JP2002240151A - 化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方法および製造装置 - Google Patents

化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方法および製造装置

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JP2002240151A
JP2002240151A JP2001040174A JP2001040174A JP2002240151A JP 2002240151 A JP2002240151 A JP 2002240151A JP 2001040174 A JP2001040174 A JP 2001040174A JP 2001040174 A JP2001040174 A JP 2001040174A JP 2002240151 A JP2002240151 A JP 2002240151A
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fiberboard
molds
mold
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Eiichiro Morozumi
英一郎 両角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維板に化粧フィルムを貼り付ける際に使用
する型のエア抜き孔を不要として型の製造コストを低下
させ、メンテナンス性をよくする。 【解決手段】 1対の成形型12,17の間に熱可塑性
樹脂と天然繊維からなり加熱軟化された基材の粗材30
Aと化粧フィルム31を重ねてセットし、互いに接近さ
せた両成形型により基材の粗材と化粧フィルムを押圧し
て化粧フィルムを貼り付けた繊維板を製造する。押圧の
際に化粧フィルムの表面とこれに接する成形型の間に閉
じこめられた空気により化粧フィルムの表面に形成され
る凹みの深さが同押圧の解除後に自然に復元される値以
下となるように、成形型が化粧フィルムの表面に当接す
る前から少なくとも押圧がなされるまでの間は両成形型
を取り囲む部分の気圧を減圧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧フィルムを貼
り付けた繊維板を製造する方法およびこの方法に使用す
る製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧フィルムを貼り付けた繊維板を製造
する方法としては、図3に示すように、下側プレスベッ
ド1の上側に下型定盤2を介して固定した下型3と、下
側プレスベッド1に対し昇降される上側プレスベッド5
の下側に上型定盤6を介して固定した上型7よりなる製
造装置を使用する方法がある。これは図3(a) に示すよ
うに上側プレスベッド5を上昇させた状態で、図3(b)
に示すように下型3上に熱可塑性樹脂と天然繊維からな
り加熱軟化された基材の粗材30Aと化粧フィルム31
を重ねてセットし、図3(c) に示すように上側プレスベ
ッド5を下降させ、化粧フィルム31を基材の粗材30
Aに押圧して貼り付ける方法である。
【0003】上記の方法では上型7が化粧フィルム31
と当接してこれを押圧する際に通気性のない化粧フィル
ム31と上型7の間に空気が閉じこめられ、このため意
匠面である貼り付け後の化粧フィルム31の表面に浅い
凹みによる模様が生じて外観が低下するという問題があ
る。従来はこれを避けるために、化粧フィルム31と当
接する上型7に多数の細い(例えば直径0.5mm以下)
エア抜き孔7aを形成して、化粧フィルム31と上型7
の間に閉じこめられた空気を逃がすようにしている。ま
た基材の粗材30Aの通気性が充分でない場合に備え
て、下型3にも多数のエア抜き孔3a(例えば直径5m
m)を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の金型3,7はこ
のように多数のエア抜き孔3a,7aを形成する必要が
あるので加工に手間がかかり、製造コストが増大すると
いう問題があった。またこのようなエア抜き孔3a,7
aのうち上型7のエア抜き孔7aは細いのでごみなどに
より詰まりやすく、メンテナンス性が悪かった。また下
型3のエア抜き孔3aは加工の容易化および詰まったご
みの除去を容易にするために太くしているが、このため
加熱軟化された基材の粗材30Aの樹脂が入り込んで脱
