JPS6217537B2 - - Google Patents
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- JPS6217537B2 JPS6217537B2 JP57116239A JP11623982A JPS6217537B2 JP S6217537 B2 JPS6217537 B2 JP S6217537B2 JP 57116239 A JP57116239 A JP 57116239A JP 11623982 A JP11623982 A JP 11623982A JP S6217537 B2 JPS6217537 B2 JP S6217537B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はオーバーレイ成形品の圧縮成形方法
およびその成形用型に関する。
およびその成形用型に関する。
例えば、ガラス繊維などの補強材が混入された
熱可塑性樹脂をオーバーレイ材料とともに圧縮成
形して表面がそのオーバーレイで被覆された成形
品を得ることは、従来においても行なわれてい
た。このような成形品は、十分な機械的強度特性
を有するとともに、その表面がオーバーレイによ
つて覆われているため、装飾上の機能も兼ね備え
ている。第1図はそのオーバーレイ成形品10の
一例を示したものである。この成形品10は、例
えば繊維強化された成形材料部12と、表面に適
当な装飾処理を施されたオーバーレイ14とから
なつている。オーバーレイ14は、フイルムまた
はシート状のものであつて、成形材料部12と密
に接合している。このようなオーバーレイ成形品
10を製造する方法は、従来においては、第2図
A,Bにその工程順に示すように、成形材料16
の上にオーバーレイ材料18を重ね、その重なり
合つたものを金型20の上金型22と下金型24
とで圧縮し、上金型22の成形型部26と下金型
24の成形型部28との間で圧縮されて所望の形
状が賦形される。第2図に示した実施例では、下
金型24の成形型部28に成形材料16が載置さ
れ、さらにその成形材料16の上にオーバーレイ
材料18が重ねられて、この状態でもつて上金型
22を下方へ押し下げることによつて、第1図に
示したような成形品10が得られる。成形材料1
6としては、熱可塑性樹脂、強化熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、強化熱硬化性樹脂の中の一つもし
くはそれらの複合材料が使用される。通常は、そ
れらの成形材料16を、例えば熱可塑性樹脂、強
化熱可塑性樹脂等の場合は、あらかじめ加熱して
圧縮成形時に流動できるような状態、すなわち加
熱ブランクにし、この加熱ブランクをオーバーレ
イ材料18とともに上記金型20の間に挾んで圧
縮成形する、あるいは熱硬化性樹脂、強化熱硬化
性樹脂であれば成形材料16をオーバーレイ材料
とともに上記金型20の間に挾んで加熱成形する
方法が行なわれる。オーバーレイ材料18として
は、繊維製品、合成樹脂のフイルムもしくはシー
ト、またはアルミニウム箔の如き金属薄膜が使用
されることもある。そして、その表面には必要に
応じて装飾処理が施される。
熱可塑性樹脂をオーバーレイ材料とともに圧縮成
形して表面がそのオーバーレイで被覆された成形
品を得ることは、従来においても行なわれてい
た。このような成形品は、十分な機械的強度特性
を有するとともに、その表面がオーバーレイによ
つて覆われているため、装飾上の機能も兼ね備え
ている。第1図はそのオーバーレイ成形品10の
一例を示したものである。この成形品10は、例
えば繊維強化された成形材料部12と、表面に適
当な装飾処理を施されたオーバーレイ14とから
なつている。オーバーレイ14は、フイルムまた
はシート状のものであつて、成形材料部12と密
に接合している。このようなオーバーレイ成形品
10を製造する方法は、従来においては、第2図
A,Bにその工程順に示すように、成形材料16
の上にオーバーレイ材料18を重ね、その重なり
合つたものを金型20の上金型22と下金型24
とで圧縮し、上金型22の成形型部26と下金型
24の成形型部28との間で圧縮されて所望の形
状が賦形される。第2図に示した実施例では、下
金型24の成形型部28に成形材料16が載置さ
れ、さらにその成形材料16の上にオーバーレイ
材料18が重ねられて、この状態でもつて上金型
22を下方へ押し下げることによつて、第1図に
示したような成形品10が得られる。成形材料1
6としては、熱可塑性樹脂、強化熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、強化熱硬化性樹脂の中の一つもし
くはそれらの複合材料が使用される。通常は、そ
れらの成形材料16を、例えば熱可塑性樹脂、強
