JP6799125B1 - ボンディング装置およびボンディング方法 - Google Patents

ボンディング装置およびボンディング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6799125B1
JP6799125B1 JP2019174185A JP2019174185A JP6799125B1 JP 6799125 B1 JP6799125 B1 JP 6799125B1 JP 2019174185 A JP2019174185 A JP 2019174185A JP 2019174185 A JP2019174185 A JP 2019174185A JP 6799125 B1 JP6799125 B1 JP 6799125B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
collet
convex portion
bonding
attach film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019174185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021052096A (ja
Inventor
永元 信裕
信裕 永元
義和 下川
義和 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Machinery Inc
Original Assignee
Canon Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Machinery Inc filed Critical Canon Machinery Inc
Priority to JP2019174185A priority Critical patent/JP6799125B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6799125B1 publication Critical patent/JP6799125B1/ja
Publication of JP2021052096A publication Critical patent/JP2021052096A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/484Connecting portions
    • H01L2224/48463Connecting portions the connecting portion on the bonding area of the semiconductor or solid-state body being a ball bond
    • H01L2224/48465Connecting portions the connecting portion on the bonding area of the semiconductor or solid-state body being a ball bond the other connecting portion not on the bonding area being a wedge bond, i.e. ball-to-wedge, regular stitch

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)

Abstract

【課題】上層のチップよりも小さいチップを下層に有する積層体であっても、上層のチップを変形させることなく、接着強度の低下のおそれがないボンディング装置およびボンディング方法を提供する。【解決手段】弾性変形可能なコレット本体と、コレット本体の平坦面状の下面の中央部に設けられる凸部とを有するコレットを備える。コレットの下降で、第2のチップに付設されたダイアタッチフィルムが、第1のチップに接触して、その状態からコレット本体に凸部が埋設状態となる。これによって、コレット本体の下面と凸部の下端面とが段差を有さないフラット面となる。【選択図】図1

Description

本発明は、ボンディング装置およびボンディング方法に関する。
半導体装置の製造においては、多数個の素子を一括して造り込まれたウエハをダイシングして個々の半導体チップに分離し、これを一個ずつリードフレーム等の所定位置にボンディングするというチップボンディングの手法が採用されている。そして、このチップボンディングにはダイボンダ(ボンディング装置)が用いられる。
ボンディング装置は、図6に示すように、供給部2の半導体チップ1を吸着するコレット3を有するボンディングアーム(図示省略)と、供給部2の半導体チップ1を観察する確認用カメラ(図示省略)と、ボンディング位置でリードフレーム4のアイランド部5を観察する確認用カメラ(図示省略)とを備える。
供給部2は半導体ウエハ6(図7参照)を備え、半導体ウエハ6が多数の半導体チップ1に分割されている。すなわち、ウエハ6は粘着シート(ダイシングシート)に貼り付けられ、このダイシングシートが環状のフレームに保持される。そして、このダイシングシート上のウエハ6に対して、円形刃(ダイシング・ソー)等を用いて、個片化してチップ1を形成する。また、コレット3を保持しているボンディングアームは搬送手段を介して、ピックアップ位置とボンディング位置との間の移動が可能となっている。
また、このコレット3は、その下端面に開口した吸着孔を介してチップ1が真空吸引され、このコレット3の下端面にチップ1が吸着する。なお、この真空吸引(真空引き)が解除されれば、コレット3からチップ1が外れる。
次にこのダイボンダを使用したダイボンディング方法を説明する。まず、供給部2の上方に配置される確認用カメラにてピックアップすべきチップ1を観察して、コレット3をこのピックアップすべきチップ1の上方に位置させた後、矢印Bのようにコレット3を下降させてこのチップ1をピックアップする。その後、矢印Aのようにコレット3を上昇させる。