型に問題が生じ、脱型しても製品の裏面に突起ができる
のでこれを除くための加工の手間もかかる。これをなく
すためには下型3のエア抜き孔3aも細くすればよい
が、エア抜き孔3aの加工の手間は増大し、メンテナン
ス性は低下する。
【0005】さらに、上型7による押圧力を高めるとエ
ア抜き孔7aの形状が化粧フィルム31に転写されて外
観が低下するので、化粧フィルム31の表面の平滑性を
高めるために上型7による押圧力を高めることもできな
かった。本発明はこのような各問題を解決することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による化
粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方法は、互いに接
近離隔される1対の成形型の間に、熱可塑性樹脂と天然
繊維からなり加熱軟化された基材の粗材と化粧フィルム
を重ねてセットし、互いに接近させた両成形型により基
材の粗材と化粧フィルムを押圧して化粧フィルムを貼り
付けた繊維板を製造する方法において、押圧の際に化粧
フィルムの表面とこれに接する成形型の間に閉じこめら
れた空気により化粧フィルムの表面に形成される凹みの
深さが同押圧の解除後に自然に復元される値以下となる
ように、成形型が化粧フィルムの表面に当接する前から
少なくとも押圧がなされるまでの間は両成形型を取り囲
む部分の気圧を減圧させることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、減圧が開始される時点においては、基材の粗材およ
び化粧フィルムは両成形型の何れからも離れて支持され
ているようにしたものである。
【0008】また請求項3の発明による化粧フィルムを
貼り付けた繊維板の製造装置は、互いに接近離隔される
1対のプレスベッドと、この各プレスベッドの互いに対
向する面にそれぞれ固定された1対の成形型とよりな
り、この各成形型の互いに対向する面により熱可塑性樹
脂と天然繊維からなり加熱軟化された基材の粗材と化粧
フィルムを重ねたものを押圧して化粧フィルムを貼り付
けた繊維板を製造する装置において、両プレスベッドの
少なくとも一方に固着されて両成形型が接近すれば成形
型が化粧フィルムの表面に当接する前からこの両成形型
を気密に囲む減圧箱と、この減圧箱が両成形型を気密に
囲んでから少なくとも押圧がなされるまでの間は減圧箱
内の空気を吸引する真空源を備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、減圧箱は、何れか一方のプレスベッドにそれに固定
された成形型を囲むように固着された筒状のシールド壁
と、両プレスベッドが接近された状態において筒状のシ
ールド壁の先端縁とこの先端縁に対応する他方のプレス
ベッドの部分またはその部分に固着された部材との間に
介装される柔軟弾性体からなるシール部材よりなり、こ
のシール部材は成形型が化粧フィルムの表面に当接する
前から筒状のシールド壁の先端縁とこの先端縁に対応す
る他方のプレスベッドの部分またはその部分に固着され
た部材との間をシールするようにしたものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、減圧箱は、何れか一方のプレスベッドにそれに固定
された成形型を囲むように固着された筒状の第1シール
ド壁と、他方のプレスベッドにそれに固定された成形型
を囲むように固着されて第1シールド壁の開口縁と摺動
可能に嵌合される筒状の第2シールド壁よりなり、第1
および第2シールド壁が成形型が化粧フィルムの表面に
当接する前から互いに嵌合されて第1および第2シール
ド壁の間をシールするようにしたものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項3〜請求項5の
何れか1項の発明において、1対のプレスベッドは下側
プレスベッドおよび上側プレスベッドとし、1対の成形
型は下型および上型としたものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、減圧箱のシールド壁と下型の間に配置されて下型の
上面よりも上側の位置と上面以下の位置の間で上下動可
能となるように下側プレスベッドに支持されて上側に向
けて弾性的に付勢された下側クランプ部材と、減圧箱の
シールド壁と上型の間に配置されて上型の下面よりも下
側の位置と下面以上の位置の間で上下動可能となるよう
に上側プレスベッドに支持されて下側に向けて弾性的に
