JPH05149022A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH05149022A
JPH05149022A JP31563091A JP31563091A JPH05149022A JP H05149022 A JPH05149022 A JP H05149022A JP 31563091 A JP31563091 A JP 31563091A JP 31563091 A JP31563091 A JP 31563091A JP H05149022 A JPH05149022 A JP H05149022A
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floor
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parking
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Kenji Motooka
憲治 本岡
Koichi Tsukuni
公一 津国
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間口の狭い土地を有効に利用するとともに、
車両の入出庫作業をスピードアップさせる。 【構成】 入出庫路2直上階の入出庫路2に沿う奥行き
方向Xの奥側と入口側とに、駐車ユニット3,4を配設
する。各駐車ユニット3,4に、車両Aを載せ昇降する
昇降床5a,5bと、昇降床5a,5bが昇降する昇降
スペース6と、車両Aを格納する格納スペース7と、各
昇降床5a,5bと各格納スペース7との間で車両Aを
受渡す送出手段8,9とを備える。格納スペース7を昇
降スペース6の奥行き方向Xの両側に上下に複数段に配
設する。入出庫路2の奥側に、直上階との間で車両Aを
載せ昇降するリフタ10を設ける。リフタ10に直上階
で車両Aを駐車ユニット配列方向に搬送する搬送手段1
0aを設ける。上昇したリフタ10と入口側の昇降床5
bとの間で車両Aを移送する移送手段11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を複数列かつ多段
に駐車できる立体駐車装置に関し、特に、車両を入出庫
時に搬送する搬送機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体駐車装置として、特
開平2−35173号公報に開示されたものが知られて
いる。この立体駐車装置は、1階部分の奥行き方向に形
成された車両の入出庫路と、この入出庫路の奥行き方向
の2か所から上方に延び、車両の搬送路となる昇降スペ
ースと、この各昇降スペースを挟んで入出庫路に沿う奥
行き方向の両側に上下多段に配設された車両の格納スペ
ースとを備え、上記昇降スペースには、車両を載せて昇
降する昇降床が配設されており、この昇降床と上記格納
スペースとの間では、コンベア等の送出手段により車両
の受け渡しが行われるようになっている。また、上記各
昇降スペースを昇降する昇降床は、それぞれ車両を載せ
て独自に昇降できるようになっており、入出庫路まで降
りて車両を載せたり下ろしたりできるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
立体駐車装置は、昇降床が入出庫路の一部を形成してお
り、奥側の昇降床を用いて車両を入出庫させる場合に、
入り口側の昇降床を1階に下ろして車両が通過できる状
態にしてやらねばならない。この間、入り口側の昇降床
は、車両の搬送に全く利用できず、入出庫が連続する際
の作業のスピードアップに支障をきたすという問題があ
る。
【0004】また、立体駐車装置は全て、土地の入り口
部分から昇降床までの間に、法令上、車両2台分の駐車
スペースを確保しなければならないが、上記従来の駐車
装置では、入出庫路の入り口側に昇降床が降りてくるこ
とから、土地の入り口部分から入り口側の昇降床までの
間に上記の駐車スペースを設けるため、かなりの奥行き
のある土地でなければ利用できないという問題がある。
また、上記駐車スペースの上方空間が有効に利用されな
いという問題もある。
【0005】本発明はこのような諸点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、間口の狭い土地を有
効に利用できるとともに、車両の入出庫作業のスピード
アップを実現し得る立体駐車装置を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車両が入出庫する入出庫路
上に、車両の搬送および格納を行う駐車ユニットを、上
記入出庫路に沿う奥行き方向の奥側と入り口側とに配設
し、上記各駐車ユニットに、車両を上下方向に搬送する
昇降床と、この昇降床が昇降する昇降スペースと、車両
