158266 A JP H05158266A JP 3349236 A JP3349236 A JP 3349236A JP 34923691 A JP34923691 A JP 34923691A JP H05158266 A JPH05158266 A JP H05158266A
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electrophotographic
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polyol
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JP3349236A
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Shinya Mayama
進也 間山
Takashi Koyama
隆 小山
Yuichi Hashimoto
雄一 橋本
Naoto Fujimura
直人 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導電性基体上に中間層を介してチタニルオキ
シフタロシアニン顔料を含有する感光層を設けた電子写
真感光体において、中間層が、OH当量の互いに異なる
ポリオール化合物〔I〕及びポリオール化合物〔II〕
と、ポリイソシアネート化合物とを必須の原料成分とす
る反応生成物を含有し、ここでポリオール化合物〔I〕
がOH当量500以上で、その1分子当たりのOH基数
が2〜60個のポリエーテルポリオール化合物であり、
ポリオール化合物〔II〕がOH当量300以下のポリオ
ール化合物である電子写真感光体。 【効果】 高温高湿環境における安定した電位特性及び
画像特性を有する高品質の感光体ドラムが提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に関し、
詳しくは導電性支持体(以下「支持体」と略称する)と
感光層との間に設けられた中間層の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カールソンタイプの電子写真感
光体においては、帯電−露光を繰り返したときに一定の
画像濃度を確保し、しかもカブリのない画像を形成する
上で、暗部電位と明部電位との暗定性が重要になってい
る。特に近年、電子写真プロセスの発展にともない、さ
らに高感度、高速な電子写真感光体が望まれている。
【0003】上記のような高感度の電子写真感光体を得
るために種々の電荷発生材料、具体的には例えばセレ
ン、セレン−ヒ素合金、アゾ顔料、ペリレン系顔料など
と言った有機顔料が検討されているが、その中でも特に
チタニルオキシフタロシアニン顔料を感光層に含有する
電子写真感光体が特にその感度、分光特性、生産性とい
った点から注目されている。
【0004】上述したチタニルフタロシアニン顔料を電
子写真感光体の感光層、具体的には電荷発生層に適用す
れば前記のチタニルフタロシアニン顔料が高いキャリア
ー発生効率を有していることから、容易に高感度な電子
写真感光体が得られる。しかしながら上述の顔料は極め
て短時間で多量のキャリアーを発生することから、前記
した導電性中間層の微細な不均一性に起因する電界強度
の変動、あるいは微細な電荷注入性の変動によって、微
細な画像欠陥即ち黒ぽちカブリを特に高温高湿環境にお
いて発生しがちであるといった欠点を有していた。
【0005】この事から電荷発生層と支持体との間にバ
リヤー層、および接着性向上層、さらには支持体上の欠
陥を被覆すると言った機能を同時に有する事が要求され
る中間層が必要とされている。
【0006】これまでに、感光層と支持体との間に設け
られる層として、例えば特開昭48−47344号公
報、特開昭52−25638号公報に開示のポリアミド
樹脂、例えば特開昭52−20836号公報、特開昭5
4−26738号公報に開示のポリエステル樹脂、例え
ば特開昭53−89435号公報、特開平2−1158
58号公報に開示のポリウレタン樹脂、特開昭51−1
26149号公報に開示の第4級アンモニウム塩含有ア
クリル系重合体、特開昭55−103556号公報に開
示のカゼインなどから形成されるものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
材料を中間層として利用した電子写真感光体では、温湿
度変化に応じて、中間層の電気抵抗が変化することか
ら、低温低湿環境から高温高湿環境庭たる全環境に対し
て常に安定した電位特性を保持し、安定した画質で複写
を得る事が困難であった。
【0008】例えば、上述の樹脂から形成される中間層
は、その電気抵抗が低温低湿環境の下で増加し、感光体
を前記の環境中で繰り返し使用した場合に、中間層に電
荷が残留することから明部電位及び残留電位が上昇して
コピー画像にカブリが発生してしまう。また反転現像を
行なう電子写真方式のプリンターにこの種の感光体を用
いた場合には、画像濃度が低下したり、所定の画質を有
するコピーが得られないという問題があった。