化熱可塑性樹脂等の場合は、あらかじめ加熱して
圧縮成形時に流動できるような状態、すなわち加
熱ブランクにし、この加熱ブランクをオーバーレ
イ材料18とともに上記金型20の間に挾んで圧
縮成形する、あるいは熱硬化性樹脂、強化熱硬化
性樹脂であれば成形材料16をオーバーレイ材料
とともに上記金型20の間に挾んで加熱成形する
方法が行なわれる。オーバーレイ材料18として
は、繊維製品、合成樹脂のフイルムもしくはシー
ト、またはアルミニウム箔の如き金属薄膜が使用
されることもある。そして、その表面には必要に
応じて装飾処理が施される。
ところで、上述したごとき従来のオーバーレイ
成形品の成形方法では、成形材料16とオーバー
レイ材料18を金型20でともに圧縮して成形を
かけると、その圧縮成形時に成形材料16が流動
し、この流動にともなつてオーバーレイ材料18
が移動し、この結果最終的に得られた成形品10
には、そのオーバーレイ14に皺が寄つたり、あ
るいはオーバーレイ14と成形材料部12との位
置関係が大きく狂つたりするという問題が頻繁に
生じていた。このように皺が寄つたりしたオーバ
ーレイ成形品10は、もちろん商品としての価値
を大きく損うものであり、このような不良の発生
を防止するために、従来においては、圧縮成形に
先だつてオーバーレイ材料18の位置決めをきわ
めて慎重に行なう等の手段を講じていた。しか
し、オーバーレイ14に皺が寄るのは、金型20
による圧縮成形時における成形材料16の流動が
大きな原因の一つとなつている。ところが、この
成形材料16の流動は該成形材料16が所定の成
形品形状に賦形されるために不可欠なものである
から、いかに注意を払つたとしてもオーバーレイ
14に皺がよつたりするのは防ぎ得なかつた。
成形品の成形方法では、成形材料16とオーバー
レイ材料18を金型20でともに圧縮して成形を
かけると、その圧縮成形時に成形材料16が流動
し、この流動にともなつてオーバーレイ材料18
が移動し、この結果最終的に得られた成形品10
には、そのオーバーレイ14に皺が寄つたり、あ
るいはオーバーレイ14と成形材料部12との位
置関係が大きく狂つたりするという問題が頻繁に
生じていた。このように皺が寄つたりしたオーバ
ーレイ成形品10は、もちろん商品としての価値
を大きく損うものであり、このような不良の発生
を防止するために、従来においては、圧縮成形に
先だつてオーバーレイ材料18の位置決めをきわ
めて慎重に行なう等の手段を講じていた。しか
し、オーバーレイ14に皺が寄るのは、金型20
による圧縮成形時における成形材料16の流動が
大きな原因の一つとなつている。ところが、この
成形材料16の流動は該成形材料16が所定の成
形品形状に賦形されるために不可欠なものである
から、いかに注意を払つたとしてもオーバーレイ
14に皺がよつたりするのは防ぎ得なかつた。
この発明は以上のような従来の問題に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、オーバ
ーレイ成形品を圧縮成形で得る方法において、そ
の出来上がつた成形品に皺等の欠陥が生じるのを
比較的簡単な手段で持つて確実に防止できるよう
にしたオーバーレイ成形品の成形方法およびその
成形用型を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、オーバ
ーレイ成形品を圧縮成形で得る方法において、そ
の出来上がつた成形品に皺等の欠陥が生じるのを
比較的簡単な手段で持つて確実に防止できるよう
にしたオーバーレイ成形品の成形方法およびその
成形用型を提供することにある。
上記の目的を達成するために、まず、この発明
による方法は、成形材料にオーバーレイ材料を重
ねて同一の成形用型内で同時に圧縮成型すること
によりオーバーレイ成形品を得る方法において、
上記成形材料に成形圧縮荷重を加えて流動させる
前に上記オーバーレイ材料の外周端部を挾持し、
次いで、該外周部を挾持した状態のまま上記圧縮
成形を行つて該成形材料を流動させるとともに所
定形状に成形することを特徴とする。
による方法は、成形材料にオーバーレイ材料を重
ねて同一の成形用型内で同時に圧縮成型すること
によりオーバーレイ成形品を得る方法において、
上記成形材料に成形圧縮荷重を加えて流動させる
前に上記オーバーレイ材料の外周端部を挾持し、
次いで、該外周部を挾持した状態のまま上記圧縮
成形を行つて該成形材料を流動させるとともに所
定形状に成形することを特徴とする。
また、この発明による成形用型は、上記方法に
使用されるものであつて、上型と下型の間に成形
材料およびオーバーレイ材料を挾んで両者を圧縮
成形するオーバーレイ成形用型において、上型と
下型の少なくとも一方の型を、上記成形材料を流