次に、ボンディング位置の上方に配置された確認用カメラにて、ボンディングすべきリードフレーム4のアイランド部5を観察して、コレット3を矢印E方向へ移動させて、このアイランド部5の上方に位置させた後、コレット3を矢印Dのように下降移動させて、このアイランド部5にチップ1を供給する。また、アイランド部5にチップを供給した後は、コレット3を矢印Cのように上昇させた後、矢印Fのように、ピックアップ位置の上方の待機位置に戻す。
コレット3は、移動機構(図示省略)にて、ピックアップポジションP上での矢印A方向の上昇および矢印B方向の下降と、ボンディングポジションQ上での矢印C方向の上昇および矢印D方向の下降と、ピックアップポジションPとボンディングポジションQとの間の矢印E、F方向の往復動とが可能とされる。移動機構は図示省略の制御手段にて前記矢印A、B、C、D、E、Fの移動が制御される。なお、移動機構としては、シリンダ機構、ボールねじ機構、リニアモータ機構等の種々の機構にて構成することができ,XYZ軸ステージ(ステージ装置)を使用することができる。
ところで、半導体装置には、図8に示すように、複数のチップ(半導体チップ)11を基板13上に積層するものがある。すなわち、図9に示す半導体装置は、リードフレーム等の基板13上に、一段目の半導体チップ11(11A)が接着剤Sを介して搭載され、この一段目の半導体チップ11(11A)の上に、二段目の半導体チップ11(11B)が接着剤Sを介して搭載されている。
このような半導体装置は、コレットにて吸着された一段目の半導体チップ11Aを基板13上にボンディングした後、コレットにて吸着された二段目の半導体チップ11Bを一段目の半導体チップ11A上にボンディングする。
また、複数のチップを基板上に積層する場合、図9に示すように、第1のチップ11(11A)が第2のチップ11(11B)よりも小さい場合がある。この場合、まず、図10(a)に示すように、第1のチップ11Aを基板13上に配置される。この第1のチップ11Aの下面には、例えば、ダイアタッチフィルム(DAF)16(16A)が接着されている。すなわち、第1のチップ11Aと基板13との間に第1のDAF16Aが介在されている。ここで、ダイアタッチフィルムは、例えばポリイミド系材料およびアクリル系材料等とエポキシ系材料による複合材料からなり、接着性を有している。ダイアタッチフィルムは、例えば、フィルム基材の全面に液状のダイアタッチフィルム原料を塗工し、塗工された液状の樹脂を乾燥させてフィルム基材の全面にダイアタッチフィルム材を形成することにより製造されている。
そして、この第1のチップ11A上に第2のチップ11Bが積層されることになるが、この場合、下面が平坦面の吸着面15aとされたゴム製コレット15を用いる場合、ゴム製コレット15の吸着面15aに、下面に第2のDAF16Bが接着された第2のチップ11Bが、図10(b)に示すように、下降してボンディングされる。この際、ダイアタッチフィルム16A,16Bは加熱されている。これによって、第1のチップ11A,11Bは基板13に接合(接着)される。なお、コレット15はコレットホルダ14に装着されている。
ところで、従来のボンディング装置として図12及び図13に示すように、コレット10をいわゆるかまぼこ形状としたものがある。すなわち、コレット10の下面を、断面円弧形状となる凸部10aとしている。そして、この凸部10aにチップ11を吸着させて、ステージ12上の基板13にボンディングすることになる。
この場合、コレット10の上面側をコレットホルダ14に取り付け、このコレットホルダ14が搬送機構を介して搬送されるように構成される。また、コレットホルダ14には、凸部10aの表面に開口する複数個の貫通孔(図示省略)が設けられ、この貫通孔は、通気口14aに連通される。そして、この通気口14aに図示省略の吸引手段が接続されている。このため、凸部10aの表面にチップ11が吸着される。
このように、凸部10aの表面にチップ11が吸着されるコレット10を下降させることによって、基板13に凸部10aが押し付けられて、凸部10aが順次平坦面状に変形していくことになって、基板13にチップをボンディングすることができる。この中央部の山の頂上部から平坦状となることによって、接着剤のボイドを発生させないようにできる。
特開2013−165219号公報
図10に示すように、吸着面15aが平坦面であるコレット15を用いて、第1のチップ11Aが第2のチップ11Bよりも小さいものを積層する場合、図10(b)の状態から、コレット15をさらに下降して加圧した場合、図11に示すように、第2のDAF16Bが第1のチップ11Aの対応部位が高く、外側においては、低くなって、第2のチップ11Bが湾曲する変形が生じるおそれがある。すなわち、第1のチップ11Aに対応する部位に応力が集中し、外側部位での荷重が小さくなって、第2のチップ11Bが変形する。
このように変形する場合、積層体は図9に示すように、各チップ11(11A,11B)は矩形状で、長辺長さLa1(La2)と短辺長さLb1(Lb2)とが比較的大きく相違する場合、第1のチップ11Aの短辺11A2から第2のチップ11Bの短辺11B2までの長さL1が、第1のチップ11Aの長辺11A1から第2のチップ11Bの長辺11B1までの長さL2よりも長くなる。
このため、第2のチップ11Bの短辺11B2側においては、変形の復元力が小さく溶解したDAFが外部へ流出し、第2のチップ11Bの長辺11B1側においては、変形の復元力が大きく溶解したDAFが内側へ引き込まれることになって、第2のチップ11Bの基板13に対する接合強度が低下する。