【0009】一方、高温高湿環境においては、中間層の
電気抵抗低下によって生じるバリヤー機能低下の影響
で、支持体側からのキャリアー注入が増加して暗部電位
の低下を招く。その結果、高温高湿下ではコピー濃度が
薄くなる。反転現像を行なう電子写真方式のプリンター
にこの種の感光体を用いた場合には、画像に黒点状の欠
陥(黒ポチ)及びかぶりを生じやすくなるといった問題
があった。さらに、前述の引例に記載のポリエーテル化
合物と定分子量ポリイソシアネート化合物との反応生成
物を、支持体上に塗工後に硬化させて得られる中間層で
は、電気抵抗の低下によるカブリは減少するものの、画
像には黒ポチが発生しやすいといった問題があった。
【0010】従って本発明の目的は、全環境、とりわけ
高温高湿環境に対して安定した電位特性を保持し、安定
した画像を形成し得る電子写真感光体を提供することに
ある。
【0011】また、本発明の別の目的は、画像欠陥のな
い良好な画像を形成し得る電子写真感光体を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の電子
写真感光体は、導電性基体上に中間層を介してチタニル
オキシフタロシアニン顔料を含有する感光層を設けた電
子写真感光体において、該中間層がOH当量の互いに異
なるポリオール化合物〔I〕及びポリオール化合物〔I
I〕及びポリイソシアネート化合物を必須の原料成分と
する反応生成物を含有し、ポリオール化合物〔I〕がO
H当量500以上で、その1分子当たりのOH基数が2
〜60個のポリエーテルポリオール化合物であり、ポリ
オール化合物〔II〕がOH当量300以下のポリオール
化合物であることを特徴とするものである。
【0013】本発明に用いられるOH当量はJIS K
0070「化学製品の酸化、けん化価、エステル価、よ
う素価、水酸基価及び不けん化物の試験方法」に準拠し
て求められた水酸基価の逆数(g/eg−OH)であ
る。
【0014】本発明に用いられるポリエーテルポリオー
ル化合物〔I〕はOH当量が500以上で、かつその1
分子当りの含有OH基数が2〜6個のポリエーテルポリ
オール化合物である。その外にも、例えば活性水素化合
物に触媒の存在下で炭素原子2個〜10個のアルキレン
オキサイドを単独重合またはその2種以上を共重合さ
せ、生成物をイオン交換法、中和濾過法、吸着法等の周
知の生製法で処理してさらに触媒を除去して得られるポ
リエーテルポリオールである。また該ポリエーテルポリ
オールの一部が他の基で置換されていてもよく、置換基
としては具体的には例えば、フッ素、塩素、臭素、及び
沃素等のハロゲン原子、フェニル及びナフチル等のアリ
ール基等が挙げられる。
【0015】かかる活性水素化合物としては、活性水素
基を1分子中に2個以上有する化合物中で、多価アルコ
ール、具体的には例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ソルビトール、スクロース、
またアミン化合物、具体的には例えば、モノエタノール
アミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、2
−エチルヘキシルアミン、ヘキサメチレンジアミン、及
びフェノール活性水素化合物、具体的には例えば、ビス
フェノールA、ビスフェノールF、1,1−ビス(ヒド
ロキシフェニル)エタン、ビスフェノールAP、アセト
フェノン、ハイドロキノン等を挙げることができる。
【0016】炭素原子数2個〜10個のアルキレンオキ
サイドとしては、具体的には例えば、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ヘキ
センオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、ノネンオ
キサイドなどを挙げることができる。
【0017】触媒としては、ナトリウムメトキシド、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸リチウム、トリ
エチルアミン等の塩基性触媒が一般的であるが、ボロン
トリフロライド等の酸性触媒も用いることができる。
【0018】本発明に使用されるポリオール化合物の具
体例を表1に示す。
【0019】
【表1】 *1 炭素原子数 2・・・エチレンオキサイド 3・・・プロピレンオキサイド 4・・・ブチレンオキサイド 9・・・ノネンオキサイド *2 数値は付加したアルキレンセグメントの重量% *3 ブロック体 *4 ランダム体 *5 トリメチロールプロパン *6 エチレングリコール *7 1,4−ブタンジオール *8 ペンタエリスリトール 本発明に用いられるポリオール化合物〔II〕はOH当量
が300以上で、かつその1分子当りの含有OH基数が
2個以上である化合物のほかに次のような物を含有する
ものである。即ち水酸基に前記の触媒の存在下で炭素原
子2個〜10個のアルキレンオキサイドを単独重合また
はその2種以上を共重合させ、生成物をイオン交換法、
中和濾過法、吸着法等の周知の生製法で処理してさらに
触媒を除去して得られるポリオールである。