付勢された上側クランプ部材をさらに備えたものとし、
両成形型が接近して減圧箱が両成形型を気密に囲み始め
る時点においては、基材の粗材および化粧フィルムは両
成形型の何れからも離れて下側および上側クランプ部材
の間に弾性的に挟持されるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】先ず図1により、本発明による化
粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方法および製造装
置の第1の実施の形態の説明をする。この製造装置は上
下方向に互いに対向されて接近離隔される1対のプレス
ベッド10,15と、この各プレスベッド10,15に
固定された成形型12,17と、両成形型12,17が
接近すればこの両成形型12,17を気密に囲む減圧箱
20と、各成形型12,17と減圧箱20の間に設けた
クランプ部材13,18を主な構成部材としている。
【0014】上側プレスベッド15はガイドポスト(図
示省略)を介して下側プレスベッド10に対し昇降可能
に案内支持され、下側プレスベッド10の上面には下型
定盤11を介して下型(第1成形型)12が固定され、
上側プレスベッド15の下面には上型定盤16を介して
上型(第2成形型)17が固定されている。この実施の
形態の各成形型12,17の互いに対向する面は何れも
平面である。
【0015】減圧箱20は、上型17が固定された上型
定盤16の下面に上型17を囲むように気密に固定され
て下側が解放された筒状のシールド壁21と、このシー
ルド壁21の下端縁の全周に固着したゴムなどの柔軟弾
性体からなるシール部材25により構成されている。下
側プレスベッド10に対し上側プレスベッド15が下降
してシール部材25が下型定盤11の上面に当接した後
は(図1(c) および図1(d) 参照)、両成形型12,1
7が設けられた減圧箱20の内部は気密にシールされ
る。シールド壁21に形成した吸引孔23は、管路24
を介して、真空ポンプ、真空タンクおよび電磁弁などよ
りなる真空源26に接続されている。この実施の形態で
はシール部材25は下型定盤11に直接当接している
が、シールド壁21と対応する短いシールド壁を下型定
盤11にも設けてそれにシール部材25を当接してもよ
い。
【0016】平面視においてシールド壁21と下型12
の間となる位置には、下型定盤11に対し上下方向移動
自在に案内支持された複数のガイドロッド13aが配置
され、各ガイドロッド13aの各上端にはこれらをつな
ぐように板状の下側クランプ部材13が固定されてい
る。この下側クランプ部材13は、下型12の上面より
も上側の位置(図1(a) および図1(b) 参照)とこの上
面以下の位置(図1(d)参照)の間でガイドロッド13
aとともに上下動可能であり、各ガイドロッド13aに
巻回したスプリング14により上側の位置に向けて付勢
されている。同様にシールド壁21と上型17の間に配
置されて、上型定盤16に案内支持された複数のガイド
ロッド18aの各下端には板状の上側クランプ部材18
が固定され、この上側クランプ部材18は、上型17の
下面よりも下側の位置(図1(a) および図1(b) 参照)
とこの下面以上の位置(図1(d) 参照)の間でガイドロ
ッド13aとともに上下動可能であり、各ガイドロッド
18aに巻回したスプリング19により下側の位置に向
けて付勢されている。各成形型12,17の周囲に配置
された各クランプ部材13,18は、一体的に連続した
ものでもよいし、少数に分割したものでもよいし、ある
いは各ガイドロッド13a,18a毎に分割したもので
もよい。
【0017】次に上述した製造装置を用いて化粧フィル
ムを貼り付けた繊維板を製造する方法を説明する。基材
の粗材30Aは熱可塑性樹脂と天然繊維からなるもの
で、熱可塑性樹脂としてはポリプロピレン、ナイロン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸、セルロース誘
導体などなどが適しており、天然繊維としては綿糸や羊
毛やケナフ、ヤシ皮などの繊維作物の繊維などなどが適
している。天然繊維繊維/熱可塑性樹脂の混合比率は、
重量比で80/20〜20/80とすればよい。この実
施の形態では、基材の粗材30Aとして、ポリプロピレ
ンの繊維を短く切断したもの70パーセントと天然繊維
であるケナフ繊維を短く切断したもの30パーセントを
充分に混合し、カード機によりマット状にしたものをホ
ットプレスして多孔性のボード状としたもの(厚さは2
mmで通気性あり)を用い、化粧フィルム31はポリプロ
