JPH08186140A - 樹脂封止型半導体装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置の製造方法および製造装置

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JPH08186140A
JPH08186140A JP32614294A JP32614294A JPH08186140A JP H08186140 A JPH08186140 A JP H08186140A JP 32614294 A JP32614294 A JP 32614294A JP 32614294 A JP32614294 A JP 32614294A JP H08186140 A JPH08186140 A JP H08186140A
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JP
Japan
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resin sheet
resin
mold
semiconductor element
die
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Application number
JP32614294A
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English (en)
Inventor
Naoto Takebe
直人 武部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、半導体素子がマウントされたリード
フレームの、その上下に樹脂シートをそれぞれ配置し、
これを上型および下型からなる金型により型締めして樹
脂封止型半導体装置を製造する樹脂封止型半導体装置の
製造方法および製造装置において、半導体素子を安定し
て樹脂封止できるようにすることを最も主要な特徴とす
る。 【構成】たとえば、半導体素子14がマウントされたリ
ードフレーム15と樹脂シート12とを上下の金型11
内に供給する際に、下型圧縮機構11aへは吸着アーム
13によって樹脂シート12を直に供給する。上型圧縮
機構11bへの樹脂シート12の供給は、リードフレー
ム15上にマウントされた半導体素子14上に搭載し、
リードフレム15と一緒に供給するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば樹脂封止型
半導体装置の製造方法および製造装置に関するもので、
特に半導体素子がマウントされたリードフレームの、そ
の上下にそれぞれ配置された樹脂シートを、上型および
下型からなる金型により型締めして樹脂封止型半導体装
置を製造する場合に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂封止型半導体装置を製造する
方法としては、トランスファモールド成形法が良く知ら
れている。また、近年では、半導体素子がマウントされ
たリードフレームの、その上下に樹脂シートをそれぞれ
配置し、これを上型および下型からなる金型により型締
めして樹脂封止型半導体装置を製造する方法(以下、圧
縮成形法という)が提案されている。
【0003】以下に、すでに提案されている、圧縮成形
法による樹脂封止型半導体装置の製造プロセスについて
説明する。図5および図6は、直接、金型内に樹脂シー
トを供給するようにした場合を例に示すものである。な
お、図5はプロセスの工程を示す断面図であり、図6は
プロセスの流れを示すフローチャートである。
【0004】まず、シート供給装置101aにより、た
とえば熱硬化性樹脂からなる樹脂シート102を吸着
し、下金型103Aの下型圧縮機構103aに供給す
る。また、下型圧縮機構103aへの樹脂シート102
の供給と同時に、上金型103Bの上型圧縮機構103
bに対して、シート供給装置101bにより樹脂シート
102を供給する。そして、その樹脂シート102を少
し溶かして、上型圧縮機構103bに貼り付ける(図5
(a))。
【0005】一方、フレーム供給装置のガイドレール1
04を介して、上記上下の金型103A,103B内に
リードフレーム105を供給する。この場合、リードフ
レーム105は、これにマウントされる半導体素子10
6とリード105aとを電気的に接続する接続ワイヤ1
07を下にして、上記下型圧縮機構103aの樹脂シー
ト102上に供給される(図5(b))。
【0006】この後、上下の金型103A,103Bを