【0020】水酸基を1分子中に2個以上有する化合物
としては、活性水素基を1分子中に2個以上有する化合
物中で、多価アルコール、具体的には例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビト
ール、スクロース、またアミン化合物、具体的には例え
ば、モノエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、2−エチルヘキシルアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、及びフェノール活性水素化合物、具体
的には例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、
1,1−ビス(ヒドロキシフェニル)エタン、ビスフェ
ノールAP、アセトフェノン、ハイドロキノン等を挙げ
ることができる。
【0021】本発明に用いられるポリオール化合物〔I
I〕の例を表2に示す。
【0022】
【表2】 *1 炭素原子数 2・・・エチレンオキサイド 3・・・プロピレンオキサイド 4・・・ブチレンオキサイド 9・・・ノネンオキサイド *2 数値は付加したアルキレンセグメントの重量% *3 エチレングリコール *4 トリメチロールプロパン *5 ペンタエリスリトール 一方、本発明に使用されるポリイソシアネートとして
は、例えば2,4−トルエンジイソシアネート、2,6
−トルエンジイソシアネート(商品名TDI−10
0)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、イソホロンジイソシアネート及びそれらの任意の
混合物、およびアダクト体を挙げることができる。
【0023】また、上記のポリイソシアネート化合物
は、ブロックイソシアネート体の(末端保護イソシアネ
ート体)形でも用いることができる。
【0024】ブロック化剤(末端処理剤)としては、メ
チルエチルケトオキシム(MEKO)、フェノール、カ
プロラクタム、アセト酢酸エチル、メタノール及び亜硫
酸水素ナトリウム等が挙げられる。
【0025】ブロック化は例えば、ポリオキシアルキレ
ンセグメント含有ポリイソシアネート化合物中に前述し
たブロック化剤を加えて、30〜90℃で0.5〜2時
間反応させる事によって行なうことができる。
【0026】本発明に用いられるポリオール化合物とポ
リイソシアネート化合物の反応生成物を含有する中間層
を形成する方法としては、前述のポリオール化合物
〔I〕、〔II〕およびポリイソシアネート化合物を含有
する混合物を塗工後に加熱硬化させても、あらかじめ前
述のポリオール化合物〔I〕、〔II〕およびポリイソシ
アネート化合物を含有する重合体を形成し、これを適当
な溶剤に溶解して塗工後に乾燥して形成してもよい。
【0027】また、ポリオール化合物にポリイソシアネ
ート化合物を反応させたポリオキシアルキレンセグメン
ト含有ポリイソシアネート化合物、該ポリイソシアネー
ト化合物のイソシアネート基末端をブロック化剤ブロッ
クイソシアネート体としたもの、および該ポリイソシア
ネート化合物のイソシアネート基末端にポリオキシアル
キレンポリオールなどのポリオールを付加させた化合物
などをあらかじめ合成しておき、この化合物を含む塗料
の形態で塗工後、加熱硬化して中間層を形成することも
できる。
【0028】本発明のポリオール化合物とポリイソシア
ネート化合物との反応では、反応促進に触媒を使用する
ことができる。この反応促進用触媒としては、トリエチ
ルアミン、ジメチルエタノールアミン、もしくはトリエ
チレンジアミン等のアミン触媒又はオクチル酸亜鉛、オ
クチル酸スズ、もしくはジブチルスズジラウレート等の
金属塩触媒が挙げられる。
【0029】これらのポリオール化合物とポリイソシア
ネート化合物の反応割合は、水酸基とイソシアネート基
との官能基モル比(NCO基/OH基)が1.0/1〜
2.0/1の範囲が好ましい。
【0030】本発明の中間層は前述のポリオール化合物
とポリイソシアネート化合物との反応生成物を含有する
1層のみで構成されていてもよいが、複数の層から構成
され、その少なくとも1層には前記の反応生成物を含有
する積層体でもよい。
【0031】中間層が複数の層で構成される場合に、前
述の反応生成物を含まない中間層にはポリアミド、ポリ
エステル又はフェノール樹脂等の樹脂材料を用いること
ができる。
【0032】また、本発明の中間層は必要に応じて他の
樹脂、添加剤、又は導電性物質を加えた系で構成されて
もよい。導電性物質としては、アルミニウム、銅、ニッ
ケル、銀等の金属粉体、もしくは金属短繊維、酸化アン
チモン、酸化インジウム、もしくは酸化錫などの導電性
金属酸化物、カーボンファイバー、カーボンブラックも
しくはグラファイト粉体又はこれらの導電性物質で表面
を被覆した導電性粉体等を挙げることができる。
【0033】本発明の中間層の膜厚は、電子写真特性及
び支持体上の欠陥の有無を考慮して設定されるものであ
り、0.1〜50μm程度の範囲で可能であるが、通常
0.5〜30μmの範囲が好適である。中間層の塗工は