また、このような積層体をボンディングする場合に、図12と図13に示すような下面が凸部10aとされたかまぼこ形状のコレット10を用いた場合、まず、第2のチップ11Bが変形した状態で、コレット10の吸着面に吸着されるものであり、この状態で、その下方が凸となった凸部10aの山頂部が、第1のチップ11Aの対応部位を押圧することになる。その後、凸部10aがフラットとなるように、加圧することになり、第1のチップ11Aの対応部位に荷重が集中し、しかも、コレット10がかまぼこ形状であることと相まって第2にDAF16B全体に均一に荷重を付与することができないおそれがあり、この場合であっても、第2のチップ11Bの基板に対する接合強度が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みて、上層のチップよりも小さいチップを下層に有する積層体であっても、上層のチップを変形させることなく、接着強度の低下のおそれがないボンディング装置およびボンディング方法を提供する。
本発明のボンディング装置は、第1のチップとこの第1のチップ上にダイアタッチフィルムを介して積層される第2のチップとを有する積層体を基板上にボンディングするボンディング装置であって、弾性変形可能なコレット本体と、このコレット本体の平坦面状の下面の中央部に設けられる凸部とを有するコレットを備え、このコレットの下降で、前記凸部が前記コレット本体に対して埋設状態となって、コレット本体の下面と凸部の下端面とが段差を有さないフラット面となるものである。
本発明のボンディング装置によれば、まず、第1のチップとコレットの凸部との間で、ダイアタッチフィルムに集中的に荷重を付加することができ、この際、コレット本体の下面から第2のチップに荷重が付加されないので、凸部対応部以外のダイアタッチフィルムに影響を与えず、第2のチップに変形を生じさせない。そして、このダイアタッチフィルムへの荷重の付加によって、凸部がコレット本体に埋設状となり、コレット本体の下面と凸部の下端面とが段差を有さないフラット面となる。このため、第2のチップが変形することなく、ダイアタッチフィルム全体を均一荷重で加圧することができる。
前記ダイアタッチフィルムの加熱状態で、コレット本体の下面及び凸部の下端面による第2のチップの加圧が可能であるように設定できる。このように設定することによって、コレットのフラット面にて、ダイアタッチフィルムに必要荷重を安定して付加することができる。
前記凸部は、少なくも第1のチップに接続されたワイヤのボンディング部よりも内側に配設される外形寸法であるのが好ましい。凸部が、第1のチップに接続されたワイヤのボンディング部よりも外側にまでに達する大きさであれば、凸部で荷重を掛けた際、第1のチップのワイヤのボンディング部乃至その近傍のワイヤ(ワイヤのボンデリングよりも外側のワイヤ)にも荷重が付加され、変形して、他の部材と接触したりして悪影響を及ぼすおそれがある。このため、凸部は、第1のチップに接続されたワイヤのボンディング部よりも内側に配設することによって、凸部で荷重を掛けた際に、ボンディング部乃至その近傍のワイヤにも荷重が付加されないようにすることができる。
前記ダイアタッチフィルムを加熱する加熱手段を備えるのが好ましい。このように、加熱手段を備えることによって、ダイアタッチフィルムを安定して硬化させることができる。この場合、前記加熱手段は、基板側及び/又はコレット側に備えることができる。なお、基板側の加熱手段として、例えば、基板を搬送するためのヒータレール等で構成でき、コレット側の加熱手段としては、コレットを保持しているコレットホルダ等に付設されるヒータ等で構成できる。
前記コレット本体と前記凸部とは硬度が同一であっても、前記コレット本体と前記凸部とは硬度が相違し、前記凸部の硬度がコレット本体の硬度よりも高硬度であってもよい。この場合、凸部にて第2のチップに荷重を付加することによって、この凸部がコレット本体に埋設状になればよい。このため、コレットの設計自由度が大となって、生産性に優れることになる。
第1のチップの外形寸法が第2の外形寸法よりも小さく設定されているものに対して、第1のチップとコレットの凸部との間で、ダイアタッチフィルムに集中的に荷重を付加することができるので、最適に対応することができる。
前記コレット本体の外形寸法が前記第2のチップの外形寸法と同一乃至第2のチップの外形寸法よりも大きく設定されているのが好ましい。このように設定することによって、第2のチップの全体に対して荷重を均一付加することができる。
基板とコレット本体の下面と協働したダイアタッチフィルムへの荷重付加状態を検知する検知手段を備えるのが好ましい。このような検知手段を備えることによって、ダイアタッチフィルムに対して最適荷重を付与するための制御が可能となって、ダイアタッチフィルムを均一な厚さとして、接合強度の低下を有効に防止できる。
本発明のボンディング方法は、第1のチップとこの第1のチップ上にダイアタッチフィルムを介して積層される第2のチップとを有する積層体を基板上にボンディングするボンディング方法であって、弾性変形可能なコレット本体と、このコレット本体の平坦面状の下面の中央部に設けられる凸部とを有するコレットを用い、このコレットの下降で、第2のチップに付設されたダイアタッチフィルムを第1のチップに接触させ、その状態からコレット本体をさらに下降させることによって前記凸部を前記コレット本体に対して埋設状態として、コレット本体の下面と凸部の下端面とが段差を有さないフラット面とし、このフラット面で、第2のチップの全面を押圧する荷重を付加するものである。
本発明のボンディング方法によれば、第1のチップとコレットの凸部との間で、ダイアタッチフィルムに集中的に荷重を付加することができ、この際、コレット本体の下面から第2のチップに荷重が付加されないので、凸部対応部以外のダイアタッチフィルムに影響を与えず、第2のチップに変形を生じさせない。そして、この荷重の付加によって、凸部がコレット本体に埋設状となり、ダイアタッチフィルムの加熱状態で、コレット本体の下面及び凸部の下端面によるフラット面で第2のチップを加圧することができる。このため、第2のチップが変形することなく、ダイアタッチフィルム全体を均一荷重で加圧することができる。