動化させる成形型部と、該成形型部を囲繞して該
成形型部の移動方向と同方向に独立して移動可能
な環状部とに分割形成し、該環状部は該成形材料
が該成形型部によつて圧縮荷重を受ける前に該オ
ーバーレイ材料の外周端部を挾持するように駆動
されるように構成されていることを特徴とする。
使用されるものであつて、上型と下型の間に成形
材料およびオーバーレイ材料を挾んで両者を圧縮
成形するオーバーレイ成形用型において、上型と
下型の少なくとも一方の型を、上記成形材料を流
動化させる成形型部と、該成形型部を囲繞して該
成形型部の移動方向と同方向に独立して移動可能
な環状部とに分割形成し、該環状部は該成形材料
が該成形型部によつて圧縮荷重を受ける前に該オ
ーバーレイ材料の外周端部を挾持するように駆動
されるように構成されていることを特徴とする。
以下、この発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。なお、各図中、共通あるいは相当す
る部分には同符号を用いて示す。
て説明する。なお、各図中、共通あるいは相当す
る部分には同符号を用いて示す。
第3図A,Bはこの発明によるオーバーレイ成
形品の圧縮成形方法の一実施例を工程順に示した
ものである。同図において、まず、その成形用金
型20は、上金型22と下金型24とからなる。
上金型22および下金型24はそれぞれ成形型部
26および28を有する。この成形型部26およ
び28が互いに合わさることによりこれから得よ
うとする成形品の型形状が形成される。上金型2
2は油圧装置のごとき駆動装置(図示省略)によ
つて上下方向に移動駆動させられるようになつて
いる。また、下金型24は、その成形型部28
と、該成形型部28を囲繞して閉塞する環状部3
4とに分割形成されている。そして、その成形型
部28の部分は、図示の実施例では固定されてい
るが、その環状部34については、駆動装置36
により、上記上金型22の移動方向と同じ上下方
向に移動駆動されるようになつている。駆動装置
36は、油圧装置または水圧装置、空圧装置など
が使用される。この環状部34の上端面部32は
上記上金型22の周辺面部30と位置対応するよ
うになつている。
形品の圧縮成形方法の一実施例を工程順に示した
ものである。同図において、まず、その成形用金
型20は、上金型22と下金型24とからなる。
上金型22および下金型24はそれぞれ成形型部
26および28を有する。この成形型部26およ
び28が互いに合わさることによりこれから得よ
うとする成形品の型形状が形成される。上金型2
2は油圧装置のごとき駆動装置(図示省略)によ
つて上下方向に移動駆動させられるようになつて
いる。また、下金型24は、その成形型部28
と、該成形型部28を囲繞して閉塞する環状部3
4とに分割形成されている。そして、その成形型
部28の部分は、図示の実施例では固定されてい
るが、その環状部34については、駆動装置36
により、上記上金型22の移動方向と同じ上下方
向に移動駆動されるようになつている。駆動装置
36は、油圧装置または水圧装置、空圧装置など
が使用される。この環状部34の上端面部32は
上記上金型22の周辺面部30と位置対応するよ
うになつている。
さて、以上のような金型20を用いてオーバー
レイ成形を行なう場合は、まず第3図Aに示すよ
うに、下金型24の成形型部28に、いわゆる加
熱ブランクと呼ばれる成形材料16を載置する。
この成形材料16はガラス長繊維強化熱可塑性樹
脂である。次に、その成形材料16の上にオーバ
ーレイ材料18を載せる。このとき、上記環状部
34は、駆動装置36により、その上端面部32
が、成形型部28上に載置された成形材料16の
上面と同一面となるように予め位置設定されてい
る。これにより、オーバーレイ材料18は、第3
図Aに示すように、皺等がよらないように平らに
展開した状態でもつて成形材料16上に載置する
ことができる。このような状態にて上記上金型2
2を下方へ押し下げ、まず、その周辺面部30を
オーバーレイ材料18の外出し部38に押し付け
る。これによりオーバーレイ材料18は、その外
周部が環状部38の上端面部32と上金型22の
周辺面部30との間に環状にはさみつけられて、
その載置された位置および形状等が固定および保
形される。このあと、第3図Bに示すように、オ
ーバーレイ材料の外出し部38が上金型22と環
状部34との間にはさみつけられた侭の状態でも
つて、上金型22と環状部34とをともに下方へ
移動させて両金型22,24の成形型部26,2
8の間で成形材料16を圧縮し、所定の形状に賦
形する。このとき成形材料16は、当然その賦形
にともなつて流動し、この流動によつてオーバー
レイ材料18もその流動方向に不規則に引き摺ら
れようとするが、しかしそのオーバーレイ材料1
8は、上述したように、その周辺の外出し部38