を格納する格納スペースと、上記各昇降床および上記各
格納スペースに設けられ両者間で車両を受け渡す送出手
段とを備え、上記格納スペースを、上記昇降スペースの
上記奥行き方向の両側にそれぞれ上下方向に複数段に配
設した立体駐車装置において、上記入出庫路の奥側に、
上記入出庫路とこの入出庫路の直上階との間で車両を載
せて昇降するリフタを設け、このリフタに、上記入出庫
路の直上階で車両を上記駐車ユニットの配列方向に搬送
する搬送手段を設け、上記入出庫路の直上階に、上記リ
フタと上記入り口側の駐車ユニットの昇降床との間で車
両の移送を行う移送手段を設ける構成とするものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、移送手段、搬送手段および各送出手段を、
直接車両を支承して駐車ユニットの配列方向に搬送する
コンベアとする構成とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
車両を連続して入庫する際、車両は、リフタにより次々
と入出庫路の直上階まで運ばれ、奥側および入り口側の
昇降床のうち空いた昇降床から順に渡される。この時、
奥側の昇降床へは搬送手段により渡され、入り口側の昇
降床へは搬送手段から移送手段を介して渡される。各昇
降床は、車両を載せて上昇し、送出手段により格納スペ
ースに車両を送り込み、入庫が完了する。入出庫路に次
々と車両が入ってきても、2台の昇降床を停止させるこ
となく、常に稼働させて入庫作業を行う。車両を連続し
て出庫する際、車両は、格納スペースから送出手段によ
り各昇降床に載せられ、各昇降床により入出庫路の直上
階まで運ばれる。奥側の昇降床からは送出手段により直
接リフタに渡され、入り口側の昇降床からは送出手段か
ら移送手段を介してリフタに渡される。車両を受け取っ
たリフタは入出庫路まで降下し、車両を出庫させる。リ
フタは、出庫が終わると、直上階までの短い区間を再び
上昇して、すでに出庫車両を載せて降下している昇降床
から車両を受けとり、再び入出庫路まで降下し、車両を
出庫させる。
【0009】また、リフタは入出庫路の奥側に設けられ
ており、入出庫路の入り口側は空きスペースになってい
るので、入出庫路の入り口側を法令上の駐車スペースと
して利用できる。さらに、上記空きスペースの上方は、
入り口側駐車ユニットになっているので、無駄な空間が
ない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1〜図6は、本発明の一実施例に係る立
体駐車装置を示し、1は鉄骨製の建物、2は車両Aが入
庫または出庫する際の通路となる入出庫路である。この
入出庫路2の直上階である2階より上方は、車両Aの搬
送および格納が行われる2基の駐車ユニット3,4に形
成されており、これら駐車ユニット3,4は、上記入出
庫路2の奥行き方向Xに沿って奥側と入り口側とにそれ
ぞれ配設されている。
【0012】上記各駐車ユニット3,4は、車両Aを上
下方向に搬送する奥側または入り口側の昇降床5a,5
bと、上記各昇降床5a,5bが昇降する昇降スペース
6と、車両Aを格納する複数個の格納スペース7,7,
7…と、上記各昇降床5a,5bおよび上記各格納スペ
ース7にそれぞれ設けられた第1および第2送出手段
8,9とを備え、これら第1および第2送出手段8,9
は、車両Aを上記奥行き方向Xの両側へ送出する送出手
段になっている。
【0013】上記格納スペース7,7,7…は、各駐車
ユニット3,4内で、上記昇降スペース6に対して上記
入出庫路2の奥行き方向Xに沿う両側で隣接するよう配
設され、かつ上下方向に複数段に配設されて2列に形成
されており、両駐車ユニット3,4で計4列に形成され
ている。
【0014】上記入出庫路2は、車両Aを運転して出入
りする出入り口となる扉2cを挟んで奥側2aと入り口
側2bとに分かれており、上記入出庫路2の奥側2aに
は、上記入出庫路2と2階との間で車両Aを載せて昇降
するリフタ10が設けられている。このリフタ10の上
面には、搬送手段10aが設けられており、この搬送手
段10aは、2階部分で車両Aを上記駐車ユニット2,
3の配列方向両側に搬送するようになっている。
【0015】また、2階部分の、上記リフタ10の上昇
位置と上記入り口側の駐車ユニット4の昇降スペース6
との間には、上記リフタ10と上記入り口側の昇降床5
bとの間で車両Aを移送する移送手段11が設けられて
いる。
【0016】上記各格納スペース7には床組7aが設け
られており、この床組7aには、車両Aの搬送時に用い
るパレットPが載置されている。このパレットPは、図
8に示すように、車両Aを載せるものであり、入出庫時
の車両Aは、常に上記パレットPに載置された状態で、
上記昇降床5a,5b、上記移送手段11および上記リ
フタ10の間で受け渡されて、上記各格納スペース7と
