JPH0514842Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0514842Y2 JPH0514842Y2 JP18082387U JP18082387U JPH0514842Y2 JP H0514842 Y2 JPH0514842 Y2 JP H0514842Y2 JP 18082387 U JP18082387 U JP 18082387U JP 18082387 U JP18082387 U JP 18082387U JP H0514842 Y2 JPH0514842 Y2 JP H0514842Y2
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- JP
- Japan
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- film
- surface plate
- jig base
- groove
- prepreg
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は複合材の積層装置に係り、特に複合材
と治具ベースとの離型性を向上させた複合材の積
層装置に関する。
と治具ベースとの離型性を向上させた複合材の積
層装置に関する。
一般に、航空機などの構造部品として使用され
るFRP複合材などの製造工程では、金属製の治
具ベース上で未硬化状態の樹脂素材を積層する場
合がある。(例えば、特開昭62−108055号公報、
日経メカニカル(1985年8月12日発行)第73頁、
アメリカン、マシニスト(American
Machinist1981年8月発行)第121頁)。
るFRP複合材などの製造工程では、金属製の治
具ベース上で未硬化状態の樹脂素材を積層する場
合がある。(例えば、特開昭62−108055号公報、
日経メカニカル(1985年8月12日発行)第73頁、
アメリカン、マシニスト(American
Machinist1981年8月発行)第121頁)。
ところで、この場合、治具ベース上に直接プリ
プレグを積層しているので、複合材の積層が完了
したのち、この複合材を治具ベースから離型する
のが困難になるという問題がある。
プレグを積層しているので、複合材の積層が完了
したのち、この複合材を治具ベースから離型する
のが困難になるという問題がある。
この複合材と治具ベースとの離型性が悪いと、
積層品にしわができたり、変形が生じたりして、
品質低下の原因になるという問題がある。
積層品にしわができたり、変形が生じたりして、
品質低下の原因になるという問題がある。
そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術
が有する問題点を解消し、複合材の積層が完了し
たのち、この複合材を治具ベースから簡単に離型
できるようにしたプリプレグの積層装置を提供す
ることにある。
が有する問題点を解消し、複合材の積層が完了し
たのち、この複合材を治具ベースから簡単に離型
できるようにしたプリプレグの積層装置を提供す
ることにある。
上記目的を達成するために、本考案は、治具ベ
ースの表面板に上方開口の凹溝を設けるととも
に、上記表面板の上面に離型性に優れるフイルム
を設け、さらにこのフイルムと上記凹溝との間に
形成される空間を真空引きしてフイルムを上記表
面板の上面に吸着する吸着装置を設けたことを特
徴とするものであり、本考案によれば、このフイ
ルムの上で積層された積層品は、治具ベースから
簡単に引き剥がすことができ、積層品のしわや変
形を確実に防止することができる。
ースの表面板に上方開口の凹溝を設けるととも
に、上記表面板の上面に離型性に優れるフイルム
を設け、さらにこのフイルムと上記凹溝との間に
形成される空間を真空引きしてフイルムを上記表
面板の上面に吸着する吸着装置を設けたことを特
徴とするものであり、本考案によれば、このフイ
ルムの上で積層された積層品は、治具ベースから
簡単に引き剥がすことができ、積層品のしわや変
形を確実に防止することができる。
以下、本考案によるプリプレグの積層装置の一
実施例を添附図面を参照して説明する。
実施例を添附図面を参照して説明する。
第1図において符号1は治具ベースを示してお
り、この治具ベース1の表面板2の上面には上方
開口の凹溝3が形成されている。この凹溝3は表
面板2の上面にループ状に形成されている。
り、この治具ベース1の表面板2の上面には上方
開口の凹溝3が形成されている。この凹溝3は表
面板2の上面にループ状に形成されている。
また、治具ベース1には凹溝3に連通するよう
に貫通孔4が穿設されており、この貫通孔4には
パイプ5を介して真空ポンプ6が接続されてい
る。
に貫通孔4が穿設されており、この貫通孔4には
パイプ5を介して真空ポンプ6が接続されてい
る。
さらに、上記表面板2の上面には凹溝3の外側
を囲うようにしてシールゴム溝7が形成され、こ
のシールゴム溝7にはシールゴム8が装着されて
いる。
を囲うようにしてシールゴム溝7が形成され、こ
のシールゴム溝7にはシールゴム8が装着されて
いる。
このように形成された治具ベース1の表面板2
の上面には、離型性に優れるフイルム10が密接
されている。このフイルム10は、積層されるプ
リプレグ11との間では適度な粘着力を発揮する
ことが必要である。フイルム10としては、例え
ば、フロロエチレンポリプロピレン、ポリビニー
ルフロライドフイルムあるいはポリエステルフイ
ルム等の離型フイルムが好適である。
の上面には、離型性に優れるフイルム10が密接
されている。このフイルム10は、積層されるプ
リプレグ11との間では適度な粘着力を発揮する
ことが必要である。フイルム10としては、例え
ば、フロロエチレンポリプロピレン、ポリビニー
ルフロライドフイルムあるいはポリエステルフイ
ルム等の離型フイルムが好適である。
この治具ベース1の上方には積層機12が配設
されており、この積層機12を介してフイルム1
0の上には順次プリプレグ11が積層されてい
く。
