JP2616482B2 - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板の製造
方法に関し、特にオートクレーブ法を用いた多層印刷配
線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリント配線板の製造方法につい
て、図4(a)〜(c)に製造工程順の断面図で示す。
これは、従来のプリント配線板の成型方法において、オ
ートクレーブ方式の場合で、図4(a)に示すように、
プラテン(11)の上に、厚さ5〜10mmの平滑な積
層治具(3)の下型を配置し、次に図4(b)に示すよ
うに前記積層治具(3)下型の上に被成型物(2)を配
置し、更に、積層治具(3)の上型を配置させる。
【0003】次いで、図4(c)に示すように、ブリー
ザー布(6)及びバギングフィルム(7)により全体を
包み込み密閉する。このバギングフィルム(7)の内部
を20Torr以下に真空引きする。更に、6〜20K
g/cmの高圧気体でオートクレーブ内を加圧し、1
70〜190℃、60〜180分間加熱することによ
り、プリント配線板を成型していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の製造方法
では、成型されたプリント配線板の板厚が、板の端と中
央でことなるという欠点を有していた。図5は、従来方
法で形成時に積層治具が湾曲する状態を示す断面図で、
積層治具(3)(3´)の間に配置された被成型物
(2)が図5に示すようになる。これは、加熱、加圧成
型時、被成型物周囲の温度上昇が相対的に速いため、被
成型物(2)の回りの樹脂が先に溶融し始めることによ
り、加圧力方向は、積層治具(3)を湾曲(球状化)さ
せる方向となる。
【0005】このように、従来の製造方法によれば、オ
ートクレーブ方式による成型では、成型後のプリント板
の板厚が、板端部の板厚が薄く、板中央部の板厚が厚く
成型されるいわゆるフットボール現象と呼ばれている状
態に成形されるという欠点を有していた。本発明の目的
は、このような従来技術の課題を解決したプリント配線
板の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被成型物の両
面に積層治具を配置し前記被成型物及び積層治具をブリ
ーザー布で覆いバギングフィルムで密閉するオートクレ
ーブ方式によるプリント配線板の製造において、前記被
成型物の両面に配置した積層治具側の面は平担であり他
面は球型である板厚矯正治具を用いることを特徴とする
プリント配線板の製造方法である。また本発明は、板厚
矯正治具が、中空型の板厚矯正治具であることを特徴と
するプリント配線板の製造方法である。
【0007】
【作用】本発明においては、積層治具側の面は平担であ
り、他面は球型である板厚矯正治具を用いてオートクレ
ーブ成型を行うことにより、板の端部と中央部の板厚の
差が抑制され、均一な板厚のプリント配線板を得ること
ができるものである。
【0008】具体的には、従来の製造方法に用いていた
平型の積層治具の厚さを厚くすることによりフットボー
ル現象を抑制することができるが、そのためには、積層
治具厚さを100mm以上にする必要があるが、積層治
具が重くなり作業上問題があったが、本発明において
は、治具重量を低減でき作業がしやすく、かつ、従来、
板厚差が多層プリント配線板の板厚の約15%生じてい
たが、本発明の製造方法によれば、多層プリント配線板
の板厚の約5%以下にフットボール現象を抑制でき均一
な板厚のプリント配線板を得ることができるものであ
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。 [実施例1]本発明の第1の実施例を図1、図2に示
す。図1は、本発明の板厚矯正治具を示す断面図であ
り、図2は実施例の製造工程順の断面図で、(a)は被
成型物、(b)は板厚矯正治具を配置した断面図、
(c)はオートクレーブによる加圧加熱成型状態を示す
断面図である。
【0010】まず、板厚矯正治具は、図1示すように、
一対の板厚矯正治具(1)及び(1′)からなってい
る。板厚矯正治具(1)及び(1′)は、被成型物
(2)(プリント配線板)に当たる面は平滑な面を有
し、他面は球型を有している。板厚矯正治具(1)及び
(1′)は、下記の条件を有するものである。 (イ) 周囲からの圧力が被成型物の中心に集中させる
こと。 (ロ) 板厚矯正治具(1)及び(1′)そのものが周
囲の加圧による変形がしずらいこと。 (ハ) 板厚矯正治具(1)及び(1′)は、断面形状
がいずれの面であっても曲率0.5〜1.0を有する。
【0011】このような板厚矯正治具(1)及び
(1′)の断面形状が、いずれの面であっても曲率0.