閉じ、上記リードフレーム105のリード105aの部
分を挟持する(図5(c))。そして、下型圧縮機構1
03aと上型圧縮機構103bとによって型締め(圧
縮)を行い、高温および高圧をかけて樹脂シート102
を成形し、半導体素子106の周囲を樹脂108で覆っ
てなる樹脂封止型半導体装置を製造する(図5
(d))。
【0007】また、樹脂108が十分に硬化した後、上
下の金型103A,103Bを開いて樹脂封止型半導体
装置を取り出し、最後に上下の金型103A,103B
をクリーニングして一連のプロセスが終了する。
【0008】しかしながら、上記した、上下の金型10
3A,103B内に樹脂シート102を直に供給するよ
うにした圧縮成形法の場合においては、上型圧縮機構1
03bとこれに貼り付けられた樹脂シート102との間
の接着力を十分に得ることが難しく、型締めの前に上型
圧縮機構103bより樹脂シート102が落下する可能
性が高いという不具合があった。
【0009】図7および図8は、樹脂シートをリードフ
レームの上下に仮止めして供給するようにした場合を例
に示すものである。なお、図7はプロセスの工程を示す
断面図であり、図8はプロセスの流れを示すフローチャ
ートである。
【0010】まず、リードフレーム105上にマウント
された半導体素子106の上部に、リード105aと半
導体素子106とを電気的に接続する接続ワイヤ107
が潰れないように、突起状の樹脂110などを介して樹
脂シート102を搭載する(図7(a))。
【0011】そして、その樹脂シート102を赤外線1
11などにより加熱し、硬化の反応が終了しない程度に
溶融する。そして、樹脂シート102に粘着性を持たせ
て、半導体素子106の上方に仮止めする(図7
(b))。
【0012】また、リードフレーム105を裏返した
後、同様に、リードフレーム105上に搭載された樹脂
シート102を、赤外線111などにより硬化の反応が
終了しない程度に加熱する。そして、樹脂シート102
に粘着性を持たせて、リードフレーム105のリード1
05aと半導体素子106との非接続面に仮止めする
(図7(c))。
【0013】こうして、樹脂シート102が仮止めされ
たリードフレーム105を、フレーム供給装置のガイド
レール104を介して上下の金型103A,103B内
に供給する(図7(d))。
【0014】この後、上下の金型103A,103Bを
閉じ、上記リードフレーム105のリード105aの部
分を挟持する(図7(e))。そして、下型圧縮機構1
03aと上型圧縮機構103bとによって型締め(圧
縮)を行い、高温および高圧をかけて樹脂シート102
を成形し、半導体素子106の周囲を樹脂108で覆っ
てなる樹脂封止型半導体装置を製造する(図7
(f))。
【0015】また、樹脂108が十分に硬化した後、上
下の金型103A,103Bを開いて樹脂封止型半導体
装置を取り出し、最後に上下の金型103A,103B
をクリーニングして一連のプロセスが終了する。
【0016】しかしながら、上記した、樹脂シート10
2をリードフレーム105の上下に仮止めして上下の金
型103A,103B内に供給するようにした圧縮成形
法の場合においては、樹脂シート102に余計な熱履歴
がかかるため、樹脂シート102の粘度が容易に上昇
し、これが成形不良を招く要因となっていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、上下の金型内に樹脂シートを直に供給する
ようにした場合には、型締めの前に上型圧縮機構より樹
脂シートが落下する可能性が高いという不具合があり、
樹脂シートをリードフレームの上下に仮止めして上下の
金型内に供給するようにした場合には、樹脂シートの余
計な熱履歴によって成形不良を招きやすいといった問題
があった。
【0018】そこで、この発明は、半導体素子がマウン
トされたフレーム体の、その上下に樹脂シートをそれぞ
れ配置し、これを上型および下型からなる金型により型
締めした後に圧縮機構により圧縮して樹脂封止型半導体
装置を製造する場合においても、半導体素子を安定して
樹脂封止することが可能な樹脂封止型半導体装置の製造
方法および製造装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の樹脂封止型半導体装置の製造方法にあ
っては、半導体素子がマウントされ、この素子と電気的
に接続されるリードを有するフレーム体の、その上下に
第1,第2の樹脂シートをそれぞれ配置し、この第1,
第2の樹脂シートを、上型および下型からなる金型によ
り型締めして樹脂封止型半導体装置を製造する場合にお