浸漬コーティング、スプレーコーティング、またはロー
ルコーティング等の方法で行なうこともできる。
【0034】本発明においては、感光層は単一層型で
も、電荷輸送層と感光層が機能分離した積層構造を有し
ていてもよい。
【0035】さらに具体的には本発明の感光層は下記一
般式〔I〕
【0036】
【化1】 で示されるチタニルオキシフタロシアニン顔料を含有す
ることを特徴とするものである。(式中、X1、X2、X
3及びX4はそれぞれ独立にClまたはBrを現し、n、
m、l、及びkは独立的に0〜4の数字を現す。)該化
合物の合成法や電子写真特性に関する文献としては例え
ば、特開昭57−148745号公報、同59−362
54号公報、同59−44054号公報、同59−31
965号公報、同61−239248号公報、同62−
67094号公報等が挙げられる。これらに開示のチタ
ニルフタロシアニン顔料を本発明の電荷発生剤として利
用することができる。
【0037】前述したチタニルオキシフタロシアニン顔
料にたいして本発明の中間層を適用することにより高温
高湿環境から、低温低湿環境にわたる全環境において良
好な電位特性を有し、かつ画像欠陥のない良好な電子写
真感光体が提供される。特に高温高湿環境においては、
本発明の導電性中間層が特に良好な電荷注入阻止能を有
しているため、従来のチタニルオキシフタロシアニン顔
料を利用した電子写真感光体でしばしば問題とされてい
たぽちカブリを改善することができる。
【0038】電荷発生物質を含有する層、すなわち電荷
発生層は、前記のような電荷発生物質を適当な結着剤樹
脂中に分散し、これを支持体に塗工することにより形成
することができる。また、支持体上にスパッタ、CV
D、などの乾式法で形成することもできる。
【0039】前記結着剤樹脂としては種々のものが使用
でき、具体的には例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ブチラール樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリビニールアセタール樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ポリ
スルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、ア
ルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体樹脂などを挙げることができるがこ
れらのものに限定されるものではない。
【0040】これらは単独又は共重合体として用いるこ
とができるほか1種また2種以上混合して用いてもよ
い。電荷発生層中に含有される樹脂量は80重量%以
下、好ましくは0〜40重量%である。また、その膜厚
は5μm以下、特に0.01μm〜1μmで有ることが
好適である。
【0041】前述の電荷発生層の上に設けられる電荷輸
送層は、電荷輸送剤と結着剤樹脂によって形成される。
【0042】かかる電荷輸送性の物質としてはビフェニ
レン、アントラセン、ピレン、フェナントレン等の多環
芳香族化合物、インドール、カルバゾール、オキサジア
ゾール、ピラゾリン等の含窒素環式化合物、トリアリー
ルアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物等
を挙げることができる。
【0043】電荷輸送層はこれらの電荷輸送性物質を結
着剤樹脂に分散もしくは溶解して形成されるが、かかる
樹脂としては具体的には例えば、ポリメチルメタクリレ
ート、スチレン−アクリル共重合体、等のアクリル樹
脂、ポリスチレン、低分子量ポリプロピレン、スチレン
−ブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル、酢酸ビニル、およびそれらの共重合体、石油
樹脂、飽和アルキルポリエステル樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、
ポリアリレート樹脂等の芳香族ポリエステル樹脂、ポリ
アセタール、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホ
ン、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
エーテルエーテルケトンなどを挙げることができる。か
かる電荷輸送物質及び結着剤樹脂は好適な溶媒に溶解あ
るいは分散された後、膜厚5μm〜40μm、好ましく
は10μm〜30μmの電荷輸送層として塗布形成され
る。
【0044】電荷輸送層は前記の電荷輸送物質と結着剤
樹脂を溶剤に溶解し、塗布形成される。電荷輸送物質と
結着剤樹脂との混合割合は3:1〜1:3の範囲である
ことが好ましく、特には2:1〜1:2が好ましい。そ
の溶剤としてはトルエン、キシレン、あるいはモノクロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素及び環状エーテル類、具