ピレン100パーセントのフィルム(厚さ150μm で
通気性なし)を用いた。
【0018】図1(a) および図1(b) に示すように、上
側プレスベッド15を上方に離隔した状態において、ス
プリング14により下型12の上面より上側の位置に付
勢されている下側クランプ部材13上に、加熱軟化させ
た基材の粗材30Aを載せ、その上に化粧フィルム31
を重ねる。そして上側プレスベッド15を下降させ、図
1(c) に示すようにシール部材25を下型定盤11の上
面に当接させて減圧箱20を気密にシールする。この状
態では、上側クランプ部材18も化粧フィルム31に当
接され、両クランプ部材13,18のスプリング14,
19は多少撓んで、重ねられた基材の粗材30Aおよび
化粧フィルム31は両成形型12,17の何れからも離
れて下側および上側クランプ部材13,18の間に弾性
的に挟持されている。ここで上側プレスベッド15の下
降を一旦停止させ、吸引孔23および管路24を介して
真空源26により減圧箱20内の空気を吸引してその内
部の圧力を減圧させる。この減圧の程度は、次に行われ
る両成形型12,17による基材の粗材30Aおよび化
粧フィルム31の押圧の際に、化粧フィルム31の表面
とこれに接する上型17の下面の間に閉じこめられた空
気により化粧フィルム31の表面に形成される凹みの深
さが押圧の解除後に自然に復元される値以下となるよう
な程度であり、例えば0.05mPで可能であるが、
0.01mPであればなおよい。
【0019】減圧箱20内が充分に減圧された後に、再
び上側プレスベッド15を下降させ、図1(d) に示すよ
うに両成形型12,17により基材の粗材30Aおよび
化粧フィルム31を押圧する。この押圧により、ポリプ
ロピレン樹脂よりなる化粧フィルム31はポリプロピレ
ン樹脂を含む基材の粗材30Aに熱融着により貼り付け
られる。押圧後は吸引孔23から空気を導入して減圧箱
20内を大気圧とし、加熱軟化されていた基材の粗材3
0Aが冷却硬化してから上側プレスベッド15を上昇さ
せて、基材30の上面に化粧フィルム31を貼り付けた
繊維板を取り出す。
【0020】上型17が化粧フィルム31と当接して押
圧する際に、通気性のない化粧フィルム31と上型17
の間に空気が閉じこめられて化粧フィルム31の表面に
は凹みを生じるが、この空気は減圧箱20内の空気を真
空源26により吸引することにより減圧されているので
この凹みはきわめてわずかである。また加熱軟化された
基材の粗材30Aと化粧フィルム31には押圧にともな
う変形により多少の内部応力が生じるので、上側プレス
ベッド15を上昇させて上型17を離せば、化粧フィル
ム31の表面は自然に元の平坦な形状に復元される。
【0021】この第1の実施の形態によれば、各成形型
12,17にエア抜き孔を設ける必要がないので、両成
形型12,17の製造コストを低減させることができ、
エア抜き孔の孔詰まりによるメンテナンス性の低下もな
い。また、化粧フィルム31に対する上型17の押圧力
を高めて化粧フィルム31の表面の平滑性を高めること
もできる。
【0022】また、減圧箱20がシールされて減圧が開
始される時点においては、基材の粗材30Aおよび化粧
フィルム31は両成形型12,17の何れからも離れて
支持されているので、上型17と化粧フィルム31の間
だけでなく、基材の粗材30Aと下型12の間の空気も
押圧に先立ち減圧される。従って基材の粗材30Aの通
気性が少ない場合でも、基材の粗材30Aと成形型1
2,17の間および多孔性の基材の粗材30A内に残っ
た空気も減圧されるので、加熱軟化された基材の粗材3
0Aの成形に悪影響が生じることはない。
【0023】この第1の実施の形態の減圧箱20では、
上型定盤16に固定したシールド壁21の下端縁と下型
定盤11の間をゴムなどの柔軟弾性体からなるシール部
材25によりシールしているので確実なシールがなさ
れ、これにより減圧箱20内の減圧の程度を高めことが
できるので、製造される繊維板の化粧フィルム31の表
面の形状の復元は一層確実になる。なおこの実施の形態
では、シール部材25は上側プレスベッド15側に固定
したシールド壁21の下端縁に固着したが、このシール
部材25は下型定盤11側に固着してシールド壁21の
下端縁に当接するようにしてもよいし、下型定盤11側
と上型定盤16側の両方にそれぞれ設けてシール部材ど
うしが当接するようにしてもよい。
【0024】なお基材の粗材30Aと化粧フィルム31
が互いに熱融着しにくい材質の場合は、基材の粗材30