いて、前記第1の樹脂シートは、前記フレーム体上にマ
ウントされた前記半導体素子の、前記リードとの非接続
面上に搭載し、前記第2の樹脂シートは、直接、前記金
型の下型に供給するようになっている。
【0020】また、この発明の樹脂封止型半導体装置の
製造方法にあっては、半導体素子がマウントされ、この
素子と電気的に接続されるリードを有するフレーム体
の、前記半導体素子と前記リードとの非接続面上に第1
の樹脂シートを搭載する工程と、上型と下型とからなる
金型の、前記下型に第2の樹脂シートを供給する工程
と、前記第1の樹脂シートが搭載された前記フレーム体
を、前記金型の上型に供給する工程とからなっている。
【0021】また、この発明の樹脂封止型半導体装置の
製造装置にあっては、上型および下型からなる金型と、
この金型の前記上型および前記下型の間に、半導体素子
がマウントされ、この素子と電気的に接続されるリード
を有するフレーム体を、前記半導体素子と前記リードと
の接続面を下にして供給するフレーム供給手段と、この
フレーム供給手段により供給された前記フレーム体上
の、前記半導体素子と前記リードとの非接続面上に第1
の樹脂シートを搭載するシート搭載手段と、前記金型の
下型に第2の樹脂シートを供給するシート供給手段とを
具備し、前記シート供給手段による前記第2の樹脂シー
トの供給を、前記フレーム体上に搭載された前記第1の
樹脂シートの、前記金型の上型への当接と同時に行うよ
うにした構成とされている。
【0022】さらに、この発明の樹脂封止型半導体装置
の製造方法にあっては、上型および下型からなる金型内
に、半導体素子がマウントされ、この素子と電気的に接
続されるリードを有するフレーム体を、前記半導体素子
と前記リードとの接続面を下にして供給する工程と、こ
の供給された前記フレーム体上の、前記半導体素子と前
記リードとの非接続面上に第1の樹脂シートを搭載する
工程と、このフレーム体上に搭載された前記第1の樹脂
シートを、前記金型の上型へ当接させる工程と、この搭
載された前記第1の樹脂シートの、前記金型の上型への
当接と同時に、前記金型の下型に第2の樹脂シートを供
給する工程とからなっている。
【0023】
【作用】この発明は、上記した手段により、樹脂シート
の不用意な落下や樹脂シートにかかる熱履歴を軽減でき
るようになるため、安定した樹脂の成形が可能となるも
のである。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1,図2は、本発明の第1の実施例に
かかる樹脂封止型半導体装置の製造プロセスを概略的に
示すものである。なお、図1はプロセスの工程を示す断
面図であり、図2はプロセスの流れを示すフローチャー
トである。
【0025】圧縮成形法により樹脂封止型半導体装置を
製造する、この製造装置は、たとえば上下の金型11、
この金型11の下型圧縮機構11aに樹脂シート12を
供給するシート供給手段としての吸着アーム13、およ
び上下の金型11の間に、半導体素子14がマウントさ
れ、その素子14上に樹脂シート12が搭載されたリー
ドフレーム(フレーム体)15を供給する、フレーム供
給手段としてのガイドレール16などを有して構成され
ている。
【0026】上下の金型11は、下型圧縮機構11aと
上型圧縮機構11bとをそれぞれ有し、図示していない
駆動制御部によって上下方向への移動(開閉)や、型締
めに必要な圧力および温度などがコントロールされるよ
うになっている。
【0027】樹脂シート12は、たとえば熱硬化性樹脂
をシート状に固めたもので、加熱によって十分に軟化さ
れるようになっている。吸着アーム13は、たとえば樹
脂シート12を真空圧により吸着して上記下型圧縮機構
11aに供給するもので、その吸着口には、樹脂シート
12との密着性を良くするためのゴムなどからなる接触
部材13aが取り付けられている。
【0028】リードフレーム15は、たとえば金属薄板
のエッチングまたは打ち抜きにより複数のリード15a
が形成されてなるもので、各リード15aには、接続ワ
イヤ17を介して上記半導体素子14の電極パッドが電
気的に接続されている。
【0029】以下に、図1,図2を参照して、上記した
構成の製造装置による、樹脂封止型半導体装置の製造プ
ロセスについて説明する。あらかじめ、半導体素子14
のマウントされたリードフレーム15を裏返し、その、
上記半導体素子14とリード15aとの非接続面上に樹
脂シート12を搭載する。
【0030】一方、吸着アーム13により樹脂シート1
2を吸着し、すでに加熱されている金型11の下型圧縮
機構11aに供給する(図1(a))。そして、この下
型圧縮機構11aへの樹脂シート12の供給とほとんど