上記入出庫路2との間を搬送されるようになっている。
【0017】上記リフタ10の下方の、入出庫路2の床
面は、入出庫時の車両Aを回転させて所定の方向に方向
決めを行う車両回転位置Bであり、この車両回転位置B
の下方には、上記リフタ10が入る凹部13が形成され
ている。この凹部13内には、上記パレットPを介して
車両Aの方向決めを行う回転受け座14が設けられてお
り、この回転受け座14は、モータ15の駆動を受け入
出庫路2の床面に沿って回転可能に設けられている。
【0018】上記回転受け座14には昇降手段16が接
続されている。上記回転受け座14は、上記昇降手段1
6の働きにより上昇したとき、上記モータ15と接続し
て回転可能になるよう設けられている。また、上記昇降
手段16の働きで下降したとき、車両Aを載せた上記パ
レットPを上記リフタ10上に下ろすか、または上記入
出庫路2の床面の車両Aの入出庫方向(入出庫路2の奥
行き方向X)に下ろすようになっている。
【0019】上記リフタ10は、図3に示すように、中
央部に開口17を有しており、この開口17は、上記リ
フタ10が入出庫路2に下降して上記凹部13に入り込
んだとき、上記回転受け座14を貫通させ、上記パレッ
トPを上記回転受け座14上に残すようになっている。
また、上記リフタ10の上記開口17の両側には、上記
リフタ10が上記入出庫路2に降りた位置で運転者が車
両Aに乗り降りする際のデッキ18,18が設けられて
いる。
【0020】上記リフタ10の各角部近傍の上面と下面
には、1本のチェーン19の各端がそれぞれ取り付けら
れており、上記各チェーン19は、リフタ10の上昇位
置、すなわち2階の天井付近に設けられたスプロケット
(図示せず)に巻き掛けられている。上記チェーン1
9,19,19,19のうち、入出庫路2の奥行き方向
Xに沿う2本1組のチェーン19,19は、上記凹部1
3内に入出庫路2の奥行き方向Xに沿い平行に設けられ
た2本のシャフト20,20のうちの1本において、各
シャフト20に軸着されたスプロケット21に巻き掛け
られている。上記両シャフト20は、それぞれ駆動回転
を伝達するジョイント22および連絡シャフト23を介
してモータ24に接続されており、各スプロケット21
は、上記モータ24に駆動されるとともに、上記連絡シ
ャフト23および上記ジョイント22により互いに逆方
向の回転を付与され、上記リフタ10を昇降させるよう
になっている。
【0021】上記車両回転位置Bの床面は、十字型の開
口25が形成されている。この開口25の中央部は、上
記回転受け座14が出没する部分であり、上記開口25
は、入出庫路2の奥行き方向Xと直交する部分26で上
記リフタ10を挿通させるようになっている。そして上
記開口25の、入出庫路2の奥行き方向Xに沿う部分2
7には、両端に段部28が形成され、これら段部28,
28で上記パレットPを載置するようになっている。
【0022】上記各昇降床5a,5bの上面の各角部近
傍には、図4および図6に示すように、チェーン30,
30,30,30の一端が取り付けられている。上記各
チェーン30は、建物1の天井付近に設けられたスプロ
ケット(図示せず)に巻き掛けられ、各チェーン30の
他端には、ウェイト(図示せず)が吊り下げられてい
る。上記4個のスプロケット(図示せず)には、図外の
回転駆動手段が接続されており、この回転駆動手段を操
作することにより、上記各昇降床5a,5bは昇降する
ようになっている。また、上記各昇降床5a,5bの各
角部側面にはガイドローラ31が設けられていて、各昇
降スペース6には、上記各ガイドローラ31を案内する
ガイドレール32が立設されている。
【0023】上記各第1および第2送出手段8,9、上
記搬送手段10aおよび上記移送手段11は、図4〜図
6に示すように、上記入出庫路2の奥行き方向Xに沿っ
て平行な2列のローラ群を備えており、各ローラ12
a,12b,12c,…は回転可能に設けられ、上記パ
レットPを水平方向に搬送するようになっている。
【0024】上記各昇降床5a,5bの第1送出手段8
の各ローラ群のうち、両端に位置するローラ12a,1
2aは、駆動力が付与される駆動ローラになっており、
両駆動ローラ12a,12a間に位置するローラ12b
は、自由に回転するフリーローラになっている。上記昇
降床5a,5bの長手方向で対向する駆動ローラ12
a,12a同士は、1本のシャフト33で連結されてお
り、各シャフト33には、スプロケット34が取り付け
られている。上記各スプロケット34は、上記昇降床5
上に設けられた正逆方向に回転可能な減速モータ35に
無端鎖36を介して連結されており、上記減速モータ3
5の駆動力を受けるようになっている。
【0025】上記移送手段11の各ローラ群は、上記第
1送出手段8と同様に、両端のローラ12a,12aが
駆動ローラになっており、両駆動ローラ12a,12a