Aの上面または化粧フィルム31の下面にホットメルト
接着剤などの接着剤を予め塗布しておいて接着するよう
にすればよい。
【0025】次に図2に示す第2の実施の形態の説明を
する。この第2の実施の形態の製造装置は、基材の粗材
30Bがホットプレスがなされていない多孔性のマット
であり、減圧箱20が互いに嵌合する上下1対のシール
ド壁21A,22Aからなり、下側クランプ部材13が
設けられていない点が第1の実施の形態と異なり、その
他の構造は第1の実施の形態とほゞ同じである。
【0026】この第2の実施の形態に使用する基材の粗
材30Bは、組成は第1の実施の形態と同じであるが、
配合比は第1の実施の形態の基材の粗材30Aと異なっ
ている。この基材の粗材30Bは繊維どうしがしっかり
結合されていないマットであり、第1の実施の形態のも
のに比して通気性は大きく、比重は小さいものである。
【0027】上下の各プレスベッド10,15および各
定盤11,16は第1の実施の形態と全く同じであり、
上下の成形型12,17は、下型12の方が上型17よ
り多少大きい点を除き第1の実施の形態と同じである。
【0028】第2の実施の形態の減圧箱20は、上型1
7が固定された上型定盤16の下面に上型17を囲むよ
うに気密に固定されて下側が解放された筒状のシールド
壁21と、下型12が固定された下型定盤11の上面に
下型12を囲むように気密に固定されて上側が開放され
た第2シールド壁22Aにより構成されている。下側プ
レスベッド10に対し上側プレスベッド15が下降する
途中において、第1シールド壁21Aは第2シールド壁
22Aの外面に気密に嵌合されて、成形型12,17が
設けられた減圧箱20の内部は気密にシールされる(図
1(c) および図1(d) 参照)。第2シールド壁22Aに
形成した吸引孔23は、管路24を介して、真空ポン
プ、真空タンクおよび電磁弁などよりなる真空源26に
接続されている。この両シールド壁22Aの嵌合面には
ゴムなどの柔軟弾性体のシールを設けて気密性を高める
ようにしてもよい。
【0029】平面視において上型17と第2シールド壁
22Aの間となる位置には、第1の実施の形態と同様、
複数のガイドロッド18aが上型定盤16に案内支持さ
れ、各ガイドロッド18aの各下端には板状の上側クラ
ンプ部材18が固定されている。この上側クランプ部材
18は、上型17の下面よりも下側の位置(図2(a)お
よび図2(b) 参照)とこの下面以上の位置(図2(d) 参
照)の間でガイドロッド13aとともに上下動可能であ
り、各ガイドロッド18aに巻回したスプリング19に
より下側の位置に向けて付勢されている。第1の実施の
形態と同様、クランプ部材18は一体的に連続したもの
でもよいし、分割したものでもよい。
【0030】次に上述した第2の実施の形態の製造装置
を用いて化粧フィルムを貼り付けた繊維板を製造する方
法を説明する。図2(a) および図2(b) に示すように、
上側プレスベッド15を上方に離隔した状態において、
下型12上に加熱軟化させた基材の粗材30Bを載せ、
その上に化粧フィルム31を重ねる。そして上側プレス
ベッド15を下降させ、図2(c) に示すように第1シー
ルド壁21Aを第2シールド壁22Aの外面に気密に嵌
合させて減圧箱20を気密にシールする。この状態では
スプリング19が多少撓んで、上側クランプ部材18は
化粧フィルム31の周辺部を押圧して、基材の粗材30
Bと化粧フィルム31の周辺部を下型12との間に弾性
的に挟持する。ここで上側プレスベッド15の下降を一
旦停止させ、吸引孔23および管路24を介して真空源
26により減圧箱20内の空気を吸引してその内部の圧
力を第1の実施の形態と同程度に減圧させる。
【0031】減圧箱20内が充分に減圧された後に、再
び上側プレスベッド15を下降させ、図2(d) に示すよ
うに両成形型12,17により基材の粗材30Bおよび
化粧フィルム31を押圧する。この押圧により、マット
状の基材の粗材30Bはホットプレスされて各繊維は一
体的に結合され、化粧フィルム31は基材の粗材30B
に熱融着により貼り付けられる。押圧後は吸引孔23か
ら空気を導入して減圧箱20内を大気圧とし、ホットプ
レスされた基材の粗材30Bが冷却硬化してから上側プ
レスベッド15を上昇させて、基材30の上面に化粧フ
ィルム31を貼り付けた繊維板を取り出す。
【0032】この第2の実施の形態でも、第1の実施の
形態と同様、減圧箱20内の空気は減圧されているの
で、上型17による押圧の際に化粧フィルム31の表面
に形成される凹みはきわめてわずかであり、また基材の