同時に、または供給した直後に、ガイドレール16を介
して、上記上下の金型11内に上記リードフレーム15
を供給する。この場合、リードフレーム15は、そのリ
ード15aと半導体素子14とを電気的に接続する接続
ワイヤ17を下に(つまり、上記樹脂シート12を上
に)して、上記下型圧縮機構11aの樹脂シート12上
に供給される(図1(b))。
【0031】この後、上下の金型11を閉じ、上記リー
ドフレーム15のリード15aの部分を挟持する(図1
(c))。そして、下型圧縮機構11aと上型圧縮機構
11bとによって型締め(圧縮)を行い、高温および高
圧をかけて樹脂シート12を成形し、半導体素子14の
周囲を樹脂18で覆ってなる樹脂封止型半導体装置を製
造する(図1(d))。
【0032】また、樹脂18が十分に硬化した後、上下
の金型11を開いて樹脂封止型半導体装置を取り出し、
最後に上下の金型11をクリーニングして一連のプロセ
スが終了する。
【0033】この第1の実施例によれば、半導体素子1
4がマウントされたリードフレーム15と樹脂シート1
2とを上下の金型11内に供給する際に、下型圧縮機構
11aへは樹脂シート12を直に供給するようにし、上
型圧縮機構11bへの樹脂シート12の供給はリードフ
レーム15と一緒に供給するようにすることで、型締め
前に樹脂シート12が落下するといった不具合を防止で
きる。
【0034】また、この実施例の場合、金型11をあら
かじめ加熱しておくことにより、下型圧縮機構11aに
供給された樹脂シート12と上型圧縮機構11bに供給
された樹脂シート12との間で、熱履歴に若干の差が生
じることが懸念される。しかし、下型圧縮機構11aへ
の樹脂シート12の供給からリードフレーム15を供給
するまでの時間をできるだけ短くすることにより、下型
圧縮機構11aに供給された樹脂シート12に余計な熱
履歴をかけることなく、樹脂18の成形が可能となるも
のである。
【0035】さらには、樹脂シート12は半導体素子1
4とリード15aとの非接続面上に搭載されるものであ
るため、樹脂シート12の搭載によって接続ワイヤ17
が変形されることがない。したがって、従来例に示した
ような突起状の樹脂などが不要となるなど、その分、簡
素化が図れるものである。
【0036】図3,図4は、本発明の第2の実施例にか
かる樹脂封止型半導体装置の製造プロセスを概略的に示
すものである。なお、図3はプロセスの工程を示す断面
図であり、図4はプロセスの流れを示すフローチャート
である。
【0037】圧縮成形法により樹脂封止型半導体装置を
製造する、この製造装置は、たとえば上下の金型11、
この金型11の下型圧縮機構11aに樹脂シート12を
供給するシート供給手段としての吸着アーム13、上記
上下の金型11の間に、半導体素子14がマウントされ
たリードフレーム(フレーム体)15を供給する、フレ
ーム供給手段としてのガイドレール16、および上記リ
ードフレーム15上にマウントされた半導体素子14上
に樹脂シート12を搭載する、シート搭載手段としての
吸着アーム23などを有して構成されている。
【0038】上下の金型11は、下型圧縮機構11aと
上型圧縮機構11bとをそれぞれ有し、図示していない
駆動制御部によって上下方向への移動(開閉)や、型締
めに必要な圧力および温度などがコントロールされるよ
うになっている。
【0039】樹脂シート12は、たとえば熱硬化性樹脂
をシート状に固めたもので、加熱によって十分に軟化さ
れるようになっている。吸着アーム13は、たとえば樹
脂シート12を真空圧により吸着して上記下型圧縮機構
11a上に供給するもので、その吸着口には、樹脂シー
ト12との密着性を良くするためのゴムなどからなる接
触部材13aが取り付けられている。
【0040】リードフレーム15は、たとえば金属薄板
のエッチングまたは打ち抜きにより複数のリード15a
が形成されてなるもので、各リード15aには、接続ワ
イヤ17を介して上記半導体素子14の電極パッドが電
気的に接続されている。
【0041】吸着アーム23は、たとえば樹脂シート1
2を真空圧により吸着して上記リードフレーム15の、
上記半導体素子14と上記リード15aとの非接続面上
に搭載するもので、その吸着口には、樹脂シート12と
の密着性を良くするためのゴムなどからなる接触部材2
3aが取り付けられている。
【0042】以下に、図3,図4を参照して、上記した
構成の製造装置による、樹脂封止型半導体装置の製造プ
ロセスについて説明する。まず、ガイドレール16を介
して、上記上下の金型11内にリードフレーム15を供
給する。この場合、リードフレーム15は、あらかじめ