5〜1.0であるため加圧方向が被成型物(2)の中心
に向かい、積層治具(3)に均一な加圧を与えることと
なるものである。また、板厚矯正治具(1)及び
(1′)は、例えば、積層治具(3)(3′)と同じ材
質(SK3材やSUS材など鉄鋼材料)が用いられる。
【0012】次に、板厚矯正治具(1)及び(1′)を
用いるプリント配線板の製造方法の実施例について、図
2の製造工程順の断面図で説明する。図2(a)に示す
ように、サイズ500mm×500mmの被成型物
(2)の上面、下面に厚さ10mm、サイズ1辺が50
0〜505mmの正方形の積層治具(3)及び(3′)
を配置し、積層前駆体(4)を形成する。次に、図2
(b)に示すごとく、積層前駆体(4)の両面に板厚矯
正治具(1)及び(1′)を配置し、球形状であるオー
トクレーブ前駆体(5)を得る。
【0013】次に、図2(c)のオートクレーブによる
加圧加熱成型状態に示すように、オートクレーブ前駆体
(5)を厚さ50〜100μmのフリーザー布(6)、
厚さ3〜5mmのバギングフィルム(7)で覆い密閉
し、球形であるオートクレーブ前駆体(5)の下部を固
定治具(8)に固定する。固定治具(8)は、被成型物
(2)のサイズの10分の1以下で板厚矯正治具
(1′)の曲面と同型の面を有し、且つ側面に真空引き
用の穴を有する。
【0014】このように固定治具(8)を配置し、前記
バギングフィルム(7)内部を真空度20Torr以下
に真空引きしつつ、オートクレーブ方式を用い成型温度
170〜190℃、成型時間60〜180分、加圧6〜
20Kg/cmで成型する。この時、オートクレーブ
方式の特徴である気体(窒素や二酸化炭素など)による
加圧は球形状であるオートクレーブ前駆体(5)全体を
均一に加圧するため、加圧方向が積層治具(3)及び
(3′)に均一に伝わり被成型物(2)の面を変形させ
る加圧方向は無く、板厚の均一な成型物を得ることがで
きる。更に、圧力を高くしても、フットボール現象が極
めて起こりにくく、高圧成型が可能となった。これによ
り、ボイド発生が抑制できる。
【0015】[実施例2]本発明の第2の実施例を図3
に示す。図3は製造工程順の断面図で、(a)は、中空
型板厚矯正治具(9)及び(9′)の断面図である。中
空型板厚矯正治具(9)は、被成型物(2)と接する側
は平滑で、他は球形状を有す。治具(9)の材質は、積
層治具(3)と同じ材質(SK3材やSUS材など鉄鋼
材料)を用いられるが、中空部分は良熱伝導物(10)
(アルミニウム材など)により充填されており、前記良
熱伝導物(10)よりオートクレーブ成型時の熱を伝え
ている。
【0016】次に、図3(b)に示すように、被成型物
(2)の両面に、積層治具(3)及び(3′)そしてさ
らに、中空型矯正治具(9)及び(9′)を配置し、ブ
リーザー布(6)、バギングフィルム(7)で覆い密閉
する。前記バギングフィルム(7)内部を真空度20T
orr以下にて真空引きしつつ、オートクレーブ方式に
て170〜190℃、60〜180分、6〜20Kg/
cmで成型し、板厚の均一な成型物を得る。中空型板
厚矯正治具(9)は、良熱伝導物(10)(アルミニウ
ム材など)で充填されているため、重量が軽く、取り扱
い易い特徴もある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、従来同一板内の板
厚差は、多層プリント配線板の板厚の約15%生じてい
たが、本発明の製造方法によれば、板厚矯正治具を使用
しオートクレーブ成型を行うことにより、同一板内の板
厚差を多層プリント配線板の板厚の約5%以下にフット
ボール現象を抑制し、均一な板厚のプリント配線板を得
る効果と、治具重量を低減できる効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の板厚矯正治具を示す断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す製造工程順の断面
図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す製造工程順の断面
図である。
【図4】従来方法による製造工程順の断面図である。
【図5】従来方法で形成時に積層治具が湾曲する状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1、1′ 板厚矯正治具 2 被成型物 3、3′ 積層治具 4 積層前駆体 5 オートクレーブ前駆体 6 ブリーザー布 7 バギングフィルム 8 固定治具 9、9′ 中空型板厚矯正治具 10 良熱伝導物 11 プラテン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被成型物の両面に積層治具を配置し前記
    被成型物及び積層治具をブリーザー布で覆いバギングフ
    ィルムで密閉するオートクレーブ方式によるプリント配
    線板の製造において、前記被成型物の両面に配置した積
    層治具側の面は平担であり他面は球型である板厚矯正治
    具を用いることを特徴とするプリント配線板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 板厚矯正治具が、中空型の板厚矯正治具
    であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線
    板の製造方法。
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