体的には例えばテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラ
ン、1,4−ジオキサン等の他、ハロゲン化炭化水素
類、ケトン化合物類を挙げることができる。この溶液を
塗布する方法としては具体的には例えば浸漬塗布方法、
スプレイ塗布方法、ロールコーチング法、グラビアコー
ティング法等が知られている。いずれの方法にせよ所望
の感光体を効率良く製造できるものが好適である。例え
ばドラム状電子写真感光体を効率的にかつ精度良く大量
生産するには浸漬塗布方法が最良である。この電荷輸送
層を塗布・形成した後10℃〜200℃、好ましくは2
0℃〜150℃の温度で5分〜5時間、好ましくは10
分〜2時間の範囲で通風乾燥又は静止乾燥を行い、電荷
輸送層を得る。
【0045】また、積層型感光体は、電荷輸送層の上に
電荷発生層が積層された構造でもよい。
【0046】本発明で用いる支持体は、導電性を有する
ものであれば如何なる物でもよく、具体的には例えば、
アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛、ステンレ
ス等の金属をシリンダー上又はシート上に成型したも
の、アルミニウムや銅等の金属箔をプラスチックフィル
ム、紙等にラミネートしたもの、アルミニウム、酸化イ
ンジウム、酸化錫等をプラスチックフィルムに蒸着した
もの、あるいは導電性物質を単独又は適当な結着剤樹脂
とともに塗布して導電層を形成したプラスチックフィル
ム、紙等を挙げることができる。
【0047】本発明の電子写真感光体は、複写機、レー
ザープリンター、LEDプリンター、液晶シャッター式
プリンター等の電子写真装置一般に適用し得るものであ
るが、さらには電子写真技術を応用したディスプレー、
記録、軽印刷、製版ファクシミリ等の装置にも広く適用
し得るものである。
【0048】第1図に本発明による感光体を用いた一般
的な転写式電子写真装置の概略構成を示した。
【0049】第1図において、11は像担持体としての
ドラム型感光体であり軸11aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体11はその回転過
程で帯電手段12によりその周面に正または負の所定電
位の均一帯電を受け、次いで露光部13にて不図示の像
露光手段によって光像露光L(スリット露光・レーザー
ビーム走査露光など)を受ける。
【0050】これにより感光体周面に露光像に対応した
静電潜像が順次形成されていく。
【0051】その静電潜像はついで現像手段14でトナ
ー現像され、そのトナー現像像が転写手段15により不
図示の給紙部から感光体11と転写手段15との間に感
光体11の回転と同期取りされて給送された転写材Pの
面に順次転写されていく。
【0052】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段18へ導入されて像定着をうけて複
写物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0053】像転写後の感光体11の表面はクリーニン
グ手段16にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化
されて、繰り返して像形成に使用される。
【0054】感光体11の均一帯電手段12としてはコ
ロナ帯電装置が広く利用されているが帯電ローラー等を
使用した接触帯電も使用できる。また転写装置15もコ
ロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写真装
置として、上述の感光体11や現像手段14、クリーニ
ング手段16等の構成要素のうち複数のものを装置ユニ
ットとして一体に結合して構成し、このユニットを装置
本体に対して着脱自在に構成してもよい。例えば、電子
写真感光体11とクリーニング手段16とを一体化して
単一ユニットとし、装置本体のレールなどの案内手段を
用いて着脱自在の構成にしてもよい。この際、上記の装
置ユニットの方に帯電手段12および/または現像手段
14を伴って構成してもよい。
【0055】また光像露光Lは、電子写真装置を複写機
やプリンターとして使用する場合には、原稿からの反射
光や透過光、あるいは原稿を読取信号化し、この信号に
よりレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、また
は液晶シャッターアレイの駆動等により行なわれる。
【0056】また、ファクシミリのプリンターとして駆
動する場合には、光像露光Lは受信データをプリントす
るための露光になる。図2はこの場合の1例をブロック
図で示したものである。
【0057】コントローラ21は画像読取部20とプリ
ンター29を制御する。コントローラ21の全体はCP
U27により制御されている。画像読取部からの読取デ
ータは、送信回路23をとして相手局に送信される。相
手局から受けたデータは受信回路22をとしてプリンタ
ー29に送られる。画像メモリには所定の画像データが
記憶される。プリンタコントローラ21はプリンター2
9を制御している。24は電話である。