半導体素子14がマウントされており、その素子14と
リード15aとを電気的に接続する接続ワイヤ17を下
にして、つまり半導体素子14の上記リード15aとの
非接続面を上にして供給される。
【0043】そして、この上下の金型11内へのリード
フレーム15の供給とほとんど同時に、または供給した
直後に、吸着アーム23により樹脂シート12を吸着
し、上記半導体素子14と上記リード15aとの非接続
面上に搭載する(図3(a))。
【0044】この後、上金型11を下げ(または、リー
ドフレーム15を持ち上げて)、上記半導体素子14と
リード15aとの非接続面上に搭載されている樹脂シー
ト12が、すでに加熱されている上金型11の上型圧縮
機構11bに供給されるようにする。
【0045】また、この樹脂シート12の上記上型圧縮
機構11bへの供給と同時に、吸着アーム13により樹
脂シート12を吸着し、すでに加熱されている下金型1
1の下型圧縮機構11aに供給する(図3(b))。
【0046】しかる後、下金型11を閉じ、上記リード
フレーム15のリード15aの部分を挟持する(図3
(c))。そして、下型圧縮機構11aと上型圧縮機構
11bとによって型締め(圧縮)を行い、高温および高
圧をかけて樹脂シート12を成形し、半導体素子14の
周囲を樹脂18で覆ってなる樹脂封止型半導体装置を製
造する(図3(d))。
【0047】また、樹脂18が十分に硬化した後、上下
の金型11を開いて樹脂封止型半導体装置を取り出し、
最後に上下の金型11をクリーニングして一連のプロセ
スが終了する。
【0048】この第2の実施例によれば、半導体素子1
4がマウントされたリードフレーム15と樹脂シート1
2とを上下の金型11内に供給する際に、下型圧縮機構
11aへは樹脂シート12を直に供給するようにし、上
型圧縮機構11bへの樹脂シート12の供給はリードフ
レーム15上に搭載するようにすることで、型締め前に
樹脂シート12が落下するといった不具合を防止でき
る。
【0049】しかも、この実施例の場合、下型圧縮機構
11aへの樹脂シート12の供給を、リードフレーム1
5の、リード15aと半導体素子14との非接続面上に
搭載された樹脂シート12の上型圧縮機構11bへの供
給と同時に行うことにより、下型圧縮機構11aに供給
された樹脂シート12と上型圧縮機構11bに供給され
た樹脂シート12との間の熱履歴を略等しくすることが
可能となり、安定した樹脂18の成形が可能となるもの
である。
【0050】また、樹脂シート12は半導体素子14と
リード15aとの非接続面上に搭載されるものであるた
め、樹脂シート12の搭載によって接続ワイヤ17が変
形されることがない。したがって、従来例に示したよう
な突起状の樹脂などが不要となるなど、その分、簡素化
が図れるものである。
【0051】なお、上記各実施例においては、いずれも
フレーム体としてリードフレームを用いた場合を例に説
明したが、これに限らず、たとえば絶縁フィルムにラミ
ネートされた金属箔によってリードを形成してなるTA
B(Tape Automated Bonding)
テープを用いることも可能である。
【0052】また、樹脂シートとしては、熱硬化性樹脂
からなるものに限らず、たとえば熱可塑性樹脂からなる
樹脂シートを用いることも可能である。その他、この発
明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能な
ことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、半導体素子がマウントされたフレーム体の、その上
下に樹脂シートをそれぞれ配置し、これを上型および下
型からなる金型により型締めした後に圧縮機構により圧
縮して樹脂封止型半導体装置を製造する場合において
も、半導体素子を安定して樹脂封止することが可能な樹
脂封止型半導体装置の製造方法および製造装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例にかかる樹脂封止型半
導体装置の製造プロセスを概略的に示す断面図。
【図2】同じく、樹脂封止型半導体装置の製造プロセス
の概略を説明するために示すフローチャート。
【図3】この発明の第2の実施例にかかる樹脂封止型半
導体装置の製造プロセスを概略的に示す断面図。
【図4】同じく、樹脂封止型半導体装置の製造プロセス
の概略を説明するために示すフローチャート。
【図5】従来技術とその問題点を説明するために示す、
樹脂封止型半導体装置の製造プロセスを概略的に示す断
面図。
【図6】同じく、従来の樹脂封止型半導体装置の製造プ
ロセスの概略を説明するために示すフローチャート。