粗材30Bと化粧フィルム31には内部応力が生じるの
で、上側プレスベッド15を上昇させて上型17を離せ
ば、化粧フィルム31の表面は自然に元の平坦な形状に
復元される。
【0033】また第1の実施の形態と同様、各成形型1
2,17にエア抜き孔を設ける必要がないので、両成形
型12,17の製造コストを低減させることができ、エ
ア抜き孔の孔詰まりによるメンテナンス性の低下もな
い。また、化粧フィルム31に対する上型17の押圧力
を高めて化粧フィルム31の表面の平滑性を高めること
もできる。
【0034】この第2の実施の形態では、基材の粗材3
0Bは下型12の上に直接載せられているが、基材の粗
材30Bはマット状で通気性がよいので、その内部の空
気は減圧箱20内の減圧により基材の粗材30Bの側面
(切り口側)から充分に除去され、加熱軟化された基材
の粗材30Bのホットプレス成形に悪影響が生じること
はない。
【0035】またこの第2の実施の形態によれば、第1
および第2シールド壁21A,22Aを互いに嵌合する
ことによりシールして成形型12,17を気密に囲む減
圧箱20を形成しているので、シールの開始時期が明確
になる。従ってシールが不充分な状態で真空源26によ
る減圧を開始するようなことはなくなる。
【0036】上述した各実施の形態では、互いに接近離
隔されるプレスベッド10,15を上下に配置した製造
装置に本発明を適用したので、基材の粗材30A,30
Bおよび化粧フィルム31のセットは下側プレスベッド
10に設けた下側クランプ部材13または第1成形型1
2の上に載せるだけでよく、このようにすれば基材の粗
材30Aおよび化粧フィルム31のセットが容易にな
る。しかしながら本発明はこれに限られるものではな
く、互いに接近離隔されるプレスベッド10,15を水
平に対向して配置した製造装置に適用することも可能で
ある。
【0037】また上述した各実施の形態では、両成形型
12,17の互いに対応する面は何れも平面としたが、
この対向する面を互いに対応する凹凸面として、基材3
0の表面に化粧フィルムを貼り付けると同時に基材30
と化粧フィルム31を3次元形状に成形するようにして
もよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、押圧の際に化
粧フィルムと成形型の間に空気が閉じこめられる空気は
減圧されているので、この空気により化粧フィルムの表
面に生じる凹みはきわめてわずかであり、また加熱軟化
された基材の粗材と化粧フィルムには押圧にともなう変
形により多少の内部応力が生じるので、製造完了後には
化粧フィルムの表面は自然に元の平坦な形状に復元され
る。従って成形型にエア抜き孔を設ける必要がないの
で、成形型の製造コストを低減させることができ、エア
抜き孔の孔詰まりによるメンテナンス性の低下もなくな
る。また、化粧フィルムに対する成形型の押圧力を高め
て化粧フィルムの表面の平滑性を高めることもできる。
さらに加熱軟化された基材の粗材の樹脂がエア抜き孔に
入り込んで脱型に手間がかかったり、これにより生じた
製品の裏面の突起を除去するための手間もなくなる。
【0039】請求項2の発明によれば、減圧が開始され
る時点においては、基材の粗材および化粧フィルムは両
成形型の何れからも離れて支持されるようにしたので、
基材の粗材と成形型の間の空気も押圧に先立ち減圧され
る。従って基材の粗材の通気性が少ない場合でも、基材
の粗材と成形型の間あるいは基材の粗材内に残った空気
により加熱軟化された基材の粗材の成形に悪影響が生じ
ることはない。
【0040】請求項3の発明も、請求項1の発明と同
様、押圧の際に化粧フィルムと成形型の間に閉じこめら
れる空気は真空源により吸引されて減圧されているの
で、この空気により化粧フィルムの表面に生じる凹みは
きわめてわずかであり、また加熱軟化された基材の粗材
と化粧フィルムには押圧にともなう変形により多少の内
部応力が生じるので、製造完了後には化粧フィルムの表
面は自然に元の平坦な形状に復元される。従って成形型
にエア抜き孔を設ける必要がないので、成形型の製造コ
ストを低減させることができ、エア抜き孔の孔詰まりに
よるメンテナンス性の低下もなくなる。また、化粧フィ
ルムに対する成形型の押圧力を高めて化粧フィルムの表
面の平滑性を高めることもできる。さらに加熱軟化され
た基材の粗材の樹脂がエア抜き孔に入り込んで脱型に手
間がかかったり、これにより生じた製品の裏面の突起を
除去するための手間もなくなる。
【0041】請求項4の発明によれば、一方のプレスベ
ッドに固着された筒状のシールド壁21の先端縁と他方