【0058】回線25から受信された画像(回選を解し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路22で復調された後、CPU27で画像情報の複合処
理が行なわれて順次画像メモリ26に格納される。そし
て、少なくとも2頁分の画像がメモリ26に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU27は、メ
モリ26から2頁分の画像情報を読みだしてプリンタコ
ントローラ28に複合化された2頁分の画像情報を送出
する。プリンタコントローラ28は、CPU27からの
2頁分の画像情報を受け取るとその頁の画像情報記録を
行なうべくプリンタ29を制御する。
【0059】なお、CPU27は、プリンタ29による
記録中に、次のページの受信を行なっている。
【0060】以上のように画像の受信と記録が行なわれ
る。
【0061】以下に本発明を実施例を挙げて詳細に説明
する。
【0062】
【実施例】
〔実施例1〕 ポリオール化合物[I]1 13.3 部 ポリオール化合物[II]D 3.3 部 ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI) 3.4 部 ジブチルスズラウレート(DBTL) 0.02部 メチルエチルケトン(MEK) 80 部 を混合し、溶解して、中間層用塗料を形成した。
【0063】この塗料をアルミニウムシリンダー(外形
30mm×長さ360mm)上に浸漬塗布し、150℃
で30分乾燥・硬化させて、中間層(膜厚3.0μm)
を形成した。
【0064】次いで、構造式
【0065】
【化2】 のチタニルフタロシアニン顔料 10 部 ポリビニルブチラール 8 部 シクロヘキサノン 50 部 をガラスビーズ(直径1mm)を用いたサンドミル装置
で20時間混合分散した。この分散液にメチルエチルケ
トン70〜120(適宜)を加えて下引層上に塗布し、
100℃で5分間乾燥して0.2μmの電荷発生層を得
た。
【0066】次いで、構造式
【0067】
【化3】 のヒドラゾン化合物 10 部 ビスフェノールZ型ポリカーボネート 10 部 (重量平均分子量30000) ジクロロメタン 10 部 モノクロロベンゼン 50 部 を混合溶解して電荷輸送層用塗工液を形成した。この塗
工液を前記の電荷発生層上に浸漬塗布して110℃で6
0分乾燥させ、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0068】このようにして製造した電子写真感光体を
レーザープリンター〔商品名:LBP−SX(キャノン
社製)〕に装着し常温常湿(23℃、55%RH)及び
高温高湿環境(30℃、85%RH)の環境で電子写真
特性の評価を行なった。その結果を表3に記載する。
【0069】その結果、表3に示すように各環境におい
て暗部電位(VD)と明部電位(VL)との間に十分な電
位コントラストが形成できた。また特に高温高湿環境で
のコピー画像には黒ぽちはほとんど発生せず、かつカブ
リも発生しなかった。 〔実施例2〜4〕中間層用塗料に下記の各処方で調製し
た溶液を用いたほかは、実施例1と同様にして電子写真
感光体を製造し、評価を行なった。その結果を表3に記
載する。
【0070】 (実施例2の処方) ポリオール化合物[I] 3 11.9 部 ポリオール化合物[B] E 5.1 部 TDI 3.0 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 (実施例3の処方) ポリオール化合物[I] 4 7.3 部 ポリオール化合物[B] F 7.3 部 HMDIのメチルエチルケトオキシム(MEKO)ブロック体 5.4 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 (実施例4の処方) ポリオール化合物[I] 9 14.3 部 ポリオール化合物[B] K 1.6 部 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI) 4.1 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 これらの感光体を実施例1と同様にして評価したとこ
ろ、表3に示すように各環境において暗部電位(VD
と明部電位(VL)との間に十分な電位コントラストが
形成できた。また特に高温高湿環境でのコピー画像には
黒ぽちはほとんど発生せず、かつカブリも発生しなかっ
た。 〔実施例5〕 ポリオール化合物[I] 5 31.5 部 ポリオール化合物[II] D 7.9 部 TDI 10.6 部 の混合物を撹はんしながら90℃で3時間反応させて反
応生成物を合成した。
【0071】 上記の反応生成物 10 部 MEK 60 部 ジクロロメタン 30 部 から調製した溶液を塗工液として用いたほかは、実施例
1と同様にして電子写真感光体を製造した。
【0072】
【表3】 〔実施例6〕 レゾールフェノール樹脂 25 部 導電性酸化チタン粉体 50 部 (酸化アンチモン10%を含有する酸化スズで被覆したもの) メチルセロソルブ 20 部 メタノール 5 部 をガラスビーズ(直径1mm)を用いたサンドミル装置