【図7】同じく、従来の樹脂封止型半導体装置の他の製
造プロセスを概略的に示す断面図。
【図8】同じく、従来の樹脂封止型半導体装置の他の製
造プロセスの概略を説明するために示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
11…金型、11a…下型圧縮機構、11b…上型圧縮
機構、12…樹脂シート、13,23…吸着アーム、1
4…半導体素子、15…リードフレーム、15a…リー
ド、16…ガイドレール、17…接続ワイヤ、18…樹
脂。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子がマウントされ、この素子と
    電気的に接続されるリードを有するフレーム体の、その
    上下に第1,第2の樹脂シートをそれぞれ配置し、この
    第1,第2の樹脂シートを、上型および下型からなる金
    型により型締めして樹脂封止型半導体装置を製造する方
    法において、 前記第1の樹脂シートは、前記フレーム体上にマウント
    された前記半導体素子の、前記リードとの非接続面上に
    搭載し、 前記第2の樹脂シートは、直接、前記金型の下型に供給
    するようにしたことを特徴とする樹脂封止型半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体素子がマウントされ、この素子と
    電気的に接続されるリードを有するフレーム体の、前記
    半導体素子と前記リードとの非接続面上に第1の樹脂シ
    ートを搭載する工程と、 上型と下型とからなる金型の、前記下型に第2の樹脂シ
    ートを供給する工程と、 前記第1の樹脂シートが搭載された前記フレーム体を、
    前記金型の上型に供給する工程とからなることを特徴と
    する樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上型および下型からなる金型と、 この金型の前記上型および前記下型の間に、半導体素子
    がマウントされ、この素子と電気的に接続されるリード
    を有するフレーム体を、前記半導体素子と前記リードと
    の接続面を下にして供給するフレーム供給手段と、 このフレーム供給手段により供給された前記フレーム体
    上の、前記半導体素子と前記リードとの非接続面上に第
    1の樹脂シートを搭載するシート搭載手段と、 前記金型の下型に第2の樹脂シートを供給するシート供
    給手段とを具備し、 前記シート供給手段による前記第2の樹脂シートの供給
    を、前記フレーム体上に搭載された前記第1の樹脂シー
    トの、前記金型の上型への当接と同時に行うようにした
    ことを特徴とする樹脂封止型半導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 上型および下型からなる金型内に、半導
    体素子がマウントされ、この素子と電気的に接続される
    リードを有するフレーム体を、前記半導体素子と前記リ
    ードとの接続面を下にして供給する工程と、 この供給された前記フレーム体上の、前記半導体素子と
    前記リードとの非接続面上に第1の樹脂シートを搭載す
    る工程と、 このフレーム体上に搭載された前記第1の樹脂シート
    を、前記金型の上型へ当接させる工程と、 この搭載された前記第1の樹脂シートの、前記金型の上
    型への当接と同時に、前記金型の下型に第2の樹脂シー
    トを供給する工程とからなることを特徴とする樹脂封止
    型半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004216558A (ja) * 2003-01-09 2004-08-05 Towa Corp 電子部品の樹脂封止成形方法及び装置
KR100456082B1 (ko) * 1997-05-08 2005-06-20 삼성전자주식회사 반도체패키지의제조방법
US6921456B2 (en) * 2000-07-26 2005-07-26 Tokyo Electron Limited High pressure processing chamber for semiconductor substrate
KR100537894B1 (ko) * 1998-11-24 2006-03-20 삼성전자주식회사 네방향으로 위치를 안내하는 세트 블록을 구비한 반도체 성형장치

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