が上金型22と環状部34との間に適当な圧力で
もつて挾持されているため、成形材料16が流動
しても、その流動に引摺られて皺を寄せたりする
ことなく均一に変形し、また外出し部38が均等
に中心部14に引つ張られて成形材料16ととも
に圧縮成形されるようになる。成形材料16が流
動して両型部26,28の間に十分にいきわた
り、その賦形が完了したならば、上記上金型22
を上方へ後退させ、さらにエゼクタ機構42を使
用して脱型作業を完了させれば、第4図Aに示す
ようなオーバーレイ成形品10を取り出すことが
できる。この場合、そのオーバーレイ成形品10
は、そのオーバーレイ14の外周部が成形材料1
2の部分よりも外側へ外出ているが、その外出し
部38は、例えば第4図Bに示すように、内側に
折り返して成形材料部12に接合させることによ
り、外側部分だけではなくその内側の部分にもま
たがつてオーバーレイ14で被覆された成形品1
0にすることもできる。
レイ成形を行なう場合は、まず第3図Aに示すよ
うに、下金型24の成形型部28に、いわゆる加
熱ブランクと呼ばれる成形材料16を載置する。
この成形材料16はガラス長繊維強化熱可塑性樹
脂である。次に、その成形材料16の上にオーバ
ーレイ材料18を載せる。このとき、上記環状部
34は、駆動装置36により、その上端面部32
が、成形型部28上に載置された成形材料16の
上面と同一面となるように予め位置設定されてい
る。これにより、オーバーレイ材料18は、第3
図Aに示すように、皺等がよらないように平らに
展開した状態でもつて成形材料16上に載置する
ことができる。このような状態にて上記上金型2
2を下方へ押し下げ、まず、その周辺面部30を
オーバーレイ材料18の外出し部38に押し付け
る。これによりオーバーレイ材料18は、その外
周部が環状部38の上端面部32と上金型22の
周辺面部30との間に環状にはさみつけられて、
その載置された位置および形状等が固定および保
形される。このあと、第3図Bに示すように、オ
ーバーレイ材料の外出し部38が上金型22と環
状部34との間にはさみつけられた侭の状態でも
つて、上金型22と環状部34とをともに下方へ
移動させて両金型22,24の成形型部26,2
8の間で成形材料16を圧縮し、所定の形状に賦
形する。このとき成形材料16は、当然その賦形
にともなつて流動し、この流動によつてオーバー
レイ材料18もその流動方向に不規則に引き摺ら
れようとするが、しかしそのオーバーレイ材料1
8は、上述したように、その周辺の外出し部38
が上金型22と環状部34との間に適当な圧力で
もつて挾持されているため、成形材料16が流動
しても、その流動に引摺られて皺を寄せたりする
ことなく均一に変形し、また外出し部38が均等
に中心部14に引つ張られて成形材料16ととも
に圧縮成形されるようになる。成形材料16が流
動して両型部26,28の間に十分にいきわた
り、その賦形が完了したならば、上記上金型22
を上方へ後退させ、さらにエゼクタ機構42を使
用して脱型作業を完了させれば、第4図Aに示す
ようなオーバーレイ成形品10を取り出すことが
できる。この場合、そのオーバーレイ成形品10
は、そのオーバーレイ14の外周部が成形材料1
2の部分よりも外側へ外出ているが、その外出し
部38は、例えば第4図Bに示すように、内側に
折り返して成形材料部12に接合させることによ
り、外側部分だけではなくその内側の部分にもま
たがつてオーバーレイ14で被覆された成形品1
0にすることもできる。
以上の実施例では、オーバーレイ成形品10が
成形材料部12とオーバーレイ14の二層構造で
あつたが、例えば第5図Aに示すように、成形材
料部12内に予めインサート材料40を埋設させ
たものも簡単に成形することができる。また、第
5図Bに示すように成形材料部12の両側にオー
バーレイ14,14を形成することも行える。
成形材料部12とオーバーレイ14の二層構造で
あつたが、例えば第5図Aに示すように、成形材
料部12内に予めインサート材料40を埋設させ
たものも簡単に成形することができる。また、第
5図Bに示すように成形材料部12の両側にオー
バーレイ14,14を形成することも行える。
第6図A,Bはこの発明の他の実施例を工程順
に示したものである。同図に示す成型方法も、そ
の基本的構成については前述した実施例と同様で
ある。ただここでは、前述の実施例が下金型24
を成形型部と環状部に分けていたのに対し、上金
型22の方を成形型部26と環状部34とに分け
ている。また、オーバーレイ材料はプレス成形あ
るいは真空成形等の方法を用いて予め成形品形状
に近い状態に変形させてある。この実施例の場合
も、前述した実施例のものと同様の効果を得られ
ることはもちろんである。なお、オーバーレイ材