本発明は、第1・第2のチップの変形を抑えることでき、第2のチップの変形は小さくすることが可能であるため、このチップの肉厚が比較的小さいものでも対応でき、製品の薄肉化・小型化に寄与する。また、第2のチップの変形は小さいので、チップの復元力によって変形を無くすことによる接着剤(DAF)の内側への引き込みや外側への押し出しがなくなって、接合強度の低下を防止できる。さらに、コレット本体の下面及び凸部の下端面にて第2のチップを押圧することができるので、チップ全体を安定して荷重を均一に付加することができ、チップ全体を高荷重で押圧する必要がなく、ダイアタッチフィルムの外部へのはみ出しを有効に防止できる。このため、本発明に係るボンディング装置およびボンディング方法でボンディングすれば、高品質の製品を提供できる。
本発明のボンディング装置にて基板上にチップ積層体をボンディングする工程を示し、(a)は第2のチップをコレットにて吸着して第1のチップの上方に配置した状態の断面図であり、(b)は第2チップのダイアタッチフィルムを第1のチップに接触させた状態の断面図であり、(c)はコレット下面全体で第2のチップに対して荷重を付加している状態の断面図である。 第1のチップのワイヤが接続されたワイヤボンディング部の簡略図である。 ボンディング装置の簡略ブロック図である。 ボンディング方法のフローチャート図である。 本発明のボンディング装置の動作を示す簡略図である。 従来のボンディング装置の動作を示す簡略図である ウエハの簡略図である。 複数のチップを有するチップ積層体が基板上にボンディングされている状態の簡略断面図である。 大きさの相違するチップを有する積層体の簡略平面図である。 従来のボンディング装置を用いたボンディング工程を示し、(a)は第2のチップをコレットにて吸着して第1のチップの上方に配置した状態の断面図であり、(b)は第2のチップのダイアタッチフィルムを第1のチップに接触させてダイアタッチフィルムに荷重を付加する前の状態の断面図である。 従来のボンディング装置を用いたボンディング工程を示し、コレットで第2のチップに対して荷重を付加している状態の断面図である。 従来のコレットを用いてボンディングしている状態の斜視図である。 図12に示すコレットにてチップに荷重を付加している状態の斜視図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図5は本発明に係るダイボンダ(ボンディング装置:半導体装置の製造装置)を示す。このようなボンディング装置は、ウエハから切り出されるチップ(半導体チップ)21をピックアップポジションPにてコレット(吸着コレット)23でピックアップして、リードフレームなどの基板22のボンディングポジションQに移送(搭載)するものである。ウエハは、ダイシング工程によって、多数のチップ21に分断(分割)される。なお、このチップ21はその裏面に、ダイアタッチフィルム25が接着(仮接着)されている。
コレット23は、図4に示すように、ボンディングアーム31に設けられたコレットホルダ30(図1参照)に付設される。そして、このボンディングアーム31は駆動機構32を介して駆動して、コレット23が図6に示すように、ピックアップポジションP上での矢印A方向の上昇および矢印B方向の下降と、ボンディングポジションQ上での矢印C方向の上昇および矢印D方向の下降と、ピックアップポジションPとボンディングポジションQとの間の矢印E、F方向の往復動とが可能とされる。駆動機構32が制御手段35にて制御されて、コレット23が前記矢印A、B、C、D、E、Fの移動が制御される。制御手段35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターである。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
また、このボンディング装置は、図3に示すように、加熱手段36及び検知手段37を備えている。ここで、加熱手段36は、ダイアタッチフィルム25を加熱するものであり検知手段37は、コレット全体で第2のチップに荷重を付加することができるようになった状態を検知するものである。
ところで、本発明のボンディング装置のコレット23として、図1に示すように、弾性変形可能なコレット本体40と、このコレット本体40の平坦面状の下面40aの中央部に配設される凸部41とからなり、コレット本体40はコレットホルダ30に装着されている。この場合、弾性変形可能なコレット本体40としては、樹脂製であってもゴム製であってもよい。また、凸部41として、コレット本体40と同様乃至同一の樹脂製やゴム製であっても、コレット本体40と異なる材質ものもので構成してもよい。また、この凸部41としては、平坦面状の下面40aを有する平板形状とするのが好ましいが、下面40aが、凸形状の下面や多少凹凸形状の下面を有する凸部であってもよい。
コレット本体40と凸部41との硬度として、コレット本体40と凸部41が同一であっても相違するものであってもよい。硬度を相違させる場合、後述するように、凸部41に埋設状になる必要があるので、凸部41の硬度がコレット本体40の硬度よりも高く設定するのが好ましい。このため、コレット本体40として、樹脂製やゴム製とした場合、凸部41として硬度が高い樹脂製やゴム製であっても、金属製であってもよい。なお、
コレット本体40の硬度としては、例えば、JIS K 6253で規定するデュロメータタイプAにより測定される硬度が60〜90とし、凸部41の硬度としては、例えば、JIS K 6253で規定するデュロメータタイプAにより測定される硬度が60以上とすることができる。