で権号分散して、第1中間層用塗料を形成した。
【0073】この塗料をアルミニウムシリンダー(外形
30mm×長さ260mm)上に浸漬塗布して、140
℃で30分間乾燥させて、第1中間層(膜厚20μm)
を形成した。
【0074】次に、前述した下記の各成分 ポリオール化合物[I] 13 7.7 部 ポリオール化合物[II] G 5.1 部 TDIのMEKOブロック体 7.2 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 を混合溶解し、第2中間層用塗料とした。
【0075】この塗料を上記の第1中間層上に浸漬塗布
し、150℃で20分間乾燥・硬化して第2中間層(膜
厚0.6μm)を形成した。
【0076】次いで、実施例1の チタニルフタロシアニン顔料 10 部 ポリビニルブチラール 8 部 シクロヘキサノン 50 部 をガラスビース(直径1mm)を用いたサンドミル装置
で20時間混合分散した。この分散液にメチルエチルケ
トン70〜120(適宜)を加えて下引層上に塗布し、
100℃で5分間乾燥して0.2μmの電荷発生層を得
た。
【0077】次いで、下記構造式
【0078】
【化4】 のスチリル化合物 10 部 ビスフェノールZ型ポリカーボネート 10 部 (重量平均分子量30000) ジクロロメタン 10 部 モノクロロベンゼン 50 部 を混合溶解して電荷輸送層用塗工液を形成した。この塗
工液を前記の電荷発生層上に浸漬塗布して120℃で6
0分乾燥させ、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0079】このようにして製造した電子写真感光体を
レーザープリンター〔商品名:LBP−SX(キャノン
社製)〕に装着し常温常湿(23℃、55%RH)及び
高温高湿環境(30℃、85%RH)の環境で電子写真
特性の評価を行なった。その結果を表4に記載する。
【0080】その結果、表4に示すように各環境におい
て暗部電位(VD)と明部電位(VL)との間に十分な電
位コントラストが形成できた。また特に高温高湿環境で
のコピー画像には黒ぽちはほとんど発生せず、かつカブ
リも発生しなかった。 〔実施例7〜10〕第2中間層用塗料に下記の各処方で
調製した溶液を用いたほかは、実施例6と同様にして電
子写真感光体を製造し、評価を行なった。その結果を表
4に記載する。
【0081】 (実施例7の処方) ポリオール化合物[I] 10 2.3 部 ポリオール化合物[II] O 9.0 部 HMDIのフェノールブロック体 8.7 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 (実施例8の処方) ポリオール化合物[I] 17 10.5 部 ポリオール化合物[II] L 2.6 部 MDIの(MEKO)ブロック体 6.9 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 (実施例9の処方) ポリオール化合物[I] 19 13.1 部 ポリオール化合物[II] C 0.7 部 MDIの(MEKO)ブロック体 6.2 部 DBTL 0.04部 MEK 80 部 (実施例10の処方) ポリオール化合物[I] 7 5.1 部 ポリオール化合物[II] M 7.5 部 HMDIの3量アダクト体(イソシアヌレート) 7.4 部 DBTL 0.02部 MEK 80 部 これらの感光体を実施例6と同様にして評価したとこ
ろ、表4に示すように各環境において暗部電位(VD
と明部電位(VL)との間に十分な電位コントラストが
形成できた。また特に高温高湿環境でのコピー画像には
黒ぽちはほとんど発生せず、かつカブリも発生しなかっ
た。
【0082】
【表4】 〔実施例11〕前述の各成分から下記のもの ポリオール化合物[I] 11 15.6 部 ポリオール化合物[II] M 1.7 部 TDIのMEKOブロック体 2.7 部 導電性酸化チタン粉体 20 部 (酸化アンチモン9%を含有する酸化スズで被覆したもの) ルチル型酸化チタン粉体 20 部 DBTL 0.02部 MEK 40 部 をガラスビーズ(直径1mm)を用いたサンドミル装置
で3時間混合分散して第1中間層用の塗料を調製した。
【0083】この塗料をアルミニウムシリンダー(外形
30mm×長さ260mm)上に浸漬塗布して、140
℃で30分間乾燥させて、第1中間層(膜厚20μm)
を形成した。
【0084】次に、実施例6で用いた第2中間層用塗料
を上記の第1中間層上に浸漬塗布し、150℃で20分
間乾燥・硬化して第2中間層(膜厚0.6μm)を形成
した。
【0085】次いで実施例1の、 チタニルフタロシアニン顔料 10 部 ポリビニルブチラール 8 部 シクロヘキサノン 50 部 をガラスビーズ(直径1mm)を用いたサンドミル装置
で20時間混合分散した。この分散液にメチルエチルケ
トン70〜120(適宜)を加えて下引層上に塗布し、
100℃で5分間乾燥して0.2μmの電荷発生層を得