料の外周端部の挾持とは成形材料が流動するのに
伴つてオーバーレイ材料がずれることがない程度
に挾持することを意味し、例えばシート状のオー
バーレイ材料もしくは予備成形されたオーバーレ
イ材料と成形材料とを同時に圧縮成形する場合な
どに、成形による変形に伴つて挾持部の挾持度合
を若干緩めてスリツプ状態にするようなことも含
まれ、完全に挾持固定することを意味するもので
はない。
に示したものである。同図に示す成型方法も、そ
の基本的構成については前述した実施例と同様で
ある。ただここでは、前述の実施例が下金型24
を成形型部と環状部に分けていたのに対し、上金
型22の方を成形型部26と環状部34とに分け
ている。また、オーバーレイ材料はプレス成形あ
るいは真空成形等の方法を用いて予め成形品形状
に近い状態に変形させてある。この実施例の場合
も、前述した実施例のものと同様の効果を得られ
ることはもちろんである。なお、オーバーレイ材
料の外周端部の挾持とは成形材料が流動するのに
伴つてオーバーレイ材料がずれることがない程度
に挾持することを意味し、例えばシート状のオー
バーレイ材料もしくは予備成形されたオーバーレ
イ材料と成形材料とを同時に圧縮成形する場合な
どに、成形による変形に伴つて挾持部の挾持度合
を若干緩めてスリツプ状態にするようなことも含
まれ、完全に挾持固定することを意味するもので
はない。
以上のように、この発明によれば、比較的簡単
な手段でもつて、オーバーレイ成形品のオーバー
レイ部分に皺がよつたりするのを確実に防止する
ことができ、これにより欠陥のない成型品を効率
良く製造することができる。
な手段でもつて、オーバーレイ成形品のオーバー
レイ部分に皺がよつたりするのを確実に防止する
ことができ、これにより欠陥のない成型品を効率
良く製造することができる。
第1図はオーバーレイ成形品の一例を示す断面
図、第2図A,Bは従来のオーバーレイ成形方法
およびその成形用型の一例を示す断面図、第3図
A,Bはこの発明によるオーバーレイ成形方法お
よびその成形用型の一実施例を示す断面図、第4
図A,Bはそれぞれこの発明によつて得られるオ
ーバーレイ成形品の一例を示す断面図、第5図
A,Bはこの発明によつて得られるオーバーレイ
成形品の他の例を示す断面図、第6図A,Bはこ
の発明の他の実施例を示す断面図である。 10…オーバーレイ成形品、12…成形材料
部、14…オーバーレイ、16…成形材料、18
…オーバーレイ材料、20…金型、22…上金
型、24…下金型、26…上金型の成形型部、2
8…下金型の成形型部、30…上金型の周辺面
部、32…環状部の上端面部、34…環状部、3
6…駆動装置、38…外出し部、40…インサー
ト材料、42…エゼクタ機構。
図、第2図A,Bは従来のオーバーレイ成形方法
およびその成形用型の一例を示す断面図、第3図
A,Bはこの発明によるオーバーレイ成形方法お
よびその成形用型の一実施例を示す断面図、第4
図A,Bはそれぞれこの発明によつて得られるオ
ーバーレイ成形品の一例を示す断面図、第5図
A,Bはこの発明によつて得られるオーバーレイ
成形品の他の例を示す断面図、第6図A,Bはこ
の発明の他の実施例を示す断面図である。 10…オーバーレイ成形品、12…成形材料
部、14…オーバーレイ、16…成形材料、18
…オーバーレイ材料、20…金型、22…上金
型、24…下金型、26…上金型の成形型部、2
8…下金型の成形型部、30…上金型の周辺面
部、32…環状部の上端面部、34…環状部、3
6…駆動装置、38…外出し部、40…インサー
ト材料、42…エゼクタ機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 成形材料にシート状あるいは予備成形された
オーバーレイ材料を重ねて同一成形用型内で同時
に圧縮成形することにより、オーバーレイ成形品
を得る方法において、上記成形材料に成形圧縮荷
重を加えて流動させる前に上記オーバーレイ材料
の外周端部を挾持し、次いで、該外周部を挾持し
た状態のまま上記圧縮成形を行つて該成形材料を
流動させるとともに所定形状に成形することを特
徴とするオーバーレイ成形品の圧縮成形方法。 2 特許請求の範囲1の方法において、上記オー
バーレイ材料の挾持は、上記成形材料が流動する
成形型部の外郭に沿つた部分にて環状に行うこと
を特徴とするオーバーレイ成形品の圧縮成形方
法。 3 上型と下型の間に成形材料及びシート状ある
いは予備成形されたオーバーレイ材料を挾んで両
者を圧縮成形するオーバーレイ成形型において、
上記上型と下型の少なくとも一方の型を、上記成
形材料を流動化させる成形型部と、該成形型部を
囲繞して該成形型部の移動方向と同方向に独立し
て移動可能な環状部とに分割形成し、該環状部は
該成形材料が該成形型部によつて圧縮荷重を受け