コレット本体40と凸部41とが、同一の材質で構成される場合、凸部の厚さを含むブロック体を成形し、その後、切り出し等にてコレット本体40の下面に凸部41が形成されたコレット23を形成するものであっても、コレット本体40と凸部41とそれぞれ別部材で成形し、これらと接合(接着)するようにしてもよい。なお、材質が異なる場合、コレット本体40と凸部41とが別部材である場合、コレット本体40と凸部41とをそれぞれ成形した後、これらと接合(接着)することになる。
ところで、コレット23には、コレット本体40の下面40a及び凸部41の下面41aに開口する吸着孔(図示省略)が設けられ、この吸着孔に真空発生器(図示省略)が接続されている。このため、コレット23の吸着面(コレット本体40の下面40a及び凸部41の下面41a)をチップ21Aと接触状 として、真空発生器を駆動すれば、吸着孔のエアが吸引され、この吸着面にチップ21Aを吸着することができる。なお、真空発生器としては、真空ポンプを使用した真空 発生装置であっても、ノズルとディフューザと呼ばれる基本パーツで構成されるエジェク タ式の真空発生装置であってもよい。
ところで、本ボンディング装置では、図1に示すように、第1のチップ21(21A)とこの第1のチップ21(21A)上にダイアタッチフィルム(DAF)25を介して積層される第2のチップ21(21B)とを有する積層体38を基板22上にボンディングすることができる。
積層体38の第2のチップ21Bが、例えば、メモリチップ(データを記憶する働きをするICチップ)であり、第1のチップ21Aは、例えば、メモリチップを制御するチップである。また、第1のチップ21Aの裏面はダイアタッチフィルム(DAF)25Aが接合され、第2のチップ21Bの裏面にはダイアタッチフィルム(DAF)25Bが接合される。このため、第1のチップ21Aは、このダイアタッチフィルム25Aが加熱されることで硬化して基板22にボンディングすることができ、第2のチップ21Bは、ダイアタッチフィルム25Bが熱されることで硬化して基板22にボンディングすることができる。
この場合、第1のチップ21A及び第2のチップ21Bとしては、図9に示すような図9に示すように、各チップ21(21A,21B)は矩形状で、長辺長さと短辺長さとが比較的大きく相違するものである。具体的には、第1のチップ21Aの長辺長さが2mm〜6mm程度とされ、第1のチップ21Aの短辺長さが0.8mm〜3mm程度とされる。また、第2のチップ21Bの長辺長さが8mm〜16mm程度とされ、第2のチップ21Bの短辺長さが4mm〜8mm程度とされる。
第1のチップ21Aの肉厚寸法T1としては、20μm〜100μm程度とされ、第2のチップ21Bの肉厚寸法T2としては、20μm〜100μm程度とされる。また、第1のダイアタッチフィルム25Aを加熱する前の肉厚寸法T3として、10μm〜40μm程度とされ、第1のダイアタッチフィルム25Bを加熱する前の肉厚寸法T4として、100μm〜200μm程度とされる。
コレット23のコレット本体40の大きさ(外形寸法)は、第2のチップ21Bの外形寸法と同一乃至わずかに大きい程度に設定される。ここで、外形寸法とは、長方形の場合、長辺長さ及び短辺長さであり、外形寸法が同一とは、長辺長さ及び短辺長さがそれぞれ同一であり、わずかに大きいとは、コレット本体40側の長辺長さ及び短辺長さが大きい場合、長辺長さが同一で、コレット本体40側の短辺長さが大きい場合、短辺長さが同一で、コレット本体40側の長辺長さが大きい場合等がある。
コレット本体40の凸部41の大きさ(外形寸法)は、第1のチップ21Aの外形寸法よりも小さく設定される。第1のチップ21Aは、図2に示すように、電極パット45のボンド部46と、リード47上のボンド部48とがワイヤ49で接続されている。このため、コレット本体40の凸部41は、ワイヤ49のボンディング部(ボンド部46)よりも内側に配設される外形寸法であるのが好ましい。ただし、フリップチップのようにワイヤで接続しない場合は、凸部41の大きさ(外形寸法)と第1のチップ21Aが同じ大きさ(外形寸法)であってもよい。
次に前記のように構成したボンディング装置にて積層体38を基板22上にボンディングする方法を図1及び図4のフローチャート図を用いて説明する。まず、図1(a)に示すように、基板22上に第1のチップ21Aを載置する。この場合、第1のチップ21Aの下面には第1のダイアタッチフィルム25Aが仮接着された状態である。また、この第1のチップ21Aは、図1に示すコレットと相違するコレット(凸部41を有さないもので、チップ吸着面が平坦面であるコレット)にて、基板22上に配置することになる。この場合、凸部41を有するコレット23を用いて、第1のチップ21Aを配置してもよい。
その後、図1(a)に示すように、凸部41を有するコレット23にて、第2のチップ21Bを吸着して、第1のチップ21Aの上方に位置させた後、この状態からコレット23を下降させる(図4のステップS1)。その後、図4のステップS2のように、第2のダイアタッチフィルム(DAF)25Bが第1のチップ21Aに接触したかを判断する。すなわち、図1(b)に示す状態になったか否かを判断する。
ステップS2で、接触していなければ、接触するまで、コレット23を下降させる。接触していれば、同様にコレット23を下降させていく。この際、第1のダイアタッチフィルム25A及び第2のダイアタッチフィルム25Bは加熱手段にて加熱される。このため、第1のチップ21Aが、軟化している第2のダイアタッチフィルム25Bに埋設状となって、ダイアタッチフィルム25Bは基板22に接触する状態となる。また、コレット23の凸部41が、第2のチップ21Bからの反力で、コレット本体40内に埋設状となっていく。
このため、第2のチップ21および第2のダイアタッチフィルム25Bは、図1(c)に示すように、基板22上面と、段差を有さないフラットとなった、コレット本体40の下面40a乃至凸部41の下面41aとで、挟持された状態となる。この状態は、基板22とコレット本体40aの下面と協働したダイアタッチフィルム25Bへの荷重付加可能状態である。そこで、ステップS3でこの状態か否かを判断する。この判断は、前記した検出手段37にて判断することができる。