間の2個のローラ12b,12bがフリーローラになっ
ている。上記移送手段11の長手方向で対向する駆動ロ
ーラ12a,12a同士は、1本のシャフト33で連結
されており、上記各シャフト33には、スプロケット3
4が取り付けられている。上記各スプロケット34は、
上記移送手段11上に設けられた正逆回転可能な減速モ
ータ35に無端鎖36を介して連結されており、上記減
速モータ35の駆動力を受けるようになっている。
【0026】上記リフタ10の搬送手段10aの各ロー
ラ群のうち、両端に位置するローラ12c,12cは駆
動ローラになっており、両駆動ローラ12c,12c間
に位置するローラ12bはフリーローラになっている。
【0027】上記各格納スペース7の第2送出手段9の
各ローラ群は、上記昇降スペース6に近い一端側に設け
られた駆動ローラ12cと、残る2個のフリーローラ1
2b,12bとから構成されている。
【0028】上記各格納スペース7の第2送出手段9お
よび上記リフタ10の搬送手段10aにおいて、上記各
駆動ローラ12cは、図7に示す駆動伝達機構Cにより
駆動力が付与されるようになっている。以下、この駆動
伝達機構Cの構成と動作について述べる。上記各駆動ロ
ーラ12cと同じ軸線上には、第1スプロケット41が
軸着されており、この第1スプロケット41は上記各駆
動ローラ12cと連動するようになっている。上記両第
1スプロケット41,41に面した、上記各昇降床5
a,5bおよび上記移送手段11のシャフト33には、
上記両第1スプロケット41,41に対向して第2スプ
ロケット42,42が軸着されている。上記各第2スプ
ロケット42には、上記シャフト33を回転中心として
揺動するアーム43の一端が軸着されており、このアー
ム43の他端には、上記第2スプロケット42と噛合す
る揺動歯車44が軸着されている。上記各格納スペース
7の各第1スプロケット41は、上記アーム43の揺動
により上記揺動歯車44と噛合したとき、この揺動歯車
44を介して上記各昇降床5a,5bまたは上記移送手
段11の第2スプロケット42から駆動力を受けて回転
する。そして、上記第1スプロケット41の回転によ
り、上記各格納スペース7および上記リフタ10の上記
各駆動ローラ12cが駆動回転するようになっている。
【0029】次に、本実施例の動作について説明する。
車両Aを連続して入庫する際、車両Aは、リフタ10に
より次々と入出庫路2の直上階まで運ばれ、奥側および
入り口側の昇降床5a,5bのうち空いた昇降床から順
に渡される。この時、奥側の昇降床5aへは搬送手段1
0aにより渡され、入り口側の昇降床5bへは搬送手段
10aから移送手段11を介して渡される。各昇降床5
a,5bは、車両Aを載せて上昇し、第1送出手段8に
より格納スペース7に車両Aを送り込み、入庫が完了す
る。入出庫路2に次々と車両Aが入ってきても、2台の
昇降床5a,5bを停止させることなく、常に稼働させ
て入庫作業を行う。車両Aを連続して出庫する際、車両
Aは、第2送出手段9により各昇降床5a,5bに載せ
られ、各昇降床5a,5bにより入出庫路2の直上階ま
で運ばれる。奥側の昇降床5aからは第1送出手段8に
より直接リフタ10に渡され、入り口側の昇降床5bか
らは第1送出手段8から移送手段11を介してリフタ1
0に渡される。車両Aを受け取ったリフタ10は入出庫
路2まで降下し、車両Aを出庫させる。リフタ10は、
出庫が終わると、直上階までの短い区間を再び上昇し
て、すでに出庫車両Aを載せて降下している昇降床5a
または5bから車両Aを受けとり、再び入出庫路2まで
降下し、車両Aを出庫させる。
【0030】以上のように、車両Aが連続して入出庫を
行う際、2台の昇降床5a,5bが常に稼働して入出庫
路2の直上階と格納スペース7との間を車両Aを載せて
往復し、リフタ10が入出庫路2の直上階までの短い区
間を車両Aを載せて往復するので、2台の昇降床5a,
5bおよびリフタ10に無駄な動きがなく、入出庫作業
のスピードアップを実現できる。
【0031】また、リフタ10は入出庫路2の奥側2a
に設けられており、入出庫路2の入り口側2bは空きス
ペースになっているので、この空きスペースを法令上の
駐車スペースとして利用でき、この空きスペースの分だ
け奥行きの短い土地にも適用できる。さらに、この空き
スペースの上方は入り口側の駐車ユニット4になってい
るので、無駄な空間がなく、土地を有効に利用すること
ができる。
【0032】なお、上記実施例では、各昇降床5a,5
bおよび移送手段11に減速モータ35を設けて、各昇
降床5a,5bの第1送出手段8および移送手段11を
駆動させ、リフタ10の搬送手段10aおよび各格納ス
ペース7の第2送出手段9に対しては、駆動伝達機構C
で駆動力を伝達するように構成したが、リフタ10およ
び格納スペース7に対しても上記の減速モータを設け
て、この減速モータで搬送手段10aや各第2送出手段