る前に該オーバーレイ材料の外周端部を挾持する
ように駆動されてなることを特徴とするオーバー
レイ成形用型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57116239A JPS597047A (ja) | 1982-07-06 | 1982-07-06 | オ−バ−レイ成形品の圧縮成形方法およびその成形用型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57116239A JPS597047A (ja) | 1982-07-06 | 1982-07-06 | オ−バ−レイ成形品の圧縮成形方法およびその成形用型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS597047A JPS597047A (ja) | 1984-01-14 |
JPS6217537B2 true JPS6217537B2 (ja) | 1987-04-17 |
Family
ID=14682244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57116239A Granted JPS597047A (ja) | 1982-07-06 | 1982-07-06 | オ−バ−レイ成形品の圧縮成形方法およびその成形用型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597047A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9707039B2 (en) | 2011-08-05 | 2017-07-18 | DePuy Synthes Products, Inc. | Packaging for medical devices |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537668B2 (ja) * | 1988-09-19 | 1996-09-25 | 豊田合成株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
US8974218B2 (en) | 2012-04-26 | 2015-03-10 | Nike, Inc. | Mold plate and method of molding golf ball core |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51135984A (en) * | 1975-05-21 | 1976-11-25 | Kodaira Takeo | Process for vacuum laminating |
JPS5644647A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-23 | Chuo Kagaku Kk | Manufacture of vessels using metal evaporating resin sheet as blank |
JPS56104015A (en) * | 1980-01-24 | 1981-08-19 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | Press forming method |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5780430U (ja) * | 1980-11-06 | 1982-05-18 |
-
1982
- 1982-07-06 JP JP57116239A patent/JPS597047A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS51135984A (en) * | 1975-05-21 | 1976-11-25 | Kodaira Takeo | Process for vacuum laminating |
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US9707039B2 (en) | 2011-08-05 | 2017-07-18 | DePuy Synthes Products, Inc. | Packaging for medical devices |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS597047A (ja) | 1984-01-14 |
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