ここで、基板22とコレット本体40の下面40aと協働したダイアタッチフィルム25Bへの荷重付加可能状態とは、基板22とダイアタッチフィルム25Bとが接触し、かつ、コレット本体40の下面40aと第2のチップ21Aとが接触するとともに、第2のチップ21Aとダイアタッチフィルム25Bとが接触した状態である。このため、検知手段37とは、基板22とダイアタッチフィルム25Bとが接触したことを検知し、コレット本体40の下面40aと第2のチップ21Aとが接触するとともに、第2のチップ21Aとダイアタッチフィルム25Bとが接触していることを検知するものである。検知手段37は、具体的には、コレット本体40の下面40aの高さ位置を検出する位置センサ、ダイアタッチフィルム25Bの上下面の高さ位置を検出する位置センサ等で構成できる。また、ダイアタッチフィルム25Bの加熱温度や加熱時間等を検出することによっても、コレット全体で第2のチップ21Bに荷重を付加する状態を検知することができる。
ステップS3でこの状態になれば、ステップS4へ移行し、ステップS3でこの状態になっていなければ、この状態になるまでコレット23を下降させる。ステップS4では、コレット23をさらに下降させて、軟化している第2のダイアタッチフィルム25Bに所定の加圧力を付与する。所定の加圧力は、第2のダイアタッチフィルム25Bの材質、大きさ、肉厚等に応じて設定できる。
その後は、ステップS5へ移行して、この所定の加圧力の付与が所定時間経過したか否かを判断する。所定時間経過していれば、第1のダイアタッチフィルム25A及び第2のダイアタッチフィルム25Bが硬化して、このボンディング工程を終了する。また、ステップS5で、所定時間経過していなければ、所定時間経過するまで、所定の加圧力の付与を継続する。
本発明のボンディング装置によれば、まず、第1のチップ21Aとコレット23の凸部41との間で、ダイアタッチフィルム25Bに集中的に荷重を付加することができ、この際、コレット本体40の下面40aにて第2のチップ21Bに荷重が付加されないので、凸部対応部以外のダイアタッチフィルム25Bに影響を与えず、第2のチップ21Bに変形を生じさせない。そして、このダイアタッチフィルム25Bへの荷重の付加によって、凸部41がコレット本体40に埋設状となり、ダイアタッチフィルム25Bの加熱状態で、コレット本体40の下面40a及び凸部41の下端面41aによる第2のチップ21Bを加圧することができる。このため、第2のチップ21Bが変形することなく、ダイアタッチフィルム25B全体を均一荷重で加圧することができる。
このように、本発明では、第1・第2のチップ21A,21Bの変形を抑えることでき、第2のチップ21Bの変形を小さくすることが可能であるので、このチップ21Bの肉厚が比較的小さいものでも対応でき、製品の薄肉化・小型化に寄与する。また、第2のチップ21Bの変形は小さいので、チップ21Bの復元力によって変形を無くすことによるダイアタッチフィルム25B(接着剤)の内側への引き込みおよび外側への押し出しがなくなって、接合強度の低下を防止できる。さらに、コレット本体40の下面40a及び凸部41の下端面41aにて第2のチップ21Bを加圧することができるので、チップ21B全体を安定して荷重を均一に付加することができるので、チップ全体を高荷重で押圧する必要がなく、ダイアタッチフィルム25B(接着剤)の外部へのはみ出しを有効に防止できる。このため、本発明に係るボンディング装置およびボンディング方法でボンディングすれば、高品質の製品を提供できる。
前記ダイアタッチフィルム25(25A,25B)の加熱状態で、コレット本体40の下面40a及び凸部41の下端面41aによる第2のチップ21Aの加圧が可能であるように設定できる。このように設定することによって、コレット23のフラット面(コレット本体40の下面40a及び凸部41の下端面41a)にて、ダイアタッチフィルム25に必要荷重を安定して付加することができる。
前記凸部41は、少なくも第1のチップ21Aに接続されたワイヤ49のボンディング部46よりも内側に配設される外形寸法であるのが好ましい。凸部41が、第1のチップ21Aに接続されたワイヤ49のボンディング部46よりも外側にまでに達する大きさであれば、凸部41で荷重を掛けた際、第1のチップ21Aのワイヤ49のボンディング部46乃至その近傍のワイヤ(ワイヤ49のボンディング部46よりも外側のワイヤ)にも荷重が付加され、変形して、他の部材と接触したりして悪影響を及ぼすおそれがある。このため、凸部41は、第1のチップ21Aに接続されたワイヤ49のボンディング部46よりも内側に配設することによって、凸部41で荷重を掛けた際に、ボンディング部36乃至その近傍のワイヤにも荷重が付加されないようにすることができる。
ダイアタッチフィルム25(25A,25B)を加熱する加熱手段36を備えている。。このように、加熱手段36を備えることによって、ダイアタッチフィルム25(25A,25B)を安定して硬化させることができる。この場合、加熱手段36は、基板22側及び/又はコレット23側に備えることができる。すなわち、基板22側のみ、コレット23側のみ、基板22及びコレット23側に設けることができる。なお、基板22側の加熱手段36として、例えば、基板22を搬送するためのヒータレール等で構成でき、コレット23側の加熱手段36としては、コレット23を保持しているコレットホルダ等に付設されたヒータ等で構成できる。
コレット本体40と凸部41とは硬度が同一であっても、コレット本体40と凸部41とは硬度が相違し、凸部41の硬度がコレット本体40の硬度よりも高硬度であってもよい。凸部41にて荷重を付加することによって、この凸部41がコレット本体40に埋設状になればよい。このため、コレット23の設計自由度が大となって、生産性に優れることになる。