た。
【0086】次いで、実施例6で用いた電荷輸送層の塗
工液を前記の電荷発生層上に浸漬塗布して120℃で6
0分乾燥させ、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0087】このようにして製造した電子写真感光体を
レーザープリンター〔商品名:LBP−SX(キャノン
社製)〕に装着し常温常湿(23℃、55%RH)及び
高温高湿環境(32℃、85%RH)の環境で電子写真
特性の評価を行なった。その結果を表5に記載する。
【0088】その結果、表5に示すように各環境におい
て暗部電位(VD)と明部電位(VL)との間に十分な電
位コントラストが形成できた。また特に高温高湿環境で
のコピー画像には黒ぽちはほとんど発生せず、かつカブ
リも発生しなかった。 〔実施例12及び実施例13〕 第2中間層用塗料に アルコール可容性共重合ナイロン 3 部 (東レ(株)製アミランCM−8000) N−メトキシメチル化6ナイロン 3 部 (重量平均分子量150000、メトキシメチル化率30%) メタノール 94 部 から調製した塗工液を用いたほかは、実施例11と同様
にして電子写真感光体を製造し、実施例12とした。
【0089】また、第2中間層を設けなかったことを除
き、実施例11と同様にして第1中間層、電荷発生層、
及び電荷輸送層を相する形で形成し、電子写真感光体を
製造して実施例13とした。
【0090】これらの感光体を実施例11と同様にして
評価したところ、表5に示すように各環境において暗部
電位(VD)と明部電位(VL)との間に十分な電位コン
トラストが形成できた。また特に高温高湿環境でのコピ
ー画像には黒ぽちはほとんど発生せず、かつカブリも発
生しなかった。また、実施例1から13の中間層に対し
て、隣接する下層に対する接着性を碁盤目剥離試験(J
IS K5400)を用いて評価したところ、全て良好
な接着性を示した。
【0091】
【表5】
【0092】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は支持体と感光
層の間の中間層中に、本発明のポリオール化合物とポリ
イソシアネート化合物との反応生成物を含有させること
により、高温高湿環境における安定した電位特性及び画
像特性を有する高品質の感光体ドラムが提供できる事に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を用いた転写型複写基
の模式的断面図である。
【図2】本発明の電子写真感光体をプリンターとしたフ
ァクシミリシステムのブロック図である。
【符号の説明】
11 ドラム型電子写真感光体 12 帯電手段 13 露光部 14 現像手段 15 転写手段 20 画像読み取り部 21 コントローラ 22 受信回路 23 送信回路 24 電話 25 回線 26 画像メモリ 27 CPU 28 プリンターコントローラ 29 プリンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤村 直人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に中間層を介してチタニル
    オキシフタロシアニン顔料を含有する感光層を設けた電
    子写真感光体において、該中間層がOH当量の互いに異
    なるポリオール化合物〔I〕及びポリオール化合物〔I
    I〕及びポリイソシアネート化合物を必須の原料成分と
    する反応生成物を含有し、 ポリオール化合物〔I〕がOH当量500以上で、その
    1分子当たりのOH基数が2〜60個のポリエーテルポ
    リオール化合物であり、 ポリオール化合物〔II〕がOH当量300以下のポリオ
    ール化合物であることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 帯電手段、現像手段、及びクリーニング
    手段の少なくとも1つを請求項1に記載の電子写真感光
    体と共に一体に支持してユニットを形成し装置本体に着
    脱自在の単一装置ユニットを形成し、装置本体に着脱可
    能な単一ユニットとしたことを特徴とする電子写真装置
    ユニット。
  3. 【請求項3】 感光体、潜像形成手段、形成した潜像を
    現像する手段及び現像した像を転写材に転写する手段を
    有する電子写真装置において、該電子写真感光体が請求
    項1に記載の物であることを特徴とする電子写真装置。
  4. 【請求項4】 請求項二記載の電子写真感光体を備えた
    電子写真装置及びリモート端末からの画像情報を受信す
    る受信手段を有することを特徴とするファクシミリ。
JP3349236A 1991-12-06 1991-12-06 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置及びファクシミリ Pending JPH05158266A (ja)

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