されており、この積層機12を介してフイルム1
0の上には順次プリプレグ11が積層されてい
く。
ここで、プリプレグ11を積層するに先立つ
て、真空ポンプ6を作動させると、フイルム10
は表面板2の上面に吸着されそこに強固に固定さ
れる。真空ポンプ6を作動させると、フイルム1
0と凹溝3との間の空間13内は真空圧になるか
らであり、しかもフイルム10はシールゴム8を
介して表面板2上に密接しているからである。
て、真空ポンプ6を作動させると、フイルム10
は表面板2の上面に吸着されそこに強固に固定さ
れる。真空ポンプ6を作動させると、フイルム1
0と凹溝3との間の空間13内は真空圧になるか
らであり、しかもフイルム10はシールゴム8を
介して表面板2上に密接しているからである。
次に、この積層装置による積層作業を説明す
る。
る。
第2図aでは、治具ベース1の表面板2上にフ
イルム10およびプリプレグ11を順次積層す
る。第2図bでは、積層された積層品15だけを
引き剥がす。
イルム10およびプリプレグ11を順次積層す
る。第2図bでは、積層された積層品15だけを
引き剥がす。
第3図aでは、治具ベース1の表面板2上にフ
イルム10およびプリプレグ11を順次積層す
る。第3図bでは、フイルム10ごと積層品15
を引き剥がす。第3図cでは、積層品15からフ
イルム10を引き剥がす。
イルム10およびプリプレグ11を順次積層す
る。第3図bでは、フイルム10ごと積層品15
を引き剥がす。第3図cでは、積層品15からフ
イルム10を引き剥がす。
しかして、上記各図に示される工程で成形すれ
ば、積層品15はいずれもフイルム10から引き
剥がされることになるので、離型が容易であり、
しわや変形などの少ない積層品15を成形するこ
とができる。また、フイルム10は表面板2の上
面に真空ポンプ6を介して吸着して強固に固定さ
れるので、積層機12によりプリプレグ11を積
層する際、このフイルム10が横にズレることは
ない等の効果を奏する。
ば、積層品15はいずれもフイルム10から引き
剥がされることになるので、離型が容易であり、
しわや変形などの少ない積層品15を成形するこ
とができる。また、フイルム10は表面板2の上
面に真空ポンプ6を介して吸着して強固に固定さ
れるので、積層機12によりプリプレグ11を積
層する際、このフイルム10が横にズレることは
ない等の効果を奏する。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、治具ベースの表面板に上方開口の凹溝を形成
するとともに、上記表面板の上面に離型性に優れ
るフイルムを密接し、このフイルムと上記凹溝と
の間に形成される空間を真空引きし、フイルムを
上記表面板の上面に吸着するようにしたから、こ
のフイルムの上で積層された積層品は、治具ベー
スから簡単に引き剥がすことができ、この積層品
のしわや変形を確実に防止することができる等の
効果を奏する。
ば、治具ベースの表面板に上方開口の凹溝を形成
するとともに、上記表面板の上面に離型性に優れ
るフイルムを密接し、このフイルムと上記凹溝と
の間に形成される空間を真空引きし、フイルムを
上記表面板の上面に吸着するようにしたから、こ
のフイルムの上で積層された積層品は、治具ベー
スから簡単に引き剥がすことができ、この積層品
のしわや変形を確実に防止することができる等の
効果を奏する。
第1図は本考案によるプリプレグの積層装置の
一実施例を示す断面図、第2図a,bは本考案に
よる積層工程の一例を示す説明図、第3図a〜c
は本考案による積層工程の他の例を示す説明図で
ある。 1……治具ベース、2……表面板、3……凹
溝、4……樹脂素材、6……真空ポンプ、8……
シールゴム、10……フイルム、11……プリプ
レグ、12……積層機、13……空間、15……
積層品。
一実施例を示す断面図、第2図a,bは本考案に
よる積層工程の一例を示す説明図、第3図a〜c
は本考案による積層工程の他の例を示す説明図で
ある。 1……治具ベース、2……表面板、3……凹
溝、4……樹脂素材、6……真空ポンプ、8……
シールゴム、10……フイルム、11……プリプ
レグ、12……積層機、13……空間、15……
積層品。
Claims (1)
- 治具ベースの表面板に上方開口の凹溝を設ける
とともに、上記表面板の上面に離型性に優れるフ
イルムを設け、さらにこのフイルムと上記凹溝と
の間に形成される空間を真空引きしてフイルムを
上記表面板の上面に吸着する吸着装置を設けたこ
とを特徴とする複合材の積層装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18082387U JPH0514842Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18082387U JPH0514842Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0185029U JPH0185029U (ja) | 1989-06-06 |
JPH0514842Y2 true JPH0514842Y2 (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=31472328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18082387U Expired - Lifetime JPH0514842Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514842Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP18082387U patent/JPH0514842Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0185029U (ja) | 1989-06-06 |
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