第1のチップ21Aの外形寸法が第2のチップ21Bの外形寸法よりも小さく設定されているので、第1のチップ21Aとコレット23の凸部41との間で、ダイアタッチフィルム25Bに集中的に荷重を付加することができるので、最適に対応することができる。
コレット本体40の外形寸法が第2のチップ21Bの外形寸法と同一乃至コレット本体40の外形寸法が第2のチップ21Bの外形寸法よりも大きく設定されているので、第2のチップ21Aの全体に対して荷重を均一付加することができる。
基板22とコレット本体40の下面40aと協働したダイアタッチフィルム25Bへの荷重付加可能状態を検知する検知手段37を備えるので、ダイアタッチフィルム25Bを均一な厚さとして、接合強度の低下を有効に防止できる。
本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、前記実施形態では、第1のチップ21Aの外形寸法が、第2のチップ21Bの外形寸法よりも小さいものを使用したが、第1のチップ21Aの外形寸法と第2のチップ21Bの外形寸法とはほぼ同一のものであってもよい。ここで、ほぼ同一には、完全に同一であっても、
設計上誤差や加工上の誤差や組立上の誤差等によって、一致せずに多少ずれる場合があり、このずれも含むものである。このように第1のチップ21Aの外形寸法と第2のチップ21Bの外形寸法とはほぼ同一のものであっても、図1に示すように、凸部を有するコレットを用いれば、まず、第2のチップ21Bの中央部に荷重を付加することができ、その後、凸部41がコレット本体40に埋設状となって、フラットになったコレット本体40の下面40a乃至凸部41の下面4aにて、第2のチップ21B全体を均一荷重で押圧することができ、接合強度の低下を有効に防止できる。
また、第1のチップ21Aの厚さ寸法として、第2のチップ21Bの厚さ寸法と同一であっても、第2のチップ21Bの厚さ寸法よりも大きくても小さくてもよい。また、コレット23の凸部41の厚さ寸法(コレット本体40の下面40aからの突出量)として、各チップ21A,21Bの厚さ寸法と同一であっても、大きくても小さくてもよい。積層体38のチップ21の数も2枚に限るものではなく、図1(c)に示す状態からさらに複数のチップ21を積層することができる。
また、チップ21(21A,21B)の外形形状として、図9に示すような長方形ではなく、正方形のものであってもよい。この場合、第1のチップ21Aが正方形であって、第2のチップ21Bが長方形である場合、第1のチップ21Aが長方形であって、第2のチップ21Bが正方形である場合、第1のチップ21A及び第2のチップ21Bがともに正方形である場合がある。
21、21A、21B チップ
22 基板
23 コレット
25、25A、25Bダイアタッチフィルム
36 加熱手段
37 検知手段
38 積層体
40 コレット本体
41 凸部
46 ボンド部(ボンディング部)

Claims (11)

  1. 第1のチップとこの第1のチップ上にダイアタッチフィルムを介して積層される第2のチップとを有する積層体を基板上にボンディングするボンディング装置であって、
    弾性変形可能なコレット本体と、このコレット本体の平坦面状の下面の中央部に設けられる凸部とを有するコレットを備え、このコレットの下降で、前記凸部が前記コレット本体に対して埋設状態となって、コレット本体の下面と凸部の下端面とが段差を有さないフラット面となることを特徴とするボンディング装置。
  2. 前記ダイアタッチフィルムの加熱状態で、コレット本体の下面及び凸部の下端面によるフラット面での第2のチップへの加圧が可能であることを特徴とする請求項1に記載のボンディング装置。
  3. 前記凸部は、少なくも第1のチップに接続されたワイヤのボンディング部よりも内側に配設される外形寸法であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボンディング装置。
  4. 前記ダイアタッチフィルムを加熱する加熱手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のボンディング装置。
  5. 前記加熱手段は、基板側及び/又はコレット側に備えることを特徴とする請求項4に記載のボンディング装置。
  6. 前記コレット本体と前記凸部とは硬度が同一であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のボンディング装置。
  7. 前記コレット本体と前記凸部とは硬度が相違し、前記凸部の硬度がコレット本体の硬度よりも高硬度であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のボンディング装置。
  8. 第1のチップの外形寸法が第2の外形寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のボンディング装置。
  9. コレット本体の外形寸法が前記第2のチップの外形寸法と同一乃至第2のチップの外形寸法をよりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のボンディング装置。
  10. 基板とコレット本体の下面と協働したダイアタッチフィルムへの荷重付加可能状態を検知する検知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のボンディング装置。
  11. 第1のチップとこの第1のチップ上にダイアタッチフィルムを介して積層される第2のチップとを有する積層体を基板上にボンディングするボンディング方法であって、
    弾性変形可能なコレット本体と、このコレット本体の平坦面状の下面の中央部に設けられる凸部とを有するコレットを用い、このコレットの下降で、第2のチップに付設されたダイアタッチフィルムを第1のチップに接触させ、その状態からコレット本体をさらに下降させることによって前記凸部を前記コレット本体に対して埋設状態として、コレット本体の下面と凸部の下端面とが段差を有さないフラット面とし、このフラット面で、第2のチップの全面を押圧する荷重を付加することを特徴とするボンディング方法。