のプレスベッドの部分またはこのプレスベッドに固着さ
れた部材との間をシール部材によりシールするので確実
なシールがなされ、従って減圧箱内の減圧の程度を高め
て製造完了後における化粧フィルムの表面の形状の復元
は一層確実になる。
【0042】請求項5の発明によれば、一方のプレスベ
ッドに固着した筒状の第1シールド壁と、他方のプレス
ベッドに固着した筒状の第2シールド壁を嵌合して第1
および第2シールド壁の間をシールするので、シールの
開始時期が明確になり、従ってシールが不充分な状態で
真空源による減圧を開始するようなことはなくなる。
【0043】請求項6の発明によれば、1対のプレスベ
ッドは下側プレスベッドおよび上側プレスベッドとし、
1対の成形型は下型および上型としたので、基材の粗材
および化粧フィルムのセットは下側プレスベッドに設け
られた部材の上に載せるだけでよく、これにより基材の
粗材および化粧フィルムのセットを容易にすることがで
きる。
【0044】請求項7の発明によれば、両成形型が接近
して減圧箱が両成形型を気密に囲み始める時点において
は、基材の粗材および化粧フィルムは両成形型の何れか
らも離れて下側および上側クランプ部材の間に弾性的に
挟持されるようにしたので、基材の粗材と成形型の間の
空気も押圧に先立ち減圧される。従って基材の粗材の通
気性が少ない場合でも、基材の粗材と成形型の間あるい
は基材の粗材内に残った空気により加熱軟化された基材
の粗材の成形に悪影響が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による化粧フィルムを貼り付けた繊維
板の製造装置の第1実施形態およびその各作動状態を示
す図である。
【図2】 本発明による化粧フィルムを貼り付けた繊維
板の製造装置の第2実施形態およびその各作動状態を示
す図である。
【図3】 従来技術による化粧フィルムを貼り付けた繊
維板の製造装置の一例およびその各作動状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…プレスベッド(下側プレスベッド)、12…第1
成形型(下型)、13…下側クランプ部材、15…プレ
スベッド(上側プレスベッド)、17…第2成形型(上
型)、18…上側クランプ部材、20…減圧箱、21…
シールド壁、21A…第1シールド壁、22A…第2シ
ールド壁、25…シール部材、26…真空源、30…基
材、30A,30B…基材の粗材、31…化粧フィル
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 33/00 B32B 33/00 // B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 Fターム(参考) 2B002 AA03 BA01 BA05 BB06 2B260 CB01 DA01 DA18 EA05 EA11 EB19 EC08 EC18 EC20 4F100 AJ02A AK01A AK07 AK07H AS00B BA02 CA23A DG01A DG18A DH00A EJ202 EJ592 GB08 HB00B JB16A 4F211 AD08 AG02 AG03 AH48 AM28 AM32 TA01 TA08 TC02 TD11 TH02 TH06 TJ13 TJ14 TJ22 TJ30 TN87 TQ04 TQ08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接近離隔される1対の成形型の間
    に、熱可塑性樹脂と天然繊維からなり加熱軟化された基
    材の粗材と化粧フィルムを重ねてセットし、互いに接近
    させた前記両成形型により前記基材の粗材と化粧フィル
    ムを押圧して化粧フィルムを貼り付けた繊維板を製造す
    る方法において、前記押圧の際に前記化粧フィルムの表
    面とこれに接する前記成形型の間に閉じこめられた空気
    により前記化粧フィルムの表面に形成される凹みの深さ
    が同押圧の解除後に自然に復元される値以下となるよう
    に、前記成形型が前記化粧フィルムの表面に当接する前
    から少なくとも前記押圧がなされるまでの間は前記両成
    形型を取り囲む部分の気圧を減圧させることを特徴とす
    る化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化粧フィルムを貼り付
    けた繊維板の製造方法において、前記減圧が開始される