9を駆動させるよう構成しても良い。
【0033】また、上記実施例では、車両Aを常にパレ
ットPに載せた状態で、第1および第2送出手段8,
9、リフタ10の搬送手段10a、移送手段11上を搬
送するように構成したが、第1および第2送出手段8,
9、リフタ10の搬送手段10a、移送手段11を、車
両を直接支承して水平方向に搬送可能なコンベアで構成
し、パレットを用いずに車両を直接搬送しても良い。こ
の時、リフタのコンベアは、リフタ本体から離脱可能に
構成する。すなわち、リフタが入出庫路へ下降したと
き、コンベアのみを回転受け座上に残して回転させ、車
両の入出庫を可能にするためである。このように、コン
ベアを用いてリフタを搬送する構成によっても、上記実
施例と同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の立体駐車装置に
よれば、車両が連続して入出庫を行う際、2台の昇降床
が常に稼働して入出庫路の直上階と格納スペースとの間
を車両を載せて往復し、リフタが入出庫路の直上階まで
の短い区間を車両を載せて往復するので、2台の昇降床
およびリフタに無駄な動きがなく、入出庫作業のスピー
ドアップを実現できる。また、入出庫路の入り口側は駐
車が可能な空きスペースになっており、この空きスペー
スの上方は、入り口側の駐車ユニットになっているの
で、無駄な空間がなく、土地を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る立体駐車装置の構成図
である。
【図2】2階部分の平面図である。
【図3】入出庫路の一部を示す平面図である。
【図4】奥側の昇降床と格納スペースとを示す平面図で
ある。
【図5】リフタと移送手段とを示す平面図である。
【図6】入り口側の昇降床と格納スペースとを示す平面
図である。
【図7】駆動伝達機構を示す断面図である。
【図8】パレットを示す側面図である。
【符号の説明】
2 入出庫路 3 奥側の駐車ユニット 4 入り口側の駐車ユニット 5a 奥側の昇降床 5b 入り口側の昇降床 6 昇降スペース 7 格納スペース 8 第1送出手段 9 第2送出手段 10 リフタ 10a 搬送手段 11 移送手段 A 車両

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が入出庫する入出庫路の直上階に、
    車両の搬送および格納を行う駐車ユニットが、上記入出
    庫路に沿う奥行き方向の奥側と入り口側とに2基配設さ
    れており、上記各駐車ユニットは、車両を上下方向に搬
    送する昇降床と、この昇降床が昇降する昇降スペース
    と、車両を格納する格納スペースと、上記各昇降床およ
    び上記各格納スペースに設けられ両者間で車両を受け渡
    す送出手段とを備え、上記格納スペースは、上記昇降ス
    ペースの上記奥行き方向の両側にそれぞれ上下方向に複
    数段に配設されている立体駐車装置において、 上記入出庫路の奥側には、上記入出庫路とこの入出庫路
    の直上階との間で車両を載せて昇降するリフタが設けら
    れており、 上記リフタには、上記入出庫路の直上階で車両を上記駐
    車ユニットの配列方向に搬送する搬送手段が設けられて
    いて、 上記入出庫路の直上階には、上記リフタと上記入り口側
    の駐車ユニットの昇降床との間で車両の移送を行う移送
    手段が設けられていることを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 移送手段、搬送手段および各送出手段
    は、直接車両を支承して駐車ユニットの配列方向に搬送
    するコンベアである請求項1記載の立体駐車装置。
JP31563091A 1991-11-29 1991-11-29 立体駐車装置 Expired - Lifetime JP2742742B2 (ja)

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JP2742742B2 JP2742742B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=18067679

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US7324656B2 (en) 2002-11-20 2008-01-29 Toa Corporation Wide dispersion speaker system and cover mounting structure for instrument directly mounted to flat portion
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