JP2019174185A 2019-09-25 2019-09-25 ボンディング装置およびボンディング方法 Active JP6799125B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174185A JP6799125B1 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 ボンディング装置およびボンディング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174185A JP6799125B1 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 ボンディング装置およびボンディング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6799125B1 true JP6799125B1 (ja) 2020-12-09
JP2021052096A JP2021052096A (ja) 2021-04-01

Family

ID=73646898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019174185A Active JP6799125B1 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 ボンディング装置およびボンディング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6799125B1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1167795A (ja) * 1997-08-08 1999-03-09 Nec Corp 半導体チップ搭載装置及び半導体チップ搭載方法並びに半導体装置
JP2005322815A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP5259116B2 (ja) * 2007-04-17 2013-08-07 キヤノンマシナリー株式会社 ダイボンダ
JP5558073B2 (ja) * 2009-10-14 2014-07-23 キヤノンマシナリー株式会社 ボンディング装置
KR20170100838A (ko) * 2016-02-26 2017-09-05 주식회사 케이앤에스 칩 흡착부재와 그 흡착부재를 포함하는 칩 이송용 콜렛 및 그 콜렛의 제조방법
JP6916097B2 (ja) * 2017-11-20 2021-08-11 キヤノンマシナリー株式会社 ボンディング装置およびボンディング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021052096A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4261356B2 (ja) 半導体パッケージを製造する方法
KR101286393B1 (ko) 전자 부품 실장 장치 및 전자 부품 실장 방법
JP6967411B2 (ja) 半導体製造装置、半導体装置の製造方法およびコレット
JP6643197B2 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
TWI733164B (zh) 半導體製造裝置、頂出治具及半導體裝置之製造方法
CN110571132B (zh) 晶片的加工方法
JP2015076410A (ja) ボンディング方法及びダイボンダ
JP6799125B1 (ja) ボンディング装置およびボンディング方法
JP6916097B2 (ja) ボンディング装置およびボンディング方法
JP6200735B2 (ja) ダイボンダ及びボンディング方法
JP2005150311A (ja) チップマウント方法及び装置
JP2014239090A (ja) ピックアップシステム
WO2020100771A1 (ja) ボンディング装置、ダイボンダ、及びボンディング方法
JP7317482B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP3832408B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3925389B2 (ja) 半導体装置組立用の樹脂接着材
US20060121644A1 (en) Method for die attaching
JP3894097B2 (ja) 半導体装置
TWI719896B (zh) 黏晶裝置,剝離單元,夾頭及半導體裝置的製造方法
JP3881447B2 (ja) Tabテープ貼付け装置およびtabテープ貼付け方法
WO2024147188A1 (ja) 半導体チップのアライメント方法、接合方法、電子部品製造装置、並びに電子部品製造システム
JP2023134300A (ja) 半導体製造装置、キャリア治具および半導体装置の製造方法
JP2014053517A (ja) 受渡用ステージ及びダイピックアップ装置並びにダイボンディング装置
JP5501784B2 (ja) 接着装置及び接着方法
JP2022132971A (ja) ワークとシート材の一体化方法、ワークとシート材の一体化装置、および半導体製品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6799125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250