    時点においては、前記基材の粗材および化粧フィルムは
    前記両成形型の何れからも離れて支持されていることを
    特徴とする化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 互いに接近離隔される1対のプレスベッ
    ドと、この各プレスベッドの互いに対向する面にそれぞ
    れ固定された1対の成形型とよりなり、この各成形型の
    互いに対向する面により熱可塑性樹脂と天然繊維からな
    り加熱軟化された基材の粗材と化粧フィルムを重ねたも
    のを押圧して化粧フィルムを貼り付けた繊維板を製造す
    る装置において、前記両プレスベッドの少なくとも一方
    に固着されて前記両成形型が接近すれば前記成形型が前
    記化粧フィルムの表面に当接する前からこの両成形型を
    気密に囲む減圧箱と、この減圧箱が前記両成形型を気密
    に囲んでから少なくとも前記押圧がなされるまでの間は
    前記減圧箱内の空気を吸引する真空源を備えたことを特
    徴とする化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の化粧フィルムを貼り付
    けた繊維板の製造装置において、前記減圧箱は、何れか
    一方の前記プレスベッドにそれに固定された前記成形型
    を囲むように固着された筒状のシールド壁と、前記両プ
    レスベッドが接近された状態において前記筒状のシール
    ド壁の先端縁とこの先端縁に対応する他方のプレスベッ
    ドの部分またはその部分に固着された部材との間に介装
    される柔軟弾性体からなるシール部材よりなり、このシ
    ール部材は前記成形型が前記化粧フィルムの表面に当接
    する前から前記筒状のシールド壁の先端縁とこの先端縁
    に対応する前記他方のプレスベッドの部分またはその部
    分に固着された部材との間をシールすることを特徴とす
    る化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の化粧フィルムを貼り付
    けた繊維板の製造装置において、前記減圧箱は、何れか
    一方の前記プレスベッドにそれに固定された前記成形型
    を囲むように固着された筒状の第1シールド壁と、他方
    の前記プレスベッドにそれに固定された前記成形型を囲
    むように固着されて前記第1シールド壁の開口縁と摺動
    可能に嵌合される筒状の第2シールド壁よりなり、前記
    第1および第2シールド壁は前記成形型が前記化粧フィ
    ルムの表面に当接する前から互いに嵌合されて前記第1
    および第2シールド壁の間をシールすることを特徴とす
    る化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜請求項5の何れか1項に記載
    の化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造装置におい
    て、前記1対のプレスベッドは下側プレスベッドおよび
    上側プレスベッドであり、前記1対の成形型は下型およ
    び上型であることを特徴とする化粧フィルムを貼り付け
    た繊維板の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の化粧フィルムを貼り付
    けた繊維板の製造装置において、前記減圧箱のシールド
    壁と前記下型の間に配置されて前記下型の上面よりも上
    側の位置と前記上面以下の位置の間で上下動可能となる
    ように前記下側プレスベッドに支持されて上側に向けて
    弾性的に付勢された下側クランプ部材と、前記減圧箱の
    シールド壁と前記上型の間に配置されて前記上型の下面
    よりも下側の位置と前記下面以上の位置の間で上下動可
    能となるように前記上側プレスベッドに支持されて下側
    に向けて弾性的に付勢された上側クランプ部材をさらに
    備え、前記両成形型が接近して前記減圧箱が前記両成形
    型を気密に囲み始める時点においては、前記基材の粗材
    および化粧フィルムは前記両成形型の何れからも離れて
    前記下側および上側クランプ部材の間に弾性的に挟持さ
    れていることを特徴とする化粧フィルムを貼り付けた繊
    維板の製造装置。
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